JP2002364570A - ルーツ式流体機械 - Google Patents

ルーツ式流体機械

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JP2002364570A
JP2002364570A JP2001171196A JP2001171196A JP2002364570A JP 2002364570 A JP2002364570 A JP 2002364570A JP 2001171196 A JP2001171196 A JP 2001171196A JP 2001171196 A JP2001171196 A JP 2001171196A JP 2002364570 A JP2002364570 A JP 2002364570A
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Japan
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rotor
fluid machine
type fluid
roots type
labyrinth
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JP2001171196A
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English (en)
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Masao Tateno
正夫 舘野
Hideyuki Inose
秀之 猪瀬
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータにラビリンス溝を備えたルーツ式流体
機械において、ロータ材料を制限せずに、ラビリンス溝
の加工を容易にする。 【解決手段】 歯すじ35,37で噛み合うロータ7,
9と、これらを収容するロータ室23とを備え、ロータ
7,9にコーティング層69,71を形成し、その厚さ
の範囲内でラビリンス溝73,75を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、車両の
スーパーチャージャに用いられるルーツ式流体機械に関
する。
【0002】
【従来の技術】特開平6−229385号公報に「ルー
ツ圧縮機のロータ構造」が記載されている。
【0003】図8はそのロータ201を示しており、ロ
ータ201はロータ本体203にロータ軸205を固定
して構成されている。
【0004】ルーツ圧縮機は、ロータ201と、同様な
構成の相手側ロータと、ロータ室及びこれと連通する吸
入口と吐出口を有するケーシングと、各ロータを互いに
干渉しないように噛み合わせるタイミングギア組と、入
力側ロータに連結された入力プーリなどから構成されて
いる。
【0005】入力プーリから入力した駆動力は、タイミ
ングギヤ組を介して各ロータを回転させ、吸入口から吸
入された流体は各ロータとロータ室との間で移動し吐出
口から吐き出される。
【0006】各ロータの間と、各ロータとロータ室との
間には、それぞれ適度なクリアランスが必要であり、こ
れらのクリアランスが広すぎるとルーツ圧縮機の圧縮効
率が低下し、狭すぎると互いの干渉によって磨耗、発
熱、性能と耐久性の低下などが生じる。
【0007】従って、各ロータの外周とロータ室の内周
は高精度な加工を施し、高い精度で組み付ける必要があ
り、それだけコスト高になる。
【0008】そこで、ルーツ圧縮機では、例えば、フッ
素系樹脂のコーティング層207をロータ本体203上
に形成することにより、各ロータ同士、あるいは、各ロ
ータとロータ室とが互いに干渉した場合、これらのコー
ティング層207が干渉分だけ削られること(アブレー
ダブル効果)によってクリアランスが適正に調整される
ようになっている。
【0009】また、ロータ本体203には、4箇所に保
持溝209が加工され、コーティング層207を保持
し、剥離を防止している。
【0010】ルーツ圧縮機に限らず、一般に、流体機械
では、ロータ同士及びロータとロータ室との間で流体の
漏れを防止し、効率を改善するために、ロータにラビリ
ンス溝を設けてラビリンスシールを構成することが行わ
れている。
【0011】従来、このラビリンス溝はロータ本体に加
工されており、コーティング層はその上に形成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、コーティン
グ層の保持が目的であっても、シール性の改善が目的で
あっても、ロータの母材に溝を加工すると、ロータの強
度がそれだけ低下する恐れがある。
【0013】従って、ロータに使用可能な材料が強度の
高いものに限定され、その結果コスト高になると共に、
強度の高い材料の一般的な性質によって加工が困難にな
り易い。
【0014】また、ロータ本体にラビリンス溝を加工す
る場合は、コーティング層を形成した後、ラビリンス溝
の寸法や形状を整えるために再度の加工が必要であり、
さらにコスト高になる。
【0015】また、ラビリンス溝には、寸法や形状の他
に、本数、流体の移動方向に対する角度など様々なバリ
エーションがあり、加工が困難なロータに直接加工する
方法では、これらに対応することが難しい。
【0016】そこで、この発明は、ロータにシール性を
改善するラビリンス溝を備えながら、ロータ材料に制限
を受けず、また、ラビリンス溝の加工が容易なルーツ式
流体機械の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載されたル
ーツ式流体機械は、軸方向に平行な歯すじで互いに噛み
合いながら回転可能に配置された一対のロータと、これ
らのロータを収容するロータ室及びこのロータ室と連通
する流体の流入口と流出口を有するケーシングと、各ロ
ータを互いの歯すじが接触しないように反対方向に同期
回転させるタイミングギア組とを備え、ロータの一方ま
たは両方の表面にコーティング層を形成すると共に、コ
ーティング層に、その厚さの範囲内でラビリンス溝を形
成したことを特徴としている。
【0018】このように、本発明のルーツ式流体機械で
は、ラビリンス溝をロータのコーティング層に形成し、
ロータには溝加工をしない。
【0019】従って、従来例と異なり、溝によるロータ
強度の低下が防止され、強度による材料の制限から解放
されて、低コストになると共に、加工が容易になる。
【0020】また、ロータ本体にラビリンス溝を加工し
コーティング層を形成した後ラビリンス溝に再度の加工
が必要な従来例と異なって、ラビリンス溝の加工工程が
少なくなり、それだけ低コストになる。
【0021】また、コーティング層は加工が容易である
から、寸法、形状、本数、流体の移動方向に対する角度
などラビリンス溝の様々なバリエーションに対して充分
に対応することができる。
【0022】請求項2の発明は、請求項1に記載された
ルーツ式流体機械であって、ラビリンス溝が、ロータの
歯先部分に形成されていることを特徴としており、請求
項1の構成と同等の作用・効果を得ることができる。
【0023】また、ロータの歯先部分にラビリンス溝を
形成したことにより、ロータとロータ室との間、各ロー
タの間で、それぞれラビリンスシールが構成されてシー
ル性が向上し、流体の漏れが低減されて、体積効率が向
上する。
【0024】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載されたルーツ式流体機械であって、ロータ室内
周の壁面形状に倣った歯先シール部を各ロータの頂部に
形成すると共に、ラビリンス溝が、流体の通過方向に対
して交差する方向に形成されていることを特徴としてお
り、請求項1または請求項2の構成と同等の作用・効果
を得ることができる。
【0025】ロータの頂部に形成した歯先シール部は、
ロータ室内周の壁面形状に倣っていることにより、ケー
シングの内周とロータの頂部との隙間を小さくしている
ので、空気等の流体を大きく圧送するため体積効率が向
上する。
【0026】また、ラビリンス溝が歯先シール部に開口
すると共に、流体の通過方向と交差する方向となってい
ることにより、ロータとケーシングの間を通過する流体
のシールを行い、流体が歯先シール部から拡散したり、
逃げることを防止する。これにより、流体が確実に圧送
されるため、体積効率が一段と向上する。
【0027】また、体積効率を向上させるために、ロー
タの回転数などの回転動力を大きくする必要がなく、動
力の節約が可能となる。
【0028】請求項4の発明は、請求項3に記載された
ルーツ式流体機械であって、歯先シール部が、ロータの
外周面よりも突出した突面となっていることを特徴とし
ており、請求項3の構成と同等の作用・効果を得ること
ができる。
【0029】このように歯先シール部がロータの外周面
よりも突出した構造では、シール効果が高まり、ロータ
の回転に伴って流体を大きく圧送するため、体積効率が
向上する。
【0030】なお、本発明では、この突面をコーティン
グ層に設けても、ロータに設けても、あるいは、ロータ
とコーティング層の両方に設けてもよい。
【0031】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載されたルーツ式流体機械であって、ラビリンス
溝が、並列状に2〜3本形成されていることを特徴とし
ており、請求項1〜4の構成と同等の作用・効果を得る
ことができる。
【0032】また、ラビリンス溝が並列状に2〜3本形
成されているため、ラビリンス溝による流体のシール効
果が高く、体積効率がさらに向上する。
【0033】なお、ラビリンス溝の本数と騒音レベルと
の間には相関関係があり、ラビリンス溝を並列状に2〜
3本形成した場合に、体積効率を高く保ちながら騒音レ
ベルが低く抑えられることを、本出願人は実験によって
確認している。
【0034】請求項6の発明は、請求項3〜5のいずれ
かに記載されたルーツ式流体機械であって、歯先シール
部は、周方向の幅が6〜9mmであることを特徴として
おり、請求項3〜5の構成と同等の作用・効果を得るこ
とができる。
【0035】歯先シール部をこのような幅とすることに
より、流体の圧縮を確実に行うことができると共に、ラ
ビリンス溝形成のための領域を確保することができ、ラ
ビリンス溝を容易に形成することができる。
【0036】請求項7の発明は、請求項3〜6のいずれ
かに記載されたルーツ式流体機械であって、ラビリンス
溝が歯先シール部の領域内で流体の通過方向に対して傾
斜していることを特徴としており、請求項3〜6の構成
と同等の作用・効果を得ることができる。
【0037】また、流体通過方向に対してラビリンス溝
を傾斜させているため、ロータが回転する際に、ラビリ
ンス溝とロータ室の壁面との間でシールされる部分が、
ロータ室の壁面に対して徐々に移動するので、流体のシ
ールが徐々に行われると共に、吐出口等の開放部分での
シールの解除も徐々に行われ、ラビリンス溝での急激な
圧縮及び急激な解放が流体に作用することがない。これ
により、流体の破裂音等を抑制でき、騒音の発生を緩和
することができる。
【0038】請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれ
かに記載されたルーツ式流体機械であって、ロータが、
板金加工によって成形されたことを特徴としており、請
求項1〜7の構成と同等の作用・効果を得ることができ
る。
【0039】また、板金加工されたロータは、量産し易
く、低コストである。
【0040】また、板金加工されたロータは、肉厚が薄
く、空洞部分が大きいから極めて軽量であり、慣性モー
メントが小さいから、ルーツ式流体機械の効率と、原動
機の燃費が向上する。
【0041】また、強度の面からロータ材料に制限を受
けない本発明において、ロータを板金加工するこの構成
は特に意義が大きい。
【0042】請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれ
かに記載されたルーツ式流体機械であって、コーティン
グ層及びその厚さの範囲内に形成されたラビリンス溝
が、射出成型によって形成されたことを特徴としてお
り、請求項1〜8の構成と同等の作用・効果を得ること
ができる。
【0043】また、射出成型によれば、多数のロータ上
にコーティング層を形成することが容易であり、それだ
けコーティング層の加工コストが低減される。
【0044】また、射出成型によれば、コーティング層
とラビリンス溝とを同時に形成できるから、加工コスト
がさらに低減される。
【0045】また、複雑なラビリンス溝でも加工が容易
であり、その量産効果は、ラビリンス溝が複雑であるほ
ど大きい。
【0046】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1,2,3に
よってスーパーチャージャ1(本発明の第1実施形態:
ルーツ式流体機械)の説明をする。
【0047】スーパーチャージャ1は請求項1,2,
3,5,6,9の特徴を備えている。なお、左右の方向
は図1での左右の方向であり、符号を与えていない部材
等は図示されていない。
【0048】スーパーチャージャ1は、ケーシング3、
入力プーリ5、ロータ7,9、ロータ軸11,13、タ
イミングギア組15などから構成されている。
【0049】ケーシング3は、カバー17とプレート1
9とケーシング本体21からなり、これらはノックピン
によって位置決めされ、ボルトによって一体に組み付け
られている。
【0050】ケーシング本体21とプレート19との間
にはロータ室23が形成されており、ケーシング本体2
1にはロータ室23と連通する吸入口24(流入口)及
び吐出口26(流出口)が形成されている。
【0051】また、カバー17とプレート19との間に
はギア室25が形成されており、タイミングギア組15
はこのギア室25に収容されている。ギア室25にはカ
バー17のオイルフィラーからオイルが注入されてオイ
ル溜りが形成されており、オイルが注入された後、この
オイルフィラーはオイルプラグによって密閉されてい
る。
【0052】プレート19には凹部27,29が形成さ
れており、ギア室25に封入可能なオイルを増量し、潤
滑・冷却効果を高めている。また、カバー17とプレー
ト19との間にはOリングが配置されており、ギア室2
5からのオイル洩れを防止している。
【0053】入力プーリ5は、入力側(ドライブ側)の
ロータ軸11に固定されている。
【0054】入力プーリ5はベルトを介してエンジン
(原動機)側のプーリに連結されている。これらのプー
リとベルトは増速機構を構成しており、エンジンの駆動
力を増速して入力プーリ5を回転させる。
【0055】一方のロータ7は入力側ロータであり、ロ
ータ軸11とロータ本体31とで構成されている。ま
た、他方のロータ9はロータ軸13とロータ本体33と
で構成されている。
【0056】各ロータ本体31,33はロータ室23に
収容されている。
【0057】ロータ軸11,13は軸用のスティール材
料で作られており、ロータ本体31,33はアルミニュ
ーム合金で作られている。
【0058】ロータ軸11,13とロータ本体31,3
3との間にはネジ部及び大径と小径の圧入部が設けられ
ており、ロータ軸11,13とロータ本体31,33
は、それぞれ各圧入部を圧入してセンターリングしなが
ら、ネジ部によって一体に組付けられている。
【0059】図1,2のように、各ロータ本体31,3
3にはロータ7,9の回転中心軸に対して平行な各2条
の歯すじ35,37が形成されており、これらの歯すじ
35,37は、下記のように、所定のクリアランスを介
して互いに噛み合っている。
【0060】各歯すじ35,37には、それぞれを軸方
向に貫通した空洞部39,41が形成されており、ロー
タ7,9の慣性モーメントを低減させ、スーパーチャー
ジャ1の効率とエンジンの燃費とを向上させている。
【0061】各ロータ軸11,13は、ロータ本体3
1,33の左側で両側シール型のボールベアリング4
3,45により、また、ロータ本体31,33の右側で
ボールベアリング47,49により、それぞれケーシン
グ本体21とプレート19に支承されている。
【0062】また、ケーシング本体21の左端側に設け
られたベアリングハウジング51にはダストカバー53
が装着され、スナップリングによって脱落を防止されて
いる。
【0063】シール型のボールベアリング43,45は
ロータ室23から外部への吸気洩れを防止し、ダストカ
バー53は開口部51からの塵、埃、水分などの侵入を
防止している。
【0064】また、ボールベアリング47,49の左側
では、ロータ軸11,13とプレート19との間にそれ
ぞれシールが配置されており、ロータ室23からギア室
25への吸気漏れと、ギア室25からロータ室23への
オイル洩れとを防止している。
【0065】タイミングギア組15は、互いに噛み合っ
た一対のヘリカルタイミングギア55,57から構成さ
れている。タイミングギア55はテーパーリング固定機
構によってロータ軸11の右端部に固定されており、タ
イミングギア57はロータ軸13の右端部に嵌合し、ピ
ンによって固定されている。
【0066】このテーパーリング固定機構は、テーパー
リングと、ロータ軸11の右端に螺着されるナット59
からなり、タイミングギア55とロータ軸11との間に
ナット59でテーパーリングを押し込むことによって、
タイミングギア55を回転方向に位置決めしている。
【0067】タイミングギア55,57は互いを噛み合
わせた状態で、各ロータ7,9(ロータ本体31,3
3)の歯すじ35,37を接触しないように噛み合わ
せ、上記のような方法によって回転方向に位置決めされ
ている。
【0068】プーリ5から入力したエンジンの駆動力
は、タイミングギア組15を介してロータ7,9を回転
させる。このとき、タイミングギア組15はロータ7,
9を互いの歯すじ35,37が接触しないように反対方
向に同期回転させる。
【0069】ロータ7,9(スーパーチャージャ1)が
回転すると、吸気が吸入口からロータ室23に吸入さ
れ、各歯すじ35,37とロータ室23内周の壁面との
間に形成される閉空間と共に回転方向に移動し、吐出口
から吐き出されてエンジンを過給する。
【0070】また、スーパーチャージャ1の回転が停止
すると、エンジンの過給が停止されると共に、エンジン
の負担が軽減し、燃費の低下が防止される。
【0071】図2,3のように、ロータ室23の壁面と
最接近する各歯すじ35,37の先端部はロータ本体3
1,33の頂部61,63(歯先)になっており、これ
らの頂部61,63には歯先シール部65,67がそれ
ぞれ形成されている。
【0072】各歯先シール部65,67の周方向幅は6
〜9mmにされている。
【0073】各歯先シール部65,67はロータ室23
の壁面と同曲率に形成するなど、その形状に倣った形状
になっており、ロータ7,9が回転するとき、そのシー
ル性によってロータ室23壁面との間で吸気の漏れを軽
減し、スーパーチャージャ1の体積効率を向上させる。
【0074】各ロータ本体31,33にはコーティング
層69,71が形成されている。また、歯先シール部6
5,67では、コーティング層69,71にそれぞれ2
本のラビリンス溝73,75が形成されている。
【0075】これらのラビリンス溝73,75は、吸気
の移動方向と交差する方向(スーパーチャージャ1では
各ロータの回転方向に対して直交する方向)、すなわち
ロータ本体31,33の軸方向に沿って形成されてお
り、ロータ本体31,33の軸方向全長にわたって形成
されている。また、ラビリンス溝73,75の断面形状
は矩形である。
【0076】コーティング層69,71は、ロータ7,
9同士、あるいは、ロータ7,9とロータ室23とが互
いに干渉した場合、干渉分だけ削られるアブレーダブル
効果によって、ロータ本体31,33の間及びロータ本
体31,33とロータ室23間のクリアランスを適正に
調整する。
【0077】また、各ラビリンス溝73,75は、ロー
タ本体31,33の間及びロータ室23との間でラビリ
ンスシールを構成し、各歯先シール部65,67のシー
ル性とスーパーチャージャ1の体積効率をさらに向上さ
せる。
【0078】コーティング層69,71は、射出成型に
よって形成されており、ラビリンス溝73,75は成型
時に同時に形成される。
【0079】また、コーティング層69,71にはフッ
素系樹脂やモリブデン系の材料が用いられる。
【0080】こうして、スーパーチャージャ1が構成さ
れている。
【0081】スーパーチャージャ1は、上記のように、
ラビリンス溝73,75をロータ7,9のコーティング
層69,71に形成し、ロータ本体31,33には溝加
工をしない。
【0082】従って、従来例と異なり、溝によるロータ
強度の低下が防止され、強度による材料の制限から解放
されるから、ロータ本体31,33をアルミニューム合
金で作ることが可能になり、低コストになると共に、加
工が容易になる。
【0083】また、ロータ本体31,33をアルミニュ
ーム合金にしたことによって、ロータ7,9の慣性モー
メントが低減し、スーパーチャージャ1の効率とエンジ
ンの燃費とがさらに向上している。
【0084】また、ロータ本体にラビリンス溝を加工し
コーティング層を形成した後ラビリンス溝に再度の加工
が必要な従来例と異なって、ラビリンス溝73,75の
加工工程が少なくなり、それだけ低コストになる。
【0085】また、コーティング層69,71は加工が
容易であるから、寸法、形状、本数、吸気の移動方向に
対する角度などラビリンス溝の様々なバリエーションに
対して自由に対応することができる。
【0086】また、ラビリンス溝73,75によってロ
ータ7,9とロータ室23との間、ロータ7,9の間
で、それぞれラビリンスシールが構成されてシール性が
向上し、吸気の漏れが低減され、体積効率が向上する。
【0087】また、ロータ7,9の頂部61,63に設
けた歯先シール部65,67をロータ室23内周の壁面
形状に倣って形成したから、頂部61,63とロータ室
23壁面との隙間が小さくなっており、吸気漏れが軽減
されて体積効率がさらに向上する。
【0088】また、ラビリンス溝73,75は歯先シー
ル部65,67に開口すると共に、吸気の移動方向と交
差する方向となっていることにより、ロータ7,9とロ
ータ室23の間を移動する吸気のシールを行い、吸気が
歯先シール部65,67から拡散したり、逃げることを
防止する。これにより、吸気が確実に圧送されるため、
体積効率が一段と向上する。
【0089】また、体積効率を向上させるために、ロー
タ7,9の回転数などの回転動力を大きくする必要がな
く、動力の節約が可能となり、燃費の低下が防止され
る。
【0090】また、ラビリンス溝73,75が並列状に
2本形成されているため、吸気のシール効果が高く、体
積効率がさらに向上する。
【0091】また、ラビリンス溝の本数と騒音レベルと
の間には相関関係があり、ラビリンス溝73,75を並
列状に2本形成した場合、スーパーチャージャ1の体積
効率を高く保ちながら騒音レベルが低く抑えられる。
【0092】また、歯先シール部65,67の幅を6〜
9mmとすることにより、吸気の圧縮を確実に行うこと
ができると共に、ラビリンス溝73,75形成のための
領域を確保することができ、ラビリンス溝73,75を
容易に形成することができる。
【0093】[第2実施形態]図4に図6の(a)を援
用してスーパーチャージャ(本発明の第2実施形態:ル
ーツ式流体機械)の説明をする。
【0094】このスーパーチャージャは請求項1,2,
3,4,5,6,9の特徴を備えている。
【0095】図4と図6の(a)に示すように、ロータ
7,9の歯先シール部65,67はロータ本体31,3
3の外周面77,79から滑らかに突出した突面になっ
ている。
【0096】また、上記のように、歯先シール部65,
67は周方向の幅hが6〜9mmにされており、ラビリ
ンス溝73,75は吸気の通過方向Lと交差する方向
(このスーパーチャージャではロータの回転方向に対し
て直交する方向)、すなわちロータ本体31,33の軸
方向に沿って形成されている。
【0097】上記のように、歯先シール部65,67を
突出した突面にすることにより、ロータ7,9とロータ
室23との間に形成される閉空間の容量が増加し、それ
だけ多量の吸気を移動させることができるから、スーパ
ーチャージャの体積効率が向上する。
【0098】これに加えて、第2実施形態のスーパーチ
ャージャは、第1実施形態のスーパーチャージャ1と同
等の効果が得られる。
【0099】なお、第2実施形態のスーパーチャージャ
では、ロータ7,9の突面がコーティング層69,71
に形成されているが、この凸面は、ロータ本体31,3
3に設けても、あるいは、ロータ本体31,33とコー
ティング層69,71の両方に設けてもよい。
【0100】[第3実施形態]図5によってスーパーチ
ャージャ(本発明の第3実施形態:ルーツ式流体機械)
の説明をする。
【0101】このスーパーチャージャは請求項1,2,
3,4,6,7,9の特徴を備えている。
【0102】図5のように、ロータ7,9の歯先シール
部65,67には、1本のラビリンス溝81,83がそ
れぞれ形成されており、これらのラビリンス溝81,8
3は歯先シール部65,67の形成領域内で、流体通過
方向Lに対し傾斜して設けられている。
【0103】このようにラビリンス溝81,83を傾斜
させたことにより、ロータ7,9が回転する際に、ラビ
リンス溝81,83とロータ室23の壁面との間でシー
ルされる閉空間が徐々に移動するから、吸気のシールが
徐々に行われると共に、吸入口24や吐出口26の開放
部分でのシールの開始と解除も徐々に行われる。
【0104】従って、ラビリンス溝81,83での急激
な圧縮及び急激な解放が吸気に作用することがなくな
り、吸気の破裂音等が抑制され、騒音の発生が緩和され
る。
【0105】これに加えて、第3実施形態のスーパーチ
ャージャは、ラビリンス溝73,75を2本形成したこ
とによる効果を除いて、第2実施形態のスーパーチャー
ジャと同等の効果が得られる。
【0106】なお、本発明において、ラビリンス溝の断
面形状は矩形に限らず、ラビリンス溝の本数は1本や2
本に限らない。
【0107】図6と図7は、ラビリンス溝の断面形状と
溝本数の変形例を示している。
【0108】図6の(a)はラビリンス溝85,87を
それぞれ2本ロータ本体31,33(歯先シール部6
5,67)に形成した例であり、同図(b)はラビリン
ス溝85,87を3本にした例である。
【0109】これらのラビリンス溝85,87の断面形
状は開口に向かって広くなる台形である。
【0110】図7の(a)はラビリンス溝89,91を
それぞれ2本歯先シール部65,67に形成した例であ
り、これらのラビリンス溝89,91の断面形状は開口
に向かって広くなるV字形である。
【0111】また、同図(b)はラビリンス溝93,9
5をそれぞれ2本歯先シール部65,67に形成した例
であり、これらのラビリンス溝93,95の断面形状は
半円、あるいは、円弧の一部からなる湾曲形であり、開
口に向かって広くなるように形成されている。
【0112】いずれの例も、ラビリンス溝85,87、
89,91、93,95のシール効果によってルーツ式
流体機械の体積効率が向上する。
【0113】また、いずれの例も開口に向かって広くな
る形状にしたから、コーティング層を射出成型する場
合、射出型からの型離れがよくなり、作業性と製品の歩
留まりが向上し、低コストになる。
【0114】なお、本発明の流体機械は、原動機によっ
てロータを回転駆動し、流体を移動させるポンプやコン
プレッサに限らず、流体圧を与えてロータから回転を取
り出すタービン(膨張器)として用いてもよい。
【0115】
【発明の効果】請求項1のルーツ式流体機械は、ラビリ
ンス溝をコーティング層に形成し、ロータに溝加工をし
ないから、溝によるロータ強度の低下が防止され、材料
の制限から解放されて、低コストになり、加工が容易に
なる。
【0116】また、ラビリンス溝の加工工程が少なくな
り、さらに低コストになる。
【0117】また、寸法、形状、本数、流体の移動方向
に対する角度など、ラビリンス溝の様々な態様に対して
充分に対応できる。
【0118】請求項2のルーツ式流体機械は、請求項1
の構成と同等の効果を得ることができる。
【0119】また、ロータの歯先部分に形成したラビリ
ンス溝によってラビリンスシールが構成され、流体の漏
れが低減されて、体積効率が向上する。
【0120】請求項3のルーツ式流体機械は、請求項1
または請求項2の構成と同等の効果を得ることができ
る。
【0121】また、ロータの頂部にロータ室の壁面形状
に倣って形成された歯先シール部によって、体積効率が
向上する。
【0122】また、歯先シール部に流体の通過方向と交
差させて形成したラビリンス溝によって、シール性と体
積効率が一段と向上する。
【0123】従って、体積効率を向上させるために回転
動力を大きくする必要がなく、動力の節約が可能とな
る。
【0124】請求項4のルーツ式流体機械は、請求項3
の構成と同等の効果を得ることができる。
【0125】また、ロータの外周面よりも突出した歯先
シール部によってシール効果が高まり、体積効率が向上
する。
【0126】請求項5のルーツ式流体機械は、請求項1
〜4の構成と同等の効果を得ることができる。
【0127】また、ラビリンス溝が並列状に2〜3本形
成されているため、ラビリンス溝による流体のシール効
果が高く、体積効率がさらに向上する。
【0128】請求項6のルーツ式流体機械は、請求項3
〜5の構成と同等の効果を得ることができる。
【0129】また、歯先シール部を特定の幅に設定した
ことにより、流体の圧縮を確実に行うことができると共
に、ラビリンス溝形成のための領域を確保することがで
き、ラビリンス溝を容易に形成することができる。
【0130】請求項7のルーツ式流体機械は、請求項3
〜6の構成と同等の効果を得ることができる。
【0131】また、流体通過方向に対してラビリンス溝
を傾斜させているため、ロータが回転する際に、ラビリ
ンス溝とロータ室内周との間でシールされる部分が、ロ
ータ室内周に対して徐々に移動するので、流体のシール
が徐々に行われると共に、吐出口等の開放部分でのシー
ルの解除も徐々に行われ、ラビリンス溝での急激な圧縮
及び急激な解放が流体に作用することがない。これによ
り、流体の破裂音等を抑制でき、騒音の発生を緩和する
ことができる。
【0132】請求項8のルーツ式流体機械は、請求項1
〜7の構成と同等の効果を得ることができる。
【0133】また、板金加工のロータは、量産し易く、
低コストである。
【0134】また、板金加工のロータは、肉厚が薄く、
空洞部分が大きいから極めて軽量であり、慣性モーメン
トが小さいから、ルーツ式流体機械の効率と原動機の燃
費が向上する。
【0135】また、強度の面からロータ材料に制限を受
けない本発明において、ロータを板金加工するこの構成
は特に意義が大きい。
【0136】請求項9のルーツ式流体機械は、請求項1
〜8の構成と同等の効果を得ることができる。
【0137】また、射出成型によればコーティング層の
形成コストが大幅に低減される。
【0138】また、コーティング層とラビリンス溝とを
同時に形成できるから、加工コストがさらに低減され
る。
【0139】また、複雑なラビリンス溝でも加工が容易
であり、その量産効果は、ラビリンス溝が複雑であるほ
ど大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】第1実施形態の横断面図である。
【図3】断続1実施形態に用いられたロータの端面を示
す図面である。
【図4】第2実施形態に用いられたロータの側面図であ
る。
【図5】第3実施形態に用いられたロータの側面図であ
る。
【図6】ラビリンス溝の他の例を示す断面図である。
【図7】ラビリンス溝の他の例を示す断面図である。
【図8】従来例に用いられたロータの端面を示す図面で
ある。
【符号の説明】
1 スーパーチャージャ(ルーツ式流体機械) 3 ケーシング 7,9 ロータ 15 タイミングギア組 23 ロータ室 24 吸入口(流入口) 26 吐出口(流出口) 35,37 ロータの歯すじ 61,63 ロータの頂部 65,67 ロータの歯先シール部 69,71 コーティング層 73,75、81,83、85,87、89,91、9
3,95 ラビリンス溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G005 EA06 FA05 KA01 KA05 KA07 3H029 AA06 AA17 AB02 BB16 BB31 CC05 CC19 CC39

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に平行な歯すじで互いに噛み合い
    ながら回転可能に配置された一対のロータと、これらの
    ロータを収容するロータ室及びこのロータ室と連通する
    流体の流入口と流出口を有するケーシングと、各ロータ
    を互いの歯すじが接触しないように反対方向に同期回転
    させるタイミングギア組とを備え、ロータの一方または
    両方の表面にコーティング層を形成すると共に、コーテ
    ィング層に、その厚さの範囲内でラビリンス溝を形成し
    たことを特徴とするルーツ式流体機械。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された発明であって、ラ
    ビリンス溝が、ロータの歯先部分に形成されていること
    を特徴とするルーツ式流体機械。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載された発
    明であって、ロータ室内周の壁面形状に倣った歯先シー
    ル部を各ロータの頂部に形成し、ラビリンス溝が、流体
    の通過方向に対して交差する方向に形成されていること
    を特徴とするルーツ式流体機械。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された発明であって、歯
    先シール部が、ロータの外周面よりも突出した突面とな
    っていることを特徴とするルーツ式流体機械。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載された発
    明であって、ラビリンス溝が、並列状に2〜3本形成さ
    れていることを特徴とするルーツ式流体機械。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかに記載された発
    明であって、歯先シール部は、周方向の幅が6〜9mm
    であることを特徴とするルーツ式流体機械。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかに記載された発
    明であって、ラビリンス溝が歯先シール部の領域内で流
    体の通過方向に対して傾斜していることを特徴とするル
    ーツ式流体機械。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載された発
    明であって、ロータが、板金加工によって成形されたこ
    とを特徴とするルーツ式流体機械。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載された発
    明であって、コーティング層及びその厚さの範囲内に形
    成されたラビリンス溝が、射出成型によって形成された
    ことを特徴とするルーツ式流体機械。
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