JP2002363594A - ビルダー組成物 - Google Patents

ビルダー組成物

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JP2002363594A JP2002127063A JP2002127063A JP2002363594A JP 2002363594 A JP2002363594 A JP 2002363594A JP 2002127063 A JP2002127063 A JP 2002127063A JP 2002127063 A JP2002127063 A JP 2002127063A JP 2002363594 A JP2002363594 A JP 2002363594A
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Harald Dr Bauer
ハラルト・バウエル
Josef Holz
ヨゼフ・ホルツ
Guenther Dr Schimmel
ギュンター・シムメル
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/02Inorganic compounds ; Elemental compounds
    • C11D3/12Water-insoluble compounds
    • C11D3/124Silicon containing, e.g. silica, silex, quartz or glass beads
    • C11D3/1246Silicates, e.g. diatomaceous earth
    • C11D3/1253Layer silicates, e.g. talcum, kaolin, clay, bentonite, smectite, montmorillonite, hectorite or attapulgite
    • C11D3/1273Crystalline layered silicates of type NaMeSixO2x+1YH2O

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良された溶解残渣挙動を有するビルダー組
成物を提供すること。 【解決手段】 a) 式NaMSi x O2x+1 ・yH2O(式中、M
はナトリウムまたは水素であり、xは1.9 〜4の数であ
りそしてyは0〜20の数である)で表される結晶性層状
ケイ酸ナトリウムと b) 水、または少なくとも一種の洗剤成分の水溶液もし
くは水性分散液とを、 c) 0.5 :1〜20:1の成分a):成分b)からの水のモル
比において、互いに接触させ、次いで生じたビルダー組
成物を30〜400 ℃において0.5 〜1000分間熱処理ことに
よって得ることができるビルダー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、結晶性層状二ケイ
酸ナトリウム及び水を接触させ、次いで得られたビルダ
ー組成物を熱処理することによって得ることができる、
溶解残渣挙動の改善されたビルダー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】洗浄及び清浄プロセス、例えば繊維材料
の機械洗浄及び食器洗いの際のエネルギーは節約される
傾向にあり、そのため水の消費量を一層減らすことが求
められている。それゆえ、ゼオライトなどの水不溶性ビ
ルダーシステムまたは結晶性層状二ケイ酸ナトリウムな
どの部分的に可溶性のシステムに基づくランドリー洗剤
または清浄剤は、次第にその能力が限界に近づいてい
る。例えば繊維材料の洗浄(特に濃い色に染色された繊
維材料の場合)において、水の消費量を減らした場合に
観察されるマイナスの結果は、未溶解のもしくは十分に
分散しなかったビルダーに由来する布上の白色残渣であ
る。
【0003】ヨーロッパ特許出願公開第0 650 926 号
は、水、シリカゾル、シリカゲル、界面活性剤、水ガラ
ス、マレイン酸- アクリル酸ポリマー及び他のコポリマ
ーなどの硬化剤を加えて、結晶性層状二ケイ酸ナトリウ
ムをロールコンパクト化加工する方法を開示している。
この製造技術の狙いは、機械的磨耗に抵抗のある顆粒物
を得ることである。造粒工程自体は15〜130 ℃で行う。
この温度は、被コンパクト化加工材料とコンパクトロー
ルとの間での機械的摩擦によって自然と生ずるのでこの
被コンパクト化加工材料は予熱されない。被コンパクト
化加工材料のロールコンパクター内での滞留時間、フレ
ーク状物の形成及び顆粒物を与えるための細化工程は、
全体で、一秒の数分の一乃至数秒間の間である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、改良
された溶解残渣挙動を有するビルダー組成物を提供する
ことであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、結晶性
層状ケイ酸ナトリウムを、水もしくは洗剤成分の水溶液
と或る一定の比率で互いに接触させ、次いで生じたビル
ダー組成物を熱処理することによって得ることができ
る、結晶性層状ケイ酸ナトリウムに基づくビルダー組成
物が、向上された溶解残渣挙動を示すことがここに見出
された。
【0006】それゆえ、本発明は、 a) 式NaMSi x O2x+1 ・yH2O(式中、Mはナトリウムま
たは水素であり、xは1.9 〜4であり、そしてyは0〜
20である)で表される結晶性層状ケイ酸ナトリウム、及
び b) 水、または少なくとも一種の洗剤成分の水溶液もし
くは水性分散液を、 c) 0.5:1〜20:1の成分a)と成分b)からの水とのモル比
において、互いに接触させ、次いで生じたビルダー組成
物を30〜400 ℃で0.5 〜1000分間、熱処理することによ
って得ることができる、ビルダー組成物を提供する。
【0007】ケイ酸ナトリウムa)は、好ましくは、xの
値が2、3または4である上記式で表されるものであ
る。特に好ましいものは、x が2である二ケイ酸ナトリ
ウムNa 2Si2O5*yH2O である。ケイ酸ナトリウムa)は混合
物であってもよい。
【0008】結晶性層状二ケイ酸ナトリウムa)は、アル
ファ、ベータ、デルタ及びイプシロンの変動する割合の
多型の相から構成される。商業的な製品では、非晶質画
分も存在し得る。そのため、商業的な製品でのxの値は
奇数であることもできる。好ましくは、xは1.9 以上か
つ2.2 以下である。好ましい結晶性層状ケイ酸ナトリウ
ムa)は、0〜40重量%の割合のアルファ- 二ケイ酸ナト
リウム、0〜40重量%の割合のベータ- 二ケイ酸ナトリ
ウム、40〜100 重量%の割合のデルタ- 二ケイ酸ナトリ
ウム及び0〜40重量%の割合の非晶質画分からなる。特
に好ましい結晶性層状ケイ酸ナトリウムa)は、7〜21重
量%の割合のアルファ- 二ケイ酸ナトリウム、0〜12重
量%の割合のベータ- 二ケイ酸ナトリウム、65〜95重量
%の割合のデルタ- 二ケイ酸ナトリウム及び0〜20重量
%の割合の非晶質画分からなる。
【0009】特に好ましいものは、デルタ- 二ケイ酸ナ
トリウムを80〜100 重量%の割合で含む結晶性層状ケイ
酸ナトリウムa)である。
【0010】更に別の好ましい態様の一つでは、ベータ
- 二ケイ酸ナトリウムを70〜100 重量%の割合で含む結
晶性層状ケイ酸ナトリウムa)も使用できる。
【0011】上記のアルファ- 二ケイ酸ナトリウムは、
欧州特許(EP-B)第0 164 514 号に記載され、そこに再現
されているX線回折データによって特徴付けられるNa S
KS-5に相当する。この回折データは、アルファ-Na2Si2O
5 に帰属され、そのX線回折図は、18-1241 、22-1397
、22-1397A、19-1233 、19-1234 及び19-1237 の番号
でJCPDS “Joint Commitee of Powder Diffraction Sta
ndards”に登録されている。上記のベータ- 二ケイ酸ナ
トリウムは、欧州特許(EP-B)第0 164 514 号に記載さ
れ、そこに再現されるX線回折データによって特徴付け
られるNa SKS-7に相当する。このX線回折データはベー
タ-Na2Si2O5 に帰属し、そのX線回折図は、24-1123 及
び29-1261 の番号でJCPDS に登録されている。上記のデ
ルタ- 二ケイ酸ナトリウムは、欧州特許(EP-B)第0 164
514 号に記載され、そこに再現されているX線回折デー
タによって特徴付けられるNa SKS-6に相当する。このX
線回折データは、デルタ-Na2Si2O5 に帰属し、そのX線
回折図は、22-1396 の番号でJCPDS に登録されている。
【0012】一つの態様では、結晶性層状ケイ酸ナトリ
ウムa)は、追加的に、カチオン性及び/またはアニオン
性成分を含む。このカチオン性成分は、好ましくは、ア
ルカリ金属イオン及び/またはアルカリ土類金属カチオ
ン及び/またはFe、W 、Mo、Ta、Pb、Al、Zn、Ti、V 、
Cr、Mn、Co及び/またはNiである。上記アニオン性成分
は、好ましくは、アルミン酸アニオン、硫酸アニオン、
フッ化物アニオン、塩化物アニオン、臭化物アニオン、
ヨウ化物アニオン、炭酸アニオン、炭酸水素アニオン、
硝酸アニオン、水和酸化物アニオン(oxidehydrates) 、
リン酸アニオン及び/またはホウ酸アニオンである。
【0013】また一つの態様では、結晶性層状ケイ酸ナ
トリウムa)は、SiO2の全含量を基準として10モル%まで
の割合でホウ素を含む。
【0014】更に別の好ましい態様の一つでは、結晶性
層状ケイ酸ナトリウムa)は、SiO2の全含量を基準にして
20モル%までの割合でリンを含む。
【0015】結晶性層状ケイ酸ナトリウムa)は、好まし
くは、0.1 〜4000μm、特に好ましくは10〜500 μm、
とりわけ好ましくは20〜200 μmの平均粒度を有する粉
末として使用される。
【0016】成分b)として適当な水の例は、水道水、凝
縮水(凝縮液)、水蒸気、脱イオン水、工業用水(但
し、それほど汚染されていないことを条件とする)など
である。
【0017】商業的な結晶性層状ケイ酸ナトリウムa)
は、製造及び貯蔵に由来する少量の水を含み得る。しか
し、水の濃度が低くそして熱処理をしてないため、これ
らの条件では、溶解残渣挙動に関しては何の改善も観察
されない。
【0018】水は、ランドリー洗剤成分の水溶液または
水性分散液の形でも使用することができる。適当なラン
ドリー洗剤成分は、全ての慣用の洗剤成分及びこれらの
混合物である。このような溶液または分散液を使用する
ことによって派生的な利益を有利に得ることができる。
例えば、アルカリ金属ケイ酸塩、ポリエチレングリコー
ル及び長鎖アルキルエトキシレートの水溶液の場合は、
顆粒物の硬化が追加的に達成され、そして染料の場合
は、顆粒物が着色される。
【0019】適当なランドリー洗剤成分c)は、好ましく
は、該ビルダー組成物を含むランドリー洗剤及び清浄剤
に関して後に述べる材料である。特に好ましいランドリ
ー洗剤成分c)は、アルカリ金属ケイ酸塩、非イオン性界
面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性
剤、ポリカルボキシレートポリマー、ポリカルボキシレ
ートコポリマー、ポリエチレングリコール、ベントナイ
ト、ヘクトライト、サポナイト及び/または染料であ
る。
【0020】好ましいアルカリ金属ケイ酸塩は、ケイ酸
ナトリウム及びケイ酸カリウムである。それらの水溶液
は水ガラスとも言われる。水ガラスは、固形の水ガラス
(粉砕した水ガラス)、噴霧乾燥した水ガラスを溶解す
ることによって製造されるか、あるいは砂及び水酸化ナ
トリウム溶液を、直接、水熱処理(hydrothermal diges
tion) することによって製造される。水ガラスは、好ま
しくは、0.2:1 〜1:1に等しいMe2O:SiO2 のモル組成を
有するものであり、なおここでMeは、Na及び/またはK
であり、そしてH2O:SiO2は、0.9:1 〜250:1 に等しい。
【0021】非イオン性界面活性剤は、好ましくは、ア
ルキルアルコキシレート類、グルコナミド類、アルキル
ポリグリコシド類及び/またはアミンオキシド類であ
る。特に好ましい非イオン性界面活性剤は、該ビルダー
組成物を含むランドリー洗剤及び清浄剤に関して後述す
るものである。
【0022】好ましい陰イオン性界面活性剤は、カルボ
キシレート類、スルホネート類及びスルフェート類、特
に好ましくは(C9-C13)- アルキルベンゼンスルホネー
ト、アルファ- オレフィンスルホネート、アルカンスル
ホネート、スルホ脂肪酸のエステル、アルファ- スルホ
脂肪酸の二塩、(C12-C18)-脂肪アルコールの硫酸モノエ
ステル、及び石鹸である。特に好ましい陰イオン性界面
活性剤は、該ビルダー組成物を含むランドリー洗剤及び
清浄剤に関連して後述するものである。
【0023】好ましいポリカルボキシレートポリマー及
びコポリマーは、アクリル酸及び無水マレイン酸または
それらのアルカリ金属塩、好ましくはナトリウム塩及び
カリウム塩のコポリマーである。そのホモポリマーの分
子量は、好ましくは、1000〜100,000 g/mol の範囲であ
る。コポリマーの場合の分子量は、好ましくは、2000〜
200,000 g/mol 、特に好ましくは50,000〜120,000 g/mo
l の範囲である。特に好ましいものは、50,000〜100,00
0 g/mol の分子量を有するアクリル酸/メタクリル酸コ
ポリマーである。また、アクリル酸またはメタクリル酸
とビニルエーテル、例えばビニルメチルエーテル、ビニ
ルエステル、エチレン、プロピレン、スチレンなどとの
コポリマーも好ましい。商業的に入手が可能な製品の例
は、BASF社製の(R) Sokalan (ソカラン) CP 5 及びPA
30 、アルコ(Alco)社製(R) Alcosperse(アルコスパー
ス)175または177 、及びノルソハース(Norsohaas) 社製
LMW 45N 及びSPO2 Nである。
【0024】好ましい陽イオン性界面活性剤は、第四(C
6-C16)-N- 、好ましくは(C6-C10)-N- アルキル- もしく
はアルケニル- アンモニウム化合物で、残りのN-位がメ
チル、ヒドロキシエチル及び/またはヒドロキシプロピ
ル基によって置換されたものである。特に好ましい陽イ
オン性界面活性剤は、該ビルダー組成物を含むランドリ
ー洗剤及び清浄剤に関連して後述するものである。
【0025】好ましいポリエチレングリコールは、1000
〜10,000 g/mol、特に好ましくは2000〜8000 g/molの分
子量を有するものである。
【0026】好ましいベントナイト、ヘクトライト及び
サポナイトは、式Nax [Al4-xMgx (OH)Si4O10]*nH2O(式
中、xは0.1 以上かつ0.4 以下であり、nは0以上かつ
20以下であり、好ましくはxは約0.33であり、そしてn
は約4である)を有するモンモリロナイト、式Nax [Mg
3-xLix Si4O10]*nH2O(式中、xは0.1 以上かつ0.4 以
下であり、nは0以上かつ20以下である)を有するヘク
トライト、及び式Nax [Mg3(Si4-xAlx )4O10]*nH2O (式
中、xは0.1 以上かつ0.4 以下であり、nは0以上かつ
20以下であり、好ましくはxは約0.33でありそしてnは
約1である)を有するサポナイトである。ベントナイ
ト、ヘクトライト及びサポナイトは通常は水性分散液と
して使用される。
【0027】好ましい染料は、酸化安定性の染料及び/
または顔料、特に好ましくは(R) Sandolan( サンドラ
ン) グレード品[S. ブルー E-HRL、S.NBG 125 (ブリリ
アント・レッド)、S.MFBL (グリーン)]並びに(R) Vita
sin (ビタシン) グレード品[V.ponceau( ポンソー) 4R
C82(レッド) 、V.Chinolingelb(チノリンゲルプ) 70
(イエロー)] 及び(R) Telon(テロン) グレード品[ テ
ロン・ブラウ(Telon Blau)AFN、ダイスター・テクスチ
ャルファルベン] である。(R) Patentblau(パテントブ
ラウ)(ダイスター)、(R) Unisperse (ユニスパース)
グレード品または(R ) Terasil (テラシル)-T グレード
品(双方ともチバ社製)などの顔料を使用することも可
能である。染料は溶液としても分散液としても使用でき
る。水溶液または水性分散液中の各々のランドリー洗剤
成分の濃度は、対応する溶液または分散液の取り扱い性
(ポンプ移送性、流動性、貯蔵安定性など)によっても
支配される。本発明によって設定される結晶性層状ケイ
酸ナトリウムa)と成分b)からの水との比c)の範囲内にお
いて、如何なる所望の濃度でも可能である。結晶性層状
ケイ酸ナトリウムa)と洗剤成分との重量比は、好ましく
は5:1 〜1000:1、特に好ましくは7:1 〜200:1 、とりわ
け好ましくは10:1〜100:1 である。
【0028】結晶性層状ケイ酸ナトリウムa)と成分b)か
らの水とのモル比c)を厳守することは、本発明にとって
本質的に重要な事項である。結晶性層状ケイ酸ナトリウ
ムa)と成分b)からの水とのモル比c)は、好ましくは1:1
〜20:1、特に好ましくは1:1〜10:1、とりわけ好ましく
は1.2:1 〜5:1 である。
【0029】成分a)とb)との接触は、これらの成分の十
分な接触を保証するものであれば、どのような方法によ
っても行うことができる。好ましい方法は、混合技術、
噴出(spurting)技術及び噴霧技術、特に好ましくは混合
技術である。好ましい混合機は、パドルミキサー、アニ
ュラー・レイヤーミキサー(annular layer mixers)及び
すき刃型ミキサー[ 例えばレーディゲ(Loedige) 社製の
もの] ; 自落式ミキサー(free-falling mixers)[例え
ば、テルシッヒ(Telschig)社製のもの] ; 並びにアイ
リッヒ(Eirich)ミキサー、シュギ(Schugi)ミキサー、流
動床式ミキサー及びドラムミキサーである。混合時間
は、好ましくは、0.5 秒〜60分、特に好ましくは2秒〜
15分である。
【0030】成分a)及びb)を接触させるに当たっては、
各成分の十分な混合を保証する全ての手法が想定し得
る。すなわち、例えば、上記成分の一部を予備混合し、
次いで残りを混入するなどの手法も可能である。
【0031】成分b)は、ガス状、蒸気またはエアロゾル
様の状態で結晶性層状ケイ酸ナトリウムa)と接触させる
こともできる。成分a)及びb)は、周囲温度で接触させる
ことができるが、高められた温度下にも接触させること
ができる。好ましくは、0〜300 ℃、特に好ましくは10
〜200 ℃の温度で接触させる。熱は外部加熱により供給
することができる。必要ならば、上記成分の全て、また
はこれらの一部のものを、予熱してもよい。
【0032】本発明の本質的な特徴の一つは、生じたビ
ルダー組成物を次いで熱処理するところにあり、この処
理によって、溶解残渣挙動の著しい改良がもたらされ
る。これに関連して、本発明においては、この熱処理
は、成分a)及びb)を接触させた後に行われるものである
が、この処理は、接触工程の直後の工程である必要はな
いと理解されたい。
【0033】上記熱処理は、好ましくは、40〜300 ℃、
特に好ましくは60〜200 ℃、とりわけ好ましくは70〜15
0 ℃の範囲の温度で行われる。
【0034】熱処理の時間は、好ましくは2〜1000分、
特に好ましくは2〜120 分、とりわけ好ましくは10〜12
0 分である。
【0035】熱処理の間の水蒸気分圧は、好ましくは、
10 mbar 〜10 bar、特に好ましくは250 mbar〜3bar で
ある。
【0036】熱処理に使用する好ましい装置は、流動
床、ベルト式並びにトンネル式炉、フライコンベア及び
貯蔵コンテナである。
【0037】熱処理中、ビルダー組成物を動かし続ける
ことが有利であることが判明した。その結果、加温貯蔵
中の均質性及び輸送性が良好に保持される。この目的に
好適な装置は、パドルミキサー、アニュラー・レイヤー
ミキサーまたはすき刃型ミキサー(例えばレーディゲ社
製のもの); 自落式ミキサー(例えばテルシッヒ社製
のもの); 並びにアイリッヒミキサー、ナウタ(Naut
a) ミキサー及びドラムミキサーである。
【0038】本発明の好ましい態様の一つでは、ビルダ
ー組成物の接触工程及び熱処理工程は、別個の装置で行
われる。これはバッチ式に非連続的に、または好ましく
は連続的に行うことができる。別の態様の一つでは、接
触工程と熱処理工程は一つの装置で行われ、この際、連
続的作業も可能である。
【0039】好ましい態様の一つでは、成分a)及びb)を
接触させた後に得られるビルダー組成物を更に機械的に
処理する。この更なる機械的処理の好ましい手法は、コ
ンパクト化加工(compactation)、造粒、粉砕、細化及び
/またはサイズ分級である。これに関連して、上記の更
なる機械的処理は、熱処理の前及び/または後にその全
てをもしくは何度かに分けて行えることをここに述べて
おく。様々な段階において複数の熱処理を行うことも同
様に本発明の範囲に包含される。
【0040】好ましい態様の一つでは、先ず成分a)及び
b)を接触させ、次いで熱処理しそして最後に更に機械的
に処理する。特に好ましくは、先ず各成分を接触させ、
次いで熱処理し、そしてコンパクト化、粉砕/細化しそ
して最後にサイズ分級する。同様に特に好ましくは、先
ず各成分を接触させ、次いで熱処理、粉砕しそして最後
にサイズ分級する。
【0041】更に別の好ましい態様では、先ず成分a)及
びb)を接触させ、次いで機械的に処理し、そして最後に
熱処理する。特に好ましくは、先ず各成分を接触させ、
次いでコンパクト化し、そして粉砕、サイズ分級し、そ
して最後に熱処理する。
【0042】また、成分a)及びb)を互いに接触させ、次
いで機械的に処理し、引き続いて熱処理し、そして再び
機械的に処理する態様も同様に本発明の範囲に含まれ
る。コンパクト化加工は、粒度(粒子構造)を大きくす
るのに役立つ。これは二つの観点で凝集(agglomeratio
n) 加工とは異なる。コンパクト化加工では、バインダ
ーは必ずしも使用する必要はないが、凝集加工には必須
である。更に、作用する圧縮力は、コンパクト化加工す
る粉末をプレスして各粒子を合体させるだけでなく、各
粉末粒子が互いに押し潰されもする。コンパクト化加工
は、好ましくは、圧縮造粒加工、例えばロールコンパク
ト化加工またはブリケッティング加工であり、特に好ま
しくはロールコンパクト化加工である。コンパクト化加
工中の材料の温度は好ましくは10〜200 ℃であり、この
際、この望まれる温度は、外部加熱/冷却によって制御
されるか、あるいは摩擦熱の放出によって自然と調節さ
れる。コンパクト化加工中、加圧下での滞留時間は、生
じるフレーク状物が適当な型のミルで細化されそして場
合によってはサイズ分級される前の一秒の数分の一の時
間に過ぎない。それ故、それによる加熱時間は、本発明
で目的とする加熱処理の場合よりもかなり短く、溶解残
渣挙動を改良するには短すぎる。
【0043】連続的な方法では、ロールコンパクト化加
工で生成したフレーク状物をその後直接、適当な型のミ
ルを用いて細化し、そして場合によってはサイズ分級す
る。合格サイズの材料をこの粒子分級から取り出し、そ
して過小材料及び過大材料をリサイクル流としてコンパ
クターまたはミルにそれぞれ戻す。このような連続的な
プロセス手法においても、その加熱時間は、目的とする
熱処理の場合よりはかなり短い。ロールコンパクト化加
工は、好ましくは、ロール幅1cm当たり2〜200 kNの
線圧縮力(linear compression force)、特に好ましくは
ロール幅1cm当たり10〜160 kNの線圧縮力で、及び20
〜200 ℃の温度で行われる。ロールコンパクト化加工中
に材料が実際に加圧されるところの領域を定義すること
は通常は困難であるため上記の情報は有用となる。最も
高い圧力は、各ロールの二つの凹面が最も近い領域にお
いて作用する。この領域は推定する他ない。加えて、材
料磨耗の結果、ロール表面が磨損する恐れがあり、これ
は均一な圧力の分配が保証されないことを意味する。上
記の好ましい範囲の基準値として支持幅を1cmとする
と、圧縮力は2〜200 kN/cm2、特に好ましくは10〜100
kN/cm2となる。適当なロールコンパクターの例は、ホソ
カワ- ベペックス(Hosokawa-Bepex)社及びアレキサンデ
ルヴェルケ(Alexanderwerk) 社から入手できるものであ
る。
【0044】粉砕加工は、粉末並びに圧縮された顆粒物
の粒度を小さくすること及びフレーク状物を細化するの
に役立つ。この粉砕加工には、振動ミル、ボールミル、
ローラーミル及び振子ローラーミル(例えばノイマン・
アンド・イーゼル(Neuman &Esser)社製のこれらのミ
ル);並びにハンマーミル、インパクトミルまたはエア
ージェットミル(例えば、ホソカワ- アルペン(Hosowak
a-Alpine) 社製のこれらのミル)が好ましい。
【0045】サイズ分級は、粉砕された材料を過大材
料、合格サイズ材料及び過小材料に分ける。この作業
は、好ましくはシフティング(sifting) またはスクリー
ニング(screening) によって行われる。特に好ましくは
スクリーニングによって行う。適当なスクリーン(篩)
の例は、レワム(Rhewum)社、ロッカー(Locker)社及びオ
ールゲイヤー(Allgeier)社製のものである。
【0046】本発明のビルダー組成物は、好ましくは、
0.1 〜4000μm、特に好ましくは10〜500 μm、とりわ
け好ましくは20〜200 μmの平均粒度を持つ粉末であ
る。
【0047】更に別の好ましい態様では、本発明のビル
ダー組成物は、200 〜2000μm、好ましくは400 〜900
μmの平均粒度を有する顆粒物である。
【0048】本発明のビルダー組成物は、同様に好まし
くは、0.1 〜300 μm、好ましくは10〜200 μmの平均
粒度を有する粉砕された顆粒物である。
【0049】好ましくは、本発明のビルダー組成物は、
20℃で20分間攪拌した後の0.25重量%水溶液の溶解残渣
が50%以下、好ましくは30%以下である点で優れる。
【0050】更に本発明は、本発明によるビルダー組成
物を少なくとも一種含むランドリー洗剤及び清浄剤を提
供する。
【0051】該ランドリー洗剤は、好ましくは、重質洗
剤、コンパクト重質洗剤、コンパクト色物用洗剤、低嵩
密度の重質洗剤や、並びにシミ抜き剤(stain removal
salts)、漂白促進剤、カーテン(drape) 用洗剤、ウール
用洗剤、モジュラー洗剤及び施設用洗剤(institutional
detergents)などの特殊な洗剤である。清浄剤は、好ま
しくは、食器洗い機用清浄剤及び食器洗い機用洗剤であ
る。この場合、ケイ酸塩は、それらの良好な汚れ分散
性、高いアルカリ度及びガラスに対する高い保護作用の
故に就中必要とされる。ここでガラスに対する損害と
は、ガラス製品表面への層状の沈着物の形成とガラス表
面の浸食の両方を意味するものと解され、これらは双方
とも、既知の通り、ガラス製品の不所望な曇りを招く。
【0052】好ましいランドリー洗剤及び清浄剤は、 a) 本発明のビルダー組成物を0.5 〜99重量%の割合
で、 b) 場合によっては、コビルダーを0.5 〜80重量%、好
ましくは5〜50重量%の割合で、 c) 場合によっては、界面活性物質を1〜50重量%、好
ましくは2〜30重量%の割合で、 d) 場合によっては、漂白システムを1〜70重量%、好
ましくは5〜50重量%の割合で、 e) 場合によっては、pH調節剤を0.5 〜80重量%、好ま
しくは5〜50重量%の割合で、及び f) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用の成分
を含んでなる。
【0053】特に好ましいランドリー洗剤及び清浄剤
は、 a) 本発明のビルダー組成物を0.5 〜99重量%の割合
で、 b) コビルダーを0.5 〜80重量%、好ましくは5〜50重
量%の割合で、 c) 場合によっては、界面活性物質を1〜50重量%、好
ましくは2〜30重量%の割合で、 d) 場合によっては、漂白システムを1〜70重量%、好
ましくは5〜50重量%の割合で、 e) 場合によっては、pH調節剤を0.5 〜80重量%、好ま
しくは5〜50重量%の割合で、及び f) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、
を含んでなる。
【0054】更に、特に好ましいランドリー洗剤及び清
浄剤は、 a) 本発明のビルダー組成物を0.5 〜99重量%の割合
で、 c) 界面活性物質を1〜50重量%、好ましくは2〜30重
量%の割合で、 b) 場合によっては、コビルダーを0.5 〜80重量%、好
ましくは5〜50重量%の割合で、 d) 場合によっては、漂白システムを1〜70重量%、好
ましくは5〜50重量%の割合で、 e) 場合によっては、pH調節剤を0.5 〜80重量%、好ま
しくは5〜50重量%の割合で、及び f) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分を
含んでなる。
【0055】更に、特に好ましいランドリー洗剤及び清
浄剤は、 a) 本発明のビルダー組成物を0.5 〜99重量%の割合
で、 d) 漂白システムを1〜70重量%、好ましくは5〜50重
量%の割合で、 b) 場合によっては、コビルダーを0.5 〜80重量%、好
ましくは5〜50重量%の割合で、 c) 場合によっては、界面活性物質を1〜50重量%、好
ましくは2〜30重量%の割合で、 e) 場合によっては、pH調節剤を0.5 〜80重量%、好ま
しくは5〜50重量%の割合で、及び f) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、
を含んでなる。
【0056】更に、特に好ましいランドリー洗剤及び清
浄剤は、 a) 本発明のビルダー組成物を0.5 〜99重量%の割合
で、 e) pH調節剤を0.5 〜80重量%、好ましくは5〜50重量
%の割合で、 b) 場合によっては、コビルダーを0.5 〜80重量%、好
ましくは5〜50重量%の割合で、 c) 場合によっては、界面活性物質を1〜50重量%、好
ましくは2〜30重量%の割合で、 d) 場合によっては、漂白システムを1〜70重量%、好
ましくは5〜50重量%の割合で、及び f) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、
を含んでなる。
【0057】加えて、特に好ましいランドリー洗剤及び
清浄剤は、 a) 本発明のビルダー組成物を0.5 〜98.5重量%の割合
で、 b) コビルダーを0.5 〜80重量%、好ましくは5〜50重
量%の割合で、 c) 界面活性物質を1〜50重量%、好ましくは2〜30重
量%の割合で、 d) 場合によっては、漂白システムを1〜70重量%、好
ましくは5〜50重量%の割合で、 e) 場合によっては、pH調節剤を0.5 〜80重量%、好ま
しくは5〜50重量%の割合で、及び f) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、
を含んでなる。
【0058】加えて、特に好ましいランドリー洗剤及び
清浄剤は、 a) 本発明のビルダー組成物を0.5 〜97.5重量%の割合
で、 b) コビルダーを0.5 〜80重量%、好ましくは5〜50重
量%の割合で、 c) 界面活性物質を1〜50重量%、好ましくは2〜30重
量%の割合で、 d) 漂白システムを1〜70重量%、好ましくは5〜50重
量%の割合で、 e) 場合によっては、pH調節剤を0.5 〜80重量%、好ま
しくは5〜50重量%の割合で、及び f) 全体を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、を
含んでなる。
【0059】加えて、特に好ましいランドリー洗剤及び
清浄剤は、 a) 本発明のビルダー組成物を0.5 〜97重量%の割合
で、 b) コビルダーを0.5 〜80重量%、好ましくは5〜50重
量%の割合で、 c) 界面活性物質を1〜50重量%、好ましくは2〜30重
量%の割合で、 d) 漂白システムを1〜70重量%、好ましくは5〜50重
量%の割合で、 e) pH調節剤を0.5 〜80重量%、好ましくは5〜50重量
%の割合で、及び f) 全体量を100 重量にする量の更に別の慣用成分、を
含んでなる。
【0060】特定のランドリー洗剤及び清浄剤、例えば
重質洗剤、色物用洗剤、水軟化剤及びシミ抜き剤は、本
発明のビルダー組成物を1〜50重量%の割合で含み、ま
た例えばモジュラー洗剤システムの場合は、本発明のビ
ルダー組成物を60〜100 重量%の割合で含む。他の特定
のランドリー洗剤及び清浄剤、例えば食器洗い機用清浄
剤は、本発明のビルダー組成物を0.5 〜30重量%の割合
で含む。
【0061】コビルダーは、好ましくは、結晶性アルミ
ノケイ酸塩、モノマー性、オリゴマー性、ポリマー性ま
たはコポリマー性カルボン酸、アルカリ金属オルトリン
酸塩、アルカリ金属ピロリン酸塩、アルカリ金属ポリリ
ン酸塩、結晶性フィロケイ酸塩、層状構造を持たない結
晶性アルカリ金属ケイ酸塩及び/またはX線非晶質のア
ルカリ金属ケイ酸塩である。
【0062】漂白システムは、好ましくは、活性塩素キ
ャリア及び/または有機もしくは無機活性酸素キャリア
(例えば、過ホウ酸塩、過炭酸塩、過カルボン酸な
ど)、漂白活性化剤(例えば、TAED)、漂白触媒(例え
ば、ドイツ特許出願公開第19913995号、国際特許出願公
開第9823531 号、国際特許出願公開第0036061 号に従う
物)、変色部を除去するための酵素などである。界面活
性物質は、好ましくは、陰イオン性、陽イオン性、非イ
オン性及び/または双性イオン性界面活性剤である。
【0063】特に好ましい非イオン性界面活性剤は、ア
ルキルアルコキシレート類、アルキルエステルアルコキ
シレート類、グルコナミド類及び/またはアルキルポリ
グリコシド類である。
【0064】アルキルアルコキシレート類の中では、好
ましくは、──好ましくは8〜22個の炭素原子及び好ま
しくはアルコール1モル当たり1〜80個のEO単位を有す
るエトキシル化されたアルコール、好ましくは第一アル
コールが使用され、この際、それらのアルコール残基
は、線状または好ましくは2位置でメチルが分枝してい
るか、あるいはオキソアルコール残基に通例なように、
線状及びメチル分枝残基の混合物を含む。好ましいエト
キシル化アルコールには、例えば、3、5、7、8また
は11個のEO単位を有するC11-アルコール、3、6、7、
8、10または13個のEO単位を有する(C12-C15)-アルコー
ル、4、7または8個のEO単位を有する(C 14-C15)-アル
コール、8、11、15、20、25、50または80個のEO単位を
有する(C16-C18)-アルコール及びこれらの混合物が包含
される。上記のエトキシル化度は統計的な平均値であっ
て、それゆえ特定の一つの物質に関しては整数または分
数であることができる。これらの他に、脂肪アルコール
EO/PO 付加物、例えばクラリアントGmbH製の(R) Genapo
l (ゲナポール)グレード品 3970 、2909及び2822など
を使用することもできる。
【0065】更に別の好適な界面活性剤は、式R2CO-N(R
3)-Z(式中、R2COは、6〜22個の炭素原子を有する脂肪
族アシル基であり、R3は、水素または1〜4個の炭素原
子を有するアルキルもしくはヒドロキシアルキル基であ
り、そしてZは、3〜10個の炭素原子及び3〜10個のヒ
ドロキシル基を有する線状または分枝状のポリヒドロキ
シアルキル基である)で表されるポリヒドロキシ脂肪酸
アミドである。
【0066】好ましくは、式RO(G) x (式中、Rは、8
〜22個、好ましくは12〜18個の炭素原子を有する、直鎖
状またはメチル分枝状、特に2位置でメチルが分枝した
第一脂肪族基であり、Gは、5または6個の炭素原子を
有するグリコース単位、好ましくはグルコースである)
で表されるアルキルグリコシドが使用される。モノグリ
コシド及びオリゴグリコシドの分布を与えるオリゴマー
化度xは、好ましくは、1〜10の数であり、特に好まし
くはxは1.2 〜1.4 の数である。好ましくは、例えば特
開昭58-217598 号に記載されるような、──アルキル鎖
中に好ましくは1〜4個の炭素原子を有する──アルコ
キシル化された、好ましくはエトキシル化されたまたは
エトキシル化かつプロポキシル化された脂肪酸アルキル
エステル、特に脂肪酸メチルエステル、または好ましく
は、国際特許出願公開第90/13533号に記載される方法に
よって製造されるような物質が使用される。
【0067】スルホネートタイプの好適な陰イオン性界
面活性剤は、好ましくは、公知の(C 9-C13)- アルキルベ
ンゼンスルホネート、アルファ- オレフィンスルホネー
ト及びアルカンスルホネートである。また、スルホ脂肪
酸のエステルまたはアルファ- スルホ脂肪酸の二塩も好
適である。更に別の好適な陰イオン性界面活性剤は、1
モルのモノグリセロールを1〜3モルの脂肪酸でエステ
ル化することによる製造においてあるいはグリセライド
を0.3 〜2モルのグリセロールでエステル交換する際に
得られるような、硫酸化された脂肪酸グリセロールエス
テルである。なお、これはモノエステル、ジエステル及
びトリエステル並びにこれらの混合物であることができ
る。適当なアルキルスルフェートは、特に、(C12-C18)
脂肪アルコール、例えばラウリルアルコール、ミリスチ
ルアルコール、セチルアルコールまたはステアリルアル
コールの硫酸モノエステル、並びに──追加的に不飽和
アルコール画分、例えばオレイルアルコールを含んでい
てもよい──ヤシ油、パーム油及びパーム核油から得ら
れる脂肪アルコール混合物の硫酸モノエステルである。
更に別の適当な陰イオン性界面活性剤は、特に石鹸であ
る。適当な化合物は、飽和脂肪酸石鹸、例えばラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、水素
化したエルカ酸及びベヘン酸の塩などの飽和脂肪酸石
鹸、及び特に、天然脂肪酸、例えばヤシ脂肪酸、パーム
核脂肪酸または獣脂肪酸から誘導される石鹸混合物であ
る。陰イオン性界面活性剤は、それらのナトリウム、カ
リウムまたはアンモニウム塩の形で、または有機塩基、
例えばモノ- 、ジ- またはトリエタノールアミンの可溶
性塩として存在することができる。陰イオン性界面活性
剤は、好ましくは、それらのナトリウムまたはカリウム
塩、特にナトリウム塩の形である。
【0068】pH調節剤は、好ましくは、ソーダ、重炭酸
ソーダ石、炭酸カリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウ
ム及び/または重炭酸ナトリウムである。
【0069】最後に、該ランドリー洗剤及び清浄剤は、
場合によっては、酵素、例えばプロテアーゼ、アミラー
ゼ、リパーゼ及びセルラーゼを含んでいてもよい。
【0070】本発明は更に、本発明のビルダー組成物を
好ましくは60〜100 重量%の割合で含む、ランドリー洗
剤モジュラーシステム用の成分も提供する。
【0071】また更に本発明は、本発明のビルダー組成
物の少なくとも一種を含む水軟化剤を提供する。水の硬
度が高い地域においては、水軟化剤は、洗浄結果に対す
る性能向上効果及び洗浄機に対する保護効果を発揮す
る。
【0072】好ましい水軟化剤は、 a) 本発明のビルダー組成物を0.5 〜99重量%の割合
で、 b) 場合によっては、コビルダーを0.5 〜80重量%の割
合で、 c) 場合によっては、界面活性物質を0〜15重量%の割
合で、及び d) 場合によっては、pH調節剤を0.5 〜80重量%の割合
で、含んでなる。
【0073】使用される上記成分a)、b)、c)及びd)は、
好ましくは、上に記載した化合物である。
【0074】本発明のビルダー組成物は、ランドリー洗
剤及び清浄剤、水軟化剤及びランドリー洗剤モジュラー
システムのためのコンパウンド製造用の成分としても明
らかに使用できる。コンパウンドを用いることにより、
特別な効果を達成することができる。例えば、粉末状も
しくはタブレット形のランドリー洗剤及び清浄剤に液状
成分を組み入れることができる。更に、ランドリー洗剤
及び清浄剤の着色または斑点付けも可能である。また同
様に、特別な崩壊効果、難分散性成分の良好な分散また
はタブレットの多孔化も可能である。
【0075】界面活性剤を含むコンパウンドは、好まし
くは a) 本発明のビルダー組成物を70〜99.5重量%の割合で
(但しこの際、好ましくはこの組成物は、1〜500 μ
m、特に好ましくは20〜100 μmの平均粒度を有する粉
末として使用されるか、または他の態様では好ましく
は、200 〜2000μm、好ましくは300 〜900 μmの平均
粒度を有する顆粒物として使用される)、及び b) 陰イオン性、陽イオン性、非イオン性及び/または
双性イオン性界面活性剤を0.5 〜30重量%の割合で、含
んでなる。
【0076】使用される界面活性剤b)は、好ましくは、
上に記載した界面活性化合物である。
【0077】他の好ましいコンパウンドは、 a) 本発明のビルダー組成物を50〜99重量%の割合で、 b) 染料を0.01〜10重量%の割合で、及び c) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、
を含んでなる。
【0078】ポリカルボキシレートコポリマーを含むコ
ンパウンドは、好ましくは a) 本発明のビルダー組成物を70〜99重量%の割合で
(但し、この際、好ましくはこの組成物は、1〜500 μ
m、特に好ましくは20〜100 μmの平均粒度を有する粉
末として、または他の態様では好ましくは、200 〜2000
μm、好ましくは300 〜900 μmの平均粒度を有する顆
粒物として使用される)、 b) ポリカルボキシレートコポリマーを0.5 〜30重量%
の割合で、及び c) 水を0.5 〜30重量%の割合で、含んでなる。
【0079】使用されるポリカルボキシレートコポリマ
ーb)は、好ましくは、上に挙げた化合物である。
【0080】pH調節剤を含むコンパウンドは、好ましく
は、 a) 本発明のビルダー組成物を60〜99.5重量%の割合で
(但し、この際、好ましくはこの組成物は、1〜500 μ
m、特に好ましくは20〜100 μmの平均粒度を有する粉
末として使用されるか、または他の態様では好ましく
は、200 〜2000μm、好ましくは300 〜900 μmの平均
粒度を有する顆粒物として使用される)、 b) pH調節剤を0.5 〜40重量%の割合で、及び c) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、
を含んでなる。
【0081】使用されるpH調節剤b)は、好ましくは、上
に挙げた化合物である。
【0082】好ましくは、0.1 〜4000μm、特に好まし
くは10〜500 μm、とりわけ好ましくは20〜200 μmの
平均粒度を有する粉末としてのコンパウンドが使用され
る。
【0083】更に別の好ましい態様では、上記コンパウ
ンドは、200 〜2000μm、好ましくは400 〜900 μmの
平均粒度を有する顆粒物として使用される。
【0084】上記コンパウンドは、好ましくは、凝集、
粉砕、サイズ分級などによってあるうはコンパクト化、
粉砕、サイズ分級などによって製造される。
【0085】上記ランドリー洗剤、清浄剤、水軟化剤及
びモジュラー成分は、例えば、粉末の形、顆粒物の形、
ジェルの形、液体の形またはタブレットの形で使用する
ことができる。
【0086】タブレットを製造するためには、各々の調
合物を、タブレット成形機を用いて圧縮して対応する形
状とし、この際、この形状はどのような形(例えば、円
筒形、四面体、楕円形、円形など)でも取ることができ
る。円筒形の場合は、半径と高さとの比率は0.2 〜5で
あることができる。圧縮力は12〜0.3kN/cm2 であること
ができる。圧縮力は、タブレットの幾何的形状とは本質
的には無関係である。食器洗い機用清浄剤のタブレット
化のためには、0.7 〜14.2 kN/cm2 の圧縮力が好まし
く、特に好ましくは2.8 〜10 kN/cm2 の圧縮力である。
より複雑な形状を得るための他段階圧縮加工も好まし。
様々な区画に分けることは、そのようにしない場合は互
いに相容れない成分を確実に分離しておくのに役立つ。
多層形のタブレットには、各調合物を、それぞれ所望の
割合で、二つまたはそれ以上の段階において順次重ねて
圧縮していき、二つまたはそれ以上の層を得る。二層形
のタブレットの場合は、それらの二つの層の層厚比は、
1:10〜10:1であるのが特に好ましい。他の使用形態は、
例えば、球体の区画が組み込まれたタブレットである。
タブレットのそれぞれの層及び区画は異なる色に着色し
てもよい。
【0087】更に本発明は、 a) 式NaMSi x O2x+1 ・yH2O(式中、Mはナトリウムま
たは水素であり、xは1.9 〜4の数であり、そしてyは
0〜20の数である)で表される結晶性層状ケイ酸ナトリ
ウムと b) 水、または少なくとも一種の洗剤成分の水溶液もし
くは水性分散液を、 c) 0.5:1 〜20:1の成分a):成分b)からの水との比率
で、互いに接触させ、次いで生じたビルダー組成物を30
〜400 ℃で0.5 〜1000分間、熱処理することを含む、ビ
ルダー組成物の製造方法も提供する。
【0088】更に本発明は、 a) 式NaMSi x O2x+1 ・yH2O(式中、Mはナトリウムま
たは水素であり、xは1.9 〜4の数であり、そしてyは
0〜20の数である)で表される結晶性層状ケイ酸ナトリ
ウムと b) 水、または少なくとも一種のランドリー洗剤成分の
水溶液もしくは水性分散液との、 c) 但し、成分a)と、成分b)からの水との比は0.5:1 〜
20:1である、緊密な混合物を含んでなるビルダー組成物
の溶解残渣を減少させる方法であって、上記ビルダー組
成物を30〜400 ℃で0.5 〜1000分間、熱処理することを
含む、上記方法も提供する。
【0089】ここで、成分a)とb)との緊密な混合物と
は、成分a)及びb)を接触させそして場合によっては次い
でこれを更に機械的に処理した後に得られる組成物を意
味するものと理解されたい。ビルダー組成物自体は、他
のビルダー、例えば非層状ケイ酸塩、ゼオライト、リン
酸塩などを含む混合物であってもよい。
【0090】以下の例は本発明を例示するものである
が、本発明はこれに限定されない。
【0091】
【実施例】使用した結晶性層状二ケイ酸ナトリウムの相
組成の測定:粉末にした固形サンプルを、Philips PW17
10 X線粉末回折計(CuK α2放射線、波長 1.54439Å、
加速電位 35kV 、加熱電流 28mA 、モノクロメーター、
走査速度: 3°2θ毎分)で測定する。得られた強度は
以下のように評価した。 物質 特性ピーク[ d値( Å)] アルファ相 3.29±0.07, 典型的には3.31 ベータ相 2.97±0.06 デルタ相 3.97±0.08 重量%で表す結晶性部分は、アルファ、ベータ及びデル
タ相の──パルスの形で測定された──強度I a 、I b
及びI d から、以下の式に従い計算される。 アルファ含有率: A[%]=100*I a /(I a +Ib +Id ) ベータ含有率: B[%]=1.41*100*Ib /(I a +Id ) デルタ含有率: D[%]=100-A-D X線非晶質画分(AM)を測定するためには、X線ピークの
バックグラウンド(パルス)を2.65Åのd 値で測定し(I
am) 、そしてこれを以下の経験式を用いて含有率
(%)に換算した。
【0092】AM[%] =(Iam-70)*100/450 結晶性画分に加えてX線非晶質画分も分析で特定される
場合は、A、B及びC含有率はAMによって補正され
る。 ビルダー組成物のコンパクト化、粉砕及びサイズ分級:
ロールコンパクター(ホソカワ- ベペックス)中で、ス
タッフィングスクリュー(設定:ステージ5)を用いて
原料をコンパクターロール間に運んだ。これは、線圧縮
力がロール幅1cm当たり2〜200kN 、好ましくは10〜
160kN となるように行う。ロールの回転は、ステージ3
〜7に設定し、そしてロール間隙は0.1mm であった。生
じたフレーク状物(長さ:約50mm、厚さ:約2〜5mm、
幅: 約10〜15mm)を、貫通孔の直径が5mmのハンマー
ミル(UPZ モデル、アルペン社製)で600 〜1400 rpmの
回転速度で破砕した。破砕された粉末状材料から、過大
材料を分別し(貫通孔直径が1000μmのスクリーンを用
いる)そして過小材料も同様に分別した(貫通孔直径が
300 μmのスクリーンを用いる)。過大材料はもう一度
粉砕段階に付しそして再びスクリーニングした。300 μ
m〜1000μmの粒度を有する得られた二つの画分を一緒
にした。 スクリーン分析によるビルダー組成物の粒度分布の測
定:所望のスクリーンを有する装入具を、レッチェ(Re
tsch)社製のスクリーニング機に差し込んだ。スクリー
ンのメッシュ幅は上から下にいくほど小さくなる。試験
する粉末50gを最もメッシュ幅の大きいスクリーンの上
に置いた。このスクリーニング機を振動させると、粉末
材料がそれぞれのスクリーンを通過しながら運ばれる。
各スクリーン上の残渣の重さを量りそして材料の初期重
量を基準として計算した。d50 値を、この結果から計算
することができた。 試験洗剤の調製:蛍光増白剤を、溶融したアルキルエト
キシレートの全体量の四分の一に攪拌しながら加え、そ
して家庭用マルチミキサー[ ブラウン(Braun) 社製] 中
で、ソーダまたは重炭酸塩またはリン酸塩の全体量の半
分と混合した。レーディゲすき刃型ミキサー中で、残り
のソーダと、本発明のビルダー組成物、リン酸塩、ゼオ
ライト、重炭酸塩、クエン酸及びポリマーのそれぞれの
全量を300rpmで15分間混合した。次いで、残りのアルキ
ルエトキシレートの半分を5分間かけて吹き付けた。最
後に、アルカンスルホネート、ポリビニルピロリドン、
アルキルベンゼンスルホネート、石鹸、消泡剤及びホス
ホン酸塩、並びに蛍光増白剤を含むコンパウンドを加
え、引き続き300rpmで10分間混合した。タンブルミキサ
ー中で、上記レーディゲミキサーからの混合物を、過炭
酸塩、過ホウ酸塩、TAED及び酵素と低剪断力下に混合
し、そして5分間混合した。 洗剤のタブレット化:タブレット化するためには、各洗
剤調合物を混合しそしてマトラ(Matra) 社製のタブレッ
ト成形機を用いて適当な形状に圧縮した。圧縮力は12〜
0.3 kN/cm2であった。得られたコンパクト成形体は、高
さが約18mmでそして直径が41mmであった。 食器洗い機用清浄剤の調製:酵素、漂白剤及び香料を除
く固形成分をレーディゲすき刃型ミキサーに装入しそし
て十分に混合した。次いでアルキルエトキシレートを吹
きかけた。最後に酵素、香料及び漂白システムを混入し
た。 溶解残渣試験の実施: 水道水( 水硬度:20°ドイツ硬度、Ca:Mgモル比= 約
4:1)800ml を20℃に加熱した。試験材料2gを加え
そしてこの混合物を磁気攪拌機を用いて20分間攪拌し
た。水ジェットポンプから穏やかに減圧しながら、生じ
た分散液を、綿布(wfk-テストゲウェーベ(Testgewebe)
GmbH, Christenfeld 10, 41379 Brueggen,Germany か
ら入手できるWFK 10 Aタイプ)を通してブフナー漏斗
(直径:約95mm)にて吸引した。この濾布を対流乾燥炉
中で80〜100 ℃の温度で1時間乾燥した。重量の増分を
初期重量を基準にして%に換算した。こうして得られた
値を溶解残渣[KRT(%)]と称する。 例1(比較例):商業的に入手可能な結晶性層状二ケイ
酸ナトリウム顆粒物(SKS-6 顆粒品、クラリアントGmb
H)の溶解残渣を測定した(表1参照)。例2(比較
例):結晶性層状二ケイ酸ナトリウム(SKS-6 粉末品、
クラリアントGmbH、デルタ二ケイ酸塩相77重量%、アル
ファ二ケイ酸塩相16重量%、ベータ二ケイ酸塩相3重量
%、非晶質画分3.8 重量%、水0.2 重量%)7.52kg及び
水480 gから粉末混合物8kgをレーディゲすき刃型ミキ
サー中で調製し、そしてその溶解残渣を測定した(表1
参照)。 例3(比較例):例2からの粉末混合物を、ロール長さ
1cm当たり90 kN の線圧縮力でロールコンパクターによ
り加工処理した。約3kgの合格サイズの材料が得られ、
その溶解残渣を測定した(表1参照)。 例4(比較例):結晶性層状二ケイ酸ナトリウム(SKS-
6 粉末品、クラリアントGmbH)7.12 kg及び水ガラス
(クラリアントフランス製のグレードNa9/1 品、SiO2=3
0.6 重量%、Na2O=15.1 重量%、H2O=54.3重量%、すな
わちNa2O/SiO2=0.48(mol/mol) 及びH2O/SiO2=5.92(mol/
mol)に相当)0.88kgから8kgの粉末混合物をレーディゲ
すき刃型ミキサー中で調製した。これを、ロール長さ1
cm当たり90 kN の線圧縮力でロールコンパクターにより
加工処理した。約3kgの合格サイズの材料が得られ、こ
れの溶解残渣を測定した(表1参照)。 例5:結晶性層状二ケイ酸ナトリウム(SKS-6粉末品、ク
ラリアントGmbH)7.52 kg 及び水 480 gから8kgの粉末
混合物をレーディゲすき刃型ミキサー中で調製した。こ
れを、乾燥室中で80℃の温度で30分間、熱処理した。そ
のサンプルの溶解残渣を測定した(表1参照)。 例6:例5の熱処理された材料を、ロール長さ1cm当た
り90 kN の線圧縮力でロールコンパクターにより加工処
理した。約3kgの合格サイズの材料が得られ、これの溶
解残渣を測定した(表1参照)。 例7:結晶性層状二ケイ酸ナトリウム(SKS-6粉末品、ク
ラリアントGmbH)7.12 kg 及び水ガラス(クラリアント
フランス製のグレードNa9/1 品)880 g から8kgの粉末
混合物をレーディゲすき刃型ミキサー中で調製した。こ
れを乾燥室中で80℃の温度において30分間、熱処理しそ
してその溶解残渣を測定した(表1参照)。 例8:例7に記載の手順に従い8kgの粉末混合物を調製
し、乾燥室中で80℃の温度において30分間熱処理し、そ
してロール長さ1cm当たり90 kN の線圧縮力においてロ
ールコンパクターにより加工処理した。約3kgの合格サ
イズの材料が得られ、これの溶解残渣を測定した(表1
参照)。 例9:結晶性層状二ケイ酸ナトリウム(SKS-6 粉末品、
クラリアントGmbH)7.88 kg及び水120 g から8kgの粉
末混合物をレーディゲすき刃型ミキサー中で調製した。
これを乾燥室中で80℃の温度において30分間熱処理し、
そしてロール長さ1cm当たり90 kN の線圧縮力において
ロールコンパクターにより加工処理した。約3kgの合格
サイズの材料が得られ、これの溶解残渣を測定した(表
1参照)。 例10:結晶性層状二ケイ酸ナトリウム(SKS-6粉末品、ク
ラリアントGmbH)7.36 kg 及び水640 g から8kgの粉末
混合物をレーディゲすき刃型ミキサー中で調製した。こ
れを、乾燥室中で80℃の温度において30分間熱処理し、
そしてロール長さ1cm当たり90 kN の線圧縮力において
ロールコンパクターにより加工処理した。約3kgの合格
サイズの材料が得られ、これの溶解残渣を測定した(表
1参照)。 例11:結晶性層状二ケイ酸ナトリウム(SKS-6 粉末品、
クラリアントGmbH)7.76 kg及び水ガラス(クラリアン
トフランス製のグレードNa9/1 品)240 g から8kgの粉
末混合物をレーディゲすき刃型ミキサー中で調製した。
これを乾燥室中で80℃の温度において30分間熱処理し、
そしてロール長さ1cm当たり90 kN の線圧縮力において
ロールコンパクターにより加工処理した。約3kgの合格
サイズの材料が得られ、これの溶解残渣を測定した(表
1参照)。 例12:結晶性層状二ケイ酸ナトリウム(SKS-6 、クラリ
アントGmbH)6.8 kg及び水ガラス(クラリアントフラン
ス製のグレードNa9/1 品)1.2 kgから8kgの粉末混合物
をレーディゲすき刃型ミキサー中で調製した。これを乾
燥室中で80℃の温度において30分間熱処理し、そしてロ
ール長さ1cm当たり90 kN の線圧縮力においてロールコ
ンパクターにより加工処理した。約3kgの合格サイズの
材料が得られ、その溶解残渣を測定した(表1参照)。 例13:結晶性層状二ケイ酸ナトリウム(SKS-6 粉末品、
クラリアントGmbH)7.12 kg、凝縮液320 g及び水ガラ
ス(クラリアントフランス製のグレードNa9/1 品)560
gから8kgの粉末混合物をレーディゲすき刃型ミキサー
中で調製した。これを乾燥室中で80℃の温度において30
分間熱処理し、そしてロール長さ1cm当たり90kN の線
圧縮力においてロールコンパクターにより加工処理し
た。約3kgの合格サイズの材料が得られ、その溶解残渣
を測定した(表1参照)。 例14:結晶性層状二ケイ酸ナトリウム(SKS-6 粉末品、
クラリアントGmbH)7.12 kg及び水ガラス(クラリアン
トフランス製のグレードNa4/1 品、SiO2=28.3 重量%、
Na2O=8.3重量%、H2O=63.4重量%、すなわちNa2O/SiO2=
0.284(mol/mol)及びH2O/SiO2=7.472(mol/mol) に相当)
880 g から8kgの粉末混合物をレーディゲすき刃型ミキ
サー中で調製した。これを乾燥室内で80℃の温度におい
て30分間熱処理し、そしてロール長さ1cm当たり90 kN
の線圧縮力においてロールコンパクターにより加工処理
した。約3kgの合格サイズの材料が得られ、これの溶解
残渣を測定した(表1参照)。 例15:8kgの粉末混合物を、レーディゲ加熱式すき刃型
ミキサー中で先ず室温下において、結晶性層状二ケイ酸
ナトリウム(SKS-6 粉末品、クラリアントGmbH)7.12kg
及び水ガラス(クラリアントフランス製のグレードNa9/
1 品)880 g から調製した。次いでこの材料を、ミキサ
ー中で95℃の温度において15分間熱処理し、そしてロー
ル長さ1cm当たり90 kN の線圧縮力においてロールコン
パクターにより加工処理した。約3kgの合格サイズの材
料が得られ、これの溶解残渣を測定した。 例16:結晶性層状二ケイ酸ナトリウム(SKS-6粉末品、ク
ラリアントGmbH)7.12 kg 及び水ガラス(クラリアント
フランス製のグレードNa9/1 品)880 g から8kgの粉末
混合物をレーディゲすき刃型ミキサー中で調製した。こ
れを乾燥室中で45℃の温度において90分間熱処理し、そ
してロール長さ1cm当たり90 kN の線圧縮力においてロ
ールコンパクターにより加工処理した。約3kgの合格サ
イズの材料が得られ、これの溶解残渣を測定した(表1
参照)。 例17:結晶性層状二ケイ酸塩ナトリウム(SKS-6 粉末
品、クラリアントGmbH)7.12 kg 及び水ガラス(クラリ
アントフランス製のグレードNa9/1 品)880 g から8kg
の粉末混合物をレーディゲすき刃型ミキサー中で調製し
た。これを乾燥室中で200 ℃の温度において10分間熱処
理し、そしてロール長さ1cm当たり90 kN の線圧縮力に
おいてロールコンパクターにより加工処理した。約3kg
の合格サイズの材料が得られ、これの溶解残渣を測定し
た(表1参照)。 例18:8kgの粉末混合物を、アイリッヒミキサー中で先
ず室温において、結晶性層状二ケイ酸ナトリウム(SKS-6
粉末品、クラリアントGmbH)7.12 kg 及び水ガラス(ク
ラリアントフランス製のグレードNa9/1 品)880 g から
調製した。次いで、この材料を、レーディゲ加熱式すき
刃型ミキサー中で80℃で30分間加熱処理し、そしてロー
ル長さ1cm当たり55 kN の線圧縮力においてロールコン
パクターにより加工処理した。約3kgの合格サイズの材
料が得られ、これの溶解残渣を測定した(表1参照)。 例19:8kgの粉末混合物を、アイリッヒミキサー中で先
ず室温において、結晶性層状二ケイ酸ナトリウム(SKS-6
粉末品、クラリアントGmbH)7.12 kg 及び水ガラス(ク
ラリアントフランス製のグレードNa9/1 品)880 gから
調製した。次いでこの材料を、レーディゲ加熱式すき刃
型ミキサー中で80℃の温度において30分間熱処理し、そ
してロール長さ1cm当たり160kN の線圧縮力においてロ
ールコンパクターにより加工処理した。約3kgの合格サ
イズの材料が得られ、これの溶解残渣を測定した(表1
参照)。 例20a :例5の材料4kgを、内面を金属被覆しそしてそ
のドラムを約50rpm で回転させた、ヴェルテ(Welte) 社
製のU280AOボールミルを用いて約60分間粉砕した。使用
した粉砕体は、44kgの磁器製ビーズであった。材料は63
マイクロメータの平均粒径を有しそして約50%の溶解残
渣を生じた。 例20b :例8の材料4kgを、内面を金属被覆しそしてそ
のドラムを約50rpm で回転させた、ヴェルテ社製のU280
AOボールミルを用いて約60分間粉砕した。使用した粉砕
体は44kgの磁器製ビーズであった。材料は55マイクロメ
ータの平均粒径を有しそして7%の溶解残渣を生じた。 例21a :ヨーロッパ特許出願公開第0 849 355 号の場合
と同様にして、例5の本発明によるビルダー組成物5.3k
g を、酸性ポリカルボキシレート溶液(シュトックハウ
ゼン社製、グレードW 78230 、45%濃度溶液、活性物質
1g当たりH+ 9.5mmol)2.7 kgを用いてアイリッヒミ
キサー中で凝集させ、8kgの顆粒物を生成しそしてこれ
を約6.3 %の含湿分となるまで乾燥した。 例21b :米国特許第5,540,855 号の場合と同様にして、
例7からの本発明に従うビルダー組成物 5.6 kg を、レ
ーディゲすき刃型ミキサー中でクエン酸2.4 kgと混合し
て、8kgの粉末混合物を得た。この混合物を、ロール幅
1cm当たり90 kN の圧縮力においてロールコンパクター
により加工処理した。 例21c :ドイツ特許出願公開第19960744号の場合と同様
にして、例8からの本発明に従うビルダー組成物 7.6 k
g を先ず23gのサンドラン・ブルーE-HRL 180 と混合
し、次いで回転させたプレート上で、水304 g中に53.3
g のゲナポールDU 110及び13g のイソプロパノールを含
む溶液をそれに吹き付けた。 例22〜26:表2に記載の組成を有する試験洗剤を、上記
の一般手順“試験洗剤の調製”に従って調製した。 例27:表2aに記載の水軟化剤調合物をレーディゲすき
刃型ミキサー中で調製した。この際、各固形成分は300r
pmで15分間混合し、そしてアルキルエトキシレートを溶
融しそして混合しながら吹き付けた。 例28:表2aに記載の組成を有する洗剤タブレットを、
上記の一般手順“試験洗剤の調製”及び“洗剤のタブレ
ット化”に従い調製した。 例29〜34:表2bに記載の組成を有する試験洗剤を、上
記の一般手順“試験洗剤の調製”に従い調製した。 例35:表2bに記載のシミ抜き剤調合物をレーディゲす
き刃型ミキサー中で調製した。この際、固形成分は300r
pmで15分間混合し、溶融させたアルカンスルホネートを
混合しながらそれに吹き付けた。 例36〜38:表3に記載の組成を有する食器洗い機用清浄
剤を、上記の一般的手順“食器洗い機用清浄剤の調製”
に従い調製した。 例39:表4に記載の組成を有する食器洗い機用ジェル状
清浄剤を、水ガラス、リン酸塩、ソーダ、水酸化ナトリ
ウム、ホスホン酸塩、ポリマー、アルカンスルホネー
ト、リン酸エステルを分散機[ ウルトラツラックス(Ult
raturrax),ハンケ・アンド・クンケル社(Hanke and Kun
kel)] 中で一緒に混合することによって調製した。最後
に、例20aに記載のものと同じ本発明のビルダー組成物
及び次亜塩素酸ナトリウムを混入した。
【0093】
【表1】
【0094】
【表2】
【0095】
【表3】
【0096】
【表4】
【0097】
【表5】
【0098】
【表6】
【0099】
【表7】
フロントページの続き (72)発明者 ハラルト・バウエル ドイツ連邦共和国、ケルペン、アム・クロ イシェネント、19 (72)発明者 ヨゼフ・ホルツ ドイツ連邦共和国、エルフトシュタット、 アム・アンガー、24 (72)発明者 ギュンター・シムメル ドイツ連邦共和国、エルフトシュタット、 エーレンストラーセ、16 Fターム(参考) 4H003 AB01 AB03 AB14 AB19 AC01 AC08 AD01 AE01 BA10 BA17 CA14 DA01 DA19 EA08 EA15 EA16 EA18 EA24 EA28 EB08 EB13 EB38 EC01 ED02 EE01 EE05 FA09 FA32 FA43

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a) 式NaMSi x O2x+1 ・yH2O(式中、Mは
    ナトリウムまたは水素であり、xは1.9 〜4の数であり
    そしてyは0〜20の数である)で表される結晶性層状ケ
    イ酸ナトリウムと b) 水、または少なくとも一種の洗剤成分の水溶液もし
    くは水性分散液とを、 c) 0.5 :1〜20:1の成分a):成分b)からの水のモル
    比において、互いに接触させ、次いで生じたビルダー組
    成物を30〜400 ℃において0.5 〜1000分間熱処理ことに
    よって得ることができるビルダー組成物。
  2. 【請求項2】 結晶性層状ケイ酸ナトリウムa)が、アル
    ファ- 二ケイ酸ナトリウムを0〜40重量%、ベータ- 二
    ケイ酸ナトリウムを0〜40重量%、デルタ-二ケイ酸ナ
    トリウムを40〜100 重量%及び非晶質画分を0〜40重量
    %の割合で含む、請求項1のビルダー組成物。
  3. 【請求項3】 結晶性層状ケイ酸ナトリウムa)が、デル
    タ- 二ケイ酸ナトリウムを80〜100 重量%の割合で含
    む、請求項2のビルダー組成物。
  4. 【請求項4】 結晶性層状ケイ酸ナトリウムa)が、追加
    的な陽イオン性及び/または陰イオン性構成分を含む、
    請求項1〜3のいずれか一つのビルダー組成物。
  5. 【請求項5】 水が、水道水、凝縮水、水蒸気、脱イオ
    ン水または工業用水である、請求項1〜4のいずれか一
    つのビルダー組成物。
  6. 【請求項6】 結晶性層状ケイ酸ナトリウムa)と成分b)
    の水とのモル比c)が1:1〜20:1、好ましくは1:1
    〜10:1である、請求項5のビルダー組成物。
  7. 【請求項7】 洗剤成分が、アルカリ金属ケイ酸塩、非
    イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン
    性界面活性剤、ポリカルボキシレートポリマー、ポリカ
    ルボキシレートコポリマー、ポリエチレングリコール、
    ベントナイト、ヘクトライト、サポナイト及び/または
    染料である、請求項1〜6のいずれか一つのビルダー組
    成物。
  8. 【請求項8】 アルカリ金属ケイ酸塩が、0.2 :1〜
    1:1のMe2O:SiO2モル組成(ここでMeはナトリウム及
    び/またはカリウムであり、H2O :SiO2は0.9:1〜250
    :1に等しい)を有する水ガラスである、請求項7の
    ビルダー組成物。
  9. 【請求項9】 結晶性層状ケイ酸ナトリウムa)と洗剤成
    分との重量比が5:1〜1000:1、好ましくは7:1〜
    200 :1である、請求項1〜8のいずれか一つのビルダ
    ー組成物。
  10. 【請求項10】 熱処理を、40〜300 ℃、好ましくは60
    〜200 ℃、特に好ましくは70〜150 ℃の温度で行う、請
    求項1〜9のいずれか一つのビルダー組成物。
  11. 【請求項11】 熱処理時間が、2〜1000分、好ましく
    は2〜120 分、特に好ましくは10〜120 分である、請求
    項1〜10のいずれか一つのビルダー組成物。
  12. 【請求項12】 ビルダー組成物を熱処理中動かし続け
    る、請求項1〜11のいずれか一つのビルダー組成物。
  13. 【請求項13】 成分a)及びb)を接触させることによっ
    て得られたビルダー組成物を、熱処理の前及び/または
    後に更に機械的にも処理する、請求項1〜12のいずれか
    一つのビルダー組成物。
  14. 【請求項14】 更なる機械的処理が、コンパクト化加
    工、好ましくはロールコンパクト化加工、造粒加工、粉
    砕加工、細化加工及び/またはサイズ分級を含む、請求
    項13のビルダー組成物。
  15. 【請求項15】 ロールコンパクト化加工を、ロール幅
    1cm当たり2〜200kNの線圧縮力を用いて20〜200 ℃の
    温度で行う、請求項14のビルダー組成物。
  16. 【請求項16】 先ず成分a)及びb)を接触させ、次いで
    生じたビルダー組成物を熱処理し、次いでコンパクト化
    し、次いで粉砕しそして最後にサイズ分級する、請求項
    13〜15のいずれか一つのビルダー組成物。
  17. 【請求項17】 先ず成分a)及びb)を接触させ、次いで
    生じたビルダー組成物を熱処理し、次いで粉砕/細化
    し、そして最後にサイズ分級する、請求項13〜15のいず
    れか一つのビルダー組成物。
  18. 【請求項18】 先ず成分a)及びb)を接触させ、次いで
    生じたビルダー組成物をコンパクト化し、次いで粉砕
    し、次いでサイズ分級しそして最後に熱処理する、請求
    項13〜15のいずれか一つのビルダー組成物。
  19. 【請求項19】 ビルダー組成物が、0.1 〜4000μm、
    特に好ましくは10〜500 μm、就中好ましくは20〜200
    μmの平均粒度を有する粉末である、請求項1〜18のい
    ずれか一つのビルダー組成物。
  20. 【請求項20】 ビルダー組成物が、200 〜2000μm、
    好ましくは400 〜900 μmの平均粒度を有する顆粒物で
    ある、請求項1〜18のいずれか一つのビルダー組成物。
  21. 【請求項21】 ビルダー組成物が、0.1 〜300 μm、
    好ましくは10〜200μmの平均粒度を有する粉砕された
    顆粒物である、請求項1〜18のいずれか一つのビルダー
    組成物。
  22. 【請求項22】 20℃で20分間攪拌した後の0.25重量%
    水溶液の溶解残渣が50%以下である、請求項1〜21のい
    ずれか一つのビルダー組成物。
  23. 【請求項23】 請求項1〜22のビルダー組成物を少な
    くとも一種含む、ランドリー洗剤または清浄剤。
  24. 【請求項24】a) 0.5 〜99重量%の割合のビルダー組
    成物、 b) 場合によっては、0.5 〜80重量%の割合のコビルダ
    ー、 c) 場合によっては、1〜50重量%の割合の界面活性物
    質、 d) 場合によっては、1〜70重量%の割合の漂白システ
    ム、 e) 場合によっては、0.5 〜80重量%の割合のpH調節
    剤、及び f) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、
    を含んでなる、請求項23のランドリー洗剤または清浄
    剤。
  25. 【請求項25】a) 0.5 〜99重量%の割合のビルダー組
    成物、 b) 0.5 〜80重量%の割合のコビルダー、 c) 場合によっては、1〜50重量%の割合の表面活性物
    質、 d) 場合によっては、1〜70重量%の割合の漂白システ
    ム、 e) 場合によっては、0.5 〜80重量%の割合のpH調節
    剤、及び f) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、
    を含んでなる、請求項23のランドリー洗剤または清浄
    剤。
  26. 【請求項26】a) 0.5 〜99重量%の割合のビルダー組
    成物、 c) 1〜50重量%の割合の界面活性物質、 b) 場合によっては、0.5 〜80重量%の割合のコビルダ
    ー、 d) 場合によっては、1〜70重量%の割合の漂白システ
    ム、 e) 場合によっては、0.5 〜80重量%の割合のpH調節
    剤、及び f) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、
    を含んでなる、請求項23のランドリー洗剤または清浄
    剤。
  27. 【請求項27】a) 0.5 〜99重量%の割合のビルダー組
    成物、 d) 1〜70重量%、好ましくは5〜50重量%の割合の漂
    白システム、 b) 場合によっては、0.5 〜80重量%の割合のコビルダ
    ー、 c) 場合によっては、1〜50重量%の割合の界面活性物
    質、 e) 場合によっては、0.5 〜80重量%の割合のpH調節
    剤、 f) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、
    を含んでなる、請求項23のランドリー洗剤または清浄
    剤。
  28. 【請求項28】a) 0.5 〜99重量%の割合のビルダー組
    成物、 e) 0.5 〜80重量%の割合のpH調節剤、 b) 場合によっては、0.5 〜80重量%の割合のコビルダ
    ー、 c) 場合によっては、1〜50重量%の割合の界面活性物
    質、 d) 場合によっては、1〜70重量%の割合の漂白システ
    ム、 f) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、
    を含んでなる、請求項23のランドリー洗剤または清浄
    剤。
  29. 【請求項29】a) 0.5 〜98.5重量%の割合のビルダー
    組成物、 b) 0.5 〜80重量%の割合のコビルダー、 c) 1〜50重量%の割合の界面活性物質、 d) 場合によっては、1〜70重量%の割合の漂白システ
    ム、 e) 場合によっては、0.5 〜80重量%の割合のpH調節
    剤、 f) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、
    を含んでなる、請求項23のランドリー洗剤または清浄
    剤。
  30. 【請求項30】a) 0.5 〜97.5重量%の割合のビルダー
    組成物、 b) 0.5 〜80重量%の割合のコビルダー、 c) 1〜50重量%の割合の界面活性物質、 d) 1〜70重量%の割合の漂白システム、 e) 場合によっては、0.5 〜80重量%、好ましくは5〜
    50重量%の割合のpH調節剤、 f) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、
    を含んでなる、請求項23のランドリー洗剤または清浄
    剤。
  31. 【請求項31】a) 0.5 〜97重量%の割合のビルダー組
    成物、 b) 0.5 〜80重量%の割合のコビルダー、 c) 1〜50重量%の割合の界面活性物質、 d) 1〜70重量%の割合の漂白システム、 e) 0.5 〜80重量%の割合のpH調節剤、 f) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、
    を含んでなる、請求項23のランドリー洗剤または清浄
    剤。
  32. 【請求項32】 請求項1〜22のビルダー組成物を少な
    くとも一種含む水軟化剤。
  33. 【請求項33】a) 0.5 〜99重量%の割合のビルダー組
    成物、 b) 場合によっては、0.5 〜80重量%の割合のコビルダ
    ー、 c) 場合によっては、0〜15重量%の割合の界面活性物
    質、 d) 場合によっては、0.5 〜80重量%の割合のpH調節
    剤、を含んでなる、請求項32の水軟化剤。
  34. 【請求項34】 請求項1〜22のビルダー組成物を少な
    くとも一種含むコンパウンド。
  35. 【請求項35】a) 70〜99.5重量%の割合のビルダー組
    成物、 b) 0.5 〜30重量%の割合の陰イオン性、陽イオン性、
    非イオン性及び/または双性イオン性界面活性剤、を含
    んでなる、請求項33のコンパウンド。
  36. 【請求項36】a) 50〜99重量%の割合のビルダー組成
    物、 b) 0.01〜10重量%の割合の染料、 c) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、
    を含んでなる、請求項34のコンパウンド。
  37. 【請求項37】a) 70〜99重量%の割合のビルダー組成
    物、 b) 0.5 〜30重量%の割合のポリカルボキシレートコポ
    リマー、 d) 0.5 〜30重量%の割合の水、を含んでなる、請求項
    34のコンパウンド。
  38. 【請求項38】a) 60〜99.5重量%の割合のビルダー組
    成物、 b) 0.5 〜40重量%の割合のpH調節剤、 c) 全体量を100 重量%にする量の更に別の慣用成分、
    を含んでなる、請求項34のコンパウンド。
  39. 【請求項39】 タブレットの形状の請求項23〜38のい
    ずれか一つの組成物。
  40. 【請求項40】a) 式NaMSi x O2x+1 ・yH2O(式中、M
    はナトリウムまたは水素であり、xは1.9 〜4の数であ
    り、そしてyは0〜20の数である)で表される結晶性層
    状ケイ酸ナトリウムを、 b) 水、または少なくとも一種の洗剤成分の水溶液もし
    くは水性分散液と、 c) 0.5 :1〜20:1の成分a)と成分b)からの水とのモ
    ル比において、互いに接触させ、次いで生じたビルダー
    組成物を30〜400 ℃で0.5 〜1000分間熱処理することを
    含む、ビルダー組成物の製造方法。
  41. 【請求項41】a) 式NaMSi x O2x+1 ・yH2O(式中、M
    はナトリウムまたは水素であり、xは1.9 〜4の数であ
    りそしてyは0〜20の数である)で表される結晶性層状
    ケイ酸ナトリウムと、 b) 水、または少なくとも一種のランドリー洗剤成分の
    水溶液または水性分散液との、 c) 成分a)と成分b)からの水とのモル比が0.5 :1〜2
    0:1である、緊密な混合物を含んでなるビルダー組成
    物の溶解残渣を減少させる方法であって、上記ビルダー
    組成物を、30〜400 ℃で0.5 〜1000分間熱処理すること
    を特徴とする、上記方法。
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