JP2001114509A - 結晶質アルカリ金属層状珪酸塩 - Google Patents

結晶質アルカリ金属層状珪酸塩

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JP2001114509A
JP2001114509A JP2000273702A JP2000273702A JP2001114509A JP 2001114509 A JP2001114509 A JP 2001114509A JP 2000273702 A JP2000273702 A JP 2000273702A JP 2000273702 A JP2000273702 A JP 2000273702A JP 2001114509 A JP2001114509 A JP 2001114509A
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crystalline alkali
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ハラルト・バウエル
Josef Holz
ヨーゼフ・ホルツ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
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    • C11D7/00Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
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    • C11D3/124Silicon containing, e.g. silica, silex, quartz or glass beads
    • C11D3/1246Silicates, e.g. diatomaceous earth
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 向上した水軟化能力、改善されたビルダー性
能および減少した残留物の形成性をもたらす結晶質アル
カリ金属層状珪酸塩の提供。 【解決手段】 式 aM1 2O・bEO2 ・cX2 5 ・dZO3 ・SiO2
・eH2 O [式中、M1 はアルカリ金属であり、Eは周期律表の第
4主族の元素であり、Xが周期律表の第5主族の元素で
ありそしてZが周期律表の第6主族の元素であり、かつ
更に以下の関係にある: 0.25≦a≦6.25 2.5×10-4≦b≦5.63 0≦c≦2.81 0≦d≦5.63 0≦e≦15.3。] で表される結晶質アルカリ金属層状珪酸塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は本願の優先権主張の基礎
となる1999年9月11日に出願されたドイツ特許出
願第19943470.0に記載されており、このドイ
ツ出願の内容の全部をここに記載したものとする。
【0002】本発明は、結晶質アルカリ金属層状珪酸
塩、その製造方法および本発明の結晶質アルカリ金属層
状珪酸塩を含有する洗剤および洗浄剤におけるその用途
に関する。
【0003】
【従来の技術】式 NaMSix 2x・ yH2 O (式中、Mはナトリウムまたは水素原子であり、xは
1.9〜4の数でありそしてyは0〜20の数であり、
xの好ましい値が2、3または4である)で表される層
状の結晶質珪酸ナトリウム(フィロ珪酸塩)は、洗剤ビ
ルダーの燐酸塩およびゼオライトの好適な代替品である
ことが実証されている。水質軟化のために上述の結晶質
層状珪酸塩を用いることは例えばヨーロッパ特許出願公
開(A)第0,164,514号明細書に開示されてい
る。
【0004】燐を微量混入した結晶質層状珪酸塩はドイ
ツ特許出願公開(A)第19601063号明細書に開
示されている。式xNa2 * ySiO2 * zP2 5
(式中、x:y−比は0.35〜0.6であり、x:z
の比は1.75〜1200でありそしてy:zの比は4
〜2800である。)で表される結晶質珪酸ナトリウム
がその請求項に記載されている。
【0005】(1.7〜4.1):1のSiO2 :Na
2 Oモル比の結晶質層状珪酸ナトリウムおよび吸湿性物
質よりなる顆粒は特開平10−291817に開示され
ている。かゝる顆粒を得るために80重量%の珪酸ナト
リウム(SiO2 :Na2 Oモル比2)および20重量
%のNa2 CO3 よりなる混合物をコンパクト化し、粉
砕しそして分級する。
【0006】洗剤ビルダーは沢山の機能を満足させる。
それらの内には水質硬度を完全に低下または減少させる
ことおよびアルカリ度を付与し、即ち洗浄液のpHを増
加させることが特に記載されている。硬水の軟化は、一
般にカルシウム結合能力(CBC、一般的な“カルシウ
ム結合能力の測定”法、参照)を測定することによって
測定される。ビルダーの性能は、中でもカルシウム結合
能力およびアルカリ度を含む総括的パラメータである。
これは洗濯機での実際の洗濯実験で一般に測定される
(一般的な“洗浄力の測定”および“無機付着物の測
定”法、参照)。
【0007】水道水中に存在する水質硬度の除去は、一
般に特に比較的高い洗濯温度では加熱時に洗濯機の部品
や壁におよび繊維製品に無機付着物(incrustation)が生
じそしてよく使用されるアニオン系界面活性剤がいわゆ
る石灰石けん(lime soap) の形で沈殿する原因になるの
で重要である。これは洗浄力の低下をもたらし、ランド
リーでほんの二三週間のサイクルで灰色変色(gray haz
e)を引き起こす。 上記の無機付着物は炭酸カルシウム
の形で沈殿する硬質水または溶解した洗剤ビルダー成分
の沈殿残留よりなる。洗浄液中のpH値を(所望の値
に)高めることが、比較的大きい表面電荷を持つ汚れ粒
子をもたらし、繊維製品から汚れ粒子を容易に除かせる
結果をもたらす。
【0008】更にビルダーは不溶のビルダー残留物を、
結果として繊維製品の上に沢山沈着させるべきでない。
これは一般に溶解性試験(一般的な“溶解試験”法、参
照)によって測定される。
【0009】水道水に炭酸塩を添加することが、洗濯機
での有害な沈着物の発生および繊維製品中の付着物の発
生と共に、炭酸カルシウムの沈殿を生させることは公知
である。この理由で当業者は、水道水からカルシウムお
よびマグネシウムを除くために洗剤用のビルダーを使用
している。
【0010】しかしながら従来には上述の要求の全てを
満足させることのできる適切な物質はなかった。
【0011】驚くべきことに本発明者は、層状珪酸塩が
ある種の混入物質によって期待されるよりも多く必要な
性能を満足し、またはそれどころか更に改善し、特に予
想される沈着物の形成を阻止しうることを見いだした。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】それ故に本発明の課題
は、従来技術に比較して向上した水質軟化能力、改善さ
れたビルダー性能および低下した残留物の形成性をもた
らす結晶質アルカリ金属層状珪酸塩を提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題は、式 aM1 2O・bEO2 ・cX2 5 ・dZO3 ・SiO2
・eH2 O [式中、M1 はアルカリ金属であり、Eは周期律表の第
4主族の元素であり、Xが周期律表の第5主族の元素で
ありそしてZが周期律表の第6主族の元素であり、かつ
更に以下の関係にある: 0.25≦a≦6.25 2.5×10-4≦b≦5.63 0≦c≦2.81 0≦d≦5.63 0≦e≦15.3、 好ましくは 0.25≦a≦6.25 2.5×10-4≦b≦5.63 1.25×10-4≦c≦2.81 2.5×10-4≦d≦5.63 0≦e≦15.3、 好ましくは 0.5≦a≦0.73 3.6×10-3≦b≦0.086 2.56×10-4≦c≦0.5 3.6×10-3≦d≦0.086 0≦e≦0.25 好ましくは 0.5≦a≦0.63 8.6×10-3≦b≦0.043 1.29×10-3≦c≦0.025 8.6×10-3≦d≦0.043 0≦e≦0.25 好ましくは、d=0でそして 0.25≦a≦6.25 2.5×10-4≦b≦5.63 1.25×10-4≦c≦2.81 3.13×10-4≦e≦15.3 好ましくは、d=0でそして 0.5≦a≦0.6 3.6×10-3≦b≦0.086 2.56×10-4≦c≦0.5 0≦e≦0.29、 好ましくは、d=0でそして 0.52≦a≦0.58 8.6×10-3≦b≦0.043 1.29×10-3≦c≦0.025 0≦e≦0.29] で表される結晶質アルカリ金属層状珪酸塩によって解決
される。
【0014】本発明の他の実施態様においては、c=0
でそして 0.25≦a≦6.25 2.5×10-4≦b≦5.63 2.5×10-4≦d≦5.63 0≦e≦12.5、 好ましくは、c=0でそして 0.51≦a≦0.7 3.6×10-3≦b≦0.086 3.6×10-3≦d≦0.086 0≦e≦0.29、 好ましくは、c=0でそして 0.51≦a≦0.59 8.6×10-3≦b≦0.043 8.6×10-3≦d≦0.043 0≦e≦0.29 である。
【0015】本発明の別の実施態様においては、c=0
およびd=0でそして 0.25≦a≦6.25 2.5×10-4≦b≦5.63 0≦e≦12.5 好ましくは、c=0およびd=0でそして 0.5≦a≦0.59 3.6×10-3≦b≦0.086 0≦e≦0.29 好ましくは、c=0およびd=0でそして 0.51≦a≦0.54 8.59×10-3≦b≦0.043 0≦e≦0.26 である。
【0016】アルカリ金属(M1 )はリチウム、ナトリ
ウム、カリウム、セシウムまたはそれらの混合物である
のが好ましい。
【0017】アルカリ金属(M1 )がナトリウムおよび
/またはカリウムであるのが特に有利である。
【0018】第4主族の元素(E)は炭素、ゲルマニウ
ム、錫、鉛またはそれらの混合物であるのが好ましい。
【0019】第4主族の元素(E)が炭素であるのが特
に有利である。
【0020】第5主族の元素(X)は窒素、燐、砒素、
アンチモン、ビスマスまたはそれらの混合物であるのが
好ましい。
【0021】第5主族の元素(X)が燐であるのが特に
有利である。
【0022】第6主族の元素(Z)は硫黄、セレン、テ
ルルまたはそれらの混合物であるのが有利である。
【0023】第6主族の元素(Z)が硫黄であるのが特
に有利である。
【0024】本発明の結晶質アルカリ金属層状珪酸塩は
10重量%まで異質成分を含有するのが有利である。
【0025】この異質成分はアルカリ土類金属イオン
(マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウ
ム)の化合物、アルミニウム、亜鉛、鉄、チタン、バナ
ジウム、クロム、マンガン、コバルト、ニッケル、硼
素、フッ化物、塩化物、臭化物および/または沃化物で
あるのが好ましい。
【0026】本発明の課題は、式 aM1 2O・bEO2 ・cX2 5 ・dZO3 ・SiO2
・eH2 O [式中、M1 はアルカリ金属であり、そしてEは周期律
表の第4主族の元素であり、Xが周期律表の第5主族の
元素でありそしてZが周期律表の第6主族の元素であ
り、かつ更に以下の関係にある: 0.25≦a≦6.25; 2.5×10-4≦b≦5.63; 0≦c≦2.81; 0≦d≦5.63; 0≦e≦15.3] で表される結晶質アルカリ金属層状珪酸塩を製造する方
法において、珪酸ナトリウム含有出発物質を成分M1
E、Xおよび/またはZを含有する1種類以上の化合物
と混合し、次いでこの混合物を熱処理することを特徴と
する、上記方法によっても達成される。成分M1 、E、
Xおよび/またはZの意味に関しては、上述の通りであ
る。これも同様に有利な実施態様で用いる。成分M1
E、Xおよび/またはZに関しては、混合物が本発明に
従うアルカリ金属層状珪酸塩の組成に相応する組成を有
するのが有利である。
【0027】珪酸ナトリウム含有出発物質はアルカリ金
属水ガラスまたは噴霧乾燥した非晶質珪酸ナトリウムで
あるのが有利である。固体の水ガラスも同様に適してい
る。
【0028】この方法はアルカリ金属水ガラスをアルカ
リ金属炭酸塩、アルカリ金属硫酸塩および/またはアル
カリ金属燐酸塩と混合し、得られる生成物を噴霧乾燥し
そして次に熱処理することによって実施するのが有利で
ある。
【0029】本発明の別の方法では、噴霧乾燥した非晶
質珪酸ナトリウムをアルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属
硫酸塩および/またはアルカリ金属燐酸塩と混合しそし
て次に熱処理する。
【0030】この熱処理は700〜1300Kの温度で
実施するのが有利である。
【0031】この熱処理を800〜1200Kの温度で
実施するのが特に有利である。この熱処理はなかでも9
00〜1100Kの温度で実施するのが有利である。
【0032】熱処理の時間は臨界がなく、数分〜数時間
でもよい。60分〜120分の熱処理時間が有利であ
る。1時間の熱処理時間で一般に十分である。
【0033】本発明は本発明の結晶質アルカリ金属層状
珪酸塩を含有する洗剤および洗浄剤にも関する。
【0034】洗剤および洗浄剤は0.5〜90重量%の
結晶質アルカリ金属層状珪酸塩、0.5〜70重量%の
コビルダー、合計で100重量%とするのに必要な量の
他の慣用成分を含有するのが有利である。
【0035】洗剤および洗浄剤は0.5〜90重量%の
結晶質アルカリ金属層状珪酸塩、0.5〜60重量%の
界面活性剤、合計して100重量%とするのに必要な量
の他の慣用成分を含有するのが有利である。
【0036】洗剤および洗浄剤は0.5〜90重量%の
結晶質アルカリ金属層状珪酸塩、0.5〜60重量%の
漂白活性剤、合計して100重量%とするのに必要な量
の他の慣用成分を含有するのが有利である。
【0037】洗剤および洗浄剤は0.5〜90重量%の
結晶質アルカリ金属層状珪酸塩、0.5〜70重量%の
コビルダー、0.5〜60重量%の界面活性物質、合計
して100重量%とするのに必要な量の他の慣用成分を
含有するのが有利である。
【0038】洗剤および洗浄剤は0.5〜90重量%の
結晶質アルカリ金属層状珪酸塩、0.5〜70重量%の
コビルダー、0.5〜60重量%の漂白活性剤合計して
100重量%とするのに必要な量の他の慣用成分を含有
するのが有利である。
【0039】洗剤および洗浄剤は0.5〜90重量%の
結晶質アルカリ金属層状珪酸塩、0.5〜70重量%の
コビルダー、0.5〜60重量%の界面活性物質、0.
5〜60重量%の漂白活性剤合計して100重量%とす
るのに必要な量の他の慣用成分を含有するのが有利であ
る。
【0040】洗剤および洗浄剤は0.5〜90重量%の
結晶質アルカリ金属層状珪酸塩、0.5〜70重量%の
電解質供与体、合計して100重量%とするのに必要な
量の他の慣用成分を含有するのが有利である。
【0041】洗剤および洗浄剤は50〜99重量%の結
晶質アルカリ金属層状珪酸塩、0.01〜10重量%の
染料合計して100重量%とするのに必要な量の他の慣
用成分を含有するのが有利である。
【0042】コビルダーは結晶質アルミノ珪酸塩、モノ
マー、オリゴマーまたはポリマーのカルボン酸、アルカ
リ金属炭酸塩、アルカリ金属オルト−、ピロ−またはポ
リ燐酸塩、層状構造を有していない結晶格子のある結晶
質アルカリ金属珪酸塩および/または非晶質アルカリ金
属珪酸塩であるのが有利である。
【0043】漂白活性剤は過硼酸塩、過炭酸塩および/
または酵素であるのが有利である。
【0044】界面活性剤はアニオン−、カチオン−、非
イオン−および/または両性界面活性剤であるのが有利
である。
【0045】電解質供与体は硫酸塩、塩化物および/ま
たは硼酸塩であるのが有利である。
【0046】上述の洗剤および洗浄剤の場合には、本発
明の結晶質アルカリ金属層状珪酸塩が1〜50重量%の
量で、特に1〜30重量%の量で存在するのが有利であ
る。本発明の別の実施態様では、60〜98重量%の量
で、特に70〜98重量%の量で存在するのが有利であ
る。
【0047】上記のアルカリ金属(M1 )は最終生成物
が本発明の組成を有するという条件であらゆる化合物の
形態で珪酸ナトリウム含有出発物質中に導入することが
できる。本発明の関係ではこれらの化合物は場合によっ
ては他の成分E、X、Z、SiおよびH2 Oを含んでい
てもよい。
【0048】第4主族の元素(E)、例えば炭素、ゲル
マニウム、錫および/または鉛、特に有利な炭素は、最
終生成物が本発明の組成を有するという条件で同様にあ
らゆる化合物の形態で珪酸ナトリウム含有出発物質中に
導入することができる。ここで炭素は炭酸塩イオンの状
態であるのが有利である。本発明の製法では、炭素は直
接的に炭酸塩として、または炭酸塩が製造プロセスの間
に生成されるという条件のもとで他の形で使用すること
もできる。この目的にとって可能な化合物の例には蓚酸
塩、クエン酸塩、酢酸塩、有機塩およびオルガニル類(o
rganyls)がある。本発明の関係では、これらの化合物は
最終生成物が本発明の組成を有するという条件のもとで
場合によっては他の成分M1 、X、Z、SiおよびH2
Oを含有していてもよい。
【0049】窒素、燐、砒素、アンチモンおよびビスマ
スを含む第5主族の元素(X)も、本発明の組成が最終
生成物中にまたは製造プロセスの間に生成されるという
条件のもとであらゆる化合物を経て同様に導入できる。
本発明の関係では他の成分M 1 、E、Z、SiおよびH
2 Oが組成中に再び存在していてもよい。
【0050】第5主族の特に有利な元素は燐である。こ
れは燐酸塩、オリゴ燐酸塩またはポリ燐酸塩イオンの状
態で存在するのが有利である。本発明の製法では燐は直
接的にモノ−、オリゴ−またはポリ燐酸塩として使用す
ることができる、特に燐酸、燐酸二水素塩、燐酸水素
塩、混合カチオンを持つ燐酸塩、オルト燐酸塩、ピロ燐
酸塩またはポリ燐酸塩、燐酸塩含有複塩、亜燐酸塩、ホ
スフィンまたは他の適当な化合物が有利である。
【0051】一般式に関して、Dは第6主族の元素、例
えば硫黄、セレン、テルルである。硫黄が有利であり、
特に硫酸塩イオンの状態が有利である。本発明の製法に
おいては硫黄を直接的に硫酸塩として使用することがで
きるが、硫酸、硫酸水素塩、硫酸塩および複塩、または
最終生成物が本発明の組成を有するという条件のもとで
または硫酸塩が製造プロセスの過程で生成されるという
条件のもとで、好ましくは他の成分M1 、E、X、Si
およびH2 Oを含有していてもよいあらゆる形態の化合
物、例えば亜硫酸塩、チオ硫酸塩、硫化物、ポリ硫化物
等がある。
【0052】一般式に関して、珪素含有成分は本発明の
製造プロセスの過程で珪酸塩を生成するあらゆる化合物
として導入することができる。アルカリ金属水ガラス溶
液、それから製造し易い乾燥した(例えば)粉末または
顆粒のアルカリ金属水ガラスまたは慣用の溶融法によっ
て製造される固体水ガラスが有利である。次いで、噴霧
乾燥した非晶質珪酸ナトリウムをそれから製造すること
ができる。
【0053】H2 O成分は結晶水/水和物水としてまた
はシラノール(Si−OH)基として存在してもよい。
【0054】本発明の結晶質アルカリ金属層状珪酸塩は
E、XまたはZイオンを非常に微細に分散した状態で含
有している。これは層状珪酸塩と他の成分との単なる混
合物ではなく、E、XまたはZ成分を再分離することが
不可能であるような新しい構造を有する種類の化合物で
ある。上述の他のイオンまたは化合物を非常に微細に分
散して含有するかゝる結晶質アルカリ金属層状珪酸塩は
従来知られていなかった。 本発明のアルカリ金属層状
珪酸塩は、公知の二珪酸ナトリウム相(α、β、δ、ε
相)の多形晶(polymorphous)相の結晶構造を百分率比で
変更すること(欠落)によって造られている。カネマイ
トの、混合さたアルカリ金属珪酸塩相、例えばKNaS
2 5 、K1.3 Na0.7 Si2 7 およびK2 Si2
5 の含有物/相が存在していてもよい。
【0055】結晶質アルカリ金属層状珪酸塩を製造する
ための既に上述の本発明の方法は、成分M1 、E、Xま
たはZおよびH2 Oをあらゆる形で含む化合物を珪酸ナ
トリウム含有前駆体に添加しそして直接的にまたは間接
的に結晶化させるものである。
【0056】M1 −、E−、X−またはZ−およびH2
O含有成分/前駆体を液状のナトリウム水ガラスに添加
し(混合し、その中に溶解し)、その溶液から水を完全
にまたは部分的に除き(乾燥し)そしてその後にまたは
同時に結晶化させるのが有利である。
【0057】適する乾燥法は中でも噴霧乾燥、ベルト乾
燥およびバッチ乾燥が有利である。適する結晶化条件は
450〜900℃、好ましくは660〜760℃の温度
である。結晶化のための適する装置はマッフル炉、流動
床炉、ベルト式キルン、ロタリーキルンおよび他の適当
な装置がある。
【0058】他の変法によれば、M1 −、E−、X−ま
たはZ−およびH2 O含有成分/前駆体を固体のX−線
非晶質の水ガラス、または水の全部または一部を既に除
いた珪酸塩に添加(例えば一緒に粉砕、混合、顆粒化、
凝集化、コンパクト化、ブリケット化等)しそして続い
てまたは同時にこの混合物を結晶化するのが有利であ
る。所望の場合には混合段階と結晶化段階との間で水を
添加しまたは除く。
【0059】上記の方法で得られる結晶化した物質は場
合によっては更に加工してもよい。
【0060】(平均粒度d50=100〜800μmに)
圧縮顆粒化するのが有利である。圧縮顆粒化のために、
ロール圧縮、ブリケット化等の方法を使用することがで
きる。ロール圧縮法の場合には10kN/cm2 〜10
0kN/cm2 の圧縮圧が有利でありそして30kN/
cm2 〜80kN/cm2 の圧縮圧が特に有利である。
所望の場合には10重量%までの顆粒化用助剤(例えば
水、水ガラス、ポリエチレングリコール、非イオン性界
面活性剤、アニオン性界面活性剤、ポリカルボキシレー
トコポリマー)を添加することができる。
【0061】凝集物を製造するのも有利である。適する
装置にはあらゆる粒子形成ミキサー、例えばLoedige 社
のプラウ・シェア・ミキサー、Eyrichミキサー、下流に
流動床乾燥器等を備えたSchugiミキサーがある。場合に
よっては(30重量%までの)顆粒化助剤または他の洗
剤成分、例えば水、水ガラス、ポリエチレングリコー
ル、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、ポリカ
ルボキシレートコポリマー、ソイルリリースポリマー等
を添加してもよい。
【0062】得られる結晶性物質を好ましくは微細に粉
砕する(d50<100μm)。この目的に適する装置の
例にはボールミル、振子ローラーミル、ローラーミル、
圧縮空気ミル、ハンマーミルおよび衝撃ミルがある。場
合によっては粉砕用助剤を添加してもよい。
【0063】上記の圧縮顆粒は好ましくは微細に粉砕す
る(d50<100μm)。
【0064】本発明の結晶質アルカリ金属層状珪酸塩は
洗剤および洗浄剤で使用できる。粉末状重質洗剤、有色
洗剤および特殊洗剤に有利である。重質洗剤はできるだ
け高度の洗浄力を意図して配合される調製物である。着
色洗剤は繊維製品の着色物およびフェルト生地を漂白お
よび変色に対して着色繊維製品を保護することを第一の
目的としている。特殊洗剤は狭い用途領域、例えば汚れ
取り塩(stain-removalsalts) 、カーテン用洗剤、羊毛
用洗剤等がある。
【0065】本発明の結晶質アルカリ金属層状珪酸塩
は、特に高い水質硬度の地域において洗浄効率を高める
効果を洗濯結果物に与えそして洗濯機械に関して保護作
用を示す水質軟化剤でも使用することができる。
【0066】本発明の結晶質アルカリ金属層状珪酸塩の
別の用途分野は機械的洗浄用台所洗剤である。この場合
には本発明の結晶質アルカリ金属層状珪酸塩は汚れを良
好に分散させる性質、高いアルカリ性およびガラス製品
の損傷に対して保護効果を示すので適している。
【0067】上記の洗剤および洗浄剤、水質軟化剤およ
び機械的洗浄用台所洗剤は粉末状物、顆粒状物およびタ
ブレット状物で使用できる。タブレット状物の場合には
その形状は円筒状、立方体または場合によっては全く任
意の他のあらゆる幾何学的形状でもよい。円筒状の形状
の場合には、半径と高さとの比が(0.25〜4):1
であるのが特に有利である。圧縮圧は12〜0.3kN
/cm2 であってもよい。多段階圧縮するのが有利であ
る。ここではあらゆる所望の数の層を多段階で互いに相
い前後して圧縮し、多層系を得る。二層タブレットの場
合には二層の容積比が1:10〜10:1であるのが特
に有利である。
【0068】マイクロトラック(Microtrac)粒度計を使
用する粒度分布の測定:分散物中の粒度は Leeds & Nort
hrup 社のマイクロトラック粒度計ASVR/FRAを
使用して測定する。測定されるパラメータは分散物に浸
入するレーザー・ビームの反射値または回折値である。
400mLのエタノールをポンプ搬送してレーザー測定
セルに通す。固体サンプル(例えば70mg)を自動的
に計量供給しそして10分後に粒度分布を測定する。こ
の装置の評価単位は算出された平均粒度(d50値)であ
る。
【0069】ふるい分析による粒度分布の測定:Retsch
社のふるい装置中に所望のふるいを備えた挿入物を使用
する。複数のふるいのメッシュ幅は頂部から底部に向か
って減少する。試験すべき粉末50gを最も広いメッシ
ュ幅のふるいの上に置く。このふるい装置を振動させる
ことによって粉末粒子を色々なふるいに通して運搬す
る。ふるい上の残留物を秤量しそしてこの物質の最初の
重量を基準として計算する。これらの値からd50値を計
算する。この方法で測定された結果を実施例中で*で示
す。
【0070】溶解性試験:この試験のために800mL
の水道水(水の硬度20°ドイツ硬度)を20℃に加熱
し、プロペラ(直線状アーム)型攪拌機で攪拌する。2
gの試験物質を添加し、その混合物を20分攪拌する。
水流ポンプでの僅かな減圧を使用して、20μmの細目
の金網を通して分散液を吸引する。ふるいを対流式乾燥
炉中で80〜100℃で1時間乾燥する。重量増加量は
最初の重量を基準とし、百分率で規定しそして100%
との差を溶解性(%)として表記する。
【0071】カルシウム結合能力(CBC)の測定:貯
蔵緩衝溶液と脱イオン水との混合物をErWeKa溶解
試験器中に導入し、攪拌しそして30℃で熱処理する。
貯蔵緩衝溶液はグリシン、塩化ナトリウム、塩化カルシ
ウムおよび水酸化ナトリウムの適切な濃度の水溶液であ
る。カルシウム感受電極(Orion社の932001
型)を溶液に漬けそしてこの溶液に貯蔵カルシウム溶液
を注ぎ足すことによって補正する。これはOrion社
の性能試験装置EA940を使用して実施する。注ぎ足
した後に溶液は17°のドイツ水質硬度を有する。実験
物質(1g)を同時に添加しながら、Orion社のE
A940を始動する。測定溶液のpH値は10.2であ
る。このOrion EA940は一定の時間間隔で遊
離カルシウム−イオンの濃度を示す。既知のカルシウム
初期重量によって、2分後に遊離の非結合カルシウム−
イオンの濃度から結合したカルシウムの量(カルシウム
結合能力)を導きだす。これはmg(CaCO3 )/g
で示す。
【0072】相組成の測定:粉砕された固体試料をX−
線粉末回折計Philips PW1710で測定する
(パラメーター:CuK α2放射、波長1.5443
9オングストローム、加速電位35kV、加熱電流28
mA、モノクロメーター、走査速度3°・2θ/分)。
得られた強度は次の通り評価される。
【0073】 物質 特徴的ピーク(d値、オングストローム) α相 3.29+/-0.07,典型的には3.31 β相 2.97+/-0.06 δ相 3.97+/-0.08 含有量(%)は次の式に従ってα−、β−、γ相の──
─各パルスで測定される───強度Ia , b ,d
ら算出される: α含有量:A[%]=100* a /(Ia +Ib +I
d ) β含有量:B[%]=1.41* b /(Ia +Id ) δ含有量:D[%]=100−A−D 非層状珪酸塩の珪酸ナトリウムの含有量[AM]を測定
するために、X−線ピークの背景(パルス)を2.65
オングストロームのd値(Iam)で測定しそして次の経
験式を使用して百分率に換算する: AM[%]=(Iam−70)* 100/450珪酸ナトリウムのコンパクト化 :ロール式コンパクター
(Hosokawa-Bepex、型式: L200/50P)で、コン
パクト化すべき物質を詰め込み用スクリュー(設定:段
階5)を用いてコンパクター・ローラーの間に運搬す
る。これは、50mmのニップ長さで140〜160k
Nの圧縮圧を生じる様な速度で行なう。ロールの回転は
段階3〜7に設定しそしてロールの間隙は0.1mmで
ある。得られる棒状物(長さ:50mm、厚さ:約2〜
5mm、幅:約10〜15mm)を5mmの穿孔直径を
有するハンマーミル(Alpine、型式:UPZ)で
600〜1400回転/分の回転速度で粉砕する。粉砕
した粉末生成物から過大粒子(1.4mmの孔直径のふ
るいを使用する)および過少粒子(0.25mm孔直
径)を除く。
【0074】試験用洗剤の製造:蛍光増白剤をアルキル
エトキシレート(AE)の1/4の量の中に攪拌混入し
そしてソーダの半分の量と家庭用多目的ミキサー(Brau
n 社製) で攪拌する。Loedige 社のプラウ・シェア・ミ
キサー(plow share mixer)を使用して残りのソーダおよ
びゼオライトの全部およびポリマーを300回転/分で
15分混合する。AEの残量の半分を次いで5分の間に
噴霧する。本発明の難溶性アルカリ金属珪酸塩を次いで
添加しそして10分混合する。次いでAEの残りの別の
半分を更に5分間噴霧する。最後にLAS、石鹸、消泡
剤、ホスホン酸塩および蛍光増白剤を添加し、次いで3
00回転/分で10分間混合する。揺動ミキサー中でLo
edige 社の上記ミキサーからの混合物を過硼酸塩、TA
EDおよび酵素と一緒に低い剪断応力のもとで混合しそ
して15分攪拌する。
【0075】洗浄試験:標準的な家庭用洗濯機(型式:
Novotronic 927 WPS, Miele) で特別の試験用布を60
℃および18°ドイツ硬度の水質硬度で65gまたは1
35g(試験用洗剤)/洗浄サイクルの試験用洗剤使用
下に洗浄する。試験用布に別の洗濯用バラスト(3.7
5kg)を補充する。
【0076】無機付着物(incrustation)の測定:無機付
着物を測定するために、Waeschereiforschung Krefeld
Testgewebe GmbH から入手できる木綿タオル地(Vosse
n) ───いずれの場合にも木綿二重リブ織物(double-
rib fabric)───、ポリエステル/ 木綿混紡(タイプ
20A)および標準木綿織物(タイプ10A)並びにSw
iss Material Testing Institute,St. Gallen、スイス
からの標準綿布を上述の方法で繰り返し洗浄する(15
分)。15回洗浄した後に織物の各々からサンプルを取
り24時間に渡って1000℃の温度でマッフル炉で焼
却する。残留物の重量を使用した布の量(重量)を基準
として計算する。
【0077】洗浄力(D)の測定:いずれの場合にもWa
eschereiforschung Krefeld Testgewebe GmbH から入手
できる5種類の異なる人工的に汚した布(WFK10
C、WFK10D、WFK20D、WFK30D)各2
枚を5回の異なる洗浄サイクルに入れそして洗浄する。
各布にアイロンを掛けそして反射率を、(UVブロック
フィルターを使用して)UVでの刺激なしに試験用布の
各々にDatacolorからElrepho3000
白色度測定装置を用いて4回測定する。反射率差は洗浄
する前の反射率から洗浄後の反射率を減ずることによっ
て算出される(δR=R(洗浄後)(%)−R(洗浄
前)(%))。洗浄前の布の反射率は同じ白色度測定装
置を用いて一連の実験の前に測定する。布の反射率差の
平均値を測定する。
【0078】洗剤のタブレット化:タブレット化するた
めに洗剤調製物を混合しそしてMatraタブレット化
プレス機を使用して適当な形状に圧縮する。圧縮圧は1
2〜0.3kN/cm2 でもよい。このコンパクト化物
は18mmの高さおよび41mmの直径を有している。
【0079】機械的洗浄用台所洗剤の製造:燐酸塩、本
発明の結晶質アルカリ金属珪酸塩、ソーダ、クエン酸ナ
トリウムおよびポリマーの各成分をLoedige 社のプラウ
・シェア・ミキサーに導入しそして十分に混合する。次
にアルキルエトキシラートをその上に吹き掛ける。最後
に酵素、香料、過炭酸塩または過硼酸塩およびTAED
を混入する。
【0080】
【実施例】例1(比較例) Na2 O/SiO2 /H2 Oの百分率組成が15.4/
30.1/54.5(重量%)の水ガラス250kg
を、Anhydro社の実験室用噴霧乾燥機(噴霧塔)
で噴霧乾燥して81.5%の活性物質含有量の非晶質珪
酸ナトリウムを得る。15kgのこの非晶質珪酸ナトリ
ウムをマッフル炉(Nabertherm, 型式W1000/H)
で90分、720℃で熱処理する。冷却した物質(約1
0kg)を、ジョークラッシャー(jaw crusher)および
ディスク・ミルを使用して粉末化する。これを更に二度
繰り返す。
【0081】例2(比較例) 210kgの無水ソーダを例1の7kgの粉砕生成物に
添加し、内側が金属で裏張りされそしてドラムが約50
回転/分で回転するWelte社のボールミルU280
A0を使用して15分粉砕する。使用される粉砕媒体は
44kgの陶器製品である。これを更に二度繰り返しそ
して複数のバッチを一緒にする。
【0082】例3(比較例) 例2からの約15kgの物質を珪酸ナトリウムの一般的
なコンパクト化法に従ってコンパクト化する。6.4k
gの許容できる物質、6.6kgの過大サイズの物質お
よび2.0kgの過少サイズの物質が得られる。
【0083】例4(実施例) 367gの微細に分酸された無水ソーダを15kgの例
1の粉末乾燥非晶質珪酸ナトリウムにタンブラーミキサ
ー中で添加しそして1時間混合する。この混合物をマッ
フル炉(Nabertherm, 型式W1000/H)で90分、
720℃で熱処理する。冷却した物質(約10kg)
を、ジョークラッシャーおよびディスク・ミルを使用し
て粉末化する。
【0084】例5(実施例) 2048gの無水ソーダを150kgの例1 と同じ組成
の水ガラス中に溶解し、この溶液をAnhydro社の
実験室用噴霧乾燥機(噴霧塔)で噴霧乾燥して82%の
活性物質含有量の非晶質珪酸ナトリウムを得る。15k
gの非晶質珪酸塩をマッフル炉(Nabertherm, 型式W1
000/H)で90分、720℃で熱処理する。これを
更に2度繰り返す。冷却した物質(約30kg)を、ジ
ョークラッシャーおよびディスク・ミルを使用して粉末
化する。
【0085】例6(実施例) 7kgの例5の粉砕生成物を、内側が金属で裏張りされ
そしてドラムが約50回転/分で回転するWelte社
のボールミルU280A0を使用して15分粉砕する。
使用される粉砕媒体は44kgの陶器製品である。
【0086】例7(実施例) 約15kgの例5の物質を、珪酸ナトリウムのコンパク
ト化のための一般的方法でコンパクト化する。5.8k
gの許容できる物質、7.0kgの過大サイズの物質お
よび2.3kgの過少サイズの物質が得られる。
【0087】例8(実施例) 7kgの例7の生成物を、内側が金属で裏張りされそし
てドラムが約50回転/分で回転するWelte社のボ
ールミルU280A0を使用して45分粉砕する。使用
される粉砕媒体は44kgの陶器製品である。
【0088】例9(比較例) 675gの無水ソーダを、Na2 O/SiO2 /H2
の百分率組成が16.4/28.5/55(重量%)の
水ガラス50kgに溶解し、この溶液をAnhydro
社の実験室用噴霧乾燥機(噴霧塔)で噴霧乾燥して8
2.2%の活性物質含有量の非晶質珪酸ナトリウムを得
る。15kgのこの非晶質珪酸塩をマッフル炉(Nabert
herm, 型式W1000/H)で90分、720℃で熱処
理する。冷却した物質(約10kg)を、ジョークラッ
シャーおよびディスク・ミルを使用して粉末化する。
【0089】例10(実施例) 675gの無水ソーダを、Na2 O/SiO2 /H2
の百分率組成が15/30/55(重量%)の水ガラス
50kgに溶解し、この溶液をAnhydro社の実験
室用噴霧乾燥機(噴霧塔)で噴霧乾燥して82.5%の
活性物質含有量の非晶質珪酸ナトリウムを得る。15k
gのこの非晶質珪酸塩をマッフル炉(Nabertherm, 型式
W1000/H)で90分、720℃で熱処理する。冷
却した物質(約10kg)を、ジョークラッシャーおよ
びディスク・ミルを使用して粉末化する。
【0090】例11(実施例) 683gの無水ソーダを、例1と同じ組成の水ガラス5
0kgに溶解し、この溶液をAnhydro社の実験室
用噴霧乾燥機(噴霧塔)で噴霧乾燥して約83%の活性
物質含有量の非晶質珪酸ナトリウムを得る。15kgの
この非晶質珪酸塩をマッフル炉(Nabertherm, 型式W1
000/H)で90分、720℃で熱処理する。冷却し
た物質(約10kg)を、ジョークラッシャーおよびデ
ィスク・ミルを使用して粉末化する。
【0091】例12(比較例) 1223gの微細粉砕した無水ソーダを、タンブラーミ
キサー中で15kgの例1の噴霧乾燥非晶質珪酸ナトリ
ウムに添加しそして1時間混合する。この混合物をマッ
フル炉(Nabertherm, 型式W1000/H)で90分、
720℃で熱処理する。冷却した物質(約10kg)
を、ジョークラッシャーおよびディスク・ミルを使用し
て粉末化する。
【0092】例13(比較例) 3668gの微細粉砕した無水ソーダを、タンブラーミ
キサー中で15kgの例1の噴霧乾燥非晶質珪酸ナトリ
ウムに添加しそして1時間混合する。この混合物をマッ
フル炉(Nabertherm, 型式W1000/H)で90分、
720℃で熱処理する。冷却した物質(約10kg)
を、ジョークラッシャーおよびディスク・ミルを使用し
て粉末化する。
【0093】例14(比較例) 1138gの無水硫酸ナトリウムを、例1と同じ組成の
水ガラス50kgに溶解し、この溶液をAnhydro
社の実験室用噴霧乾燥機(噴霧塔)で噴霧乾燥して約8
3%の活性物質含有量の非晶質珪酸ナトリウムを得る。
15kgのこの非晶質珪酸塩をマッフル炉(Naberther
m, 型式W1000/H)で90分、720℃で熱処理
する。冷却した物質(約10kg)を、ジョークラッシ
ャーおよびディスク・ミルを使用して粉末化する。
【0094】例15(実施例) 637gの無水硫酸ナトリウムおよび501gの無水ソ
ーダを、例1と同じ組成の水ガラス50kgに溶解し、
この溶液をAnhydro社の実験室用噴霧乾燥機(噴
霧塔)で噴霧乾燥して約83%の活性物質含有量の非晶
質珪酸ナトリウムを得る。15kgのこの非晶質珪酸塩
をマッフル炉(Nabertherm, 型式W1000/H)で9
0分、720℃で熱処理する。冷却した物質(約10k
g)を、ジョークラッシャーおよびディスク・ミルを使
用して粉末化する。
【0095】例16(比較例) 1104gの燐酸水素二ナトリウムを、例1と同じ組成
の水ガラス50kgに溶解し、この溶液をAnhydr
o社の実験室用噴霧乾燥機(噴霧塔)で噴霧乾燥して約
83%の活性物質含有量の非晶質珪酸ナトリウムを得
る。15kgのこの非晶質珪酸塩をマッフル炉(Nabert
herm, 型式W1000/H)で90分、720℃で熱処
理する。冷却した物質(約10kg)を、ジョークラッ
シャーおよびディスク・ミルを使用して粉末化する。
【0096】例17/I(実施例) 1104gの燐酸水素二ナトリウム・2水和物および6
83gの無水ソーダを、例1と同じ組成の水ガラス50
kgに溶解し、この溶液をAnhydro社の実験室用
噴霧乾燥機(噴霧塔)で噴霧乾燥して約83%の活性物
質含有量の非晶質珪酸ナトリウムを得る。15kgのこ
の非晶質珪酸塩をマッフル炉(Nabertherm, 型式W10
00/H)で90分、720℃で熱処理する。冷却した
物質(約10kg)を、ジョークラッシャーおよびディ
スク・ミルを使用して粉末化する。
【0097】例17/II(実施例) 1104gの燐酸水素二ナトリウム・2水和物、683
gの無水硫酸ナトリウムおよび683gの無水ソーダ
を、例1と同じ組成の水ガラス50kgに溶解し、この
溶液をAnhydro社の実験室用噴霧乾燥機(噴霧
塔)で噴霧乾燥して約83%の活性物質含有量の非晶質
珪酸ナトリウムを得る。15kgのこの非晶質珪酸塩を
マッフル炉(Nabertherm, 型式W1000/H)で90
分、720℃で熱処理する。冷却した物質(約10k
g)を、ジョークラッシャーおよびディスク・ミルを使
用して粉末化する。
【0098】例18(比較例) 35%の市販のゼオライトを含有する試験用超コンパク
ト重質洗剤を、一般的な“試験用洗剤の製造”方法に従
って製造する。無機付着物の発生および洗浄力を、一般
的な“洗濯試験”、“無機付着物の測定”および“洗浄
力の測定”の各方法に従う典型的洗濯試験で試験する:
無機付着物3.70%、洗浄力16.5%。
【0099】例19(比較例) 市販のゼオライトおよび例1の珪酸塩を含有する試験用
超コンパクト重質洗剤を、一般的な“試験用洗剤の製
造”方法に従って製造する。無機付着物の発生および洗
浄力を、一般的な“洗濯試験”、“無機付着物の測定”
および“洗浄力の測定”の各方法に従う典型的洗濯試験
で試験する:無機付着物2.82%、洗浄力18.6
%。
【0100】例20(比較例) 市販のゼオライトおよび例2の珪酸塩を含有する試験用
超コンパクト重質洗剤を、一般的な“試験用洗剤の製
造”方法に従って製造する。無機付着物の発生および洗
浄力を、一般的な“洗濯試験”、“無機付着物の測定”
および“洗浄力の測定”の各方法に従う典型的洗濯試験
で試験する:無機付着物2.39%、洗浄力17.3
%。
【0101】例21(実施例) 35%の例5の珪酸塩を含有する試験用超コンパクト重
質洗剤を、一般的な“試験用洗剤の製造”方法に従って
製造する。無機付着物の発生および洗浄力を、一般的な
“洗濯試験”、“無機付着物の測定”および“洗浄力の
測定”の各方法に従う典型的洗濯試験で試験する:無機
付着物1.68%、洗浄力25.4%。
【0102】例22(実施例) 市販のゼオライトおよび例5の珪酸塩を含有する試験用
超コンパクト重質洗剤を、一般的な“試験用洗剤の製
造”方法に従って製造する。無機付着物の発生および洗
浄力を、一般的な“洗濯試験”、“無機付着物の測定”
および“洗浄力の測定”の各方法に従う典型的洗濯試験
で試験する:無機付着物1.27%、洗浄力23.4
%。
【0103】例23(実施例) 市販のゼオライトおよび例7の珪酸塩を含有する試験用
超コンパクト重質洗剤を、一般的な“試験用洗剤の製
造”方法に従って製造する。無機付着物の発生および洗
浄力を、一般的な“洗濯試験”、“無機付着物の測定”
および“洗浄力の測定”の各方法に従う典型的洗濯試験
で試験する:無機付着物1.20%、洗浄力22.9
%。
【0104】例24(実施例) 市販のゼオライトおよび例9の珪酸塩を含有する試験用
超コンパクト重質洗剤を、一般的な“試験用洗剤の製
造”方法に従って製造する。無機付着物の発生および洗
浄力を、一般的な“洗濯試験”、“無機付着物の測定”
および“洗浄力の測定”の各方法に従う典型的洗濯試験
で試験する:無機付着物1.23%、洗浄力24.8
%。
【0105】例25(実施例) 市販のゼオライトおよび例10の珪酸塩を含有する試験
用超コンパクト重質洗剤を、一般的な“試験用洗剤の製
造”方法に従って製造する。無機付着物の発生および洗
浄力を、一般的な“洗濯試験”、“無機付着物の測定”
および“洗浄力の測定”の各方法に従う典型的洗濯試験
で試験する:無機付着物1.53%、洗浄力23.7
%。
【0106】例26(実施例) 市販のゼオライトおよび例13の珪酸塩を含有する試験
用超コンパクト重質洗剤を、一般的な“試験用洗剤の製
造”方法に従って製造する。無機付着物の発生および洗
浄力を、一般的な“洗濯試験”、“無機付着物の測定”
および“洗浄力の測定”の各方法に従う典型的洗濯試験
で試験する:無機付着物1.17%、洗浄力22.8
%。
【0107】例27(実施例) 市販のゼオライトおよび例17/Iの珪酸塩を含有する
試験用超コンパクト重質洗剤を、一般的な“試験用洗剤
の製造”方法に従って製造する。無機付着物の発生およ
び洗浄力を、一般的な“洗濯試験”、“無機付着物の測
定”および“洗浄力の測定”の各方法に従う典型的洗濯
試験で試験する:無機付着物0.89%、洗浄力25.
2%。
【0108】例28(実施例) 市販のゼオライトおよび例7の珪酸塩を含有しそして表
3に詳細に記載した組成を持つ試験用超コンパクト重質
洗剤を、一般的な“試験用洗剤の製造”方法に従って製
造する。
【0109】例29(実施例) 市販のゼオライトおよび例5の珪酸塩を含有しそして表
3に詳細に記載した組成を持つ試験用超コンパクト重質
洗剤を、一般的な“試験用洗剤の製造”方法に従って製
造する。
【0110】例30(実施例) 燐酸塩および例5の珪酸塩を含有しそして表3に詳細に
記載した組成を持つ試験用重質洗剤を、一般的な“試験
用洗剤の製造”方法に従って製造する。
【0111】例31(実施例) ゼオライトおよび例5の珪酸塩を含有しそして表3に詳
細に記載した組成を持つ試験用重質洗剤を、一般的な
“試験用洗剤の製造”方法に従って製造する。
【0112】例32(実施例) ゼオライトおよび例7の珪酸塩を含有しそして表3に詳
細に記載した組成を持つ試験用重質洗剤を、一般的な
“試験用洗剤の製造”方法に従って製造する。
【0113】例33(実施例) ゼオライトおよび例7の珪酸塩を含有しそして表3に詳
細に記載した組成を持つ試験用水質軟化剤を、一般的な
“試験用洗剤の製造”方法に従って製造する。
【0114】例34〜40(実施例) ゼオライトおよび例7の珪酸塩を用いてタブレット状洗
剤を、一般的な“試験用洗剤の製造”方法および表3お
よび4に従って製造する。
【0115】例41(実施例) ゼオライトおよび例5の珪酸塩を含有しそして表4に詳
細に記載した組成を持つ試験用重質洗剤を、一般的な
“試験用洗剤の製造”方法に従って製造する。
【0116】例42(実施例) ゼオライトおよび例7の珪酸塩を含有しそして表4に詳
細に記載した組成を持つ試験用重質洗剤を、一般的な
“試験用洗剤の製造”方法に従って製造する。
【0117】例43(実施例) ゼオライトおよび例10の珪酸塩を含有しそして表4に
詳細に記載した組成を持つ試験用重質洗剤を、一般的な
“試験用洗剤の製造”方法に従って製造する。
【0118】例44(実施例) ゼオライトおよび例12の珪酸塩を含有しそして表4に
詳細に記載した組成を持つ試験用重質洗剤を、一般的な
“試験用洗剤の製造”方法に従って製造する。
【0119】例45(実施例) ゼオライトおよび例5の珪酸塩を含有しそして表4に詳
細に記載した組成を持つ試験用重質洗剤を、一般的な
“試験用洗剤の製造”方法に従って製造する。
【0120】例46(実施例) ゼオライトおよび例5の珪酸塩を含有しそして表4に詳
細に記載した組成を持つ試験用重質洗剤を、一般的な
“試験用洗剤の製造”方法に従って製造する。
【0121】例47(実施例) ゼオライトおよび例7の珪酸塩を含有しそして表4に詳
細に記載した組成を持つ試験用汚れ取り塩を、一般的な
“試験用洗剤の製造”方法に従って製造する。
【0122】例48〜54(実施例) 機械式洗浄用台所洗剤を一般的な“試験用洗剤の製造”
方法に従って製造する(表5)。
【0123】例55(実施例) 分散装置(Ultraturrax 、Hanke und Kunkel社) を使用
して水ガラス、燐酸塩、ソーダ、水酸化ナトリウム、ホ
スホナート、ポリマー、アルカンスルホナート、燐酸エ
ステルを混合することによって機械式洗浄用台所ゲル状
洗剤を製造する。最後に珪酸塩および次亜塩素酸ナトリ
ウムを短時間に混入する。
【0124】
【表1】
【0125】
【表2】
【0126】
【表3】
【0127】
【表4】
【0128】
【表5】
【0129】
【表6】 使用した物質: ゼオライトA:Wessalith P 、Degussa 社 燐酸塩1: トリポリ燐酸ナトリウム、例えばThermp
hos Lntl. 燐酸塩2: Makrophos 1018, BK Giulini 燐酸塩3: Thermphos NW (粗大品) ポリマー1: Sokalan CP 5、BASF社 ポリマー2: Sokalan CP 45 、BASF社 ポリマー3: Sokalan CP 5液体、BASF社 ソーダ: ヘビーソーダ(Heavy Soda)、Matthes &
Weber 炭酸水素塩: Solvey社 過炭酸塩: Oxyper C、Solvay Interox 過硼酸1水和物(過硼酸塩1水):Degussa 社 過硼酸4水和物(過硼酸塩4水):Degussa 社 TAED1: TAED 4049 、Clariant社 TAED2: TAED 3873 、Clariant社 LAS: Marlon ARL, ヒュルス社 AE1: Genapol OAA 080 、Clariant社 AE2: Genapol OAA 040 、Clariant社 AE3: Genapol 81MEE100 Clariant社 AE4: Genapol 2822、Clariant社 石ケン: Liga基本石ケン HM11E 消泡剤: 11. パウダー.ASP3 、Wacker社 酵素1: Termamyl 60T、Solvay Enzymes社 酵素2: Termamyl 120T 、Solvay Enzymes社 酵素3: Savinase 6.0 TW 、Solvay Enzymes社 酵素4: Savinase 6.0 TW 、Solvay Enzymes社 蛍光増白剤I:Tinopal CBS-X 、Ciba ホスホン酸塩1:Dequest 2041、Monsanto社 ホスホン酸塩2:Dequest 200 、Monsanto社 クエン酸: Jungbunzlauer ポリビニルピロリドン:Sokalan HP50、BASF社 ソイルリリースポリマー: SRC 1 、Clariant社 CMC: Tylose 2000 、Clariant社 セルロース: Arbocell, Rettenmaier 硫酸塩: Solvay 酢酸ナトリウム三水和物: Riedel de Haen 香料: Lemon perfume 78122 D、Orissa 水酸化ナトリウム:Microprills 100%, Riedel de Haen アルカンスルホナート: Hostapur SAS 60、Clariant社 水ガラス:、 45.5% の活性物質、モジュール 2.0、Cl
ariant France 燐酸エステル:Hordaphose 158、Clariant社 次亜塩素酸ナトリウム:Celanese GmbH クエン酸三ナトリウム3水和物: Rerrenmaier メタ珪酸5水和物:van Baerle ナトリウム- ジクロロジイソシアヌレート(NaDCC) :Ol
in Chemicals 塩化ナトリウム : Merk KGeA
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨーゼフ・ホルツ ドイツ連邦共和国、50374エルフトシユタ ット、アム・アンガー、24 (72)発明者 ギユンター・シムメル ドイツ連邦共和国、50374エルフトシユタ ット、エーレンストラーセ、16

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 aM1 2O・bEO2 ・cX2 5 ・dZO3 ・SiO2
    ・eH2 O [式中、M1 はアルカリ金属であり、 Eは周期律表の第4主族の元素であり、 Xが周期律表の第5主族の元素でありそしてZが周期律
    表の第6主族の元素であり、かつ更に下の関係にある: 0.25≦a≦6.25 2.5×10-4≦b≦5.63 0≦c≦2.81 0≦d≦5.63 0≦e≦15.3。] で表される結晶質アルカリ金属層状珪酸塩。
  2. 【請求項2】 d=0でそして 0.25≦a≦6.25 2.5×10-4≦b≦5.63 1.25×10-4≦c≦2.81 3.13×10-4≦e≦15.3 である請求項1に記載の結晶質アルカリ金属層状珪酸
    塩。
  3. 【請求項3】 c=0でそして 0.25≦a≦6.25 2.5×10-4≦b≦5.63 2.5×10-4≦d≦5.63 0≦e≦12.5 である請求項1に記載の結晶質アルカリ金属層状珪酸
    塩。
  4. 【請求項4】 c=0およびd=0でそして 0.25≦a≦6.25 2.5×10-4≦b≦5.63 0≦e≦12.5 である請求項1に記載の結晶質アルカリ金属層状珪酸
    塩。
  5. 【請求項5】 アルカリ金属(M1 )がリチウム、ナト
    リウム、カリウム、セシウムまたはそれらの混合物であ
    る請求項1〜4のいずれか一つに記載の結晶質アルカリ
    金属層状珪酸塩。
  6. 【請求項6】 第4主族の元素(E)が炭素、ゲルマニ
    ウム、錫、鉛またはそれらの混合物である請求項1〜5
    のいずれか一つに記載の結晶質アルカリ金属層状珪酸
    塩。
  7. 【請求項7】 第5主族の元素(X)が窒素、燐、砒
    素、アンチモン、ビスマスまたはそれらの混合物である
    請求項1〜6のいずれか一つに記載の結晶質アルカリ金
    属層状珪酸塩。
  8. 【請求項8】 第6主族の元素(Z)が硫黄、セレン、
    テルルまたはそれらの混合物である請求項1〜7のいず
    れか一つに記載の結晶質アルカリ金属層状珪酸塩。
  9. 【請求項9】 10重量%まで異質成分を含有する請求
    項1〜8のいずれか一つに記載の結晶質アルカリ金属層
    状珪酸塩。
  10. 【請求項10】 異質成分がアルカリ土類金属イオン
    (マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウ
    ム)の化合物、アルミニウム、亜鉛、鉄、チタン、バナ
    ジウム、クロム、マンガン、コバルト、ニッケル、硼
    素、フッ化物、塩化物、臭化物および/または沃化物で
    ある請求項1〜9のいずれか一つに記載の結晶質アルカ
    リ金属層状珪酸塩。
  11. 【請求項11】 式 aM1 2O・bEO2 ・cX2 5 ・dZO3 ・SiO2
    ・eH2 O [式中、M1 はアルカリ金属であり、そして Eは周期律表の第4主族の元素であり、 Xが周期律表の第5主族の元素でありそしてZが周期律
    表の第6主族の元素であり、かつ更に以下の関係があ
    る: 0.25≦a≦6.25 2.5×10-4≦b≦5.63 0≦c≦2.81 0≦d≦5.63 0≦e≦15.3] で表される結晶質アルカリ金属層状珪酸塩を製造する方
    法において、珪酸ナトリウム含有出発物質を成分M1
    E、Xおよび/またはZを含有する1種類以上の化合物
    と混合し、次いでこの混合物を熱処理することを特徴と
    する、上記方法。
  12. 【請求項12】 珪酸ナトリウム含有出発物質がアルカ
    リ金属水ガラスまたは噴霧乾燥した非晶質珪酸ナトリウ
    ムである請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 アルカリ金属水ガラスをアルカリ金属
    炭酸塩、アルカリ金属硫酸塩および/またはアルカリ金
    属燐酸塩と混合し、得られる生成物を噴霧乾燥しそして
    次に熱処理する請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 噴霧乾燥した非晶質珪酸ナトリウムを
    アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属硫酸塩および/また
    はアルカリ金属燐酸塩と混合しそして次に熱処理する請
    求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】 熱処理を700〜1300Kの温度で
    実施する請求項12〜14のいずれか一つに記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項1〜10のいずれか一つに記載
    の結晶質アルカリ金属層状珪酸塩を含有する洗剤および
    洗浄剤。
  17. 【請求項17】 0.5〜90重量%の結晶質アルカリ
    金属層状珪酸塩、0.5〜70重量%のコビルダーおよ
    び合計で100重量%とするのに必要な量の他の慣用成
    分を含有する請求項16に記載の洗剤および洗浄剤。
  18. 【請求項18】 0.5〜90重量%の結晶質アルカリ
    金属層状珪酸塩、0.5〜60重量%の界面活性剤およ
    び合計して100重量%とするのに必要な量の他の慣用
    成分を含有する請求項16に記載の洗剤および洗浄剤。
  19. 【請求項19】 0.5〜90重量%の結晶質アルカリ
    金属層状珪酸塩、0.5〜60重量%の漂白活性剤およ
    び、合計して100重量%とするのに必要な量の他の慣
    用成分を含有する請求項16に記載の洗剤および洗浄
    剤。
  20. 【請求項20】 0.5〜90重量%の結晶質アルカリ
    金属層状珪酸塩、0.5〜70重量%のコビルダー、
    0.5〜60重量%の界面活性物質および合計して10
    0重量%とするのに必要な量の他の慣用成分を含有する
    請求項16に記載の洗剤および洗浄剤。
  21. 【請求項21】 0.5〜90重量%の結晶質アルカリ
    金属層状珪酸塩、0.5〜70重量%のコビルダー、
    0.5〜60重量%の漂白活性剤および合計して100
    重量%とするのに必要な量の他の慣用成分を含有する請
    求項16に記載の洗剤および洗浄剤。
  22. 【請求項22】 0.5〜90重量%の結晶質アルカリ
    金属層状珪酸塩、0.5〜70重量%のコビルダー、
    0.5〜60重量%の界面活性物質、0.5〜60重量
    %の漂白活性剤および合計して100重量%とするのに
    必要な量の他の慣用成分を含有する請求項16に記載の
    洗剤および洗浄剤。
  23. 【請求項23】 0.5〜90重量%の結晶質アルカリ
    金属層状珪酸塩、0.5〜70重量%の電解質供与体お
    よび合計して100重量%とするのに必要な量の他の慣
    用成分を含有する請求項16に記載の洗剤および洗浄
    剤。
  24. 【請求項24】 50〜99重量%の結晶質アルカリ金
    属層状珪酸塩、0.01〜10重量%の染料および合計
    して100重量%とするのに必要な量の他の慣用成分を
    含有する請求項16に記載の洗剤および洗浄剤。
  25. 【請求項25】 コビルダーが結晶質アルミノ珪酸塩、
    モノ−、オリゴ−またはポリマーカルボン酸、アルカリ
    金属炭酸塩、アルカリ金属オルト−、ピロ−またはポリ
    燐酸塩、層状構造を有していない結晶格子のある結晶質
    アルカリ金属珪酸塩および/または非晶質アルカリ金属
    珪酸塩である請求項16〜24のいずれか一つに記載の
    洗剤および洗浄剤。
  26. 【請求項26】 漂白活性剤が過硼酸塩、過炭酸塩およ
    び/または酵素である請求項16〜25のいずれか一つ
    に記載の洗剤および洗浄剤。
  27. 【請求項27】 界面活性物質がアニオン−、カチオン
    −、非イオン−および/または両性界面活性剤である請
    求項16〜26のいずれか一つに記載の洗剤および洗浄
    剤。
  28. 【請求項28】 電解質供与体が硫酸塩、塩化物および
    /または硼酸塩である請求項16〜27のいずれか一つ
    に記載の洗剤および洗浄剤。
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