JP2002363044A - ヘア用フォーム剤 - Google Patents

ヘア用フォーム剤

Info

Publication number
JP2002363044A
JP2002363044A JP2001174426A JP2001174426A JP2002363044A JP 2002363044 A JP2002363044 A JP 2002363044A JP 2001174426 A JP2001174426 A JP 2001174426A JP 2001174426 A JP2001174426 A JP 2001174426A JP 2002363044 A JP2002363044 A JP 2002363044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
weight
good
silicone oil
stock solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001174426A
Other languages
English (en)
Inventor
Ayako Yuzaki
綾子 湯崎
Kazuki Fujii
一樹 藤井
Katsumi Kanayama
勝美 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Milbon Co Ltd
Original Assignee
Milbon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Milbon Co Ltd filed Critical Milbon Co Ltd
Priority to JP2001174426A priority Critical patent/JP2002363044A/ja
Publication of JP2002363044A publication Critical patent/JP2002363044A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛先のカール形成力が良好で、かつ指通り性
が良好で、しかも仕上がり後の毛髪の風合いが良好なヘ
ア用フォーム剤を提供する。 【解決手段】 原液と噴射剤とを用いるヘア用フォーム
剤において、上記原液にポリアミドエピクロルヒドリン
樹脂と多価アルコールとシリコーンオイルとを含有させ
る。原液中のポリアミドエピクロルヒドリン樹脂の含有
量としては0.1〜5重量%が好ましく、多価アルコー
ルの含有量としては0.1〜5重量%が好ましく、シリ
コーンオイルの含有量としては0.01〜1重量%が好
ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘア用フォーム剤
に関し、さらに詳しくは、毛先のカール形成力が良好
で、かつ指通りが良好で、しかも仕上がり後の毛髪の風
合いが良好なヘア用フォーム剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、種々のヘア用フォーム剤が提
案されているが、それらは毛髪に重量感を与えるため、
毛先のカール形成力が低下したり、毛髪がブローブラシ
に絡まって毛髪の損傷を招くという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のヘア用フォーム剤における問題点を解決し、毛
先のカール形成力が良好で、かつ指通りが良好で、しか
も仕上がり後の毛髪の風合いが良好なヘア用フォーム剤
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究を重ねた結果、原液中にポリア
ミドエピクロルヒドリン樹脂と多価アルコールとシリコ
ーンオイルとを含有させるときは、毛髪に重量感を与え
ることなく、毛先のカール形成力が良好で、かつ指通り
が良好で、しかも仕上がり後の毛髪の風合いが良好なヘ
ア用フォーム剤が得られることを見出し、本発明を完成
するにいたった。
【0005】すなわち、本発明のヘア用フォーム剤は、
原液中に含有させたポリアミドエピクロルヒドリン樹脂
の熱によって耐水性のある皮膜を形成する性質を利用し
て、毛先にカールを形成させることができる。また、多
価アルコールが毛髪に柔軟性を付与し、シリコーンオイ
ルが毛髪のすべりを良好にし、しかもポリアミドエピク
ロルヒドリン樹脂の形成する皮膜が柔軟性を有してい
て、仕上がり後の風合いを良好にするのに寄与すること
から、本発明のヘア用フォーム剤を毛髪に使用すると、
毛先にカールを形成することができ、かつ毛髪の指通り
が良好になり、しかも仕上がりの毛髪の風合いが良好に
なる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、ポリアミドエピ
クロルヒドリン樹脂の原液中の含有量(原液中への配合
量)としては、0.1〜5重量%が好ましく、特に1〜
3重量%が好ましい。ポリアミドエピクロルヒドリン樹
脂の原液中の含有量が0.1重量%より少ない場合は、
毛先にカールを形成させるなどの作用が充分に発揮でき
なくなるおそれがあり、5重量%より多い場合は、毛髪
に重量感を与えて毛先のカール形成力を低下させるおそ
れがある。
【0007】また、本発明のヘア用フォーム剤において
は、その原液中に多価アルコールを含有させ、その多価
アルコールの有する保湿効果を利用して毛髪に柔軟性を
付与し、毛髪を良好な風合いに仕上げることができる
が、そのような多価アルコールとしては、例えば、プロ
ピレングリコール、エチレングリコール、ブチレングリ
コール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ポリグ
リセリン(ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリ
セリンなど)などが挙げられ、特にプロピレングリコー
ルが好ましい。
【0008】この多価アルコールの原液中の含有量(原
液中への配合量)としては、0.1〜5重量%が好まし
く、特に1〜3重量%が好ましい。多価アルコールの原
液中の含有量が0.1重量%より少ない場合は、その効
果が充分に発現できなくなるおそれがあり、5重量%よ
り多い場合は、毛髪にべたつきを与え、かえって風合い
を低下させるおそれがある。
【0009】本発明のヘア用フォーム剤においては、そ
の原液中にシリコーンオイルを含有させ、そのシリコー
ンオイルの有するすべり性を利用して、毛髪に良好な指
通りを付与することができるが、そのようなシリコーン
オイルとしては、例えば、ジメチルポリシロキサン、ア
ミノ変性シリコンオイル、メチルフェニルポリシロキサ
ン、ポリエーテル変性シリコンオイル、アルキル変性シ
リコンオイル、環状シリコンオイルなどが挙げられ、特
にジメチルポリシロキサンが好ましい。
【0010】そして、このシリコーンオイルの原液中の
含有量(原液中への配合量)としては0.01〜1重量
%が好ましく、特に0.01〜0.5重量%が好まし
い。シリコーンオイルの原液中の含有量が0.01重量
%より少ない場合は、その効果が充分に発現できなくな
るおそれがあり、1重量%より多い場合は、毛髪にべた
つきを与え、かえって指通りを悪くするおそれがある。
【0011】本発明のヘア用フォーム剤において、原液
中には、上記の成分以外に、例えば、カチオン性界面活
性剤、ノニオン性界面活性剤などの界面活性剤、エタノ
ール、香料などを本発明の効果を損なわない範囲で含有
させることができる。
【0012】本発明のヘア用フォーム剤において、原液
は水または水を主材とする水性液に上記成分を溶解、乳
化または分散させることによって調製される。そして、
噴射剤としては、通常、液化n−ブタンガス、液化石油
ガス(LPG)などが使用される。
【0013】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、以下の実施例などにおい
ては、溶液状や分散液状で使用するものもあるが、その
配合量も固形分(または純分)量で示している。
【0014】実施例1および比較例1〜3 表1に示す組成で実施例1および比較例1〜3のヘア用
フォーム剤の原液を調製した。各成分の配合量を示す数
値の単位は重量部である。
【0015】
【表1】
【0016】上記のように調製した実施例1および比較
例1〜3の原液のそれぞれと噴射剤とを重量比80:2
0で混合し、それを二重構造のウォールバック式エアゾ
ール缶に充填した。上記噴射剤としては液化LPG(圧
力:0.35MPa程度)を用いた。
【0017】上記のようにして調製したヘア用フォーム
剤について、毛先のカール形成力、毛髪の指通り性およ
び毛髪の柔軟性を次に示すように評価した。
【0018】その評価にあたって、試験用毛束として
は、健康毛で重さ0.5g、長さ18cmに作成し、そ
の一方の端部を輪ゴムで縛って固定し、他方の端部(毛
先側)をフリーにしたものを準備した。
【0019】そして、上記の毛束に上記実施例1および
比較例1〜3のヘア用フォーム剤を、毛束が濡れた状態
で、見た目で、同量ずつ(ゴルフボールの大きさ程度)
塗布し、その後、ブロー整髪を行い、下記の評価項目に
ついて5名のパネラーに評価させた。その評価方法と評
価基準は次の通りである。
【0020】毛先のカール形成力:毛束が濡れた状態で
ヘア用フォーム剤を塗布後、ドライヤーで温風をあてな
がらブローブラシで毛束をブローし(20回)、毛束の
外観を目視で観察し、毛束の毛先のカール具合を下記の
4段階評価する。
【0021】評価基準: 4:カール形成力があり、高湿度下でもスタイルが崩れ
ない。 3:カール形成力があり、経時的にスタイルが崩れな
い。 2:カール形成力はあるが、経時的にカール形成力が低
下する。 1:カール形成力がない。
【0022】毛髪の指通り性:毛髪が濡れた状態でヘア
用フォーム剤を塗布後、ドライヤーで温風をあてながら
ブローブラシで毛束をブローし(20回)、その後毛束
を固定側からフリー側に向けて指先で2回しごき、指通
りの程度を下記の4段階評価する。
【0023】評価基準: 4:すべりが良く、しなやかで指通りが良い。 3:すべりが良く、指通りが良い。 2:指通りは普通である。 1:指通りが悪い。
【0024】毛髪の柔軟性:毛髪が濡れた状態でヘア用
フォーム剤を塗布後、ドライヤーで温風をあてながらブ
ローブラシで毛束をブローし(20回)、その後毛束を
固定側からフリー側に向けて指先で2回しごき、毛髪の
柔軟性の程度を下記の4段階評価する。
【0025】評価基準: 4:仕上がりが良く、しなやかでごわつきがない。 3:仕上がりが良く、ごわつきが少ない。 2:仕上がりが普通で、ごわつきが若干ある。 1:仕上がりが悪く、ごわついている。
【0026】上記評価結果を5人のパネラーの平均点で
表2に示す。なお、表2への表示にあたっては、小数点
以下を四捨五入して示す。また、上記評価基準より明ら
かなように、いずれの評価項目においても、評価値が高
いほど、その特性が優れている。
【0027】
【表2】
【0028】表2に示すように、実施例1は、いずれの
評価項目においても評価値が高く、毛先のカール形成力
が良好で、かつ毛髪の指通り性が良好で、しかも仕上が
り後の毛髪の風合いが良好であることが明らかであっ
た。これに対して、ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂
を配合していない比較例1は、毛先のカール形成力が悪
く、多価アルコールに属するプロピレングリコールを配
合していない比較例2は、毛髪の柔軟性が悪く、したが
って、仕上がり後の毛髪の風合いが悪く、シリコーンオ
イルに属するジメチルポリシロキサンを配合していない
比較例3は、毛髪の指通り性が悪かった。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、毛先
のカール形成力が良好で、かつ指通り性が良好で、しか
も仕上がり後の毛髪の風合いが良好なヘア用フォーム剤
を提供することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金山 勝美 大阪市旭区赤川2丁目17番2号 株式会社 ミルボン内 Fターム(参考) 4C083 AC11 AC12 AC18 AD07 AD15 CC32 DD08 EE25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原液と噴射剤とを用いるヘア用フォーム
    剤であって、上記原液にポリアミドエピクロルヒドリン
    樹脂と多価アルコールとシリコーンオイルとを含有する
    ことを特徴とするヘア用フォーム剤。
  2. 【請求項2】 原液中のポリアミドエピクロルヒドリン
    樹脂の含有量が0.1〜5重量%で、多価アルコールの
    含有量が0.1〜5重量%で、シリコーンオイルの含有
    量が0.01〜1重量%であることを特徴とする請求項
    1記載のヘア用フォーム剤。
JP2001174426A 2001-06-08 2001-06-08 ヘア用フォーム剤 Pending JP2002363044A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001174426A JP2002363044A (ja) 2001-06-08 2001-06-08 ヘア用フォーム剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001174426A JP2002363044A (ja) 2001-06-08 2001-06-08 ヘア用フォーム剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002363044A true JP2002363044A (ja) 2002-12-18

Family

ID=19015710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001174426A Pending JP2002363044A (ja) 2001-06-08 2001-06-08 ヘア用フォーム剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002363044A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101403813B1 (ko) 발포성 에어졸 제품
JP2002542272A (ja) ムース形成ヘアトリートメント組成物
JP5656276B2 (ja) シャンプー組成物
JP5575453B2 (ja) 毛髪処理剤
JPH107532A (ja) ヘアコンディショニング組成物
JP2002363044A (ja) ヘア用フォーム剤
JPWO2004058198A1 (ja) 毛髪用組成物
JP6831728B2 (ja) 毛髪化粧料
JPH05112437A (ja) 頭髪セツト剤組成物
JP4656781B2 (ja) ヘアフォーム
JP3979614B2 (ja) ヘア用フォーム剤
JP2002326914A (ja) 毛髪用組成物
JP2004300081A (ja) 毛髪化粧料
JP4587094B2 (ja) 毛髪硬化処理剤
JP2000072628A (ja) ヘアコンディショニング組成物
JP7350283B2 (ja) 毛髪洗浄剤、エアゾール組成物
JP5794637B2 (ja) マイクロエマルション組成物および毛髪化粧料
JP2000086455A (ja) ヘア用フォーム剤
JP2002370937A (ja) ヘアクリーム
JP2001253810A (ja) 整髪料
JP6192165B2 (ja) 泡沫状毛髪化粧料
JP2017128618A (ja) 泡沫状毛髪化粧料
JP2006028114A (ja) 毛髪化粧料
JP2006028113A (ja) 毛髪化粧料
JPH10279451A (ja) 整髪剤用ノンガスフォーマー組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100720

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101115