JP2006028114A - 毛髪化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カチオン性界面活性剤と、25℃で液状の脂肪酸多価アルコールエステルと、特定のポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・アルキレン・メチルポリシロキサン共重合体を含有するエアゾール原液と噴射剤とを、エアゾール原液/噴射剤=60/40〜90/10(質量比)の比率で配合することを特徴とする毛髪化粧料。
【選択図】なし
Description
従来市販されている毛髪化粧料では、ストレート効果が不十分なことから、美容院でストレートパーマ施術を行ったり、或いはストレートアイロン(ストレートにするための熱器具)を使用することが流行している。ストレートアイロンは140〜180℃の熱によって毛髪のタンパク質を変性させて癖付けを行う方法であるが、その高温の熱によって毛髪損傷が発生し、枝毛や切毛の発生を加速し、またストレートアイロンによるストレート毛の持続力も1日程度である。そのため、アイロン処理を繰り返す必要があり、この繰り返しによって更に毛髪損傷が進行するなどの問題点を有していた。
また、市販の毛髪化粧料や上記発明の化粧料をストレートアイロン施術前に塗布して使用しても、毛髪をストレートにする効果や持続力が弱く、毛髪の損傷に対して十分満足できるものではなく、さらにストレートアイロンのすべりが悪くなって、かえって毛髪を損傷を促進し、アイロンがムラになるという問題点があった。そのため、ストレートアイロン使用時に、毛髪を傷めることなくストレート効果を増強し、また使用することにより今まで以上にストレートヘアの持続性が向上し、かつ自然な光沢としなやかさを与え、べたつきのない毛髪化粧料が強く求められていた。
(A)カチオン性界面活性剤
(B)25℃で液状の脂肪酸多価アルコールエステル
(C)一般式1:
を含有するエアゾール原液と、噴射剤とを、エアゾール原液/噴射剤=60/40〜90/10(質量比)の比率で配合することを特徴とする毛髪化粧料である。
また、本発明の請求2は、エアゾール容器のノズルから直接毛髪にスプレー状に噴射して毛髪に泡状で付着させることを特徴とする請求項1記載の毛髪化粧料である。
れる。
これら中でも、ジオレイン酸エチレングリコール、ジオクタン酸エチレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール等のエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコールとのエステルが特に好ましい。
本発明においては、これらポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・アルキレン・メチルポリシロキサン共重合体は、それぞれ単独で用いることができるし、また2種以上混合して用いることができ、その配合量は、毛髪化粧料の総量を基準として通常0.01〜10%であり、好ましくは、0.1〜5%である。0.01%未満では十分なストレート効果が得られず、10%を超えると毛髪へ不均一に付着して、ごわつきやべたつきを生じ好ましくない場合がある。
これらの噴射剤は、それぞれ単独でまたは2種以上を混合して使用する事ができ、エアゾール原液と噴射剤の配合比率(質量比率)は、エアゾール原液/噴射剤=70/30〜90/10が好ましく、更に好ましくは、70/30〜90/10の範囲である。エアゾール原液の配合比率が60%未満の場合は、細かくなって拡散し、ストレート効果を発揮する機能が劣り、また、エアゾール原液の配合比が90%を超えると、均一なスプレーと
ならず、毛髪にムラになって塗布され、本発明の機能を発揮しない。
実施例および比較例の毛髪化粧料にスプレーボタンを装着し、毛髪(10g、20cm)に向けて噴射し、10名の専門パネルを対象に噴射状態(霧の細かさ、塗布の均一性、塗布時の泡)を観察し、下記に示す判断基準により評価を行った。
◎:パネルの8名以上が噴射状態について良いと判断
○:パネルの6名以上8名未満が噴射状態について良いと判断
△:パネルの4名以上6名未満が噴射状態について良いと判断
×:パネルの5名以上が噴射状態について悪いと判断
市販のパーマ剤を用いてウェーブ処理を施した毛髪(10g、20cm)に実施例および比較例の毛髪化粧料を3g噴霧し、10名の専門パネルを対象にストレートアイロン(富士パッケージ社製、ヘアーアイロン・ヴィーナス)を用いて、150℃にてアイロン操作を行い、すべり具合を評価し、下記に示す判断基準により評価を行った。
◎:パネルの8名以上がすべりについて良いと判断
○:パネルの6名以上8名未満がすべりについて良いと判断
△:パネルの4名以上6名未満がすべりについて良いと判断
×:パネルの5名未満がすべりについて悪いと判断
市販のパーマ剤を用いてウェーブ処理を施した毛髪(10g、20cm)に実施例および比較例の毛髪化粧料を3g塗布し、ついで市販のストレートアイロン(富士パッケージ社製ヘアーアイロン・ヴィーナス)を用いて、150℃にてアイロン操作を行った。その後、10名の専門パネルを対象にストレートアイロン処理後の毛髪のストレート状態を観察
し、、下記に示す判断基準により評価を行った。
◎:パネルの8名以上がストレートな状態が良いと判断
○:パネルの6名以上8名未満がストレートな状態が良いと判断
△:パネルの4名以上6名未満がストレートな状態が良いと判断
×:パネルの5名未満がストレートな状態が悪いと判断
上記のストレートアイロン処理後の毛髪について、市販のシャンプーを用いての洗浄、ドライヤー乾燥を5回繰り返し、再度毛髪のストレート状態を10名の専門パネルにて観察し、下記に示す判断基準により評価を行った。
◎:パネルの8名以上がストレートな状態が保持されていると判断
○:パネルの6名以上8名未満がストレートな状態が保持されていると判断
△:パネルの4名以上6名未満がストレートな状態が保持されていると判断
×:パネルの5名以上がストレートな状態が保持されていないと判断
20名の専門パネルを対象に実施例および比較例の毛髪化粧料を使用してもらい、次にストレートアイロン操作を実施し、毛髪のつや、しなやかさ、べたつきのなさの各項目について官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行った。
1.つや
◎:パネルの15名以上が自然な光沢であると判断
○:パネルの10名以上15名未満が自然な光沢であると判断
△:パネルの5名以上10名未満が自然な光沢であると判断
×:パネルの15名以上が自然な光沢でないと判断
2.しなやかさ
◎:パネルの15名以上がしなやかであると判断
○:パネルの10名以上15名未満がしなやかであると判断
△:パネルの5名以上10名未満がしなやかであると判断
×:パネルの15名以上がしなやかでないと判断
3.べたつき
◎:パネルの15名以上がべたつきがないと判断
○:パネルの10名以上15名未満がべたつきがないと判断
△:パネルの5名以上10名未満がべたつきがないと判断
×:パネルの15名以上がべたつくと判断
表1に示す処方の毛髪化粧料を常法に従って作成し、前記の諸試験を実施して評価を行った。その結果を併せて表1に示す。
<エアゾール原液>
配合量(%)
(1)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.3
(2)ジカプリン酸プロピレングリコール 1.5
(3)ポリ(オキシエチレン)・ブチレン・メチルポリシロキサン共重合体
(FZ−2250、日本ユニカー社製) 3.0
(4)プロピレングリコール 1.0
(5)グリセリン 0.5
(6)ジイソステアリン酸ポリグリセリル 0.5
(7)セタノール 1.0
(8)香料 0.1
(9)サボンソウ抽出液 0.1
(10)加水分解コムギ末 0.1
(11)加水分解コラーゲン 0.1
(12)精製水 0.1
<ガス充填>
配合量(%)
(13)エアゾール原液 80.0
(14)噴射剤(ジメチルエーテル) 15.0
(15)噴射剤(液化石油ガス) 5.0
<エアゾール原液>
配合量(%)
(1)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
(2)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.2
(3)ジカプリン酸プロピレングリコール 0.5
(4)ジオクタン酸ネオペンチルグリコール 0.5
(5)ポリ(オキシエチレン)・ブチレン・メチルポリシロキサン共重合体
(FZ−2250、日本ユニカー社製) 1.0
(6)1,3−ブチレングリコール 1.0
(7)ステアリルアルコール 1.3
(8)香料 0.1
(9)加水分解シルク液 0.1
(10)加水分解ダイズ 0.1
(11)プロモイスS−700SIG(成和化成社製) 0.1
(12)精製水 94.6
<ガス充填>
配合量(%)
(13)エアゾール原液 75.0
(14)噴射剤(ジメチルエーテル) 25.0
<エアゾール原液>
配合量(%)
(1)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
(2)ジカプリン酸プロピレングリコール 2.0
(3)ポリ(オキシエチレン)・ブチレン・メチルポリシロキサン共重合体
(FZ−2250、日本ユニカー社製) 1.0
(4)ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・ブチレン・メチルポリ
シロキサン共重合体(FZ−2222、日本ユニカー社製)1.0
(5)イソプレングリコール 1.0
(6)1,3−ブチレングリコール 1.0
(7)ステアリルアルコール 2.0
(8)香料 0.1
(9)真珠蛋白抽出液 0.5
(10)ヘアロールUC−4(三洋化成社製) 0.5
(11)精製水 89.9
(12)95度変性エタノール 10.0
<ガス充填>
配合量(%)
(13)エアゾール原液 75.0
(14)噴射剤(液化石油ガス) 10.0
(15)噴射剤(ジメチルエーテル) 10.0
Claims (2)
- エアゾール容器のノズルから直接毛髪にスプレー状に噴射して毛髪に泡状で付着させることを特徴とする請求項1記載の毛髪化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004211095A JP2006028114A (ja) | 2004-07-20 | 2004-07-20 | 毛髪化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004211095A JP2006028114A (ja) | 2004-07-20 | 2004-07-20 | 毛髪化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006028114A true JP2006028114A (ja) | 2006-02-02 |
Family
ID=35894885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004211095A Pending JP2006028114A (ja) | 2004-07-20 | 2004-07-20 | 毛髪化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006028114A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009269841A (ja) * | 2008-05-02 | 2009-11-19 | Kao Corp | 毛髪化粧料 |
-
2004
- 2004-07-20 JP JP2004211095A patent/JP2006028114A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009269841A (ja) * | 2008-05-02 | 2009-11-19 | Kao Corp | 毛髪化粧料 |
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