JP2000086455A - ヘア用フォーム剤 - Google Patents

ヘア用フォーム剤

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JP2000086455A
JP2000086455A JP10252102A JP25210298A JP2000086455A JP 2000086455 A JP2000086455 A JP 2000086455A JP 10252102 A JP10252102 A JP 10252102A JP 25210298 A JP25210298 A JP 25210298A JP 2000086455 A JP2000086455 A JP 2000086455A
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hair
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foam
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Withdrawn
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JP10252102A
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Mika Hamano
美香 濱野
Kazuki Fujii
一樹 藤井
Katsumi Kanayama
勝美 金山
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MIRUBON KK
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MIRUBON KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 速乾性で、かつ毛髪のまとまり性が良好なヘ
ア用フォーム剤を提供する。 【解決手段】 原液と噴射剤とからなるヘア用フォーム
剤において、上記原液をグリセリン、エタノール、ヤシ
油脂肪酸ジエタノールアミドおよび高重合シリコーンを
含有させて構成し、かつ、その原液比を90重量%以下
にする。上記グリセリンの原液中の含有量は2〜10重
量%で、エタノールの原液中の含有量は10〜30重量
%で、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドの原液中の含有
量は0.5〜5重量%で、高重合シリコーンの原液中の
含有量は1〜3重量%であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘア用フォーム剤
に関し、さらに詳しくは、速乾性で、かつ毛髪のまとま
り性が良好なヘア用フォーム剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、種々のヘア用フォーム剤が提
案されているが、それらは速乾性に欠け、また、毛髪の
まとまり性も充分に満足できるものとはいえなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のヘア用フォーム剤の問題点を解決し、速乾性
で、かつ毛髪のまとまり性が良好なヘア用フォーム剤を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究を重ねた結果、原液と噴射剤と
からなるヘア用フォーム剤において、原液中にグリセリ
ン、エタノール、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドおよ
び高重合シリコーンを含有させるときは、速乾性で、か
つ毛髪のまとまり性の良好なヘア用フォーム剤が得られ
ることを見出し、本発明を完成するにいたった。
【0005】すなわち、本発明のヘア用フォーム剤にお
いては、グリセリンが毛髪のまとまり性を向上させ、エ
タノールが速乾性の向上に寄与し、ヤシ油脂肪酸ジエタ
ノールアミドがエタノールの存在下においても適度な泡
を生み出し、高重合シリコーンが毛髪になめらかさ(滑
らかさ)や艶を付与する。また、原液比を90重量%以
下と従来より低くすることによって、速乾性の向上に寄
与させる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、グリセリンの原
液中における含有量(原液への配合量)としては、2〜
10重量%、特に5〜8重量%が好ましい。すなわち、
グリセリンの原液中の含有量が2重量%より少ない場合
は、充分なまとまり性を発現できなくなるおそれがあ
り、グリセリンの原液中の含有量が10重量%より多い
場合は、速乾性や、べたつきの少ない触感を損なうよう
になるおそれがある。
【0007】また、本発明において、エタノールの原液
中の含有量は10〜30重量%、特に10〜20重量%
が好ましい。エタノールの含有量が10重量%より少な
い場合は、充分な速乾性が得られなくなるおそれがあ
り、エタノールの含有量が30重量%より多い場合は、
消泡が速くなったり、気泡しなくなるおそれがある。エ
タノールをヘア用フォーム剤に配合することは従来から
も行われているが、エタノールを配合すると気泡が消失
しやすく、フォーム剤としての剤型を保てなくなるの
で、従来は多く配合することなく、せいぜい5重量%程
度までであったが、本発明では、起泡剤としてヤシ油脂
肪酸ジエタノールアミドを用いることによって、従来の
ようなエタノールによる泡の消失を防止し、上記のよう
にエタノールを多く含有させることを可能にし、それに
よって速乾性を向上させたのである。
【0008】本発明において、ヤシ油脂肪酸ジエタノー
ルアミドを用いるのは、エタノールを多量配合した時で
も起泡性を損なうことなく、フォーム剤としての剤型を
保ち得るからである。そして、このヤシ油脂肪酸ジエタ
ノールアミドの原液中の含有量は0.5〜5重量%、特
に0.5〜2重量%が好ましい。ヤシ油脂肪酸ジエタノ
ールアミドの含有量が0.5重量%より少ない場合は、
気泡を充分に発生させることができなくなるおそれがあ
り、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドの含有量が5重量
%より多い場合は、速乾性が低下したり、毛髪上で泡が
必要以上に残存するようになるおそれがある。
【0009】本発明において、高重合シリコーンとして
は、特に限定されることはないが、例えば、高重合メチ
ルポリシロキサンなどが好適に用いられ、この高重合シ
リコーンの原液中の含有量は1〜3重量%、特に1.5
〜2.5重量%が好ましい。高重合シリコーンの原液中
の含有量が1重量%より少ない場合は、毛髪に充分なな
めらかさや艶を付与することができなくなるおそれがあ
り、また、高重合シリコーンの原液中の含有量が3重量
%より多い場合は、毛束感が損なわれるようになるおそ
れがある。
【0010】本発明のヘア用フォーム剤は、上記原液と
噴射剤とで構成され、いわゆるエアゾール容器に入れら
れるが、その原液比は90重量%以下にする。従来のヘ
ア用フォーム剤では原液の毛髪への付着性を高めるた
め、原液比が95重量%程度にされていたが、本発明の
ヘア用フォーム剤では速乾性を向上させるために前記の
ように原液比を90重量%以下にする。速乾性の向上と
いう観点からは原液比が低いほど好適であるが、原液比
が低くなりすぎると原液の毛髪への付着量が少なくな
り、その機能を充分に発現できなくなるおそれがあるの
で、低くする場合は50重量%程度までが好ましい。
【0011】本発明のヘア用フォーム剤において、原液
は上記グリコール、エタノール、ヤシ油脂肪酸ジエタノ
ールアミドおよび高重合シリコーンを水または水を主剤
とする水性媒体に溶解または分散させることによって調
製される。また、必要に応じ、上記必須成分に加えて、
香料、ポリビニルピロリドンや酢酸ビニル・ビニルピロ
リドン共重合体などのセット用樹脂なども添加すること
ができる。また、従来使用の界面活性剤も併用すること
ができる。そして、噴射剤としては、通常、LPG(液
状石油ガス)が使用される。
【0012】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、以下の実施例などにおい
て、濃度を示す%は特に単位を付記しないがぎり重量%
である。
【0013】実施例1および比較例1〜4 表1に示す組成で実施例1および比較例1〜4のヘア用
フォーム剤の原液を調製した。各成分の配合量を示す数
値の単位は重量部である。
【0014】
【表1】
【0015】上記のように調製した原液と噴射剤とを重
量比89:11で混合し、それをアルミニウム製のエア
ゾール容器に封入した。噴射剤の圧力は4.7kg/c
2であった。
【0016】上記のようにして調製されたヘア用フォー
ム剤について、速乾性、毛髪のまとまり性、べたつきの
少なさ、なめらかさ、柔らかさ、艶および泡の状態を次
に示すように評価した。
【0017】試験用の毛束としては、健康毛で重さ0.
5gで長さ18cmに作製したものを用い、これの一方
の端部を輪ゴムでしばり、他方の端部をフリー(自由)
にしたものを準備した。
【0018】この毛束に上記実施例1および比較例1〜
4のヘア用フォーム剤を見た目で同量ずつ(ゴルフボー
ル大)塗布し、上記評価項目について5名のパネラーに
評価させた。その評価方法と評価基準は次の通りであ
る。
【0019】速乾性:ヘア用フォーム剤塗布後の毛束の
外観を目視で観察し、時間経過に伴う乾き具合を下記の
評価基準により5段階評価する。
【0020】評価基準: 5:5分以下で、乾燥している。 4:5分より長くかかるが10分以下で、乾燥してい
る。 3:10分より長くかかるが20分以下で、乾燥してい
る。 2:20分より長くかかるが30分以下で、乾燥してい
る。 1:30分以上経過しても乾いていない。
【0021】毛髪のまとまり性:ヘア用フォーム剤塗布
・乾燥後の毛束を指先で2回しごき、その後、目視にて
毛髪のまとまり具体を観察する。その結果を下記の評価
基準により5段階評価する。
【0022】評価基準: 5:中間部から毛先まで一つの毛束になっている。 4:中間部は束になっているが、毛先はバラけている。 3:中間部から毛先まで全体にわたって少しバラけてい
る。 2:数本(5〜6本程度)にはっきりとバラけている。 1:毛髪が一本一本にバラけている。
【0023】べたつきの少なさ:ヘア用フォーム剤塗布
・乾燥後の毛束を指先で2回しごき、べたつきの程度を
調べ、下記の評価基準により5段階評価する。
【0024】評価基準: 5:べたつきがまったくない。 4:べたつきが少しある。 3:べたつきがある。 2:べたつきが強い。 1:べたつきがかなり強い。
【0025】なめらかさ:ヘア用フォーム剤塗布・乾燥
後の毛束を指でつまみ、指をすべらせてスベリ(滑り)
具合を下記の評価基準により5段階評価する。
【0026】評価基準: 5:スベリがある。 4:スベリがややある。 3:普通(塗布前と変わらない)。 2:スベリがやや少ない。 1:スベリがない。
【0027】柔らかさ:ヘア用フォーム剤塗布・乾燥後
の毛束を毛先から根元に向けて握りしめ、その際の柔ら
かさを下記の評価基準により5段階評価する。
【0028】評価基準: 5:大変柔らかい。 4:やや柔らかい。 3:普通(塗布前と変わらない)。 2:やや硬い。 1:硬い。
【0029】艶:ヘア用フォーム剤塗布・乾燥後毛束の
艶を目視にて観察して下記の評価基準により5段階評価
する。
【0030】評価基準: 5:艶が大変でている。 4:艶がややでている。 3:普通(塗布前と変わらない)。 2:艶がややない。 1:艶がない。
【0031】泡の状態:ヘア用フォーム剤を毛束に塗布
後、消泡までの時間を比較し、下記の評価基準により5
段階評価する。
【0032】評価基準: 5:泡のきめが細かく、消泡まで1分程度もつ。 4:泡のきめが細かく、消泡まで30秒程度もつ。 3:泡のきめが粗く、消泡までの時間が30秒程度であ
る。 2:泡のきめが粗く、消泡までの時間が30秒未満であ
る。 1:泡のきめが粗く、消泡までの時間が10秒未満であ
る。
【0033】評価結果を表2に5人のパネラーの平均点
で示す。なお、表2への表示にあたっては、小数点以下
を四捨五入して示す。
【0034】
【表2】
【0035】表2に示すように、実施例1のヘア用フォ
ーム剤は、速乾性、毛髪のまとまり性とも評価点が高
く、また、べたつきの少なさ、なめらかさ、柔らかさ、
艶、泡の状態のいずれに関しても評価点が高く、ヘア用
フォーム剤として必要な特性をすべて有していた。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、速乾
性で、かつ毛髪のまとまり性が良好なヘア用フォーム剤
を提供することができた。
フロントページの続き (72)発明者 金山 勝美 大阪市旭区赤川2丁目17番2号 株式会社 ミルボン内 Fターム(参考) 4C083 AC101 AC102 AC121 AC122 AC402 AC641 AC642 AD092 AD151 AD152 BB49 CC31 CC33 DD08 DD27 EE06 EE07 EE28 FF06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原液と噴射剤とからなるヘア用フォーム
    剤において、上記原液がグリセリン、エタノール、ヤシ
    油脂肪酸ジエタノールアミドおよび高重合シリコーンを
    含有し、かつ、その原液比が90重量%以下であること
    を特徴とするヘア用フォーム剤。
  2. 【請求項2】 グリセリンの原液中の含有量が2〜10
    重量%で、エタノールの原液中の含有量が10〜30重
    量%で、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドの原液中の含
    有量が0.5〜5重量%で、高重合シリコーンの原液中
    の含有量が1〜3重量%である請求項1記載のヘア用フ
    ォーム剤。
JP10252102A 1998-09-07 1998-09-07 ヘア用フォーム剤 Withdrawn JP2000086455A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008255053A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Kao Corp 泡沫状毛髪化粧料
WO2018074149A1 (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 株式会社 資生堂 洗浄剤組成物

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