JP2002362610A - 容器キャップ - Google Patents

容器キャップ

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JP2002362610A
JP2002362610A JP2001175618A JP2001175618A JP2002362610A JP 2002362610 A JP2002362610 A JP 2002362610A JP 2001175618 A JP2001175618 A JP 2001175618A JP 2001175618 A JP2001175618 A JP 2001175618A JP 2002362610 A JP2002362610 A JP 2002362610A
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JP
Japan
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diaphragm
container
plug
inner plug
container cap
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JP2001175618A
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English (en)
Inventor
Takashi Shimizu
孝志 清水
Masayoshi Kaneda
正義 兼田
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容器の内圧が陽圧となった場合にも、ダイヤフ
ラム自体の構造上の強度や材料的な強度を高める必要な
しにダイヤフラムの破壊を防止することができ、中栓の
ダイヤフラムによる容器の密封性の確保が確実にでき、
また構造も簡単なダイヤフラムについての補強構造を備
えた容器キャップを提供する 【解決手段】容器本体に取り付けられて本体の注ぎ口1
2を閉じている内栓2と容器本体30若しくは内栓2に
嵌着して内栓2を覆っている外栓3とを有し、内栓2は
注ぎ口部12の輪郭に沿って裂開可能なスコア13を形
成したダイヤフラム11を有し、外栓3は内栓2のダイ
ヤフラム11に向かって突出していてダイヤフラム11
の変形を拘束する押え部材18を備えている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液状食材用の容器の口
部を開閉するキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】酢、ドレッシング等の液状食材を充填す
るのに使用する容器には、いろいろな材質、例えばガラ
ス、PET、紙などが使われている。これらの容器に
は、スコアキャップが多く用いられている。スコアキャ
ップは、図4に示すように、容器口部に取り付けられた
内キャップ(内栓32)とその内栓32に嵌着している
外キャップ(外栓33)とからなり、内栓のダイヤフラ
ム11に設けられているリングプル14に指をかけて引
っ張るとダイヤフラム11のスコア13部分が切れて注
ぎ口となる。
【0003】内容物の充填温度が高いと、一般的に密封
直後はヘッドスペースの気体が膨脹して、若干陽圧にな
るが、中身が冷えるにつれ中身自体やヘッドスペースの
気体の収縮、さらに残留酸素の中身への溶解等で、容器
内が減圧になる。
【0004】
【解決すべき課題】プラスチック製の容器で問題となる
のが前述の減圧による不均一変形である。容器が不均一
に変形した場合には、商品価値は著しく下がる。不均一
変形を避けるために強度を持たした樹脂ボトルも作成可
能であるが、廃棄物量の削減やコストダウン等により、
目付量の少ない樹脂ボトルが望まれている。そこで、内
容物充填後の打栓に先立ってLN2(液体窒素)を容器
に充填し陽圧にすることで、目付量の少ないボトルで不
均一変形を回避することができる。
【0005】しかし、この場合、充填直後で内圧が最大
になり、このとき図5に示すように最大時の内圧でAの
部分でダイヤフラム11のスコア11が切れてしまうお
それがあった。
【0006】また、初めからダイヤフラムに通気孔を形
成しておいて、この通気孔に外栓から突出する棒栓を押
しつけて閉じる技術もあるが(特開昭60−11065
2号公報参照)、この場合は開封前の容器の密封性能が
低下する。
【0007】このようなことから、容器の内圧が陽圧と
なった場合にも、ダイヤフラム自体の強度を高める必要
なしにダイヤフラムの破壊を防止することができる容器
キャップの開発が望まれている。
【0008】この発明は上記の如き事情に鑑みてなされ
たものであって、容器の内圧が陽圧となった場合にも、
ダイヤフラム自体の構造上の強度や材料的な強度を高め
る必要なしにダイヤフラムの破壊を防止することがで
き、中栓のダイヤフラムによる容器の密封性の確保が確
実にでき、また構造も簡単なダイヤフラムについての補
強構造を備えた容器キャップを提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【構成】この目的に対応して、この発明の容器キャップ
は、容器本体に取り付けられて前記本体の注出口部を閉
じている内栓と前記容器本体若しくは前記内栓に嵌着し
て前記内栓を覆っている外栓とを有し、前記内栓は裂開
可能なスコアを形成したダイヤフラムを有し、前記外栓
は前記内栓のダイヤフラムに向かって突出していて前記
ダイヤフラムの変形を拘束する押え部材を備えているこ
とを特徴としている。
【0010】
【実施例】以下この発明の詳細を一実施例を示す図面に
ついて説明する。図1において1は容器キャップであ
り、容器キャップ1は中栓2と外栓3とを有している。
【0011】中栓2は裾部4と注出案内部5とを同心円
筒状に形成して、かつ中心6の方向に連続して備えてい
る。注出案内部5の内側に中心6に沿って円筒状の液体
流路7が形成される。裾部4は液体内容物を充填した容
器30のノズル部31に嵌合する部分である。
【0012】注出案内部5は液体内容物を注出する場合
の流れを案内する部分で、裾部4に連続する円筒部8と
先端側の末広がり状をなす先端部9とからなっている。
円筒部8の基端部にはダイヤフラム11が張設されてい
て液体流路7を閉じている。ダイヤフラム11は薄膜状
をなしていて液体流路7に対応する部分の注ぎ口12の
輪郭に沿って裂開可能なスコア13が形成されている。
また注ぎ口12にはリングプル14がステム15を介し
て一体的に連結している。外栓3は円筒状の外筒16と
その外筒16の上端部を閉じる天板17を備えていて、
外筒16で中栓2に嵌合して中栓2を覆っている。外筒
16が中栓2に嵌合する時、中栓2のリングプル14は
外栓3の外筒16内に包含される。外栓3の天板17か
ら中栓2のダイヤフラム11に向けて押え部材18が突
出している。押え部材18は中心6に直交する横断面形
状がほぼスコア13の形状と相似する形状をなす筒状
で、スコア13に沿った環状をなす先端部21がスコア
13が形成されている領域の近傍でダイヤフラム11に
当接または近接している。押え部材18の先端部21の
形状はスコア13に沿った環状に限らず、図2に示すよ
うに、スコア13に沿った外縁輪郭を有する平板状の底
部22を持ち、この底部22でスコア13に沿った領域
及びその内側の全領域に当接または近接する構造にして
もよい。さらに、外栓3の形状としては、図1及び図2
に示すもののほかに、図3に示すように、外栓3の外筒
16の下端部23が中栓2の裾部4をも覆う形状にして
もよい。このように構成された容器キャップの作用は次
の通りである。
【0013】液体内容物の高温充填などで容器の内圧が
上昇すると、その内圧はダイヤフラム11に作用し、ダ
イヤフラム11は上方に膨出変形しようとし、スコア1
3に引っ張り力が作用する。このとき、ダイヤフラム1
1の形成領域に上面から押え部材18の先端部21が当
接して、ダイヤフラム11を支えるので、ダイヤフラム
11の膨出変形が抑制され、これによって同時にスコア
13に作用する引っ張り力の発生も抑制され、スコア1
3の裂開は回避され容器内の気密は保持される。容器を
開封する場合には、外栓3を中栓2から外し、露出した
内栓2のリングプル14を手指で引き上げるとスコア1
3が裂開し、注ぎ口12が開口し、内容液体が注出可能
となる。こうして容器は開封される。その後再び外栓3
を閉めると、外栓3の押え部材18の先端部21が前に
スコア13が形成されていた注ぎ口12の縁に密接して
外栓3の天板17が注ぎ口12を閉じる。これにより、
容器の液密性が再び保持される。図2に示す実施例の場
合は、外栓3の押え部材18の平面状の底部22が直接
に注ぎ口12を閉じることになる。なお、上記した実施
例は内栓2と外栓3が別体として構成されている形式の
キャップについてのものであるが、この他の実施例とし
ては、キャップは内栓2と外栓3とがヒンジで連結され
て一体として構成される、いわゆるヒンジキャップであ
ってもよい。
【0014】
【効果】このように、この発明の容器キャップでは容器
内に陽圧が作用した場合でも中栓のダイヤフラムの膨出
変形が抑制される結果、スコアに引張力が作用すること
を軽減させ、スコアの裂開事故が防止される。
【0015】また、開封後のリシールは中栓と外栓の嵌
合部で行われていたのであるが、この発明の容器キャッ
プでは開封後のリシールはこれに加えて中栓のダイヤフ
ラムと外栓の押さえ部材18の先端部21や平面状の底
部22でも実現されることとなり、開封後の液漏れの防
止効果が一層完全になる。
【0016】以上の説明から明らかな通り、この発明に
よれば容器の内圧が陽圧となった場合にも、ダイヤフラ
ム自体の構造上の強度や材料的な強度を高める必要なし
にダイヤフラムの破壊を防止することができ、中栓のダ
イヤフラムによる容器の密封性の確保が確実にでき、ま
た構造も簡単なダイヤフラムについての補強構造を備え
た容器キャップを得ることができる。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の容器キャップの縦断面説明
図。
【図2】この発明の他の実施例の容器キャップの縦断面
説明図。
【図3】この発明の他の実施例の容器キャップの縦断面
説明図。
【図4】従来の容器キャップの縦断面説明図。
【図5】従来の容器キャップにおけるダイヤフラムの裂
開の状態を示す縦断面説明図。
【符号の説明】
1 容器キャップ 2 内栓 3 外栓 4 裾部 5 注出案内部 6 中心 7 液体流路 8 円筒部 9 先端部 11 ダイヤフラム 12 注ぎ口 13 スコア 14 リングプル 15 ステム 16 外筒 17 天板 18 押え部材 21 先端部 22 底部 30 容器 31 ノズル 32 内栓 33 外栓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼田 正義 神奈川県川崎市川崎区元木1−1−10 Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 AA24 AB01 BA02 CA01 CC03 DA01 DB12 DC03 EA02 EB01 EB02 EB04 EC03 FA09 FB01 GA04 GB04 HA05 HB02 HC03 HD04 JA20 KA19 KB02 LA03 LB02 LD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体に取り付けられて前記本体の注
    出口部を閉じている内栓と前記容器本体若しくは前記内
    栓に嵌着して前記内栓を覆っている外栓とを有し、前記
    内栓は裂開可能なスコアを形成したダイヤフラムを有
    し、前記外栓は前記内栓のダイヤフラムに向かって突出
    していて前記ダイヤフラムの変形を拘束する押え部材を
    備えていることを特徴とする容器キャップ。
  2. 【請求項2】 前記外栓が嵌着している状態において前
    記押え部材は先端部が前記ダイヤフラムの外面に当接ま
    たは近接していることを特徴とする請求項1記載の容器
    キャップ。
  3. 【請求項3】 前記押え部材の先端部は前記スコアに沿
    った領域に当接または近接していることを特徴とする請
    求項2記載の容器キャップ。
  4. 【請求項4】 前記押え部材の先端部は前記スコアに沿
    った領域及びその内側の領域の全面もしくは一部分に当
    接または近接していることを特徴とする請求項2記載の
    容器キャップ。
  5. 【請求項5】 前記容器キャップはプラスチック製であ
    ることを特徴とする請求項1記載の容器キャップ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007008541A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Kyoraku Co Ltd 容器のキャップ
JP2018076091A (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 凸版印刷株式会社 密封口栓
JP2018527263A (ja) * 2015-09-22 2018-09-20 ペプシコ・インク オーバーキャップ装置を備える容器閉止部

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