JP2000264356A - キャップ - Google Patents

キャップ

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JP2000264356A
JP2000264356A JP11073909A JP7390999A JP2000264356A JP 2000264356 A JP2000264356 A JP 2000264356A JP 11073909 A JP11073909 A JP 11073909A JP 7390999 A JP7390999 A JP 7390999A JP 2000264356 A JP2000264356 A JP 2000264356A
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JP
Japan
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main body
container
seal
tube
cutting cylinder
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Pending
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JP11073909A
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English (en)
Inventor
Atsushi Takahashi
篤 高橋
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Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物が吐出し易く、液だれが防止可能で、
バージンシールを簡単に外すことができるキャップを得
る。 【解決手段】 本体11の天面11Aからは切断筒40
と連通する略円錐状の吐出部38が突出しており、乳液
などの粘性の高い液体を吐出させるときに液ギレが良
く、本体11の天面11Aに液体が付着し難い。また、
切断筒40の内部には、空気筒44が本体11の天面1
1Aから貫通しており、内容物が吐出部38から吐出し
易くなっている。さらに、容器12を逆さまにしたとき
に、吐出部38の先端部38Bと空気筒44の入口部4
4Bとの間に落差が得られる。このため、空気筒44を
切断筒40の下端部40Aから出っ張らせることなく、
切断筒40の内部に設けることができるので、円筒部2
6の開口部にシール体28を設けても空気筒44の下端
部44Aがシール体28と干渉することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の口部に取付
けられるキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、化粧品等の液体が充
填された容器82には、口部84に中栓86が嵌め込ま
れ、外側からキャップ80がねじ込まれている。この中
栓86には、吐出部88が形成されており、この吐出部
88から容器82内へ収容された内容物が吐出可能とな
っている。
【0003】また、中栓86には、別途、空気筒90が
設けられており、容器82を逆さまにしたとき、空気筒
90の下端部90Aと吐出部88の下端部88Aとの間
に落差Hが生じるので、空気が空気筒90から容器82
内に案内され乳液等のように粘度の高い液体でも吐出し
易くなっている。
【0004】さらに、雑菌の繁殖を防ぎ、内容物へのい
たずらを防止する目的で、未開封の容器82の内容物を
密閉した状態で保持させる、いわゆるバージンシール1
04を用い、中栓86全体にこのバージンシール104
を接着することがある。
【0005】しかし、この場合、容器82の開封時には
キャップ80を外し、バージンシール104を剥がさな
ければならないので、面倒である。
【0006】このため、図5に示すように、容器110
の口部112に中蓋114を嵌め込み、容器110内へ
空気を導入させないようにして、本体116をねじ込
み、本体116を下方へ移動させることで、空気筒11
8の下端部118Aが中蓋114の下部に設けたバージ
ンシール114Aを押し破るような構造とすることも考
えられる。
【0007】これにより、バージンシール114Aを剥
がす手間が省け大変便利であるが、空気筒118ではバ
ージンシール114Aを開封できない恐れがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、内容物が吐出し易く、液だれが防止可能で、バー
ジンシールを簡単に外すことができるキャップを得るこ
とを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
は、中栓が容器の口部と係合して口部を閉塞している。
この中栓には、円筒部と、シール体と、が備えられてお
り、円筒部は口部へ挿入され、シール体は円筒部を閉塞
し、押圧されたときに容器内を開封させる。
【0010】また、中栓には本体が係合しており、中栓
に対して下方へ移動可能となっている。この本体には、
切断筒と、吐出部と、空気筒と、が備えられており、蓋
が係合可能となっている。切断筒は、円筒部の内側に位
置しており、本体が中栓に対し下方へ移動したとき、切
断筒の下端部がシール体を押し破るようになっている。
このため、シール体は確実に開封される。
【0011】吐出部は、切断筒の上部に形成され、本体
の天面から突出しており、内容物が吐出可能となってい
る。このため、乳液などの粘性の高い液体を吐出させる
ときに液ギレが良く、本体の天面に液体が付着し難い。
【0012】また、空気筒を設けたことで空気が容器内
へ導入され、内容物が吐出部から吐出し易くなる。さら
に、吐出部を本体の天面から突出させたことで、容器を
逆さまにしたときに、吐出部の先端部と空気筒の入口部
との間に落差が得られる。
【0013】このため、空気筒を切断筒の下端部から出
っ張らせることなく、切断筒の内部に設けることができ
るので、円筒部の下端にシール体を設けても空気筒の下
端部がシール体と干渉することはない。
【0014】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示すように、本実
施形態に係る樹脂製のキャップ10が取付けられた容器
12の口部13には、キャップ10を構成する中栓14
が挿入されている。
【0015】この中栓14のカバー部16には、薄肉部
18によってスカート部20が連結されている。カバー
部16の内周壁には環状溝22が形成されており、容器
12の口部13に形成された環状突起13Aが嵌め込み
可能となっている。
【0016】この環状突起13Aは容器12の上方から
下方へ向って若干外側へ傾斜している。一方、環状溝2
2もカバー部16の上方から下方に向って若干外側へ傾
斜しており、口部13にカバー部16を係合させるとき
に環状溝22が環状突起13Aに嵌め込み易く、また、
一旦嵌め込まれると、後述するスカート部20を引張っ
てもカバー部16が口部13から容易に外れないように
なっている。
【0017】また、口部13に圧入され、カバー部16
から下方垂下する円筒部26の開口部はシール体28で
閉塞されており、容器12内へ空気が導入されない。
【0018】このシール体28の外周部には薄肉の溝部
28Aが形成されており、シール体28を上方から押圧
すると、簡単に溝部28Aが破断するようになってい
る。
【0019】さらに、カバー部16の外周壁には、被係
合部30が形成されており、円筒状の本体11の外周部
に形成された係合部32が係合している。
【0020】ここで、本体11には、薄肉のヒンジ部3
4によって蓋36が連設されており、ヒンジ部34を中
心に蓋36が回動して本体11の天面11Aを覆うよう
になっている。
【0021】また、蓋36の裏面には、ボス部36Aが
形成されており、本体11に形成された後述する吐出部
38の口部38Aの内側に嵌め込み可能となっている。
このため、蓋36が完全に閉止状態にあるかどうかの確
認が容易であり、閉止状態では内容物が吐出口38から
外部へ漏れることがない。
【0022】さらに、蓋36の自由端側には、ノブ36
Bが形成されており、本体11と係合した時に本体11
の外周壁から突出し、指が掛かり易くなっている。
【0023】また、本体11の天面11Aからは円筒状
の切断筒40が下方へ突出しており、切断筒40の下端
部40Aは図2及び図3で示すように、傾斜している。
このため、本体11が下方へ移動したとき切断筒40の
下端部40Aの最下端が最初にシール体28の溝部28
Aに到達するので、最下端に応力が集中し、溝部28A
を確実に破断する。
【0024】この切断筒40の下端部40Aは、本体1
1の係合部32をカバー部16の被係合部30に嵌め込
んだとき、シール体28に到達しない長さとなってい
る。また、切断筒40の外径寸法は、円筒部26の内径
寸法よりも若干小さくなっており、切断筒40が円筒部
26の内周壁に沿って移動可能となっている。
【0025】一方、スカート部20の下端部には、所定
の間隔を置いて複数の爪部42が形成されており、この
爪部42が口部13に形成されたくびれ部13Bに係合
している。
【0026】また、スカート部20には、切欠き部20
Aが形成されている。この切欠き部20Aに指を掛け、
スカート部20の端部を指でつまんで引張ると、薄肉部
18が切断され、スカート部20がカバー部16から切
り離される。
【0027】そして、本体11を下方へ押圧すると、本
体11の係合部32が容器の口部13のくびれ部13B
と係合可能となる。
【0028】また、本体11の天面11Aからは切断筒
40と連通する略円錐状の吐出部38が突出している。
このため、乳液などの粘性の高い液体を吐出させるとき
に液ギレが良く、本体11の天面11Aに液体が付着し
難い。
【0029】さらに、切断筒40の内部へは内周壁の一
部を切断筒40と共有する空気筒44が本体11の天面
11Aから貫通している。この空気筒44によって、内
容物が吐出部38から吐出し易くなる。
【0030】また、吐出部38を本体11の天面11A
から突出させたことで、容器12を逆さまにしたとき
に、吐出部38の先端部38Bと空気筒44の入口部4
4Bとの間に落差が得られる。
【0031】このため、空気筒44を切断筒40の下端
部40Aから出っ張らせることなく、切断筒40の内部
に設けることができるので、円筒部26の開口部にシー
ル体28を設けても空気筒44の下端部44Aがシール
体28と干渉することはない。
【0032】次に、本形態に係るキャップ使用方法につ
いて説明する。
【0033】まず、図1に示すように、スカート部20
に形成された切欠き部20Aから、指でスカート部20
の端部をつまみ、スカート部20を引張り薄肉部18を
切断してスカート部20を切り離す。次に、本体11を
下方へ押圧して、図3に示すように、本体11の係合部
32を容器12の口部13のくびれ部13Bに係合させ
る。これにより、本体11の切断筒40の下端部40A
がカバー部16のシール体28の溝部28Aを破断す
る。
【0034】そして、蓋36を開放させて、容器12を
傾けて空気筒44から空気を導入しながら、吐出部38
から内容物を吐出させる。
【0035】なお、ここでは、シール体28は円筒部2
6から完全に切り離されるが、一部を残すようにしても
良い。また、シール体28は円筒部26とは別部品のア
ルミ箔のバージンシールでも良い。さらに、本体11は
中栓14に対して下方に移動すれば良く、ねじ込み方式
でも良い。
【0036】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、内容物が
吐出部から吐出し易くなる。また、乳液などの粘性の高
い液体を吐出させるときに液ギレが良く、本体の天面に
液体が付着し難い。また、さらに、本体の下方への移動
によって、シール体が押し破られるような構造でも、内
容物を吐出させ易くする空気筒を形成させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係るキャップを示す斜視図である。
【図2】本形態に係るキャップの開封前の状態を示す断
面図である。
【図3】本形態に係るキャップの開封後の状態を示す断
面図である。
【図4】従来のキャップを示す断面図である。
【図5】従来のキャップの他の仕様を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11 本体 14 中栓 26 円筒部 28 シール体 28A 溝部(シール体) 38 吐出部 40 切断筒 44 空気筒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の口部と係合し口部を閉塞する中栓
    と、前記中栓に対して下方へ移動可能に係合する本体
    と、前記本体に係合可能な蓋と、を備えたキャップであ
    って、 前記中栓が、前記口部へ挿入される円筒部と、前記円筒
    部を閉塞し押圧されたときに前記容器内を開封させるシ
    ール体と、を備え、 前記本体が、前記円筒部の内側に位置し下方へ移動した
    とき下端部が前記シール体を押し破る切断筒と、前記切
    断筒の上部に形成され天面から突出し内容物が吐出可能
    な吐出部と、前記切断筒の内部に設けられ空気が導入可
    能となる空気筒と、を備えたことを特徴とするキャッ
    プ。
JP11073909A 1999-03-18 1999-03-18 キャップ Pending JP2000264356A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4581034B1 (ja) * 2010-05-11 2010-11-17 靜甲株式会社 施蓋装置
JP2011084283A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Iwaki Houseware Co Ltd 液体収納容器、および、液体調味料の収納容器
CN102905985A (zh) * 2010-04-14 2013-01-30 弗雷泽纽斯卡比德国有限公司 一种灌注药液的容器用的封盖及配有封盖的容器

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Effective date: 20081125

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