JP2002361880A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2002361880A
JP2002361880A JP2001166869A JP2001166869A JP2002361880A JP 2002361880 A JP2002361880 A JP 2002361880A JP 2001166869 A JP2001166869 A JP 2001166869A JP 2001166869 A JP2001166869 A JP 2001166869A JP 2002361880 A JP2002361880 A JP 2002361880A
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JP
Japan
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blade
ink
cap
ink jet
head
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JP2001166869A
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English (en)
Inventor
Akihito Sakata
明史 坂田
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SII Printek Inc
Original Assignee
SII Printek Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回復手段のスペースを小さくし、装置の小型
化を可能とし、ブレードの洗浄能力を向上させ、ノズル
面の傷を防止し印字品質を向上させたインクジェット記
録装置を提供すること。 【解決手段】 インク流路内の容積を変化させてその内
部に充填されたインクをノズル開口から吐出するインク
ジェットヘッドのノズル面を洗浄するブレードを有する
インクジェット記録装置において、前記インクジェット
記録装置内のインクを吸引する回復手段であるキャップ
の内部に前記ブレードがあることを特徴とするインクジ
ェット記録装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを吐出する
インクジェットヘッドのノズル面を洗浄するブレードを
有するインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のノズルからインクを吐
出する記録ヘッドを用いて被記録媒体に文字や画像を記
録するインクジェット記録装置が知られている。インク
ジェット装置は、そのインク液滴吐出方式の相違から、
常時インクを吐出するコンティニュアス型の装置と、必
要に応じてインク液滴を吐出するオンデマンド型の装置
に分けることができる。オンデマンド型の装置は比較的
構成が簡単で、またインクの吐出エネルギーが小さくて
済む利点がある。
【0003】吐出エネルギーが小さいということは、機
械的な設計が容易であり、また小型化にも十分なメリッ
トを有しているのだが、逆にインク滴液の有する飛行エ
ネルギーも小さいので、記録ヘッドを搭載したキャリッ
ジの走行スピード、ガタ、その他のヘッドの挙動に影響
する要素により容易に記録品質が悪化する欠点があっ
た。また、飛行エネルギが小さいと、インクの飛行路を
長くしていった場合にドット形成地点のバラツキが生じ
やすく、記録品質を保持できる制御範囲が狭くなる欠点
がある。
【0004】そこで、オンデマンド型のインクジェット
記録装置においてはインクジェットヘッドと記録媒体の
距離をできるだけ小さくするように設計する必要があ
る。また、インクジェット記録装置は、インクを吐出さ
せる性質上、記録ヘッドのノズル面に紙粉、塵、あるい
は記録に不要なインクが付着し、これらの原因でノズル
の目詰まりや吐出不良が発生し、正常な記録を行えなく
なる問題が生ずる場合があった。したがって、従来装置
では付着した異物の除去、あるいはヘッドの目詰まりの
回復手段を設ける必要があった。そこで、従来では記録
ヘッド面にキャップを密着させてヘッド内の排インクを
吸引する回復機能の他に図3に示すような洗浄用のブレ
ード2を設ける構成が知られている。ブレード2はシリ
コンゴム等の弾性体から構成されホルダ1に保持されて
いる。ブレート゛2はホルダ1を介してインクジェットヘ
ッド6の走査領域の所定位置に設けられ、インクジェッ
トヘッド6の走査に応じてブレード2の先端部がインク
ジェットヘッド6のノズル面4をこすり異物を除去するよ
うにしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記回
復手段を有するインクジェット記録装置には、以下のよ
うな問題がある。前記回復手段では、キャップは記録時
には記録ヘッド面から離れ、回復動作時には記録ヘッド
面に密着するように構成し、またブレードは記録ヘッド
面をワイピングするために、インクジェットヘッドの走
査領域の所定位置に設けられている。そしてキャップが
移動して記録ヘッド面に密着するときに、ブレードはキ
ャップの移動領域から離れている必要がある。そのため
に、従来はブレードを大きく退避させるために、装置が
大きくなってしまうという課題があった。
【0006】また、従来はブレードが記録ヘッド面をワ
イピングする際にインク滴がブレードに残り、それがワ
イピング動作中に周辺に飛び散る問題があった。また、
ブレードに残ったインクは、そのまま放置すると乾燥し
個体化し洗浄能力を劣化させると共にヘッドのノズル面
に傷をつけ、偏向やドット抜け等の印字不良を発生させ
る問題があった。
【0007】本発明は従来の前記課題を解決するもので
あり、その目的とするところは、回復手段のスペースを
小さくし、装置の小型化を可能とし、ブレードの洗浄能
力を向上させ、ノズル面の傷を防止し印字品質を向上さ
せたインクジェット記録装置を提供せんとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記問題を解決
する本発明の第1の態様は、インク流路内の容積を変化
させてその内部に充填されたインクをノズル開口から吐
出するインクジェットヘッドと、該インクジェットヘッ
ドの前記ノズル開口を有する面を拭清するブレードと、
前記インクジェットヘッドの前記ノズル開口を有する面
に接して、前記インクジェットヘッド内部のインクを前
記ノズル開口を通して吸引するキャップと、を備えたイ
ンクジェット記録装置において、前記ブレードが前記キ
ャップの内部に設けられていることを特徴とするインク
ジェット記録装置にある。本発明の第2の態様は、第1
の態様において、前記ブレードとキャップとの高さの差
tが1mm≦t≦3mmであることを特徴とするものであ
る。
【0009】本発明の第3の態様は、第1又は第2の態
様において、前記ブレードの洗浄をキャップの吸引動作
により行うことを特徴とするものである。
【0010】本発明の第4の態様は、第3の態様におい
て、前記ブレードが前記ノズル開口を有する面を拭清す
る時に前記キャップの吸引動作を行うことを特徴とする
ものである。
【0011】本発明の第5の態様は、第1〜4の態様の
何れかにおいて、油性インクを用いることを特徴とする
インクジェットヘッド記録装置にある。かかる本発明で
は、従来のキャップの外にブレードを設置する方法に比
べ、ブレードをキャップの中に設置しているため回復手
段領域を画期的に小さくすることができる。また、その
結果として装置全体の小型化、軽量化が可能となる。ま
た、本発明のブレードとキャップの高さの差tが、t<
1mmの場合には、ブレードによるノズル面洗浄中にキ
ャップがノズルにあたり、ノズル面を劣化させる可能性
があり問題である。また、tが、t>3mmの場合には、
キャップ オン時にブレードがノズル面に強くあたりノ
ズル面を劣化させるおそれがあり問題である。そのた
め、ブレードとキャップの高さの差tは、1mm≦t≦3
mmの間であることが望ましい。
【0012】また、従来はブレードがキャップの外にあ
るためノズル面の洗浄作業中に回復手段機器の周辺にイ
ンクが飛び散ることがあったが、本発明のブレードは、
キャップ内に設置されているためインクをキャップ中に
止めることができる。そのため、回復手段機器周辺を汚
すことがなく、それが原因による印字物の汚れや回復手
段機器の故障を防止することができる。
【0013】また、ブレードがキャップ内にあるため、
本来なら記録ヘッド内のインクの吸引動作に用いる吸引
システムをブレードに付着したインクを吸い取るために
利用することができる。そのため、ブレード表面のイン
クが乾燥し個体化することを防止することができる。ま
た、これによってノズル面の劣化を防止することがで
き、偏向やドット抜け等の印字品質の劣化も防止するこ
とができる。また、記録ヘッド内のインクの吸引動作を
ブレードによるノズル面の洗浄動作中に行なうと、ブレ
ードに付着したインクをノズル面の洗浄動作中に取り除
くことができる。そのため、インクが固体化する前にイ
ンクを除去することができブレードの洗浄をより効果的
に行なえる。それゆえブレードによるノズル面の洗浄動
作中に吸引動作を行なうことがより望ましい。
【0014】また、ブレードがキャップ内にあるため記
録ヘッド内のインクを吸引する回復手段動作中にインク
によるブレードの洗浄ができる。そのため、ブレードに
付着したインク以外の異物の除去も可能となりより優れ
たブレードの洗浄ができる。また、インクとして油性イ
ンクを用いると油性インクは粘性が高いため水性インク
に比べブレードにインクを付着させることができる。そ
のため、ノズル面からのインクの除去が他のインクに比
べ効果的である。また、ブレードの洗浄とインクの回収
という両機能を有する本発明のブレードは特にその威力
を発揮することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に基き
本発明を説明する。 (実施例1)図1は、本発明の第1の実施例を示してお
り。ブレード2は、キャップ3の中に設置されている。
符号6で示されるものはノズル4を前面に有するオンデ
マンド型のインクジェット記録ヘッドである。インクジ
ェット記録ヘッド6は、図の左右方向に記録走査を行
う。
【0016】以上の機構において、ヘッド6を図1の
(d)に示されているように矢印の方向に動かすと、紙
粉、塵、あるいは大量のインクは、ブレ−ド2により除
去される。また、除去されたインクは、キャップ3内に
落ち最終的には、キャップ内に設けられたインク吸引口
7より除去される。また、ブレード2の動作中にキャッ
プ内の吸引口7よりインクを吸い込むと、キャップ内ば
かりでなく、ブレード2に付着したインクをも同時に除
去できる、そのため、インクの飛び散りを防止すると共
に、ブレードの洗浄能力の劣化をも防止することができ
る。また、図1の(b)に示されているようなキャップ
のインク吸引動作中は、ブレードの周りをインクが流れ
るためブレードの洗浄も可能である。
【0017】また、本発明実施例のブレードとキャップ
の高さの差t(図2)は、1.5mmである。このためノ
ズル面を傷つけることなく洗浄やキャップ オン放置が
可能であり長期間にわたる安定吐出が可能となる。
【0018】
【発明の効果】インクジェット記録装置内のインクを吸
引する回復手段であるキャップの内部に前記ブレードを
設けると回復手段領域を画期的に小さくすることができ
る。また、ブレードがキャップ内部にあるためキャップ
に設置されている吸引動作を利用してブレードを洗浄す
ることができる。そのため、ブレードの洗浄能力の劣化
防止、ブレードに付着した異物の除去、ノズル面の劣化
防止、印字品質の劣化防止等の効果を得ることができ
る。また、ブレードがキャップ内部にあるためブレード
によるノズル面の洗浄作業中に飛散ったインクはキャッ
プ内部に止めることができる。そのため、回復手段機器
周辺の汚れ防止、回復手段機器の故障の防止をすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係わるインクジェットヘッ
ド記録装置図。(a)は、ブレード付きキャップの斜視図
であり、(b)は、吸引動作時の平面図、(c)は、ブレ
ート゛による洗浄動作中の説明斜視図、(d)は、ブレー
ドによる洗浄動作中の説明平面図。
【図2】本発明の実施例1に係わるインクジェットヘッ
ド記録装置図。(a)は、ブレードとキャップの高さの
差tを示す平面図。
【図3】従来のインクジェットヘッド記録装置図。(a)
は、ブレードとキャップとヘッドの斜視図であり、
(b)は、ブレードとキャップとヘッドの平面説明図、
(c)は、ブレードによる洗浄作業中の説明斜視図、
(d)ブレードによる洗浄作業中の説明平面図である。
【符号の説明】
1 ホルダ 2 ブレード 3 キャップ 4 ノズル面 6 インクジェット記録ヘッド 7 インク吸引口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク流路内の容積を変化させてその内
    部に充填されたインクをノズル開口から吐出するインク
    ジェットヘッドと、該インクジェットヘッドの前記ノズ
    ル開口を有する面を拭清するブレードと、前記インクジ
    ェットヘッドの前記ノズル開口を有する面に接して、前
    記インクジェットヘッド内部のインクを前記ノズル開口
    を通して吸引するキャップと、を備えたインクジェット
    記録装置において、前記ブレードが前記キャップの内部
    に設けられていることを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ブレードとキャップとの高さの差t
    が1mm≦t≦3mmであることを特徴とする請求項1に記
    載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ブレードの洗浄をキャップの吸引動
    作により行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    インクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記ブレードが前記ノズル開口を有する
    面を拭清する時に前記キャップの吸引動作を行うことを
    特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 油性インクを用いることを特徴とする請
    求項1から4の何れかに記載のインクジェット記録装
    置。
JP2001166869A 2001-06-01 2001-06-01 インクジェット記録装置 Pending JP2002361880A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005199549A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005199549A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録装置
JP4543682B2 (ja) * 2004-01-15 2010-09-15 富士ゼロックス株式会社 インクジェット記録装置

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Effective date: 20040309