JP5471468B2 - 液体噴射装置 - Google Patents
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以下、本発明の液体噴射装置の実施の形態に係るインクジェットプリンター(以下、単に、プリンターと記載する。)1について、図面を参照しながら説明をする。図1は、プリンター1の全体的な概略構成を示す斜視図である。以下の説明では、図1に示す矢印X方向を前方、矢印Y方向を左方、矢印Z方向を上方として説明を行うこととする。図2は、放置用キャップ2により記録ヘッド3のノズル形成面4を封止している状態を前方から見た図である。図3は、キャリッジ5に取り付けられた記録ヘッド3を下方から見た構成を示す図である。図4の上段(A)は、記録ヘッド3の外観形状を示す斜視図である。下段(B)は、カバー部材7の構成を示す斜視図である。図5は、記録ヘッド3にカバー部材7が装着された状態を示す図である。
プリンター1は、上部にインクカートリッジ8が搭載され、下面に液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド3が取り付けられたキャリッジ5を備えている。キャリッジ5は、タイミングベルト9を介してキャリッジモーター10に接続され、ガイドバー12に案内されて記録媒体としての記録用紙Pの主走査方向(左右方向)に往復移動される。インクカートリッジ8には、液体としてのインクが貯留され、インクカートリッジ8から記録ヘッド3に対しインクが供給される。キャリッジ5の移動により記録ヘッド3を主走査に移動すると共に、記録用紙Pを副走査方向(主走査方向に直交する方向)前方に移動させながら、記録ヘッド3から記録用紙Pの上面にインク滴を噴射させることで、記録用紙Pに画像や文字が印刷される。図1に示すように、記録用紙Pが搬送される範囲の右側には、非印刷領域13が設けられている。そして、この非印刷領域13には、記録ヘッド3に対してクリーニング処理を行うクリーニング機構14と、記録ヘッド3のノズル形成面4を覆い保護することができるノズル保護機構15が配置されている。
クリーニング機構14は、図1に示すように、記録ヘッド3のノズル16(図3参照)を大気から遮断することができる封止用キャップ22と、封止用キャップ昇降機構23(図6参照)と、ポンプユニットとしての吸引ポンプ(チューブポンプ)24と、廃液タンク25と、ワイピング手段としてのワイパー26等を備える。封止用キャップ22は、上方に開口部27を有する有底の箱体を呈している。封止用キャップ22のキャップ内と吸引ポンプ24とは連通し、吸引ポンプ24により封止用キャップ22の内部に負圧を発生させることができる。クリーニング機構14は、記録ヘッド3のノズル16からインクを噴射させることによりノズル16の目詰まりを解消させるいわゆるフラッシング(空噴射)と、ノズル16内に有るインクを吸引する吸引動作と、ノズル形成面4に付着しているインクを払拭するワイピングと言った、いわゆるクリーニング処理を記録ヘッド3に対して行うことができる。
ノズル保護機構15は、放置用キャップ2と、放置用キャップ昇降機構35(図7参照)等を備える。このノズル保護機構15は、プリンター1が放置状態とされる際に、ノズル形成面4を放置用キャップ2で覆う機能を有する。プリンター1が放置状態になっている間、ノズル形成面4を放置用キャップ2で覆うことで、ノズル16内に在るインクの水分の蒸発が抑えられ、インクの増粘が防止される。また、ノズル形成面4への塵埃等の異物の付着も防止できる。
上述のカバー部材7に換えて、図9および図10に示すカバー部材50としてもよい。このカバー部材50は、側板部21の上端に、ヘッド本体6の側面18から離れる方向に延設されるフランジ状部51を有し、キャリッジ5の記録ヘッド3の取り付け面5Aからノズル形成面4の周縁部に亘って記録ヘッド3を覆うことができるように構成されている。このようにカバー部材50を構成することで、連通部47は、底板部20のノズル形成面4との間に形成される部分と、側板部21とヘッド本体6の側面18との間に形成される部分とに加えて、フランジ状部51とキャリッジ5との間にも連通部47A(図10参照)を形成することができる。つまり、連通部47の延長化を図ることができる。これにより、連通部47を、放置用キャップ2の内部と大気とを連通を確保しながらも、放置用キャップ2内の水分を含んだ空気がより流れ難いものとすることができ、ノズル16内のインクの水分の蒸発を効果的に抑えることができる。連通部47Aは、フランジ状部51とキャリッジ5との間において、連通部47Aに当たる部分を除き、フランジ状部51とキャリッジ5とを接着剤により接着する接着層を形成し、接着層が形成されていない空間部分を連通部47Aとして形成されている。
上述のヘッド本体6とカバー部材7との間に形成される連通部47に換えて、底板部20と放置用キャップ2の上端縁40との間に、放置用キャップ2の内部と大気とを連通する連通部を形成してもよい。たとえば、図11に示すように、カバー部材7の底板部20の放置用キャップ2が当接する側の面に、開口部19から側板部21の外側に抜ける溝55を形成し、放置用キャップ2が底板部20に当接されたときに、底板部20と放置用キャップ2の上端縁40との間に形成される空間を、連通部として構成してもよい。また、放置用キャップ2の上端部40に、キャップの内側から外側に抜ける溝を形成し、放置用キャップ2を底板部20に当接した際に、底板部20と放置用キャップ2の上端縁40との間に形成される空間を、連通部として構成してもよい。このように、溝55により形成される連通部は、その一部がカバー部材7に面するもので、カバー部材7を利用した構成となっている。そのため、溝55により形成される連通部は、ヘッド本体6の内部に連通部を設ける構成に比べて、簡単な構成で、しかもヘッド本体6の大型化が抑えられた構成で設けられている。なお、溝55を蛇行させる構成としてもよい。溝55を蛇行させることで、放置用キャップ2の内部と大気とを連通を確保しながらも、放置用キャップ2内の水分を含んだ空気がより流れ難いものとすることができ、ノズル16内のインクの水分の蒸発を効果的に抑えることができる。
上述の実施の形態に示すプリンター1は、クリーニング機構14を備えるが、クリーニング機構14を備えない構成としてもよい。この場合、放置用キャップ2をカバー部材7に当接させる構成のプリンター1においては、底板部20の開口部19を囲む内周縁部32とノズル16との間に、封止用キャップ22の上端縁28が当接することができる当接領域34を設ける必要がないため、記録ヘッド3の小型化を図ることができる。
上述のように本実施の形態に係る液体噴射装置としてのプリンター1は、ノズル16から液体としてのインクを噴射する液体噴射ヘッドである記録ヘッド3を備え、プリンター1のインク噴射動作、すなわち印刷動作が停止している放置状態にあるときに、記録ヘッド3のノズル形成面4の周縁部を保護するカバー部材7に当接しノズル形成面4を覆う放置用キャップ2と、この放置用キャップ2がノズル形成面4を覆っている状態において、放置用キャップ2の内部と大気とを連通する連通部47とを備えることとする。
Claims (4)
- ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置であって、
上記液体噴射ヘッドのノズル形成面の周縁部を保護するカバー部材に当接し上記ノズル形成面を覆う放置用キャップと、
前記カバー部材と前記液体噴射ヘッドとの間に、上記放置用キャップが上記ノズル形成面を覆っている状態において、上記放置用キャップの内部と大気とを連通する連通部と、
を備える、
ことを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1に記載の液体噴射装置であって、
前記カバー部材は、キャリッジの前記液体噴射ヘッドの取り付け面からノズル形成面の周縁部に亘って前記液体噴射ヘッドを覆う、
ことを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1に記載の液体噴射装置であって、
前記連通部は、前記カバー部材と前記放置用キャップとの当接部に備えられる、
ことを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の液体噴射装置であって、
吸引ポンプと、
上記吸引ポンプに接続され、前記ノズル形成面を覆っている状態で上記吸引ポンプの吸引力によりキャップの内部に負圧が発生させられる封止用キャップとを備える、
ことを特徴とする液体噴射装置。
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