JP2002360427A - 貯湯容器 - Google Patents

貯湯容器

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JP2002360427A JP2001169826A JP2001169826A JP2002360427A JP 2002360427 A JP2002360427 A JP 2002360427A JP 2001169826 A JP2001169826 A JP 2001169826A JP 2001169826 A JP2001169826 A JP 2001169826A JP 2002360427 A JP2002360427 A JP 2002360427A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体転倒時に蒸気通路を介して液体が流出す
るのを確実に防止して安全性を向上させた貯湯容器を提
供する。 【解決手段】 蒸気が、蒸気通路を介して本体2外部に
排出可能である電気ポット1(貯湯容器)において、蒸
気通路に液体を貯水するための第1貯水空間44、第2
貯水空間41および第3貯水空間42(貯水部)を設け
るとともに、それぞれの貯水空間44,41および42
に、蒸気通路の上流側と接続された貫通口33(蒸気流
入口)、貫通口22、隙間43(貯水部流入口)および
蒸気通路の下流側と接続された貫通口22、隙間43、
蒸気排出口16(貯水部流出口)を設け、複数の貯水空
間44,41および42は蒸気通路を介して順次連通す
るように配設されており、貫通口33および貫通口2
2、隙間43、蒸気排出口16の少なくとも1つは、貯
湯容器が転倒した場合の容器内の液体の液位L
、L、Lより上方に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気ポットなどの
貯湯容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の貯湯容器である電気ポットは、容
器を収容する本体と該本体の上端開口部を閉塞する蓋体
とからなり、この蓋体内部には蒸気通路が設けられてい
る。この蒸気通路は、前述した容器内の液体を加熱した
際に液体から生じる蒸気により容器内圧が上昇するのを
防止するために、容器内部と本体外部とを連通させて蒸
気を外部へ排出するようなっている。
【0003】また、蒸気通路に、本体が転倒または傾斜
したとき容器内に収容された液体が前記蒸気通路を介し
て本体外部へ流出することを防止するための流出防止機
構が設けられている。
【0004】この流出防止機構は、例えば、蒸気通路途
中に球形状または円錐形状の弁体を設け、この弁体が転
倒または傾斜時に蒸気通路を閉塞するように作動するこ
とにより液体の流出を防止したものや、蒸気通路を蓋体
内部において迂回させることにより転倒時に液体が本体
外部に流出しにくくしたものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の貯湯容器では、弁体が故障して作動しない場合や蓋
体を急激に閉じた場合などに、蒸気通路内の内圧が急激
に上昇して吐出口より液体が自然に流れ出したり、また
は蒸気吐出口からの蒸気流出が生じるという問題があっ
た。また、蒸気通路を迂回させた流出防止機構の場合、
容器内の液体の沸騰中または沸騰直後に本体が転倒した
場合、容器内の内圧上昇により液体が外部へ流出してし
まうという問題があった。
【0006】そこで、本発明は、本体転倒時に蒸気通路
を介して液体が流出するのを確実に防止して安全性を向
上させた貯湯容器を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、液体を収容する容器が内部に
設けられた本体と、該本体の開口を閉塞する蓋体と、前
記液体を加熱する加熱手段とからなり、前記液体から生
じた蒸気が、前記蓋体下面に設けられた蒸気流入口と前
記蓋体上面に設けられた蒸気排出口とを接続する蒸気通
路を介して前記本体外部に排出可能である貯湯容器にお
いて、前記蒸気通路に前記液体を貯水するための複数の
貯水部を設けるとともに、それぞれの前記複数の貯水部
に、前記蒸気通路の上流側と接続された貯水部流入口お
よび前記蒸気通路の下流側と接続された貯水部流出口を
設け、前記複数の貯水部は前記蒸気通路を介して順次連
通するように配設されており、前記蒸気流入口および複
数の前記貯水部流出口の少なくとも1つは、前記貯湯容
器が転倒した場合の前記容器内の液体の液位より上方に
位置するものである。
【0008】前記発明では、貯湯容器が転倒した場合に
おいて、蓋体の蒸気流入口が容器内の液体の液位より上
方に位置するとき、液体は蓋体内部に流入することなく
容器内に貯水される。一方、蓋体の蒸気流入口が容器内
の液体の液位より下方に位置するとき、容器内の液体が
貯水部に流入する。そして、蒸気通路の下流側と接続さ
れた貯水部流出口の少なくとも1つは、容器内の液体の
液位より上方に位置するので、貯水部内に流入した液体
が蒸気通路を介して本体外部に流出することを防止でき
る。
【0009】前記複数の貯水部を前記蓋体内部において
階層式に配設することにより、蓋体内部に貯水部および
蒸気通路を配置し易くなる。また、貯水部をお互いに隔
離することが容易となる。
【0010】前記複数の貯水部のうち前記蓋体下面側に
位置する貯水部の前記貯水部流入口は、前記蓋体の蒸気
流入口であることが好ましい。
【0011】前記蓋体下面側に位置する貯水部は、前記
蓋体下部に取り付けられた中板と内蓋とからなることが
好ましい。
【0012】前記複数の貯水部のうち前記蓋体上面側に
位置する貯水部の前記貯水部流出口は、前記蓋体の蒸気
排出口であることが好ましい。
【0013】前記蒸気通路に3つの前記貯水部を設ける
とともに、前記蒸気流入口および3つの前記貯水部流出
口の少なくとも1つは、前記貯湯容器が前後左右のいず
れかの方向に転倒した場合の前記容器内の液体の液位よ
り上方に位置することが好ましい。
【0014】前記貯水部に、前記貯湯容器が転倒した場
合の前記液体の液位より上方に位置する圧力逃し用のサ
ブ通路を設けることが好ましい。これにより、転倒時に
貯水部内の空気層の急激な内圧上昇を防止できる。
【0015】前記貯水部に、圧力逃し用の通路を設け、
該通路の両端部は、前記貯湯容器が転倒した場合の前記
液体の液位より上方に位置するとともに、異なる前記貯
水部にそれぞれ位置し、該通路の一部は、前記貯湯容器
が転倒して該通路の両端部が前記液体の液位より下方に
位置する場合の液位より上方に位置することが好まし
い。これにより、沸騰直後に貯湯容器が転倒した場合で
も貯水部内の空気層の急激な内圧上昇を防止できる。
【0016】前記貯水部の底面に、前記貯水部内に結露
した液体を前記蒸気通路を介して再び前記容器内に環流
させるための斜面を形成することが好ましい。
【0017】前記貯水部流出口または前記貯水部流入口
に、弾性体からなる舌片を設けることにより、貯湯容器
の保温時において貯水部流出口または前記貯水部流入口
を遮断し、保温効果を高めることができる。
【0018】前記内蓋に、複数の空気穴を設け、該空気
穴の少なくとも1つは前記貯湯容器が転倒した場合の前
記液体の液位より上方に位置するものであってもよい。
【0019】前記蓋体内部に前記貯水部の貯水部流入口
が形成される中板を設け、該中板に形成された貯水部流
入出口は前記貯湯容器が少なくとも2方向に転倒した場
合の前記液体の液位より上方に位置するものであっても
よい。
【0020】前記内蓋と前記中板は、前記内蓋の外縁部
に設けられた内蓋パッキンを介して一体であってもよ
い。
【0021】本発明は、前記課題を解決するための他の
手段として、液体を収容する容器が内部に設けられた本
体と、該本体の開口を閉塞する蓋体と、前記液体を加熱
する加熱手段とからなり、前記液体から生じた蒸気が、
前記蓋体下面に設けられた蒸気流入口と前記蓋体上面に
設けられた蒸気排出口とを接続する蒸気通路を介して前
記本体外部に排出可能である貯湯容器において、前記蒸
気通路に前記液体を貯水するための貯水部を設け、前記
貯水部に、圧力逃し用の第1通路および第2通路を設
け、前記貯湯容器が転倒して前記第1通路の上流端が前
記液体の液位より下方に位置する場合、前記第1通路の
一部は前記液位より上方に位置するとともに、前記第2
通路の上流端は前記液体の液位より上方に位置し、一
方、前記貯湯容器が転倒して前記第2通路の上流端が前
記液体の液位より下方に位置する場合、前記第2通路の
一部は前記液位より上方に位置するとともに、前記第1
通路の上流端は前記液体の液位より上方に位置するもの
である。
【0022】前記発明では、貯湯容器が転倒した場合、
容器内の液体が貯水部に貯水される。そして、貯水され
た液体は液位より下方に位置する第1通路の上流端また
は第2通路の上流端を介して第1通路または第2通路内
に流入するが、第1通路または第2通路の一部が液位よ
り上方に位置するので、貯水部内に流入した液体が蒸気
通路を介して本体外部に流出することを防止できる。ま
た、貯水部内の空気は、液体の液位より上方に位置する
第2通路の上流端または第1通路の上流端を介して放出
されるので、貯水部内の内圧力上昇が防止される。
【0023】前記貯水部の前記貯水部流入口は、前記蓋
体の蒸気流入口であることが好ましい。
【0024】前記貯水部は、前記蓋体下部に取り付けら
れた中板と内蓋とからなることが好ましい。
【0025】前記貯水部の底面に、前記貯水部内に結露
した液体を前記蒸気通路を介して再び前記容器内に環流
させるための斜面を形成することが好ましい。
【0026】前記内蓋に、複数の空気穴を設け、該空気
穴の少なくとも1つは前記貯湯容器が転倒した場合の前
記液体の液位より上方に位置することが好ましい。
【0027】前記内蓋と前記中板は、前記内蓋の外縁部
に設けられた内蓋パッキンを介して一体であることが好
ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面にしたがって説明する。
【0029】図1は、本発明の第1実施形態に係る貯湯
容器である電気ポット1を示す。この電気ポット1は、
本体2と、該本体2の上部にヒンジ軸2aを介して開閉
自在に取り付けられた蓋体3とからなる。
【0030】前記本体2の内部には、水を収容する縦長
の容器4が収容されており、この容器4の底外面には、
収容された水を加熱して沸騰させる湯沸しヒータ5が設
けられている。また、本体2の容器4下側には、前記容
器4内の湯を吐出する吐出手段である図示しない電動ポ
ンプが配設されている。本体2上部にはノーズ部2bが
形成され、このノーズ部2bには、前記電動ポンプが吐
出したお湯をノーズ部2b下面から吐出する吐出口2c
が設けられている。
【0031】前記蓋体3は、前記本体2上部において閉
じられると前記容器4の上端開口部を閉塞するものであ
り、蓋本体6、中板7および内蓋8からなる。
【0032】前記蓋本体6は、図2(a),(b)に示
すように、上板11と下板15とからなる略円板形状で
あって、上板11と下板15との間には横断面が半月形
状である側壁12を有する下端開口の凹所13が形成さ
れている。前記凹所13内側には、側壁12に設けられ
た基端部14bから左右方向に伸長するリブ14が形成
され、このリブ14の先端部14aは、側壁12近傍に
位置して後述する隙間43を形成している。また、凹所
13はリブ14によって前方の第1凹所13aと後方の
第2凹所13bに区画されている。
【0033】前記下板15の下面には、前記中板7の外
縁部が嵌合する嵌合溝15aが凹所13開口部外縁に沿
うように形成されている。さらに、下板15の下面に
は、前記内蓋8を位置決めするための突起部15bが下
方に突出するように形成されている。また、前記上板1
1には、後述するように前記容器4内に収容された液体
から生じる蒸気を本体2外部へと排出するための蒸気排
出口16と、前記中板7および内蓋8を取り付け固定す
るための図示しないビスが下方から嵌合されるようにな
っている3つの取付部17とが設けられている。また、
前記蒸気排出口16は、前記本体2の後方の外周近傍に
形成されている。
【0034】前記中板7は、図3(a),(b)に示す
ように、半月形状であって、外縁部上面には前記蓋本体
6の嵌合溝15aに沿うように凹所13の周縁部が嵌合
する嵌合溝21aが形成され、これにより中板7の外縁
部が前記蓋本体6の嵌合溝15aに嵌合するようになっ
ている。また、中板7の中央部には前記蓋本体6のリブ
14下端が嵌合する嵌合溝21bが形成されている。ま
た、この嵌合溝21bにより前方側に第1上面25aと
後方側に第2上面25bとが形成されている。また、前
記中板7の右方の外縁部近傍には、外周に沿って5つの
貫通口22が設けられている。一方、前記中板7の貫通
口22と反対側に位置する左方の外縁部近傍には、圧力
逃し用のサブ通路である5つの小孔23が設けられてい
る。さらに、中板7の下面には、前記蓋本体6の取付部
17がそれぞれ嵌合する受け部24が形成されており、
受け部24の底面には前記図示しないビスが貫通する3
つの嵌合穴24aが形成されている。また、中板7の上
面の第2上面25bは、右方から左方に向かって下り勾
配の斜面で形成され、第1上面25aは、左方から右方
に向かって下り勾配の斜面で形成されている。
【0035】前記内蓋8は、図4(a),(b)に示す
ように、側壁31と底面32とからなる皿形状である。
この底面32の前方の外縁部近傍には外周に沿って4つ
の貫通口33が設けられるとともに、左方および右方の
外縁部近傍には外周に沿って圧力逃し用のサブ通路であ
る3つの小孔34がそれぞれ形成されている。さらに、
前記4つの貫通孔33の間には、内蓋8を前記蓋本体6
に取り付けるときに内蓋8を位置決めするために蓋本体
6の突起部15b先端部が嵌合する嵌合穴35が形成さ
れている。また、底面32には、図3(a)において上
方に凸形状である3つの取付部36が形成され、それぞ
れの取付部36の中心には前記図示しないビスが貫通す
る取付孔36aが形成されている。また、底面32は、
図4(a),(b)において後方側から前方側に向かっ
て下り勾配の斜面となっており、この斜面において貫通
孔33は最下端近傍に位置している。
【0036】蓋本体6に中板7および内蓋8を組み付け
るには、まず中板7を、中板7の嵌合溝21aおよび嵌
合溝21bに、蓋本体6の凹所13の周縁部およびリブ
14の下端をそれぞれ嵌合させ、蓋本体6の凹所13の
下端開口部を閉塞するように蓋本体6の下方から取り付
ける。その結果、図5に示すように、蓋本体6の第1凹
所13aと中板7の第1上面25aとの間に第2貯水空
間41(貯水部)が形成され、蓋本体6の第2凹所13
bと中板7の第2上面25bとの間に第3貯水空間42
(貯水部)が形成される。この第2貯水空間41は、図
2(b)に示すように、蓋本体6の左方の外縁部近傍に
位置するリブ14の先端部14aと側壁12との隙間4
3により第3貯水空間42と連通している。また、第2
貯水空間41は、中板7の貫通口22および小孔23を
介して中板7の下面側と連通している。
【0037】次に、内蓋8の嵌合穴35に蓋本体6の突
起部15bを嵌合させるとともに、内蓋8の側壁31の
上端31aを蓋本体6の段部18に嵌合させた状態で、
取付部36の取付孔36aにビスを嵌合させて内蓋8を
蓋本体6に固定する。その結果、図5に示すように、蓋
本体6の下板15、中板7および内蓋8の底面32によ
り第1貯水空間44(貯水部)が形成される。この第1
貯水空間44は、蓋本体6の前方の外周近傍に位置する
内蓋8の貫通口33を介して容器4内部と連通してい
る。
【0038】湯沸しヒータ5により加熱された容器4内
の液体から生じる蒸気は、図5および図6の矢印Aで示
すように、内蓋8の貫通口33を介して第1貯水空間4
4内に導入される。蓋本体6内に導入された蒸気は、図
5および図7の矢印Bで示すように、中板7の貫通口2
2を介して第2貯水空間41内に導入され、次に、図5
および図8の矢印Cで示すように、隙間43を迂回して
第3貯水空間42に流入する。そして、第3貯水空間4
2内の蒸気は、蓋本体6の蒸気排出口16を介して外部
に排出される。このように、蓋本体6下面に位置する内
蓋8の貫通口33(蒸気流入口)と蓋本体6上面に位置
する蒸気排出口16とを接続する蒸気通路が形成されて
いる。
【0039】次に、前記構成からなる電気ポットの作用
を説明する。
【0040】ユーザが電気ポット1を使用中に電気ポッ
ト1を誤って後方に転倒させた場合、容器4内の液体の
液位は、図6に示す2点鎖線Lとなる。この場合、液
位L より内蓋8の貫通口33の方が上方に位置するの
で、容器4内の液体は第1貯水空間44内に流入するこ
となく、蒸気通路を介して外部への液体流出が防止され
る。
【0041】また、電気ポット1が左方に転倒した場
合、容器4内の液体の液位は、図6に示す2点鎖線L
まで達し、液体は内蓋8の貫通口33を介して第1貯水
空間44に流入する。このとき、液位Lより上方に位
置する小孔34により容器4内の急激な内圧上昇が防止
される。また、第1貯水空間44内に流入した液体の液
位は、図7に示す2点鎖線L’まで達するが、液位L
’より中板7の貫通口22の方が上方に位置するの
で、第1貯水空間44内の液体は第2貯水空間41内に
流入することがない。これにより、蒸気通路を介する外
部への液体流出が防止される。
【0042】また、電気ポット1が右方に転倒した場
合、容器4内の液体の液位は、図6に示す2点鎖線L
まで達し、液体は内蓋8の貫通口33を介して第1貯水
空間44に流入する。このとき、液位より上方に位置す
る小孔34により容器4内の急激な内圧上昇が防止され
る。また、第1貯水空間44内に流入した液体の液位
は、図7に示す2点鎖線L’まで達し、液体は中板7
の貫通孔22を介して第2貯水空間41に流入する。そ
の結果、第2貯水空間41内に流入した液体の液位は、
図8に示す2点鎖線L”まで達するが、液位L”よ
り隙間43の方が上方に位置するので、第2貯水空間4
1内の液体は第3貯水空間42内に流入することなく外
部への液体流出が防止される。
【0043】また、電気ポット1が前方に転倒した場
合、容器4内の液体の液位は、図6に示す2点鎖線L
となり、液体は内蓋8の貫通口33を介して第1貯水空
間44に流入する。第1貯水空間44内に流入した液体
の液位は、図7に示す2点鎖線L’まで達し、液体は
中板7の貫通孔22を介して第2貯水空間41に流入す
る。このとき、液体は第2貯水空間41を満たし、隙間
43を介して第3貯水空間42に流入する。これによ
り、液体の液位は、図8に示す2点鎖線L”まで達す
るが、液位L”より蒸気排出口16の方が上方に位置
するので、第3貯水空間42内の液体が蒸気排出口16
を介して外部へ流出することはない。
【0044】電気ポット1が転倒した後にユーザが再び
電気ポット1を立て直した場合、前述したように第3貯
水空間42内に流入した液体は、下り勾配の第2上面2
5b上を流れ下り、第2貯水空間41に流入する。第2
貯水空間41内に流入した液体は、下り勾配の第1上面
25a上を貫通孔22に向かって流れ下り、第1貯水空
間44に導入される。この第1貯水空間44内の液体
は、底面32上を貫通口33に向かって流れ下り、貫通
口33(蒸気流入口)を介して容器4内に環流する。こ
のように、第1上面25a、第2上面25bおよび底面
32は、第3貯水空間42、第2貯水空間41および第
1貯水空間44に流入した液体を環流させるとともに、
それぞれの空間内において結露した液体を容器4内に環
流させることもできる。
【0045】また、図9に示すように、内蓋8の貫通口
33のそれぞれに、弾性体からなる舌片51を貫通口3
3の開口面積を減少させるようにそれぞれ設けてもよ
い。これにより、電気ポット1の保温時に蒸気通路を遮
断して、容器4内の液体の保温性を向上することができ
る。これにより、保温時に消費される湯沸しヒータ5の
消費電力量の低減を図ることも可能である。また、舌片
51は、前述した容器4内へ環流する液体の重量または
湯沸し時に生じる蒸気圧力により、貫通口33の外縁部
が当接する中央部52または舌片51の基端部53を支
点にして上方または下方に変形することができる。これ
により、前述した液体または蒸気の通路を確保できる。
【0046】また、前記第1実施形態の変形例として、
図10(a),(b)に示すように、中板7の外縁部近
傍の右斜め前方に前記貫通口22の代わりに貫通口2
2’を設け、圧力逃し用のサブ通路である小孔23を設
ける代わりに圧力逃し用の通路としてチューブ60を設
けてもよい。このチューブ60は、中板7の貫通口2
2’を通過してチューブ60の両端が中板7を介して上
方下方にそれぞれ位置する。また、チューブ60の両端
は、中板7の外縁部近傍の左斜め後方に位置するように
設けられている。
【0047】さらに、図11(a),(b)に示すよう
に、内蓋8の外周部近傍には、外周に沿って圧力逃し用
のサブ通路である3つの小孔34が形成されていたが、
小孔34の代わりに外縁部近傍の左方、右方および後方
に4mm以上の直径を有する複数の貫通口33’を設け
てもよい。
【0048】この構成からなる電気ポット1を誤って後
方に転倒させた場合、容器4内の液体の液位は、図12
に示す2点鎖線Lとなり、容器4内の液体は3つの貫
通口33’を介して第1貯水空間44内に流入する。こ
のとき、液位より上方に位置する貫通口33により容器
4内の急激な内圧上昇が防止される。また、第1貯水空
間44内に流入した液体の液位は、図13に示す2点鎖
線L’まで達するが、液位L’より中板7の貫通口
22’の方が上方に位置するので、第1貯水空間44内
の液体は第2貯水空間41内に流入することがない。こ
れにより、蒸気通路を介する外部への液体流出が防止さ
れる。また、貫通口22’により第1貯水空間44内の
急激な内圧上昇が防止されるので、沸騰直後に電気ポッ
ト1を転倒させた場合でも、蒸気通路を介する外部への
液体流出が防止される。
【0049】また、電気ポット1が左方に転倒した場
合、容器4内の液体の液位は、図12に示す2点鎖線L
となり、容器4内の液体は貫通口33および外縁部近
傍の左方および後方に設けられた貫通口33’を介して
第1貯水空間44内に流入する。このとき、液位より上
方に位置する外縁部近傍の右方に設けられた貫通口3
3’により容器4内の急激な内圧上昇が防止される。第
1貯水空間44内に流入した液体の液位は、図13に示
す2点鎖線L’まで達するが、液位L’より中板7
の貫通口22’の方が上方に位置するので、第1貯水空
間44内の液体は第2貯水空間41内に流入することが
ない。これにより、蒸気通路を介する外部への液体流出
が防止される。また、貫通口22’により第1貯水空間
44内の急激な内圧上昇が防止されるので、沸騰直後に
電気ポット1を転倒させた場合でも、蒸気通路を介する
外部への液体流出が防止される。
【0050】また、電気ポット1が右方に転倒した場
合、容器4内の液体の液位は、図12に示す2点鎖線L
まで達し、液体は内蓋8の貫通口33および貫通口3
3’を介して第1貯水空間44に流入する。このとき、
液位より上方に位置する貫通口33’により容器4内の
急激な内圧上昇が防止される。また、第1貯水空間44
内に流入した液体の液位は、図13に示す2点鎖線
’まで達し、液体は中板7の貫通孔22’を介して
第2貯水空間41に流入し、第2貯水空間41内に流入
した液体の液位は、図14に示す2点鎖線L”まで達
する。このとき、チューブ60の両端は、液位L’お
よび液位L”よりそれぞれ上方に位置するので、容器
4内の内圧は貫通口33、貫通口33’チューブ60お
よび蒸気排出口16を介して放出される。これにより、
第1貯水空間44内の急激な内圧上昇が防止されるの
で、沸騰直後に電気ポット1を転倒させた場合でも蒸気
通路を介する外部への液体流出が防止される。そして、
第2貯水空間41内に流入した液体の液位L”より隙
間43の方が上方に位置するので、第2貯水空間41内
の液体は第3貯水空間42内に流入することなく外部へ
の液体流出が防止される。
【0051】また、電気ポット1が前方に転倒した場
合、容器4内の液体の液位は、図12に示す2点鎖線L
となり、液体は内蓋8の貫通口33および貫通口3
3’を介して第1貯水空間44に流入する。このとき、
液位より上方に位置する貫通口33’により容器4内の
急激な内圧上昇が防止される。また、第1貯水空間44
内に流入した液体の液位は、図13に示す2点鎖線
’まで達し、液体は中板7の貫通孔22’を介して
第2貯水空間41に流入し、第2貯水空間41内に流入
した液体は第2貯水空間41を満たし、隙間43を介し
て第3貯水空間42に流入し、液体の液位は、図14に
示す2点鎖線L”まで達する。このとき、チューブ6
0の両端は、液位L’および液位L”よりそれぞれ
上方に位置するので、容器4内の内圧は貫通口33、貫
通口33’チューブ60および蒸気排出口16を介して
放出される。これにより、第1貯水空間44内の急激な
内圧上昇が防止されるので、沸騰直後に電気ポット1を
転倒させた場合でも、蒸気通路を介する外部への液体流
出が防止される。そして、液体の液位L”より蒸気排
出口16の方が上方に位置するので、第3貯水空間42
内の液体が蒸気排出口16を介して外部へ流出すること
はない。
【0052】電気ポット1が転倒した後にユーザが再び
電気ポット1を立て直した場合、前述したように第1貯
水空間44に導入された液体は、貫通口33および3つ
の貫通口33’を介して容器4内に環流できるので、前
記実施形態に比べ環流に伴う水音が低減される。また、
中板7には貫通口22’のみ設け、前記実施形態におけ
る圧力逃し用のサブ通路である5つの小孔23は設けら
れていないので、電気ポット1が転倒したとき、完全に
液体の外部流出を防止できる。
【0053】また、図15(a),(b)に示すよう
に、前記チューブ60を中板7の貫通口22’を通過さ
せて両端を中板7の上方下方にそれぞれ位置させずに、
貫通口22’の位置で折り曲げ、チューブ60の一端を
中板7の第2上面25bから突出させてもよい。また、
チューブ60を中板7に取り付け固定するのではなく、
中板7の成形時に一体成形により設けてもよい。
【0054】図16は、本発明の第2実施形態に係る貯
湯容器である電気ポット1’を示す。この電気ポット
1’のうち前記実施形態と同様であるものは、同一符号
を付すことにより説明を省略する。
【0055】図17(a),(b)は、蓋本体6を示
す。蓋本体6は、下板15からなる略円板形状であっ
て、下板15には横断面が円形状である側壁12を有す
る下端開口の凹所13が形成されている。前記凹所13
内側には、下板15の下面にはリブ14’が形成され、
凹所13はリブ14’によって第1凹所13aと後方の
第2凹所13bに区画されている。前記リブ14’の下
端面には、後述する下板カバー70の外縁部が嵌合する
嵌合溝15aが、リブ14’に沿って形成されている。
【0056】前記下板カバー70は、図18(a),
(b)に示すように、左斜め後方から右斜め前方に向か
って伸長する板部71からなる。この板部71のリブ7
2の上面には、前記蓋本体6の嵌合溝15aに沿うよう
にリブ14’の周縁部が嵌合する嵌合溝72aが形成さ
れ、これによりリブ72の外縁部が前記蓋本体6の嵌合
溝15aに嵌合するようになっている。
【0057】中板7は、図19(a),(b)に示すよ
うに、円形状であって、中板7の外縁部近傍の左斜め前
方に矩形状の貫通口22”が形成され、この貫通口2
2”には圧力逃し用のチューブ60が通過している。こ
のチューブ60の両端は、中板7を介して上方下方にそ
れぞれ位置し、中板7の外縁部近傍の右方に固定部26
によりそれぞれ固定されている。また、蓋本体6の突起
部15bの先端部が嵌合する嵌合穴27が形成されてい
る。
【0058】また、内蓋8には、図20(a),(b)
に示すように、外周部近傍の左方、右方および後方に4
mm以上の直径を有する複数の貫通口33’が設けられ
ている。
【0059】蓋本体6に中板7および内蓋8を組み付け
るには、まず下板カバー70を、蓋本体6の第2凹所1
3bの下端開口部を閉塞するように蓋本体6の下方から
取り付ける。その結果、図21に示すように、蓋本体6
の第2凹所13bと下板カバー70との間に第3貯水空
間42(貯水部)が形成される。
【0060】そして、中板7と内蓋8の外周部をパッキ
ン73により一体に固定した後、内蓋8の嵌合穴35に
蓋本体6の突起部15bを嵌合させるとともに、パッキ
ン73を蓋本体6の段部18の下端に当接させた状態
で、取付部36の取付孔36aにビスを嵌合させて内蓋
8を蓋本体6に固定する。その結果、蓋本体6の第1凹
所13aと中板7との間に第2貯水空間41(貯水部)
が形成される。この第2貯水空間41は、図17(b)
に示すように、第3貯水空間42の開口部42aを介し
て第3貯水空間42と連通している。また、第2貯水空
間41は、中板7の貫通口22”を介して中板7の下面
側と連通している。
【0061】また、中板7と内蓋8の底面32により第
1貯水空間44(貯水部)が形成されている。この第1
貯水空間44は、蓋本体6の外周近傍に位置する内蓋8
の貫通口33、33’を介して容器4内部と連通してい
る。
【0062】湯沸しヒータ5により加熱された容器4内
の液体から生じる蒸気は、図21および図22の矢印A
で示すように、内蓋8の貫通口33および貫通口33’
を介して第1貯水空間44内に導入される。蓋本体6内
に導入された蒸気は、図21および図23の矢印Bで示
すように、中板7の貫通口22”を介して第2貯水空間
41内に導入され、次に、図21および図24の矢印C
で示すように、開口部42aを介して第3貯水空間42
に流入する。そして、第3貯水空間42内の蒸気は、蓋
本体6の蒸気排出口16を介して外部に排出される。こ
のように、蓋本体6下面に位置する内蓋8の貫通口33
(蒸気流入口)および貫通口33’(蒸気流入口)と蓋
本体6上面に位置する蒸気排出口16とを接続する蒸気
通路が形成されている。
【0063】この構成からなる電気ポット1を誤って後
方に転倒させた場合、容器4内の液体の液位は、図22
に示す2点鎖線Lとなり、容器4内の液体は3つの貫
通口33’を介して第1貯水空間44内に流入する。こ
のとき、液位より上方に位置する貫通口33により容器
4内の急激な内圧上昇が防止される。また、第1貯水空
間44内に流入した液体の液位は、図23に示す2点鎖
線L’まで達するが、液位L’より中板7の貫通口
22”の方が上方に位置するので、第1貯水空間44内
の液体は第2貯水空間41内に流入することがない。こ
れにより、蒸気通路を介する外部への液体流出が防止さ
れる。また、貫通口22”により第1貯水空間44内の
急激な内圧上昇が防止されるので、沸騰直後に電気ポッ
ト1を転倒させた場合でも、蒸気通路を介する外部への
液体流出が防止される。
【0064】また、電気ポット1が右方に転倒した場
合、容器4内の液体の液位は、図22に示す2点鎖線L
まで達し、液体は内蓋8の貫通口33および貫通口3
3’を介して第1貯水空間44に流入する。このとき、
液位より上方に位置する貫通口33’により容器4内の
急激な内圧上昇が防止される。また、第1貯水空間44
内に流入した液体の液位は、図23に示す2点鎖線
’まで達するが、電気ポット1が後方に転倒した場
合と同様に、液位L’より中板7の貫通口22”の方
が上方に位置するので、第1貯水空間44内の液体は第
2貯水空間41内に流入することがない。これにより、
蒸気通路を介する外部への液体流出が防止される。ま
た、貫通口22”により第1貯水空間44内の急激な内
圧上昇が防止されるので、沸騰直後に電気ポット1を転
倒させた場合でも、蒸気通路を介する外部への液体流出
が防止される。
【0065】また、電気ポット1が左方に転倒した場
合、容器4内の液体の液位は、図22に示す2点鎖線L
となり、容器4内の液体は貫通口33および外縁部近
傍の左方および後方に設けられた貫通口33’を介して
第1貯水空間44内に流入する。このとき、液位より上
方に位置する外縁部近傍の右方に設けられた貫通口3
3’により容器4内の急激な内圧上昇が防止される。第
1貯水空間44内に流入した液体の液位は、図23に示
す2点鎖線L’まで達し、液体は中板7の貫通孔2
2”を介して第2貯水空間41に流入し、第2貯水空間
41内に流入した液体の液位は、図24に示す2点鎖線
”まで達する。このとき、チューブ60の両端は、
液位L’および液位L”よりそれぞれ上方に位置す
るので第1貯水空間44内の急激な内圧上昇が防止され
るので、沸騰直後に電気ポット1を転倒させた場合でも
蒸気通路を介する外部への液体流出が防止される。そし
て、第2貯水空間41内に流入した液体の液位L”よ
り第3貯水空間42の開口部42aの方が上方に位置す
るので、第2貯水空間41内の液体は第3貯水空間42
内に流入することなく外部への液体流出が防止される。
【0066】また、電気ポット1が前方に転倒した場
合、電気ポット1のノーズ部2bが下側に位置するので
容器4内の液体の液位は、図22に示す2点鎖線L
なり、液体は内蓋8の貫通口33および貫通口33’を
介して第1貯水空間44に流入する。このとき、液位よ
り上方に位置する貫通口33’により容器4内の急激な
内圧上昇が防止される。また、第1貯水空間44内に流
入した液体の液位は、図23に示す2点鎖線L’まで
達し、液体は中板7の貫通孔22”を介して第2貯水空
間41に流入し、第2貯水空間41内に流入した液体は
第2貯水空間41を満たし、開口部42aを介して第3
貯水空間42に流入し、液体の液位は、図24に示す2
点鎖線L”まで達する。このとき、チューブ60の両
端は、液位L’および液位L”よりそれぞれ上方に
位置するので第1貯水空間44内の急激な内圧上昇が防
止されるので、沸騰直後に電気ポット1を転倒させた場
合でも、蒸気通路を介する外部への液体流出が防止され
る。そして、液体の液位L”より蒸気排出口16の方
が上方に位置するので、第3貯水空間42内の液体が蒸
気排出口16を介して外部へ流出することはない。
【0067】電気ポット1が転倒した後にユーザが再び
電気ポット1を立て直した場合、前述したように第1貯
水空間44に導入された液体は、貫通口33および3つ
の貫通口33’を介して容器4内に環流できるので、前
記第1実施形態に比べて環流に伴う水音が低減される。
【0068】また、図25に示すように、さらにチュー
ブ60aを設け、電気ポット1が前方に転倒したときの
第1貯水空間44内の急激な内圧上昇を確実に防止する
ようにしてもよい。
【0069】次に、本発明の第3実施形態を説明する。
この第3実施形態において、蓋本体6および中板7の一
部が前記第2実施形態と相違する点以外は同様であるの
で、同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0070】蓋本体6は、図26(a),(b)に示す
ように、前記第2実施形態において、凹所13内側の下
板15の下面に形成されたリブ14’が省かれている。
【0071】中板7は、図27に示すように、円板形状
であって、圧力逃し用の通路であるチューブ60(第1
通路)およびチューブ60b(第2通路)を有する。チ
ューブ60の両端は、中板7を介して上方下方にそれぞ
れ位置し、中板7の外縁部近傍の右方に固定部26によ
りそれぞれ固定されている。また、チューブ60の一部
は中板7の外縁部近傍の左斜め前方を通過している。一
方、チューブ60bの両端は、中板7を介して上方下方
にそれぞれ位置し、中板7の外縁部近傍の左斜め前方に
固定部26’によりそれぞれ固定されている。また、チ
ューブ60bの一部は中板7の外縁部近傍の右方を通過
している。
【0072】そして、蓋本体6に中板7および内蓋8を
組み付け固定することにより、蓋本体6の凹所13と中
板7との間に第2貯水空間41(貯水部)が形成され
る。この第2貯水空間41は、中板7のチューブ60お
よびチューブ60bを介して中板7の下面側と連通して
いる。
【0073】また、中板7と内蓋8の底面32により第
1貯水空間44(貯水部)が形成されている。この第1
貯水空間44は、蓋本体6の外周近傍に位置する内蓋8
の貫通口33、33’を介して容器4内部と連通してい
る。
【0074】湯沸しヒータ5により加熱された容器4内
の液体から生じる蒸気は、図28の矢印Aで示すよう
に、内蓋8の貫通口33および貫通口33’を介して第
1貯水空間44内に導入される。蓋本体6内に導入され
た蒸気は、図29の矢印Bで示すように、中板7のチュ
ーブ60およびチューブ60bを介して第2貯水空間4
1内に導入され、蓋本体6の蒸気排出口16を介して外
部に排出される。このように、蓋本体6下面に位置する
内蓋8の貫通口33(蒸気流入口)および貫通口33’
(蒸気流入口)と蓋本体6上面に位置する蒸気排出口1
6とを接続する蒸気通路が形成されている。
【0075】この構成からなる電気ポット1を誤って後
方に転倒させた場合、容器4内の液体の液位は、図28
に示す2点鎖線Lとなり、容器4内の液体は3つの貫
通口33’を介して第1貯水空間44内に流入する。こ
のとき、液位より上方に位置する貫通口33により容器
4内の急激な内圧上昇が防止される。また、第1貯水空
間44内に流入した液体の液位は、図29に示す2点鎖
線L’まで達するが、液位L’よりチューブ60の
一部が上方に位置するので、第1貯水空間44内の液体
は第2貯水空間41内に流入することがない。これによ
り、蒸気通路を介する外部への液体流出が防止される。
また、チューブ60bの上流端が液位L ’より上方に
位置するので、第1貯水空間内41の内圧は、チューブ
60bを介して放出されて急激な内圧上昇が防止され
る。これにより、沸騰直後に電気ポット1を転倒させた
場合でも、蒸気通路を介する外部への液体流出が防止さ
れる。
【0076】また、電気ポット1が右方に転倒した場
合、容器4内の液体の液位は、図28に示す2点鎖線L
まで達し、液体は内蓋8の貫通口33および貫通口3
3’を介して第1貯水空間44に流入する。このとき、
液位より上方に位置する貫通口33’により容器4内の
急激な内圧上昇が防止される。また、第1貯水空間44
内に流入した液体の液位は、図29に示す2点鎖線
’まで達するが、電気ポット1が後方に転倒した場
合と同様に、液位L’よりチューブ60の一部の方が
上方に位置するので、第1貯水空間44内の液体は第2
貯水空間41内に流入することがない。これにより、蒸
気通路を介する外部への液体流出が防止される。また、
チューブ60bの上流端が液位L’より上方に位置す
るので、第1貯水空間内41の内圧は、チューブ60b
を介して放出されて急激な内圧上昇が防止される。これ
により、沸騰直後に電気ポット1を転倒させた場合で
も、蒸気通路を介する外部への液体流出が防止される。
【0077】また、電気ポット1が左方に転倒した場
合、前述した後方および右方に転倒した場合と同様に、
容器4内の液体は、図28に示すように、第1貯水空間
44内に流入して液位は2点鎖線Lまで達する。この
とき、液位より上方に位置する貫通口33’により容器
4内の急激な内圧上昇が防止される。また、第1貯水空
間44内に流入した液体の液位は、図29に示す2点鎖
線L’まで達するが、液位L’よりチューブ60b
の一部が上方に位置するので、第1貯水空間44内の液
体は第2貯水空間41内に流入することがない。これに
より、蒸気通路を介する外部への液体流出が防止され
る。また、チューブ60の上流端が液位L’より上方
に位置するので、第1貯水空間内41の内圧は、チュー
ブ60を介して放出されて急激な内圧上昇が防止され
る。これにより、沸騰直後に電気ポット1を転倒させた
場合でも、蒸気通路を介する外部への液体流出が防止さ
れる。
【0078】また、電気ポット1が前方に転倒した場
合、電気ポット1のノーズ部2bが下側に位置するので
容器4内の液体の液位は、図28に示す2点鎖線L
なり、液体は内蓋8の貫通口33および貫通口33’を
介して第1貯水空間44に流入する。このとき、液位よ
り上方に位置する貫通口33’により容器4内の急激な
内圧上昇が防止される。また、第1貯水空間44内に流
入した液体の液位は、図29に示す2点鎖線L’まで
達し、液位L’よりチューブ60bの一部が上方に位
置するので、第1貯水空間44内の液体は第2貯水空間
41内に流入することがない。これにより、蒸気通路を
介する外部への液体流出が防止される。また、チューブ
60の上流端が液位L’より上方に位置するので、第
1貯水空間内41の内圧は、チューブ60を介して放出
されて急激な内圧上昇が防止される。これにより、沸騰
直後に電気ポット1を転倒させた場合でも、蒸気通路を
介する外部への液体流出が防止される。
【0079】電気ポット1が転倒した後にユーザが再び
電気ポット1を立て直した場合、前述したように第1貯
水空間44に導入された液体は、貫通口33および3つ
の貫通口33’を介して容器4内に環流できるので、前
記第2実施形態と同様に環流に伴う水音が低減される。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、蒸気通路に液体を貯水するための複数の貯水
部を設けるとともに、蓋体の蒸気流入口および複数の貯
水部流出口の少なくとも1つは、貯湯容器が転倒した場
合の容器内の液体の液位より上方に位置するので、貯湯
容器が転倒した場合、液体は容器内もしくは貯水部内に
貯水されて蒸気通路を介して本体外部に流出することを
確実に防止される。また、蒸気通路に従来のような弁機
構が設けられていないので、急激に蓋を閉めたときの内
圧上昇による液体の吐出は起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る貯湯容器の一部
破断図。
【図2】 (a)は、図1の蓋本体の断面図。(b)
は、(a)の底面図。
【図3】 (a)は、図1の中板の断面図。(b)は、
(a)の底面図。
【図4】 (a)は、図1の内蓋の断面図。(b)は、
(a)の底面図。
【図5】 図1の一部拡大図。
【図6】 図1の蓋体を底面方向から見た状態を示した
部分図。
【図7】 図6の内蓋を取り外した状態を示した部分
図。
【図8】 図7の中板を取り外した状態を示した部分
図。
【図9】 図1の変形例を示した一部拡大斜視図。
【図10】 (a)は、第1実施形態の変形例を示した
中板の断面図。(b)は、(a)の底面図。
【図11】 (a)は、第1実施形態の変形例を示した
内蓋の断面図。(b)は、(a)の底面図。
【図12】 第1実施形態の変形例を示した蓋体を底面
方向から見た状態を示した部分図。
【図13】 図12の内蓋を取り外した状態を示した部
分図。
【図14】 図13の中板を取り外した状態を示した部
分図。
【図15】 (a)は、第1実施形態の変形例を示した
中板の断面図。(b)は、(a)の底面図。
【図16】 本発明の第2実施形態に係る貯湯容器の一
部破断図。
【図17】 (a)は、図16の蓋本体の断面図。
(b)は、(a)の底面図。
【図18】 (a)は、図16の下板カバーの断面図。
(b)は、(a)の底面図。
【図19】 (a)は、図16の中板の断面図。(b)
は、(a)の底面図。
【図20】 (a)は、図16の内蓋の断面図。(b)
は、(a)の底面図。
【図21】 図16の一部拡大図。
【図22】 図16の蓋体を底面方向から見た状態を示
した部分図。
【図23】 図22の内蓋を取り外した状態を示した部
分図。
【図24】 図23の中板を取り外した状態を示した部
分図。
【図25】 第2実施形態に係る変形例を示した蓋体の
内蓋を取り外した状態を示した部分図。
【図26】 (a)は、本発明の第3実施形態に係る貯
湯容器の蓋本体の断面図。(b)は、(a)の底面図。
【図27】 第3実施形態に係る中板の底面図。
【図28】 第3実施形態に係る蓋体を底面方向から見
た状態を示した部分図。
【図29】 図28の内蓋を取り外した状態を示した部
分図。
【符号の説明】
1 電気ポット(貯湯容器) 2 本体 3 蓋体 4 容器 5 湯沸しヒータ(加熱手段) 16 蒸気排出口(貯水部流出口) 22,22’,22” 貫通口(貯水部流出口、貯水部
流入口) 33,33’ 貫通口(蒸気流入口、貯水部流入口) 41 第2貯水空間(貯水部) 42 第3貯水空間(貯水部) 43 隙間(貯水部流出口、貯水部流入口) 44 第1貯水空間(貯水部) L、L、L、L 液位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森山 忠道 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象 印マホービン株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA34 BA03 BA10 CA22 CA24 CB07

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容する容器が内部に設けられた
    本体と、該本体の開口を閉塞する蓋体と、前記液体を加
    熱する加熱手段とからなり、前記液体から生じた蒸気
    が、前記蓋体下面に設けられた蒸気流入口と前記蓋体上
    面に設けられた蒸気排出口とを接続する蒸気通路を介し
    て前記本体外部に排出可能である貯湯容器において、 前記蒸気通路に前記液体を貯水するための複数の貯水部
    を設けるとともに、それぞれの前記複数の貯水部に、前
    記蒸気通路の上流側と接続された貯水部流入口および前
    記蒸気通路の下流側と接続された貯水部流出口を設け、
    前記複数の貯水部は前記蒸気通路を介して順次連通する
    ように配設されており、前記蒸気流入口および複数の前
    記貯水部流出口の少なくとも1つは、前記貯湯容器が転
    倒した場合の前記容器内の液体の液位より上方に位置す
    ることを特徴とする貯湯容器。
  2. 【請求項2】 前記複数の貯水部を前記蓋体内部におい
    て階層式に配設したことを特徴とする請求項1に記載の
    貯湯容器。
  3. 【請求項3】 前記複数の貯水部のうち前記蓋体下面側
    に位置する貯水部の前記貯水部流入口は、前記蓋体の蒸
    気流入口であることを特徴とする請求項1または2に記
    載の貯湯容器。
  4. 【請求項4】 前記蓋体下面側に位置する貯水部は、前
    記蓋体下部に取り付けられた中板と内蓋とからなること
    を特徴とする請求項3に記載の貯湯容器。
  5. 【請求項5】 前記複数の貯水部のうち前記蓋体上面側
    に位置する貯水部の前記貯水部流出口は、前記蓋体の蒸
    気排出口であることを特徴とする請求項1から4のいず
    れかに記載の貯湯容器。
  6. 【請求項6】 前記蒸気通路に3つの前記貯水部を設け
    るとともに、前記蒸気流入口および3つの前記貯水部流
    出口の少なくとも1つは、前記貯湯容器が前後左右のい
    ずれかの方向に転倒した場合の前記容器内の液体の液位
    より上方に位置することを特徴とする請求項1から5の
    いずれかに記載の貯湯容器。
  7. 【請求項7】 前記貯水部に、前記貯湯容器が転倒した
    場合の前記液体の液位より上方に位置する圧力逃し用の
    サブ通路を設けたことを特徴とする請求項1から6のい
    ずれかに記載の貯湯容器。
  8. 【請求項8】 前記貯水部に、圧力逃し用の通路を設
    け、該通路の両端部は、前記貯湯容器が転倒した場合の
    前記液体の液位より上方に位置するとともに、異なる前
    記貯水部にそれぞれ位置し、該通路の一部は、前記貯湯
    容器が転倒して該通路の両端部が前記液体の液位より下
    方に位置する場合の液位より上方に位置することを特徴
    とする請求項1から6のいずれかに記載の貯湯容器。
  9. 【請求項9】 前記貯水部の底面に、前記貯水部内に結
    露した液体を前記蒸気通路を介して再び前記容器内に環
    流させるための斜面を形成したことを特徴とする請求項
    1から8のいずれかに記載の貯湯容器。
  10. 【請求項10】 前記貯水部流出口または前記貯水部流
    入口に、弾性体からなる舌片を設けたことを特徴とする
    請求項1から9のいずれかに記載の貯湯容器。
  11. 【請求項11】 前記内蓋に、複数の空気穴を設け、該
    空気穴の少なくとも1つは前記貯湯容器が転倒した場合
    の前記液体の液位より上方に位置することを特徴とする
    請求項4から10のいずれかに記載の貯湯容器。
  12. 【請求項12】 前記蓋体内部に前記貯水部の貯水部流
    入口が形成される中板を設け、該中板に形成された貯水
    部流入口は前記貯湯容器が少なくとも2方向に転倒した
    場合の前記液体の液位より上方に位置することを特徴と
    する請求項4から11のいずれかに記載の貯湯容器。
  13. 【請求項13】 前記内蓋と前記中板は、前記内蓋の外
    縁部に設けられた内蓋パッキンを介して一体であること
    を特徴とする請求項4から12のいずれかに記載の貯湯
    容器。
  14. 【請求項14】 液体を収容する容器が内部に設けられ
    た本体と、該本体の開口を閉塞する蓋体と、前記液体を
    加熱する加熱手段とからなり、前記液体から生じた蒸気
    が、前記蓋体下面に設けられた蒸気流入口と前記蓋体上
    面に設けられた蒸気排出口とを接続する蒸気通路を介し
    て前記本体外部に排出可能である貯湯容器において、 前記蒸気通路に前記液体を貯水するための貯水部を設
    け、 前記貯水部に、圧力逃し用の第1通路および第2通路を
    設け、 前記貯湯容器が転倒して前記第1通路の上流端が前記液
    体の液位より下方に位置する場合、前記第1通路の一部
    は前記液位より上方に位置するとともに、前記第2通路
    の上流端は前記液体の液位より上方に位置し、前記貯湯
    容器が転倒して前記第2通路の上流端が前記液体の液位
    より下方に位置する場合、前記第2通路の一部は前記液
    位より上方に位置するとともに、前記第1通路の上流端
    は前記液体の液位より上方に位置することを特徴とする
    貯湯容器。
  15. 【請求項15】 前記貯水部の前記貯水部流入口は、前
    記蓋体の蒸気流入口であることを特徴とする請求項14
    に記載の貯湯容器。
  16. 【請求項16】 前記貯水部は、前記蓋体下部に取り付
    けられた中板と内蓋とからなることを特徴とする請求項
    14または15に記載の貯湯容器。
  17. 【請求項17】 前記貯水部の底面に、前記貯水部内に
    結露した液体を前記蒸気通路を介して再び前記容器内に
    環流させるための斜面を形成したことを特徴とする請求
    項14から16のいずれかに記載の貯湯容器。
  18. 【請求項18】 前記内蓋に、複数の空気穴を設け、該
    空気穴の少なくとも1つは前記貯湯容器が転倒した場合
    の前記液体の液位より上方に位置することを特徴とする
    請求項14から17のいずれかに記載の貯湯容器。
  19. 【請求項19】 前記内蓋と前記中板は、前記内蓋の外
    縁部に設けられた内蓋パッキンを介して一体であること
    を特徴とする請求項14から18のいずれかに記載の貯
    湯容器。
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