JP2002359738A - デジタル複写機 - Google Patents

デジタル複写機

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JP2002359738A
JP2002359738A JP2001165908A JP2001165908A JP2002359738A JP 2002359738 A JP2002359738 A JP 2002359738A JP 2001165908 A JP2001165908 A JP 2001165908A JP 2001165908 A JP2001165908 A JP 2001165908A JP 2002359738 A JP2002359738 A JP 2002359738A
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Kiyoshi Tsukamura
清 塚村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータが望む指定変倍率の画像を何度も
複写を繰り返すことなく、簡単に出力できるデジタル複
写機を提供すること。 【解決手段】 読み取りデータを一旦蓄積し画像処理を
行うデジタル複写機において、指定変倍率で複写する場
合、前記指定変倍率の画像とは別に、前記指定変倍率近
傍の変倍率の画像を少なくとも1画像以上、同一の記録
紙に出力することにより、何度も複写を繰り返すことに
よる時間及び手間を省き、オペレータが望む指定倍率の
画像を簡単に出力できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナで読み取
った画像データを一旦蓄積した後、指定された複写倍率
に基づいて変倍処理を行うデジタル複写機に関し、より
詳細には、オペレータが指定した複写倍率の画像を簡単
かつ効率良く出力できるデジタル複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタル複写機は、スキャナで読
み取った画像データを一旦蓄積した後、指定された複写
倍率に基づいて変倍処理を行い、記録紙に出力するのが
一般的である。ところが、このようなデジタル複写機で
は、オペレータが指定した複写倍率(変倍率)と、実際
に記録紙上に出力された画像の変倍率とが完全に一致し
ないことがある。例えば、スキャナで読み取る原稿(オ
リジナルの画像)を50%に縮小した複写画像を指定し
て出力しても、必ずしも完全に50%になるわけではな
かった。特に、スキャナで読み取る原稿(オリジナルの
画像)を100%(等倍)に指定しても、記録紙に出力
された複写画像とは必ずしも完全に一致するものではな
かった。
【0003】この画像の複写倍率が完全に一致しない理
由は、個々の装置の読み取り誤差、記録誤差、画像処理
誤差などの機差(機械による固体差)が存在するためで
ある。通常、この誤差は極めて小さなものであるため、
デジタル複写機の一般的な使用においては特に問題のな
いものとして、メーカー側では、これらの誤差をある規
格内に納めて出荷している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術によれば、スキャナで読み取る原稿(オリジナ
ルの画像)と記録紙に出力された複写画像とは、必ずし
も完全に一致するものではないため、また、オペレータ
が指定した複写倍率(変倍率)と実際に記録紙上に出力
された画像の変倍率とが完全に一致しないため、等倍を
含めて所望する複写倍率で確実に再現された複写画像を
得るには手間がかかるという問題点や、記録紙を無駄に
する虞があるという問題点があった。
【0005】具体的には、例えば、デザイン図や、設計
図等の図面を正確に変倍複写したい場合がある。例え
ば、正確に50%縮小したい場合、従来のデジタル複写
機では、オペレータは最初に50%の縮小変倍率を指定
して縮小変倍を行い画像を出力する。その後、この出力
画像をスケール等で測定して、正確に50%に縮小複写
されているかを確かめ、正確でない場合は、正確に50
%に縮小複写されるように指定変倍率を少しずつ変更し
て縮小変倍を繰り返す必要がある。このような操作を試
行錯誤して数回繰り返すことで、オペレータの意図する
変倍率の画像が得られることになるが、この場合、何度
も複写を繰り返すことによる時間及び手間を要するとと
もに、その間に数枚の記録紙が無駄になるといった問題
点があった。
【0006】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、何度も複写を繰り返すことなく、オペレータが望む
指定変倍率(複写倍率)の画像を簡単に出力できるデジ
タル複写機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係るデジタル複写機は、少なくとも複
写枚数の入力、画像を記録する用紙サイズの入力および
複写倍率の指定が可能な操作表示手段を有し、画像読取
手段で読み取った画像を一旦蓄積した後、指定された複
写倍率に基づいて変倍処理を行うデジタル複写機におい
て、前記操作表示手段を介して指定された複写倍率に基
づいて変倍処理を行い、読み取った画像の変倍画像を第
1の変倍画像として生成すると共に、前記第1の変倍画
像とは別に、前記指定された複写倍率の近傍の少なくと
も1つの複写倍率を用いて、前記少なくとも1つの複写
倍率に相当する第2の変倍画像を生成する変倍画像生成
手段と、前記変倍画像生成手段で生成された第1の変倍
画像および第2の変倍画像を同一の記録紙に出力する出
力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2に係るデジタル複写機は、
請求項1に記載のデジタル複写機において、前記操作表
示手段が、前記指定された複写倍率の近傍の少なくとも
1つの複写倍率を任意に設定可能であることを特徴とす
る。
【0009】また、請求項3に係るデジタル複写機は、
請求項1または2に記載のデジタル複写機において、前
記操作表示手段が、前記出力手段で第1の変倍画像およ
び第2の変倍画像を前記記録紙に出力する際の、前記記
録紙上での画像のレイアウトを指定可能であることを特
徴とする。
【0010】また、請求項4に係るデジタル複写機は、
請求項1〜3のいずれが一つに記載のデジタル複写機に
おいて、前記出力手段が、前記第2の変倍画像の付近
に、該当する複写倍率を印字することを特徴とする。
【0011】また、請求項5に係るデジタル複写機は、
請求項1〜4のいずれが一つに記載のデジタル複写機に
おいて、前記変倍画像生成手段が、前記操作表示手段を
介して指定された複写倍率が71%以下の場合、前記第
1の変倍画像および第2の変倍画像を生成し、前記操作
表示手段を介して指定された複写倍率が71%より大き
い場合、前記第1の変倍画像のみを生成し、前記出力手
段が、前記変倍画像生成手段で第1の変倍画像と第2の
変倍画像の両方が生成された場合に、前記第1の変倍画
像および第2の変倍画像を同一の記録紙に出力すること
を特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデジタル複写機の
一実施の形態について、〔本発明の概要〕、〔本実施の
形態〕の順に添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0013】〔本発明の概要〕本発明者らは、スキャナ
等の画像読取手段で読み取った読取データを一旦蓄積し
画像処理を行うデジタル複写機において、指定変倍率
(指定された複写倍率)で複写する場合、指定変倍率の
画像とは別に、指定変倍率近傍の変倍率の画像を少なく
とも1画像以上、同一の記録紙に出力することにより、
何度も複写を繰り返すことによる時間及び手間を省き、
オペレータが望む指定倍率の画像を簡単に出力できるこ
とを見出し、本発明に想到した。
【0014】すなわち、本発明のデジタル複写機は、指
定変倍率の画像とともに、指定変倍率近傍の変倍率の画
像を、一枚の記録紙に並べて出力することを特徴とす
る。これによりオペレータの手間と時間を最小にして求
める指定変倍率の画像を得る可能性を高めることができ
る。
【0015】なお、本願明細書において「変倍率」の語
は、縮小変倍率、拡大変倍率のみならず、等倍を含み、
さらに縦横をそれぞれ異なった倍率にする縦横独立変倍
率をも意味する。また、「指定変倍率近傍の変倍率」と
は、オペレータの指定した指定変倍率より大きい変倍率
及び小さい変倍率の両方を含み、通常の使用では指定変
倍率の±10%の範囲内の変倍率を指すものとする。
【0016】また、本発明のデジタル複写機は、下記の
要件を満たすことにより更に使い勝手を向上させること
ができる。
【0017】(1)前記指定変倍率近傍の変倍率を指定
できるように、オペレータ操作部で入力可能とした入力
プログラムフローを設けることが好ましい。これによ
り、オペレータの使用にあわせて、増減倍率の幅を決定
することができる。 (2)前記指定変倍率近傍の画像のレイアウトを指定で
きるように、オペレータ操作部で入力可能とした入力プ
ログラムフローを設けることが好ましい。これにより、
オペレータの使用にあわせて、付加画像数を決定でき
る。 (3)前記指定変倍率近傍の画像の付近に、各画像の変
倍率を印字することが好ましい。これにより、オペレー
タは、出力用紙を見て各画像の変倍率の確認が取れる。 (4)71%以下の指定変倍率で縮小複写することが好
ましい。これにより、原稿と同一サイズの記録紙を用い
て、少なくとも2画像以上を納めることができる。
【0018】〔本実施の形態〕図1は、本実施の形態の
デジタル複写機の概略構成を示すブロック図である。原
稿画像を所定の解像度で読み取り画像データを取り出す
原稿読取部101と、レーザ光を照射して感光体に潜像
を書き込む光書込部102と、光書込部102で感光体
上に書き込んだ潜像をトナー現像し、記録紙に画像を形
成する記録部103と、記録紙を搬送する搬送・駆動部
104と、操作を行うための操作表示部105と、制御
プログラムや各種データを記憶したROM(リード・オ
ンリ・メモリ)106と、各種数値や、画像データ等を
一時記憶してワークエリアとして使用されるRAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)107と、ROM106に
記憶されている制御プログラムやデータに基づいて複写
機本体の全体制御を行うマイクロコンピュータである主
制御部108と、原稿読取部101で読み取った画像デ
ータや、圧縮された画像データ等を蓄積するための画像
蓄積装置109と、後述する自動原稿分離/搬送装置1
10A、記録紙周辺装置110BおよびFAX通信装置
110Cなどの周辺装置が接続された周辺装置部110
Dと、上記各部が相互間で各種制御信号やデータをやり
取りするための信号ラインであるシステムバス111
と、から構成される。
【0019】なお、操作表示部105は、装置の動作状
態を表示する各種表示部およびオペレータが各種操作を
行う操作キーを備えている。デジタル複写機では多機能
化および高機能化のために種々の操作が可能な構成を採
用する。本実施の形態では、オペレータ操作をわかりや
すくする目的でCRTや液晶パネルなどのディスプレイ
装置に透明タッチパネルを組み合わせた操作パネルを用
いる。
【0020】図2は、本実施の形態の操作表示部105
の操作パネル200の表示画面の例を示す説明図であ
る。このように各種設定情報を対話形式で段階的かつ瞬
時に表示することにより、初めて装置を扱う人でも戸惑
うことがないようにしている。ただし、タッチパネルを
設けずとも操作キーを増設することで対応可能であるの
は勿論である。なお、図において、201は、本実施の
形態の要部である複数の変倍画像を生成するモードを指
定するための試しコピー設定条件キーを示す。
【0021】また、周辺装置部110Dには、ADF
(自動原稿搬送装置)あるいはRDH(循環型自動原稿
搬送装置)の自動原稿分離/搬送装置110Aや、記録
後の特殊処理を行うステイプル機能付ソータ(S/S)
装置や大量給紙トレイ装置LCTなどの記録紙周辺装置
110Bや、FAXの送受信を可能とするモデムや網制
御装置および符号化復号化部を含むFAX通信装置11
0Cなどが接続可能となっている。
【0022】FAX通信装置110Cは、FAX送受信
の際に、符号化復号化部(図示せず)で画像データをM
H方式などの既知の符号化方式により、データ圧縮を行
うとともに、受信した符号化圧縮されている画像データ
を復号化して元の画像データに再生する。また、内部の
モデムにより、符号化された画像データの変復調および
受信した画像データの復調を行うとともに、伝送制御の
ための各種手順信号を伝送する。画像蓄積装置109
は、符号化圧縮された状態の画像データを多数記憶する
ほか、特殊画像処理時に使用される。
【0023】なお、本実施の形態のデジタル複写機の各
種複写機能は、上記ROM106内に処理プログラムと
して内蔵されており、本体内の各部を主制御部108で
制御し、操作表示部105でオペレータの指示を受ける
ことで実現されている。
【0024】以上の構成において、図3および図4の図
面を参照して、その動作について説明する。図3は、本
発明の制御フローチャートを示す。なお、各種特殊画像
処理(両面、画像反転、特殊変倍等)についての動作は
従来技術と同様であるためここでは省略する。
【0025】先ず、電源投入時あるいは、ある設定時間
以上操作がない場合、あるいはオペレータがクリアーボ
タンを押した場合、主制御部108は、複写ごとのユー
ザー設定条件をROM106に組み込まれている初期設
定値に変更し(ステップS301)、操作表示部105
に初期画面(図2の表示画面)を表示する(ステップS
302)。
【0026】続いて、オペレータが画面の切換えガイダ
ンスにしたがって複写条件を入力する(ステップS30
3)。ここで、図2の表示画面上から試しコピー設定条
件キー201が選択されると(ステップS303A:Y
es)、図4に示すように、試しコピーモードの表示画
面(試しコピー設定画面)が表示される(ステップS3
04)。
【0027】図4の表示画面において、まず、指定変倍
率を「+」キー20、「−」キー21またはテンキー
(図示せず)を用いて入力する(ステップS305)。
なお、図4では、定型変倍を行う場合を示すが、縦横独
立変倍とする場合は、図2の画面で「寸法変倍」を指定
してから「試しコピー設定条件」を選択すれば、図8の
ように縦変倍率、横変倍率をそれぞれ別個に入力できる
画面が表示される。
【0028】図4の例では、変倍率の初期設定値は71
%となっている。指定変倍率が71%以下の場合、縮小
される画像は、同じ大きさの用紙であれば、図形の回転
等を行うことにより、一枚の記録紙に少なくとも2画像
が盛り込める。このことを利用して、この指定変倍率前
後の少なくとも一方の画像を指定変倍率画像を記録する
余白の部分に付加して記録紙に出力する。これにより、
もし指定した変倍率の画像がオペレータの意図する大き
さでないとしても、同一の記録紙に出力された他の画像
で、オペレータの意図する大きさの画像が得られる可能
性が高くなる。
【0029】なお、記録紙に2画像以上を出力すること
が可能であれば、指定変倍率は特に限定されない。例え
ば、もとの原稿より大きな記録紙に出力する場合は、指
定変倍率は71%以上でもよく、さらに拡大変倍率であ
ってもよい。例えば、B5サイズの原稿を指定変倍率8
1%としてA4サイズの紙に出力すれば、一枚の紙に2
画像を盛り込むことが可能である。また、B5サイズの
原稿を指定変倍率115%としてA3サイズに出力すれ
ば、一枚の紙に2画像を盛り込むことが可能である。
【0030】また、縦横を同一の変倍率とする必要はな
く、それぞれ異なった倍率としてもよい。例えば、縦1
00%、横25%の変倍率とすれば、もとの原稿と同じ
大きさの用紙に4画像が盛り込める。
【0031】ステップS305において、オペレータが
指定変倍率を入力すると、この入力値に同期して、指定
されたサイズの記録紙に記録できる画像の最大数を計算
する(ステップS306)。また、常に計算することに
代えて、例えば同じ大きさの用紙であれば、71%〜5
0%までなら2画像、50%〜25%なら4画像、25
%以下なら8画像といった具合にあらかじめ段階的に決
定されていてもよい。続いて、記録紙に出力される指定
変倍率の画像および指定変倍率近傍の画像のレイアウト
を決定し、画像レイアウトが表示する(ステップS30
7)。
【0032】次に、余白部分処理の選択を入力する(ス
テップS308)。図4は71%の場合の例である。図
の黒部分が指定縮小変倍率の画像で、他が指定変倍率前
後のどちらか一方の画像を記録する部分となる。出力で
きる画像の最大数が偶数の場合、指定変倍率の前後の画
像を同数ずつ記録すると、必ず1画像分余った領域がで
きる。その領域に何を記録するかも指定できる。例え
ば、空白のままでもよいし、指定変倍率近傍の画像前後
どちらかの画像を優先して出力してもよい。初期値で
は、この領域を空白としておけばトナーの消費量を節約
できる。ただし、出力できる画像の最大数が2個の場合
は、オペレータにより、指定変倍率より大きな画像とす
るか、小さな画像とするかを必ず問い合わせるようにし
ている。
【0033】この余白部分処理の選択は、図4の余白処
理の選択キー22で選択する。選択としては、(i)拡
大(指定変倍率のプラス方向の変倍率の画像を優先して
出力)、もしくは(ii)縮小(指定変倍率のマイナス
方向の変倍率の画像を優先して出力)、あるいは(ii
i)空白(このモードであえて空白にする必要もない
が、オペレータが操作の途中であえて試し縮小モードに
しなくてもよいというように気が変わってしまったとき
のため)などがある。
【0034】余白部に前後どちらの変倍率の画像を優先
して出力するかを指定した後、何%毎に指定変倍率を変
化させるかを入力する(ステップS309)。初期設定
では1%になっている。そのままでよい場合はOKキー
23を押せばよい。変更する場合はキー24、25で増
減倍率を変更後、OKキー23を押せばよい。
【0035】OKキー23が押されると、画像出力が開
始され、図9のように出力される(ステップS31
2)。なお、図形の隅に図形毎にその図形の変倍率を印
字することにより、オペレータは出力用紙を見て確認が
取れる。
【0036】以上指定変倍率71%で2画像を出力する
場合について説明したが、次に50%、25%、115
%、100%×25%(縦横独立変倍率)の場合につい
て説明する。
【0037】図5は指定変倍率を50%に指定したとき
の操作表示部の表示例である。この変倍率の場合、原稿
と同じ大きさの記録紙に最大4画像を盛り込むことがで
きる。先に説明したとおり、指定変倍率の画像の他、指
定変倍率の前後の画像を1つずつ記録した場合、1画像
分が余白として残る。この部分を余白として残すか、あ
るいは前後どちらの変倍率の画像を優先して出力するか
を同様にして設定する(ステップS308)。選択方法
も同じである。次に何%毎に指定変倍率を変化させるか
の決定も同様にして行う(ステップS309)。OKキ
ーにより画像出力が行われ(ステップS312)、図1
0の画像が得られる。
【0038】図6は指定変倍率を25%に指定したとき
の操作表示部の表示例である。この変倍率の場合、原稿
と同じ大きさの記録紙に最大8画像を盛り込むことがで
き、指定変倍率の画像のほか、指定変倍率近傍の画像を
前後それぞれ3画像ずつ盛り込むことができる。すなわ
ち、1%毎に指定変倍率を変化させる場合は、22%、
23%、24%、25%、26%、27%、28%の7
画像が出力されることになる。一枚の出力用紙に盛り込
む画像の数は図6の26、27キーで削減することがで
きる。例えば、指定変倍率の前後2個すなわち、23
%、24%、26%、27%で十分であれば、付加画像
数を「4」と入力し直せばよい(ステップS310)。
今、仮に前後2画像とした場合、削減した部分の領域の
余白部分は、残りの余白部分として判断し、その部分を
どうするかは上記(ステップS308)の処理として扱
われる。初期設定を空白としておけば、3画像分が何も
記録されないものとなる。図11がその出力例である。
【0039】図7は指定変倍率を115%に指定したと
きの操作表示部の表示例である。この変倍率の場合、原
稿と同じ大きさの記録紙だと2画像以上を盛り込むこと
ができないので、図2の画面であらかじめ出力用紙のサ
イズを最低2画像以上を配置できるサイズに指定してお
く必要がある。ここでは、一枚の紙に2画像を盛り込む
ことが可能なサイズの用紙を選択したと仮定する。この
場合、指定変倍率の画像のほか、指定変倍率前後のどち
らか一方の画像を記録することができる。前後どちらの
変倍率の画像を優先して出力するかは、上記(ステップ
S308)の処理として扱われる。図12がその出力例
である。
【0040】図8は指定変倍率を縦100%×横25%
に指定したときの操作表示部の表示例である。この変倍
率の場合、原稿と同じ大きさの記録紙に最大4画像を盛
り込むことができ、指定変倍率の画像のほか、指定変倍
率近傍の画像を前後それぞれ1画像ずつ盛り込むことが
できる。すなわち、1%毎に指定変倍率を変化させる場
合は、100%×24%、100%×25%、100%
×26%の3画像が出力されることになる。前後どちら
の変倍率の画像を優先して出力するかは、上記(ステッ
プS308)の処理として扱われ、余白処理として「拡
大」を選択した場合は、100%×27%の画像が追加
され計4画像が出力されることになる。図13がその出
力例である。
【0041】なお、以上説明したフローはあくまで本発
明の一例に過ぎず、手順の順序、表示方法等が異なって
も本発明の趣旨を変更しない限り、本発明は実施可能で
あることは言うまでもない。
【0042】最後に、上記の例では、記録紙のサイズが
変倍後の画像サイズの整数倍となる変倍率についてしか
触れていないが、特殊な数値の変倍率の場合も段階的に
区切ってしまえば、全く同じフローで行える。また、そ
れぞれの変倍率で記録可能な総画数が奇数になるように
最適なレイアウトを設定すること自体は可能であるが、
それに伴う計算、および画像処理時間、出力画像の見た
目のよさ等の観点からはあまり望ましいとは思えないた
め、記録可能な総画数を偶数として設定したに過ぎな
い。したがって、このデメリットを熟知した上で、出力
画像数を奇数とすることもでき、同様な手順でオペレー
タは入力可能である。
【0043】なお、本文中では画像出力の際の回転等の
処理については触れていないが、これは従来技術を特に
限定なく使用できるためである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデジタル
複写機は、少なくとも複写枚数の入力、画像を記録する
用紙サイズの入力および複写倍率の指定が可能な操作表
示手段を有し、画像読取手段で読み取った画像を一旦蓄
積した後、指定された複写倍率に基づいて変倍処理を行
うデジタル複写機において、操作表示手段を介して指定
された複写倍率に基づいて変倍処理を行い、読み取った
画像の変倍画像を第1の変倍画像として生成すると共
に、第1の変倍画像とは別に、指定された複写倍率の近
傍の少なくとも1つの複写倍率を用いて、少なくとも1
つの複写倍率に相当する第2の変倍画像を生成する変倍
画像生成手段と、変倍画像生成手段で生成された第1の
変倍画像および第2の変倍画像を同一の記録紙に出力す
る出力手段と、を備えたため、何度も複写を繰り返すこ
となく、オペレータが望む指定変倍率(複写倍率)の画
像を簡単に出力することができる。
【0045】すなわち、指定変倍率の画像とは別に、指
定変倍率近傍の変倍率の画像を少なくとも1画像以上、
同一の記録紙に出力できるため、正確に複写されている
かを確かめて指定変倍率を少しずつ変化させながら何度
も複写を繰り返す必要がなく、オペレータが望む指定倍
率の画像を簡単に出力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のデジタル複写機の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の操作表示部の操作パネルの表示
画面の一例を示す説明図である。
【図3】本実施の形態のデジタル複写機における制御フ
ローチャートである。
【図4】試しコピーモードの表示画面の一例を示す図で
ある。
【図5】試しコピーモードの表示画面の他の例を示す図
である。
【図6】試しコピーモードの表示画面の他の例を示す図
である。
【図7】試しコピーモードの表示画面の他の例を示す図
である。
【図8】試しコピーモードの表示画面の他の例を示す図
である。
【図9】試しコピーモードで出力した出力画像の一例を
示す図である。
【図10】試しコピーモードで出力した出力画像の他の
例を示す図である。
【図11】試しコピーモードで出力した出力画像の他の
例を示す図である。
【図12】試しコピーモードで出力した出力画像の他の
例を示す図である。
【図13】試しコピーモードで出力した出力画像の他の
例を示す図である。
【符号の説明】
101 原稿読取部 102 光書込部 103 記録部 104 搬送・駆動部 105 操作表示部 106 ROM(リード・オンリ・メモリ) 107 RAM(ランダム・アクセス・メモリ) 108 主制御部(CPU) 109 画像蓄積装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも複写枚数の入力、画像を記録
    する用紙サイズの入力および複写倍率の指定が可能な操
    作表示手段を有し、画像読取手段で読み取った画像を一
    旦蓄積した後、指定された複写倍率に基づいて変倍処理
    を行うデジタル複写機において、 前記操作表示手段を介して指定された複写倍率に基づい
    て変倍処理を行い、読み取った画像の変倍画像を第1の
    変倍画像として生成すると共に、前記第1の変倍画像と
    は別に、前記指定された複写倍率の近傍の少なくとも1
    つの複写倍率を用いて、前記少なくとも1つの複写倍率
    に相当する第2の変倍画像を生成する変倍画像生成手段
    と、 前記変倍画像生成手段で生成された第1の変倍画像およ
    び第2の変倍画像を同一の記録紙に出力する出力手段
    と、 を備えたことを特徴とするデジタル複写機。
  2. 【請求項2】 前記操作表示手段は、前記指定された複
    写倍率の近傍の少なくとも1つの複写倍率を任意に設定
    可能であることを特徴とする請求項1に記載のデジタル
    複写機。
  3. 【請求項3】 前記操作表示手段は、前記出力手段で第
    1の変倍画像および第2の変倍画像を前記記録紙に出力
    する際の、前記記録紙上での画像のレイアウトを指定可
    能であることを特徴とする請求項1または2に記載のデ
    ジタル複写機。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、前記第2の変倍画像の
    付近に、該当する複写倍率を印字することを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか一つに記載のデジタル複写機。
  5. 【請求項5】 前記変倍画像生成手段は、前記操作表示
    手段を介して指定された複写倍率が71%以下の場合、
    前記第1の変倍画像および第2の変倍画像を生成し、前
    記操作表示手段を介して指定された複写倍率が71%よ
    り大きい場合、前記第1の変倍画像のみを生成し、 前記出力手段は、前記変倍画像生成手段で第1の変倍画
    像と第2の変倍画像の両方が生成された場合に、前記第
    1の変倍画像および第2の変倍画像を同一の記録紙に出
    力することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    のデジタル複写機。
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