JP2002359397A - 半導体素子を形成する半導体素子及び方法 - Google Patents
半導体素子を形成する半導体素子及び方法Info
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Abstract
も一つのIII−V族領域を含む半導体物質であって、p
型ドーパントは第1のp型ドーパント及び少なくとも一
つの第2のp型ドーパント及び不純物を含み、第1のp
型ドーパントは、第1のp型ドーパントによってもたら
される、少なくとも一つのIII-V族領域での局所的応力
が、少なくとも一つの第2のp型ドーパント及び不純物
によってもたらされる、少なくとも一つのIII-V族領域
での局所的応力によって補償されるように、そして、少
なくとも一つのIII-V族領域での、第1のp型ドーパン
トの密度が高められるように、各第2のp型ドーパント
及び不純物の原子半径とサイズが異なった原子半径を持
つ、半導体物質。
Description
ピングに関する。
選択された要素を含む。特に、III群窒化半導体が、光
電子素子応用のための光放射材として用いられる。III
群窒化半導体はまた、高周波、高出力、及び/又は高温
電子素子用に使用され得る。これらのタイプの半導体
は、短い波長の可視光放射に必要とされる広いバンドギ
ャップを持つ。既知のIII群窒化物と、Al、Ga、及
びInのようなIII群の要素、及びV群要素Nを含む合
金、が存在する。これらの材料は、基板上に蒸着され、
LEDやレーザーダイオードを含む光電子素子に使用で
きる層構造を形成する。これらの素子は、広い帯域で可
視光線を放射する。
である。GaNは、青色放射レーザーダイオードを製造
するために用いられる、広いバンドギャップの半導体で
ある。これらのレーザーダイオードには、n型ドーピン
グ及びp型ドーピングを持つ領域が必要とされる。N型
ドーピングは通常、Ga原子を置き換えてドナーとして
動作するSi原子を導入することによって、GaNレー
ザーで達成される。P型ドーピングは通常、Gaサブ格
子位置を占有してアクセプタとして動作するMg原子を
導入することによって、GaNレーザーで達成される。
アクティブ領域は、n型領域とp型領域の間に位置す
る。
効率的な半導体素子動作に要求されるレベルより小さ
い。例えば、p型ドーピングに起因するGaNのホール
密度は、通常、1018cm-3の数倍より小さい。複数の
ファクターが、ホール密度を制限し得る。一つのファク
ターは、Mg原子の低溶解度である。他のファクターは
ホールとMgアクセプタとの高結合エネルギーである。
子の原子半径(covalent radii)より小さい、あるい
は、それより大きい原子半径を持つドーパント原子によ
ってもたらされる、局所的応力を補償する、ドープされ
た物質及びドープするための方法を提供する。
体構造は、基板上に形成された、III族窒化層のような
少なくとも一つの、第1の、III-V族層を含む。少なく
とも一つの第1のIII-V族層の少なくとも一部分は、n
型ドーパント及びp型ドーパントの一つによってドープ
される。アクティブ層が、少なくとも一つの第1のIII-
V族層上に接して(on)、あるいはその上に(over)形
成される。少なくとも一つの第2のIII-V族層が、アク
ティブ層上に接して、あるいはその上に形成される。少
なくとも一つの第2のIII-V族層の少なくとも一部分
が、他の一つのn型ドーパント及びp型ドーパントによ
ってドープされる。少なくとも一つの第1のIII-V族上
に接して、あるいはその上に第1の電極が形成され、少
なくとも一つの第2のIII-V族層上に接して、あるいは
その上に第2の電極が形成される。p型ドーパントは、
第1のp型ドーパント及び第2のp型ドーパント及び等
価不純物(isovalent impurity)のいずれか、あるいは
双方を含む。第1のp型ドーパントは、その寸法が第2
のp型ドーパント及び/又は等価不純物の一つの寸法と
異なる原子半径を持つ。第1のp型ドーパントは、ベー
スIII族要素の原子半径より小さいか大きいかのいずれ
かの原子半径を持つ一方、第2のp型のドーパント及び
/又は等価不純物のそれぞれは、それぞれ、ベースIII
族要素の原子半径より大きいかあるいは小さい原子半径
を持つ。
る局所的応力は、第2のp型ドーパント及び/又は等価
不純物によってもたらされる局所的応力によって補償さ
れる。局所的応力が減らされるので、第1のp型ドーパ
ントの密度が増加され得る。
ントでドープされた少なくとも一つのIII−V族領域を
含む半導体物質であって、上記p型ドーパントは第1の
p型ドーパント及び少なくとも一つの第2のp型ドーパ
ント及び不純物を含み、上記第1のp型ドーパントは、
上記第1のp型ドーパントによってもたらされる、上記
少なくとも一つのIII-V族領域での局所的応力が、上記
少なくとも一つの上記第2のp型ドーパント及び上記不
純物によってもたらされる、上記少なくとも一つのIII-
V族領域での局所的応力によって補償されるように、そ
して、上記少なくとも一つのIII-V族領域での、上記第
1のp型ドーパントの密度が高められるように、各上記
第2のp型ドーパント及び上記不純物の原子半径とサイ
ズが異なった原子半径を持つ、半導体物質が含まれ、ま
た、n型ドーパントでドープされた少なくとも一つのII
I-V族領域を含む半導体物質であって、上記n型ドーパ
ントは第1のn型ドーパント及び少なくとも一つの第2
のn型ドーパント及び不純物を含み、上記第1のn型ド
ーパントは、上記第1のn型ドーパントによってもたら
される、上記少なくとも一つのIII-V族領域での局所的
応力が、上記少なくとも一つの上記第2のn型ドーパン
ト及び上記不純物によってもたらされる、上記少なくと
も一つのIII−V族領域での局所的応力によって補償さ
れるように、そして、上記少なくとも一つのIII-V族領
域での、上記第1のn型ドーパントの密度が高められる
ように、各上記第2のn型ドーパント及び上記不純物の
原子半径とサイズが異なった原子半径を持つ、半導体物
質が含まれる。
述は、いかなるタイプの既知あるいは後に発見され得る
半導体構造及び物質にも向けられ得ることが理解されな
ければならない。しかし、以下の本発明の模範的実施例
は、窒化半導体物質及び窒化半導体物質を用いた光放射
素子構造に向けられる。特に、以下の記述は、GaN半
導体構造に向けられる。しかし、以下に記載される技術
は、いかなる既知のあるいは後に発見される半導体化合
物のn型あるいはp型のドーピングにも向けられ得るこ
とを理解して欲しい。
“ドーパント”は、等価不純物のような不純物の、半導
体物質への導入を含むように解釈されるべきであり、よ
って、ドナーあるいはアクセプタ物質の導入に限定され
ないように理解されるべきである。
る、多層光放射素子構造100を示す。光放射素子構造100
は、基板110を含み、これは、例えば、サファイアある
いはシリコン炭化物のような、いかなる既知のあるいは
後に開発される物質によっても形成され得る。サファイ
アの場合には、光電子素子のためには、A及びCオリエ
ンテッド(oriented)単一クリスタルサファイアが好ま
しい。基板110上に、第1のIII族窒化層120が形成され
る。GaN、InGaN、及びAlGaNのようなIII
族窒化物は、短波長可視光放射に必要なバンドギャップ
に伴う特性を持つ。図1に示される、少なくとも第1の
III族窒化層120の一部分は、n型ドープされた領域であ
る。アクティブ層130は、第1のIII族窒化層120の上に
接して、あるいはその上に形成される。アクティブ層の
ために、例えばInGaNのような、いかなる適切な物
質もが使用され得る。
0の上に接してあるいはその上に、その後形成される。
この第2のIII族窒化層140の少なくとも一部分はp型ド
ープされた領域である。第2のIII族窒化層140の上に接
して、あるいはその上に、第1の電極150が形成され
る。第1のIII族窒化層120上に接して、あるいはその上
に、第2の電極152が形成される。結果としての構造が
図1に示され、これは、p型III族窒化領域140とn型II
I族窒化領域120との間に閉じ込められたアクティブ層13
0を含む。
52の間に電気ポテンシャルが印加される。導電バンドの
電子は、nドープされたIII窒化層120から、アクティブ
層130の、より低いエネルギー状態へ流れる。第1の電
極150に印加された電圧は、pドープされたIII族層140
の荷電子体ホールをアクティブ層130に流し込ませる。
従って、nドープされたIII族窒化層120からの電子が、
pドープされたIII族窒化層140からのホールと、アクテ
ィブ層130で結合する。アクティブ層130でのホールと電
子の再結合によって、発光が起こる。
及び多重接触層、が提供され得る。従って、第1及び第
2のIII族窒化層120及び140は説明用であり、光放射素
子構造100内で形成され得るIII族窒化層の数を限定する
意図は無い。
によって、GaN半導体で達成された。しかし、Mgド
ーピングによって、所望のホール密度より少ないホール
密度しか達成できなかった。
一つの模範的実施例で、GaN半導体は、Beでpドー
プされ、そして、Beのそれより大きい原子半径を持つ
他のpドーパントとともにコ・ドープ(co-doped)され
る。計算機による計算結果[ジェイ.ニューゲバウア
及び C.G.バン デ ワレ、ジェイ.アプレイケー
ション フィジックス 85、3003(1999)]は、GaN
中のBeの溶解性が、Mgのそれより大きくなり、Be
のイオン化エネルギーが、Mgのそれよりわずかに小さ
いことを示した。
置換型アクセプターの溶解性を直接決定する。次に、形
成エネルギーは、置換型アクセプターの最も近傍との結
合の強度によって影響を受け、置換型アクセプターが置
き換える原子と比較した置換型アクセプターのサイズに
よって影響を受ける。III族の位置でアクセプターが置
換する場合には、その最も近傍はV族原子である。従っ
て、Beの結合強度は、Be3N2形成時の熱によって評
価され得る。Be3N2は、Mg3N2のそれよりも、非常
に、より高い形成熱を持つ。Mg-Nと比較してBe-N
結合が強いほど、窒化ベースのV族半導体中のMgと比
較して、Beの溶解性に好ましい影響を与える。
が、比較的小さいBeの原子半径によって打ち消され
る。Gaの原子半径よりも、Beは非常に、より小さな
原子半径を持つ。従って、pドーパントとしてのBe
は、結果として、Nの最も近傍の相当の緩和(sizable
relaxation)によって、Ga-N格子での局所的歪みを
もたらす。Be原子によってもたらされる局所的な歪み
は、エネルギー論的にコスト高となり(energetically
costly)、Ge位置でのBe原子の形成エネルギーを持
ち上げる。結果として、Beによってのみドープされ
た、GaN中のBe形成エネルギーは、実際には、Mg
のそれより僅か低いだけである。従って、Ga位置上の
Beの密度は、比較的低く抑えられる。
的実施例によれば、Ga格子中の、より高いBeの密度
は、少なくとも一つの第2の、より大きなpドーパント
及び/又は等価不純物を、Ga-N格子のGa位置に導
入することによって達成される。一般的に、少なくとも
一つの、第2のpドーパント及び/又は等価ドーパント
あるいは不純物は、第1のp型ドーパントより大きい原
子半径を持つ。このことは、第1のp型ドーパントが、
ベースIII族要素の原子半径より小さい原子半径を持つ
際に、特に有用である。この場合、種々の模範的実施例
では、少なくとも一つの第2のp型ドーパント及び/又
は原子ドーパントあるいは不純物が、ベースIII族要素
の原子半径より大きい原子半径を持ち得る。Be原子の
小さなサイズは、このように、その近傍の他のドーパン
トの、より大きなサイズによって補償される。より大き
なサイズの原子の応力補償によって、ドーパント複合体
の、より低い形成エネルギーがもたらされる。従って、
次に、Ga格子のBeのより高い密度をもたらす。
も一つの第2のp型ドーパント及び/又は等価ドーパン
トあるいは不純物が、第1のp型ドーパントより小さい
原子半径を持つ。第1のp型ドーパントが、ベースIII
族要素の原子半径より大きい原子半径を持つ際、これは
特に有用である。この場合、種々の模範的実施例で、少
なくとも一つの第2のp型ドーパント及び/又は等価ド
ーパントあるいは不純物が、これもまたベースIII族要
素の原子半径より小さい、原子半径を持ち得る。
例に従って、Beとともにドーパントとして導入された
等価不純物は、Inである。一つあるいはそれ以上のI
n原子を持ち、2番目に近い、近傍の位置に位置する、
Be原子を含む複合体の形成エネルギーは、隔離された
Be原子のそれより、更に低い。Inの付加による形成
エネルギーの減少は、Ga格子でのBe密度を高める。
Be-N-In複合体の例が図8に示される。
的実施例に従って、GaN半導体が、小さなII族アクセ
プターによってドープされ、より大きなII族アクセプタ
ーによってコ・ドープされる。適切な小さなII族アクセ
プターの例がBeである。適切な大きいII族アクセプタ
ーの例はMgである。Ga格子内のBeとMg原子は、
Be-N-Mg複合体を形成する。Be-N-Mg複合体は
ダブルアクセプター(double acceptor)複合体であ
る。
実施例に従って、GaN半導体は、大きいII族アクセプ
ターによってドープされ、小さいIII族等価不純物によ
ってコ・ドープされる。適切な大きいII族アクセプター
の例は、Mgである。適切な小さいIII族の等価不純物
の例は、Alである。Ga格子内のMgとAl原子は、
Mg-N-Al複合体を形成する。Mg-N-Al複合体
は、単一アクセプター複合体である。
実施例に従って、GaN半導体が、小さなII族アクセプ
ターによってドープされ、大きなV族等価不純物によっ
てコ・ドープされる。適切な、小さなII族アクセプター
の例は、Beである。適切な大きなV族の等価不純物の
例は、Pである。Ga格子中のBeとP原子は、Be-
P複合体を形成する。Be-P複合体は、単一のアクセ
プター複合体である。
範的実施例は、限定的ではない。本発明による、ドープ
された物質及びドーピング方法は、ドープされたIII−
V族層の応力補償をもたらすIII−V族半導体物質の領
域での、あるいは、III−V族半導体物質の領域での、
ドーパント及びコ・ドーパントのいかなる組合わせをも
包含するように意図される。本発明によるドープされた
物質及びドーピング方法は、例えば、GaAs及びIn
Pのような、いかなる既知の、あるいは後に発見される
半導体化合物にも応用され得る。
番目の模範的実施例によると、GaAs半導体は、Ga
位置においてBeでpドープされ、Inでコ・ドープさ
れるか、あるいはAs位置でSbでドープされる。本発
明によるIII-V族物質の6番目の模範的実施例による
と、InP半導体はBeでpドープされ、As等価不純
物がP位置に導入される。
グ方法は、III−V族半導体の領域のn型ドーパントの
密度を高めるためにも使用され得る。従って、7番目の
模範的実施例によれば、GaAs半導体はTeでnドー
プされ、例えばAs位置でのSのような、より小さなサ
イズのコ・ドーパントでコ・ドープされる。代わりに、
より大きなTe原子によってもたらされた局所的応力を
補償するために、Asサブ格子上にPの等価不純物が導
入され得るか、あるいは、Ga位置上にB等価不純物が
導入され得る。
を形成する方法の第1の模範的実施例の種々のステップ
を示す。
るの方法の、第1の模範的実施例の第1のステップを示
す。この第1のステップで、n型のIII−V族層23は、
サファイア基板21の上に接してあるいはその上に、エピ
タキシャルに成長させられる。n型III−V族層23は、
金属-有機化学気相成長(MOCVD)によるような、
いかなる適切な方法によっても、サファイア基板21の上
に接してあるいはその上に、成長させられる。この模範
的実施例では、n型層のIII−V族層23はn型GaNで
ある。n型III−V族層23は、例えばSiのような、い
かなる適切なn型ドーパントでもドープされる。
る方法の、第1の模範的実施例の第2のステップを示
す。この第2のステップで、n型III−V族層23の上に
接してあるいはその上に、アクティブ層24が成長させら
れる。アクティブ層24は、例えばInGaNのような、
いかなる適切な物質をも含む。
る方法の、第1の模範的実施例の第3のステップを示
す。この第3のステップで、p型III−V族層25は、ア
クティブ層24の上に接してあるいはその上に、成長させ
られる。この模範的実施例で、p型III−V族層25はG
aNである。p型III−V族層は、第1のアクセプター
でドープされ、第2のドーパント及び/又は等価不純物
でコ・ドープされる。第1のアクセプターは、p型III
−V族層25サブ格子を構成するIII族原子の原子半径と
異なる原子半径を持つ。もし、第1のアクセプターの原
子半径が、III族原子の原子半径より小さいなら、第2
のドーパント及び/又は等価不純物は、種々の模範的実
施例で、第1のアクセプターのの原子半径よりも、より
大きな原子半径を持つ。種々の他の模範的実施例で、第
2のドーパントあるいは等価不純物は、p型III−V族
層25サブ格子を形成するIII族原子の原子半径より、よ
り大きい原子半径を持ち得る。このケースでは、より小
さな第1のアクセプター原子は、p型III−V族層25サ
ブ格子で、局所的な引張り応力に晒される。より大きな
第2のドーパント及び/又は等価不純物原子は、p型II
I−V族層25サブ格子で、局所的圧縮応力に晒される。
いずれのケースでも、第1のアクセプターと第2のドー
パント及び/又は等価不純物を含む複合体は、応力補償
され、結果として、p型III-V族層25サブ格子でのアク
セプターの高められた密度をもたらす。
半径が、III族原子の原子半径より大きいなら、第2の
ドーパント及び/又は等価不純物は、種々の模範的実施
例で、第1のアクセプターの原子半径よりも、より小さ
な原子半径を持つ。種々の模範的実施例で、第2のドー
パント及び/又は等価不純物は、p型III−V族層25サ
ブ格子を形成するIII族原子の原子半径より、より小さ
い原子半径を持ち得る。この場合には、より大きな第1
のアクセプター原子は、p型III−V族層25サブ格子で
局所的圧縮応力に晒される。より小さな第2のドーパン
ト及び/又は等価不純物原子は、p型III−V族層25サ
ブ格子で、局所的引張り応力に晒される。いずれのケー
スでも、第1のアクセプター及び第2のドーパント及び
/又は不純物を含む複合体は、応力補償されており、結
果として、p型III−V族層25サブ格子での、アクセプ
ターの高められた密度をもたらす。
5は、Beでドープされ、Inでコ・ドープされる。p
型III−V族層25の、Inによるコ・ドープは、容易に
達成される。というのは、Inソースは、アクティブ層
24から容易に入手可能だからである。所望の効果は、B
e原子周辺の局所的応力補償に依存するので、大体一つ
のIn原子、あるいはそれ以上のIn原子が、各々のB
e原子に対して提供されなければならない。In原子の
所望の密度は、このように、アクセプター密度のオーダ
ーである。しかし、相対的ドーピング密度は、この関係
に限定されず、よって、意図する結果としての物質の使
用に対する、十分な応力補償を提供する、いかなるドー
ピング密度をも持ち得る。
る方法の第1の模範的実施例の第4のステップを示す。
この第4のステップでは、アクティブ層24の部分及びp
型のIII-V族層25は、n型III−V族層23の露出された
部分30を形成するために、パターン化され、及び/又は
除去される。n型のIII−V族層23の露出した部分30を
形成するために、アクティブ層24と、p型III−V族層2
5を除去することは、例えばエッチングのような、いか
なる方法によっても、達成され得る。
る方法の、第1の模範的実施例の5番目のステップを示
す。この第5のステップでは、p型III-V族層25の上に
接してあるいはその上に、第1の電極28が形成される。
第1の電極28は、例えばTiやAlのような、いかなる
適切な物質をも含む。第1の電極28は、例えば、第1の
電極28を形成するための、使用される物質の蒸発(evapo
rating)及び焼結(sintering)を含むプロセスのよう
な、いかなる適切な方法によっても、p型III−V族層2
5の上に接してあるいはその上に、形成される。
る方法の、第1の模範的実施例の第6のステップを示
す。この第6のステップで、n型III-V族層23の露出さ
れた部分30の上に接してあるいはその上に、第2の電極
29が形成される。第2の電極29は、例えばTiやAlの
ような、いかなる適切な物質をも含む。第2の電極29
は、例えば、電極28を形成するために使用される物質の
蒸発と焼結を含むプロセスのような、いかなる適切な方
法によっても、n型III-V族層の露出された部分30の上
に接してあるいはその上に、形成され得る。
施例で、n型のIII−V族23層は、第1のドナーでドー
プされ、第2のドーパント及び/又は等価不純物でコ・
ドープされる。第1のドナーは、n型III-V族層23サブ
格子を形成するV族原子の原子半径と異なる原子半径を
持つ。もし、第1のドナーの原子半径が、V族原子の原
子半径より小さいなら、第2のドーパント及び/又は等
価不純物は、種々の模範的実施例で、第1のドナーの原
子半径よりも、より大きな原子半径を持つ。種々の他の
模範的実施例で、第2のドーパントあるいは等価不純物
は、n型III-V族層23サブ格子を形成するV族原子の原
子半径よりも、より大きい原子半径を持ち得る。この場
合には、より小さな第1のドナー原子は、n型のIII-V
族層23のサブ格子での局所的引張り応力に晒される。よ
り大きな第2のドーパント及び/又は等価不純物原子
は、n型のIII-V族層23サブ格子での局所的圧縮応力に
晒される。いずれのケースでも、第1のドナー及び第2
のドーパント及び/又は等価不純物を含む複合体は、応
力補償され、結果として、n型のIII-V族の層23のサブ
格子での高められたドナーの密度をもたらす。
が、V族原子の原子半径よりも、より大きければ、第2
のドーパント及び/又は等価不純物は、種々の模範的実
施例で、第1のドナーの原子半径よりも、より小さな原
子半径を持つ。種々の他の模範的実施例で、第2のドー
パント及び/又は等価不純物は、n型III-V族層23サブ
格子を形成するV族原子の原子半径よりも、より小さな
原子半径を持ち得る。このケースでは、より大きな第1
のドナー原子は、n型III−V族層23サブ格子での局所
的圧縮応力に晒される。より小さな第2のドーパント及
び/又は等価不純物原子は、n型III-V族層23サブ格子
での局所的引張り応力に晒される。いずれのケースで
も、第1のドナー及び第2のドーパント及び/又は不純
物を含む複合体は、応力補償され、結果として、n型II
I-V族層23サブ格子において、高められたドナーの密度
をもたらす。
23はGaAsである。n型III-V族層は、Teでドープ
され、例えば、As位置上のSのような、より小さなサ
イズのコ・ドーパントでコ・ドープされる。代わりに、
より大きなTe原子によってもたらされた局所的応力を
補償するために、P等価不純物が、Asサブ格子上に導
入され得るし、あるいは、Ga位置上に、B等価不純物
が導入され得る。
ドープされるときに、種々の模範的な半導体構造では、
本発明に従って、いかなる関連するn型層あるいはn型
領域のドープもが不必要であることが理解されるべきで
ある。同様に、いくつかの模範的半導体構造で、本発明
に従ってn型層あるいはn型領域がドープされるとき
に、本発明に従って、いかなる関連するp型層あるいは
p型領域をドープすることも不用である。しかし、いく
つかの模範的半導体構造で、本発明に従って、n型層と
p型層及び/又はn型領域とp型領域をドープすること
が望ましいかもしれない。
る方法の模範的実施例によって、結果として、III-V族
化合物半導体物質のドープされた領域あるいはドープさ
れた層での、より高いドーピング原子の密度がもたらさ
れる。III-V族半導体の、対応する領域での、アクセプ
ターあるいはドナー原子のより高い密度によって、改善
された素子効率がもたらされる。例えば、本発明によ
る、半導体物質のドーピング方法の模範的実施例は、例
えば、トランジスター、光電子素子、ダイオード、レー
ザーダイオード、及び発光ダイオードなどの、電子素子
の効率を改善する。更に、本発明による半導体物質のド
ーピング方法の模範的実施例によって、そのような電子
素子を組み込む、例えばディスプレイ装置、画像形成装
置、ファクシミリ機器、レーザープリンター、光ファイ
バーネットワーク、マイクロプロセッサー、ゲートアレ
イ、及びデジタル信号プロセッサーのような電子システ
ムの効率が改善される。
の構造。
の模範的実施例の最初のステップ。
の模範的実施例の第2のステップ。
の模範的実施例の第3のステップ。
の模範的実施例の第4のステップ。
の模範的実施例の第5のステップ。
の模範的実施例の第6のステップ。
の例。
Claims (2)
- 【請求項1】 p型ドーパントでドープされた少なくと
も一つのIII−V族領域を含む半導体物質であって、 上記p型ドーパントは第1のp型ドーパント及び少なく
とも一つの第2のp型ドーパント及び不純物を含み、 上記第1のp型ドーパントは、 上記第1のp型ドーパントによってもたらされる、上記
少なくとも一つのIII-V族領域での局所的応力が、上記
少なくとも一つの上記第2のp型ドーパント及び上記不
純物によってもたらされる、上記少なくとも一つのIII-
V族領域での局所的応力によって補償されるように、 そして、上記少なくとも一つのIII-V族領域での、上記
第1のp型ドーパントの密度が高められるように、 各上記第2のp型ドーパント及び上記不純物の原子半径
とサイズが異なった原子半径を持つ、半導体物質。 - 【請求項2】 n型ドーパントでドープされた少なくと
も一つのIII-V族領域を含む半導体物質であって、 上記n型ドーパントは第1のn型ドーパント及び少なく
とも一つの第2のn型ドーパント及び不純物を含み、 上記第1のn型ドーパントは、 上記第1のn型ドーパントによってもたらされる、上記
少なくとも一つのIII-V族領域での局所的応力が、上記
少なくとも一つの上記第2のn型ドーパント及び上記不
純物によってもたらされる、上記少なくとも一つのIII
−V族領域での局所的応力によって補償されるように、 そして、上記少なくとも一つのIII-V族領域での、上記
第1のn型ドーパントの密度が高められるように、 各上記第2のn型ドーパント及び上記不純物の原子半径
とサイズが異なった原子半径を持つ、半導体物質。
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