JP2002358080A - 演奏制御方法、演奏制御装置及び楽音発生装置 - Google Patents

演奏制御方法、演奏制御装置及び楽音発生装置

Info

Publication number
JP2002358080A
JP2002358080A JP2001164989A JP2001164989A JP2002358080A JP 2002358080 A JP2002358080 A JP 2002358080A JP 2001164989 A JP2001164989 A JP 2001164989A JP 2001164989 A JP2001164989 A JP 2001164989A JP 2002358080 A JP2002358080 A JP 2002358080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
performance
data
automatic performance
automatic
delay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001164989A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Hagiwara
裕 萩原
Kenji Kamata
健二 鎌田
Katsuhiko Iwase
勝彦 岩瀬
Hisamitsu Honda
久光 本多
Shinji Niitsuma
伸二 新妻
Kazunori Matsuda
寿徳 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001164989A priority Critical patent/JP2002358080A/ja
Priority to DE10223992A priority patent/DE10223992A1/de
Priority to US10/156,852 priority patent/US6750389B2/en
Publication of JP2002358080A publication Critical patent/JP2002358080A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10CPIANOS, HARPSICHORDS, SPINETS OR SIMILAR STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS WITH ONE OR MORE KEYBOARDS
    • G10C5/00Combinations with other musical instruments, e.g. with bells or xylophones
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10FAUTOMATIC MUSICAL INSTRUMENTS
    • G10F1/00Automatic musical instruments
    • G10F1/02Pianofortes with keyboard
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/0033Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments
    • G10H1/0041Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments in coded form
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2230/00General physical, ergonomic or hardware implementation of electrophonic musical tools or instruments, e.g. shape or architecture
    • G10H2230/005Device type or category
    • G10H2230/011Hybrid piano, e.g. combined acoustic and electronic piano with complete hammer mechanism as well as key-action sensors coupled to an electronic sound generator
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2240/00Data organisation or data communication aspects, specifically adapted for electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2240/011Files or data streams containing coded musical information, e.g. for transmission
    • G10H2240/046File format, i.e. specific or non-standard musical file format used in or adapted for electrophonic musical instruments, e.g. in wavetables
    • G10H2240/056MIDI or other note-oriented file format

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子音源による演奏などと共に、自動演奏ピ
アノ203に自動演奏をさせるアンサンブル演奏を行う
場合に、密度の高い演奏情報が入力されてくる場合で
も、正常なアンサンブル演奏が行える演奏制御装置を提
供せんとするものである。 【解決手段】 ピアノパートを演奏情報に基づき自動演
奏させて、電子音源301に自動演奏させるパート側と
アンサンブル演奏させる場合に、電子音源301側自動
演奏パートの処理経路中に、DSP10を設けて、楽音
データの状態で、ピアノパート側の発音タイミングに合
わせ、遅延出力せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子音源による演
奏などと共に、楽器に自動演奏をさせるアンサンブル演
奏を行う場合に用いられる演奏制御方法及び演奏制御装
置、並びに楽音発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動演奏ピアノの構成と電子音源を用い
て、自動演奏によりアンサンブル演奏させる際に、夫々
のパートで演奏制御が行われ、ピアノ演奏パートには、
押鍵(イベント)情報などの演奏情報で送られ、また電
子音源パートでは、一旦上記演奏情報の状態で送られた
後、電子音源などのデータにより楽音を発生させること
ができる状態(後述する楽音データの状態)に変換さ
れ、出力される。
【0003】上記自動演奏ピアノの構成では、例えばソ
レノイドなどで、実際のピアノなどの鍵盤、アクショ
ン、ハンマを動かすなどの電気・機械的な構成によっ
て、弦をハンマでたたくようにして演奏が行われる。そ
のため、演奏情報が伝達されてから実際に弦がたたかれ
て音が発せられるタイミングと、上記電子音源パートか
ら楽音が発せられるタイミングとの間に、タイムラグが
あり、同じタイミングで、自動演奏ピアノと電子音源に
演奏情報を送信しても、自動演奏ピアノ側の発音が遅れ
るという問題があった。
【0004】このような遅れの問題を解決するため、特
公平5−33798号では、図19に示されるように、
電子音源パート側に遅延用バッファ300を用いて、こ
れらのパートに送出される演奏情報を遅延せしめ、上記
のようなタイムラグの発生を防いでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公告公報
発明の発明者が、該発明の改良発明として提案する特許
第2694935号では、前者の公報掲載発明に関し
て、次のような問題点の指摘を行っている。すなわち、
「ところで、上記構成によれば、遅延用バッファ(30
0)に専用の記憶装置と、その記憶装置を制御する制御
回路および処理プログラムとを設け、これらによって5
00msecの遅延を行わせる必要がある。すなわち、
コントローラ(100)の実行する処理プログラムが2系
統になり、構成が複雑になるという欠点があった。ま
た、処理装置(コントローラ100)から密度の高い演奏
情報が出力された場合には、遅延用バッファ(300)の
記憶容量が不足し、アンサンブル演奏が不可能になる場
合もあった。すなわち、上記構成によれば再生演奏性能
が低いという欠点もあった。」という問題点の指摘があ
る。
【0006】特に上記の特許第2694935号で指摘
している特公平5−33798号の問題点は、MIDI
などの演奏情報をバッファに溜め込んで起こる致命的な
問題である。このような演奏情報を溜め込むバッファの
構成は、例えば図20に示すようなリングバッファ60
0の構成が用いられる。同バッファ600は、FIFO
(First In First Out)で構成されており、演奏情報が入
力されると、書き込みポインタ601のインクリメント
に従って順次同バッファ600内にその演奏情報が書き
込まれ、また該演奏情報は、読み出しポインタ602の
同方向へのインクリメントに従って順次同バッファ60
0から読み出される。これらのポインタは、最後のアド
レスまでくると、最初のアドレスに復帰する構成である
ことから、リングバッファと呼ばれる。以上の構成で
は、上述のように、密度の高い演奏情報が入力されてく
る場合には、書き込みポインタ601が読み出しポイン
タ602を追い越し、書き込みポインタ601によって
書き込まれてくるデータによって上書きされて、読み出
しポインタ602が読み出そうとしているデータの正常
な処理ができなくなったり、リングバッファ600上に
データが一杯になったために読み出しポインタ602の
読み出しが進んで空きができるまでの間データの受付を
ストップするようにしたために、正常なアンサンブル演
奏ができなくなることがあった。またリングバッファを
使用しない場合でも、RAMの容量によりオーバーフロ
ーすることもあった。
【0007】また特許第2694935号では、第1の
読み出し手段と第2の読み出し手段とを設け、発音タイ
ミングの異なる自動楽器により異なった読み出しタイミ
ングを制御する必要があり、処理が煩雑になる欠点を有
していた。
【0008】本発明は、以上のような問題に鑑み創案さ
れたもので、電子音源による演奏などと共に、楽器に自
動演奏をさせるアンサンブル演奏を行う場合に、密度の
高い演奏情報が入力されてくる場合でも、正常なアンサ
ンブル演奏が行える演奏制御方法及び演奏制御装置を提
供せんとするものである。また同様な機能を有する楽音
発生装置についても提案する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の演奏制御方法の
構成は、所定のパートを演奏情報に基づき自動演奏させ
て、それ以外の自動演奏パートとアンサンブル演奏させ
る場合において、後者の自動演奏パートは、楽音データ
の状態で、前者の自動演奏パートの発音タイミングに合
わせて、遅延出力せしめることを基本的特徴としてい
る。
【0010】本出願における楽音データとは、電子音源
などから出力されたデータにより楽音を発生させること
ができる状態、すなわち、D/A変換すれば、出力波形
を形成して、そのまま出力できるような状態(エンベロ
ープなども付加された状態)のデータを言い、イベント
情報で構成されるような演奏情報(MIDIデータなど
が含まれる)とは異なる。例えば、PCMデータやサイ
ン合成波形データ、FM音源データなどがある。
【0011】上記構成によれば、遅延させる対象が演奏
情報ではなく、楽音データであり、単に遅延させて出力
させる(通常はバッファに溜めて出力させる)だけなの
で、例えば上述したポインタの追い越しなどによるデー
タのオーバーフローといったことは起こらない。すなわ
ち、楽音データの場合は、演奏情報の場合と異なり、遅
延手段におけるデータの入出力の関係は1:1(入力さ
れるデータ量と出力されるデータ量とが等価)であるの
で、上記データのオーバーフローを生じたり、データの
受付をストップするようなことはない。従って楽音デー
タを所定時間遅延せしめて出力することで、正常なアン
サンブル演奏ができるようになる。
【0012】請求項2の構成は、上記楽音データ以外に
も、オーディオ信号データを含んでいても良いことを明
らかにしている。すなわち、一方の自動演奏パートは、
少なくともオーディオ信号データを含んだ状態で、演奏
情報に基づき自動演奏の行われる他方の自動演奏パート
の発音タイミングに合わせて、遅延出力せしめることを
規定している。従って、上記一方の自動演奏パートの音
として、アンサンブル用の電子音源による音など以外に
も、例えばMIDI音源による音より音のクオリティの
高いオーディオ信号を用いることができ、該オーディオ
信号にはボォーカル音などの音声データも含まれるた
め、楽器の音だけではなく、演奏情報として提供される
上記従来技術ではできなかった人の歌声などとのアンサ
ンブルも楽しめるようになる。
【0013】請求項3の構成は、楽音データを所定時間
遅延せしめて出力する構成として、デジタルシグナルプ
ロセッサを用いることができることを明らかにしたもの
である。該デジタルシグナルプロセッサは、楽音データ
に対し、種々の音響効果を付加する構成などとして用い
られており、従って本構成は、電子楽器やカラオケ機器
などの通常のデジタルシグナルプロセッサとRAMを備
えた既存の構成に、ソフトウェア的な変更を加えるだけ
で、達成可能である。
【0014】請求項4の構成は、自動演奏ピアノパート
を、演奏情報に基づき自動演奏させる上記所定のパート
とすることができることを規定している。この場合、た
とえばそれ以外のパートを電子音源パートとして、上記
のような処理が行われ、両パートを自動演奏させること
により、両パートのシンクロナイズしたアンサンブル演
奏を行わせることができるようになる。
【0015】上記データの遅延出力に関しては、遅延時
間を自動的に設定できるようにすると操作が簡単になっ
て良い(請求項5、装置の構成を表す請求項10につい
ても同じ)。
【0016】請求項6〜請求項10は、上記演奏制御方
法の構成を、装置の構成として規定し直したものであ
る。
【0017】そのうち、請求項6の構成は、上記請求項
1の方法の構成に対応しており、具体的には、所定のパ
ートを演奏情報に基づき自動演奏させて、それ以外の自
動演奏パートとアンサンブル演奏させる演奏制御装置に
おいて、後者の自動演奏パートの処理経路中に、信号処
理手段を設けて、楽音データの状態で、前者の自動演奏
パートの発音タイミングに合わせ、遅延出力せしめるこ
とを規定する。
【0018】また請求項7の構成は、上記請求項2の構
成に対応しており、具体的には、所定のパートを演奏情
報に基づき自動演奏させて、それ以外の自動演奏パート
とアンサンブル演奏させる演奏制御装置において、後者
の自動演奏パートの処理経路中に、信号処理手段を設け
て、少なくともオーディオ信号データを含んだ状態で、
前者の自動演奏パートの発音タイミングに合わせ、遅延
出力せしめることができることを明らかにしている。
【0019】請求項8の構成は、上記請求項3の構成に
対応しており、具体的には、前記信号処理手段として、
デジタルシグナルプロセッサを用いることを明らかにし
ている。
【0020】請求項9の構成は、上記請求項4の構成に
対応しており、具体的には、自動演奏ピアノパートを、
演奏情報に基づき自動演奏させる上記所定のパートとす
ることができることを規定している。
【0021】さらに請求項11は、電子音源側から出力
される楽音データに対し、所定の音響効果を付加する信
号処理手段を有する楽音発生装置において実現される構
成を提供するものである。すなわち本構成では、外部の
自動演奏装置に自動演奏させる制御構成からの遅延時間
を該信号処理手段が受け付けて、この信号処理手段によ
り、外部の自動演奏装置の発音タイミングに合わせて、
楽音データを遅延出力せしめることになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。 (実施例1)図1は、自動演奏ピアノ203の構成を含
む上記本発明に係る演奏制御装置の一実施形態構成を示
す斜視図、図2は、その回路ブロック図である。これら
の図面に示すように、本発明の演奏制御装置は、コント
ローラ100側の構成を主体とし、自動演奏ピアノ側の
構成201〜203と、電子音源側の構成301〜30
4とを有しており、該コントローラ100のCPU10
1により後述するソレノイド駆動信号発生回路201の
制御、電子音源301の楽音データ生成並びにデジタル
シグナルプロセッサ(Digital Signal Processor;以下
DSPと言う)10の動作制御(DSP10プログラム
の変更等)等がなされる。これらの構成では全体の電源
を1つにして構成される。
【0023】そのうちコントローラ100のCPU10
1は、これら各部の制御と、データの入出力処理を司る
が、本演奏制御装置のプログラムをROM104から読
み出して制御がなされ、自動演奏ピアノ203と電子音
源側とのアンサンブル演奏がなされる場合、選択された
曲の演奏情報が、CPU101によって、フロッピーデ
ィスク401(図面上は後述するSMFデータが書き込
まれている状態が示されている)からRAM103へ格
納される。そして該CPU101によって演奏情報の読
み出しがなされ、それに基づくソレノイド駆動信号発生
回路201への制御信号が送られて、駆動信号を発生さ
せることで、自動演奏ピアノ203に自動演奏させる。
また上記演奏情報は、CPU101によって電子音源3
01に送られて、楽音データが生成せしめられる。さら
に上記CPU101は、ROM104からDSP10用
の処理プログラム及び必要な係数データを読み出して、
該DSP10に送り、電子音源301から出力された上
記楽音データに必要な音響効果を付加し、さらに後述す
るように遅延出力処理を行う。すなわち、本実施例で
は、楽音データを遅延出力せしめる信号処理手段の構成
として、RAM11を制御下に持つDSP10が用いら
れている。
【0024】上記構成は、自動演奏ピアノの構成と電子
音源側の自動演奏を行わせる構成とでアンサンブル演奏
を行わせる従来の構成とほぼ同じである。ただし、上記
コントローラ100には、A/D変換回路501を介し
てマイク502がつながっており、カラオケができる構
成も有している。
【0025】本演奏制御装置では、コントロールパネル
102のパネル操作が特にない限り、マニュアル演奏モ
ード(演奏者がピアノを弾く状態)に設定してある(た
だしコントローラ100が演奏中でないことが条件)
が、パネル操作で曲の選択などの処理が行われる場合
は、常にアンサンブル演奏が行われるようにセットされ
ている。またコントローラ100に演奏させるデータが
ピアノパートのみのデータであれば、自動演奏ピアノの
みの演奏となる。
【0026】上記コントロールパネル102には、図3
に示すように、パネルスイッチ1021〜1026及び
その操作状態などを示す表示器1020の構成を有して
いる。ここでパネルスイッチは、選曲スイッチ1021
及び1022、PLAYスイッチ1023及び102
4、遅延スイッチ1025及び1026が示されてい
る。また上記表示器1020では、演奏状態でない時
に、選択されている曲名(あるいは曲番号)が、例えば
「No Song」(曲が選択されていない時)「So
ng1」「Song2」(選択された曲名)…のように
表示される。また演奏中は、現在の演奏位置やテンポな
どが表示される。他方後述するようにパネル操作で遅延
時間を設定できるように設定されているが、その遅延時
間設定モードでは、現在の設定遅延時間が表示される。
初期値は例えば100msとし、10ms毎に設定でき
るようにしている。
【0027】そして上記電子音源側の構成のうち、リバ
ーブなどの音響効果を付加するためのDSP10には、
そこで処理された楽音データが、上述のようにパネル操
作で指示された時間だけ遅延して出力されるよう、該D
SP10の制御プログラムがセットされている。セット
される遅延時間の一例としては、上記自動演奏ピアノ側
の構成において演奏情報が伝達されてから実際の弦がた
たかれるまでタイムラグが、本実施例では、100ms
秒程度であったので、同じ時間だけ、遅延時間として設
定されると良い。ただしこれに限定されるものではな
く、実際の上記タイムラグに合わせて、自由に設定でき
ることは言うまでもない。
【0028】上記コントローラ100のCPU101に
より、ドライブ装置(図示なし)を介してフロッピー
(登録商標)ディスク401(図面上はドライブではな
くフロッピーディスクの状態が図示されている)から、
標準MIDIファイル(Standard Midi File)で構成さ
れるMIDI演奏情報(音色の並びはGMなど)が読み
取られ、この演奏情報は、RAM103に一旦記憶され
る。
【0029】本演奏情報処理装置の該コントローラ10
0の構成により、曲の進行順序に従って、上記RAM1
03から演奏情報が読み出される。
【0030】読み出された演奏情報のうち、ピアノ演奏
パートの情報を基に、上記CPU101は、ソレノイド
駆動信号発生回路201を制御して、ソレノイド駆動信
号を発生せしめる。この信号を受けたソレノイド駆動装
置202により、ソレノイド(図示なし)が駆動せしめ
られる。該ソレノイドの駆動によって、鍵盤(図示な
し)が突き上げられるため、さらにアクション機構(図
示なし)を介して、ハンマ(図示なし)により打弦され
る。
【0031】一方上記演奏情報のうち、電子音源パート
の情報も、ピアノ演奏パート側の場合と同時に電子音源
301に供給される。
【0032】この演奏情報に従って、上記電子音源30
1により、エンベロープが付加された状態で楽音データ
が発生せしめられ、次のDSP10に供給される。
【0033】該DSP10では、楽音データにリバーブ
などの音響効果が付加されるが、本実施例では、上述の
ように、そこで処理された楽音データが上記のようにし
て設定された時間遅延して出力されることになる。
【0034】すなわち該DSP10は、楽音データを遅
延出力せしめる信号処理手段の構成として用いられてい
るが、該DSP10上では、以下のようにして遅延処理
がなされる。
【0035】図2に示すように、楽音発生回路である電
子音源301より出力される楽音データは、上記DSP
10によって、RAM11に対して書込まれ、所定時間
後に読出しがなされることによって、所定時間分の遅延
が行われる。
【0036】このDSP10自身の処理につき説明する
と、起動時に、該DSP10には、予めCPU101の
ROM104に蓄えられている処理プログラムとDSP
10を動作させるための係数データの初期値が、CPU
101からロードされる。初期値の係数データには、R
AM11に対する楽音データ(PCMデジタルデータな
ど)の書込みのアドレスを指定するライトアドレスWA
と読出しアドレスを指定するリードアドレスRAとが含
まれる。
【0037】一方、アンサンブル再生において、電子音
源301は、DSP10に対して楽音データを順次送り
出す。該DSP10は、設定されたWAとRAにしたが
って、楽音データのRAM11のWAへの順次書込みと
RAM11のRAからの楽音データの順次読出しを行
う。
【0038】さらに、DSP10により読み出された楽
音データは、D/A変換回路302に送り出され、アナ
ログ信号に変換され、アンプ303により増幅された
後、スピーカ304より、音として放出される。なお、
音源がステレオ出力の場合、以上の遅延処理は、R信号、
L信号の2チャンネル分の処理を行う。
【0039】従って、電子音源側に供給される演奏情報
は、電子音源301により、楽音データにされた状態
で、DSP10で所定時間だけ遅延せしめられて出力さ
れるので、ソレノイドによる自動演奏ピアノ側の打弦音
と同時に発音させることが可能となり、タイムラグのな
いアンサンブル演奏を行わせることができる。本実施例
構成では、特に密度の高い演奏情報が入力されてくる場
合でも、DSP10により楽音データの状態で、RAM
11のWAへの順次書込みとRAM11のRAからの楽
音データの順次読出しにより遅延出力されるので、上述
したポインタの追い越しによるデータのオーバーフロー
などが起こらず、正常なアンサンブル演奏が行えるよう
になる。
【0040】なお、上記遅延量についてであるが、RA
M11は、サンプリング周波数がf sで書込みアドレス
WAと読出しアドレスRAとが順次インクリメントして
いる。WAに対してRAはnアドレス(nはfsと遅延
量とで決まる)分だけずれたアドレスになるように指定
されているため、WAに格納されたデジタル楽音データ
は、RAM11に書き込まれてからtdelay=n/fs
け遅れてRAから読み出される。従って、電子音源30
1より出力された楽音デジタル信号は、DSP10によ
って、電子音源301より出力された時から、遅延時間
delay=n/fsだけ遅延されてD/A変換回路302
に出力されることになる。また、遅延量の最大量は、R
AM11の容量によるが、RAが指定できる範囲であれ
ば、以上のようなDSP10の動作原理から、演奏デー
タが密な場合においても、遅延処理ができなくなる(オ
ーバフローする)ことはない。
【0041】またDSP10による遅延時間の設定量で
あるが、遅延量の初期値を含む係数データの初期値は、
最後に電源を切った時の値が記憶されるようになってい
る。従って遅延量を変える場合は、コントロールパネル
102にある操作スイッチ1025及び1026で遅延
量を設定する。操作スイッチ1025及び1026で設
定されたデータは、CPU101の中にある操作スイッ
チ1025及び1026で設定されたデータをDSP1
0のRAに変換するテーブルなどを用いてRAを設定
し、該DSP10に送信する。なお、遅延時間設定部の
方法は、押しボタン式スイッチの操作スイッチに限ら
ず、ロータリーエンコーダや赤外線コントローラによっ
ても良い。
【0042】尚、フロッピーディスク401から読み取
られる標準MIDIファイルのファイルフォーマット及
びGMの音色の並びにつき説明する。
【0043】図4は標準MIDIファイルの基本フォー
マット構成が示されている。通常標準MIDIファイル
では、フォーマット0及びフォーマット1が使用され
る。図4は、フォーマット1の例であり、フォーマット
0では、トラックブロックが1のみとなる。このうちト
ラックデータは、MIDIイベント、システムエク
スクルーシブイベント、メタイベントで構成される。
【0044】MIDIイベント:MIDIイベントの
構成は、デルタタイムとMIDIチャンネルメッセージ
で構成される。このMIDIチャンネルメッセージに
は、押鍵情報(9n KeyNo. ベロシティ)、離鍵
情報(8n KeyNo. ベロシティ)、音色情報(C
n 音色No.)及びペダル情報(Bn 40 7F or 0
0)等が含まれる(ただしn=0〜F;1ch〜16c
hを表す)。
【0045】システムエクスクルーシブイベント:シ
ステムエクスクルーシブイベントの構成を図5に示す。
これはMIDIイベントやメタイベントで表現でき
ない情報のために使用される。例えばエフェクトの種類
などがある。
【0046】メタイベント:メタイベントの構成を図
6に示す。これはテンポや拍子、トラックデータ終了な
どのために使用される。
【0047】またGMの音色については、標準的に採用
されるリファレンス・音色テーブルが用いられる。ここ
では明示しないが、一般的にテーブル上に示される番号
が上記音色情報の音色No.である。実際の音色No.は
0から始まるため、データの中ではテーブル上に示され
る番号から1を引いた値となる。従ってテーブル上に示
される番号1は、Acoustic Grand Pianoとなっている
が、実際のデータでは音色No.=0がこれとなる。ア
ンサンブル演奏を行う上ではこの音色のみ自動演奏ピア
ノで演奏するものとするが、テーブル上に示される番号
2のBright Acoustic Pianoも演奏するようにしても良
い。
【0048】さらに他の番号3〜6の各種ピアノやその
他任意の音色No.を、自動演奏ピアノで演奏するパー
トとして設定しても良い。
【0049】図7は、上記演奏制御装置の基本処理を示
すフローチャートである。同図に示すように、本装置の
電源がONされると、初期化処理が行われる(ステップ
S101)。そして上記演奏制御装置のコントロールパ
ネル102上に設けられたパネルスイッチ1021〜1
026などのパネルスキャンを含むパネル処理が行われ
る(ステップS102)。その後自動演奏処理がなされ
る(ステップS103)。
【0050】他方図8は、曲の自動演奏などを行う際に
テンポをとるために必要なテンポタイマ割り込み処理の
処理フローが示されている。割り込み処理が実行される
毎に、クロックカウンタがインクリメントされる(ステ
ップS201)。
【0051】図9〜図11までは、上記パネル処理の処
理フローを示すフローチャートである。まず図9では、
上記選曲スイッチ1021によるスイッチイベントがあ
ったか否かがチェックされる(ステップS301)。該
スイッチイベントがあれば(ステップS301;Ye
s)、プレイフラグが立っている(=1)か否かがチェ
ックされる(ステップS302)。該フラグが立ってい
る場合(ステップS302;Yes)、プレイ中である
として、後述するステップS308に移行する。反対に
上記プレイフラグが立っていなければ(ステップS30
2;No)、停止中であるとして、上記曲が格納されて
いるフロッピーディスク401の前の位置に曲があるか
否かがチェックされる(ステップS303)。前の位置
に曲がない場合(ステップS303;No)は、上述と
同様、後述するステップS308に移行する。反対に曲
があれば(ステップS303;Yes)、ディスク位置
を前の位置とし、その位置の曲を前記RAM103にロ
ードする(ステップS304)。そして曲名を表示器1
020に表示する(ステップS305)。さらに演奏ポ
インタが初期化され(ステップS306)、選曲された
曲がRAM103へロード済みとされる(ステップS3
07)。
【0052】またステップS308では、上記選曲スイ
ッチ1022によるスイッチイベントがあったか否かが
チェックされる(ステップS308)。該スイッチイベ
ントがあれば(ステップS308;Yes)、プレイフ
ラグが立っている(=1)か否かがチェックされる(ス
テップS309)。該フラグが立っている場合(ステッ
プS309;Yes)、プレイ中であるとして、後述す
るステップS401に移行する。反対に上記プレイフラ
グが立っていなければ(ステップS309;No)、停
止中であるとして、上記曲が格納されているフロッピー
ディスク401の次の位置に曲があるか否かがチェック
される(ステップS310)。次の位置に曲がない場合
(ステップS310;No)は、上述と同様、後述する
ステップS401に移行する。反対に曲があれば(ステ
ップS310;Yes)、ディスク位置を次の位置と
し、その位置の曲を前記RAM103にロードする(ス
テップS311)。そして曲名を表示器1020に表示
する(ステップS312)。さらに演奏ポインタが初期
化され(ステップS313)、選曲された曲がRAM1
03へロード済みとされる(ステップS314)。
【0053】図10は、上記図9の処理フローの続きを
示すフローチャートである。まずPLAYスイッチイベ
ントがあったか否かがチェックされる(ステップS40
1)。該スイッチイベントがあれば(ステップS40
1;Yes)、プレイフラグが立っている(=1)か否
かがチェックされる(ステップS402)。該フラグが
立っている場合(ステップS402;Yes)、プレイ
中であるとして、後述するステップS407に移行す
る。反対に上記プレイフラグが立っていなければ(ステ
ップS402;No)、停止中であるとして、選曲され
た曲がRAM103にロード済みか否かがチェックされ
る(ステップS403)。該曲がロード済みでなければ
(ステップS403;No)、同じく後述するステップ
S407に移行する。反対にその曲がロード済みであれ
ば(ステップS403;Yes)、プレイフラグを立て
(=1)(ステップS404)、「演奏中」との表示が
なされ(ステップS405)、クロックカウンタが0に
セットされる(ステップS406)。
【0054】さらにステップS407では、STOPス
イッチイベントがあったか否かがチェックされる(ステ
ップS407)。該スイッチイベントがあれば(ステッ
プS407;Yes)、プレイフラグが立っている(=
1)か否かがチェックされる(ステップS408)。該
フラグが立っていない場合(ステップS408;N
o)、後述するステップS501に移行する。反対に上
記プレイフラグが立っていれば(ステップS408;Y
es)、自動演奏ピアノ203及び電子音源301の消
音がなされる(ステップS409)。そしてプレイフラ
グを0とし(ステップS410)、演奏ポインタの初期
化がなされ(ステップS411)、曲名の表示がなされ
る(ステップS412)。
【0055】図11は、上記図10の処理フローの続き
を示すフローチャートである。まず遅延スイッチ102
5によるスイッチイベントがあったか否かがチェックさ
れる(ステップS501)。該スイッチイベントがあれ
ば(ステップS501;Yes)、プレイフラグが立っ
ている(=1)か否かがチェックされる(ステップS5
02)。該フラグが立っている場合(ステップS50
2;Yes)、プレイ中であるとして、後述するステッ
プS507に移行する。反対に上記プレイフラグが立っ
ていなければ(ステップS502;No)、停止中であ
るとして、すでに設定されている遅延時間が下限に達し
ていないか否かがチェックされる(ステップS50
3)。下限に達している場合は(ステップS503;Y
es)、後述するステップS507に移行する。反対に
下限に達していなければ(ステップS503;No)、
遅延時間から10msを減じ(ステップS504)、新
しい遅延時間を表示器1020に表示して(ステップS
505)、前記DSP10に新しい遅延時間を送信する
ための係数データが送信される(ステップS506)。
【0056】さらにステップS507では、遅延スイッ
チ1026によるスイッチイベントがあったか否かがチ
ェックされる(ステップS507)。該スイッチイベン
トがあれば(ステップS507;Yes)、プレイフラ
グが立っている(=1)か否かがチェックされる(ステ
ップS508)。該フラグが立っている場合(ステップ
S508;Yes)、プレイ中であるとして、前記自動
演奏処理(ステップS103)に移行する。反対に上記
プレイフラグが立っていなければ(ステップS508;
No)、停止中であるとして、すでに設定されている遅
延時間が上限に達していないか否かがチェックされる
(ステップS509)。上限に達している場合は(ステ
ップS509;Yes)、前記ステップS103の自動
演奏処理に移行する。反対に上限に達してないければ
(ステップS509;No)、遅延時間に10msを加
算し(ステップS510)、新しい遅延時間を表示器1
020に表示して(ステップS511)、前記DSP1
0に新しい遅延時間を送信するための係数データが送信
される(ステップS512)。
【0057】図12は、SMFフォーマットが0の場合
の上記自動演奏処理の処理フローを示すフローチャート
である。同図に示すように、最初にプレイフラグが立っ
ているか否かがチェックされる(ステップS601)。
このプレイフラグが立っていない場合(ステップS60
1;No)、演奏準備ができていないとして、そこで処
理は最初に戻される(リターン)。反対にプレイフラグ
が立っている場合(ステップS601;Yes)、演奏
準備ができているので、クロックカウンタが0であるか
否かがチェックされる(ステップS602)。クロック
カウンタが0であれば(ステップS602;Yes)、
演奏が開始されていないものとして、そこで処理は最初
に戻される(リターン)。反対にクロックカウンタが0
でなければ(ステップS602;No)、クロックカウ
ンタがデクリメントされ(ステップS603)、待機デ
ータがあるか否かがチェックされる(ステップS60
4)。待機データがなければ(ステップS604;N
o)、後述するステップS609に移行する。反対に待
機データがあれば(ステップS604;Yes)、MI
DIのトラックデータのデルタタイムのデクリメントが
なされる(ステップS605)。そして該デルタタイム
が0になったか否かがチェックされる(ステップS60
6)。0になっていなければ(ステップS606;N
o)、前記ステップS602に復帰する。反対に0にな
れば(ステップS606;Yes)、後述する図13及
び図14に示されるデータ処理に移行する(ステップS
607)。そしてプレイフラグが立っているか否かがチ
ェックされる(ステップS608)。このプレイフラグ
が立っていない場合(ステップS608;No)、演奏
処理が終了したとして、そこで処理は最初に戻される
(リターン)。反対にプレイフラグが立っている場合
(ステップS608;Yes)、演奏処理中であるとし
て、演奏ポインタの示す位置のデータを待機データエリ
アに読み込む(ステップS609)。そして演奏ポイン
タを次の位置へ進める(ステップS610)。さらにデ
ルタタイムが0であるか否かがチェックされる(ステッ
プS611)。デルタタイムが0であれば(ステップS
611;Yes)、前記ステップS607に復帰しデー
タ処理が行われる。反対にデルタタイムが0でなければ
(ステップS611;No)、前記ステップ602に復
帰する。
【0058】図13は、前記データ処理(図12ステッ
プS607)の処理フローを示すフローチャートであ
る。まずデータ処理の対象がMIDIイベントであるか
否かがチェックされる(ステップS701)。MIDI
イベントでなければ(ステップS701;No)、後述
する図14のステップS801に移行する。MIDIイ
ベントであれば(ステップS701;Yes)、対象と
なるデータがノートデータか否かがチェックされる(ス
テップS702)。それがノートデータであれば(ステ
ップS702;Yes)、このチャンネルはピアノパー
トであるか否かがチェックされる(ステップS70
3)。ピアノパートであれば(ステップS703;Ye
s)、ソレノイド駆動信号発生回路201によりソレノ
イド駆動信号が発生せしめられ(ステップS704)、
自動演奏ピアノ203の弦が打弦される。反対にピアノ
パートでなければ(ステップS703;No)、電子音
源301で楽音データの生成による発音乃至その消音が
なされる(ステップS705)。そこで処理は最初に戻
される(リターン)。
【0059】他方前記ステップS702で対象となるデ
ータがノートデータでなければ(ステップS702;N
o)、対象となるデータが音色データであるか否かがチ
ェックされる(ステップS706)。音色データであれ
ば(ステップS706;Yes)、そのデータで示され
る音色No.が0(すなわちAcoustic Grand Pianoの音
色)であるか否かがチェックされる(ステップS70
7)。音色No.が0であれば(ステップS707;Y
es)、そのチャンネルをピアノパートに設定する(ス
テップS708)。反対に音色No.が0でなければ
(ステップS707;No)、そのチャンネルを電子音
源パートに設定する(ステップS709)。そこで処理
は最初に戻される(リターン)。尚、上述のように、N
o.3〜6というような任意のNo.を自動演奏ピアノパ
ートに割り当てても良い。
【0060】また前記ステップS706で対象となるデ
ータが音色データでなければ(ステップS706;N
o)、対象となるデータがペダルデータであるか否かが
チェックされる(ステップS710)。ペダルデータで
あれば(ステップS710;Yes)、そのチャンネル
がピアノパートであるか否かがチェックされる(ステッ
プS711)。ピアノパートであれば(ステップS71
1;Yes)、ペダル用ソレノイド(図示なし)駆動信
号が発生せしめられ、自動演奏ピアノ203でペダル処
理が行われる。反対にピアノパートでなければ(ステッ
プS711;No)、電子音源301におけるペダル制
御がなされる(ステップS713)。そこで処理は最初
に戻される(リターン)。
【0061】さらに前記ステップS710で対象となる
データがペダルデータでなければ(ステップS710;
No)、このチャンネルがピアノパートであるか否かが
チェックされる(ステップS714)。ピアノパートで
あれば(ステップS714;Yes)、そこで処理は最
初に戻される(リターン)。反対にピアノパートでなけ
れば(ステップS714;No)、電子音源301でそ
のデータに対応する制御がなされ(ステップS71
5)、処理は最初に戻る(リターン)。
【0062】図14は、図13のステップS701で対
象となるデータがMIDIイベントでないと判断された
場合の処理フローを示すフローチャートである。まず対
象となるデータがメタイベントであるか否かがチェック
される(ステップS801)。メタイベントでなければ
(ステップS801;No)、エクスクルーシブデータ
であるとして、エクスクルーシブ処理がなされる(ステ
ップS802)。反対にメタイベントでるあならば(ス
テップS801;Yes)、トラックデータ終了イベン
トであるか否かがチェックされる(ステップS80
3)。トラックデータ終了イベントであれば(ステップ
S803;Yes)、自動演奏ピアノ203および電子
音源301の消音処理がなされる(ステップS80
4)。そしてプレイフラグを0とし(ステップS80
5)、演奏ポインタを初期化し(ステップS806)、
曲名を表示して(ステップS807)、処理を最初に戻
す(リターン)。
【0063】前記ステップS803でトラックデータ終
了イベントでなければ(ステップS803;No)、対
象となるデータがテンポデータであるか否かがチェック
される(ステップS808)。テンポデータであれば
(ステップS808;Yes)、このテンポに応じた値
をテンポタイマにセットし(ステップS809)、処理
を最初に戻す(リターン)。反対にテンポデータでなけ
れば(ステップS808;No)、その他のメタイベン
ト処理が行われ(ステップS810)、その後、処理を
最初に戻す(リターン)。
【0064】以上詳述したように、楽音データにリバー
ブなどの音響効果が付加されるDSP10では、そこで
処理された楽音データが予め設定された時間だけ遅延し
て出力されることになる。すなわち、本DSP10が、
そこで処理され出力される楽音データに対して遅延バッ
ファと同等の役割を果たす。但し、ここでは、従来技術
の構成の場合と異なり、遅延されるデータは、演奏情報
ではなく、楽音データであり、単に溜めて出力するだけ
なので、上述したポインタの追い越しなどによるデータ
のオーバーフローといったことは起こらない。
【0065】他方上記実施例では、遅延時間の設定を、
ユーザによる遅延スイッチの操作で行っているが、遅延
時間を自動設定でセットすることもできる。すなわち、
自動演奏ピアノ203に打鍵タイミングを検出するため
のハンマセンサ(図示なし)を設置し、代表的な鍵に対
してコントローラ100から演奏情報を出力し、演奏情
報出力の時点から、ハンマが打鍵するまでのタイムラグ
を計測できる構成とすることで、遅延時間の自動設定が
可能となる。すなわち、ここで計測されたタイムラグを
予めCPU101に格納されている処理プログラムで遅
延時間を設定するためのリードアドレスデータを計算
し、上記DSP10に出力することで、遅延時間が自動
的にセットされる。
【0066】打鍵タイミングを検出するためのセンサと
しては、光センサ、磁気センサなどのハンマの動きを検
出するハンマセンサのほか、打弦音を検出するマイクロ
フォン、響板や弦の振動を検出する圧電センサなどを使
用できる。
【0067】図15は、そのような遅延時間の自動設定
構成の処理フローを示すフローチャートであり、また図
16は、その処理におけるカウンタのためのタイマ割り
込み処理(たとえば1ms割り込み)を示すフローチャ
ートである。まずカウンタが0にセットされ(ステップ
S901)、上記代表的な鍵に対し所定の強さでソレノ
イド駆動信号が発生せしめられる(ステップS90
2)。上記ハンマセンサなどから変換器を介して送られ
てくるA/D信号の入力値があるか否かチェックされる
(ステップS903)。該入力値を検出してから(ステ
ップS903;Yes)、上記カウンタの値に応じた遅
延時間をDSP10に送信する(ステップS904)。
その後上記鍵を消音するためのソレノイド駆動信号を発
生し(ステップS905)、上記ソレノイド駆動装置2
02に送る(ステップS906)。そして処理を最初に
戻す(リターン)。また図16に示すように、たとえば
1ms毎に割り込み処理がなされ、タイムラグを計るカ
ウンタのインクリメントがなされる(ステップS100
1)。ここで、タイマ割り込みが1msであり、カウン
タの値が500ならば、遅延時間は500msに自動設
定される。
【0068】(実施例2)図17は、上記実施例1と同
じ構成で、DSP10により、遅延出力される電子音源
301側の楽音データに対し、該DSP10で、音量制
御及びリバーブを含む種々の音響効果(エフェクト)が
なされた状態を示す回路ブロック図である。基本的構成
は上記実施例1と同じなので省略するが、本構成では、
音量制御や種々の音響効果付加を行うDSP10の従来
構成を用い、その処理プログラム及び係数データに、遅
延処理用のものを加えれば、それだけで本発明に係る演
奏制御装置が提供できるようになることが分かる。
【0069】(実施例3)図18は、同じく自動演奏ピ
アノ203の構成を含む上記本発明に係る演奏制御装置
の別の実施形態構成を示す回路ブロック図である。同図
に示すように、本実施例の演奏制御装置の基本構成は、
前記実施例1及び実施例2の構成の場合とほぼ同じであ
る。
【0070】ただし、本構成では、読み込み対象となる
CDから、MIDIデータで構成される演奏情報と、音
声やその他の楽器演奏音を含むオーディオ信号データ
が、コントローラ100に読み込まれることになる。も
ちろん読み込み対象はCDに限らず、例えばCD−R、
CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD
−R、DVD−RW、DVD+RW等、その形式は問わ
ない。
【0071】またDSP10には、電子音源301から
出力される楽音データと上記オーディオ信号データが入
力され、必要な音響効果付加処理がなされると共に、こ
れらのデータに基づく楽音乃至音声は所定時間遅延して
出力されることになる。
【0072】本実施例でも、上記自動演奏ピアノ203
側の構成において演奏情報が伝達されてから実際の弦が
たたかれるまでタイムラグが、100ms秒程度であっ
たので、同じ時間だけ遅延時間として、上記DSP10
に設定されている。ただしこれに限定されるものでない
ことは、上記実施例の場合と同様である。
【0073】従って、電子音源301から出力された楽
音データとコンパクトディスクCD402から読み出さ
れたオーディオ信号データは、DSP10で所定時間だ
け遅延せしめられて出力されるので、ソレノイドによる
自動演奏ピアノ側の打弦音と同時に発音させることが可
能となる。本実施例構成では、特に密度の高い演奏情報
が入力されてくる場合でも、DSP10により楽音デー
タの状態とオーディオ信号データのまま遅延出力される
ので、上述したポインタの追い越しによるデータのオー
バーフローが起こらず、正常なアンサンブル演奏が行え
るようになる。
【0074】尚、本発明の演奏制御方法及び演奏制御装
置、並びに楽音発生装置は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0075】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
〜請求項10記載の演奏制御方法及び演奏制御装置、並
びに請求項11記載の楽音発生装置の構成によれば、特
に密度の高い演奏情報が入力されてくる場合でも、楽音
データの状態で遅延出力されるので、上述したポインタ
の追い越しによるデータのオーバーフローなどが起こら
ず、正常なアンサンブル演奏が行えるようになるという
優れた効果を奏し得る。
【0076】また請求項3及び請求項8の構成によれ
ば、デジタルシグナルプロセッサを用いて楽音データを
所定時間遅延せしめて出力する構成としているため、楽
音データに対して種々の音響効果を付加する構成などと
して用いられているデジタルシグナルプロセッサの備え
られた既存の電子楽器やカラオケ機器などの構成に、ソ
フトウェア的な変更を加えるだけで、上記のようなアン
サンブル演奏をすることができるようになる。
【0077】さらに請求項2及び請求項7の構成では、
オーディオ信号データもアンサンブル音源として用いる
ことができ、この場合、楽器だけでなく、ボォーカル音
などにも対応でき、上記従来技術ではできなかったアン
サンブルを実現できるようになる。
【0078】なお、上記本発明の構成によれば、オーデ
ィオ信号データを遅延させることで、オーディオ信号デ
ータによる音と自動演奏ピアノの発音との発音タイミン
グを同期化させることができるので、オーディオ信号デ
ータがMP3やOggVorbisなどの形式であっても、良好
なアンサンブルを実現でき、新オーディオ形式(上記)
との親和性が良好であると言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動演奏ピアノ203の構成を含む上記本発明
に係る演奏制御装置の一実施形態構成を示す斜視図であ
る。
【図2】上記構成の回路ブロック図である。
【図3】コントロールパネル102の構成の詳細を示す
説明図である。
【図4】標準MIDIファイルの基本フォーマット構成
を示す説明図である。
【図5】システムエクスクルーシブイベントの構成を示
す説明図である。
【図6】メタイベントの構成を示す説明図である。
【図7】上記演奏制御装置の基本処理を示すフローチャ
ートである。
【図8】テンポタイマ割り込み処理の処理フローを示す
フローチャートである。
【図9】パネル処理の処理フローを示すフローチャート
である。
【図10】図9の処理フローの続きを示すフローチャー
トである。
【図11】図10の処理フローの続きを示すフローチャ
ートである。
【図12】SMFフォーマットが0の場合の上記自動演
奏処理の処理フローを示すフローチャートである。
【図13】データ処理(図12ステップS607)の処
理フローを示すフローチャートである。
【図14】図13のステップS701で対象となるデー
タがMIDIイベントでないと判断された場合の処理フ
ローを示すフローチャートである。
【図15】遅延時間の自動設定構成の処理フローを示す
フローチャートである。
【図16】上記遅延時間の自動設定処理におけるカウン
タのためのタイマ割り込み処理を示すフローチャートで
ある。
【図17】DSP10により、楽音データに対する音量
制御及びリバーブを含む種々の音響効果の付加とデータ
遅延出力処理がなされる状態を示す第2実施例の回路ブ
ロック図である。
【図18】自動演奏ピアノ203の構成を含む上記本発
明に係る演奏制御装置の3つ目の実施形態構成を示す回
路ブロック図である。
【図19】ピアノ自動演奏装置から発せられる音と電子
音源パートから発せられる楽音との間に発生するタイム
ラグを防ぐ従来構成を示す回路ブロック図である。
【図20】演奏情報を溜め込むリングバッファ600の
構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10 DSP 11 RAM 100 コントローラ 101 CPU 102 コントロールパネル 103 RAM 104 ROM 1020 表示器 1021〜1026 パネルスイッチ 1021、1022 選曲スイッチ 1023 PLAYスイッチ 1024 STOPスイッチ 1025、1026 遅延スイッチ 201 ソレノイド駆動信号発生回路 202 ソレノイド駆動装置 203 自動演奏ピアノ 300 遅延用バッファ 301 電子音源 302 D/A変換回路 303 アンプ 304 スピーカ 401 フロッピーディスク 402 コンパクトディスク 501 A/D変換回路 502 マイク 600 リングバッファ 601 書き込みポインタ 602 読み出しポインタ
フロントページの続き (72)発明者 岩瀬 勝彦 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内 (72)発明者 本多 久光 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内 (72)発明者 新妻 伸二 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内 (72)発明者 松田 寿徳 静岡県浜松市寺島町200番地 株式会社河 合楽器製作所内 Fターム(参考) 5D378 MM64 MM65 XX22

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のパートを演奏情報に基づき自動演
    奏させて、それ以外の自動演奏パートとアンサンブル演
    奏させる場合において、後者の自動演奏パートは、楽音
    データの状態で、前者の自動演奏パートの発音タイミン
    グに合わせて、遅延出力せしめることを特徴とする演奏
    制御方法。
  2. 【請求項2】 所定のパートを演奏情報に基づき自動演
    奏させて、それ以外の自動演奏パートとアンサンブル演
    奏させる場合において、後者の自動演奏パートは、少な
    くともオーディオ信号データを含んだ状態で、前者の自
    動演奏パートの発音タイミングに合わせて、遅延出力せ
    しめることを特徴とする演奏制御方法。
  3. 【請求項3】 デジタルシグナルプロセッサを用いて、
    上記所定の自動演奏パート以外の自動演奏パートのデー
    タ処理を行い、該データを所定時間遅延せしめて出力す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項2記載の演奏制
    御方法。
  4. 【請求項4】 演奏情報に基づき自動演奏させる上記所
    定のパートは、自動演奏ピアノパートであることを特徴
    とする請求項1〜請求項3いずれか1つに記載の演奏制
    御方法。
  5. 【請求項5】 上記データの遅延出力に関し、遅延時間
    を自動的に設定できるようにしたことを特徴とする請求
    項1〜請求項4いずれか1つに記載の演奏制御方法。
  6. 【請求項6】 所定のパートを演奏情報に基づき自動演
    奏させて、それ以外の自動演奏パートとアンサンブル演
    奏させる演奏制御装置において、後者の自動演奏パート
    の処理経路中に、信号処理手段を設けて、楽音データの
    状態で、前者の自動演奏パートの発音タイミングに合わ
    せ、遅延出力せしめることを特徴とする演奏制御装置。
  7. 【請求項7】 所定のパートを演奏情報に基づき自動演
    奏させて、それ以外の自動演奏パートとアンサンブル演
    奏させる演奏制御装置において、後者の自動演奏パート
    の処理経路中に、信号処理手段を設けて、少なくともオ
    ーディオ信号データを含んだ状態で、前者の自動演奏パ
    ートの発音タイミングに合わせ、遅延出力せしめること
    を特徴とする演奏制御装置。
  8. 【請求項8】 前記信号処理手段として、デジタルシグ
    ナルプロセッサを用いることを特徴とする請求項6乃至
    請求項7記載の演奏制御装置。
  9. 【請求項9】 演奏情報に基づき自動演奏させる上記所
    定のパートは、自動演奏ピアノパートであることを特徴
    とする請求項6〜請求項8いずれか1つに記載の演奏制
    御装置。
  10. 【請求項10】 上記データの遅延出力に関し、遅延時
    間を自動的に設定できるようにしたことを特徴とする請
    求項6〜請求項9いずれか1つに記載の演奏制御装置。
  11. 【請求項11】 電子音源側から出力される楽音データ
    に対し、所定の音響効果を付加する信号処理手段を有す
    る楽音発生装置において、外部の自動演奏装置に自動演
    奏させる制御構成からの遅延時間を受け付けて、上記信
    号処理手段により、外部の自動演奏装置の発音タイミン
    グに合わせて、楽音データを遅延出力せしめることを特
    徴とする楽音発生装置。
JP2001164989A 2001-05-31 2001-05-31 演奏制御方法、演奏制御装置及び楽音発生装置 Pending JP2002358080A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001164989A JP2002358080A (ja) 2001-05-31 2001-05-31 演奏制御方法、演奏制御装置及び楽音発生装置
DE10223992A DE10223992A1 (de) 2001-05-31 2002-05-29 Steuerverfahren für musikalische Darbietungen, Steuergerät für musikalische Darbietungen und Musiktöne erzeugendes Gerät
US10/156,852 US6750389B2 (en) 2001-05-31 2002-05-30 Musical performance control method, musical performance control apparatus and musical tone generating apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001164989A JP2002358080A (ja) 2001-05-31 2001-05-31 演奏制御方法、演奏制御装置及び楽音発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002358080A true JP2002358080A (ja) 2002-12-13

Family

ID=19007721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001164989A Pending JP2002358080A (ja) 2001-05-31 2001-05-31 演奏制御方法、演奏制御装置及び楽音発生装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6750389B2 (ja)
JP (1) JP2002358080A (ja)
DE (1) DE10223992A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006243537A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Yamaha Corp 鍵盤楽器

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7863513B2 (en) * 2002-08-22 2011-01-04 Yamaha Corporation Synchronous playback system for reproducing music in good ensemble and recorder and player for the ensemble
JP4134945B2 (ja) * 2003-08-08 2008-08-20 ヤマハ株式会社 自動演奏装置及びプログラム
JP4531415B2 (ja) * 2004-02-19 2010-08-25 株式会社河合楽器製作所 自動演奏装置
JP4803047B2 (ja) 2007-01-17 2011-10-26 ヤマハ株式会社 演奏支援装置および鍵盤楽器
JP5168968B2 (ja) * 2007-03-23 2013-03-27 ヤマハ株式会社 鍵駆動装置付き電子鍵盤楽器
JP4475323B2 (ja) * 2007-12-14 2010-06-09 カシオ計算機株式会社 楽音発生装置、及びプログラム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0533798A (ja) 1991-07-31 1993-02-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 軸流フアンのエアセパレータ
JP3197620B2 (ja) 1992-08-05 2001-08-13 株式会社河合楽器製作所 演奏情報通信装置
JP2773648B2 (ja) * 1994-06-17 1998-07-09 ヤマハ株式会社 電子楽器及び自動演奏装置
JP3221314B2 (ja) * 1996-03-05 2001-10-22 ヤマハ株式会社 楽音合成装置及び方法
JP2000352976A (ja) 1999-06-10 2000-12-19 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 自動演奏システム
JP2000352972A (ja) 1999-06-10 2000-12-19 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 自動演奏システム
JP2001195063A (ja) * 2000-01-12 2001-07-19 Yamaha Corp 演奏支援装置
US6417439B2 (en) * 2000-01-12 2002-07-09 Yamaha Corporation Electronic synchronizer for musical instrument and other kind of instrument and method for synchronizing auxiliary equipment with musical instrument
JP4403658B2 (ja) * 2001-01-18 2010-01-27 ヤマハ株式会社 楽曲データ出力装置及び楽曲データ出力方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006243537A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Yamaha Corp 鍵盤楽器
JP4501725B2 (ja) * 2005-03-04 2010-07-14 ヤマハ株式会社 鍵盤楽器

Also Published As

Publication number Publication date
US20020178898A1 (en) 2002-12-05
US6750389B2 (en) 2004-06-15
DE10223992A1 (de) 2003-01-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1670818B (zh) 基于不同种类音乐数据的合奏的音乐记录器
JP4608718B2 (ja) 楽器
JP5119932B2 (ja) 鍵盤楽器、ピアノおよび自動演奏ピアノ
JPH09319368A (ja) 電子楽器の移調制御装置
JP2002358080A (ja) 演奏制御方法、演奏制御装置及び楽音発生装置
JP3975526B2 (ja) カラオケ装置
JP7367835B2 (ja) 録音再生装置、録音再生装置の制御方法及び制御プログラム並びに電子楽器
JP2000214848A (ja) 演奏支援装置、演奏支援方法、および演奏支援プログラムを記録した記録媒体
JP4506147B2 (ja) 演奏再生装置及び演奏再生制御プログラム
JP2000047677A (ja) カラオケ装置
JPH08328555A (ja) 演奏制御装置
JP4056902B2 (ja) 自動演奏装置及び自動演奏方法
JP2007178890A (ja) 自動演奏装置
US20240029692A1 (en) Sound output system
JP3887957B2 (ja) カラオケ装置
JP3642043B2 (ja) 楽音生成装置
JP5375869B2 (ja) 楽曲再生装置、楽曲再生方法及びプログラム
JPH10143177A (ja) カラオケ装置
JP2005141246A (ja) 電子鍵盤楽器
JP3622315B2 (ja) カラオケの表示装置
JP2005062766A (ja) 自動演奏装置
JP2671889B2 (ja) 電子楽器
JP2005025096A (ja) 電子楽器の半自動演奏装置
JPH0511687A (ja) 歌唱力評価機能付自動演奏装置
JP2008152054A (ja) 演奏録音機能付き電子楽器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090715

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090825