JP2001195063A - 演奏支援装置 - Google Patents

演奏支援装置

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JP2001195063A
JP2001195063A JP2000003956A JP2000003956A JP2001195063A JP 2001195063 A JP2001195063 A JP 2001195063A JP 2000003956 A JP2000003956 A JP 2000003956A JP 2000003956 A JP2000003956 A JP 2000003956A JP 2001195063 A JP2001195063 A JP 2001195063A
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JP2000003956A
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Haruki Uehara
春喜 上原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 楽器の演奏支援において演奏者が任意に演奏
タイミングを制御できるようにする。 【解決手段】 主演奏データに基づいて譜面を生成し、
演奏の進行に対応させた態様でディスプレイに表示させ
る。表示態様としては、ディスプレイにはポインタ時刻
近傍の数小節分に対応する譜面を表示し、キューフラグ
が付されているノートオンに対応する音符を指示する矢
印とともに「キューフラグ」を示す文字を表示する。そ
して、演奏時間の進行に伴って譜面をスクロールさせて
時間進行を報知し、「キューフラグ」を示す文字をブリ
ンクさせることによって、次のキューフラグ位置を報知
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、楽器の演奏を支援
する演奏支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動演奏機能を備える電子ピ
アノなどにおいては、予め記憶された演奏データに基づ
いて演奏に対して支援を行う様々な技術が提案されてい
る。例えば、次に押下すべき鍵を指示するものや、演奏
者が行う主演奏に対して伴奏を付加するものなどが知ら
れている。このような伴奏を付加するものには、主演奏
の内容を記述する主演奏データ系列に所定の区切りを設
定しておき、所定の区切り毎に演奏者の演奏動作を待ち
受けするものが提案されている。より具体的には、所定
の区切りに対応する音高の鍵が押下されるまで伴奏の時
間進行を停止する。所定の区切りは、例えば曲想を変更
する点や、伴奏に使用する和音(コード)を変更する点
などに設定されている。これにより、主演奏に対応する
演奏動作と演奏データにおいて示される時間進行との間
にずれが生じた場合でも、主演奏と伴奏とを同期させる
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、曲想の変更
点などにおいて、打鍵のタイミングを故意に楽譜と異な
らせることによって個性的な演奏を行うことがある。こ
こで上述したような演奏動作の待ち受けを行う伴奏を付
加していた場合には、所定の区切りにおいて打鍵タイミ
ングを楽譜と異ならせると伴奏もそのタイミングに同期
するが、所定の区切り以外の位置では伴奏は同期しな
い。しかしながら、従来は主演奏データ系列において所
定の区切りの設定されている位置を演奏の進行と対応さ
せて演奏者が容易に認識できるようにはなっておらず、
演奏者が任意に演奏タイミングを制御することは困難で
あった。
【0004】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、演奏者が任意に演奏タイミングを制御する
ことを容易にする演奏支援装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の発明は、楽器の演奏を支
援する演奏支援装置であって、前記楽器の演奏内容を記
述する主演奏データ系列と、前記演奏に付加する伴奏内
容を記述する伴奏データ系列とを対応付けた演奏データ
を記憶する演奏データ記憶手段と、前記主演奏データ系
列に含まれる個々の主演奏データと前記伴奏データ系列
に含まれる個々の伴奏データとを読み出す読出手段と、
楽器の演奏動作と前記主演奏データとを比較し、該比較
結果に応じて前記主演奏データおよび前記制御データの
進行を制御する制御手段と、前記制御手段において比較
を行う演奏動作を演奏者に報知する報知手段とを備える
ことを特徴とする。請求項2に記載の発明は、楽器の演
奏を支援する演奏支援装置であって、前記楽器の演奏内
容を記述する主演奏データ系列と、前記演奏に付加する
伴奏内容を記述する伴奏データ系列とを対応付けた演奏
データを記憶する演奏データ記憶手段と、前記主演奏デ
ータ系列に含まれる個々の主演奏データと前記伴奏デー
タ系列に含まれる個々の伴奏データとを共通の時間進行
に従って読み出す読出手段と、予め前記演奏データに記
述された所定の区切りにおいては、読み出した前記主演
奏データに対応した演奏動作を検出するまで前記読出手
段における時間進行を停止する制御手段と、前記所定の
区切りに対応する演奏動作を演奏者に報知する報知手段
とを備えることを特徴とする。請求項3に記載の発明
は、請求項2に記載の演奏支援装置において、前記報知
手段は、前記主演奏データ系列に基づいて生成した譜面
を表示する表示手段を備え、前記表示手段に表示した譜
面において前記所定の区切りに対応する音符である旨の
表示を前記読出手段における時間進行に基づいて行うこ
とを特徴とする。請求項4に記載の発明は、請求項3に
記載の演奏支援装置において、前記前記所定の区切りに
対応する音符を他の音符と異なる態様で表示することを
特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0007】[1.実施形態の構成]図1は、ピアノ10
0の外観構成を示す図であり、図2は、ピアノ100の
主要部内部の構成を示す図である。ピアノ100は、鍵
1の運動をハンマ2に伝達するアクションメカニズム3
と、ハンマ2によって打撃される弦4と、鍵1を駆動す
るソレノイド5と、弦4の振動を止めるためのダンパ6
とを備えており、これらの構成は一般的な自動ピアノと
同様である。また、このピアノ100には、通常のアコ
ースティックピアノと同様にバックチェック7が設けら
れており、打弦後のハンマ2がハンマーアクション機構
に戻ったときのハンマ2の暴れを防止する。他にも、こ
のピアノ100は、通常のアコースティックピアノに搭
載される機構と同様のものを備えている。さらに、この
ピアノ100には、ハンマ2の打弦を阻止する不図示の
ストッパが設けられており、このストッパは、演奏者の
指示あるいは操作に応じて、打弦を阻止する位置と打弦
を許容する位置との間で電気的あるいは機械的に移動可
能にされている。
【0008】また、このピアノ100は、コントローラ
11、サーボコントローラ12、電子楽音発生部25、
キーセンサ26、MIDIインターフェイス110、デ
ィスクドライブ120、およびディスプレイ130を備
えている。コントローラ11は、CPU(中央処理装
置)、ROM(リードオンリーメモリ)およびRAM
(ランダムアクセスメモリ)などを有しており、ピアノ
100の各部を制御するものである。サーボコントロー
ラ12は、速度指示値Vrに応じた励磁電流をソレノイ
ド5に供給するとともに、ソレノイド5から供給される
フィードバック信号としての出力速度Vyと速度指示値
Vrを比較し、両者が一致するようにサーボ制御を行う
ものであり、速度指示値Vrは、各時刻における鍵1の
位置に対応した速度を示す値としてコントローラ11か
ら適宜出力される。電子楽音発生部25は、コントロー
ラ11の制御に基づいて電子的な楽音を発生するもので
あり、音源やスピーカ等から構成されされており、伴奏
を自動演奏する場合場合などに用いられる。なお、伴奏
をピアノ100以外の外部機器に行わせる場合には、M
IDIインターフェイス110からMIDI信号を外部
機器に送信することもできるように構成されている。キ
ーセンサ26は、各鍵1の下面側に設けられ、対応する
鍵1の動作を検出するセンサであり、各鍵1の状態を示
す信号を検出してコントローラ11に出力する。コント
ローラ11は、これらのキーセンサ26から供給される
信号に基づいて、後に詳しく説明するようにディスプレ
イ130に対して演奏支援画面を表示させる。
【0009】ディスクドライブ120は、例えばDVD
−ROMやCD−ROMなどの外部記録媒体に記録され
たデータを読み出す装置であり、本実施形態では、演奏
データをコントローラ11に供給するために用いられ
る。ディスプレイ130は、タッチパネル付きの液晶デ
ィスプレイであって、譜面立ての横に上下左右に回動可
能に支持されており、コントローラ11は、表示内容の
制御やパネル状態の検出を行うことができるように構成
されている。本実施形態では、ディスプレイ130は、
ピアノ100の演奏状態などを表示したり、各種設定を
行うためのパネルとして用いられる他、演奏支援画面を
表示するために用いられる。
【0010】次に、演奏支援を行うためのデータ構成に
ついて説明する。本実施形態では、演奏の進行を記述し
た演奏データに基づいて演奏支援制御を行うものとし、
演奏データはMIDIフォーマットで記述され、ディス
クドライブ120から供給される。図3は演奏データの
一部を示した図である。MIDIデータは、イベントデ
ータと、これらの時間間隔を示すタイミングデータと、
エンドデータとからなるシーケンスデータで構成されて
いる。
【0011】イベントデータは、ノートオンイベントや
ノートオフイベント、ノートナンバ、およびベロシティ
を示すデータを有している。なお、ノートオンおよびノ
ートオフ以外のイベントについては、本実施形態では説
明を省略する。また、MIDIデータでは最大16系統
の楽器をコントロールすることができるようになってお
り、このためノートイベントデータとして最大16系統
のデータを記述することができる。本実施形態では、各
系統毎にシーケンスデータが作成されており、各シーケ
ンスはTr0〜Tr15までのトラック名で特定される
ようになっている。
【0012】所定の1系統のイベントデータのノートオ
ンイベントのベロシティを示す部分には、キューフラグ
という識別子が記述されるようになっている(図3に示
した「Cf」参照)。つまり、コントローラ11は、M
IDIデータの所定の系統のノートオンイベントのベロ
シティを示す部分を参照することにより、このノート
(音高)がキューフラグに特定されるものであるか否か
を判別することができるようになっている。なお、キュ
ーフラグであることを記述するための情報は、上記のよ
うにベロシティの部分に書き込む以外にも、他の部分に
書き込むようにしてもよい。
【0013】本実施形態では、上述した各系統に対して
図4に例示するように、演奏のメロディラインを示す主
演奏トラックと、電子楽音発生部25において発生させ
る伴奏内容を示す伴奏トラックとを割り当て、主演奏ト
ラックに含まれるノートオンイベントに所定の区切り毎
にキューフラグを付しておく。そして、キューフラグが
付された主演奏トラックのノートオンイベントの実行タ
イミングを、センサ26が検出する鍵1の押鍵操作に基
づいて制御することによって、あわせて伴奏トラックの
イベントデータの実行タイミングも制御する。なお、鍵
1を半押し状態とする演奏ガイドは行わないようにして
もよいし、各鍵毎に設けたLEDによる点灯表示などに
よって演奏ガイドを行うようにしてもよい。これによ
り、予め演奏の進行にあわせて伴奏内容を記述しておく
ことができ、押鍵操作に基づいて進行を制御できるの
で、演奏者がタイミングをコントロールできるようにな
る。コントローラ11は、所定のタイミングにおいて実
行すべきイベントデータが含まれるトラック番号に基づ
いて異なる制御を行えるようになっており、図4に示す
例では、トラックTr0のイベントデータに基づいてデ
ィスプレイ130に譜面を表示するとともにソレノイド
5を制御し、トラックTr1のイベントデータに基づい
て電子楽音発生部25を制御するように設定されてい
る。
【0014】[2.実施形態の動作]次に、上述した構成
を備える本実施形態の動作について、演奏支援動作の概
要説明した後、ピアノ100の詳細な動作についてそれ
ぞれ説明する。
【0015】[2−1.概要動作]図5は、上述した主演
奏トラックおよび伴奏トラックのデータの内容例を楽譜
として表示した図である。以下の説明においては、タイ
ミングの特定について、「イベント時刻」および「ポイ
ンタ時刻」2種類の時刻を用いる。「イベント時刻」と
は、上述したタイミングデータの累積によって特定され
る時刻であり、演奏データに含まれる各イベントデータ
を実行すべき時刻を示す。例えば、図5に示す具体例で
は、コントローラ11の分解能=2(1/8分音符を基
本単位)とした場合の各音符の演奏時刻を「イベント時
刻」の時系列に示している。この例によれば、キューフ
ラグの付されたノートオンイベントは、イベント時刻t
8およびt16において演奏されることになる。このイ
ベント時刻によって示されるタイミングは、演奏データ
に含まれる16のトラックTr0〜Tr15共通の時刻
であり、これにより、各トラックに含まれるイベントデ
ータの同期をとることができるようになっている。
【0016】一方、「ポインタ時刻」とは、イベントデ
ータを実行している時刻、すなわち現在演奏中の時刻を
示しているものである。キューフラグを用いない通常の
MIDIデータに基づく演奏であれば、ポインタ時刻は
テンポによって規定される一定の時間間隔で進行してい
くが、本実施形態のようにキューフラグを用いて演奏進
行の待ち受けを行う場合には、必ずしも一定の時間間隔
で進行するとは限らない。なお、以下の説明において
は、イベント時刻およびポインタ時刻の他に、「キュー
フラグ時刻」を用いる場合があるが、これはイベント時
刻のうちの、特にキューフラグが付されたノートオンイ
ベントを実行すべき時刻を示すものである。また、図5
中の「経過時間」は、キューフラグに対応する押鍵イベ
ントの待ち受け状態になってからの経過時間を示して
る。なお、本実施形態における「キューフラグに対応す
る押鍵イベント」とは、キューフラグが付されたノート
イオンイベントに含まれるノートナンバに対応した鍵1
の押鍵をキーセンサ26が検出した場合をいう。
【0017】本実施形態では、押鍵イベントの待ち受け
状態は、キューフラグ時刻を前後する所定時間継続する
ものとしている。これは、演奏者が演奏データが示すキ
ューフラグ時刻よりも、早くあるいは遅く押鍵しても、
伴奏タイミングを演奏に同期させるためである。より具
体的には、キューフラグに対応する押鍵の待ち受け時間
(図5中の「経過時間」)においては、ポインタ時刻の
進行をいったん停止し、キューフラグに対応した押鍵イ
ベントがあったときにキューフラグ時刻からポインタ時
刻の進行を開始する。なお、押鍵イベントの待ち受け状
態が開始してから所定時間が経過しても押鍵イベントが
なかった場合には、ミスタッチや誤検出により押鍵イベ
ントが検出されなかった場合などであって、演奏者の演
奏動作自体は進行している場合があるので、待ち受け状
態は解除して、未実行のイベントデータに対応するイベ
ント時刻からポインタ時刻の進行を開始する。
【0018】図6は、図5に示した主演奏トラックに対
応する譜面をディスプレイ130に表示したものを例示
した図である。本実施形態では、キューフラグの付され
たノートオンイベントに対応する位置を譜面に記すこと
によって、演奏者に対して次に所定の区切りとなる位置
を報知するようになっている。より具体的には、コント
ローラ11は、トラックTr0に含まれる各データに基
づいて譜面を生成し、演奏の進行に対応させた態様でデ
ィスプレイ130に表示させる。表示態様としては、デ
ィスプレイ130にはポインタ時刻近傍の数小節分に対
応する譜面を表示し、キューフラグが付されているノー
トオンに対応する音符を指示する矢印とともに「キュー
フラグ」を示す文字を表示する。そして、演奏時間の進
行に伴って譜面をスクロールさせて時間進行を報知し、
「キューフラグ」を示す文字をブリンクさせることによ
って、次のキューフラグ位置を報知する。なお、演奏デ
ータに基づいて譜面を生成する技術は周知であるので詳
細な説明を省略する。また、演奏支援動作としてのソレ
ノイド5の駆動は、ハンマ2が弦4を打撃しない程度に
鍵1を駆動する、いわゆる鍵1の半押し状態とすること
により、演奏者に対して押下すべき鍵を報知するものと
する。
【0019】本実施形態では、上述したような処理を行
うために、コントローラ11において実行する処理にお
いて必要なデータを一時的に記憶しておくバッファ(押
鍵バッファ、イベントバッファ、キューフラグバッフ
ァ)がピアノ100のコントローラ11のRAMに設け
られる。図7は、各種バッファの内容例を示す図であ
り、(1)は押鍵バッファの内容例を示し、(2)はイ
ベントバッファの内容例を示し、(3)はキューフラグ
バッファの内容例を示している。
【0020】押鍵バッファは、キーセンサ26によって
検出された鍵1の押鍵操作内容を記憶するバッファであ
る。コントローラ11には、鍵1とノートナンバとの対
応が予め設定されており、鍵1毎に押鍵イベントを検出
すると、当該鍵1に対応したノートナンバを認識できる
ようになっている。イベントバッファは、次に実行すべ
きイベントデータを予めディスクドライブにセットされ
たディスクから読み出して記憶するバッファであり、図
7(2)に示すように、当該イベントデータのトラック
番号、イベント、ノートナンバ、およびイベント時刻を
対応付けて記憶するようになっている。キューフラグバ
ッファは、キューフラグの内容を記憶するバッファであ
り、図7(3)に示すように、キューフラグが付された
ノートオンイベントのノートナンバ、キュー実行待ち状
態になってからの経過時間、およびキューフラグ時刻を
対応付けて記憶するようになっている。これらのバッフ
ァを用いた詳細な処理について、次にフローチャートを
参照しながら説明する。
【0021】[2−2.ピアノ100の詳細動作] [2−2−1.メインルーチン]図8に示したフローチャ
ートは、ピアノ100のコントローラ11が、内部のメ
モリに記憶されたプログラムに従って実行する処理のメ
インルーチンである。この図に示す処理は、例えば上述
したディスプレイ130のタッチパネルの操作などによ
って演奏開始が指示された時に開始する。コントローラ
11は、この図に示す処理を開始すると、まず各種設定
などの初期化処理を行う(S100)。ここでは、例え
ば上述した各種バッファの初期化や、ポインタ時刻の初
期化などを行う。初期化が終了すると、コントローラ1
1は、後にそれぞれ詳しく説明する押鍵処理(S20
0)、演奏データ読出処理(S300)、およびイベン
ト実行処理(S400)を演奏終了まで循環させる。な
お、循環は、イベント時刻系列における基本単位の時間
毎に1循環するものとする。
【0022】[2−2−2.押鍵処理]図9に示すフロー
チャートは、押鍵処理(図8:S200)のサブルーチ
ンを示したものである。押鍵処理は、演奏者が行った鍵
1の操作状態を検出するルーチンであり、コントローラ
11は、まずキーセンサ26の検出値を取り込む(S2
01)。そして、検出値に基づいて押鍵イベントの有無
を判定し(S202)、押鍵イベント有りと判定した場
合には(S202;YES)、図7(1)に示すように
押鍵イベントを検出された鍵1に対応するノートナンバ
を押鍵バッファに書き込んで(S203)、処理をメイ
ンルーチンに戻す。
【0023】一方、ステップS202の判定において、
押鍵イベント無しと判定した場合には(S202;N
O)、次に離鍵イベントの有無を判定し(S204)、
離鍵イベント有りと判定した場合には(S204;YE
S)、離鍵イベントを検出された鍵1に対応するノート
ナンバを押鍵バッファから消去して(S205)、処理
をメインルーチンに戻す。ステップS204の判定にお
いて、離鍵イベント無しと判定した場合には(S20
4;NO)、鍵1の状態に変化がなかったと判定できる
ので、そのまま処理をメインルーチンに戻す。この処理
を繰り返し行うことによって、コントローラ11は、演
奏者が鍵1を操作した状態を押鍵バッファに記憶された
データによって認識することができる。
【0024】[2−2−3.演奏データ読出処理]図10
に示すフローチャートは、演奏データ読出処理(図8:
S300)のサブルーチンを示したものである。演奏デ
ータ読出処理は、演奏データ中のMIDIシーケンスか
ら次に実行すべきイベントデータを予め読み出して、図
7(2)に示したイベントバッファに記憶しておく処理
である。なお、イベントデータを読み出すための読出タ
イマは、各トラック毎に設けられている。
【0025】コントローラ11は、まず最初のトラック
Tr0から読み出しを開始する(S301)。読み出し
を開始すると、読出タイマが示す値が0であるか否か、
すなわち、このトラックのイベントデータの読み出しタ
イミングであるか否かを判定する(S302)。なお、
読出タイマにセットされる値は、後に説明するように、
次のイベントデータを読み出すまでの時間を示してお
り、ルーチンが1循環する毎に1づつデクリメントされ
ることによって、時間の経過をしめすものである。ステ
ップS302の判定において、イベントデータの読み出
しタイミングであると判定した場合は(S302;YE
S)、次に実行すべきイベントデータを読み出して(S
303)、そのイベントデータを実行すべきイベント時
刻をタイミングデータに基づいて算出する(S30
4)。そして、図7(2)に示すように、トラック番
号、イベントの種類、ノートナンバ、およびイベント時
刻をイベントバッファに書き込んで(S305)、次に
イベントデータを読み出すまでの時間を読出タイマにセ
ットする(S306)。ここでセットする時間は、イベ
ント時刻よりも所定時間前になるような時間にしてお
く。これによって、予めイベントデータを読み出してお
くことができるようになり、キューフラグに対応する押
鍵イベントの待ち受けもキューフラグ時刻よりも前から
開始することが可能となる。
【0026】コントローラ11は、今回読み出したイベ
ントデータにキューフラグが付されているか否かを判定
し(S307)、キューフラグが付されていると判定し
た場合には(S307;YES)、図7(3)に示すよ
うに、キューフラグの付されたノートオンイベントのノ
ートナンバをキューフラグバッファに書き込む(S30
8)。このとき、あわあせてステップS304で算出し
たイベント時刻をキューフラグ時刻としてセットする。
なお、この時点ではキューフラグを書き込んでから時間
の経過がないので、経過時間は0とする。
【0027】キューフラグへの書き込み(S308)が
終了した後、あるいはステップS307の判定におい
て、キューフラグが付されていないと判定した場合は
(S307;NO)、全トラックのMIDIデータにつ
いて読出処理を実行したか否かを判定し(S309;N
O)、まだ読出処理を行っていないトラックが残ってい
ると判定した場合は(S309;NO)、処理対象を次
のトラックに変更して(S310)、ステップS302
の読出タイマ値の判定に移行させる。ところで、このス
テップS302の判定において、読出タイマ値が0では
ない、すなわちイベントデータを読み出すタイミングで
はないと判定した場合は(S302;NO)、読出タイ
マ値を1デクリメントした後(S311)、全トラック
について処理を終了したか否かの判定を行う(S30
9)。そして、ステップS309の判定において全トラ
ックについて処理を終了したと判定すると(S309;
YES)、演奏データ読出処理を終了してメインルーチ
ンに戻る。
【0028】[2−2−4.イベント実行処理]図11に
示すフローチャートは、イベント実行処理(図8:S4
00)のサブルーチンを示したものである。イベント実
行処理は、イベントバッファに記憶されたイベントデー
タを実行するための処理であり、キューフラグに対応し
た押鍵イベントの待ち受けも、このルーチンで行うもの
である。コントローラ11は、キューフラグバッファに
データが記憶されているか否かをまず判定し(S40
1)、キューフラグバッファにデータが記憶されてい
る、すなわち、キューフラグに対応した押鍵イベントの
待ち受け状態であると判定した場合は(S401;YE
S)、キューフラグバッファに記憶されているノートナ
ンバと押鍵バッファに記憶されているノートナンバが一
致するか否かを判定する(S402)。ここで、両者が
一致すると判定した場合は(S402;YES)、キュ
ーフラグの付されたノートオンイベントが指示した鍵1
を演奏者が操作したものと判定できるので、先に説明し
たように、待ち受け状態を解除すべく、ポインタ時刻を
キューフラグ時刻にセットする(S403)。
【0029】一方、ステップS402の判定において、
キューフラグバッファに記憶されているノートナンバと
押鍵バッファに記憶されているノートナンバが一致しな
いと判定した場合は(S402;NO)、キューフラグ
の付されたノートオンイベントが指示した鍵1を演奏者
が操作していない、あるいは、ことなる鍵1を操作した
と判定できるので、キューフラグバッファ中の経過時間
(図7(3)参照)を1インクリメントする(S40
4)。そして、経過時間値が、待ち受け許容時間として
の所定値以上になったか否かを判定し(S405)、所
定値未満、すなわち、経過時間がいまだ許容時間内であ
ると判定した場合には(S405;NO)、キューフラ
グに対応した押鍵イベントの待ち受け状態を継続すべ
く、イベント実行処理を終了してメインルーチンに戻
る。一方、経過時間値が所定値以上になったと判定した
場合には(S405;YES)、待ち受け状態を解除す
べく、次に実行すべきイベントデータのイベント時刻を
ポインタ時刻にセットする(S406)。ステップS4
03あるいはステップS406において、待ち受け状態
を解除するポイント時刻のセットを行った後、キューフ
ラグバッファのデータを削除する(S407)。
【0030】ところで、ステップS401の判定におい
て、キューフラグバッファにはデータが記憶されていな
いと判定した場合は(S401;NO)、押鍵イベント
の待ち受け状態ではないので、通常の演奏としてポイン
タ時刻を進行させるべく、ポインタ時刻を1インクリメ
ントする(S410)。
【0031】ステップS403、S406、あるいはS
410において今回処理すべきポインタ時刻をセットす
ると、コントローラ11は、イベントバッファを参照し
てこのポインタ時刻に対応したイベントを実行する(S
408)。ここでは、ディスプレイ130に表示する譜
面をポインタ時刻に応じてスクロールさせる処理を行
う。なお、画面表示を行うためのイベントデータの読み
出しは、ステップS303におけるイベントデータの読
み出しとは独立して行われている。例えば、譜面の中央
にポインタ時刻に対応する位置が表示されるように制御
してもよいし、小節単位でスクロールするようにしても
よい。そして、キューフラグの付されたノートオンイベ
ントに対応する位置が表示される場合には、キューフラ
グを示す文字も表示し、次のキューフラグについては、
表示した文字をブリンクさせる。これにより、画面上に
複数のキューフラグが表示されている場合でも、直近の
キューフラグを容易に認識できる。また、先に図4を参
照しながら説明したように、実行すべきイベントデータ
が含まれていたトラック番号毎にコントローラ11が行
う制御内容が対応づけられている。図4に示す例では、
実行すべきイベントデータがトラックTr0のデータで
あればこのノートナンバに対応した鍵1のソレノイド5
を制御し、トラックTr1のデータであればこのノート
ナンバに対応した音高の楽音を電子楽音発生装置25に
発生させる。このような、各トラックに対応したイベン
トデータに基づく制御を実行した後(S408)、コン
トローラ11は、実行したイベントデータをイベントバ
ッファから削除して(S409)、イベント実行処理を
終了する。
【0032】[3.まとめ]このように、本実施形態で
は、演奏者に対する演奏支援や伴奏の自動演奏などの音
楽データの時間進行にあわせて予め演奏データに記述し
ておき、キューフラグに対応する押鍵イベントの待ち受
けができるようになっているので、演奏タイミングが演
奏データに記述されたタイミングよりも前後した場合で
あっても、あわせて付与すべき効果の制御も待ち受け状
態になっているので、演奏動作と伴奏を同期させること
ができる。このキューフラグに対応する押鍵イベントの
位置はディスプレイ130に表示されれるので、演奏者
は所定の区切り位置を認識することが可能となり、任意
に演奏タイミングを制御することが容易になる。
【0033】[4.変形例]本発明は、上述した実施形態
に限らず、以下に示すような各種の変形が可能である。
【0034】上記実施形態では、所定の区切りに対応す
る演奏動作を演奏者に報知する手段として、図6に例示
するようにディスプレイ130に譜面の一部を表示し、
キューフラグに対応するノートオンイベントを文字で示
すようにしているが、これに限らず、図12に示すよう
に音符の形や色を他の音符と異なる態様で表示するよう
にしてもよい。あるいは、譜面ではなく、音高を文字で
表示するようにした場合には、図12に示すようにキュ
ーフラグに対応する文字については、他の文字よりも大
きく表示したり、異なる色で表示するようにしてもかま
わない。また、反転表示やブリンクなどによって表示態
様を異ならせてもよい。報知する手段としてディスプレ
イ130のような表示手段に限らず、例えば鍵1の半押
し状態により演奏支援を行う場合には、例えば鍵を振動
させるなどの態様を用いるようにしてもかまわない。さ
らに、演奏者の演奏がキュータイミングをこえてしまっ
た場合(例えば、図5に示す時刻t8になってもノート
ナンバ67の鍵が押されない場合)には、通常の次のキ
ューイベントの表示態様とはさらに異なる表示態様とす
るようにして、注意を喚起するようにしてもよい。注意
喚起の表示態様としては、例えば、ブリンクの時間間隔
を短くするようにしてもよいし、色を異ならせるように
してもよい。
【0035】上記実施形態においては、主演奏に同期し
て再生するトラックの内容は伴奏であるものとして説明
しているが、演奏以外の制御内容が記述されていてもか
まわない。たとえば、MIDIインターフェイス110
を介して接続される楽器以外の効果装置を制御するもの
でもよい。このような他装置はMIDI信号によって制
御できればどのようなものでもよく、照明装置、ディス
プレイ、サウンドシステム、送風装置や香り発生装置な
ど、ピアノ100が楽器として備える通常の機能以外の
もので制御可能なのが対象となる。また、各効果装置で
付与する効果についても、予め記憶したデータによる制
御が行えればどのようなものでもよく、記憶しておくデ
ータの形式もどのようなものでもかまわない。例えば、
動画であればMPEG(Moving Picture Experts Grou
p)などをもちいればよいし、オーディオであればAD
PCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulatio
n)形式のデータでもよいし、MIDIデータに基づい
て音源で楽音を生成するようにしてもかまわない。
【0036】なお、演奏者が演奏する楽器についても、
上記実施形態のようなピアノにかぎらず、キーボードや
オルガンのような他の鍵楽器であってもよいし、演奏者
が音高を特定して演奏動作を行う楽器であって、演奏動
作を検出できるものであれば管楽器や弦楽器のような他
の楽器であってもかまわない。
【0037】演奏動作を検出する手段についても、上記
のようなキーセンサに限らず、演奏者の動作に対応して
指示された音高を検出できればどのようなものでもかま
わない。あるいは、演奏動作であれば音高に限らず、検
出可能なものであれば例えばダンパペダルの押下など他
の動作であってもかまわない。
【0038】上記実施形態では、演奏データに記述され
た所定の区切りを示すデータとして、上記実施形態では
キューフラグを用いているが、これに限らず他の識別子
を用いるようにしてもかまわない。例えば小節線を示す
データを含めた場合は小節線データを用いてもよいし、
カラオケデータのようにさび区間の開始を示すマークな
どを記述しているような場合には、このようなマークを
用いてもかまわない。あるいは、識別子を用いずに、所
定の時間条件や何音符毎などといった他の情報を演奏デ
ータのヘッダなどに記述しておいてもかまわない。な
お、キューフラグを用いた制御も上記実施形態に示した
ものに限定されず、例えば、待ち受け状態になってから
押鍵イベントを検出するまでの時間に基づいてテンポコ
ントロールを行うようなものがあってもよい。例えば、
待ち受け状態になってから押鍵イベントを検出するまで
の時間が短い場合には、次のキューフラグまでのテンポ
をはやくする制御を行い、待ち受け状態になってから押
鍵イベントを検出するまでの時間が長い場合には、次の
キューフラグまでのテンポを遅くする制御を行うように
してもよい。
【0039】上記実施形態では、キューフラグがバッフ
ァに記憶されている場合には、該キューフラグのノート
ナンバに対応する押鍵イベントを検出するまでポインタ
時刻の進行を停止することによって、楽器の演奏動作と
主演奏データとを比較し、該比較結果に応じて主演奏デ
ータおよび伴奏データの進行を制御しているが、進行の
停止に限らず、例えば、進行速度を徐々に遅くするよう
にしてもよい。また、上記実施形態では、楽器の演奏動
作と主演奏データとを比較する際には、主演奏データの
進行と伴奏データの進行とを同一のポインタ時刻を用い
て一致させているが、主演奏データの進行のみを停止
し、制御データの進行は少し先まで進ませてから停止す
るようにしてもよいし、伴奏データの進行速度を徐々に
遅くするようにしてもよい。なお、上記実施形態では、
キューフラグに対応する押鍵イベントの待ち受け状態に
なってから所定時間が経過した場合は、待ち受け状態を
解除するものとして説明しているが、押鍵イベントを検
出するまで待ち続けるようにしてもかまわない。また、
上記実施形態では、キューフラグ時刻よりも早いタイミ
ングから押鍵イベントの待ち受けを行うものとし、キュ
ーフラグ時刻よりも前に押鍵イベントを検出した場合に
は効果付与タイミングも前倒しとなる例を用いて説明し
ているが、これに限らず、効果付与タイミングを前倒し
しないようにしてもよい。このような場合は、ポイント
時刻がキューフラグ時刻と一致した時点で、所定時間前
以内に押鍵イベントを検出していた場合には、そのまま
ポインタ時刻を進行させ、押鍵イベントを検出していな
かった場合は、押鍵イベントを検出するまで待ち続ける
ようにすればよい。
【0040】また、上記実施形態では、各種制御を行う
ためのプログラムは予めコントローラ11および制御部
201に記憶されているものとして説明したが、例え
ば、ディスクドライブ120にセットされたディスクか
ら読み出したり、インストールできるようにしてもよ
い。プログラムや演奏データをコントローラ11や制御
部201に供給する手段についても、ディスクからの読
み込みに限らず、通信インターフェイスを設けて、通信
回線によって供給できるようにしてもかまわない。な
お、上記実施形態では、演奏データの形式についてMI
DIデータを例として説明しているがMIDIに限ら
ず、他の規格に基づいて生成されたデータであってもか
まわないのはもちろんである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
楽器の演奏支援において演奏者が任意に演奏タイミング
を制御することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ピアノの外観構成を示す図である。
【図2】 ピアノの主要部の構成を示す図である。
【図3】 MIDIデータの構成を示す図である。
【図4】 MIDIデータと演奏内容の対応を示す図で
ある。
【図5】 MIDIデータの内容を音符で示した図であ
る。
【図6】 ディスプレイへの表示例である。
【図7】 各種バッファの内容を例示した図である。
【図8】 ピアノの動作を説明するフローチャートであ
る(メインルーチン)。
【図9】 ピアノの動作を説明するフローチャートであ
る(押鍵処理)。
【図10】 ピアノの動作を説明するフローチャートで
ある(演奏データ読出処理)。
【図11】 ピアノの動作を説明するフローチャートで
ある(イベント実行処理)。
【図12】 ディスプレイへの表示例の変形例である。
【符号の説明】
100……ピアノ、1……鍵、2……ハンマ、3……ア
クションメカニズム、4……弦、5……ソレノイド、6
……ダンパ6、11……コントローラ、12……サーボ
コントローラ、25……電子楽音発生装置、26……キ
ーセンサ、120……ディスクドライブ、130……デ
ィスプレイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽器の演奏を支援する演奏支援装置であ
    って、 前記楽器の演奏内容を記述する主演奏データ系列と、前
    記演奏に付加する伴奏内容を記述する伴奏データ系列と
    を対応付けた演奏データを記憶する演奏データ記憶手段
    と、 前記主演奏データ系列に含まれる個々の主演奏データと
    前記伴奏データ系列に含まれる個々の伴奏データとを読
    み出す読出手段と、 楽器の演奏動作と前記主演奏データとを比較し、該比較
    結果に応じて前記主演奏データおよび前記制御データの
    進行を制御する制御手段と、 前記制御手段において比較を行う演奏動作を演奏者に報
    知する報知手段とを備えることを特徴とする演奏支援装
    置。
  2. 【請求項2】 楽器の演奏を支援する演奏支援装置であ
    って、 前記楽器の演奏内容を記述する主演奏データ系列と、前
    記演奏に付加する伴奏内容を記述する伴奏データ系列と
    を対応付けた演奏データを記憶する演奏データ記憶手段
    と、 前記主演奏データ系列に含まれる個々の主演奏データと
    前記伴奏データ系列に含まれる個々の伴奏データとを共
    通の時間進行に従って読み出す読出手段と、 予め前記演奏データに記述された所定の区切りにおいて
    は、読み出した前記主演奏データに対応した演奏動作を
    検出するまで前記読出手段における時間進行を停止する
    制御手段と、 前記所定の区切りに対応する演奏動作を演奏者に報知す
    る報知手段とを備えることを特徴とする演奏支援装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の演奏支援装置におい
    て、 前記報知手段は、前記主演奏データ系列に基づいて生成
    した譜面を表示する表示手段を備え、 前記表示手段に表示した譜面において前記所定の区切り
    に対応する音符である旨の表示を前記読出手段における
    時間進行に基づいて行うことを特徴とする演奏支援装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の演奏支援装置におい
    て、 前記前記所定の区切りに対応する音符を他の音符と異な
    る態様で表示することを特徴とする演奏支援装置。
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