JP2002357090A - セグメント等の継手具 - Google Patents
セグメント等の継手具Info
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Abstract
する。 【解決手段】 セグメントSbをセグメントSaに近づ
けると、おす部材3の調芯ピン3aがめす部材1の中心
孔1eに嵌め入れられて案内されるとともに、挿入部3
cがめす部材1の固定部1cと調芯筒1aの間に挿入さ
れる。その後、挿入部3cがその外面を固定部1cの内
面に触させてセグメントSbの移動で内側に徐々に弾性
変形し、セグメントSa,Sbの接合端面Sat,Sb
tどうしが当接する直前に係着爪3bをめす部材1の係
合爪1bに係着させる。これにより、図2のようにセグ
メントSa,Sbどうしが互いの接合端面Sat,Sb
tを当接させた状態で接合される。
Description
或いはこれに類する構造体どうしを互い一体に接合する
セグメント等の継手具に関するものである。
する場合のセグメントどうしの接合は、従来、セグメン
トの接合端面に予めボルト挿通孔を形成しておき、互い
に当接された接合端面どうしのボルト挿通孔にボルトを
挿通させてこれにナットを螺着することにより行ってい
る。
る上記従来の接合方式では、セグメントどうしを何等か
の手段で位置決めしてボルト挿通孔どうしを正確に連通
させた上で、その挿通孔にボルトを挿通させ、ナットを
螺着して締め付けなければならならず、接合に手間がか
かるという問題点がある。
接合することができるセグメント等の継手具を提供する
ことを目的とする。本発明の他の目的は、確実かつ円滑
に結合されるセグメント等の継手具を提供することであ
る。
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、調芯筒
の周囲に、内面に係合爪を形成した固定部が上記調芯筒
を囲んで設けられためす部材と、該めす部材の調芯筒に
嵌入される調芯ピンの周囲に、外面に上記固定部の係合
爪に係着する係着爪を形成した挿入部が上記調芯ピンを
囲んで設けられたおす部材とを備え、上記固定部と挿入
部の少なくとも一方が上記調芯筒又は調芯ピンの径方向
に弾性変形可能とされた構成とした。
囲に、内面に係合爪を形成した固定部が上記調芯ピンを
囲んで設けられためす部材と、該めす部材の調芯ピンを
嵌入する調芯筒の周囲に、外面に上記固定部の係合爪に
係着する係着爪を形成した挿入部が上記調芯筒を囲んで
設けられたおす部材とを備え、上記固定部と挿入部の少
なくとも一方が上記調芯ピン又は調芯筒の径方向に弾性
変形可能とされた構成とした。
おす部材の挿入部を強く押し付けると、弾性変形ができ
るようにされた、固定部と挿入部の少なくとも一方の径
方向の弾性変形によって挿入部が固定部に嵌まり込み、
係合爪と係着爪が係着してめす部材とおす部材を一体に
結合する。めす部材が取り付けられたセグメント等と、
おす部材が取り付けられたセグメント等は、めす部材と
おす部材の上記結合によって相互に接合される。
ンが調芯筒に嵌め入れられて調芯筒に案内される。この
ため、めす部材とおす部材が自動的に芯合わせされるこ
ととなり、めす部材とおす部材が確実かつ円滑に結合さ
れるようになる。
し、挿入部の外面形状を外窄りのテーパ状とすると、固
定部に対する挿入部の嵌付けが容易になる。また、調芯
ピンの先端を球状や錐台状にしたり、調芯筒開口端の内
面形状を外広りのテーパ状にしておくと、調芯筒と調芯
ピンの調芯機能が向上する。コンクリートセグメント用
の継手具の場合、一般には、めす部材の基端部に固定フ
ランジを設け、またおす部材の基端部に、埋込みナット
に螺着されるねじ軸を設ける。
具において、固定部及び/又は挿入部が周方向に複数に
分割された構成とすることができる(請求項3)。この
構成では、固定部又は挿入部は、周方向の分割によって
径方向に良好かつ適度に弾性変形するようになり、結合
機能と操作性が向上する。
合、一般には、固定部と挿入部の分割数を同数とする
が、固定部と挿入部を互いに異なる数に分割してもよ
い。固定部と挿入部の分割数は、通常、4〜8個程度で
あるが、場合によっては、上記よりも少ないことも、ま
た多いこともある。分割された固定部と挿入部の横断面
形状は、直線の他、円弧状等にすることができる。
ント等の継手具において、前記固定部の端部における外
周部に、弾性変形可能な材料からなる弾性材を周方向へ
わたって設けた構成とすることができる(請求項4)。
この構成では、この継手具をコンクリートから成形され
たセグメント等に埋め込んで用いる際に、めす部材の固
定部の端部における外周部に周方向へわたって設けた弾
性材によって、接合時に固定部の端部の外周側への変形
が吸収され、これにより、固定部の端部外周側における
コンクリートの剥離、破損等が確実に防止される。
照して説明する。図1と図2は本発明に係るセグメント
等の継手具の実施の形態を示す。このセグメント等の継
手具Aは、めす部材1とおす部材3とによって構成され
ている。
内面に係合爪1bを形成した4個の固定部1cを、調芯
筒1aを囲んで等間隔に環状に設け、その基端部に固定
フランジ1dを設けて成る。
eを有し、4個の固定部1cの中心に存在する。固定部
1cの内面形状は外広りのテーパ状とされている。固定
フランジ1dは、セグメントSaのコンクリート中に埋
め込まれてめす部材1をセグメントSaに固定にするも
のである。
端外面に係着爪3bを形成した4個の挿入部3cを、調
芯ピン3aを囲んで等間隔に環状に設け、その基端部に
ねじ軸3dを設けて成る。
るとともに、外径を調芯筒1aの中心孔1eの内径より
も僅かに小さくした断面円形とされて4個の挿入部3c
の中心位置に突設されている。調芯ピン3aは調芯筒1
aの中心孔1eに嵌め入れることができる。
りのテーパ状とされ、めす部材1の4個の固定部1cの
内部に装入して係着爪3bを固定部1cの係合爪1bに
係着することができるようになっている。なお、係着爪
3bは、調芯ピン3aの径方向の挿入部3cの弾性変形
によってめす部材1の係合爪1bに係着する。ねじ軸3
dは、セグメントSbのコンクリート中に埋め込まれた
ナット5に螺着しておす部材3をセグメントSbに固定
するものである。
樹脂製とされるが、鋼等の金属材料で製造することもで
きる。
ントSaの接合面Satに一致させてセグメントSaに
埋設される。一方、おす部材3は、挿入部3cをセグメ
ントSbの接合端面Sbtに突出させた状態でねじ軸3
dをナット5に螺着してセグメントSbに取り付けられ
る。
を取り付けたセグメントSa,Sbどうしを接合するに
は、図1に示すように、めす部材1とおす部材3とを互
いに向き合わせて、一方のセグメント、例えばセグメン
トSbを図1で右に移動させる。
3aの先端がめす部材1の中心孔1eに嵌め入られ、次
いで、各挿入部3cの先端がめす部材1の固定部1cと
調芯筒1aの間にそれぞれ挿入される。
ン3aは調芯筒1aに案内されて徐々に嵌入深さを大き
くし、また挿入部3cは固定部1cの内側に深く挿入さ
れる。挿入部3cの固定部1c内への挿入は、調芯ピン
3aと調芯筒1aが調芯に機能してめす部材1に対する
おす部材3の芯ずれを防ぐ上、固定部1cの内面形状が
外広りのテーパ状とされるとともに、挿入部3cの外面
形状が外窄りのテーパ状とされているため、無理なく円
滑に行われる。
と、挿入部3cがその外面を固定部1cの内面に接触さ
せてセグメントSbの移動で内側(調芯ピン3a側)に
徐々に弾性変形し、セグメントSa,Sbの接合端面S
at,Sbtどうしが当接する直前に係着爪3bをめす
部材1の係合爪1bに所定の力で強固に係着させる(図
2)。係合爪1bに対する係着爪3bの係着は、挿入部
3cの弾性復元力に基づく係着爪3bの外側への拡径変
形による。
3の係着爪3bの係着によってセグメントSa,Sbど
うしの接合が完了し、以後、セグメントSa,Sbを分
離することができない。
1cの中心位置に、図1及び図2の調芯ピン3aに相当
する調芯ピンを突設しためす部材1と、挿入部3cの中
心位置に、図1及び図2の調芯筒1aに相当する調芯筒
を突設したおす部材3とによって構成することができ
る。これは本発明の第2の実施の形態となる。なお、第
2の実施の形態での調芯ピンと、係合爪、固定部、調芯
筒、係着爪、挿入部等の機能は、図1及び図2のものと
全く同じであり、同一の作用効果が得られる。
cの端部における外周部に、例えば、ゴム等の樹脂など
の弾性変形可能な材料からなる弾性材4を周方向へわた
って設けたものである。そして、このような構造の継手
具によれば、継手具をコンクリートから成形されたセグ
メントSa、Sbに埋め込んで用いる際に、接合時に固
定部1cの端部の外周側への変形が弾性材4によって吸
収され、これにより、固定部1cの端部外周側における
セグメントSaのコンクリートの剥離、破損等を確実に
防止することができる。
にコンクリート製セグメントのリング接合に用いるが、
リング間接合に用いることもでき、また使用対象構造物
は、コンクリート製のセグメントに限らない。したがっ
て、めす部材1とおす部材3の取付け手段1d,3d
は、対象構造物の種類や形状等によって様々に設計変更
される。
おす部材3を接合端面Sbtに内設させてそれらをセグ
メント等に取り付けることができる。図のめす部材1の
ようにコンクリート中に埋設させるような場合は、生コ
ンクリートの漏出を防止するために、1個の固定部1c
を環状に形成することもあり得る。おす部材3の挿入部
3cは、めす部材1の固定部1cと違って、コンクリー
ト中に内没されることはあっても埋設されることはない
が、別の事情で環状に形成することもある。
載の発明によれば、セグメント等を一動作で確実かつ円
滑に所定の力で強固に接合することができるセグメント
等の継手具を提供することができる。
具において、固定部及び/又は挿入部が周方向に複数に
分割された構成では、結合機能と操作性に優れたセグメ
ント等の継手具が得られる。
ント等の継手具において、継手具をコンクリートから成
形されたセグメント等に埋め込んで用いる際に、めす部
材の固定部の端部における外周部に周方向へわたって設
けた弾性材によって、接合時に固定部の端部の外周側へ
の変形が吸収され、これにより、固定部の端部外周側に
おけるコンクリートの剥離、破損等が確実に防止され
る。
形態を示すもので、接合準備状態の断面図である。
面図である。
施の形態を示すもので、接合準備状態の断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 調芯筒の周囲に、内面に係合爪を形成し
た固定部が上記調芯筒を囲んで設けられためす部材と、 該めす部材の調芯筒に嵌入される調芯ピンの周囲に、外
面に上記固定部の係合爪に係着する係着爪を形成した挿
入部が上記調芯ピンを囲んで設けられたおす部材とを備
え、 上記固定部と挿入部の少なくとも一方が上記調芯筒又は
調芯ピンの径方向に弾性変形可能とされたことを特徴と
するセグメント等の継手具。 - 【請求項2】 調芯ピンの周囲に、内面に係合爪を形成
した固定部が上記調芯ピンを囲んで設けられためす部材
と、 該めす部材の調芯ピンを嵌入する調芯筒の周囲に、外面
に上記固定部の係合爪に係着する係着爪を形成した挿入
部が上記調芯筒を囲んで設けられたおす部材とを備え、 上記固定部と挿入部の少なくとも一方が上記調芯ピン又
は調芯筒の径方向に弾性変形可能とされたことを特徴と
するセグメント等の継手具。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のセグメント等の継
手具において、 固定部及び/又は挿入部が周方向に複数に分割されたこ
とを特徴とするセグメント等の継手具。 - 【請求項4】 前記固定部には、その端部における外周
部に、弾性変形可能な材料からなる弾性材が周方向へわ
たって設けられていることを特徴とする請求項1〜3の
いずれか1項記載のセグメント等の継手具。弾性部材
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---|---|---|---|
JP2001165736A JP3798262B2 (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | セグメント等の継手具 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113294173A (zh) * | 2021-07-09 | 2021-08-24 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种盾构管片连接结构 |
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- 2001-05-31 JP JP2001165736A patent/JP3798262B2/ja not_active Expired - Fee Related
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