JP4490250B2 - セグメント用継手構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シールドトンネルの覆工用として使用されるコンクリートセグメント等のセグメント同士を接合するセグメント用継手構造に関するものである。
従来、この種のセグメント用継手構造として、接合面に形成した受け穴内に雄型継手を固定して設けたセグメント同士を前記接合面で突き合わせ、各セグメントの前記受け穴に跨って嵌入された雌型継手によって前記雄型継手同士を連結することによりセグメント同士を接合するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このセグメント用継手構造は、図8に示すように、セグメント1に、その接合面1a側を大径に開口され底部側を小径にした有底のテーパ穴からなる受け穴2が設けられ、係合頭部3aとその背部の係合段部3bとを有する棒状の雄型継手3が、前記係合頭部3aの先端面3cを前記接合面1aから所定量没入させ、接合面1aに垂直にした状態で前記受け穴2の底部2aの中央に埋設して固定されている。一方、雌型継手4が、軸方向の中央部を大径とし両端部を小径として前記受け穴2に整合するテーパ筒5a,5aを両側に設けてなる鼓状の接合部材5と、軸方向に沿うスリット6aを周方向に所定間隔をあけて設けた先窄まりのテーパ筒状の爪部材6が、その基端部を可撓性を有する環状の連結片7を介して支持リング8に連結され、その先端部を径方向に弾性的に拡縮可能に形成されてなる係合部材9とを備え、該係合部材9が、前記爪部材6をテーパ筒5a,5aの奥部側に向くようにして、前記支持リング8を介して前記接合部材5の両側の開口端部に螺合して取り付けられた構成とされている。
そして、セグメント1,1同士を接合する際には、図8(a)に示すように、トンネルの坑口側に既設の一方(図8で左方)のセグメント1の受け穴2に、前記雌型継手4の接合部材5の一方側(図8で左側)のテーパ筒5aの外周部を差し込んで、前記係合部材9の内部に雄型継手3を挿入させると、該雄型継手3の係合頭部3aによって前記爪部材6が拡径され、係合頭部3aの通過後に縮径されて、爪部材6の先端の係合端部6bが係合頭部3aの係合段部3bに当接されて、雌型継手4が雄型継手3から離脱しないように係合て連結される。しかる後に、切羽側の他方(図8で右方)のセグメント1を前記一方のセグメント1側へ移動させて、その受け穴2に前記雌型継手4の接合部材5の他方側(図8で右側)のテーパ筒5aの外周部を差し込むと同時に、雄型継手3の係合頭部3aを接合部材5における他方側の爪部材6の内側に挿入させると、前記と同様にして、接合部材5における他方側の爪部材6の係合端部6bが、他方のセグメント1の雄型継手3における係合頭部3aの係合段部3bに当接されて、前記雌型継手4から他方のセグメント1の雄型継手3が離脱しないように係合されて、雌型継手4による各雄型継手同士が連結される(図8(b)参照)。
特開2004−137840号公報
前記セグメント用継手構造においては、他方のセグメント1の雄型継手3が、一方のセグメント1の雄型継手3に連結されている雌型継手4に連結される際に、該雌型継手4が、他方のセグメント1の雄型継手3の移動方向に、該雄型継手3の係合頭部3aにより前記雌型継手4の爪部材6に作用する押圧力で連れ動かないようにするために、前記接合部材5の中央内部に設けた受圧板5bと、一方のセグメント1における雄型継手3の係合頭部3aの先端面3cとの間に、ゴム等の弾性板からなる反発部材10が他方のセグメント1側に前記接合部材5を付勢して設けられている。
このため、前記雌型継手4内に一方のセグメント1の雄型継手3を挿入して、雄型継手3における係合頭部3aの係合段部3bに一方側の係合部材9の爪部材6を係合させる際に、前記反発部材10によって大きな反発力が雌型継手4の押し込み方向と反対方向に作用するので、前記係合操作は人力で行うことができず、適当な治具を用いて行わねばならず、操作が複雑となり、雌型継手4を一方のセグメントの雄型継手3に迅速に装着させることができない問題があった。
また、前記反発部材10を使用する場合には、その反発力が適切であるか否かを予め実験によって確認しておく必要があり、取り扱いが不便であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、一方のセグメントの雄型継手への雌型継手の装着を、治具等を使用することなく、人手により容易、迅速に行うことができると共に、一方のセグメントの雄型継手に装着された雌型継手に他方のセグメントの雄型継手を装着させる場合に、該雄型継手の移動に伴う前記雌型継手の連れ動きを、反発部材を使用することなく確実に防止することができるセグメント用継手構造を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、以下の点を特徴としている。
すなわち、請求項1に係るセグメント用継手構造は、接合面に受け穴を形成し、先端面を該接合面から受け穴内に没入させた係合頭部を有する棒状の雄型継手を前記受け穴の底部に固定して設けた一対のセグメント同士を、前記接合面で突き合わせると共に、筒状の接合部材の両端側の内部にそれぞれ係合部材を設けてなる雌型継手を各セグメントの受け穴に跨って嵌入させ、前記接合部材の内部に挿入された各雄型継手の係合頭部に前記各係合部材を係合させて、前記雌型継手で各雄型継手同士を連結することによりセグメント同士を接合するセグメント用継手構造であって、
前記一方のセグメントの受け穴の外周部には、該受け穴の周方向に沿って、所定深さの深溝とこれに連絡された浅溝とからなる接合部材規制溝が複数個設けられ、前記雌型継手の接合部材の軸方向中央における外周部には、前記接合部材規制溝に対応させて複数のフランジが前記接合部材の周方向に沿って設けられ、該フランジは、前記接合部材規制溝の深溝に対応する位置に位置合わせられたとき、前記接合部材が前記係合頭部と係合部材との係合位置から前記受け穴の底部側へ移動するのを許容し、前記浅溝内に対応する位置に位置合わせられたとき、前記浅溝の底面に当接して前記接合部材が前記係合頭部と係合部材との係合位置から前記受け穴の底部側へ移動するのを阻止する構成とされていることを特徴としている。
請求項2に係るセグメント用継手構造は、請求項1に記載のセグメント用継ぎ手構造において、前記各浅溝は前記深溝側が深くその反対側が浅くなるように傾斜され、前記各フランジは、前記接合部材規制溝の底面側を向く面が前記浅溝の傾斜面に整合する傾斜面として形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、以下の優れた効果を奏する。
すなわち、請求項1に係るセグメント用継手構造によれば、セグメント同士を突き合わせて接合する場合、一方のセグメントの接合部材規制溝の深溝の位置に雌型継手における接合部材のフランジを位置合わせして、一方のセグメントの雄型継手に前記接合部材を押し込むことにより、前記係合頭部に対し前記係合部材を容易に係合させることができて、前記雄型継手に雌型継手を装着することができる。また、一方のセグメントの雄型継手に装着された雌型継手を、その軸回りに回転して、前記接合部材のフランジを、一方のセグメントの前記接合部材規制溝の深溝から浅溝に移行させて位置合わせをして、その当接面を前記浅溝の底面に当接させることにより、前記接合部材が、一方のセグメントの雄型継手に対して受け穴の底部側へ移動するのを阻止した状態とすることができるので、他方のセグメントの雄型継手の移動に伴ってその移動方向へ前記雌型継手が連れ動くのを確実に防止することができて、一方のセグメントの雄型継手に装着された雌型継手に他方のセグメントの雄型継手を円滑、容易に装着させることができる。
このため、一方のセグメントの雄型継手への雌型継手の装着を、治具等を使用することなく、作業者の手により容易、迅速に行うことができると共に、一方のセグメントの雄型継手に装着された雌型継手に、他方のセグメントの雄型継手を装着させる際に、該雄型継手の移動による前記雌型継手の連れ動きを、従来のように、反発部材を使用することなく確実に防止することができ、これにより、各セグメント同士の接合作業を能率よく行うことができる。
また、請求項2に係るセグメント用継手構造によれば、接合部材を回転させることにより、そのフランジを一方のセグメントの接合部材規制溝の深溝から浅溝に容易に移行させて、前記フランジの当接面を前記浅溝の底面に当接させた状態に確実に位置合わせすることができ、これにより、雌型継手の係合部材と雄型継手の係合頭部とを係合させ、かつ雌型継手が他方のセグメントの雄型継手の移動に伴って連れ動きするのを防止するための操作を円滑、容易に行うことができる。
以下、本発明の一実施の形態に係るセグメント用継手構造について添付図面を参照して説明する。なお、図8に示す従来のセグメント用継手構造と同一または同様な部分には同一の符号を付して説明する。
図1〜図3において、1Aは本発明の一実施の形態に係るセグメント用継手構造によって接合される円弧状のコンクリートセグメント(以下、単に「セグメント」という)である。このセグメント1Aは、従来のセグメント1と同様に、その軸方向(トンネルの軸方向)の両端側の接合面1a,1a(図2では一端側のみ図示)には、該接合面1a側を大径に開口され、底部2a側を小径とされた有底のテーパ穴からなる受け穴2が、セグメント1Aの円弧方向に所定間隔をあけて複数個(図1では1個のみ図示)設けられている。前記受け穴2の底部2aの中央には、従来のセグメント用継手構造と同様に、係合頭部3aとその背部に小径部3dを設けて形成した係合段部3bとを有する棒状の雄型継手3が、前記係合頭部3aの先端面3cを受け穴2内に所定量没入させて、前記接合面1aに垂直にした状態で埋設して固定されている。なお、前記雄型継手3の係合頭部3aの先端面3cには、従来の反発部材10は設けられていない。
また、前記セグメント1Aの一端側の接合面1aには、前記受け穴2の外周部に一対の扇形の接合部材規制溝11,11が、前記受け穴2の中心Cを挟んで直径方向(具体的には、受け穴2の中心Cを通り、セグメント1Aの円弧の中心と受け穴2の中心Cとを結ぶ直線S1に直角な直線S2の方向)の対称位置において、受け穴2に連通すると共に、接合面1aに開口して設けられている。なお、前記セグメント1Aは、前記接合面1aに受け穴2の外周側において周方向に沿うシール用の溝1bが設けられており、軸方向の一端側の接合面1aのみに前記接合部材規制溝11,11を有する点を除いては従来のセグメント1と同一の構成とされている。
前記接合部材規制溝11,11は、正面視(図1)で、前記受け穴2と同心の円弧の外周壁11aと、受け穴2の直径方向に沿う面を有する両端部壁11b1、11b2とを設け、受け穴2の周方向における中央を境にして、図1で時計方向の前側が浅溝11c、後側が浅溝11cより深い所定深さL1を有する深溝11dとして形成されている。前記浅溝11cと深溝11dとの境には、受け穴2の直径方向に沿い、かつ前記接合面1aに垂直な段差壁11eが形成されている。そして、図3に示すように、前記浅溝11cの底面11fは、前記段差壁11e側の深さL2から前記時計方向前側の端部壁11b1側の深さL3まで徐々に深さが浅くなるように、受け穴2の周方向に沿って傾斜されている。前記深溝11dの底面11gは前記接合面1aに平行な面とされている。
次に、前記セグメント1Aの受け穴2に嵌入されると共に、突き合わせられたセグメント1A,1Aの雄型継手3,3同士を連結する雌型継手4Aは、図4、図5に示すように、従来のセグメント用継手構造と同様に、軸方向の中央部を大径とし両端部を小径として前記受け穴2に整合するテーパ筒5a,5aを両側に設けてなる鼓状の接合部材5Aと、軸方向に沿うスリット6aを周方向に所定間隔をあけて設けた先窄まりのテーパ筒状の爪部材6が、その基端部を可撓性を有する環状の連結片7を介して支持リング8に連結され、その先端部を径方向に弾性的に拡縮可能に形成されてなる係合部材9とを備え、該係合部材9が、前記爪部材6をテーパ筒5a,5aの内穴5cの奥部側(仕切板5b側)に向くようにして、前記支持リング8を介して前記接合部材5Aの両側の開口端部に螺合して取り付けられた構成とされている。
前記接合部材5Aの外周部には、正面視(図5)で扇形に形成され、側面視(図4)で矩形板状に形成された一対のフランジ12、12が、接合部材5Aの軸方向の中心Sより所定距離eだけ一端方向(図4で左端方向)に位置をずらし、かつ前記接合部材5Aの中心cを挟んで直径方向の対称位置において外側に突き出して一体に設けられている。前記フランジ12,12は、正面視(図5)で、前記接合部材5Aと同心の円弧とした外周部12aと、接合部材5Aの直径方向に沿う両端部12b1、12b2と、接合部材5Aの軸方向の中心Sより前記距離eだけ一端方向に寄った前記軸方向に垂直な表面12c、12cと、該表面12c,12cと反対する側に、接合部材5Aの周方向に沿って、前記浅溝11cの底面11fと同一傾斜の傾斜面として形成した当接面12d、12dとを有している。前記外周部12a,12aを結ぶ直径D1は、前記コンクリートセグメント1Aに形成した各接合部材規制溝11,11の外周壁11a,11aを結ぶ直径Dより僅かに小さくされている。
さらに、前記各フランジ12,12は、その外周部12a,12aの弧長が、前記各接合部材規制溝11,11の外周壁11a,11aの弧長の1/2より僅かに小さく形成され、前記接合部材5Aを前記受け穴2内に嵌着して、受け穴2の周方向におけるフランジ12,12の位置を、各接合部材規制溝11,11の深溝11d,11dに対応する位置に位置合わせした際に、該深溝11d,11d内にフランジ12,12が容易に挿入可能とされ、また、前記浅溝11c,11cに対応する位置に位置合わせした際に、浅溝11c,11cの底面11fに当接面12dが整合して接触され、かつ前記表面12cが前記接合面1aより距離eだけ各接合部材規制溝11,11内に没入されるようになっている。このため、前記フランジ12,12は、図5で時計方向の前側の端部12b1,12b1の厚さt1と後側の端部12b2,12b2の厚さt2が、それぞれ、前記浅溝11c,11cの前記端部壁11b1側の深さL3と前記段差壁11e側の深さL2から前記距離eを減じた厚さに形成されている。
なお、前記雌型継手4Aの接合部材5Aは、前記フランジ12を備えている点を除いては、従来の雌型継手4の接合部材5と同一の構成とされているが、前記接合部材5Aの中央の仕切板5bは、従来のように受圧板の役目を要しないため、省略することができる。
次に、前記構成の雌型継手4Aを備えた継手構造を用いてトンネル(セグメント1A)の軸方向に隣接するセグメント1A,1A同士を接合する場合について、図6(左側の図は側面図、右端の図は正面図)を参照しながら説明する。
まず、既にトンネルの坑口側に設置された一方(例えば図6で左側)のセグメント1Aの接合部材規制溝11,11の深溝11d,11dの位置に、前記フランジ12,12の接合部材5Aの周方向における位置を合わせ、前記接合部材5Aの一方側(図6で左側)の外周部を矢印の方向へ差し込んで(押し込んで)、雌型継手4Aの係合部材9の内部に雄型継手3を挿入させる(図6(a)参照)。その際、前記接合部材5Aのフランジ12,12と、前記接合部材規制溝11,11の深溝11d,11dとの位置が、前記受け穴2の周方向において正しく一致されていれば、前記雄型継手3の係合頭部3aによって前記係合部材9の爪部材6の先端側が押し開かれ(拡径され)ながら、該爪部材6の先端の係合端部6bが前記係合頭部3aを通過した後、爪部材6が縮径されて係合端部6bが前記係合頭部3aの背部の係合段部3bと係合が可能な状態となり、前記接合部材5A(雌型継手4A)が雄型継手3から離脱できない状態になる。
このとき、前記フランジ12は、図3に破線で示すように、厚さの厚い側の端部12b2が底面11gから距離Hだけ離れて前記接合部材規制溝11の深溝11dの内部に入った位置にある。
なお、前記フランジ12,12と、前記接合部材規制溝11,11の深溝11d,11dとの位置が受け穴2の周方向においてずれていれば、前記接合部材5Aが受け穴2内にある程度嵌入したところで、前記接合部材5Aをその軸回りに回して簡単に位置合わせを行うことができる。もし、前記位置がずれていると、前記フランジ12,12の当接面12dがセグメント1Aの接合面1aもしくは前記接合部材規制溝11,11の浅溝11c,11cの底面11fに当接して、それ以上接合部材5Aを受け穴2内に嵌入さることはできず、前記雌型継手4Aの爪部材6の係合端部6bを、雄型継手3の係合段部3bを通過させた後に該係合段部3bに係合させることができない。
次に、前記雌型継手4A(接合部材5A)を、作業者が手で掴んで、図3の破線で示す位置から、そのまま時計方向(矢印方向)へ雄型継手3の軸回りに回転させる(図6(b)参照)と、前記接合部材5Aのフランジ12は、その傾斜した当接面12dが前記接合部材規制溝11の浅溝11cの傾斜した底面11fに接触することにより、接合部材5Aの差し込み方向と反対方向(接合面1a側)へ僅かに移動されて、図3で二点鎖線で示す位置で停止される。このときは、前記接合部材5Aのフランジ12は、前記深溝11dから浅溝11cに完全に移行、挿入されて位置合わせされ、その当接面12dが前記浅溝11cの底面11fに整合されて当接し、その表面12cが接合面1aより距離eだけ没入され状態となる(図6(c)参照)。
この状態では、図7に示すように、前記フランジ12の当接面12dと浅溝11cの底面11fとが当接されると共に、前記係合部材9の爪部材6の係合端部6bが雄型継手3の係合段部3bに係合された状態(係合頭部3aと係合部材9との係合位置)に至るため、前記雌型継手4Aと雄型継手3は、それらの軸方向への相対移動が阻止されて連結され、図8(a)に示すような、従来のセグメント用継手構造における雄型継手3への雌型継手4の装着(連結)状態と同様な状態が得られる。
なお、前記接合部材5Aを回転させる際(図6(b)参照)に、接合部材5Aの受け穴2への差し込み方向と逆方向に力を軽く加えながら時計方向(矢印方向)へ回転させると、前記接合部材5Aのフランジ12は、その当接面12dが前記接合部材規制溝11の浅溝11cの底面11fに摺動させることなく容易に回転して、前記浅溝11c内の所定位置に移行させることができる。
前記のようにして、前記雌型継手4Aを一方のセグメント1Aの雄型継手3に装着した後は、図8に示す従来のセグメント用継手構造と同様に、他方のセグメント1Aを、その接合部材規制溝11のない他端側の受け穴2の位置を一方のセグメント1Aの雌型継手4Aを嵌入した受け穴2の位置に一致させた状態で、該一方のセグメント1Aに接近移動させて(図8(a)参照)、その受け穴2に前記雌型継手4Aの他方側を嵌入させ、両セグメント1A,1Aの接合面1a,1a同士を突き合わせると、一方のセグメント1Aの雄型継手3に係合された雌型継手4Aと、他方のセグメント1Aの他方側の接合面1aに固定した雄型継手3とが、前記と同様に、それらの爪部材6の係合端部6bと係合段部3bとの係合を介して連結され、これにより、両セグメント1A,1Aは、それらの雄型継手3,3が1つの雌型継手4Aによって相互に連結されて、接合面1a,1aを突き合わせて接合された状態となる(図8(b)において反発部材10が無い状態参照)。なお、セグメント1A,1Aの接合時にはシール用の溝1bに従来同様にシール13が挟着される。
なお、他方のセグメント1Aを一方のセグメント1A側に接近移動させて、一方のセグメント1Aの雄型継手3に装着された雌型継手4Aに、他方のセグメント1Aの他方側の接合面1aの雄型継手3を連結する際には、該雄型継手3の係合頭部3aが雌型継手4Aの係合部材9内に挿入されて、その爪部材6を拡径するが、その反発力に伴って爪部材6に生じる雄型継手3の軸方向における押圧力によって、雌型継手4Aが他方のセグメント1Aの移動方向へ連れ動こうとする。しかし、前記のように、一方のセグメント1Aを他方のセグメント1Aに接近移動させて接合する場合は、事前に、前記雌型継手4Aは、その爪部材6の係合端部6bが雄型継手3の係合段部3bに係合された後に、雌型継手4Aをその軸回り(雄型継手3の軸回り)に回転することにより、前記接合部材5Aのフランジ12,12が一方のセグメント1Aの受け穴2の外周部の浅溝11c,11c内に挿入されて位置合わせられ、その当接面12d、12dが浅溝11cの底面11fに当接され、一方のセグメント1Aの雄型継手3に対して、該雄型継手3(雌型継手4A)の軸方向において受け穴2の底部側へ移動するのを阻止された状態となるので、前記雌型継手4Aが、前記他方のセグメント1Aの移動方向に該他方のセグメント1Aの雄型継手3と一緒に連れ動くことはない。
前記のように、実施の形態に係るセグメント用継手構造は、接合面1aに受け穴2を形成し、先端面3cを該接合面1aから受け穴2内に没入させた係合頭部3aを有する棒状の雄型継手3を前記受け穴2の底部に固定して設けた一対のセグメント1A,1A同士を、前記接合面1aで突き合わせると共に、筒状の接合部材5Aの両端側の内部にそれぞれ係合部材9,9を設けてなる雌型継手4Aを各セグメント1A,1Aの受け穴に跨って嵌入させ、前記接合部材5Aの内部に挿入された各雄型継手3,3の係合頭部3a,3aに前記各係合部材9,9を係合させて、前記雌型継手4Aで各雄型継手3,3同士を連結することによりセグメント1A,1A同士を接合するセグメント用継手構造であって、前記一方のセグメント1Aの受け穴2の外周部には、該受け穴2の周方向に沿って、所定深さの深溝11d,11dとこれに連絡された浅溝11c,11cとからなる一対の接合部材規制溝11,11が設けられ、前記雌型継手4Aの接合部材5Aの軸方向中央における外周部には、前記接合部材規制溝11,11に対応させて一対のフランジ12,12が前記接合部材5Aの周方向に沿って設けられ、該フランジ12,12は、前記接合部材規制溝11,11の深溝11d,11dに対応する位置に位置合わせられたとき、前記接合部材5Aが前記係合頭部3aと係合部材9の爪部材6(先端の係合端部6b)との係合位置から前記受け穴2の底部2a側へ移動するのを許容し、前記浅溝11c内に対応する位置に位置合わせられたとき、前記浅溝11cの底面11fに当接して前記接合部材5Aが前記係合頭部3aと係合部材9との係合位置から前記受け穴2の底部2a側へ移動するのを阻止する構成とされている。
したがって、実施の形態に係るセグメント用継手構造によれば、前記セグメント1A,1A同士を突き合わせて接合する場合、一方のセグメント1Aの接合部材規制溝11,11の深溝11d,11dの位置に雌型継手4Aにおける接合部材5Aのフランジ12を位置合わせして、一方のセグメント1Aの雄型継手3に前記接合部材5Aを押し込むことにより、前記雄型継手3の係合頭部3aに対し前記係合部材9の爪部材6を容易に係合させることができて、前記雄型継手3に雌型継手4Aを装着することができる。また、一方のセグメント1Aの雄型継手3に装着された雌型継手4Aを、その軸回りに回転して、前記接合部材5Aのフランジ12,12を、一方のセグメント1Aの前記接合部材規制溝11,11の深溝11d,11dから浅溝11c,11cに移行させて位置合わせをして、その当接面12d、12dを前記浅溝11c,11cの底面11f,11fに当接させることにより、前記接合部材5Aが、一方のセグメント1Aの雄型継手3に対して受け穴2の底部2a側へ移動するのを阻止した状態とすることができるので、他方のセグメント1Aの雄型継手3の移動に伴ってその移動方向へ前記雌型継手4Aが連れ動くのを確実に防止することができて、一方のセグメント1Aの雄型継手3に装着された雌型継手4Aに、他方のセグメント1Aの雄型継手3を円滑、容易に装着させることができる。
このため、一方のセグメント1Aの雄型継手3への雌型継手4Aの装着を、治具等を使用することなく、作業者の手により容易、迅速に行うことができると共に、一方のセグメント1Aの雄型継手3に装着された雌型継手4Aに、他方のセグメント1Aの雄型継手3を装着させる際に、該雄型継手3の移動による前記雌型継手4Aの連れ動きを、従来のように、反発部材10を使用することなく確実に防止することができ、これにより、各セグメント1A,1A同士の接合作業を能率よく行うことができる。
また、実施の形態に係るセグメント用継手構造によれば、各浅溝11c,11cは前記深溝11d,11d側が深くその反対側が浅くなるように傾斜され、前記各フランジ12,12は、前記接合部材規制溝11,11の底面11f,11g側を向く当接面12d,12dが前記浅溝11c、11cの底面11fの傾斜面に整合する傾斜面として形成されているので、前記接合部材5Aを回転させることにより、そのフランジ12,12を一方のセグメント1Aの接合部材規制溝11,11の深溝11d,11dから浅溝11c,11cに容易に移行させて、前記フランジ12,12の当接面12d,12dを前記浅溝11c、11cの底面11f,11fに当接させた状態に確実に位置合わせすることができ、これにより、雌型継手4Aの爪部材6(係合部材9)と雄型継手3の係合段部3b(係合頭部3a)とを係合させ、かつ雌型継手4Aが他方のセグメント1Aの雄型継手3の移動に伴って連れ動きするのを防止するための操作を円滑、容易に行うことができる。
なお、前記実施の形態に係るセグメント用継手構造においては、前記接合部材規制溝11を前記一方のセグメント1Aの一端側の受け穴2の外周部に、その直径方向の対称位置に一対設け、前記接合部材5Aの外周部の直径方向の対称位置に,前記接合部材規制溝11に対応させて一対設けたが、接合部材規制溝11と前記フランジ12の個数は各2個に限らず、前記受け穴2と接合部材5Aの外周部に周方向に等間隔あけて3個以上設けるようにしてもよい。それらの個数を多くすると、セグメント1Aと雄型継手3にしっかりと安定して接合部材5A(雌型継手4A)を装着させることができる。また、前記接合部材規制溝11は一方のセグメント1Aの他端側の受け穴2の外周部に設けてもよい。この場合には、雌型継手4Aを装着した他方のセグメント1Aを一方のセグメント1Aに接近移動させてセグメント同士を接合することになる。また、前記接合部材規制溝11の淺溝11cと深溝11dの受け穴2の回りに位置関係(図1における時計方向の前後の位置関係)および前記接合部材5Aのフランジ12の傾斜方向を前記と逆の構成にすることができる。
また、前記接合部材規制溝11の浅溝11cの底面11fを傾斜させ、前記接合部材5Aのフランジ12の当接面12dを前記底面11fの傾斜に整合して傾斜面としたが、前記底面11fと当接面12dとを傾斜させず、それぞれ、前記一方のセグメント1Aの接合面1aと接合部材5Aの軸方向に垂直な面に平行に形成してもよい。この場合には、浅溝11cの底面11fの深溝11dとの連絡部に面取り部を設けると共に、前記フランジ12の時計方向前側の端部12b1における前記底面12d側の角部に面取り部を設けると、前記フランジ12の深溝11dから浅溝11cへの移行を円滑に行うことができる。
前記接合部材規制溝11を前記一方のセグメント1Aに直接に設けたが、本発明はこれに限らず、前記接合部材規制溝11を設けた合成樹脂製または鋼製の部材を前記一方のセグメント1Aの受け穴2の外周部に埋設するようにしてもよい。
さらに、前記セグメント用継手構造をコンクリートセグメントを接合する場合に適用した例を示したが、本願発明は、これに限らず、スキンプレートと主桁板3と継手板4等を結合してなる枠体の内部にコンクリートを打設して構成されたコンクリート中詰め型セグメントの接合に適用することもできる。
本発明の一実施の形態のセグメント用継手構造における雄型継手を備えたセグメントを示す正面図である。 図1のイ−イ断面図である。 図1のロ−ロ断面拡大図である。 本発明の一実施の形態のセグメント用継手構造における雌型継手を示す側面図である。 同じくセグメント用継手構造における雌型継手を示す正面図である。 同じくセグメント用継手構造におけるセグメントの接合手順を示す説明図である。 図6のハ−ハ拡大断面図である。 従来のセグメント用継手構造を示す縦断面図である。
符号の説明
1 セグメント
1A コンクリートセグメント(セグメント)
1a 接合面
2 受け穴
2a 底部
3 雄型継手
3a 係合頭部
3b 係合段部
4,4A 雌型継手
5,5A 接合部材
6 爪部材
6b 係合端部
9 係合部材
11 接合部材規制溝
11c 浅溝
11d 深溝
11f 底面
12 フランジ
12d 当接面

Claims (2)

  1. 接合面に受け穴を形成し、先端面を該接合面から受け穴内に没入させた係合頭部を有する棒状の雄型継手を前記受け穴の底部に固定して設けた一対のセグメント同士を、前記接合面で突き合わせると共に、筒状の接合部材の両端側の内部にそれぞれ係合部材を設けてなる雌型継手を各セグメントの受け穴に跨って嵌入させ、前記接合部材の内部に挿入された各雄型継手の係合頭部に前記各係合部材を係合させて、前記雌型継手で各雄型継手同士を連結することによりセグメント同士を接合するセグメント用継手構造であって、
    前記一方のセグメントの受け穴の外周部には、該受け穴の周方向に沿って、所定深さの深溝とこれに連絡された浅溝とからなる接合部材規制溝が複数個設けられ、前記雌型継手の接合部材の軸方向中央における外周部には、前記接合部材規制溝に対応させて複数のフランジが前記接合部材の周方向に沿って設けられ、該フランジは、前記接合部材規制溝の深溝に対応する位置に位置合わせられたとき、前記接合部材が前記係合頭部と係合部材との係合位置から前記受け穴の底部側へ移動するのを許容し、前記浅溝内に対応する位置に位置合わせられたとき、前記浅溝の底面に当接して前記接合部材が前記係合頭部と係合部材との係合位置から前記受け穴の底部側へ移動するのを阻止する構成とされていることを特徴とするセグメント用継手構造。
  2. 前記各浅溝は前記深溝側が深くその反対側が浅くなるように傾斜され、前記各フランジは、前記接合部材規制溝の底面側を向く面が前記浅溝の傾斜面に整合する傾斜面として形成されていることを特徴とする請求項1に記載のセグメント用継手構造。
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