JP2002356836A - ゲート設備 - Google Patents

ゲート設備

Info

Publication number
JP2002356836A
JP2002356836A JP2001168306A JP2001168306A JP2002356836A JP 2002356836 A JP2002356836 A JP 2002356836A JP 2001168306 A JP2001168306 A JP 2001168306A JP 2001168306 A JP2001168306 A JP 2001168306A JP 2002356836 A JP2002356836 A JP 2002356836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
water
pump
drainage
river
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001168306A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Masuda
将寛 益田
Takashi Endo
隆志 遠藤
Akimasa Doi
昭晶 土肥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001168306A priority Critical patent/JP2002356836A/ja
Publication of JP2002356836A publication Critical patent/JP2002356836A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Landscapes

  • Barrages (AREA)
  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造を格段と簡略化し、安価でメンテナンス
性を実用上十分に向上し得るゲート設備を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 一方の水路と他方の水路との間を仕切っ
て水流を堰き止めるゲートGと、当該ゲートGの一方の
水路側に設けられた吸込口と、ゲートを閉鎖した状態で
吸込口から一方の水を吸い込んで他方の水路側に排水す
る排水ポンプ13とを有するゲート設備において、排水
ポンプ13を配設する揚水管12を、ゲートGの補強部
材と兼用するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲート設備に関
し、例えば本流河川と支流河川との境界などに設けら
れ、水流の堰き止めおよび排水を行うゲート設備に適し
て好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来から例えば、本流河川と、この本流
河川に近接する支流河川との境界には、本流河川の水が
支流河川に逆流するのを防止するためのゲート設備が設
置されている。この種のゲート設備は、開閉可能なゲー
トを有し、このゲートを閉鎖させることにより、本流河
川と支流河川との間を仕切って、水流を堰き止めること
ができるようになされている。
【0003】かかるゲート設備の一例を、図9および図
10に示す。図9は、従来のゲート設備の概略斜視図で
あり、図10は、このゲート設備の上面図である。これ
ら図9および図10において、1は排水機場、2は除塵
機、3は自然流下用の第1のゲート、4は強制排水用の
第2のゲート、BR1は自然排水不能の支流河川、BR
2は強制排水用として支流河川BR1から分岐した水路
(以下、これを分岐水路と呼ぶ)、MRは本流河川を示
す。
【0004】この排水機場1には、図示しない監視設備
や制御設備と、電源設備等の各種機器と、分岐水路BR
2の水を強制的に本流河川MRへ排水するためのポンプ
装置等が備えられている。
【0005】通常、すなわち支流河川BR1側の水位
が、本流河川MR側の水位よりも高い場合、第1のゲー
ト3は開放されている一方、支流河川BR1側の水位
が、本流河川MR側の水位よりも低い場合、第1のゲー
ト3は閉鎖される。
【0006】そして、この第1のゲート3が閉鎖される
ことにより、支流河川BR1の水位が高くなってくる
と、水が分岐水路BR2に流れ込み、排水機場1のポン
プが駆動されることによって、水を第2のゲート4を介
して強制的に本流河川に排水し得るようになされてい
る。
【0007】因みに、除塵機2は、支流河川BR1から
流れ込んでくる水に含まれる異物等を除外し、排水機場
1のポンプ等が故障するのを未然に防止することができ
るようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したゲ
ート施設は、洪水等を防止し、河川周辺住民の生活の安
全を確保する上では必要不可欠なものである。一方、近
年では、自然環境保全の気運が高まっていることから、
河川整備の際には、自然環境に対する悪影響をできるだ
け低減することが求められている。
【0009】しかしながら、従来のゲート設備は、大型
の排水機場1を必要としたり、各種装置の駆動源とし
て、油圧機構や電力等を多用することから、自然環境に
対する配慮が十分になされたものであるとは言い難かっ
た。
【0010】かかる問題を解決する一つの手法として、
ゲート設備に排水ポンプを設けたポンプゲートを有する
ゲート設備が考案されている。このゲート設備は、一の
水路としての支流河川と、他の河川としての本流河川と
の合流部に設置されたものである。
【0011】ゲート設備には、排水機場が含まれ、この
排水機場には、監視設備、制御設備、電源設備等の各種
機器が配置されている。排水機場には、例えば1体のゲ
ートが垂設されている。このゲートは、本流河川と支流
河川とを仕切って水流を堰き止めることができるもので
あり、所定の昇降機構によって昇降(開閉)し得るよう
になされている。
【0012】このゲートが開放されている場合、支流河
川を流れる水は、ゲートを介して本流河川に流入する。
また、ゲートが閉鎖されている場合、このゲートによっ
て支流河川を流れる水の本流河川に対する流入が阻止さ
れる。
【0013】具体的には、ゲートは、鋼板等からなる前
板および背板を、同様に鋼板等からなる上板、下板およ
び側板で閉鎖するとともに、内部に適宜補強部材を配す
ることにより形成されている。またゲートの上板には、
昇降機構に吊具およびワイヤロープ等を介して連結され
ている。さらに、ゲートは、内部が概略水密に維持され
た概略直方体状の中空体として形成されており、その内
部には、排水ポンプと揚水管が配設されている。
【0014】このように、このゲート設備では、水流を
堰き止める機能に加えて、排水機能をも有する、いわゆ
るポンプゲートとして構成されることにより、従来、本
流河川MRと支流河川BR1との境界等に設けられてい
た分岐水路2等を不要とし、建設コストの低減化を図る
ことができ、また、このように、排水ポンプをゲートと
一体化させることにより、ゲート設備の排水機場を単純
化、コンパクト化することが可能となるものの、ゲート
を閉鎖するタイミングによっては、支流河川の水位が、
予想以上に早く上がってしまう場合があり、ゲートの開
閉制御の点で未だ不十分な問題があった。
【0015】また、ゲートは、内部に補強部材、排水ポ
ンプ、揚水管等を配設しており、構造が煩雑となる問題
や、これにより、排水ポンプのメンテナンス等が困難と
なる未だ不十分な問題もあった。
【0016】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたもので、構造を格段と簡略化して、安価でメンテ
ナンス性を実用上十分に向上し得るゲート設備を実現す
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、以下の手段を採用した。請求項1
に記載のゲート設備は、一方の水路と他方の水路との間
を仕切って水流を堰き止めるゲートと、当該ゲートの上
記一方の水路側に設けられた吸込口と、上記ゲートを閉
鎖した状態で上記吸込口から上記一方の水を吸い込んで
上記他方の水路側に排水する排水ポンプとを有するゲー
ト設備において、上記排水ポンプを配設する揚水管を、
上記ゲートの補強部材と兼用することを特徴としてい
る。
【0018】上述したゲート設備によれば、排水ポンプ
を配設する揚水管を、ゲートの補強部材と兼用すること
により、ゲートを補強するための補強部材を設ける必要
がない分、部品点数を低減し、ゲート設備の構造を簡略
化するとともに、コストを低減させる。
【0019】しかも、請求項2に記載の発明は、請求項
1に係るゲート設備において、上記ゲートを閉鎖した状
態で、上記一方の水位が上記他方の水位よりも高い場合
に、上記一方の水を上記他方の水路側に排水するための
自然排水手段を設けることを特徴としている。このゲー
ト設備によれば、当該ゲートを閉鎖した状態で、一方の
水位が他方の水位よりも高い場合に、一方の水を他方の
水路側に排水するための自然排水手段を設けることによ
り、ゲートを閉鎖するタイミングが早い場合に、一方の
水位が他方の水位よりも高くなりすぎるのを未然に防止
する。
【0020】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に係るゲート設備において、上記排水ポンプ
が、上記揚水管内に脱着自在に設けられることを特徴と
している。このゲート設備によれば、排水ポンプが、揚
水管内に脱着自在に設けられることにより、この排水ポ
ンプのメンテナンス性をより一層向上させる。
【0021】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1、2または3に係るゲート設備において、上記揚水管
内壁に、上記排水ポンプを搭載するための搭載手段が設
けられ、上記搭載手段が、フランジと、複数の係止部材
とからなり、各上記係止部材が、上記排水ポンプ側に設
けられる複数の突出部と係わり合うようにして、上記排
水ポンプを上記揚水管内に搭載することを特徴としてい
る。このゲート設備によれば、排水ポンプを揚水管内に
投入する際、揚水管内壁の各係止部材と排水ポンプの各
突出部とが係わり合うことにより、排水ポンプが揚水管
に対して斜めに搭載されるのを防止するとともに、排水
ポンプの駆動に伴って、排水ポンプ自身が回転するのを
未然に防止する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は、例えば本流河川と支流
河川との境界などに設けられ、水流の堰き止めおよび排
水を行い得るゲート設備に関するものであり、その一実
施の形態を、図面を参照しながら以下に詳述するが、本
発明がこれに限定解釈されるものでないことはもちろん
である。
【0023】図1は、本発明における一実施の形態に係
るゲート設備を示す概略斜視図である。このゲート設備
は、支流河川BRと本流河川MRとの合流部に設置され
たものであり、排水機場10を備えている。この排水機
場10には、監視設備、制御設備、電源設備等の各種機
器と、例えば1基のポンプゲートGが備えられている。
このポンプゲートGは、本流河川MRと支流河川BRと
の間を仕切って水流を堰き止めるものであり、図示しな
い昇降機構によって昇降(開閉)するように構成されて
いる。
【0024】このポンプゲートGが開放されている場
合、支流河川BRを流れる水は、ポンプゲートGを介し
て本流河川MRに流入するようになされている。一方、
ポンプゲートGが閉鎖されている場合には、これらポン
プゲートGによって、支流河川BRの水が本流河川MR
に流れ込むのを阻止できるようになされている。
【0025】具体的に、このポンプゲートGには、図3
の概略斜視図に示すように、揚水管12と、この揚水管
12内部に設けられた排水ポンプ13および強制排水用
フラップ弁14と、自然流下用フラップ弁15とが設け
られており、支流河川BRの水を、この排水ポンプ13
によって汲み上げることで、強制排水用フラップ弁14
を介して本流河川MRに排水するようになされている。
【0026】この揚水管12は、例えば円柱状の鋼材等
からなるもので、ポンプゲートGの補強部材を兼用して
いる。これにより、このポンプゲートGでは、従来のポ
ンプゲートに比べて、構造をより一層簡略化することが
でき、その分、コストも低減することができるようにな
されている。
【0027】また、このポンプゲートGは、図3との対
応部分に同一符号を付した図4に示すように、閉鎖時に
おける、支流河川BR側の水位が、本流河川MR側の水
位よりも高い場合に、支流河川BRの水を、自然流下用
フラップ弁15を介して本流河川MRに排水するように
なされている。
【0028】これにより、このポンプゲートGでは、閉
鎖するタイミングが早い場合に、支流河川BR側の水位
が予想以上に高くなり、当該支流河川BRが決壊するの
を未然に防止し、このようなポンプゲートGの開閉制御
を、従来に比べて格段と容易にすることができる。
【0029】ここで、このようなポンプゲートGの排水
ポンプ13は、図5に示すように、支流河川BR(一方
の水路)と本流河川MR(他方の水路)との間を仕切っ
て水流を堰き止める揚水管12と、この揚水管12の内
部に装備された排水ポンプ13と、ポンプゲートGを昇
降させる図示しない昇降機構とを備えて概略構成されて
いる。
【0030】揚水管12は、上述したように、円柱状の
中空構造体であり、支流河川BR側を向いた壁面12a
の下部に吸込口12bが2箇所(紙面直交方向に2箇
所)配置され、また本流河川MR側を向いた壁面12c
の上部に吐出口12dが2箇所(紙面直交方向に2箇
所)配置されているとともに、この壁面12cの下部に
吐出口12jが2箇所(紙面直交方向に2箇所)配置さ
れている。なお、この実施の形態の場合、揚水管12の
吸込口12b、吐出口12dおよび吐出口12jを、そ
れぞれ2箇所(紙面直交方向に2箇所)ずつ配置するよ
うにした場合について述べるが、本発明はこの限りでは
ない。
【0031】そして、これら吸込口12bから吐出口1
2jを経て吐出口12dにかけて、上昇流路である内部
流路12eが形成されており、これら内部流路12e内
に排水ポンプ13がそれぞれ1台ずつ配置されている。
なお、符号12fで示す部材は、吸込口12bから取り
込んだ水を、スムーズに上方向に方向転換させるための
ベーンである。
【0032】吐出口12dは、壁面12cより突出した
円筒の開口部として形成されており、上下動作する蓋体
である強制排水用フラップ弁14が、開閉自在に設けら
れている。なお、この強制排水用フラップ弁14と、吐
出口12dとの間の接合部分には、これらの間を水密に
合致させるための図示しないシール部材が設けられてい
る。
【0033】また、吐出口12jは、壁面12cに開口
部として形成されており、上述した吐出口12dと同様
に、蓋体である自然流下用フラップ弁15が、開閉自在
に設けられている。なお、この自然流下用フラップ弁1
5と、吐出口12jとの間の接合部分には、これらの間
を水密に合致させるための図示しないシール部材が設け
られている。
【0034】排水ポンプ13は、鉛直方向に回転軸線を
有するように、内部流路12e内に垂直配置されてお
り、ポンプケース18の内部に、インペラ13aが円周
方向に配設される主軸13bと同軸に取り付けられたモ
ータ16によって駆動される。
【0035】このモータ16は、主軸13b周囲に取り
付けられたロータコア13Aと、当該ロータコア13A
周囲と所定の間隔を保って配置されたステータ13Bと
を備えている。そして、このモータ16に駆動される主
軸13bに伴って回転する羽根13aにより、吸込口1
2bから取り込んだ水を揚水して、吐出口12dより吐
出する排水流れを形成できるようになされている。
【0036】ここで、排水ポンプ13の揚水管12内部
への収納状態を、図5におけるA部詳細図である図6に
示す。この図6において、(a)は縦断面図、(b)は
(a)におけるA−A矢視図である。図において、揚水
管12の壁面12cには段部12iを有するフランジ1
2gが形成されており、このフランジ12gの段部12
iにポンプケース18のケースフランジ18aが搭載さ
れている。
【0037】また、フランジ12gと揚水管12の内壁
には、係止部材12hが、この内壁の円周方向に例えば
4箇所設けられている。この係止部材12hは、揚水管
12上部方向側に、傾斜部を有してなる。一方、ケース
フランジ18aには、突出部18bが、その円周方向に
例えば3箇所設けられている。
【0038】なお、この場合、排水ポンプ13は、図7
に示すように、揚水管12内に脱着可能に取り付けられ
ているが、本発明は、これに限るところではない。但
し、本実施例のように、排水ポンプ13を脱着可能にす
ることにより、排水ポンプ13のメンテナンス性を格段
と向上させる利点があるのは他言するまでもない。
【0039】これにより、このポンプゲートGでは、排
水ポンプ13を揚水管12内に投入した際、これら係止
部材12hと、突出部18bとが係わりあって、当該排
水ポンプ13が、揚水管12内部に正確に取り付けられ
るようになされているとともに、排水ポンプ13の駆動
によって、排水ポンプ13自身が回転するのを未然に防
止するようになされている。
【0040】以上のように、このポンプゲートGによれ
ば、ゲート閉鎖時、図8(a)〜図8(c)に示すよう
に、支流河川BR側の水位が本流河川MR側の水位より
も高い場合、支流河川BR側の水を、排水ポンプ13を
駆動することなく、水圧によって自然流下用フラップ1
5を開いて本流河川MR側に排水することができ、この
ポンプゲートGの開閉制御を格段と容易にすることがで
きる。また、このポンプゲートGによれば、支流河川B
R側の水を排水ポンプ13の駆動によって吸い上げ、そ
の水圧で強制排水用フラップ14を開き、本流河川MR
側に強制的に排水することができる。
【0041】また、このポンプゲートGによれば、揚水
管12を補強部材と兼用して用いるとともに、排水ポン
プ13を揚水管12内に脱着可能に設けるようにしたこ
とにより、ポンプゲートGの構造を格段と簡略化するこ
とができるため、コストを低減でき、メンテナンス性を
実用上十分に向上することができる。
【0042】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ゲート設
備において、排水ポンプを配設する揚水管を、ゲートの
補強部材と兼用することにより、ゲートを補強するため
の補強部材を設ける必要がない分、部品点数を低減する
ことができるとともに、メンテナンスが容易になり、か
くして構造を格段と簡略化し、安価でメンテナンス性を
実用上十分に向上し得るゲート設備を実現することがで
きる。
【0043】しかも、このゲート設備によれば、当該ゲ
ートを閉鎖した状態で、一方の水位が他方の水位よりも
高い場合に、一方の水を他方の水路側に排水するための
自然排水手段を設けることにより、ゲートを閉鎖するタ
イミングが早い場合に、一方の水位が他方の水位よりも
高くなりすぎるのを未然に防止することができ、ゲート
の開閉制御を格段と容易にすることができる。
【0044】また、このゲート設備によれば、排水ポン
プが、揚水管内に脱着自在に設けられることにより、こ
の排水ポンプのメンテナンス性をより一層向上させるこ
とができる。
【0045】さらに、このゲート設備によれば、排水ポ
ンプを揚水管内に投入する際、揚水管内壁の各係止部材
と排水ポンプの各突出部とが係わり合うことにより、排
水ポンプが揚水管に対して斜めに搭載されるのを防止で
きるとともに、排水ポンプの駆動に伴って、排水ポンプ
自身が回転するのを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態によるゲート設備を示す概略斜
視図である。
【図2】 本実施の形態によるゲート設備を示す上面図
である。
【図3】 ポンプゲートの説明に供する概略斜視図であ
る。
【図4】 ポンプゲートの説明に供する概略斜視図であ
る。
【図5】 排水ポンプの説明に供する部分的断面図であ
る。
【図6】 排水ポンプの説明に供する要部拡大断面図で
ある。
【図7】 ポンプゲートの説明に供する概略斜視図であ
る。
【図8】 ポンプゲートで閉鎖した水の流れの説明に供
する概略図である。
【図9】 従来のゲート設備を示す概略斜視図である。
【図10】 従来のゲート設備を示す上面図である。
【符号の説明】
10 排水機場 11 除塵機 12 揚水管 12b 吸込口 12d 吐出口 12e 内部流路 12g フランジ 12h 係止部材 12i 段部 12j 吐出口 13 排水ポンプ 13a インペラ 13b 主軸 14 強制排水用フラップ弁 15 自然流下用フラップ弁(自然排水手段) 16 モータ 18 ポンプケース 18a ケースフランジ 18b 突出部 G ポンプゲート(ゲート) MR 本流河川 BR 支流河川
フロントページの続き (72)発明者 土肥 昭晶 東京都港区芝5丁目29−17 株式会社エ ル・コンサルタンツ内 Fターム(参考) 2D019 AA41

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の水路と他方の水路との間を仕切っ
    て水流を堰き止めるゲートと、当該ゲートの上記一方の
    水路側に設けられた吸込口と、上記ゲートを閉鎖した状
    態で上記吸込口から上記一方の水を吸い込んで上記他方
    の水路側に排水する排水ポンプとを有するゲート設備に
    おいて、 上記排水ポンプを配設する揚水管を、上記ゲートの補強
    部材と兼用することを特徴とするゲート設備。
  2. 【請求項2】 上記ゲートを閉鎖した状態で、上記一方
    の水位が上記他方の水位よりも高い場合に、上記一方の
    水を上記他方の水路側に排水するための自然排水手段を
    具えることを特徴とする請求項1に記載のゲート設備。
  3. 【請求項3】 上記排水ポンプが、上記揚水管内に脱着
    自在に設けられることを特徴とする請求項1または2に
    記載のゲート設備。
  4. 【請求項4】 上記揚水管内壁に、上記排水ポンプを搭
    載するための搭載手段が設けられ、 上記搭載手段が、フランジと、 複数の係止部材とからなり、 各上記係止部材が、上記排水ポンプ側に設けられる複数
    の突出部と係わり合うようにして、上記排水ポンプを上
    記揚水管内に搭載することを特徴とする請求項1、2ま
    たは3に記載のゲート設備。
JP2001168306A 2001-06-04 2001-06-04 ゲート設備 Withdrawn JP2002356836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001168306A JP2002356836A (ja) 2001-06-04 2001-06-04 ゲート設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001168306A JP2002356836A (ja) 2001-06-04 2001-06-04 ゲート設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002356836A true JP2002356836A (ja) 2002-12-13

Family

ID=19010554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001168306A Withdrawn JP2002356836A (ja) 2001-06-04 2001-06-04 ゲート設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002356836A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008175162A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Kubota Corp ポンプ装置及びポンプゲート装置
KR102121767B1 (ko) * 2019-09-17 2020-06-12 주식회사 우진산업 유지보수가 용이한 가동보
KR102124277B1 (ko) * 2019-09-18 2020-06-17 정근수 펌프내장형 펌프게이트
CN114370406A (zh) * 2022-02-16 2022-04-19 黄河勘测规划设计研究院有限公司 明渠渠道输水能力提升装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008175162A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Kubota Corp ポンプ装置及びポンプゲート装置
KR102121767B1 (ko) * 2019-09-17 2020-06-12 주식회사 우진산업 유지보수가 용이한 가동보
KR102124277B1 (ko) * 2019-09-18 2020-06-17 정근수 펌프내장형 펌프게이트
CN114370406A (zh) * 2022-02-16 2022-04-19 黄河勘测规划设计研究院有限公司 明渠渠道输水能力提升装置
CN114370406B (zh) * 2022-02-16 2024-02-27 黄河勘测规划设计研究院有限公司 明渠渠道输水能力提升装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101351063B1 (ko) 펌프용 제진기 및 이를 이용한 제진기 일체형 펌프 게이트
JP2002356836A (ja) ゲート設備
JP4566852B2 (ja) 横軸ポンプ、ポンプゲート設備、排水機場
JP2002332624A (ja) 排水ポンプシステム
JP4578283B2 (ja) 排水システム
JP4486765B2 (ja) 排水路の排水設備
JP3086085U (ja) 複合ゲートポンプ設備
JPH11323884A (ja) 排水ポンプシステム
JPH0954190A (ja) 原子力発電所の取水設備
JPH0619152B2 (ja) 横型水中モータポンプによる堤防横過揚水装置
JP2005097964A (ja) ポンプゲート装置
JP2003155729A (ja) ポンプゲート
JP3560812B2 (ja) 水中ポンプ設備
JP3929213B2 (ja) チューブラ型ポンプ設備
JP2550727Y2 (ja) ポンプ付き排水ピット
JP3052129B2 (ja) ポンプ一体化ゲート設備
JP2002256534A (ja) ゲートポンプ
JPH05180187A (ja) 立軸ポンプ装置
JP2002129539A (ja) ポンプゲート
JP3749401B2 (ja) ボルテックスポンプゲート
JP2005054540A (ja) ポンプゲート
JP2002322634A (ja) ポンプゲート
JPH05187388A (ja) 揚水ポンプ装置
JPS63162975A (ja) スクリユ−ポンプ設備
JP2002335611A (ja) 配線類地下埋設ボックス用排水装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805