JP2002256534A - ゲートポンプ - Google Patents
ゲートポンプInfo
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Abstract
低減と、長期にわたって円滑な自然流下を可能とするゲ
ートポンプを提供する。 【解決手段】止水ゲート1に水中ポンプを搭載したゲー
トポンプにおいて、前記止水ゲート1は、水平に固定さ
れた支持部に上端が支持され下端が回動自在に取り付け
られたフラップゲートと、このフラップゲートを貫通す
る孔に、壁面に対し垂直に搭載された横軸水中ポンプ2
とを備え、前記フラップゲートの下端に、垂直面から上
側へ回動することを拘束する拘束手段11を設けるもの
である。
Description
ゲートに、水中ポンプを搭載したゲートポンプに関す
る。
する。図はゲートポンプの縦断面図で、立軸水中ポンプ
18を昇降形止水ゲート19に搭載して一体的に構成し
たものである。このようなゲートポンプを本川21と支
川22とが分岐する近傍の支川22側に配置し、通常の
自然に流れ下るいわゆる自然流下の場合は、昇降形止水
ゲート19を水面以上に上昇させて排水している。多量
の降雨によって本川21側水位が上昇し、支川22側か
ら本川21側への自然流下ができなくなった場合には、
昇降形止水ゲート19を降下して本川21側から支川2
2側への逆流を防ぐと共に立軸水中ポンプ18を運転し
て支川22側から本川21側に強制的に排水していた。
また、図5に示すようなゲートポンプが特開平11−1
66496号公報により提案されている。このゲートポ
ンプは、昇降形止水ゲート19に横軸形式のアウターロ
ータ形水中ポンプ20を搭載したものである。さらに上
記以外にも、フラップの一端が軸で支持され、軸を中心
にして他端が回動して開閉するいわゆるフラップゲート
構造のものがあり、たとえば、特開平11−18174
8号公報、特開2000−120049号公報などによ
り提案されている。
もしくはフラップゲート構造のものには、下記の点に関
して十分に配慮されていなかった。図4のゲートポンプ
おいては、昇降形止水ゲート19を水中に降下したまま
の状態では自然流下ができない。このため、昇降形止水
ゲート19の上下操作が必要となり、電動機、油圧モー
タなどの動力源を用いて、水位が低く強制排水の必要が
ない自然流下の時には昇降形止水ゲート19を上昇さ
せ、多量の降雨によって強制排水が必要になったときに
は昇降形止水ゲート19を降下させなければならず、ゲ
ート管理者の負担を大きくしていた。
同口径の横軸ポンプに比べて大きく、また重量も重くな
るので、必然的に昇降形ゲートポンプ19の大形化を招
きイニシャルコストを高めていた。
のアウターロータ形水中ポンプ20の採用によって省ス
ペース化をでき、重量バランスがよいという利点はある
が、水中ポンプ20を水中に没したままの状態で支川側
から本川側へ自然流下を行うと、自然流が水中ポンプ2
0内を通過するため、ポンプ内部の損傷、ゴミ等の堆積
によって長期の円滑な自然流下をできない恐れがあっ
た。
川側と本川側との差圧によって自動開閉が可能であり、
かつ門柱を設ける必要もないので省スペース化という利
点はあるが、支川22側水位が本川21側水位よりも低
い場合には強制排水が不可能なものであった。
ートを用いることによってゲート管理者の負担を軽減す
る共に、止水ゲートの開閉に対して電動機、油圧モータ
などの動力源が必要でないため維持費の低減が可能なゲ
ートポンプを提供することにある。
降下し没した状態でも自然流がポンプ内を通過しない構
造とし、このためポンプ内部の損傷、ゴミ等の堆積がな
いため長期にわたって円滑な自然流下を可能とするゲー
トポンプを提供することにある。さらに本発明の目的
は、省スペース化が可能なゲートポンプを提供すること
にある。
め、本発明のゲートポンプに係る第1の発明の構成は、
止水ゲートに水中ポンプを搭載したゲートポンプにおい
て、前記止水ゲートは、水平に固定された支持部に上端
が支持され下端が回動自在に取り付けられたフラップゲ
ートと、このフラップゲートを貫通する孔に、壁面に対
し垂直に搭載された水中ポンプとを備え、前記フラップ
ゲートの下端に、垂直面から上側へ回動することを拘束
する拘束手段を設けるものである。
ートポンプに係る第2の発明の構成は、止水ゲートに水
中ポンプを搭載したゲートポンプにおいて、前記止水ゲ
ートは、水平に固定された支持部に上端が支持され下端
が回動自在に取り付けられたフラップゲートと、このフ
ラップゲートを貫通する孔に、壁面に対し垂直に搭載さ
れた水中ポンプと、前記止水ゲートの上端に取り付けら
れ、止水ゲートを強制開閉する強制開閉手段とを備え、
前記フラップゲートの下端に、垂直面から上流側へ回動
することを拘束する拘束手段を設けるものである。
面に上流側から下流側に低く形成された段差とするもの
である。また前記水中ポンプは、ポンプ吐出口に下流側
から上流側の流れを阻止するフラップ弁を有するもので
ある。さらに、前記水中ポンプは、止水ゲートの壁面に
対し垂直方向であって止水ゲートの厚さ方向の中心に、
横軸水中ポンプの重心が一致して取り付けられてもので
ある。
を参照して説明する。図1は、本発明のゲートポンプに
係る実施例の縦断面図で、止水ゲートが閉じた状態、図
2は止水ゲートが開いた状態を示す。また図3は、止水
ゲートに横軸水中ポンプを取り付けた部分の詳細断面図
である。
る横軸水中ポンプ2が、前記止水ゲート1に搭載され、
止水ゲート1と横軸水中ポンプ2とは一体的に構成され
ている。止水ゲート1には、本川21側から支川22側
へ水流が逆流しないように、水圧で開閉するフラップゲ
ートを用いる。
固定され、この支持部材3の上端にはバランスウエイト
4が取り付けられている。支持部材3の中央部は、コン
クリートなどの基礎5に堅固に固定された支持部材6に
軸7を介して回転自在に支持されている。さらに、軸7
の上方の支持部材3には非常時に強制的に開閉が可能な
ように強制開閉手段として油圧シリンダ8が取り付けら
れる。横軸水中ポンプ2の重心Aは、止水ゲート1の厚
さ方向中心にほぼ一致し、小さな水圧で止水ゲート1の
円滑な開閉が行なえるようになっている。横軸水中ポン
プ2の吐出口には、フラップ弁9が軸9aを軸にして回
動自在に取り付けられており、下流側(本川21側)か
ら上流(支川22側)への水流の逆流を防止している。
また横軸水中ポンプ2の入り口側には必要に応じて、自
然流に混じって流れてくる塵・ゴミなどを除去するため
の除塵機(もしくはレーキ)10を取り付ける。
川22との分岐点近傍の支川22側に配置する。支川2
2側水位が本川21側水位よりも低い時は、止水ゲート
1が本川21側水位と支川22側水位との差圧及び止水
ゲート1の自重によって閉じられ、横軸水中ポンプ2を
駆動して強制排水を行う。段差11は、上流から下流に
対して低くなるように設けられ、これによって、止水ゲ
ート1が本川21側水位の水圧によって上流側に回動し
ないように拘束するストッパの作用を果たしている。す
なわち、本川21側水位が支川22側水位より高い場合
は、本川21側水位と支川22側水位との差圧及び止水
ゲート1の自重によって止水ゲート1を段差10で固定
している。これにより、本川21側から支川22側への
逆流を防ぐと共に、ゲートポンプの運転時に発生しやす
い止水ゲート1の振動を抑制することもできる。
側水位よりも所定高さ以上に高い時には、図2に示すよ
うに、支川22側水位と本川21側水位との差圧により
止水ゲート1が本川21側へ押し出されて開き自然流下
を行う。自然流下時には、横軸水中ポンプ2の吐出口は
斜め上方に傾いた状態となって水面より高い位置に上昇
する。したがって横軸水中ポンプ2内を水流が自然流下
することがない。
辺12に溜まったゴミ等も流し出される。なお、上記の
実施形態では、止水ゲート1に横軸水中ポンプ2を搭載
したものについて説明したが、図4に示すような立軸水
中ポンプとすることもできる。
機でも同様な効果が得られる。
面である。
に貫通する孔に平行に軸心を一致させて円筒状ポンプケ
ーシング13の入り口側に形成されたフランジ13aが
取り付けられている。ポンプケーシング13内には、ポ
ンプ羽根車14の主軸15が止水ゲート1を閉めた状態
で自然流と平行になるように横軸水中ポンプ2を取り付
ける。またポンプケーシング13の出口側には、軸9a
を軸にして前記フラップ弁9が取り付けられる。ポンプ
羽根車14の主軸15には、油圧モータ16が連結さ
れ、この油圧モータ16はケーシング12に固定されて
軸方向の回転が拘束されている。なお、油圧モータ16
には、これを回転駆動するための高圧油を供給する給油
管17が接続されている。
ゲートを用い、支川側水位と本川側水位との差圧によ
り、止水ゲートは自動的に開閉される。このため、ゲー
ト管理者の負担を軽減できると共に、止水ゲートの開閉
に対して、非常時以外は電動機、油圧モータなどの動力
源が必要でないため省エネルギ、維持、管理費の低減を
図れる。
め、長期にわたって円滑な自然流下が可能となる。さら
に、ポンプに横軸形の水中ポンプを用いることによって
省スペース化ができる。
川側水位と支川側水位との差圧によって開閉するように
なっているのでゲート管理者の負担を軽減するると共
に、止水ゲートの開閉に対して、電動機、油圧モータな
どの動力源を必要としないため省エネルギ、維持、ゲー
ト管理費を低減可能なゲートポンプを提供することがで
きる。
しないようになっているのでポンプ内部の損傷、ゴミ等
の堆積がないために長期にわたって円滑な自然流下が可
能なゲートポンプを提供することができる。
いので省スペース化が可能なゲートポンプを提供するこ
とができる。
で、止水ゲートを閉じた状態を示す。
を示す。
の詳細断面図を示す。
フランジ 14 ポンプ羽根車 15 ポンプ羽根車軸 16 油圧モータ 17 給油管 18 立軸水中ポンプ 19 昇降形止水ゲート 20 アウターロータ形水中ポンプ 21 本川 22 支川
Claims (5)
- 【請求項1】止水ゲートに水中ポンプを搭載したゲート
ポンプにおいて、 前記止水ゲートは、水平に固定された支持部に上端が支
持され下端が回動自在に取り付けられたフラップゲート
と、 このフラップゲートを貫通する孔に、壁面に対し垂直に
搭載された水中ポンプとを備え、 前記フラップゲートの下端に、垂直面から上側へ回動す
ることを拘束する拘束手段を設けることを特徴とするゲ
ートポンプ。 - 【請求項2】止水ゲートに水中ポンプを搭載したゲート
ポンプにおいて、 前記止水ゲートは、水平に固定された支持部に上端が支
持され下端が回動自在に取り付けられたフラップゲート
と、 このフラップゲートを貫通する孔に、壁面に対し垂直に
搭載された水中ポンプと、 前記止水ゲートの上端に取り付けられ、止水ゲートを強
制開閉する強制開閉手段とを備え、 前記フラップゲートの下端に、垂直面から上流側へ回動
することを拘束する拘束手段を設けることを特徴とする
ゲートポンプ、 - 【請求項3】前記拘束手段は、軸下方の川底面に上流側
から下流側に低く形成された段差であることを特徴とす
る請求項1もしくは2に記載のゲートポンプ。 - 【請求項4】前記水中ポンプに、ポンプ吐出口に下流側
から上流側への逆流を防止するフラップ弁を取り付ける
ことを特徴とする請求項1もしくは2に記載のゲートポ
ンプ。 - 【請求項5】前記水中ポンプは、止水ゲートの壁面に対
し垂直方向であって止水ゲートの厚さ方向の中心に、水
中ポンプの重心が一致して取り付けられてことを特徴と
する請求項1もしくは2に記載のゲートポンプ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001056257A JP2002256534A (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | ゲートポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001056257A JP2002256534A (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | ゲートポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002256534A true JP2002256534A (ja) | 2002-09-11 |
Family
ID=18916307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001056257A Pending JP2002256534A (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | ゲートポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002256534A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008014051A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Ishigaki Co Ltd | 簡易ポンプゲート並びに簡易ポンプゲートの水路への設置方法 |
KR101612517B1 (ko) | 2015-09-18 | 2016-04-14 | 금전기업 주식회사 | 부하 변동형 플랩밸브를 구비한 게이트 펌프 |
-
2001
- 2001-03-01 JP JP2001056257A patent/JP2002256534A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008014051A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Ishigaki Co Ltd | 簡易ポンプゲート並びに簡易ポンプゲートの水路への設置方法 |
JP4692893B2 (ja) * | 2006-07-07 | 2011-06-01 | 株式会社石垣 | 簡易ポンプゲート |
KR101612517B1 (ko) | 2015-09-18 | 2016-04-14 | 금전기업 주식회사 | 부하 변동형 플랩밸브를 구비한 게이트 펌프 |
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