JP2002322634A - ポンプゲート - Google Patents

ポンプゲート

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JP2002322634A
JP2002322634A JP2001131607A JP2001131607A JP2002322634A JP 2002322634 A JP2002322634 A JP 2002322634A JP 2001131607 A JP2001131607 A JP 2001131607A JP 2001131607 A JP2001131607 A JP 2001131607A JP 2002322634 A JP2002322634 A JP 2002322634A
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gate
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Sadao Uchida
貞雄 内田
Hiroyuki Inoue
博之 井上
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Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
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Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプゲートにおいてゲート扉体の重量、厚
み及び高さの低減を図る。 【解決手段】 ポンプゲート7は、ゲート扉体15内に
内蔵され、その回転軸36が水平方向に延びる排水用の
横軸軸流ポンプ25と、ゲート扉体15内に内蔵され、
その出力軸46が横軸軸流ポンプ25の回転軸36に対
して直交する方向に延びる水中モータ26とを備える。
ポンプゲート7は、水中モータ26の出力軸46と回転
軸36を直接連結し、水中モータ26の出力軸46の回
転を横軸軸流ポンプ25の回転軸36に減速して伝達す
る、水中モータ26に内蔵された減速機41を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川(本川)と支
流(支川)との合流地点近傍等において水路を開閉する
昇降可能なゲート扉体に、排水用のポンプを設けてなる
ポンプゲートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のポンプゲートには、排水用のポ
ンプとして立軸水中モータポンプを備えるものがある
(例えば、実開平1−164315号公報参照)。この
立軸水中モータポンプを備えるポンプゲートは、立軸水
中モータポンプをゲート扉体の外部に取り付けたもの
(取付型)と、立軸水中モータポンプをゲート扉体に内
蔵したもの(内蔵型)とに大別される。
【0003】しかし、立軸水中モータポンプは寸法が大
きく重量も重いため、ゲート扉体の重量が重くなる。ま
た、上記取付型の場合には、ゲート扉体の重量バランス
が良好でなく、昇降時にゲート扉体のガイド機構が損傷
するおそれがある。また、流下物の衝突により立軸水中
モータポンプが破損するおそれもある。一方、上記内蔵
型の場合には、大型の立軸水中モータポンプをゲート扉
体に内蔵することになるので、ゲート扉体の厚さが非常
に大きくなる。
【0004】これに対して、水平方向に延びる回転軸を
備えるポンプ(横軸ポンプ)をゲート扉体に内蔵したポ
ンプゲートが知られている。
【0005】例えば、特開平11−166496号公報
には、横軸型のポンプ本体と水中モータが一体となった
アウターロータ型水中モータポンプを備えるポンプゲー
トが記載されている。また、実開昭64−10531号
公報には、横軸型のポンプ本体と、出力軸が水平方向を
向くように配置された陸上モータと、この陸上モータの
出力軸の回転をポンプ本体に伝達するためのベルト、プ
ーリ及び歯車等からなる動力伝達機構とをゲート扉体に
内蔵したポンプゲートが記載されている。さらに、特開
平4−33710号公報には、ゲート扉体に内蔵した横
軸型のポンプ本体と、ゲート扉体から延びる支柱の上端
に取り付けられ、ゲート扉体及び水面より上方に保持さ
れる陸上モータとを備え、この陸上モータでポンプ本体
を駆動するようにしたポンプゲートが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平1
1−166496号公報に記載のもののようにポンプ本
体と水中モータとを一体構造とすると、水中モータを低
回転高出力とする必要があるため、重量が増加し、ゲー
ト扉体の重量増加につながる。また、上記実開昭64−
10531号公報に記載のものでは、陸上モータ及び動
力伝達機構を水密状態でゲート扉体内に収容する必要が
あるため、ゲート扉体の構造が複雑となり、重量も増加
する。さらに、上記特開平4−33710号公報に記載
のもののでは、陸上モータを水面より上方に保持するた
めの支柱及び陸上モータとポンプ間を連結する長い駆動
軸が必要となるため、ゲート扉体の重量が増加し、重量
バランスも良好でない。
【0007】本発明は、上記従来のポンプゲートにおけ
る問題を解決するためになされたものであり、ゲート扉
体の重量及び厚さの低減を図ると共に、ゲート扉体の重
量バランスが良好なポンプゲートを提供することを課題
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、水路を開閉する昇降可能なゲート扉体
に、排水用のポンプを設けたポンプゲートであって、上
記ゲート扉体内に内蔵され、その回転軸が水平方向に延
びる排水用の横軸軸流ポンプと、上記ゲート扉体内に内
蔵され、その出力軸が上記横軸軸流ポンプの回転軸に対
して直交する方向に延びる水中モータと、上記水中モー
タの出力軸と上記回転軸を直接連結し、上記水中モータ
の出力軸の回転を上記横軸軸流ポンプの回転軸に減速し
て伝達する、上記水中モータに内蔵された減速機とを備
えるポンプゲートを提供するものである。
【0009】本発明のポンプゲートは、水中モータの出
力軸の回転を横軸軸流ポンプの回転軸に減速機を介して
伝達する構成としているため、比較的小型軽量である高
回転の水中モータを使用することができる。よって、横
軸軸流ポンプ及び水中モータの総重量を低減し、ゲート
扉体の重量を低減することができる。また、上記横軸軸
流ポンプは、その出力軸が横軸軸流ポンプの回転軸に対
して直交する方向に伸びる水中モータにより駆動される
ため、横軸軸流ポンプの回転軸方向の寸法を縮小し、ゲ
ート扉体の厚さを低減することができる。さらに、横軸
軸流ポンプと水中モータの両方がゲート扉体内に内蔵さ
れているため、ゲート扉体の重量バランスが良好であ
り、特に、横軸軸流ポンプの上方に水中モータが配置し
た場合に、ゲート扉体の重量バランスが良好となる。さ
らにまた、横軸軸流ポンプがゲート扉体内に内蔵されて
いるため、流下物が衝突することによる横軸軸流ポンプ
の破損を防止することができる。
【0010】水中モータは冷却のために水没している必
要があり、水中モータを水没させたるためにはゲート扉
体に対して横軸軸流ポンプの吐出側の水位を高く設定す
る必要がある。しかし、本発明のゲートポンプでは、駆
動軸や軸継手を介することなく、水中モータの出力軸が
横軸軸流ポンプの回転軸に対して、横軸軸流ポンプに内
蔵された減速機によって直接連結されている。従って、
横軸軸流ポンプの回転軸から水中モータの上端までの長
さを抑制することができ、横軸軸流ポンプの上方に水中
モータを配置した場合(縦置き)でも、水中モータを水
没させるために必要な吐出側水位の高さを低減すること
ができる。
【0011】一方、横軸軸流ポンプの側方に水中モータ
を配置した場合(横置き)には、水中モータの高さを抑
制することができ、水中モータを水没させるために必要
な吐出側水位の高さを低減することができる。また、こ
の場合、上記のように横軸軸流ポンプの回転軸から水中
モータの上端までの長さを抑制することができるため、
2組以上の横軸軸流ポンプ及び水中モータを水平方向に
並べてもゲート扉体の幅の増大を最小限に抑制すること
ができる。
【0012】具体的には、上記減速機は、上記水中モー
タの出力軸の先端に固定された第1の傘歯歯車と、上記
横軸軸流ポンプの回転軸に固定された第2の傘歯歯車と
を備え、これら第1及び第2の傘歯歯車が互いに噛み合
うものであることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す本発明の実施形
態について詳細に説明する。図1に示すように、支川1
の本川2への合流地点に、本川2の堤防3の下方を通っ
て支川1からの水流Fを本川2へ導くための吐出水路
(樋管)4が埋設されている。
【0014】この吐出水路4の堤防3よりも支川1側に
は吐出水槽6が設けられており、この吐出水槽6内に図
2から図4に示す本実施形態のポンプゲート7が設置さ
れている。吐出水槽6の上壁6aに開口部6bが設けて
あり、吐出水槽6の内部は大気に開放されている。
【0015】吐出水路4の本川2への合流箇所には川表
ゲート8が設置されている。この川表ゲート8のゲート
扉体9の上端には、開閉装置10により昇降駆動される
昇降用スピンドル11が連結されており、開閉装置10
によりゲート扉体9を昇降して、吐出水路4を開閉でき
るようなっている。この川表ゲート8は、通常時は開放
されているが、洪水等により本川2が異常水位まで上昇
すると閉鎖される。
【0016】次に、上記ポンプゲート7の構造について
詳細に説明すると、図3に示すように、ポンプゲート7
のゲート扉体15の両側面には回転自在の戸車16a〜
16dが配設されており、これらの戸車16a〜16b
は吐出水槽6の側壁6c,6dに固定された垂直方向に
延びる戸当りレール17a,17bにより案内される。
また、ゲート扉体15の上面には昇降用スピンドル18
a,18bの下端が連結されており、これらの昇降用ス
ピンドル18a,18bは吐出水槽6の上壁6aに配置
された開閉装置19a,19bにより昇降駆動される。
よって、ゲート扉体15を開閉装置19a,19bによ
り昇降させて、吐出水路4を開閉することができる。
【0017】通常、ゲート扉体15の閉鎖時には支川1
の水位H1よりも本川2及び吐出水槽6内の水位H2が
高く、図において矢印Pで示すようにポンプゲート7の
ゲート扉体15に対して水流Fの下流側から上流側に向
けて水圧が作用する。そのためゲート扉体15の上流側
に水密ゴム(図示せず。)による水密構造を設けてい
る。
【0018】ゲート扉体15には、2組の横軸軸流ポン
プ25,25と水中モータ26,26が、水平方向に並
んで内蔵されている。横軸軸流ポンプ25はゲート扉体
15の下部に配置されており、水中ポンプ26は横軸軸
流ポンプ25の垂直方向上方に配置されている。
【0019】図4に示すように、横軸軸流ポンプ25は
両端開口の円筒状であるポンプケーシング28を備え、
このポンプケーシング28は軸線L1が水平方向を向く
ようにゲート扉体15の下部に内蔵されている。図2に
示すように、ポンプケーシング28は、その一端(上流
側)に吸込口29が連結され、他端(水流Fの下流側)
に吐出口30が連結されている。これらポンプケーシン
グ28、吸込口29及び吐出口30により、ゲート扉体
15を水平方向に貫通する流路31が形成されている。
上記吐出口30の先端には逆流防止用のフラップ弁32
が取り付けられている。このフラップ弁32は、上記水
圧Pを受けることにより吐出口30を閉鎖して本川2か
ら支川1への逆流を防止する一方、横軸軸流ポンプ25
が水流を吐出すると吐出口30を開放する。
【0020】また、図4に示すように、上記ポンプケー
シング28は図において上方から流路31内に延びる両
端開口の筒状部28aを備え、この筒状部28aの下端
にインナーケーシング34が一体に形成されている。こ
のインナーケーシング34には、水平方向、すなわち水
流Fの方向に延びるプロペラ軸(回転軸)36が、軸受
37a,37bにより回転自在に支持されている。プロ
ペラ軸36の先端側は、インナーケーシング34の内部
からポンプケーシング28内に突出しており、ポンプ羽
根車39が固定されている。プロペラ軸36とインナー
ケーシング34との間には、インナーケーシング34内
への浸水を防止するためのシール35が取り付けられて
いる。また、プロペラ軸36の軸線L2方向中央部より
やや先端側には減速機41を構成する傘歯歯車(第2の
傘歯歯車)42が固定されている。
【0021】水中モータ26は、横軸軸流ポンプ25の
垂直方向上方に配置され、その出力軸46の軸線L3は
横軸軸流ポンプ25のプロペラ軸36に対して直交する
方向、すなわち垂直方向下向きに延びている。水中モー
タ26のケーシング27は、両端開口の筒状でありステ
ータ50及びロータ51を収容した本体27a、この本
体27aの上端開口を閉鎖するトッププレート27b、
本体27aの下端開口を閉鎖するボトムプレート27
c、及び本体27aの内部からボトムプレート27cを
貫通して下方に延びる筒状部27dを備えている。ボト
ムプレート27cは横軸軸流ポンプ25のポンプケーシ
ング28にボルトにより固定されている。また、上記ケ
ーシング27の筒状部27dは、ポンプケーシング28
の筒状部28aに挿入され、その下端は横軸軸流ポンプ
25のインナーケーシング34に対して固定されてい
る。
【0022】上記のように垂直方向下向きに延びる水中
モータ26の出力軸46の下端は、上記ケーシング27
の筒状部27dの下端から、横軸軸流ポンプ25のイン
ナーケーシング34の内部に突出している。この出力軸
46の下端に、減速機41を構成する傘歯歯車(第2の
傘歯歯車)43が固定されている。なお、筒状部27d
には出力軸46を支持するための軸受37cと、横軸軸
流ポンプ25と水中モータ26の内部を遮断するための
シール45とが取り付けられている。また、ケーシング
27の本体27aにも、出力軸46を支持するための軸
受49a,49b,49cが取り付けられている。
【0023】上記減速機41を構成する傘歯歯車42,
43は互いに噛み合っており、水中モータ26の出力軸
46の回転は、この減速機41を介して横軸軸流ポンプ
25のプロペラ軸36に伝達される。プロペラ軸36側
の傘歯歯車42の歯数を、出力軸46側の傘歯歯車43
の歯数よりも大きく設定しており、水中モータ26の出
力軸46の回転は、横軸軸流ポンプ25のプロペラ軸3
6に減速して伝達される。
【0024】横軸軸流ポンプ25を作動させる際には、
上記川表ゲート8のゲート扉体9を開放する一方、ポン
プゲート7のゲート扉体15を閉鎖する。この状態で水
中モータ26を作動させると、出力軸46の回転が減速
機41を介して横軸軸流ポンプ25のプロペラ軸36に
伝達され、ポンプ羽根車39が回転する。ポンプ羽根車
39が回転すると、上記吸入口29からゲート扉体15
よりも上流の水が流路31内に吸い込まれ、フラップ弁
32を押し上げて吐出口30からゲート扉体15の下流
に吐出される。この吐出された水は吐出水路4を経て本
川2に流入する。上記のように吐出水槽6の内部を大気
開放しているため、横軸軸流ポンプ25が吐出する水流
の圧力振動が堤防3に伝達されるのを防止することがで
きる。
【0025】本実施形態のポンプゲート7では、上記の
ように水中モータ26の出力軸46の回転を横軸軸流ポ
ンプ25のプロペラ軸36に減速機41を介して伝達す
る構成としているため、比較的小型軽量である高回転の
水中モータ26を使用することができる。よって、横軸
軸流ポンプ25の重量と水中モータ26の重量を併せた
総重量を低減し、それによってゲート扉体15の重量を
低減することができる。また、上記横軸軸流ポンプ25
はその上方に位置する水中モータ26により駆動される
ため、横軸軸流ポンプ25のプロペラ軸36の軸線L2
の方向の寸法を縮小し、それによってゲート扉体15の
厚さを低減することができる。さらに、横軸軸流ポンプ
25と水中モータ26の両方がゲート扉体15内に内蔵
されており、かつ、横軸軸流ポンプ25の上方に水中モ
ータ26が配置されているため、ゲート扉体15の重量
バランスが良好である。さらにまた、横軸軸流ポンプ2
5がゲート扉体15内に内蔵されているため、流下物が
衝突することによる横軸軸流ポンプ25の破損を防止す
ることができる。
【0026】水中モータ26は冷却のために水没してい
る必要があり、水中モータ26を水没させるためには、
一般にゲート扉体9に対して横軸軸流ポンプ25の吐出
側の水位を高く設定する必要がある。しかし、本実施形
態のゲートポンプでは、駆動軸や軸継手を介することな
く、水中モータ26の出力軸46が横軸軸流ポンプ25
のプロペラ軸36に対して、横軸軸流ポンプ25のイン
ナーケーシング34に内蔵された減速機43によって直
接連結されている。従って、横軸軸流ポンプ25のプロ
ペラ軸36から水中モータ26の上端までの長さA(本
実施形態では横軸軸流ポンプ25の上方に水中モータ2
6を配置した縦置きであるのでこの長さAは高さとな
る。)を抑制することができ、水中モータ26を水没さ
せるために必要な吐出側水位H2(図1参照)を低減す
ることができる。
【0027】上記実施形態では、堤防の下方を通って支
川と本川をつなぐ吐出水路の支川側にポンプゲートを設
置しているが、ポンプゲートの設置箇所はこれに限定さ
れない。例えば、図5に示すように、支川1の途中(支
川と本川の合流地点及び堤防からある程度離れた地点)
に本発明のポンプゲート7を設けてもよい。この場合、
支川1の両岸に一対の水門柱52a,52bを設け、こ
れらの水門柱52a,52bの上端をコンクリートスラ
ブ53で連結する。また、各水門柱52a,52bに戸
当りレール(図5には図示せず)を設け、コンクリート
スラブ53に開閉装置19a,19bを設ける。図5に
示すポンプゲート7のその他の構造は、上記図1から図
4に示すものと同一であるので、同一の要素には同一の
符号を付して詳細な説明は省略する。
【0028】また、図6に示すように、横軸軸流ポンプ
25の側方に水中モータ25を配置(横置き)してもよ
い。この場合、川底から水中モータ25までの高さを抑
制することができ、水中モータ25を水没させるために
必要な吐出側水位H2をさらに低減することができる。
また、この場合、上記のように横軸軸流ポンプ25のプ
ロペラ軸36から水中モータ25の上端までの長さAを
抑制することができるため、2組の横軸軸流ポンプ25
及び水中モータ26を水平方向に並べているにもかかわ
らず、ゲート扉体17の幅の増大を最小限に抑制するこ
とができる。図6に示すポンプゲート7のその他の構造
は、上記図1から図4に示すものと同一であるので、同
一の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0029】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、ゲート扉
体に内蔵される横軸軸流ポンプ及び水中モータは1組で
あってもよく、3組以上であってもよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のポンプゲートは、ゲート扉体内に内蔵され、その回転
軸が水平方向に延びる横軸軸流ポンプと、ゲート扉体内
に内蔵され、その出力軸が横軸軸流ポンプの回転軸に対
して直交する方向に伸びる水中モータとを備え、横軸軸
流ポンプに内蔵された減速機を介して水中モータの出力
軸の回転を横軸軸流ポンプの回転軸に減速して直接伝達
する構成としているため、以下の効果がある。まず、横
軸軸流ポンプ及び水中モータの総重量を低減し、ゲート
扉体の重量を低減することができる。また、横軸軸流ポ
ンプの回転軸方向の寸法を縮小し、ゲート扉体の厚さを
低減することができる。さらに、ゲート扉体の重量バラ
ンスが良好である。さらにまた、流下物が衝突すること
による横軸軸流ポンプの破損を防止することができる。
また、水中モータを水没させるために必要な吐出側水位
の高さを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかるポンプゲートの設
置例を示す縦断面図である。
【図2】 本発明の実施形態にかかるポンプゲートを示
す縦断面図である。
【図3】 本発明の実施形態にかかるポンプゲートを示
す図2のIII-III線での断面図である。
【図4】 軸流ポンプを示す縦断面図である。
【図5】 本発明の他の実施形態に係るポンプゲートの
他の設置例を示す縦断面図である。
【図6】 本発明の他の実施形態にかかるポンプゲート
を示す縦断面図である。
【符号の説明】 1 支川 2 本川 3 堤防 4 吐出水路 6 吐出水槽 6a 上壁 6b 開口部 6c,6d 側壁 7 ポンプゲート 8 川表ゲート 9 ゲート扉体 10 開閉装置 11 昇降用スピンドル 15 ゲート扉体 16a,16b,16c,16d 戸車 17a,17b 戸当りレール 18a,18b 昇降用スピンドル 19a,19b 開閉装置 25 横軸軸流ポンプ 26 水中モータ 27 ケーシング 27a 本体 27b トッププレート 27c ボトムプレート 27d 筒状部 28 ポンプケーシング 29 吸込口 30 吐出口 31 流路 32 フラップ弁 34 インナーケーシング 34a 第1部分 34b 第2部分 35 シール 37a,37b,37c 軸受 36 プロペラ軸(回転軸) 39 ポンプ羽根車 41 減速機 42,43 傘歯車 46 出力軸 48a,48b 軸封装置 49a,49b,49c 軸受 50 ステータ 51 ロータ 52a,52b 水門柱 53 コンクリートスラブ L1,L2,L3 軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D019 AA41 3H022 AA01 BA03 BA06 CA06 DA00 3J009 DA17 EA06 EA32 EA44 FA30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路を開閉する昇降可能なゲート扉体
    に、排水用のポンプを設けたポンプゲートであって、 上記ゲート扉体内に内蔵され、その回転軸が水平方向に
    延びる排水用の横軸軸流ポンプと、 上記ゲート扉体内に内蔵され、その出力軸が上記横軸軸
    流ポンプの回転軸に対して直交する方向に延びる水中モ
    ータと、 上記水中モータの出力軸と上記回転軸を直接連結し、上
    記水中モータの出力軸の回転を上記横軸軸流ポンプの回
    転軸に減速して伝達する、上記水中モータに内蔵された
    減速機とを備えるポンプゲート。
  2. 【請求項2】 上記減速機は、上記水中モータの出力軸
    の先端に固定された第1の傘歯歯車と、上記横軸軸流ポ
    ンプの回転軸に固定された第2の傘歯歯車とを備え、こ
    れら第1及び第2の傘歯歯車が互いに噛み合うものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のポンプゲート。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101552305B1 (ko) 2013-03-14 2015-09-10 주식회사 대한산업기계 수문

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101552305B1 (ko) 2013-03-14 2015-09-10 주식회사 대한산업기계 수문

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