JP2002348838A - ゲート設備 - Google Patents

ゲート設備

Info

Publication number
JP2002348838A
JP2002348838A JP2001152576A JP2001152576A JP2002348838A JP 2002348838 A JP2002348838 A JP 2002348838A JP 2001152576 A JP2001152576 A JP 2001152576A JP 2001152576 A JP2001152576 A JP 2001152576A JP 2002348838 A JP2002348838 A JP 2002348838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
suction port
water
flow
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001152576A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Masuda
将寛 益田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001152576A priority Critical patent/JP2002348838A/ja
Publication of JP2002348838A publication Critical patent/JP2002348838A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Barrages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気吸込渦の発生による排水性能低下、並び
に振動及び騒音の防止により、極力低い水位まで排水す
ることができるゲート設備の提供を課題とする。 【解決手段】 吸込口11bに吸い込む水の流れを、該
吸込口11bに向かって斜め下方から流れ込む向きの流
れにガイドする、吸込口流れガイド部13を設けた構成
を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば本流河川と
支流河川との境界などに設けられ、水流の堰き止め並び
に排水が行えるゲート設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、本流河川と、この本
流河川に近接する支流河川との境界には、本流河川の水
が支流河川に逆流することを防止するためのゲート設備
が設置されている。この種のゲート設備は、開閉可能な
ゲートを有し、このゲートを閉鎖させることにより、本
流河川と支流河川との間を仕切って水流を堰き止めるこ
とができるようになっている。また、このゲートに排水
ポンプを設けることで、支流河川側から本流河川側に向
けて排水可能なゲート設備も知られている。
【0003】この種の従来のゲート設備の一例を、図1
4及び図15に示す。ここで、図14は従来のゲート設
備の斜視図であり、図15はこのゲート設備に備えられ
ているポンプゲートの縦断面図を示している。図14に
示すゲート設備は、支流河川BRと本流河川MRとの合
流部に設置されたものであり、排水機場1を備えてい
る。この排水機場1には、監視設備、制御設備、電源設
備等の各種機器と、例えば2基のポンプゲート2,2が
備えられている。これらポンプゲート2,2は、本流河
川MRと支流河川BRとの間を仕切って水流を堰き止め
るものであり、図示されない昇降機構によって昇降(開
閉)するように構成されている。
【0004】各ポンプゲート2,2が開放されている場
合、支流河川BRを流れる水は、各ポンプゲート2,2
を介して本流河川MRに流入するようになっている。一
方、各ポンプゲート2,2が閉鎖されている場合には、
これらポンプゲート2,2によって、支流河川BRの水
が本流河川MRに流れ込み、あるいは本流河川MRの水
が支流河川BRに逆流するのを阻止可能としている。
【0005】図15に示すように、ポンプゲート2は、
概略四角板形状のゲート本体4と、該ゲート本体4の内
部に装備された排水ポンプ5と、ゲート本体4を昇降さ
せる図示されない昇降機構とを備えて概略構成されてい
る。ゲート本体4は、鋼板等で構成された中空構造体で
あり、支流河川BR側を向いた壁面下部には吸込口4a
が配置され、また本流河川MR側を向いた壁面上部には
吐出口4bが配置されている。そして、これら吸込口4
aから吐出口4bにかけて内部流路4cが形成されてお
り、この内部流路4c内に前記排水ポンプ5が配置され
ている。そして、このポンプゲート2によれば、支流河
川BRと本流河川MRとの間を閉鎖した状態で排水ポン
プ5を起動させると、支流河川BR側の水を吸込口4a
から吸い込んで、内部流路4cを介して吐出口4bから
本流河川MR側に排水することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記説明の
従来のゲート設備のポンプゲート2としては、支流河川
BR側の水を極力低い水位まで問題なく本流河川側に排
水できる高い排水能力が望まれている。このような関係
から、吸込口4aはゲート本体4aの壁面低位置に配置
されているが、この吸込口4aは、単純に支流河川BR
側を向いた壁面4dに開口した貫通穴であることから、
空気吸込渦Uを生じやすいという問題を有していた。こ
の空気吸込渦Uは、吸込口4aに向かう水の流れに偏り
流れや旋回流れが生じたときに水表面に生じる渦が発達
したものであり、このような空気吸込渦Uが発生してし
まうと、排水ポンプ5の排水性能を低下させるのみなら
ず、振動及び騒音の発生をも招来するという問題を引き
起こすこととなる。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、空気吸込渦の発生による排水性能低下、並びに
振動及び騒音の防止により、極力低い水位まで排水する
ことができるゲート設備の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の手段を採用した。すなわち、請求項
1に記載のゲート設備は、一方の水路と他方の水路との
間を仕切って水流を堰き止めるゲートと、該ゲートの前
記一方の水路側に設けられた吸込口と、前記ゲートを閉
鎖した状態で前記吸込口から前記一方の水路側の水を吸
い込んで前記他方の水路側に排水する排水ポンプとを備
えたゲート設備において、前記吸込口に吸い込む水の流
れを、該吸込口に向かう水平方向の流れ、もしくは、該
吸込口に向かって斜め下方から流れ込む向きの流れにガ
イドする、吸込口流れガイドが設けられていることを特
徴とする。上記請求項1記載のゲート設備によれば、吸
込口に流れ込む水の流れは、吸込口流れガイドにより、
吸込口に向かう水平方向の流れ、もしくは、吸込口に向
かって斜め下方から流れ込む向きの流れにガイドされ
る。これにより、吸込口の斜め上方である水面から吸込
口に向かう水の流れを防止することができるので、水表
面から吸込口に向かって発達する空気吸込渦を誘発しに
くくすることができるようになる。
【0009】請求項2記載のゲート設備は、請求項1記
載のゲート設備において、前記吸込口流れガイドが、前
記ゲートの昇降動作に応じて前記吸込口より着脱可能で
あることを特徴とする。上記請求項2記載のゲート設備
によれば、ゲートを降ろして両水路間を仕切った状態で
は、ゲートの吸込口に吸込口流れガイドを装着しておく
ことで、排水ポンプによる排水時の空気吸込渦の発生を
防止することができる。一方、ゲートを上げて両水路間
を開く際には、吸込口より吸込口流れガイドを取り外す
ことで、この吸込口流れガイドが例えば隣接する土木構
造等と接触するのを避けることができるようになる。
【0010】請求項3記載のゲート設備は、一方の水路
と他方の水路との間を仕切って水流を堰き止めるゲート
と、該ゲートの前記一方の水路側に設けられた吸込口
と、前記ゲートを閉鎖した状態で前記吸込口から前記一
方の水路側の水を吸い込んで前記他方の水路側に排水す
る排水ポンプとを備えたゲート設備において、前記ゲー
トに、前記吸込口に流れ込む水の流路断面を広げて流速
を落とす減速部が設けられていることを特徴とする。上
記請求項3記載のゲート設備によれば、一般に、吸込口
に流れ込む水の流速が速くなるほど空気吸込渦を誘発し
やすくなるが、減速部によって吸込口に流れ込む水の流
速を落とせるので、空気吸込渦の発生を抑止することが
できるようになる。
【0011】請求項4記載のゲート設備は、請求項3記
載のゲート設備において、前記減速部が、前記ゲートの
昇降動作に応じて前記吸込口より着脱可能であることを
特徴とする。上記請求項4記載のゲート設備によれば、
ゲートを降ろして両水路間を仕切った状態では、ゲート
の吸込口に減速部を装着しておくことで、排水ポンプに
よる排水時の空気吸込渦の発生を防止することができ
る。一方、ゲートを上げて両水路間を開く際には、吸込
口より減速部を取り外すことで、この吸込口流れガイド
が例えば隣接する土木構造等と接触するのを避けること
ができるようになる。
【0012】請求項5記載のゲート設備は、請求項1ま
たは2記載の前記吸込口流れガイドと、請求項3または
4記載の減速部とが備えられていることを特徴とする。
上記請求項5記載のゲート設備によれば、吸込口流れガ
イド及び減速部のそれぞれによる空気吸込渦の防止効果
が相乗的に働き、より効果的に空気吸込渦の発生を防止
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、例えば本流河川と支流
河川との境界などに設けられ、水流の堰き止め並びに排
水が行えるゲート設備に関するものであり、その各実施
の形態を、図面を参照しながら以下に説明するが、本発
明がこれらのみに限定解釈されるものでないことはもち
ろんである。なお、各実施の形態のゲート設備は、従来
の技術において図14を用いて説明したゲート設備と同
様に、支流河川BRと本流河川MRとの合流部に設置さ
れた設備であり、そのポンプゲートが特に特徴的となっ
ているので、この特徴点を中心に説明を行うものとし、
その他構成については従来の技術で説明したゲート設備
と同様であるとして説明を省略する。
【0014】まず、図1〜図3を参照しながら、本発明
の第1の実施の形態について以下に説明する。なお、図
1は、本実施の形態のゲート設備の要部であるポンプゲ
ートを示す縦断面図である。また、図2は、同ポンプゲ
ートを上昇させて水路を開いた状態を示す縦断面図であ
る。また、図3(a)は、同ポンプゲートに備えられて
いる吸込口流れガイドの着脱構造詳細を示す斜視図であ
り、(b)はその変形例を示す斜視図である。図1に示
すように、本実施の形態のゲート設備に備えられている
ポンプゲート10は、支流河川BR(一方の水路)と本
流河川MR(他方の水路)との間を仕切って水流を堰き
止めるゲート本体11(ゲート)と、該ゲート本体11
の内部に装備された排水ポンプ12と、ゲート本体11
を昇降させる図示されない昇降機構とを備えて概略構成
されている。
【0015】ゲート本体11は、鋼板等で構成された概
略四角板形状の中空構造体であり、支流河川BR側を向
いた壁面11aの下部に吸込口11bが2箇所(紙面直
交方向に2箇所)配置され、また本流河川MR側を向い
た壁面11cの上部に吐出口11dが2箇所(紙面直交
方向に2箇所)配置されている。そして、これら吸込口
11bから吐出口11dにかけて、上昇流路である内部
流路11eが形成されており、これら内部流路11c内
に前記排水ポンプ12がそれぞれ1台づつ配置されてい
る。なお、符号11fに示す部材は、吸込口11bから
取り込んだ水をスムーズに上方向に方向転換させるため
のベーンである。
【0016】さらに、このゲート本体11の壁面11a
には、吸込口11bに吸い込む水の流れを、該吸込口1
1bに向かって斜め下方から流れ込む向きの流れにガイ
ドするための吸込口流れガイド13が装備されている。
この吸込口流れガイド13は、両吸込口11bの上側を
水面から覆うように斜め下向きに設けられた上板13a
と、該上板13aの両側縁から垂下して各吸込口11b
の両側を覆うように形成された一対の側板13bと、該
吸込口流れガイド13をシャフト13c回りの上下方向
に回動可能に接続支持する接続部13dと、壁面11a
からの(すなわち各吸込口11bからの)吸込口流れガ
イド13の着脱を行う着脱機構(図3にて後述)とを備
えて構成されている。また、この吸込口流れガイド13
と壁面11aとの間の接合部分には、これらの間を水密
に合致させるための図示されないシール部材が設けられ
ている。
【0017】前記吐出口11dは、前記壁面11cより
突出した円管の開口部として形成されており、上下動作
する蓋体11gにより開閉可能となっている。なお、こ
の蓋体11gと吐出口11dとの間の接合部分には、こ
れらの間を水密に合致させるための図示されないシール
部材が設けられている。
【0018】前記排水ポンプ12は、鉛直方向に回転軸
線を有するように前記内部流路11e内に垂直配置され
ており、その羽根12aの回転により吸込口11bから
取り込んだ水を揚水して、吐出口11dより吐出する排
水流れを形成できるようになっている。この吸込口11
bからの水の吸い込みに際しては、吸込口流れガイド1
3を設けたことにより、その周囲に前記空気吸込渦を生
じることがなく、したがって排水ポンプ12を通過する
水流への空気の混入が生じないようになっている。すな
わち、支流河川BRより吸込口11bに流れ込む水の流
れは、事前に、吸込口流れガイド13により、吸込口1
1bに向かって斜め下方から流れ込む向きの流れにガイ
ドされる(図1の矢印A参照)。これにより、吸込口1
1bの斜め上方である水面から吸込口11bに向かう水
の流れを防止することができるので、水表面から吸込口
11bに向かって発達する空気吸込渦を誘発しにくくす
ることができるようになる。
【0019】前記昇降機構は、ワイヤーロープ等の吊り
具14の巻取りまたは巻下げによりゲート本体11を鉛
直方向に昇降させる装置であり、例えば図2に示すよう
に、吊り具14を巻き上げてゲート本体11を上昇させ
ることにより、支流河川BRと本流河川MRとの間の仕
切を解くように構成されている。このゲート本体11の
上昇に際しては、同図に示すように、ゲート本体11に
隣接した土木構造Bに対して吸込口流れガイド13が干
渉することが考えられるが、本実施の形態の吸込口流れ
ガイド13は、ゲート本体11の昇降動作に応じて吸込
口11bより着脱可能となっているので、前記干渉が防
止された構造となっている。
【0020】すなわち、図3(a)に示すように、前記
土木構造Bに干渉する前に、前記着脱機構によって吸込
口流れガイド13を前記シャフト13c回りに回動(図
2の矢印C参照)させてゲート本体11の下方位置に格
納することで、前記干渉の問題を回避可能としている。
同図において、符号15は電動モータ(前記着脱機構)
であり、前記シャフト13cに直結している。そして、
このモータ15がシャフト13cを回転駆動させること
により、吸込口流れガイド13を壁面11aに装着、ま
たはゲート本体11の下方位置に格納することが可能と
なっている。なお、前記着脱機構としては、シャフト1
3cに直結したモータ15に限らず、例えば図3(b)
に示すような、シャフト13cに同軸に固定されたギヤ
歯車16aと、モータ16bと、該モータ16bのシャ
フトに同軸に固定されたギヤ歯車16cと、これらギヤ
歯車16a及び16c間を連結するチェーン16dとを
備えた構成など、その他の構成を採用しても良いことは
勿論である。
【0021】本実施の形態のゲート設備は、各吸込口1
1bに吸い込む水の流れを、これら吸込口11bに向か
って斜め下方から流れ込む向きの流れにガイドする、吸
込口流れガイド部13を設けた構成を採用した。この構
成によれば、各吸込口11bの斜め上方である水面から
各吸込口11bに向かう水の流れを防止して、空気吸込
渦の発生を抑止できるため、空気を吸い込んで排水ポン
プ12の性能を低下させたり、振動及び騒音の問題が発
生するのを確実に防止することが可能となる。したがっ
て、支流河川BRの極力低い水位まで排水することが可
能となる。
【0022】また、本実施の形態のゲート設備は、吸込
口流れガイド13を、ゲート本体11の昇降動作に応じ
て各吸込口11bより着脱可能とする構成を採用した。
この構成によれば、各吸込口11bに装着した状態の吸
込口流れガイド13が、壁面11aより外部に突出して
いても、ゲート本体11を上昇させる際に各吸込口11
bより吸込口流れガイド13を取り外して格納しておく
ことができるので、隣接する土木構造Bなどとの干渉を
生じることなくスムーズにゲート本体11を昇降させる
ことが可能となる。
【0023】次に、本発明の第2の実施の形態について
の説明を、図4を参照しながら以下に行う。本実施の形
態は、上記第1の実施の形態の変形例に相当するので、
上記第1の実施の形態との相違点を中心に説明するもの
とし、その他については上記第1の実施の形態のゲート
設備と同様であるとして説明を省略する。なお、図4
は、本実施の形態のポンプゲートの縦断面図である。
【0024】本実施の形態のポンプゲート20は、前記
ゲート本体11の各吸込口11bに対して前記吸込口流
れガイド13を着脱する、前記着脱機構の構造が特徴的
となっている。すなわち、同図に示すように、本実施の
形態の着脱機構は、前記シャフト13cに同軸に固定さ
れた従動歯車21と、ゲート本体11の上部に回転自在
に固定された駆動歯車22と、これら従動歯車21及び
駆動歯車22間に巻帯されたチェーン23と、土木構造
B上に据え付けられた一対の電動モータ24,24と、
これら電動モータ24,24の各シャフトにそれぞれ同
軸に固定されたリール25,25と、これらのうちの一
方のリール25から巻き出されて前記駆動歯車22と同
軸の歯車26に巻かれた後、折り返して他方のリール2
5に巻き付けられているチェーン27とを備えて構成さ
れている。なお、符号28は前記昇降機構を示してい
る。
【0025】この着脱機構によれば、昇降機構28によ
ってゲート本体11を上昇させる際に、各電動モータ2
4,24を同図の紙面左巻き方向に回転させることで、
シャフト13cを紙面左巻き方向に回転させることがで
き、ゲート本体11の下方位置に吸込口流れガイド13
を格納することができるようになっている。以上説明の
本実施の形態のポンプゲート20を備えたゲート設備に
よれば、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を得る
ことができ、支流河川BRの極力低い水位まで排水する
ことが可能となる。
【0026】次に、本発明の第3の実施の形態について
の説明を、図5を参照しながら以下に行う。本実施の形
態は、上記第1の実施の形態の変形例に相当するので、
上記第1の実施の形態との相違点を中心に説明するもの
とし、その他については上記第1の実施の形態のゲート
設備と同様であるとして説明を省略する。なお、図5
は、本実施の形態のポンプゲートの縦断面図である。
【0027】本実施の形態のポンプゲート30は、前記
ゲート本体11の各吸込口11bに対して前記吸込口流
れガイド13を着脱する、前記着脱機構の構造が特徴的
となっている。すなわち、同図に示すように、本実施の
形態の着脱機構は、吸込口流れガイド13をシャフト1
3c回りの上下方向に回動可能に接続支持する回動支持
部31と、該回動支持部31及びゲート本体11間に固
定された引っ張りバネ32とを備えて構成されている。
【0028】この着脱機構によれば、ゲート本体11を
降ろして支流河川BRと主流河川MRとの間を仕切った
状態では、引っ張りバネ32の引っ張り力により、吸込
口流れガイド13がゲート本体11の各吸込口11bに
対して装着されるようになっている。一方、前記昇降機
構によりゲート本体11を上昇させると、その吸込口流
れガイド13が土木構造Bに当たるが、回動支持部31
がゲート本体11に対して回動できるようになっている
ので、引っ張りバネ32の引っ張り力に抗して吸込口流
れガイド13をゲート本体11の下方位置に格納するこ
とができるようになっている。以上説明の本実施の形態
のポンプゲート30を備えたゲート設備によれば、上記
第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができ、
支流河川BRの極力低い水位まで排水することが可能と
なる。
【0029】次に、本発明の第4の実施の形態について
の説明を、図6を参照しながら以下に行う。本実施の形
態は、上記第1の実施の形態の変形例に相当するので、
上記第1の実施の形態との相違点を中心に説明するもの
とし、その他については上記第1の実施の形態のゲート
設備と同様であるとして説明を省略する。なお、図6
(a)及び(b)は、本実施の形態のポンプゲートの縦
断面図である。
【0030】本実施の形態のポンプゲート40は、前記
ゲート本体11の各吸込口11bに対して前記吸込口流
れガイド13を着脱する、前記着脱機構の構造が特徴的
となっている。すなわち、同図に示すように、本実施の
形態の着脱機構は、前記吸込口流れガイド13を土木構
造Bの下面に垂下支持する複数本の引っ張りバネ41
と、吸込口流れガイド13に固定された複数のフック4
2と、これらフック42に嵌合可能でかつゲート本体1
1の下部に固定された複数本のピン43とを備えて構成
されている。
【0031】この着脱機構によれば、図6(a)に示す
ゲート本体11の上昇状態から、前記昇降機構によりゲ
ート本体11を降ろしていくと、そのピン43がフック
42に嵌合するため、ゲート本体11に対する吸込口流
れガイド13の装着がなされ、図6(b)に示す装着状
態となる(なお、同図では説明のためにゲート本体11
と吸込口流れガイド13との間に隙間が生じているよう
に図示しているが、実際には隙間無く密接するものとな
っている。)。逆に、この装着状態からゲート本体11
を前記昇降機構により上昇させていくと、所定高さに達
したところでピン43とフック42との嵌合状態が解か
れるので、ゲート本体11からの吸込口流れガイド13
の取り外しが行われる。以上説明の本実施の形態のポン
プゲート40を備えたゲート設備によれば、上記第1の
実施の形態と同様の作用効果を得ることができ、支流河
川BRの極力低い水位まで排水することが可能となる。
【0032】次に、本発明の第5の実施の形態について
の説明を、図7を参照しながら以下に行う。本実施の形
態は、上記第1の実施の形態の変形例に相当するので、
上記第1の実施の形態との相違点を中心に説明するもの
とし、その他については上記第1の実施の形態のゲート
設備と同様であるとして説明を省略する。なお、図7
(a)は本実施の形態のポンプゲートの側面図であり、
(b)は同ポンプゲートの斜視図である。
【0033】本実施の形態のポンプゲート50は、各吸
込口11bの全てを単体で覆う前記吸込口流れガイド1
3の代わりに、各吸込口11b毎のそれぞれを覆う複数
の吸込口流れガイド51,51を設けた点が特に特徴的
となっている。すなわち、同図に示すように、各吸込口
流れガイド51は、それぞれの吸込口11bの上側を水
面から覆うように斜め下向きに設けられた上板51a
と、該上板51aの両側縁から垂下して吸込口11bの
両側を覆うように形成された一対の側板51bと、該吸
込口流れガイド51をそれぞれの吸込口11bから着脱
させる前記着脱機構とを備えて構成されている。また、
この吸込口流れガイド51と壁面11aとの間の接合部
分には、これらの間を水密に合致させるための図示され
ないシール部材が設けられている。
【0034】以上説明の本実施の形態のポンプゲート5
0を備えたゲート設備によれば、上記第1の実施の形態
と同様の作用効果を得ることができ、支流河川BRの極
力低い水位まで排水することが可能となる。
【0035】次に、本発明の第6の実施の形態について
の説明を、図8及び図9を参照しながら以下に行う。本
実施の形態は、上記第1の実施の形態の変形例に相当す
るので、上記第1の実施の形態との相違点を中心に説明
するものとし、その他については上記第1の実施の形態
のゲート設備と同様であるとして説明を省略する。な
お、図8(a)は本実施の形態のポンプゲートの側面図
であり、(b)は同ポンプゲートの斜視図である。ま
た、図9は、同ポンプゲートを示す図であって、(a)
は斜視図、(b)はその要部の変形例を示す斜視図であ
る。
【0036】本実施の形態のポンプゲート60は、図8
(a)及び(b)に示すように、前記吸込口流れガイド
13の代わりに、一対の吸込口流れガイド61,61を
設けた点が特に特徴的となっている。すなわち、同図に
示すように、各吸込口流れガイド61,61は、それぞ
れの吸込口11b,11bに吸い込む水の流れを、これ
ら吸込口11b,11bに向かう水平方向の流れにガイ
ドすることができる水平板形状が採用されている。これ
ら吸込口流れガイド61,61は、それぞれの吸込口1
1b,11bの上縁より水平に突出するように配置され
た長方形の板部材である。
【0037】さらに、これら吸込口流れガイド61,6
1は、ゲート本体11の昇降動作に応じてそれぞれの吸
込口11b,11bより着脱可能となっている。すなわ
ち、図9(a)に示すように、各吸込口流れガイド6
1,61は、それぞれの吸込口11b,11b上部に形
成されたスリット62,62より突出するように配置さ
れており、これら吸込口流れガイド61,61間を接続
する接続部材63を、アクチュエータ64により引き込
み/引き出しすることで、ゲート本体11の内部に格納
/もしくは外部に突出させることが可能となっている。
なお、各吸込口流れガイド61,61の格納/引き出し
機構としては、このような構成に限らず、例えば図9
(b)に示すように、リンク機構65を介してアクチュ
エータ64の駆動力を伝達させる構成など、その他の構
成を採用しても良いことは勿論である。
【0038】以上説明の本実施の形態のポンプゲート5
0を備えたゲート設備によれば、上記第1の実施の形態
と同様の作用効果を得ることができ、支流河川BRの極
力低い水位まで排水することが可能となる。
【0039】次に、本発明の第7の実施の形態について
の説明を、図10を参照しながら以下に行う。本実施の
形態は、上記第6の実施の形態の変形例に相当するの
で、上記第6の実施の形態との相違点を中心に説明する
ものとし、その他については上記第6の実施の形態のゲ
ート設備と同様であるとして説明を省略する。なお、図
10(a)は本実施の形態のポンプゲートの側面図であ
り、(b)は同ポンプゲートの斜視図である。
【0040】本実施の形態のポンプゲート70は、図1
0(a)及び(b)に示すように、前記各吸込口流れガ
イド61,61を、それぞれの吸込口11b,11bの
上縁より斜め下方を向くように配置した点が特に特徴的
となっている。これにより、各吸込口11b,11bに
吸い込む水の流れを、これら吸込口11b,11bに向
かって斜め下方から流れ込む向きの流れにガイドするこ
とが可能となっている。
【0041】以上説明の本実施の形態のポンプゲート7
0を備えたゲート設備によれば、上記第1の実施の形態
と同様の作用効果を得ることができ、支流河川BRの極
力低い水位まで排水することが可能となる。
【0042】次に、本発明の第8の実施の形態について
の説明を、図11を参照しながら以下に行う。本実施の
形態は、上記第1の実施の形態の変形例に相当するの
で、上記第1の実施の形態との相違点を中心に説明する
ものとし、その他については上記第1の実施の形態のゲ
ート設備と同様であるとして説明を省略する。なお、図
11(a)は本実施の形態のポンプゲートの側面図であ
り、(b)は同ポンプゲートの斜視図である。
【0043】本実施の形態のポンプゲート80は、図1
1(a)及び(b)に示すように、前記吸込口流れガイ
ド13の代わりに、各吸込口11b,11bに流れ込む
水の流路断面を広げて流速を落とす減速部81,81を
設けた点が特に特徴的となっている。すなわち、各減速
部81,81は、上面が斜め上方を向くように開いてお
り、それぞれの吸込口11b,11bに流れ込む水の流
路断面を広げて流速を落とすことが出来るようになって
いる。なお、これら減速部81,81も、前記吸込口流
れガイド13と同様に、ゲート本体11の昇降動作に応
じてそれぞれの吸込口11b,11bより着脱可能とな
っている。
【0044】一般に、吸込口11b,11bに流れ込む
水の流速が速くなるほど空気吸込渦を誘発しやすくなる
が、これら減速部81,81を備えたことによって各吸
込口11b,11bに流れ込む水の流速を落とせるの
で、空気吸込渦の発生を抑止することができるようにな
っている。以上説明の本実施の形態のポンプゲート80
を備えたゲート設備は、ゲート本体11に、各吸込口1
1b,11bに流れ込む水の流路断面を広げて流速を落
とす減速部81,81を設けた構成を採用した。この構
成によれば、各吸込口11b,11bに流れ込む水の流
速を落として、空気吸込渦の発生を抑止することができ
るので、空気を吸い込んで前記排水ポンプ12の性能を
低下させたり、振動及び騒音の問題が発生するのを確実
に防止することができる。したがって、支流河川BRの
極力低い水位まで排水することが可能となる。
【0045】また、本実施の形態のゲート設備は、各減
速部81,81を、ゲート本体11の昇降動作に応じて
各吸込口11b,11bより着脱可能とする構成を採用
した。この構成によれば、各吸込口11b,11bに装
着した状態の各減速部81,81が、ゲート壁面より外
部に突出していても、ゲート本体11を上昇させる際に
各吸込口11b,11bより各減速部81,81を取り
外しておくことができるので、例えば隣接する土木構造
等との干渉を生じることなくスムーズにゲート本体11
を昇降させることが可能となる。
【0046】次に、本発明の第9の実施の形態について
の説明を、図12を参照しながら以下に行う。本実施の
形態は、上記第8の実施の形態の変形例に相当するの
で、上記第8の実施の形態との相違点を中心に説明する
ものとし、その他については上記第8の実施の形態のゲ
ート設備と同様であるとして説明を省略する。なお、図
12(a)は本実施の形態のポンプゲートの側面図であ
り、(b)は同ポンプゲートの斜視図である。
【0047】本実施の形態のポンプゲート90は、図1
2(a)及び(b)に示すように、前記減速部81,8
1の代わりに、各吸込部11b,11b及びその周囲を
含む壁面11aの下部を斜めに切り欠いた凹所である減
速部91を設けた点が特に特徴的となっている。すなわ
ち、この減速部91を設けたことにより、それぞれの吸
込口11b,11bに流れ込む水の流路断面を広げて流
速を落とすことが出来るようになっている。なお、この
減速部91は凹所であり、ゲート本体11の外部に突出
する部分を持たないため、ゲート本体11の昇降動作に
あたり、前記土木構造Bと干渉することがないようにな
っている。
【0048】以上説明の本実施の形態のポンプゲート9
0を備えたゲート設備は、ゲート本体11に、各吸込口
11b,11bに流れ込む水の流路断面を広げて流速を
落とす減速部91を設けた構成を採用した。この構成に
よれば、各吸込口11b,11bに流れ込む水の流速を
落として、空気吸込渦の発生を抑止することができるの
で、空気を吸い込んで前記排水ポンプ12の性能を低下
させたり、振動及び騒音の問題が発生するのを確実に防
止することができる。したがって、支流河川BRの極力
低い水位まで排水することが可能となる。
【0049】次に、本発明の第10の実施の形態につい
ての説明を、図13を参照しながら以下に行う。本実施
の形態は、上記第9の実施の形態の変形例に相当するの
で、上記第9の実施の形態との相違点を中心に説明する
ものとし、その他については上記第9の実施の形態のゲ
ート設備と同様であるとして説明を省略する。なお、図
13(a)は本実施の形態のポンプゲートの側面図であ
り、(b)は同ポンプゲートの斜視図である。
【0050】本実施の形態のポンプゲート100は、図
13(a)及び(b)に示すように、前記減速部91と
形状が異なる他の減速部101を設けた点が特に特徴的
となっている。すなわち、この減速部101は、直方体
形状の凹所としてゲート本体11の下部に形成されてお
り、この凹所の上面部分に、前記各吸込口11b,11
bが真下を向いて開口形成されている。この構成によ
り、それぞれの吸込口11b,11bに流れ込む水の流
路断面を広げて流速を落とすことが出来るようになって
いる。
【0051】以上説明の本実施の形態のポンプゲート1
00を備えたゲート設備は、ゲート本体11に、各吸込
口11b,11bに流れ込む水の流路断面を広げて流速
を落とす減速部101を設けた構成を採用した。この構
成によれば、各吸込口11b,11bに流れ込む水の流
速を落として、空気吸込渦の発生を抑止することができ
るので、空気を吸い込んで前記排水ポンプ12の性能を
低下させたり、振動及び騒音の問題が発生するのを確実
に防止することができる。したがって、支流河川BRの
極力低い水位まで排水することが可能となる。
【0052】以上に本発明の第1〜第10の実施の形態
を説明してきたが、この他にも、例えば第1の実施の形
態の前記吸込口流れガイド13と、第9の実施の形態の
減速部91または第10の実施の形態の減速部101と
を組み合わせた構成なども、適宜採用可能である。この
ような組み合わせでは、吸込口流れガイド及13び減速
部91または101それぞれによる空気吸込渦の防止効
果が相乗的に働き、より効果的に空気吸込渦の発生を防
止することが可能となる。また、上記第1〜第10の実
施の形態では、本発明のゲート設備を、支流河川BRと
本流河川MRとの間に設置した場合を例に説明したが、
これに限らず、その他の場所に設置して、水流の堰き止
め並びに排水を行わせるようにしても良いことは、勿論
である。
【0053】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のゲート設備は、
吸込口に吸い込む水の流れを、該吸込口に向かう水平方
向の流れ、もしくは、該吸込口に向かって斜め下方から
流れ込む向きの流れにガイドする、吸込口流れガイド部
を設けた構成を採用した。この構成によれば、吸込口の
斜め上方である水面から吸込口に向かう水の流れを防止
して、空気吸込渦の発生を抑止できるため、空気を吸い
込んで排水ポンプの性能を低下させたり、振動及び騒音
の問題が発生するのを確実に防止することができる。し
たがって、一方の水路の極力低い水位まで排水すること
が可能となる。
【0054】また、請求項2記載のゲート設備は、吸込
口流れガイドを、ゲートの昇降動作に応じて吸込口より
着脱可能とする構成を採用した。この構成によれば、吸
込口に装着した状態の吸込口流れガイドが、ゲート壁面
より外部に突出していても、ゲートを上昇させる際に吸
込口より吸込口流れガイドを取り外しておくことができ
るので、例えば隣接する土木構造等との干渉を生じるこ
となくスムーズにゲートを昇降させることが可能とな
る。
【0055】また、請求項3記載のゲート設備は、ゲー
トに、吸込口に流れ込む水の流路断面を広げて流速を落
とす減速部を設けた構成を採用した。この構成によれ
ば、吸込口に流れ込む水の流速を落として、空気吸込渦
の発生を抑止することができるので、空気を吸い込んで
排水ポンプの性能を低下させたり、振動及び騒音の問題
が発生するのを確実に防止することができる。したがっ
て、一方の水路の極力低い水位まで排水することが可能
となる。
【0056】また、請求項4記載のゲート設備は、減速
部を、ゲートの昇降動作に応じて吸込口より着脱可能と
する構成を採用した。この構成によれば、吸込口に装着
した状態の減速部が、ゲート壁面より外部に突出してい
ても、ゲートを上昇させる際に吸込口より減速部を取り
外しておくことができるので、例えば隣接する土木構造
等との干渉を生じることなくスムーズにゲートを昇降さ
せることが可能となる。
【0057】また、請求項5記載のゲート設備は、請求
項1または2記載の前記吸込口流れガイドと、請求項3
または4記載の減速部とを備えた構成を採用した。この
構成によれば、吸込口流れガイド及び減速部それぞれに
よる空気吸込渦の防止効果が相乗的に働き、より効果的
に空気吸込渦の発生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のゲート設備の第1の実施の形態を示
す図であって、その要部であるポンプゲートの縦断面図
である。
【図2】 同ポンプゲートを上昇させて水路を開いた状
態を示す縦断面図である。
【図3】 (a)は、同ポンプゲートに備えられている
吸込口流れガイドの着脱構造詳細を示す斜視図であり、
(b)はその変形例を示す斜視図である。
【図4】 本発明のゲート設備の第2の実施の形態を示
す図であって、その要部であるポンプゲートの縦断面図
である。
【図5】 本発明のゲート設備の第3の実施の形態を示
す図であって、その要部であるポンプゲートの縦断面図
である。
【図6】 本発明のゲート設備の第4の実施の形態を示
すであって、(a)及び(b)は、その要部であるポン
プゲートの縦断面図である。
【図7】 本発明のゲート設備の第5の実施の形態を示
すであって、(a)はその要部であるポンプゲートの側
面図であり、(b)は同ポンプゲートの斜視図である。
【図8】 本発明のゲート設備の第6の実施の形態を示
すであって、(a)はその要部であるポンプゲートの側
面図であり、(b)は同ポンプゲートの斜視図である。
【図9】 同ポンプゲートを示す図であって、(a)は
斜視図、(b)はその要部の変形例を示す斜視図であ
る。
【図10】 本発明のゲート設備の第7の実施の形態を
示すであって、(a)はその要部であるポンプゲートの
側面図であり、(b)は同ポンプゲートの斜視図であ
る。
【図11】 本発明のゲート設備の第8の実施の形態を
示すであって、(a)はその要部であるポンプゲートの
側面図であり、(b)は同ポンプゲートの斜視図であ
る。
【図12】 本発明のゲート設備の第9の実施の形態を
示すであって、(a)はその要部であるポンプゲートの
側面図であり、(b)は同ポンプゲートの斜視図であ
る。
【図13】 本発明のゲート設備の第10の実施の形態
を示すであって、(a)はその要部であるポンプゲート
の側面図であり、(b)は同ポンプゲートの斜視図であ
る。
【図14】 従来のゲート設備を示す斜視図である。
【図15】 同ゲート設備に備えられている従来のポン
プゲートの縦断面図である。
【符号の説明】
11・・・ゲート本体(ゲート) 11b・・・吸込口 12・・・排水ポンプ 13,51,61・・・吸込口流れガイド 81,91,101・・・減速部 BR・・・支流河川(一方の水路) MR・・・本流河川(他方の水路)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の水路と他方の水路との間を仕切
    って水流を堰き止めるゲートと、該ゲートの前記一方の
    水路側に設けられた吸込口と、前記ゲートを閉鎖した状
    態で前記吸込口から前記一方の水路側の水を吸い込んで
    前記他方の水路側に排水する排水ポンプとを備えたゲー
    ト設備において、 前記吸込口に吸い込む水の流れを、該吸込口に向かう水
    平方向の流れ、もしくは、該吸込口に向かって斜め下方
    から流れ込む向きの流れにガイドする、吸込口流れガイ
    ドが設けられていることを特徴とするゲート設備。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のゲート設備において、 前記吸込口流れガイドは、前記ゲートの昇降動作に応じ
    て前記吸込口より着脱可能であることを特徴とするゲー
    ト設備。
  3. 【請求項3】 一方の水路と他方の水路との間を仕切
    って水流を堰き止めるゲートと、該ゲートの前記一方の
    水路側に設けられた吸込口と、前記ゲートを閉鎖した状
    態で前記吸込口から前記一方の水路側の水を吸い込んで
    前記他方の水路側に排水する排水ポンプとを備えたゲー
    ト設備において、 前記ゲートには、前記吸込口に流れ込む水の流路断面を
    広げて流速を落とす減速部が設けられていることを特徴
    とするゲート設備。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のゲート設備において、 前記減速部は、前記ゲートの昇降動作に応じて前記吸込
    口より着脱可能であることを特徴とするゲート設備。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の前記吸込口流
    れガイドと、請求項3または4記載の減速部とが備えら
    れていることを特徴とするゲート設備。
JP2001152576A 2001-05-22 2001-05-22 ゲート設備 Withdrawn JP2002348838A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001152576A JP2002348838A (ja) 2001-05-22 2001-05-22 ゲート設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001152576A JP2002348838A (ja) 2001-05-22 2001-05-22 ゲート設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002348838A true JP2002348838A (ja) 2002-12-04

Family

ID=18997219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001152576A Withdrawn JP2002348838A (ja) 2001-05-22 2001-05-22 ゲート設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002348838A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008062482A2 (en) * 2006-11-24 2008-05-29 Kirloskar Brothers Limited Arrangements for pumping fluids from sumps
KR20160016308A (ko) * 2014-08-04 2016-02-15 장현수 수위 조절이 용이한 수문
KR20170088539A (ko) * 2016-01-25 2017-08-02 장현수 수위 조절이 용이한 수문

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008062482A2 (en) * 2006-11-24 2008-05-29 Kirloskar Brothers Limited Arrangements for pumping fluids from sumps
WO2008062482A3 (en) * 2006-11-24 2008-08-21 Kirloskar Brothers Ltd Arrangements for pumping fluids from sumps
US20100051127A1 (en) * 2006-11-24 2010-03-04 Kirloskar Brothers Limited Arrangements for pumping fluids from sumps
US8230880B2 (en) 2006-11-24 2012-07-31 Kirloskar Brothers Limited Arrangements for pumping fluids from sumps
KR20160016308A (ko) * 2014-08-04 2016-02-15 장현수 수위 조절이 용이한 수문
KR101627922B1 (ko) * 2014-08-04 2016-06-07 장현수 수위 조절이 용이한 수문
KR20170088539A (ko) * 2016-01-25 2017-08-02 장현수 수위 조절이 용이한 수문
KR102534484B1 (ko) * 2016-01-25 2023-05-19 장현수 수위 조절이 용이한 수문

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5628384B2 (ja) 渦防止装置およびポンプ装置
JP2002348838A (ja) ゲート設備
JP4566852B2 (ja) 横軸ポンプ、ポンプゲート設備、排水機場
JP4868886B2 (ja) ポンプ装置及びポンプゲート装置
JP4578283B2 (ja) 排水システム
JP2004360503A (ja) 横軸ポンプの吸込みカバー構造
JP2021139319A (ja) 横軸水中ポンプおよび横軸水中ポンプに用いられる吸込カバー
JP4628029B2 (ja) ポンプゲート用水中ポンプの整流部材
JP4486765B2 (ja) 排水路の排水設備
JP5236794B2 (ja) ポンプゲート
JP2002356836A (ja) ゲート設備
JP2515892B2 (ja) ゲ―トポンプ装置
JP3133172U (ja) 落水音抑制転倒ゲート
JP2003003450A (ja) ポンプゲート
JP3605370B2 (ja) ポンプゲート
JP2002322634A (ja) ポンプゲート
JPH11166496A (ja) ゲートポンプ
JPH05277485A (ja) 河川噴水装置
JP2006152978A (ja) ゲート設備に取り付けるポンプ構造
JPH06146245A (ja) 水路の仕切装置
JPH0428921Y2 (ja)
JP2023110284A (ja) 建設機械
JP2003055946A (ja) 低吸込水位用横軸ポンプゲート
JP2002081043A (ja) ポンプ内蔵ゲート
JPS6032196Y2 (ja) 起伏式魚道ゲ−ト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805