JPS6032196Y2 - 起伏式魚道ゲ−ト装置 - Google Patents

起伏式魚道ゲ−ト装置

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JPS6032196Y2
JPS6032196Y2 JP12459082U JP12459082U JPS6032196Y2 JP S6032196 Y2 JPS6032196 Y2 JP S6032196Y2 JP 12459082 U JP12459082 U JP 12459082U JP 12459082 U JP12459082 U JP 12459082U JP S6032196 Y2 JPS6032196 Y2 JP S6032196Y2
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JP
Japan
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undulating
gate
fishway
gates
upstream
Prior art date
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Expired
Application number
JP12459082U
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English (en)
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JPS5931628U (ja
Inventor
明 藤本
Original Assignee
株式会社丸島水門製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社丸島水門製作所 filed Critical 株式会社丸島水門製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ダム・河川・水路等に設けられ、水面間を
魚が上流側に上りまた下流へと下ってゆけるようにする
魚道ゲート装置に関する。
一般に、河川・水路等に水門扉を設けて上流水をせき止
める場合、魚類が用土へ上るのを助けるために、所定の
間隔で堰が設けられかつこの堰が起伏するようにした魚
道が設けられる。
従来、水位変動の大きな魚道にあっては、全般的に大掛
りなゲート設備と起伏駆動装置を必要とし、起伏ゲート
が下流側に倒伏するようにせられているので流水による
騒音が激しいという問題があった。
この考案は、上述のような実情に鑑みてなされたもので
、装置全体を簡略化すると共に流水による騒音を防止す
ることを目的とするものである。
すなわち、この考案の特徴とするところは、魚道の床面
に複数の起伏ゲートが軸支せられ、かつ各起伏ゲートに
順次落差をつけて上流側の水を下流側へと流すことによ
り魚の上り・下りを可能ならしめ、3〜5門の起伏ゲー
トを1組としてそのうちの1門の起伏ゲートの一方端の
回動軸は魚道側壁に設けた機械室内に臨ませて駆動アー
ムが楔着せられ、この駆動アーム端に油圧シリンダのピ
ストンロンド端が水平ピンを介して連接され、前記各起
伏ゲートの両端上部にレバーが突設され、1組の起伏ゲ
ートのレバー間を連結部材により連結して連動的に上流
側に倒伏するように構威し、流水が起伏ゲートの背面に
沿って流下するようにした点にある。
以下、この考案の実施例を図面を参照して詳しく説明す
る。
魚道1は、その床面IAが水平状で、格納凹所2が起伏
ゲート3と同じ数でしかもほぼ各ゲート3とそれぞれ同
じ大きさで形成されており、各格納凹所2の区画壁2A
の前面に位置して前記起伏ゲート3が回動軸4A、4B
、4Cを介して支承せられている。
各起伏ゲート3には順次落差をつけて上流水を下流側へ
と流すことにより、魚の上り・下りを可能ならしめるべ
く下流側になるにっれてゲート高さを低くしである。
起伏ゲート3は3門1組とせられ、その下流側端の起伏
ゲートの一方端の回動軸4Aが、魚道側壁IBに設けた
機械室5内に臨ましめられ、駆動アーム6が枢着されて
いる。
この駆動アーム6の自由端には、機械室5内の後壁に回
動軸4Aと平行な水平ピン7および軸受8を介して取付
けられり油圧シリンダ9のピストンロッド10端が、前
記ピン7と平行な連結ピン11により連結されている。
前記格納凹所2内には、それぞれゲート支持台12およ
び中間軸受台13が設けられ、中間軸受台13にはゲー
ト中央部の回動軸4Bが支承せられ、両端の回動軸4A
および4Cは魚道側壁IB、ICにそれぞれ軸受部材1
4.15を介して支承せられている。
なお、これらの回動軸4A。4B、4Cは起伏ゲート3
の下端に設けられているトルクチューブ3Aの両端およ
び中央に固着されている。
各格納凹所2の区画壁2Aの上流側上端部には下部止水
ゴム16がそれぞれ装着され、各起伏ゲート3のトルク
チューブ3Aに当接せられている。
各起伏ゲート3の両側端部には側部止水ゴム17がそれ
ぞれ装着され、魚道側壁IB、ICに貼装された側部止
水板18に当接されかつ摺動し水密か確保せられている
さらに各起伏ゲート3の上端両側部には、連動レバー1
9がそれぞれ突設され、1組のゲート3がこの連動レバ
ー19を連結部材20により水平ピン29を介して連結
せられており、1門の起伏ゲート2を前記油圧シリンダ
9により起伏駆動することによって3門のゲートが同時
に起伏せしめられる。
なお、連結部材20の中間には、長さ調整部(たとえば
ターンバックルのような構造)20Aを設けてゲート間
調整ができるようになされている。
第6図に示されているように、各格納凹所区画壁2Aに
は、上下流方向に複数の排砂路21がそれぞれ貫通状に
設けられており、各排砂路21の上流側には、フラップ
形開閉蓋22がそれぞれ配設されている。
各開閉蓋22には上方に延びるアーム23が設けられて
おり、このアーム上端が各凹所区画壁2Aの上流側段差
部前端角部に突設されたブラケット24に水平ピン25
により回動自在に取付けられている。
そして各開閉蓋22の背面にはブラケット26がそれぞ
れ突設され、このブラケット26に取付けたチェノ27
の他端がゲートのトルクチューブ3Aに突設したブラケ
ット28に連接されている。
このチェノの長さは起伏ゲート3が上流側の完全倒伏し
たときに、開閉蓋22が排砂路21の入口を閉塞し、起
立状態において開閉蓋22が全開となり、土砂が流下せ
しめられるような寸法とせられている。
この考案による起伏式魚道ゲート装置によれば、油圧シ
リンダ9の作動によって駆動アーム6が揺動されかつ回
動軸4A〜4Cを介して1門の起伏ゲート3が起伏駆動
せられ、レバー19および連結部材20を介して1組の
他のゲートが連動して起伏せしめられる。
したがって、上流側水位に追従して最適な流水がゲート
背面にそって円滑かつ静かに越流し、魚類の上り・下り
を可能にすることができる。
そして、起伏ゲート3の起立時においては、ゲートトル
クチューブ3Aに連接されているチェノ27が開閉蓋2
2を引き上げて排砂路21が開かれるので、凹所2に堆
積する土砂は排砂路21から下流へと順次流され、同時
にこの排砂路21を通ってうなぎを上らせることができ
る。
なお、この考案の実施例では、3門のゲートを1組とし
て連動させるようにしたが、起伏ゲートの全体数等によ
り適宜増減させればよい。
また、起伏ゲートに順次落差をつける手段として起伏ゲ
ート高さを変えたが、魚道床面IAを傾斜させゲート高
さを一定としてもよいこと勿論である。
この考案は上述のような構成であるから、起伏ゲートの
駆動系が極めて簡単となりかつ機械室を小さくできるの
で土木工事時数の短縮が図れ、ゲートが上流側に倒伏せ
しめられるため流水はゲート背面に沿って下流側に流れ
、水面上に落下することなく、シたがって騒音が防止さ
れるとともに魚類の用土への上りが容易となり、駆動装
置の保殊・点検・修理が簡単で、魚道の構築を経済的に
行なうことができるなどの効果を奏する。
さらに、排砂路21を設けると共にその開閉蓋22を設
け、これを起伏ゲート3の起伏動作に連動して自動的に
開閉せしめ、排砂はもとよりうなぎの上り路となし、さ
らには弱った魚類の流下をも許容せしめる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図は一部破
断平面図、第2図は中央縦断側面図、第3図は第2図の
A−A線にそう断面図、第4図は起伏ゲートの側部水密
構造を示す横断面部分図、第5図は第2図のB部拡大詳
細図、第6図は第3図のC−C線にそう断面部分図であ
る。 1・・・魚道、IA・・・床面、IB、1C・・・魚道
側壁、3・・・起伏ゲート、4A・・・回動軸、5・・
・機械室、6・・・駆動アーム、6A・・・駆動アーム
端、9・・・油圧シリンダ、10・・・ロッド、11・
・・連結ピン、19・・・連動レバー 20・・・連結
部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 魚道1の床面IAに複数の起伏ゲート3が軸支せられ、
    かつ各起伏ゲート3に順次落差をつけて上流側の水を下
    流側へと流すことにより魚の上り・下りを可能ならしめ
    、3〜5門の起伏ゲート3を1組としてそのうちの1門
    の起伏ゲート3の一方端の回動軸4Aは魚道側壁IBに
    設けた機械室5内に臨ませて駆動アーム6が楔着せられ
    、この駆動アーム端6Aに油圧シリンダ9のロッド10
    端が連結ピン11を介して連接され、前記各起伏ゲート
    3の両端上部に連動レバー19が突設され、1組の起伏
    ゲート3のレバー19間を連結部材20により連結して
    連動的に上流側に倒伏するように構威し流水が起伏ゲー
    ト3の背面に沿って流下するようにしたことを特徴とす
    る起伏式魚道ゲート装置。
JP12459082U 1982-08-17 1982-08-17 起伏式魚道ゲ−ト装置 Expired JPS6032196Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12459082U JPS6032196Y2 (ja) 1982-08-17 1982-08-17 起伏式魚道ゲ−ト装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12459082U JPS6032196Y2 (ja) 1982-08-17 1982-08-17 起伏式魚道ゲ−ト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5931628U JPS5931628U (ja) 1984-02-27
JPS6032196Y2 true JPS6032196Y2 (ja) 1985-09-26

Family

ID=30283956

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12459082U Expired JPS6032196Y2 (ja) 1982-08-17 1982-08-17 起伏式魚道ゲ−ト装置

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JPS5931628U (ja) 1984-02-27

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