JP2002356810A - 掘削装置における掘削工具 - Google Patents

掘削装置における掘削工具

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JP2002356810A
JP2002356810A JP2001164260A JP2001164260A JP2002356810A JP 2002356810 A JP2002356810 A JP 2002356810A JP 2001164260 A JP2001164260 A JP 2001164260A JP 2001164260 A JP2001164260 A JP 2001164260A JP 2002356810 A JP2002356810 A JP 2002356810A
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tip
excavation
chips
tool
cutter
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JP2001164260A
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Inventor
Atsushi Kugenuma
淳 久下沼
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電柱や基礎支柱などの埋設工事においては、電
柱などの埋設量(つまり、地上高)にバラツキを解消す
るための、面倒な二次加工作業などの不要化が図れるよ
う、底面の平坦な穴の掘削が可能な掘削工具の提供を実
現する。 【解決手段】掘削工具30先端面の掘削ビット30C
は、先端面の半径に沿って刃先が分割配置された複数の
チップ30cからなり、これらチップ30cを回転角位
置が異なり、各回転軌跡が径方向へ連続して掘削面35
の全域を覆う、配置に設定する。また、チップ30c
は、回転方向の前端よりも後端が径方向の外側寄りにな
り、刃先に沿う中心線が回転の中心Pからオフセットす
る、取付状態に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路その他の舗
装面などを掘削するに好適な掘削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】道路工事や、上下水道,電力管,通信
管,ガス管などの埋設工事においては、既設の舗装面を
掘り返す工事が必要なことがある。このような工事に用
いられる掘削装置としては、図6のようなものが知られ
ている(特願平8−258896号、参照)。
【0003】図示のように、この掘削装置では、パワー
ショベルなど油圧作業機本体1のアーム2B先端にホル
ダ5を介して油圧モータ3が備えられる。油圧作業機本
体1の旋回体1Aにブーム2Aが傾倒可能に支持され、
ブーム2Aにアーム2Bが屈伸可能に連結される。アー
ム2Bにホルダ5は首振り可能に支持され、油圧モータ
3の回転軸3Aにエンドミルカッタ4(掘削工具)が着
脱可能に連結される。
【0004】旋回体1Aとブーム2Aとの間,ブーム2
Aとアーム2Bとの間,アーム2Bとホルダ5との間、
に油圧シリンダ6A,6B,6Cが介装される。旋回体
1Aに対するブーム2Aの傾倒角は、油圧シリンダ6A
の伸縮により、ブーム2Aに対するアーム2Bの屈伸角
は、油圧シリンダ6Bの伸縮により、アーム2Bに対す
るホルダ5の首振り角は、油圧シリンダ6Cの伸縮によ
り、それぞれ操作可能に構成される。
【0005】油圧モータ3は、油圧シリンダ6A,6
B,6C等と共に、油圧作業機本体1に搭載の油圧源
(図示せず)から作動油の供給を受け、エンドミルカッ
タ4を回転駆動する。一例としてエンドミルカッタ4
は、図7〜図9のように油圧モータ3の回転軸3Aと同
軸上に連結する結合部4Aが基端側に形成され、カッタ
部4Bの先端に掘削ビット4C(2種のチップで構成さ
れる)、同じく側面に切削ビット4D(複数のチップ列
を形成する)、が備えられる。
【0006】カッタ部4Bの先端において、刃先が直線
状に連なるチップ4aは、母材部分の周縁部に円周方向
へ等間隔に配置され、刃先が円錐状に尖るチップ4b
は、母材部分の中央部に回転の中心から不等距離に配置
される。カッタ部4Bの側面において、刃先が円錐状に
尖るチップ4bは、母材部分の外周に軸方向の位置が異
なり、チップ間(隙間)が螺旋方向へ密になる配列に設
定される(図9、参照)。
【0007】舗装面の掘削(穿孔)作業を行うときは、
油圧シリンダ6A,6B,6Cの伸縮を操作することに
より、油圧モータ3で回転駆動されるエンドミルカッタ
4を舗装面へ垂直に押し下げると、先端の掘削ビット4
Cにより、所定の深さに掘削穴を掘ることができる。ま
た、油圧シリンダ6A,6B,6Cの伸縮を操作するこ
とにより、エンドミルカッタ4を垂直に保持しながら舗
装面と平行に移動させると、側面の切削ビット4Dによ
り、所定の深さおよび幅をもって舗装面を切削または切
断できるようになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような切削を含む
掘削作業において、掘削中の削り屑は、エンドミルカッ
タ4の回転に伴ってカッタ部4Bの周辺に寄せ集めら
れ、そこからカッタ部4Bの側面をチップ4b間が密な
螺旋方向に沿って外部へ押し出されるのである。
【0009】電柱や基礎支柱などの埋設工事において
は、カッタ先端の掘削ビット4Cが既述のように構成さ
れるため、図10のように凹凸が穴10の底面10aに
残ってしまう。そのため、穴10の掘削(深さ)が厳格
に制限される場合、凹凸の影響により、電柱などの埋設
量(つまり、地上高)にバラツキが生じやすい。
【0010】この凹凸を小さくするには、母材部材の端
面に配置されるチップ4bの数を増やすことが要求され
る。また、凹凸を均すため、エンドミルカッタ4を平行
に移動させる(たとえば、カッタ4の回転中心を旋回さ
せる)ような二次加工作業が必要となり、これによると
穴10の径が余分に広がってしまう。
【0011】この発明は、このような不具合を解消する
有効な対策手段の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、油圧駆動
される油圧作業機本体と、油圧作業機本体のアーム先端
にホルダを介して取り付けられる油圧モータと、油圧モ
ータにより回転駆動される掘削工具と、を備える掘削装
置において、掘削工具の先端面と円周面とに掘削ビット
を備え、先端面における掘削ビットは、先端面の半径に
沿って刃先が配置されたチップから構成したことを特徴
とする。
【0013】第2の発明は、掘削工具先端面の掘削ビッ
トは、先端面の半径に沿って刃先が分割配置された複数
のチップからなり、これらチップを回転角位置が異な
り、各回転軌跡が径方向へ連続して掘削面の全域を覆
う、配置に設定したことを特徴とする。
【0014】第3の発明は、第2の発明に係る掘削工具
におけるチップは、回転方向の前端よりも後端が径方向
の外側寄りになり、刃先に沿う中心線が回転の中心から
オフセットする、取付状態に設定したことを特徴とす
る。
【0015】
【発明の効果】第1の発明においては、掘削工具が回転
駆動されると、工具先端の掘削ビットにより、掘削穴の
半径に刃先の線接触するチップの回転軌跡が円形になる
ため、底面の平坦な穴を掘削することができる。したが
って、面倒な二次加工作業も不要となり、電柱などの埋
設工事を効率よく正確に処理可能となる。
【0016】第2の発明においては、チップ間を削り屑
が逃げるため、掘削の抵抗が小さくなり、工具先端の回
転中心が安定するようになる。したがって、底面の平坦
な穴を効率よく掘削できる、という効果も得られる。
【0017】第3の発明においては、チップの削り屑
は、その回転に伴って径方向の外側へ押し出される。こ
のため、削り屑の排出が促進され、底面の平坦な穴をさ
らに効率よく掘削できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1および図2は、第1の実施形
態を表すものであり、エンドミルカッタ30(掘削工
具)は、基端側が結合部30Aに形成され、この結合部
30Aに中間部(括れ部)を介して先端側のカッタ部3
0Bが同軸上に備えられる。
【0019】エンドミルカッタ30は、基端側の結合部
30Aにおいて、図6に示すような掘削装置の油圧モー
タ3の回転軸3Aにスプラインまたはネジなどの締結手
段を介して連結され、油圧モータ3の駆動により、回転
軸3Aと一体に回転駆動される。
【0020】カッタ部30Bの母材部分は、結合部30
Aおよび括れ部よりも大径の円柱状に形成される。カッ
タ部30Bの先端において、刃先の直線状に連なるチッ
プ30aが母材部分の円形端面に備えられる。チップ3
0aは、刃先が掘削穴の半径と同じ長さに設定され、母
材部分の円形端面の中心P(カッタ軸)から等間隔の放
射状に配置される。
【0021】この例においては、4つのチップ30aが
90度の間隔(刃先が十字状に連続する配置)に取り付
けられる(図2、参照)。母材部分の周縁部において、
チップ30aの刃先をそれぞれ軸方向へ延長するチップ
30a’が配置され、これらのチップ30a,30a’
からカッタ部30Bの先端に掘削ビット30Cが構成さ
れる。
【0022】カッタ部30Bの側面において、刃先が円
錐状に尖るチップ30bが数多く配置される。これらチ
ップ30bは、カッタ部30Bの側面に切削ビット30
Dを構成するものであり、刃先の高さがチップ30a’
の刃先の高さに揃えられ、母材部分の外周において、軸
方向の位置が異なり、チップ間(隙間)が螺旋方向へ密
になる配列(図9、参照)に設定される。
【0023】電柱などの埋設工事において、舗装面を掘
削するときは、掘削装置(図6、参照)の油圧シリンダ
6A,6B,6Cの伸縮を操作することにより、油圧モ
ータ3で回転駆動されるエンドミルカッタ30を舗装面
へ垂直に押し下げるようにする。
【0024】カッタ先端の掘削ビット30Cにおいて、
チップ30aは刃先が掘削面の半径に線接触しながら旋
回するため、チップ30aの回転軌跡が円形になり、図
3のように底面40aの平坦な穴40を所定の深さに掘
削することができる。したがって、面倒な二次加工作業
も不要となり、電柱などの埋設工事を効率よく正確に処
理可能となる。
【0025】チップ30aは、90度の間隔に4つ配置
されるが、数や間隔はとくに限定されるものでなく、1
80度の間隔に2つ配置するようにしても良い。
【0026】図4は、第2の実施形態を表すものであ
り、図1および図2のチップ30a(掘削面の半径に線
接触する)の2つ分がそれぞれ2つ(回転の中心Pに対
する、内径側30a-1と外径側30a-2)に分割形成され、母
材部材の円形端面に内径側の2つ(30a-1)が180度の
間隔、これらと位相が90度ずれる位置に外径側の2つ
(30a-2)が180度の間隔、に配置される。
【0027】これによると、内径側の分割部分(30a-1)
の回転軌跡および外径側の分割部分(30a-2)の回転軌跡
が径方向に連続して掘削面35の全域を覆うため、所定
の深さに底面の平坦な穴を掘削することができる。チッ
プ30aの削り屑は分割部分(30a-1,30a-2)の間に逃
げるため、かつ図2に較べてチップの接触面積が小さく
なるため、掘削の抵抗が小さくなり、内径側の分割部分
(30a-1)が掘削面の中央領域に小さい円形の回転軌跡
を形成するため、エンドミルカッタ30の回転中心が掘
削面に安定化しやすくなる。そのため、底面の平坦な穴
を効率よく正確に掘削できる、という効果も得られる。
【0028】図5は、第3の実施形態を表すものであ
り、カッタ部30Bの先端において、複数のチップ30
cが母材部分の円形端面に配置される。チップ30c
は、刃先が直線状に連なるものであり、各刃先(掘削面
に線接触する)の回転軌跡が径方向へ連続して掘削面3
5の全域を覆う、配置に設けられる。この場合、チップ
35cは回転方向の前端よりも後端が径方向の外側寄り
になる(回転方向の前面が外向きに傾斜する)よう、刃
先に沿う中心線が回転の中心Pからオフセットする、取
付状態に設定される。
【0029】これによると、チップ30cの削り屑は、
その回転に伴って径方向の外側へ押し出される。そのた
め、削り屑の排出が促進され、底面の平坦な穴を図4の
刃先が径方向へ延びるチップ(30a-1,30a-2)よりも効
率よく掘削できることになる。
【0030】なお、第2の実施形態(図4)および第3
の実施形態(図5)において、カッタ部30Bの側面に
は、刃先の円錐状に尖るチップ30bが数多く配置さ
れ、図1(第1の実施形態)と同様の切削ビット30D
が構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるエンドミルカッタの側
面を表す外形図である。
【図2】同じくカッタ部の先端を表す外形図である。
【図3】同じく掘削穴の説明図である。
【図4】第2の実施形態におけるカッタ部の先端を表す
外形図である。
【図5】第3の実施形態におけるカッタ部の先端を表す
外形図である。
【図6】掘削装置の全体構成を表す説明図である。
【図7】従来例におけるエンドミルカッタの側面を表す
外形図である。
【図8】同じくカッタ部の先端を表す外形図である。
【図9】同じくカッタ部の側面を表す展開図である。
【図10】同じく掘削穴の説明図である。
【符号の説明】
30 エンドミルカッタ 30A 結合部 30B カッタ部 30C 掘削ビット 30D 切削ビット 30a,30a’,30a-1,30a-2,30c 掘削用のチ
ップ 30b 切削用のチップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧駆動される油圧作業機本体と、油圧作
    業機本体のアーム先端にホルダを介して取り付けられる
    油圧モータと、油圧モータにより回転駆動される掘削工
    具と、を備える掘削装置において、掘削工具の先端面と
    円周面とに掘削ビットを備え、先端面における掘削ビッ
    トは、先端面の半径に沿って刃先が配置されたチップか
    ら構成したことを特徴とする掘削工具。
  2. 【請求項2】掘削工具先端面の掘削ビットは、先端面の
    半径に沿って刃先が分割配置された複数のチップからな
    り、これらチップを回転角位置が異なり、各回転軌跡が
    径方向へ連続して掘削面の全域を覆う、配置に設定した
    ことを特徴とする掘削工具。
  3. 【請求項3】チップは、回転方向の前端よりも後端が径
    方向の外側寄りになり、刃先に沿う中心線が回転の中心
    からオフセットする、取付状態に設定したことを特徴と
    する請求項2に記載の掘削工具。
JP2001164260A 2001-05-31 2001-05-31 掘削装置における掘削工具 Pending JP2002356810A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010229722A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Nittoku Kikai Kogyo Kk 掘削ビット
CN113338143A (zh) * 2021-06-11 2021-09-03 深圳信息职业技术学院 一种机器人开凿地面结构

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