JP2002356353A - コンクリート補強用金属繊維およびその製造方法ならびに金属繊維補強コンクリート製品および金属繊維補強建築構造物 - Google Patents

コンクリート補強用金属繊維およびその製造方法ならびに金属繊維補強コンクリート製品および金属繊維補強建築構造物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファイバーボールの発生を防ぐコンクリート
補強用金属繊維およびその製造方法ならびに金属繊維補
強コンクリート製品および金属繊維補強建築構造物を提
供する。 【解決手段】 コンクリート中に、コンクリート補強用
鋼繊維10が十分に分散されていなくても、この鋼繊維
10が直交する2つの仮想面内でそれぞれ波形に屈曲し
ているので、従来の1つの仮想面内で波形に屈曲した鋼
繊維に比べ、隣接する鋼繊維10と鋼繊維10とのあい
だに隙間が確保されやすい。結果、コンクリート補強用
鋼繊維10どうしの重なり合い(凝集)が防止され、フ
ァイバーボールの発生が抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンクリート補強
用金属繊維およびその製造方法ならびに金属繊維補強コ
ンクリート製品および金属繊維補強建築構造物、詳しく
はコンクリートに混入されて、このコンクリートを補強
するためのコンクリート補強用金属繊維、および、この
コンクリート補強用金属繊維の製造方法、ならびに、そ
れぞれコンクリート補強用金属繊維が混入されて補強さ
れた金属繊維補強コンクリート製品および金属繊維補強
建築構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートのひび割れまたは剥離崩壊
などを防止するために、コンクリート中にコンクリート
補強用鋼繊維(スチールファイバー;SF)を混入して
補強することが行われている。一般的なコンクリート補
強用鋼繊維は、長さ20〜60mm、太さ0.5〜0.
8mm、引っ張り強度900N/mm2 以上の鋼鉄材料
からなる補強繊維である。素材には、通常、普通鋼が用
いられる。例えば、従来のコンクリート補強用鋼繊維と
して、特開平7−53247号公報に記載されたものが
知られている。この従来品は、略全長にわたって2次元
(平面)的な波形状に屈曲されたコンクリート補強用鋼
繊維である。すなわち、正面視すれば波形であっても
(図6(a))、平面視すると直線状のコンクリート補
強用鋼繊維である(図6(b))。ここで、図6(a)
は従来手段に係るコンクリート補強用金属繊維の正面
図、図6(b)は従来手段に係るコンクリート補強用金
属繊維の平面図である。この従来の鋼繊維は、ミキサー
の内部でコンクリート、水および骨材を混練する際にコ
ンクリート中に分散される。その後、コンクリート打設
時に、コンクリートの中に封入される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにコンクリートをコンクリート補強用鋼繊維により補
強する場合、コンクリートの混練時に、コンクリート中
へのコンクリート補強用鋼繊維の分散を十分に行わなけ
れば、1つの仮想面内だけで屈曲した平面的な波形状の
金属繊維どうしが絡みついて凝集し、ファイバーボール
と呼ばれる金属繊維の塊が発生していた。
【0004】そこで、発明者は、鋭意研究の結果、この
コンクリート補強用金属繊維を従来の平面的な屈曲(波
形状)ではなく、直交する2つの仮想面内でそれぞれ所
定形状(波形状)に屈曲させれば、隣接する金属繊維と
金属繊維とのあいだに隙間を形成させやすくなり、コン
クリート補強用金属繊維どうしの重なり合いを抑え、フ
ァイバーボールの発生を防止することができることを知
見し、この発明を完成させた。
【0005】
【発明の目的】この発明は、ファイバーボールの発生を
防止することができるコンクリート補強用金属繊維およ
びその製造方法ならびに金属繊維補強コンクリート製品
および金属繊維補強建築構造物を提供することを、その
目的としている。また、この発明は、製造が容易なコン
クリート補強用金属繊維およびその製造方法ならびに金
属繊維補強コンクリート製品および金属繊維補強建築構
造物を提供することを、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、金属材料からなり、コンクリートに混入してこれを
補強するコンクリート補強用金属繊維において、直交す
る2つの仮想面内でそれぞれ屈曲したコンクリート補強
用金属繊維である。
【0007】コンクリート補強用金属繊維の原料である
金属材料は限定されない。例えば鋼鉄材料である純鉄、
鋼鉄、軟鋼、特殊鋼、電気用鋼、鋳鋼、鋳鉄などが挙げ
られる。この鋼鉄材料の場合、コンクリート補強用金属
繊維がコンクリート補強用鋼繊維となる。なお、比較的
安価で高強度を有する非鉄金属、例えばアルミニウム合
金なども採用することができる。もちろん、ステンレス
鋼であってもよい。
【0008】コンクリート補強用金属繊維の種類も限定
されない。例えば、断面矩形状の細長い板である平線型
の金属繊維、断面円形状の細長い金属繊維、突条の節を
所定間隔ごとに有するインデント型の金属繊維、折れ曲
がったフックが両端部に配置された両端フック型の金属
繊維、略繊維全長にわたって波形状に屈曲した波型の金
属繊維などが挙げられる。その他にも、前記平線にねじ
りが付与された金属繊維を採用してもよい。なお、ここ
でいうねじりとは、荷重がコンクリート補強用金属繊維
の軸線を中心に、偶力として作用する現象をいう。その
ねじりピッチは、金属繊維の全長にわたって一定したピ
ッチでもよいし、各ねじりの間隔が異なったものでもよ
い。
【0009】コンクリート補強用金属繊維の各仮想面内
でのそれぞれの屈曲形状は限定されない。例えば、波形
状や螺旋形状などが挙げられる。また、この一方の仮想
面内でのコンクリート補強用金属繊維の屈曲形状と、他
方の仮想面内でのコンクリート補強用金属繊維の屈曲形
状とは同じでもよいし、異なっていてもよい。そして、
この屈曲部分はコンクリート補強用金属繊維の全長にわ
たって形成してもよいし、その一部分だけに形成しても
よい。また、コンクリート補強用金属繊維の長さ方向の
一部分に一方の仮想面内での屈曲を施し、コンクリート
補強用金属繊維の長さ方向の別の部分(一部分が重なっ
てもよい)に、他方の仮想面内での屈曲を施してもよ
い。なお、このコンクリート補強用金属繊維は、その表
面を防錆効果を有した防錆膜で覆ってもよい。以上の事
項は、請求項3、請求項5および請求項7にも該当す
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記直交する2
つの仮想面内でのそれぞれの屈曲形状が、長さ方向へ起
伏が連なる波形状である請求項1に記載のコンクリート
補強用金属繊維である。コンクリート補強用金属繊維の
起伏は、すべて同じ大きさ、すべて同じ形状の起伏でも
よいし、そうでなくてもよい。この事項は、請求項4、
請求項6および請求項8にも該当する。
【0011】請求項3に記載の発明は、金属材料からな
り、コンクリートに混入してこれを補強するコンクリー
ト補強用金属繊維を、直交した2つの仮想面内でそれぞ
れ屈曲させるコンクリート補強用金属繊維の製造方法で
ある。コンクリート補強用金属繊維の製造方法として
は、例えば、ダイスから冷間引き抜きまたは冷間圧延さ
れた線材(平線など)を一定長さごとに切断してコンク
リート補強用金属繊維を得る方法などが挙げられる。こ
の線材の切断前、切断中、切断後において、線材または
コンクリート補強用金属繊維に対して、直交する2つの
仮想面内で所定の屈曲が施される。この金属繊維製造に
用いられる冷間引き抜き装置または冷間圧延装置は限定
されない。
【0012】請求項4に記載の発明は、前記直交する2
つの仮想面内でのそれぞれの屈曲形状が、長さ方向へ起
伏が連なる波形状である請求項3に記載のコンクリート
補強用金属繊維の製造方法である。
【0013】請求項5に記載の発明は、コンクリート内
に、直交する2つの仮想面内でそれぞれ屈曲したコンク
リート補強用金属繊維が散在している金属繊維補強コン
クリート製品である。
【0014】請求項6に記載の発明は、前記直交する2
つの仮想面内でのそれぞれの屈曲形状が、長さ方向へ起
伏が連なる波形状である請求項5に記載の金属繊維補強
コンクリート製品である。コンクリート中に混入される
コンクリート補強用金属繊維の混入量は、コンクリート
の用途により異なる。例えばトンネル用で40〜80k
g/m3 、盛り土などの法面用で60〜80kg/m
3 、舗装用で40〜100kg/m3 、建築土管用で3
0〜40kg/m3 、コンクリート2次製品用で80〜
100kg/m3 である。なお、耐火炉材用のコンクリ
ートの場合、炉材重量の1〜5重量%である。また、ひ
び割れだけを防止する場合には15〜30kg/m3
もよい。
【0015】コンクリート補強用金属繊維の長さ、幅、
厚さなどの寸法も限定されない。また、この金属繊維の
断面形状も限定されない。例えば、断面長方形、断面正
方形などでもよい。また、このコンクリート補強用金属
繊維が混入されるコンクリートの種類は限定されない。
例えば普通ポルトランドセメントなどが挙げられる。さ
らに、このコンクリート製品の品種も限定されない。例
えばコンクリート2次製品であるヒューム管、溝蓋、U
字溝、耐火炉材などが挙げられる。
【0016】請求項7に記載の発明は、コンクリート壁
内に、直交する2つの仮想面内でそれぞれ屈曲したコン
クリート補強用金属繊維が散在している金属繊維補強建
築構造物である。建築構造物の種類は限定されない。コ
ンクリートを原料として建築されたものであればよい。
例えば、ビル、橋、塔などが挙げられる。
【0017】請求項8に記載の発明は、前記直交する2
つの仮想面内でのそれぞれの屈曲形状が、長さ方向へ起
伏が連なる波形状である請求項7に記載の金属繊維補強
建築構造物である。
【0018】
【作用】この発明によれば、コンクリート中に、コンク
リート補強用金属繊維が十分に分散されていなくても、
コンクリート補強用金属繊維が直交する2つの仮想面内
でそれぞれ屈曲した形状であるので、従来の1つの仮想
面内だけで屈曲した金属繊維に比べて、隣接する金属繊
維と金属繊維とのあいだに隙間が確保されやすい。その
結果、コンクリート補強用金属繊維どうしの重なり合い
(凝集)が防止され、ファイバーボールの発生が抑えら
れる。
【0019】特に、請求項2、請求項4、請求項6およ
び請求項8の発明によれば、コンクリート補強用金属繊
維を屈曲する際、直交する2つの仮想面内でのそれぞれ
の屈曲形状を、長さ方向へ起伏が連なる波形状とする。
これにより、この発明のコンクリート補強用金属繊維の
製造が容易になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、この発明
の実施例を説明する。図1(a)は、この発明の第1の
実施例に係るコンクリート補強用金属繊維の拡大正面図
である。図1(b)は、この発明の第1の実施例に係る
コンクリート補強用金属繊維の拡大平面図である。図2
は、この発明の第1の実施例に係る金属繊維補強コンク
リート製品の斜視図である。図1において、10はコン
クリートに混入されてこれを補強するコンクリート補強
用鋼繊維である。このコンクリート補強用鋼繊維10
は、コンクリート2次製品であるヒューム管11(図2
参照)に混入される。
【0021】このコンクリート補強用鋼繊維10は長さ
L30mm、幅w0.75mm、厚さt0.40mm、
図1(a)に示すように正面視した波形のピッチP1は
8.5mm、その波形の丈H1は1.25mm、図1
(b)に示すように平面視した波形のピッチP2は1
4.0mm、その波形の丈H2は2.0mmの軟鉄製か
らなる細長い板片である。コンクリートへの混入割合は
60kg/m3 である。なお、この鋼繊維10の製造
は、冷間引き抜き法による。
【0022】ここで、図3および図4を参照して、コン
クリート補強用鋼繊維10の製造方法を説明する。図3
は、この発明の第1の実施例に係るコンクリート補強用
金属繊維の製造装置を示す側面図である。図4(a)
は、この発明の第1の実施例に係るコンクリート補強用
金属繊維の製造装置に用いられる1次曲げ用平歯車の拡
大正面図である。図4(b)は、この発明の第1の実施
例に係るコンクリート補強用金属繊維の製造装置に用い
られる圧延ローラの拡大正面図である。図4(c)は、
この発明の第1の実施例に係るコンクリート補強用金属
繊維の製造装置に用いられる2次曲げ用平歯車の拡大正
面図である。図3において、20はコンクリート補強用
鋼繊維の製造装置であり、この製造装置20は、上流か
ら下流に向かって順次、直径0.6mmの元線(丸線)
aを正面視して波形に付形する上下1対の1次曲げ用平
歯車21,21と、この1次曲げされた元線aを断面矩
形状に圧延する上下1対の圧延ローラ22,22と、こ
の圧延された元線aを平面視して波形に付形する上下1
対の2次曲げ用平歯車23,23と、切断用の固定刃2
4と、移動刃25とを備えている。
【0023】また、この製造装置20は、チェーン式動
力伝達系26,27を介して、上側の圧延ローラ22と
上側の2次曲げ用平歯車23とを連動する回転モータ2
8を有している。また、回転モータ28の回転力は、チ
ェーン式動力伝達系29および無段変速機30を介し
て、移動刃25を昇降させる切断用カム31に伝達され
る。移動刃25は、ばね32により常時上方に付勢され
た切断用ブロック33の下部に固着されている。切断用
ブロック33の上部には、昇降用突起33aが側方へ向
かって突設されている。一方、切断用カム31の外周面
には、その周方向へ向かって一定ピッチで、昇降用突起
33aに衝突する小突起31a…が多数形成されてい
る。
【0024】したがって、回転モータ28が回転する
と、チェーン式動力伝達系26,27を介して、上側の
圧延ローラ22と上側の2次曲げ用平歯車23とが回転
する一方、チェーン式動力伝達系29および無段変速機
30を介して切断用カム31が回転する。この切断用カ
ム31が回転すると、一定のタイミングで各小突起31
a…が昇降用突起33aに衝突し、その都度、ばね32
のばね力により移動刃25が昇降され、2次曲げ後の元
線aが長さL(30mm)に連続的に切断される。な
お、2次曲げ用平歯車22,22の歯のピッチは、1次
曲げ用平歯車21,21の歯のピッチの約1.5〜2.
0倍の長さとなっている。これらの1次曲げ用平歯車2
1,21は、元線aが進行方向へ引かれることで回転す
る従動式の歯車である。得られたコンクリート補強用鋼
繊維10は、従来のコンクリート補強用鋼繊維と同様の
あつかいで保管および使用することができる。図3にお
いて、34は2次曲げ後の元線aを切断工程へ送るため
の元線ガイド、35は製品排出用のシュートである。
【0025】このように、コンクリート補強用鋼繊維1
0が、直交する2つの仮想面(正面および平面)内で波
形状に屈曲しているので、コンクリート中に、仮にコン
クリート補強用鋼繊維10が十分に分散されていなくて
も、従来の1つの仮想面だけで屈曲する波形状のコンク
リート補強用鋼繊維に比べて、それぞれのコンクリート
補強用鋼繊維10の波形の突出部分が障害となり、隣接
するコンクリート補強用鋼繊維10が重なり合いにくく
なる。その結果、隣接するコンクリート補強用鋼繊維1
0とコンクリート補強用鋼繊維10とのあいだに隙間が
確保されやすくなる。よって、コンクリート中でのファ
イバーボールの発生を抑えることができる。したがっ
て、このような構造のコンクリート補強用鋼繊維10が
分散されたヒューム管11は、その強度がヒューム管1
1の全体で略均一化する。また、コンクリート補強用鋼
繊維10の正面視した屈曲形状と平面視した屈曲形状と
を、それぞれ鋼繊維10の長さ方向へ起伏が連なる波形
状としたので、コンクリート補強用鋼繊維10の製造が
容易となる。
【0026】次に、図5に基づいて、この発明の第2の
実施例に係る金属繊維補強建築構造物を説明する。図5
は、この発明の第2の実施例に係る金属繊維補強建築構
造物の斜視図である。図5に示すように、この第2の実
施例の特長は、鉄筋コンクリート製のビルのフロア(金
属繊維補強建築構造物)Fを打設する際に使用されるコ
ンクリート中にコンクリート補強用鋼繊維10を混入
し、これを補強した点である。その他の構成、作用、効
果は、第1の実施例から推測できる範囲であるので、説
明を省略する。
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、このように直交する
2つの仮想面内で屈曲したコンクリート補強用金属繊維
としたので、隣接する金属繊維と金属繊維とのあいだに
隙間を確保しやすくなり、コンクリート中にファイバー
ボールが発生するのを抑えることができる。
【0028】特に、請求項2、請求項4、請求項6およ
び請求項8の発明によれば、コンクリート補強用金属繊
維を屈曲する際、直交する2つの仮想面内でのそれぞれ
の屈曲形状を、長さ方向に向かって起伏が連なる波形状
としたので、この発明のコンクリート補強用金属繊維の
製造が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、この発明の第1の実施例に係るコン
クリート補強用金属繊維の拡大正面図である。(b)
は、この発明の第1の実施例に係るコンクリート補強用
金属繊維の拡大平面図である。
【図2】この発明の第1の実施例に係る金属繊維補強コ
ンクリート製品の斜視図である。
【図3】この発明の第1の実施例に係るコンクリート補
強用金属繊維の製造装置を示す側面図である。
【図4】(a)は、この発明の第1の実施例に係るコン
クリート補強用金属繊維の製造装置に用いられる1次曲
げ用平歯車の拡大正面図である。(b)は、この発明の
第1の実施例に係るコンクリート補強用金属繊維の製造
装置に用いられる圧延ローラの拡大正面図である。
(c)は、この発明の第1の実施例に係るコンクリート
補強用金属繊維の製造装置に用いられる2次曲げ用平歯
車の拡大正面図である。
【図5】この発明の第2の実施例に係る金属繊維補強建
築構造物の斜視図である。
【図6】(a)は従来手段に係るコンクリート補強用金
属繊維の正面図である。(b)は従来手段に係るコンク
リート補強用金属繊維の平面図である。
【符号の説明】
10 コンクリート補強用鋼繊維(コンクリート補強用
金属繊維)、 11 ヒューム管(金属繊維補強コンクリート製品)、 F フロア(金属繊維補強建築構造物)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材料からなり、コンクリートに混入
    してこれを補強するコンクリート補強用金属繊維におい
    て、 直交する2つの仮想面内でそれぞれ屈曲したコンクリー
    ト補強用金属繊維。
  2. 【請求項2】 前記直交する2つの仮想面内でのそれぞ
    れの屈曲形状が、長さ方向へ起伏が連なる波形状である
    請求項1に記載のコンクリート補強用金属繊維。
  3. 【請求項3】 金属材料からなり、コンクリートに混入
    してこれを補強するコンクリート補強用金属繊維を、直
    交した2つの仮想面内でそれぞれ屈曲させるコンクリー
    ト補強用金属繊維の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記直交する2つの仮想面内でのそれぞ
    れの屈曲形状が、長さ方向へ起伏が連なる波形状である
    請求項3に記載のコンクリート補強用金属繊維の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 コンクリート内に、直交する2つの仮想
    面内でそれぞれ屈曲したコンクリート補強用金属繊維が
    散在している金属繊維補強コンクリート製品。
  6. 【請求項6】 前記直交する2つの仮想面内でのそれぞ
    れの屈曲形状が、長さ方向へ起伏が連なる波形状である
    請求項5に記載の金属繊維補強コンクリート製品。
  7. 【請求項7】 コンクリート壁内に、直交する2つの仮
    想面内でそれぞれ屈曲したコンクリート補強用金属繊維
    が散在している金属繊維補強建築構造物。
  8. 【請求項8】 前記直交する2つの仮想面内でのそれぞ
    れの屈曲形状が、長さ方向へ起伏が連なる波形状である
    請求項7に記載の金属繊維補強建築構造物。
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