JP2024046247A - メタルファイバおよびその製造方法並びに装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価で大量生産が可能であり、耐引抜き性に優れたコンクリートの補強用メタルファイバとその製造方法および装置を提供する【解決手段】繊維強化コンクリート用メタルファイバであって、互いに直角をなすX,Y,Z軸により規定される3次元空間において、Y方向の幅と、X方向の長さと、Z方向の厚さを有し、X-Y平面内に延びる波形の線状本体の端部11,15をZ方向に鈍角をもって曲げられた屈曲部とする。長尺の金属板をY方向の幅のピッチでプレス装置のダイの上を断続的にY方向に搬送しながら金属板の先端を剪断することによりメタルファイバ10を切り出して作製する。【選択図】図4

Description

本発明は、例えばコンクリートの材料の中に混入させて、その材料の引っ張り強度、曲げ強度、耐久性等を向上させるメタルファイバと、その製造方法および装置に関するものである。
従来、この種の繊維強化コンクリートに採用される金属繊維を製造する装置として、古くは、特許文献1および2に示されるように、固定刃と可動刃を有する切断機により金属製薄板を剪断して金属短繊維を作製する装置が知られている。しかしこれらの装置では、金属板を板に垂直な方向に波形に変形させて金属短繊維を作製するため、金属板を剪断する際、作製する繊維の長さ方向すなわち金属板の幅方向に金属板を引っ張り、伸ばしながら剪断するため、金属板としては柔らかく伸びやすい材料を採用するほかない。そのため例えば鉄板を採用した場合には錆やすいのでコンクリートの補強には不適であり、現実的ではない。また、これらの方法で金属板に垂直な方法に波形を形成するように硬い材料を伸ばしながら形成するには、伸ばすのに時間をかけなければならず、大量生産には不向きである。
コンクリートの補強に使用する金属繊維としては、特許文献3に記載されているように、錆びない鋼(スティール)でなければ、実用性がない。特許文献1の第10図には回転型切断機の例が記載されているが、回転型切断機では現実に鋼板を剪断することはできない。例えば厚さが0.6mmの鋼板(SUS)を剪断する際には8tから10tの力が必要であり、図示のような回転式切断機で鋼板を剪断することは到底実現不可能である。また特許文献1および2の方法では、鋼板を伸ばして図示のような波形繊維を製造することは時間的にもコスト的にも現実的に殆ど不可能であり、実用にはならないと考えられる。
そのような状況から、特許文献3に開示されているように、高耐侯性鋼の線材を用いて繊維強化コンクリートのための金属繊維を提供する技術が開発されている。この高耐侯性鋼の線材を用いる方法では、その鋼の線材を円環状や多角形環状にしたもののほか、直線あるいは少なくとも一部が屈曲された線状の線材の両端を鋭角に折り曲げた例が記載されている。しかし、この方法では鋼の線材を曲げ加工する必要があり、作製には相当の数の工程を要するため、やはり大量生産には適さないと考えられる。
特開平2-106218号公報 特許公報 昭53-1369号公報 特許第6405066号公報
コンクリートの補強に金属繊維を用いる現場では、大量の金属繊維を必要とするため、安価で(例えばひと月に30t以上の大量の金属繊維を製造する)大量生産に適する金属繊維(メタルファイバ)が求められており、さらに、繊維が単純な直線状ではコンクリートから抜けやすいため、形状は屈曲した形状が望ましいうえ、さらに、屈曲方向が平面内すなわち2次元に限られているよりも、3次元状に屈曲している方が、耐引抜き性(特開2020-100523号公報第9頁第43行(段落[0033]第13行参照)に優れるため望ましい。このような背景のもとで、本発明は安価で1ショットでの多量生産が可能であり、耐引抜き性に優れたメタルファイバ、およびそれを製造する方法並びに装置を提供することを目的とするものである。
本発明による繊維強化用メタルファイバは、互いに直角をなすX,Y,Z軸により規定される3次元空間において、Y方向の幅と、X方向の長さと、Z方向の厚さを有し、X-Y平面内に延びる波形の線状本体からなり、該本体の少なくとも一端においてZ方向に鈍角をもって曲げられた屈曲部を有することを特徴とするものである。すなわち、本発明のメタルファイバは、鋼の繊維の一端、または両端、あるいは両端のほかに長さ方向の中間部にZ方向に鈍角をもって曲がった屈曲部を有することを特徴とするものである。
また本発明は、前記メタルファイバを製造する方法であって、前記メタルファイバのZ方向の厚さを有し、前記X方向の長さより大きい幅を有し、前記Y方向に延びた帯状の金属板を、前記Y方向のメタルファイバの幅のピッチで断続的にY方向にプレス機のダイ上に送りながら前記金属板の送り方向先端を前記波形線状にプレス機のパンチで切断するとともに、前記メタルファイバのX方向先端部を前記パンチの切断刃により切断すると同時に該パンチのZ方向下面に突出した押圧部によりZ方向に押しながら前記メタルファイバを製造することを特徴とするものである。
また、本発明は、前記メタルファイバを切断するプレス装置であって、前記メタルファイバのX-Y平面内に延びる波形の線状本体の輪郭を有する波形の下刃を有するダイと、該ダイの下刃に対応する上刃を有するZ方向に上下動するパンチとを備え、該パンチの下面が、前記メタルファイバのX方向先端部を該パンチによる切断と同時にZ方向下方に押圧するための下方に突出した押圧部を有することを特徴とするものである。
また、本発明は、前記メタルファイバを切断するプレス装置に使用されるプレス金型であって、前記メタルファイバのX-Y平面内に延びる波形の線状本体の輪郭を有する波形の下刃を有するダイと、該ダイの下刃に対応する上刃を有するZ方向に上下動するパンチとからなり、該パンチの下面が、前記メタルファイバのX方向先端部を該パンチによる切断と同時にZ方向下方に押圧するための下方に突出した押圧部を有することを特徴とするものである。
本発明によるメタルファイバは、X,Y,Z軸により規定される3次元空間において、Y方向の幅と、X方向の長さと、Z方向の厚さを有し、X-Y平面内に延びる波形の線状本体が、その少なくとも一端においてZ方向に鈍角をもって曲げられた屈曲部を有するため、X-Y平面内に屈曲した形状に形成(カット)されるだけでなく、その平面に垂直なZ方向に鈍角をもって曲げられているため、耐引抜き性に優れる効果を有する。なお、ここでZ方向に曲げられるというのは、曲げられた端部がX-Y平面に対して90度の方向に延びるという意味ではなく、Z方向の成分を持つ方向(鈍角方向)に延びるということを意味するものである。鈍角に限定したのは、パンチで一瞬のうちに1ショットで打ち抜く動作と同時に金属板の一部(端部)を押すだけで変形させるためには大きく曲げる力を要さない鈍角の範囲であることが好ましいのと、端部が直角あるいは鋭角に曲がった形になると、繊維同士が絡みあって「スチールボール」(特許文献3の段落[0031]参照)と呼ばれる繊維の塊が発生する可能性があるからである。また、後述するように、この形状は金属板を製造するメタルファイバの幅方向(Y方向)に、幅のピッチで断続的にY方向にプレス機のダイ上に送りながらその送り方向先端を波形線状にプレス機のパンチで切断することにより形成することができるので、例えばSPM300(1秒間に5個)あるいはSPM600(1秒間に10個)という速度での超大量生産を限りなくスクラップレスの状態で可能にするという効果がある。
さらに、本発明のメタルファイバはセメントに混入させてコンクリートの強度を向上させることを目的とするものであるため寸法の精度が高く要求されるものではなく、プレス加工により剪断するときに起こる多少の変形は寧ろ歓迎されるのであって、切断面をきれいに正確に切り落とす必要もない。したがって、その点でコストに影響する精度の要求もないという実用上の利点もあり、精度が低くても性能に影響はなく寧ろ変形やばらつきは望ましい。
したがって、現実的には、さらに製造された製品の検査を要する必要がないという利点があり、極めて安価に製造することができる。
本発明によるメタルファイバの実施形態を示す図で、Aは第1の実施形態による例の斜視図、Bはその長さ方向(X方向)から見た端面図、Cはその厚み方向(Z方向)から見た正面図、Dはその波形の屈曲方向(Y方向)から見た上面図である。 本発明の第1の実施形態によるメタルファイバを製造する装置の基本的構成を示す平面図で、図中にX、Y、Zの各軸の方向を示す。 本発明の第1の実施形態によるメタルファイバの製造装置に金属板が搬送されて最初にパンチが駆動されて金属板の先端が切り取られる稼働状態を説明する平面図で、Aは装置の状態、Bは最初に金属板の先端から剪断された切れ端をZ方向から見た図 本発明の第1の実施形態によるメタルファイバの製造装置に搬送された金属板がパンチにより切り取られる稼働状態を説明する平面図で、Aは装置の状態、Bは金属板からパンチで剪断されて得られたメタルファイバをZ方向から見た図、Cは金属板からパンチで剪断されて得られたメタルファイバをY方向から見た図 本発明のメタルファイバの製造装置において、搬送された金属板の先端がパンチにより剪断されて切り取られるときの状態を説明する図2のV-V線断面図 本発明のメタルファイバの製造装置の下刃を有するプレス金型のダイを示す図で、Aは平面図、BはAの右から見た正面図、CはAの図中下から見た端面図、Dはその斜視図 本発明のメタルファイバの製造装置の上刃を有するプレス金型のパンチを示す図で、AはZ方向下から見た底面図、BはそのY方向から見た正面図 図7のパンチの斜視図で、Aは斜め前方上から見た斜視図、Bは斜め後方上から見た斜視図 本発明のメタルファイバの製造装置のパンチが上下動時に摺動する、パンチを裏から支持し案内するヒールバックを示す斜視図 図9のヒールバックを横から示す端面図
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。まず図1により、本発明のメタルファイバの実施形態の構成を説明する。図1のAからDは本発明のメタルファイバの実施形態を示す。これらの図から明らかなように、本発明の実施形態のメタルファイバ10は、一端部11から他端部15まで延び、その間に山部12、谷部13、山部14の順に繋がった中間部を有する波形の線状本体を形成するもので、山部12、谷部13、山部14の中間部はX-Y平面内に延びており、両端部11と15はX-Y平面よりもZ方向に鈍角に曲がって、全体として3次元の形状をしている。変形例としては、図1のAの中央の谷部13の一部を両端部11、15と同様にZ方向に変形してもよい。なお、山部と谷部の数は上記の例に限定されるものではなく、用途に応じて増減してもよい。大きさも、用途に応じて自由に設計されるものであるが、例えばコンクリート補強用のメタルファイバとしての一例としては、長さ30mm、幅0.7mm、厚さ0.6mm、山部の頂上と谷部の差(高さ)2mm、端部の曲げ0.78mm程度のものが考えられる。この寸法は、もちろん自由に変更可能である。
図1のDとFに示す第2の実施形態によるメタルファイバ10aは、第1の実施形態によるメタルファイバ10の中間部の谷部13に相当する谷部13aが、第1の実施形態によるメタルファイバ10の両端部11,15に相当する11a,15aと同じようにZ方向に曲げられてX-Y平面から外れて3次元構造を構成している。このようにZ方向にずれた部分が両端以外にあってもよいし、あるいは両端でなく一端のみにしてもよい。
次に、図2に、本発明のメタルファイバを金属板(鋼板)から剪断により切り出して製造するプレス装置にセットされるプレス金型のダイ21と、パンチ22と、パンチ22が上下動時に摺動する、パンチ22を裏から支持し案内するヒールバック23を示す。ダイ21は、切り出すメタルファイバ10のX-Y面の輪郭に対応する形状の下刃21aの刃先を有し、パンチ22はその刃先に対応する形状の上刃の刃先22aを有する。図2,3および4に示される下刃の刃先21aと上刃の刃先22aとの間隔が、金属板25から剪断により切り出すメタルファイバ10に幅に対応するが、図ではその間隔を誇張して示している。
次に図3、4、5および6により、本発明の第1の実施形態によるメタルファイバを製造する装置の動作を説明する。最初に、切り出すメタルファイバの(X方向)の長さより大きい幅Wを有するY方向に長い金属板25を図中は左から搬送する。剪断前の金属版25の先端25aは、長さ方向に直角な直線状であるため、その先端25aを、切り出すY方向の幅だけダイ21の下刃の刃先21aからパンチ22の上刃の刃先22aの方へとび出させてパンチ22を下方へ駆動して金属板25の先端部を剪断すると、図3のBに示すような形の金属板の切れ端25bが切り離される。その後、金属板25を図中Y方向右にメタルファイバの幅に対応する長さだけダイ21上をY方向に送ったところでパンチ22で剪断すると、図4のBに示すメタルファイバ10が切り出される。これを繰り返して、Y方向に延びた帯状の金属板25を、Y方向のメタルファイバ10の幅のピッチで断続的にY方向にダイ21上を送りながら金属板25の送り方向先端部を波形線状にパンチで切断するとともに、メタルファイバのX方向先端部11,15を前記パンチの切断刃22aにより切断する。
この時、金属板25の送り方向先端部を波形状にパンチ22で切断するとともに、メタルファイバ10のX方向先端部11,15をパンチ22の切断刃により切断すると同時にパンチ22のZ方向下面22bに突出した押圧部22c(図7,図8)によりZ方向に押してメタルファイバ10の両端11,15をZ方向に鈍角に塑性変形させる。このようにして、両端11,15がZ方向に曲げられたメタルファイバ10を作製することができる。
パンチ22の下面22bは図7および8によく示されている。図7のAは下面を、Bは正面を示しており、図中パンチ22の側面に形成されている凹部22dはパンチ22を保持するポンチプレートに設けられた係止部に係止されるパンチ22の抜け止め用凹部である。図8はパンチ22の斜視図で、下面22bに突出して形成された押圧部22cを示している。
本発明のメタルファイバを製造する方法および装置は、上記説明から明らかなように、帯状の金属板25を前記Y方向のメタルファイバ10の幅のピッチ(例えば0.7mm)で断続的にY方向にプレス機のダイ21上に送りながら前記金属板25の送り方向先端を前記波形線状にプレス機のパンチ22で切断するとともに、前記メタルファイバ10のX方向先端部11,15を前記パンチ22の切断刃22aにより切断すると同時に該パンチのZ方向下面に突出した押圧部22cによりZ方向に押しながら、1回の下降動作でX-Y平面内に波形の形状をした線状本体を形成すると同時にZ方向に鈍角に曲げられた前記メタルファイバ10を製造するものである。
なお、金属板25をメタルファイバ10の幅のピッチで断続的にY方向にプレス機のダイ21上に送る方法としては、金属板25を送る搬送装置の送りをそのピッチ毎に断続的に送るように制御する方法の他に、金属板25を軽い力で搬送しながら、金属板25の先端25aを前記ヒールバック23内に埋め込んだストッパー(図示せず)に当接させて切断位置に停止させ、その位置でパンチ22により切断したのちに軽い搬送力でさらに切断された幅の分だけ前進させる方法がある。このストッパーを使用する場合には、パンチ22がストッパーに干渉しないようにパンチ22の下面22bに逃げを設ける必要がある。
図9と10に示すように、本発明のメタルファイバの製造装置にはパンチ22の上下動時にパンチ22の背面22dを裏から支持してパンチ22の摺動を案内する、上部に一体的に固設された突起部23aを備えたヒールバック23が設けられ、パンチ22が金属板25を剪断するとき下刃21aと上刃22aから受ける反動の圧力を受けとめ、パンチ22が滑らかに上下動できるようにしている。
10 メタルファイバ
11 端部(屈曲部)
12 山部
13 谷部
14 山部
15 端部(屈曲部)
21 ダイ
21a ダイの刃先
22 パンチ
22a パンチに刃先
23 ヒールバック
25 金属板
また本発明は、前記メタルファイバを製造する方法であって、前記メタルファイバのZ方向の厚さを有し、前記X方向の長さより大きい幅を有し、前記Y方向に延びた帯状の金属板を、前記Y方向のメタルファイバの幅のピッチで断続的にY方向にプレス機のダイ上に送りながら前記金属板の送り方向先端を前記波形線状にプレス機のパンチで切断するとともに、前記メタルファイバのX方向先端部を前記パンチの切断刃により切断すると同時に該パンチのZ方向下面に鈍角に傾斜して突出した押圧部によりZ方向に押しながら前記メタルファイバを製造することを特徴とするものである。
また、本発明は、前記メタルファイバを切断するプレス装置であって、前記メタルファイバのX-Y平面内に延びる波形の線状本体の輪郭を有する波形の下刃を有するダイと、該ダイの下刃に対応する上刃を有するZ方向に上下動するパンチとを備え、該パンチの下面が、前記メタルファイバのX方向先端部を該パンチによる切断と同時にZ方向下方に押圧するための下方に鈍角に傾斜して突出した押圧部を有することを特徴とするものである。
また、本発明は、前記メタルファイバを切断するプレス装置に使用されるプレス金型であって、前記メタルファイバのX-Y平面内に延びる波形の線状本体の輪郭を有する波形の下刃を有するダイと、該ダイの下刃に対応する上刃を有するZ方向に上下動するパンチとからなり、該パンチの下面が、前記メタルファイバのX方向先端部を該パンチによる切断と同時にZ方向下方に押圧するための下方に鈍角に傾斜して突出した押圧部を有することを特徴とするものである。
この時、金属板25の送り方向先端部を波形状にパンチ22で切断するとともに、メタルファイバ10のX方向先端部11,15をパンチ22の切断刃により切断すると同時にパンチ22のZ方向下面22bに鈍角に傾斜して突出した押圧部22c(図7,図8)によりZ方向に押してメタルファイバ10の両端11,15をZ方向に鈍角に塑性変形させる。このようにして、両端11,15がZ方向に曲げられたメタルファイバ10を作製することができる。
パンチ22の下面22bは図7および8によく示されている。図7のAは下面を、Bは正面を示しており、図中パンチ22の側面に形成されている凹部22dはパンチ22を保持するポンチプレートに設けられた係止部に係止されるパンチ22の抜け止め用凹部である。図8はパンチ22の斜視図で、下面22bに鈍角に傾斜して突出して形成された押圧部22cを示している。
本発明のメタルファイバを製造する方法および装置は、上記説明から明らかなように、帯状の金属板25を前記Y方向のメタルファイバ10の幅のピッチ(例えば0.7mm)で断続的にY方向にプレス機のダイ21上に送りながら前記金属板25の送り方向先端を前記波形線状にプレス機のパンチ22で切断するとともに、前記メタルファイバ10のX方向先端部11,15を前記パンチ22の切断刃22aにより切断すると同時に該パンチのZ方向下面に鈍角に傾斜して突出した押圧部22cによりZ方向に押しながら、1回の下降動作でX-Y平面内に波形の形状をした線状本体を形成すると同時にZ方向に鈍角に曲げられた前記メタルファイバ10を製造するものである。


Claims (4)

  1. 繊維強化コンクリート用メタルファイバであって、互いに直角をなすX,Y,Z軸により規定される3次元空間において、Y方向の幅と、X方向の長さと、Z方向の厚さを有し、X-Y平面内に延びる波形の線状本体からなり、該本体の少なくとも一端においてZ方向に鈍角をもって曲げられた屈曲部を有するメタルファイバ。
  2. 請求項1記載のメタルファイバを製造する方法であって、前記メタルファイバのZ方向の厚さを有し、前記X方向の長さより大きい幅を有し、前記Y方向に延びた帯状の金属板を、前記Y方向の幅のピッチで断続的にY方向にプレス機のダイ上に送りながら前記金属板の送り方向先端を前記波形線状にプレス機のパンチで切断するとともに、前記メタルファイバのX方向先端部を前記パンチの切断刃により切断すると同時に該パンチのZ方向下面に突出した押圧部によりZ方向に押しながら前記メタルファイバを製造する方法。
  3. 請求項2記載の製造方法により前記メタルファイバを切断するプレス装置であって、前記メタルファイバのX-Y平面内に延びる波形の線状本体の輪郭を有する波形の下刃を有するダイと、該ダイの下刃に対応する上刃を有するZ方向に上下動するパンチとを備え、該パンチの下面が、前記メタルファイバのX方向先端部を該パンチによる切断と同時にZ方向下方に押圧するための下方に突出した押圧部を有することを特徴とするプレス装置。
  4. 請求項3記載の前記メタルファイバを切断するプレス装置に使用されるプレス金型であって、前記メタルファイバのX-Y平面内に延びる波形の線状本体の輪郭を有する波形の下刃を有するダイと、該ダイの下刃に対応する上刃を有するZ方向に上下動するパンチとからなり、該パンチの下面が、前記メタルファイバのX方向先端部を該パンチによる切断と同時にZ方向下方に押圧するための下方に突出した押圧部を有することを特徴とするプレス金型。
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