JP2000247697A - コンクリート補強用鋼繊維およびその製造方法ならびに鋼繊維補強コンクリート製品 - Google Patents

コンクリート補強用鋼繊維およびその製造方法ならびに鋼繊維補強コンクリート製品

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JP2000247697A
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steel fiber
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信仁 荒木
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Yasuda Kogyo KK
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B14/00Use of inorganic materials as fillers, e.g. pigments, for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of inorganic materials specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
    • C04B14/38Fibrous materials; Whiskers
    • C04B14/48Metal

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲げ、せん断、引っ張りに対する大きな強度
を安定的に確保し、かつコンクリート内でのアンカー効
果も高まるコンクリート補強用鋼繊維およびその製造方
法ならびに鋼繊維補強コンクリート製品を提供する。 【解決手段】 ねじりを加えたコンクリート補強用鋼繊
維10であるので、この鋼繊維10への曲げ、せん断、
引っ張りに対する大きな強度が安定して得られる。結
果、例えばコンクリートとの混練中、鋼繊維10の折
れ、曲がり、伸びが発生しにくい。よって補強後のヒュ
ーム管11に、鋼繊維10の混入量に見合うだけのそれ
ぞれの強度を与えられる。さらに、このように鋼繊維1
0がねじってあるのでアンカー効果が増大する。その結
果、ヒューム管11からの抜けが減少し、補強効果が高
まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンクリート補強
用鋼繊維およびその製造方法ならびに鋼繊維補強コンク
リート製品、詳しくはコンクリートに混入されて、この
コンクリートを補強するためのコンクリート補強用鋼繊
維、および、このコンクリート補強用鋼繊維の製造方
法、ならびに、このコンクリート補強用鋼繊維が混入さ
れて補強された鋼繊維補強コンクリート製品に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートのひび割れまたは剥離崩壊
などを防止するために、コンクリート中にコンクリート
補強用鋼繊維(スチールファイバー:SF)を混入して
補強することが行われている。一般的なコンクリート補
強用鋼繊維は、長さ20〜60mm,太さ0.5〜0.
8mm,引っ張り強度900N/mm以上の鋼鉄材料
からなる補強繊維である。その素材には、通常、普通鋼
が用いられる。コンクリート補強用鋼繊維はコンクリー
ト中に封入されている。このため、空気および水との接
触がほとんどなく、鉄の大敵である錆が発生しにくい。
【0003】従来のコンクリート補強用鋼繊維として、
例えば特開平9−195128号公報に記載されたもの
が知られている。この従来品は、突条の節を所定間隔ご
とに有するインデント型の補強用金属短繊維材である。
また、特開平5−26544号公報に記載されたものも
知られている。これは、折れ曲がったフックが両端部に
設けられた両端フック型のコンクリート補強用鋼繊維で
ある。さらに、特開平7−53247号公報の別の従来
品のように、略全長にわたって波形状に屈曲した波型の
コンクリート補強用鋼繊維も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
に係るこれらのコンクリート補強用鋼繊維にあっては、
線材または細板材の一部分に形状変更を加えたり、その
全長にわたって幅方向に波うたせたりして、コンクリー
ト内に埋め込まれたときのコンクリート補強用鋼繊維の
アンカー効果を高めている。しかしながら、これらのコ
ンクリート補強用鋼繊維は、単に、所定長さでの切断ま
たはせん断により製造されていただけのものであった。
このため、幅方向からの曲げ力およびせん断力に対する
強度、その長さ方向からの引っ張り力に対する強度が比
較的小さかった。これにより、例えばミキサーを用いた
コンクリートとの混練中に、混入されたコンクリート補
強用鋼繊維が簡単に屈曲したり、折れたり、伸びたりし
ていた。この結果、補強後のコンクリート強度が、設定
されていた通りの数値にならないという問題点があっ
た。
【0005】そこで、この発明者らは、鋭意研究の結
果、このコンクリート補強用鋼繊維に一定ピッチでねじ
りを加えれば、鋼繊維の全長にわたって、安定して大き
な曲げ強度、せん断強度、引っ張り強度が得られ、しか
もアンカー効果が増大して、このコンクリート中から抜
けにくくなるという事実を突き止め、この発明を完成さ
せるに至った。
【0006】
【発明の目的】この発明は、曲げ、せん断および引っ張
りに対して安定的に大きな強度が得られ、しかもコンク
リート内でのアンカー効果を高めることができるコンク
リート補強用鋼繊維およびその製造方法ならびに鋼繊維
補強コンクリート製品を提供することを、その目的とし
ている。
【0007】また、この発明は、コンクリート補強用鋼
繊維の製造の自動化を図ることができるコンクリート補
強用鋼繊維の製造方法を提供することを、その目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、鋼鉄材料からなり、コンクリートに混入されてこれ
を補強するコンクリート補強用鋼繊維において、断面矩
形状の細長い板である平線にねじりが付与されたコンク
リート補強用鋼繊維である。ここでいうねじりとは、荷
重がコンクリート補強用鋼繊維の軸線を中心に、偶力と
して作用する現象をいう。コンクリート補強用鋼繊維の
原料である鋼鉄材料としては、例えば純鉄,鋼鉄,ステ
ンレス,軟鋼,特殊鋼,電気用鋼,鋳鋼,鋳鉄などが挙
げられる。なお、比較的安価で鋼強度を有する非鉄金
属、例えばアルミニウム合金なども採用することができ
る。
【0009】コンクリート中に混入されるコンクリート
補強用鋼繊維の混入量は、コンクリートの用途により異
なる。例えばトンネル用で40〜80kg/m,盛り
土などの法面用で60〜80kg/m,舗装用で40
〜100kg/m,建築土間用で30〜40kg/m
,コンクリート2次製品用で80〜100kg/m
である。なお、耐火炉材用のコンクリートの場合、炉材
重量の1〜5重量%である。コンクリート補強用鋼繊維
の断面形状は矩形状であれば限定されない。例えば、断
面長方形、断面正方形などでもよい。コンクリート補強
用鋼繊維の長さ、幅、厚さ、ねじりピッチなどの寸法も
限定されない。例えば請求項2に記載されたそれぞれの
寸法でもよい。また、このねじりピッチは、コンクリー
ト補強用鋼繊維の全長にわたって一定したピッチでもよ
いし、各ねじりの間隔が異なったものでもよい。これら
の事項は、請求項3および請求項4にも該当する。
【0010】請求項2に記載の発明は、繊維寸法が長さ
30〜100mm、幅0.8〜5mm、厚さ0.1〜
1.0mm、ねじりピッチ5〜60mmである請求項1
に記載のコンクリート補強用鋼繊維である。30mm未
満ではコンクリートとの接触面積が小さくなりアンカー
機能が低下するという不都合が生じる。また、100m
mを超えるとコンクリート内での分散が均一にならない
という不都合が生じる。
【0011】請求項3に記載の発明は、ダイスから冷間
引き抜きまたは冷間圧延された平線にねじりを加え、そ
の後、該平線を一定長さごとに切断してコンクリート補
強用鋼繊維を得るコンクリート補強用鋼繊維の製造方法
である。この鋼繊維製造に用いられる冷間引き抜き装置
または冷間圧延装置は限定されない。矩形状の断面形状
を有し、引き抜きまたは圧延された平線にねじりを加え
る機能を有していればよい。なお、このねじり機能は、
冷間引き抜き装置または冷間圧延装置に組み込んでもよ
いし、別体のねじり装置として外設してもよい。
【0012】このため、平線にねじりを加える位置も限
定されない。例えば、ダイスまたは圧延ロールから引き
抜かれると同時にねじりを加えてもよい。また、ダイス
または圧延ロールから引き抜かれた直後、または、その
後の所定時期にねじりを加えてもよい。ただし、この場
合は平線を再過熱しなければならいこともある。平線の
切断には、例えば回転カッタを用いて、引き抜きまたは
圧延後にねじりが加えられた平線を、所定の長さに連続
的に切断する方法などを採用することができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、コンクリート内
に、断面矩形状の細長い板である平線にねじりが付与さ
れたコンクリート補強用鋼繊維が散在している鋼繊維補
強コンクリート製品である。このコンクリート補強用鋼
繊維が混入されるコンクリートの種類は限定されない。
例えば普通ポルトランドセメントなどが挙げられる。ま
た、このコンクリート製品の品種も限定されない。例え
ばコンクリート2次製品であるヒューム管,溝蓋,U字
溝,耐火炉材などが挙げられる。
【0014】
【作用】この発明によれば、コンクリート補強用鋼繊維
にはねじりが与えられているので、この鋼繊維に対する
曲げ、せん断および引っ張りに対しての安定した大きな
強度が得られる。その結果、例えばコンクリート補強用
鋼繊維およびコンクリートを混練中に、鋼繊維が折れた
り、曲がったり、伸びたりする不都合が生じにくい。こ
れにより、補強されたコンクリート(鋼繊維補強コンク
リート製品)は、略このコンクリート補強用鋼繊維が混
入された分量に見合った曲げ強度、せん断強度および曲
げ強度を備えたものとなる。しかも、このようにコンク
リート補強用鋼繊維にねじりを与えたので、コンクリー
ト内でのアンカー効果が大きい。その結果、コンクリー
ト内からコンクリート補強用鋼繊維が抜けにくく、補強
効果を増大させることができる。また、コンクリート内
で引っ張り力を受けた場合に、突状の節を有するインデ
ント型や折れ曲がったフックを有するフック型に見られ
るような切り欠き効果による引っ張り強度の低下がない
ので、補強効果を増大させることができる。
【0015】特に、請求項2に記載の発明によれば、コ
ンクリート補強用鋼繊維を、長さ30〜100mm、幅
0.8〜5mm、厚さ0.1〜1.0mm、ねじりピッ
チ5〜60mmの鋼鉄材料からなる繊維として製造した
ので、良好な曲げ強度、せん断強度および引っ張り強度
を有するコンクリート補強用鋼繊維を得ることができ
る。
【0016】また、請求項3に記載の発明によれば、ダ
イスから冷間引き抜きまたはロールによる冷間圧延され
た平線にねじりを加えた後、この平線を一定長さごとに
切断してコンクリート補強用鋼繊維を連続的に製造す
る。その結果、コンクリート補強用鋼繊維の製造の自動
化を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、この発明
の実施例に係るコンクリート補強用鋼繊維およびその製
造方法ならびに鋼繊維補強コンクリート製品を説明す
る。図1は、この発明の一実施例に係るコンクリート補
強用鋼繊維の正面図である。図2は、この発明の一実施
例に係る鋼繊維補強コンクリート製品の斜視図である。
図1において、10はコンクリートに混入されてこれを
補強するコンクリート補強用鋼繊維であり、このコンク
リート補強用鋼繊維10は、コンクリート2次製品であ
るヒューム管11(図2参照)に混入されて使用され
る。このコンクリート補強用鋼繊維10は長さL40〜
50mm、幅w2mm、厚さt0.25mmの軟鉄製の
板である平線に、ピッチP40mmのねじりを付与した
繊維状物である。コンクリートへの混入割合は80kg
/mである。このコンクリート補強用鋼繊維10の引
っ張り強度は1100N/mmである。なお、この鋼
繊維10の製造は、冷間引き抜きにねじりを加えた方法
による。
【0018】ここで、図3を参照して、コンクリート補
強用鋼繊維10の製造方法を説明する。図3は、この発
明の一実施例に係るコンクリート補強用鋼繊維の製造設
備の説明図である。図3において、20はコンクリート
補強用鋼繊維の製造設備である。この製造設備20は、
上流から下流に向かって順次、ダイス21aを有する冷
間引き抜き装置21と、一対のねじり支点ローラ22
と、外周部にウォームホイール23aを有する環状のね
じり治具23と、このウォームホイール23aに噛合す
るウォーム24aが出力軸に固着された治具回転用モー
タ24と、切断用のダイス25と、回転刃26と、この
回転刃26を回転させる刃回転用モータ27と、を備え
ている。
【0019】冷間引き抜き装置21のダイス21aの出
口から引き抜かれた断面矩形状(幅w2mm、厚さt
0.25mm)の平線aは、ねじり支点ローラ22およ
びねじり治具23により、ピッチP40mmのねじりが
付与されてねじり平線bに加工される。その後、この下
流において、ダイス25および回転刃26により、長さ
L40〜50mmのコンクリート補強用鋼繊維10に連
続的に切断される。なお、平線aのねじり工程では、ダ
イス25側に送り出し中の平線aが、上流配置された一
対のねじり支点ローラ22で挟持されたまま、下流に配
置された回転中のねじり治具23によって連続的にねじ
られる。これにより、平線aがねじり平線bとなる。
【0020】このように、コンクリート補強用鋼繊維1
0にねじりを付与するようにしたので、この鋼繊維10
の曲げ、せん断、引っ張りに対して、安定した大きな強
度が得られる。例えば、このコンクリート補強用鋼繊維
10の引っ張り強度が1000N/mmである。これ
らの強度値は、従来品に比べて、数倍の曲げ強度、せん
断強度、引っ張り強度を示している。しかも、コンクリ
ート補強用鋼繊維10自体が強度的な利点が大きい部材
であるため、鋼繊維補強されたヒューム管11において
も、このコンクリート補強用鋼繊維10が混入された分
量に見合っただけの曲げ強度、せん断強度および引っ張
り強度を得ることができる。さらに、このようにコンク
リート補強用鋼繊維10にねじりを付与したことで、ヒ
ューム管11内でのアンカー効果が増大する。これによ
り、例えばヒューム管11に外圧がかかり、管周板に亀
裂が発生している場合でも、この亀裂部分のコンクリー
ト中に散在されたコンクリート補強用鋼繊維10が、し
っかりとその周辺のコンクリートの崩れを阻止するの
で、この亀裂の拡大を防ぐことができる。
【0021】また、軟鉄製のコンクリート補強用鋼繊維
10の寸法を、長さ30〜100mm、幅0.8〜5m
m、厚さ0.1〜1.0mm、ねじりピッチ5〜60m
mとしたので、比較的大きな曲げ強度、せん断強度、引
っ張り強度を有する鋼繊維を得ることができる。さら
に、冷間引き抜き装置21による平線aの冷間引き抜き
と、ねじり治具23などによるねじり平線bの中間製造
と、回転刃26による定寸切断とにより、コンクリート
補強用鋼繊維10を連続的に製造するようにしたので、
このコンクリート補強用鋼繊維10を自動的に連続製造
することができる。
【0022】なお、コンクリート補強用鋼繊維10の製
造に関しては、上述した図3に示す方法以外にも、図4
に示すような冷間圧延式のコンクリート補強用鋼繊維製
造装置30を用いて、コンクリート補強用鋼繊維10を
作製することができる。図4は、この発明の他の実施形
態に係るコンクリート補強用鋼繊維の製造設備の説明図
である。すなわち、このコンクリート補強用鋼繊維製造
装置30は、一対の圧延ローラ31により線材(平板)
a1を圧延した後、これをねじってねじりローラ32間
に通し、得られたねじり平板bを回転式カッタ33を構
成する一対のローラ間に通すことで、両ローラの外周部
に固着された2枚のカッタ34により、この長尺なねじ
り平板bを一定ピッチで切断し、コンクリート補強用鋼
繊維10を作製するという装置である。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、コンクリート補強用
鋼繊維にねじりを付与したので、このコンクリート補強
用鋼繊維の曲げ、せん断、引っ張りに対して安定した大
きな強度を得ることができる。これにより、鋼繊維補強
されたコンクリートに、このコンクリート補強用鋼繊維
が混入された分量に見合った曲げ強度、せん断強度、引
っ張り強度を与えることができる。しかも、このように
鋼繊維にねじりを与えたので、コンクリート内でのアン
カー効果が大きくなり、コンクリートの補強効果を増大
することができる。
【0024】特に、請求項2に記載の発明によれば、コ
ンクリート補強用鋼繊維を、長さ30〜100mm、幅
0.8〜5mm、厚さ0.1〜1.0mm、ねじりピッ
チ5〜60mmの鋼鉄材料からなる繊維としたので、比
較的大きな曲げ強度、せん断強度、引っ張り強度を有す
るコンクリート補強用鋼繊維を得ることができる。
【0025】また、請求項3に記載の発明によれば、冷
間引き抜きまたは冷間圧延された平線にねじりを加えた
後、一定長さごとに切断してコンクリート補強用鋼繊維
を連続製造するようにしたので、コンクリート補強用鋼
繊維の製造の自動化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るコンクリート補強用
鋼繊維の正面図である。
【図2】この発明の一実施例に係る鋼繊維補強コンクリ
ート製品の斜視図である。
【図3】この発明の一実施例に係るコンクリート補強用
鋼繊維の製造設備の説明図である。
【図4】この発明の他の実施形態に係るコンクリート補
強用鋼繊維の製造設備の説明図である。
【符号の説明】
10 コンクリート補強用鋼繊維、 11 ヒューム管(鋼繊維補強コンクリート製品)、 21a ダイス、 23 ねじり治具、 26 回転刃、 L 長さ、 P ねじりピッチ、 a 平線、 b ねじり平線、 t 厚さ、 w 幅。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼鉄材料からなり、コンクリートに混入
    されてこれを補強するコンクリート補強用鋼繊維におい
    て、 断面矩形状の細長い板である平線にねじりが付与された
    コンクリート補強用鋼繊維。
  2. 【請求項2】 繊維寸法が長さ30〜100mm、幅
    0.8〜5mm、厚さ0.1〜1.0mm、ねじりピッ
    チ5〜60mmである請求項1に記載のコンクリート補
    強用鋼繊維。
  3. 【請求項3】 ダイスから冷間引き抜きまたは冷間圧延
    された平線にねじりを加え、その後、該平線を一定長さ
    ごとに切断してコンクリート補強用鋼繊維を得るコンク
    リート補強用鋼繊維の製造方法。
  4. 【請求項4】 コンクリート内に、断面矩形状の細長い
    板である平線にねじりが付与されたコンクリート補強用
    鋼繊維が散在している鋼繊維補強コンクリート製品。
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