JP2002356029A - 被記録材搬送用トレイ - Google Patents

被記録材搬送用トレイ

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JP2002356029A
JP2002356029A JP2001165229A JP2001165229A JP2002356029A JP 2002356029 A JP2002356029 A JP 2002356029A JP 2001165229 A JP2001165229 A JP 2001165229A JP 2001165229 A JP2001165229 A JP 2001165229A JP 2002356029 A JP2002356029 A JP 2002356029A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被記録材搬送用トレイに装着した薄板状の被
記録材に印刷を実行する際に、適正なPGに設定しない
まま記録を実行してしまうことを防止可能な被記録材搬
送用トレイを提供する。 【解決手段】 被記録材搬送用トレイ1には第1のスト
ッパー部15が形成されている。CD−Rの表面とヘッ
ド面との間隔が所定のPG未満の時には、この第1のス
トッパー部15に、記録ヘッド62の側面が当接して、
被記録材搬送用トレイ1の上を記録ヘッド62が走査す
るのを防止する。第2のストッパー部16は、被記録材
搬送用トレイ1を既定の向きと異なる向きで挿入した
際、PGに関係なく記録ヘッド62が被記録材搬送用ト
レイ1の上を走査することを防止するものである。第2
のストッパー部16に、記録ヘッドの側面が当接して、
被記録材搬送用トレイ1の上を記録ヘッド62が走査す
るのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、記録ヘッドを有
し主走査方向に往復動するキャリッジと、被記録材を副
走査方向に搬送する被記録材搬送手段と、薄板状の被記
録材を装着した被記録材搬送用トレイを被記録材として
搬送し、被記録材の一面に記録ヘッドにて印刷を行う手
段とを備えた記録装置の被記録材搬送用トレイに関す
る。
【0002】
【従来の技術】薄板状の被記録材として、例えば、CD
−R等の記録メディアは、記録面と反対側のラベル面の
所定の領域に、そのメディアに記録されている情報等の
書き込みが可能になっている。そして、この領域に印刷
を行う記録装置としては、国際出願番号PCT/JP9
6/02833号公報にて、前記被記録材を被記録材搬
送用トレイに装着し、その被記録材搬送用トレイを搬送
し、印刷を行う記録装置が開示されている。これは、薄
い矩形板からなる被記録材搬送用トレイ表面の中央に形
成した浅い円形溝からなる装着部にCD−R等の記録メ
ディアを装着し、記録メディアを装着した被記録材搬送
用トレイを搬送ローラにて搬送し、記録ヘッドにて記録
メディア表面に印刷を行うものである。
【0003】そして、CD−R等の記録メディアを装着
した被記録材搬送用トレイを、厚紙等の柔軟性の少ない
被記録材と同様に手差しで給紙路に挿入して、記録メデ
ィアのラベル面に記録を行うことが可能なインクジェッ
ト式記録装置が、すでに公知のものとして知られてい
る。このインクジェット式記録装置は、記録ヘッドを有
し主走査方向に往復動するキャリッジと、被記録材を副
走査方向に搬送する被記録材搬送手段とを備えており、
自動給紙装置から給紙された記録紙に対して記録を実行
するものである。また、通常の自動給紙装置による給紙
経路とは別に、厚紙等を手差しで給紙可能な手差しの給
紙路を備えている。そして、記録メディアを装着した被
記録材搬送用トレイに対して、厚紙と同様に記録が実行
可能な構成を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなインクジェ
ット式記録装置において、厚紙等の柔軟性の少ない厚み
のある被記録材、あるいは上述した被記録材搬送用トレ
イに記録を実行する際は、通常の薄くて柔軟性のある普
通紙等に記録を実行する時よりも、非記録材の厚みの分
だけ、被記録材の記録面と記録ヘッドのヘッド面との間
隔(ペーパーギャップ、以下PGとする)が小さくなっ
てしまうため、キャリッジの高さを変更する手段等によ
って、記録ヘッドのヘッド面の高さを調整する必要があ
る。
【0005】しかしながら、被記録材搬送用トレイに装
着した薄板状の被記録材に印刷を実行する際に、適正な
PGに設定しないまま記録を実行してしまうと、記録品
質が低下するだけでなく記録ヘッドのヘッド面にインク
が付着して汚れてしまったり、場合によっては、ヘッド
面と被記録材搬送用トレイの表面とが接触して、被記録
材搬送用トレイを汚してしまったり、ヘッド面を傷つけ
てしまうといった虞がある。
【0006】本願発明は、このような状況に鑑み成され
たものであり、その課題は、被記録材搬送用トレイに装
着した薄板状の被記録材に印刷を実行する際に、適正な
PGに設定しないまま記録を実行してしまうことを防止
可能な被記録材搬送用トレイを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、記録ヘッドを有し主
走査方向に往復動するキャリッジと、被記録材を副走査
方向に搬送する被記録材搬送手段と、薄板状の被記録材
を装着した被記録材搬送用トレイを前記被記録材として
搬送し、前記薄板状の被記録材の一面に前記記録ヘッド
にて印刷を行う手段とを備えた記録装置の前記被記録材
搬送用トレイであって、前記記録ヘッドのヘッド面と、
所定のセット位置にセットされた前記被記録材搬送用ト
レイの表面との間隔が既定の間隔未満となる時に、前記
キャリッジの一部と当接することによって、前記記録ヘ
ッドが前記被記録材搬送用トレイの上を走査することを
防止可能な第1のストッパー部を有している、ことを特
徴とした被記録材搬送用トレイである。
【0008】このように、記録ヘッドのヘッド面と、所
定のセット位置にセットされた被記録材搬送用トレイの
表面との間隔が既定の間隔未満となる時には、キャリッ
ジに当接してキャリッジの主走査方向の往復動を防止可
能な形状を成す第1のストッパー部を被記録材搬送用ト
レイが有しているので、PGが適正でない状態におい
て、記録ヘッドが被記録材搬送用トレイ上を走査するこ
とを防止することが可能になる。
【0009】これにより、本願請求項1に記載の発明に
係る被記録材搬送用トレイによれば、上述した第1のス
トッパー部を有することで、被記録材搬送用トレイに装
着した薄板状の被記録材に印刷を実行する際に、適正な
PGに設定しないまま記録を実行してしまうことを防止
可能な被記録材搬送用トレイによって、PGが既定の間
隔未満であることによる記録品質の低下や、ヘッド面と
被記録材搬送用トレイの表面とが接触して、被記録材搬
送用トレイにインクが付着して汚れたり、記録ヘッドの
ヘッド面を傷つけたりしてしまうといった虞が少なくな
るという作用効果が得られる。
【0010】本願請求項2に記載の発明は、請求項1に
おいて、前記被記録材搬送用トレイは、前記被記録材搬
送用トレイを前記被記録材搬送手段の搬送路に、既定の
向きと異なる向きで挿入した際に、前記記録ヘッドのヘ
ッド面と前記被記録材搬送用トレイの表面との間隔に関
係なく、前記キャリッジの一部と当接することによっ
て、前記記録ヘッドが前記被記録材搬送用トレイの上を
走査することを防止可能な第2のストッパー部が、前記
被記録材搬送トレイを既定の向きで挿入し、前記薄板状
の被記録材のラベル面に記録を実行する際に、前記キャ
リッジに当接しない領域に形成されている、ことを特徴
とした被記録材搬送用トレイである。
【0011】このように、被記録材搬送用トレイを既定
の向きと異なる向きで挿入した際、つまり誤挿入してし
まった場合には、PGに関係なく記録ヘッドが被記録材
搬送用トレイの上を走査することを防止可能な第2のス
トッパー部を有することで、被記録材搬送用トレイを誤
挿入してしまったまま記録が実行されることを防止する
ことができる。また、第2のストッパー部は、被記録材
搬送トレイを既定の向きで挿入し、前記薄板状の被記録
材のラベル面に記録を実行する際に、前記キャリッジに
当接しない領域に形成されているので、被記録材搬送用
トレイを正しい向きで給紙路に挿入して印刷を実行する
際に記録ヘッドの走査を妨げる虞がない。
【0012】これにより、本願請求項2に記載の発明に
係る被記録材搬送用トレイによれば、本願請求項1に記
載の発明による作用効果に加えて、被記録材搬送用トレ
イの誤挿入時において、記録動作を強制的に中断させる
ことが可能になるという作用効果が得られる。
【0013】本願請求項3に記載の発明は、請求項1又
は2において、前記記録装置は、前記記録ヘッドによる
記録実行領域の前記副走査方向上流側に配設され、前記
被記録材搬送手段を構成する搬送従動ローラと、前記記
録実行領域の前記副走査方向下流側に配設され、前記被
記録材の排出手段を構成する排紙従動ローラとを備え、
前記第1のストッパー部は、前記被記録材搬送用トレイ
が前記被記録材搬送手段によって搬送される際に、前記
搬送従動ローラ及び前記排紙従動ローラに接触しない位
置に配置されている、ことを特徴とした被記録材搬送用
トレイである。
【0014】本願請求項3に記載の発明に係る被記録材
搬送用トレイによれば、本願請求項1又は2に記載の発
明による作用効果に加えて、第1のストッパー部が、搬
送従動ローラ及び排紙従動ローラに接触しない位置に配
置されているので、第1のストッパー部によって、被記
録材搬送用トレイの搬送動作及び排紙動作が影響を受け
る虞がないという作用効果が得られる。
【0015】本願請求項4に記載の発明は、請求項1〜
3のいずれか1項において、前記第1のストッパー部
は、前記副走査方向の長さが、前記搬送従動ローラと前
記排紙従動ローラとの間隔よりも長い、ことを特徴とし
た被記録材搬送用トレイである。
【0016】記録実行領域を主走査方向に往復動するキ
ャリッジと、被記録材搬送用トレイの交差する領域は、
この搬送従動ローラと排紙従動ローラの間の領域であ
る。したがって、第1のストッパー部の副走査方向の長
さが、搬送従動ローラと排紙従動ローラとの間隔よりも
長いことによって、キャリッジの第1のストッパー部に
当接する部分は、記録実行領域の範囲内に構成されてい
れば、必ず第1のストッパー部に当接することになる。
【0017】これにより、本願請求項4に記載の発明に
係る被記録材搬送用トレイによれば、本願請求項1〜3
のいずれか1項に記載の発明による作用効果に加えて、
キャリッジの第1のストッパー部に当接する部分の形状
の自由度が増すという作用効果が得られる。
【0018】本願請求項5に記載の発明は、請求項1〜
4のいずれか1項において、前記記録装置は、前記被記
録材搬送手段により搬送される前記被記録材を検知する
被記録材検知手段を備え、前記被記録材搬送用トレイ
は、前記被記録材検知手段により検知されない素材で形
成されているとともに、前記被記録材検知手段により検
知可能な被検知部を片面側に有している、ことを特徴と
した被記録材搬送用トレイである。
【0019】被記録材搬送用トレイの素材が被記録材検
知手段により検知されない素材であり、被記録材検知手
段により検知可能な被検知部が、被記録材搬送用トレイ
の片面側に設けられているので、被記録材検知手段によ
り被記録材搬送用トレイの表面と裏面の識別が可能とな
る。そして、被記録材搬送用トレイの面を逆にして搬送
しても被記録材搬送用トレイに印刷されてしまうことを
防止することが可能となる。
【0020】また、被記録材搬送用トレイの素材が被記
録材検知手段により検知されない素材であることによ
り、被記録材搬送用トレイにおける被検知部の位置は、
被記録材搬送用トレイの端部に限定される必要が無い。
したがって、被記録材搬送用トレイにおける被検知部の
位置、及び記録装置における被記録材検知手段の位置の
自由度が増すという作用効果も得られるものである。
【0021】これにより、本願請求項5に記載の発明に
係る被記録材搬送用トレイによれば、本願請求項1〜4
のいずれか1項に記載の発明による作用効果に加えて、
被記録材搬送用トレイの面を逆にして搬送しても被記録
材搬送用トレイに印刷されてしまうことを防止すること
ができるという作用効果が得られる。
【0022】本願請求項6に記載の発明は、請求項1〜
5のいずれか1項において、前記被記録材搬送用トレイ
は、前記薄板状の被記録材を装着した際に、該薄板状の
被記録材の表面が、該薄板状の被記録材装着側の平面と
略同一の平面に配置される如く、前記薄板状の被記録材
を装着可能な装着溝を有しており、該装着溝には、該装
着溝より小さい大きさの前記薄板状の被記録材の取り外
し孔を有する形状である、ことを特徴とした被記録材搬
送用トレイである。
【0023】本願請求項6に記載の発明に係る被記録材
搬送用トレイによれば、本願請求項1〜5のいずれか1
項に記載の発明による作用効果に加えて、装着溝に、装
着溝より小さい大きさの取り外し孔を設けることで、被
記録材搬送用トレイから薄板状の被記録材を取り外す作
業が容易になるという作用効果が得られる。
【0024】本願請求項7に記載の発明は、請求項2〜
6のいずれか1項において、前記被記録材搬送用トレイ
を、前記被記録材搬送手段の被記録材搬送路の所定の位
置に手動でセットする際は、該被記録材搬送用トレイに
表示されている前記記録装置の構成要素の外形図に基づ
いて、該被記録材搬送用トレイのセット位置を合わせ
る、ことを特徴とした被記録材搬送用トレイである。
【0025】このように、被記録材搬送用トレイに記録
装置の構成要素の外形図が表示されており、外形図の示
す構成要素をセット位置の目標として、その構成要素の
外形図に基づいて、被記録材搬送用トレイのセット位置
を合わせるので、被記録材搬送用トレイの正確なセット
位置が視覚的に認識しやすくなる。つまり、記録装置の
構成要素と、その外形図による絵合わせによって、容易
に正確なセット位置にセットすることが可能になるもの
である。
【0026】これにより、本願請求項7に記載の発明に
係る被記録材搬送用トレイによれば、本願請求項2〜6
のいずれか1項に記載の発明による作用効果に加えて、
被記録材搬送用トレイに表示されている記録装置の構成
要素の外形図に基づいた絵合わせによって、被記録材搬
送用トレイのセット位置を合わせるので、被記録材搬送
トレイをインクジェット式記録装置にセットする際に、
容易に正確なセット位置にセットすることが可能になる
という作用効果が得られる。
【0027】本願請求項8に記載の発明は、請求項2〜
7のいずれか1項において、前記記録装置は、立位姿勢
への自己復帰習性が付与され、かつ前記副走査方向にの
み回動し得る如く前記搬送路内に突出する状態で枢支さ
れたレバーを有する前記被記録材の始端を検出可能な被
記録材始端検出手段を備え、前記被記録材搬送用トレイ
は、該被記録材搬送用トレイを前記被記録材搬送手段の
搬送路に、前記被記録材装着面と反対側の面が前記記録
ヘッドと対向する如く挿入した後、該被記録材搬送用ト
レイを前記搬送路から、前記レバーを回動可能方向と逆
方向に回動することなく引き抜くことが可能な形状を成
す被記録材始端検出手段保護部を有する、ことを特徴と
した被記録材搬送用トレイである。
【0028】このように、被記録材搬送用トレイは、被
記録材搬送用トレイを前記被記録材搬送手段の搬送路
に、前記薄板状の被記録材装着面と反対側の面が前記記
録ヘッドと対向する如く挿入した後、つまり表面と裏面
を逆にして挿入した後、被記録材搬送用トレイを引き抜
く際に、レバーを回動可能方向と逆方向に回動すること
なく引き抜くことが可能な形状を成す被記録材始端検出
手段保護部を有しているので、被記録材搬送用トレイを
引き抜く際に、紙検出装置のレバーを破損することを防
止することができる。
【0029】これにより、本願請求項8に記載の発明に
係る被記録材搬送用トレイによれば、本願請求項2〜7
のいずれか1項に記載の発明による作用効果に加えて、
レバーを回動可能方向と逆方向に回動することなく引き
抜くことが可能な形状を成す被記録材始端検出手段保護
部によって、誤って表面と裏面が逆の状態で給紙路に挿
入してしまった被記録材搬送用トレイを給紙路から引き
抜く際に、紙検出装置のレバーが破損してしまう虞を少
なくすることができるという作用効果が得られる。
【0030】本願請求項9に記載の発明は、請求項1〜
8のいずれか1項に記載の被記録材搬送用トレイを前記
被記録材として搬送し、該被記録材搬送用トレイに装着
された前記薄板状の被記録材の一面に印刷可能な構成を
有するインクジェット式記録装置である。本願請求項9
に記載の発明に係る記録装置によれば、記録装置におい
て、前述した本願請求項1〜8のいずれか1項に記載の
発明による作用効果を得ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1は、本願発明に係る被記
録材搬送用トレイを被記録材として搬送可能な構成を有
するインクジェット式記録装置の要部を示した側面図で
ある。
【0032】インクジェット式記録装置50には、被記
録材に記録を実行する記録手段として、2本のキャリッ
ジガイド軸51に軸支され、主走査方向に移動するキャ
リッジ61が設けられている。キャリッジ61には、被
記録材にインクを吐出して記録を行う記録ヘッド62が
搭載されている。記録ヘッド62と対向して、記録ヘッ
ド62のヘッド面と被記録材とのギャップを規定するプ
ラテン52が設けられている。そして、キャリッジ61
を主走査方向に搬送し、キャリッジ61とプラテン52
の間に被記録材を副走査方向Yに間欠的に搬送しなが
ら、記録ヘッド62が被記録材にインクを吐出すること
で被記録材に記録が行われる。
【0033】給紙トレイ58は、例えば普通紙やフォト
紙等の被記録材を給紙可能な構成となっており、被記録
材を自動給紙するためのASF(オート・シート・フィ
ーダー)が設けられている。ASFは、給紙トレイ58
に設けられた給紙ローラ57及び図示してない分離パッ
ドを有する自動給紙機構である。給紙ローラ57は、ス
テッピング・モータ等の回転駆動力により回転制御さ
れ、略D形の横断面形状を有している。そして、給紙ロ
ーラ57の回転駆動力と、分離パッドの摩擦抵抗によ
り、給紙トレイ58に置かれた複数の被記録材を給紙す
る際に、複数の被記録材が一度に給紙されることなく、
1枚ずつ正確に自動給紙される。
【0034】そして、ASFにより符号Aの矢印で示し
た経路で自動給紙された被記録材は、給紙ローラ57よ
り副走査方向Yの下流側に配設された記録紙搬送手段に
より、記録実行領域側となる副走査方向Yの下流側に向
けて、所定の紙送り量で間欠的に搬送される。
【0035】被記録材を副走査方向Yに間欠的に搬送す
る記録紙搬送手段として、搬送駆動ローラ53と搬送従
動ローラ54が設けられている。搬送駆動ローラ53
は、ステッピング・モータ等の回転駆動力により回転制
御され、搬送駆動ローラ53の回転により、被記録材は
副走査方向Yに搬送される。搬送従動ローラ54は、複
数の搬送従動ローラホルダ541に軸支されて設けられ
ており、搬送従動ローラホルダ541は、それぞれ個々
に搬送駆動ローラ53に付勢され、被記録材が搬送駆動
ローラ53の回転により搬送される際に、搬送従動ロー
ラ54が被記録材に接しながら被記録材の搬送に従動し
て回転する。
【0036】また、給紙ローラ57と搬送駆動ローラ5
3との間には、従来技術において公知の技術による紙検
出器63が配設されている。紙検出器63は、立位姿勢
への自己復帰習性が付与され、かつ記録紙搬送方向にの
み回動し得るよう被記録材の搬送経路内に突出する状態
で枢支されたレバー631を有し、このレバー631の
先端が被記録材に押されることでレバー631が回動
し、それによって被記録材が検出される構成を成す検出
器である。紙検出器63は、給紙ローラ57より給紙さ
れた被記録材の始端位置、及び終端位置を検出し、その
検出位置に合わせて記録領域が決定され、記録が実行さ
れる。
【0037】一方、記録された被記録材を排紙する手段
として、排紙駆動ローラ55と排紙従動ローラ56が設
けられている。排紙駆動ローラ55は、ステッピング・
モータ等の回転駆動力により回転制御され、排紙駆動ロ
ーラ55の回転により、被記録材は副走査方向Yに排紙
される。排紙従動ローラ56は、周囲に複数の歯を有
し、各歯の先端が被記録材の記録面に点接触するように
鋭角的に尖っている歯付きローラになっている。複数の
排紙従動ローラ56は、それぞれ個々に排紙駆動ローラ
55に付勢され、被記録材が排紙駆動ローラ55の回転
により排紙される際に、被記録材に接して被記録材の排
紙に従動して回転する。
【0038】さらに、インクジェット式記録装置50に
は、上述したASFによる給紙経路(符号Aの矢印で示
した経路)とは別に、厚紙等の柔軟性の少ない被記録材
や本願発明に係る被記録材搬送用トレイを給紙する符号
Bの矢印で示した給紙路が設けられている。そして、イ
ンクジェット式記録装置50は、この符号Bの矢印で示
した給紙路から給紙された被記録材に対しても、上述の
ASFから給紙された被記録材と同様に記録が実行可能
な構成となっている。
【0039】そして、さらに、インクジェット式記録装
置50は、被記録材搬送用トレイ1をセット位置にセッ
トする際に、搬送従動ローラ54を搬送駆動ローラ53
から離間させた状態(レリース状態)で、被記録材搬送
用トレイ1を給紙路に挿入してセット位置にセットし、
セット位置への位置合わせ完了後に、そのレリース状態
を解除し、搬送従動ローラ54が搬送駆動ローラ53へ
の付勢状態に復帰する搬送従動ローラレリース機構(図
示せず)を備えている。
【0040】図2は、本願発明に係る被記録材搬送用ト
レイを示したものである。図2(a)は、表面の平面図
であり、図2(b)は、側面図であり、図2(c)は、
正面図である。
【0041】被記録材搬送用トレイ1は、矩形形状の薄
板であり、射出成形によるプラスチック等の樹脂部材に
て形成されている。当該実施の形態においては、インク
ジェット式記録装置に搭載されている光センサによる被
記録材搬送用トレイ検出用センサ(図示せず)には、検
出されない黒色の樹脂部材にて形成されている。被検知
部11は、光反射率の高い部材にて構成されており、上
述の被記録材搬送用トレイ検出用センサにて検出可能に
なっている。そして、この被検知部11を被記録材搬送
用トレイ検出用センサにて検出することで、被記録材搬
送用トレイに装着された薄板状の被記録材の位置を認識
することが可能な構成となっている。
【0042】被記録材搬送用トレイ1の表面には、円形
溝12が形成されており、円形溝12の略中央部分には
凸部13が形成されている。そして、この円形溝12に
CD−R等の薄板状の被記録材を装着する。また、円形
溝12には、図示の如く取り外し孔14が形成されてお
り、円形溝12に装着した被記録材を取り外す際には、
被記録材搬送用トレイ1の裏面から、取り外し孔14を
介してCD−Rを押し上げるようにすることで、容易に
取り外すことができる。
【0043】また、被記録材搬送用トレイ1表面には、
第1のストッパー部15と第2のストパー部16が、そ
れぞれ図示の如く形成されている。尚、第1のストッパ
ー部15及び第2のストッパー部16については、後述
で説明する。
【0044】さらに、被記録材搬送用トレイ1の表面に
は、ラベル2が貼り付けられている。ラベル2には、外
形図21とガイド線22と矢印23とが表示されてい
る。外形図21は、略実寸大の搬送従動ローラ54及び
搬送従動ローラホルダ541の外形を模式的に表示した
ものであり、被記録材搬送用トレイ1を給紙路に挿入し
てセット位置にセットする際の目印となる。被記録材搬
送用トレイ1を給紙路に挿入し、この外形図21と、搬
送従動ローラ54及び搬送従動ローラホルダ541とを
重ね合わせることによって、セット位置に正確かつ容易
にセットできる。また、ガイド線22に搬送従動ローラ
54のローラ面を合わせるようにすることで、外形図2
1と、搬送従動ローラ54及び搬送従動ローラホルダ5
41とを重ね合わせる作業が、より容易になる。そし
て、矢印23は、被記録材搬送用トレイ1の給紙路への
挿入方向を示すものであり、このように給紙路への挿入
方向が示してあるので、記録紙搬送用トレイ1の向きを
間違えて給紙路に挿入してしまう虞が少なくなる。
【0045】尚、外形図21、ガイド線22及び矢印2
3は、当該実施の形態のようにラベル2を貼り付けるこ
とによって表示するのではなく、被記録材搬送用トレイ
1に直接印刷しても良い。また、ガイド線22は、なく
ても良く、外形図21は、搬送従動ローラ54及び搬送
従動ローラホルダ541に限定されるものではなく、イ
ンクジェット式記録装置50の構成要素ならどんなもの
であっても良い。さらに、外形図21は、その外形図2
1が示すインクジェット式記録装置50の構成要素と略
同色に着色されていれば、より視覚的に認識しやすくな
る。
【0046】図3は、本願発明に係る被記録材搬送用ト
レイ1を示したものである。図3(a)は、裏面の平面
図であり、図3(b)は、C−C線断面図であり、図3
(c)は、D−D線断面図である。
【0047】被記録材搬送用トレイ1の裏面には、図示
の如く、縦方向及び横方向にそれぞれ複数のリブが形成
されている。このリブによって、被記録材搬送用トレイ
1の反りやたわみを少なくすることができ、十分な強度
と精度を得ることができるものである。
【0048】また、被記録材搬送用トレイ1の裏面に
は、被記録材始端検出手段保護部17が形成されてい
る。被記録材始端検出手段保護部17は、図示の如く、
複数のリブによって斜面を形成している。この斜面は、
被記録材搬送用トレイ1を表面と裏面を逆にして挿入し
た後、被記録材搬送用トレイ1を引き抜く際に、紙検出
装置63のレバー631が摺接する領域の段差部分に形
成されている。当該実施の形態においては、被記録材搬
送用トレイ1の端部に形成されているリブの段差部分に
形成されている。
【0049】そして、この斜面によって、被記録材搬送
用トレイ1を表面と裏面を逆にして挿入した後、被記録
材搬送用トレイ1を引き抜く際に、被記録材搬送用トレ
イ1の端部に形成されているリブの段差に、紙検出装置
63のレバー631が引っかかって、レバー631に回
動可能方向と逆方向に回動させる力が作用するの防止
し、それによって、レバー631が破損する虞を少なく
することができる。また、被記録材始端検出手段保護部
17は、被記録材搬送用トレイ1の略中心点を対称の中
心として、点対称となる位置に形成されているので、被
記録材搬送用トレイ1の挿入向きに関係なく、レバー6
31が段差部分に引っかかるのを防止することができ
る。
【0050】図4は、本願発明に係る被記録材搬送用ト
レイ1を、インクジェット式記録装置50の後方に設け
られている給紙路から挿入した状態を示した斜視図であ
る。被記録材搬送用トレイ1には、薄板状の被記録材と
してのCD−R(符号M)が装着された状態で、符号B
で示した矢印の方向に給紙路に挿入し、所定のセット位
置にセットされる。
【0051】図5は、本願発明に係る被記録材搬送用ト
レイ1をインクジェット式記録装置50の後方に設けら
れている給紙路から挿入した状態の要部を示した側面図
である。
【0052】被記録材搬送用トレイ1は、符号Bで示し
た矢印の方向の給紙路に挿入され、その先端部分が搬送
路に突出している紙検出装置63のレバー631を回動
させる。つづいて、被記録材搬送用トレイ1は、搬送従
動ローラ54に作用している付勢力によって搬送駆動ロ
ーラ53に押しつけられた状態で、搬送駆動ローラ53
が副走査方向Yに回転することによって、普通紙等の記
録紙と同様に副走査方向Yに間欠的に搬送される。そし
て、被記録材搬送用トレイ1に装着されたCD−Rは、
副走査方向Yに間欠的に搬送されながら、主走査方向に
往復動するキャリッジ61に搭載された記録ヘッド62
からインクを吐出されて、その表面に印刷が実行され
る。
【0053】また、CD−Rへの印刷を実行する際に
は、2本のキャリッジガイド軸51を上下動させて、記
録ヘッド62のヘッド面と被記録材の記録面との間隔で
あるPGを調節する機構(図示せず)によって、CD−
Rの表面とヘッド面との間隔が、適正なPGとなるよう
に、被記録材搬送用トレイ1の厚みの分だけ、キャリッ
ジ51を上昇させる。さらに、排紙従動ローラ56の尖
った歯によって、CD−Rの表面に傷が付くのを防止す
るために、排紙従動ローラ56を上昇させる排紙従動ロ
ーラレリース機構(図示せず)によって、排紙従動ロー
ラ56が被記録材に接しない状態にする。
【0054】図6は、本願発明に係る被記録材搬送用ト
レイ1をインクジェット式記録装置50の給紙路に挿入
し、所定のセット位置に合わせる前の状態を示した平面
図である。また、図7は、本願発明に係る被記録材搬送
用トレイ1をインクジェット式記録装置50の給紙路に
挿入し、所定のセット位置に合わせた後の状態を示した
平面図である。
【0055】まず、図6に示したように、矢印23に示
されている方向に、被記録材搬送用トレイ1を給紙路に
挿入する。そして、外形図21と、搬送従動ローラ54
及び搬送従動ローラホルダ541との位置を、それぞれ
確認する。つづいて、図7に示したように、外形図21
と、搬送従動ローラ54及び搬送従動ローラホルダ54
1とを重ね合わせる。そして、ガイド線22と、搬送従
動ローラ54のローラ面とが一致するようにすること
で、被記録材搬送用トレイ1を正確なセット位置に容易
にセットすることができる。
【0056】図8は、本願発明に係る被記録材搬送用ト
レイ1の第1のストッパー部15に、記録ヘッド62が
当接した状態を示した要部の側面図である。
【0057】前述したように、CD−Rへの印刷を実行
する際には、2本のキャリッジガイド軸51を上下動さ
せる機構(図示せず)によって、CD−Rの表面とヘッ
ド面との間隔が、適正なPGとなるように、被記録材搬
送用トレイ1の厚みの分だけ、キャリッジ51を上昇さ
せる。しかし、所定のPG未満であるにもかかわらず、
CD−Rへの印刷を実行してしまった場合、それによっ
て、記録品質が低下するだけでなく記録ヘッド62のヘ
ッド面にインクが付着して汚れてしまったり、場合によ
っては、ヘッド面と被記録材搬送用トレイ1の表面とが
接触して、被記録材搬送用トレイ1を汚してしまった
り、ヘッド面を傷つけてしまうといった虞がある。
【0058】このキャリッジ51を上昇させずに、印刷
を実行してしまうことを防止するために、被記録材搬送
用トレイ1には第1のストッパー部15が形成されてい
る。そして、CD−Rの表面とヘッド面との間隔が所定
のPG未満の時には、図示の如く、この第1のストッパ
ー部15に、記録ヘッド62の側面が当接して、被記録
材搬送用トレイ1の上を記録ヘッド62が走査するのを
防止する。尚、記録ヘッド62に第1のストッパー部が
直接当接すると記録ヘッド62を傷めてしまう虞がある
ので、記録ヘッド62を保護する壁をキャリッジ61に
形成して、その壁が第1のストッパー部に当接するよう
にするのが好ましい態様であると言える。
【0059】さらに、排紙従動ローラ56の尖った歯に
よって、CD−Rの表面に傷が付くのを防止するため
に、排紙従動ローラ56を上昇させる排紙従動ローラレ
リース機構を、2本のキャリッジガイド軸51を上下動
させる機構とが連携して動作するように構成することに
よって、排紙従動ローラ56が接してCD−Rの印刷面
に傷がつくことを、第1のストッパー部15によって防
止することも可能である。
【0060】また、第2のストッパー部16は、被記録
材搬送用トレイ1を既定の向きと異なる向きで挿入した
際、つまり誤挿入してしまった場合には、PGに関係な
く記録ヘッド62が被記録材搬送用トレイ1の上を走査
することを防止するものである。第1のストッパー部と
同様に、第2のストッパー部16に、記録ヘッド62の
側面が当接して、被記録材搬送用トレイ1の上を記録ヘ
ッド62が走査するのを防止する。したがって、第2の
ストッパー部16は、第1のストッパー部15よりも高
い高さを有する如く形成されている。
【0061】図9は、本願発明に係る被記録材搬送用ト
レイ1の被記録材始端検出手段保護部17に、レバー6
31が当接した状態を示した要部の側面図である。
【0062】前述した通り、被記録材始端検出手段保護
部17は、被記録材搬送用トレイ1の端部に形成されて
いるリブの段差部分に斜面を形成している。そして、被
記録材搬送用トレイ1を表面と裏面を逆にして挿入した
後、符号Eの矢印で示した方向に被記録材搬送用トレイ
1を引き抜く際に、図示の如く、この斜面によって被記
録材搬送用トレイ1の端部に形成されているリブの段差
に、紙検出装置63のレバー631が引っかかるのを防
止することができる。そして、それによって、レバー6
31に回動可能方向と逆方向に回動させる力が作用する
の防止し、レバー631が破損する虞を少なくすること
ができる。
【0063】他の実施の形態としては、被記録材搬送用
トレイ1の装着溝12を、例えばICカードが装着可能
な形状とすることによって、ICカードの表面に印刷す
ることも可能である。また、上述したCD−RやICカ
ードに限らず、装着溝12の形状を、印刷しようとする
薄板状の被記録材が装着可能な如く変形することによっ
て、様々な被記録材への印刷が可能になるものである。
【0064】尚、本願発明は上記実施例に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種
々の変形が可能であり、それらも本願発明の範囲内に含
まれるものであることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】本願発明によれば、被記録材搬送用トレ
イに装着した薄板状の被記録材に印刷を実行する際に、
適正なPGに設定しないまま記録を実行してしまうこと
を防止可能な被記録材搬送用トレイを提供することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る被記録材搬送用トレイを被記録
材として搬送可能な構成を有するインクジェット式記録
装置の要部を示した側面図である。
【図2】本願発明に係る被記録材搬送用トレイを示した
ものであり、図2(a)は、表面視の平面図であり、図
2(b)は、側面図であり、図3(c)は、正面図であ
る。
【図3】本願発明に係る被記録材搬送用トレイを示した
ものである。図2(a)は、裏面の平面図であり、図2
(b)は、C−C線断面図であり、図3(c)は、D−
D線断面図である。
【図4】本願発明に係る被記録材搬送用トレイを、イン
クジェット式記録装置の後方に設けられている給紙路か
ら挿入した状態を示した斜視図である。
【図5】本願発明に係る被記録材搬送用トレイをインク
ジェット式記録装置の後方に設けられている給紙路から
挿入した状態の要部を示した側面図である。
【図6】本願発明に係る被記録材搬送用トレイをインク
ジェット式記録装置の給紙路に挿入し、所定のセット位
置に合わせる前の状態を示した平面図である。
【図7】本願発明に係る被記録材搬送用トレイをインク
ジェット式記録装置の給紙路に挿入し、所定のセット位
置に合わせた後の状態を示した平面図である。
【図8】本願発明に係る被記録材搬送用トレイの第1の
ストッパー部に、記録ヘッドが当接した状態を示した要
部の側面図である。
【図9】本願発明に係る被記録材搬送用トレイの被記録
材始端検出手段保護部に、レバーが当接した状態を示し
た要部の側面図である。
【符号の説明】
1 被記録材搬送用トレイ 2 ラベル 11 被検知部 12 装着溝 13 凸部 14 取り外し孔 15 第1のストッパー部 16 第2のストッパー部 17 被記録材始端検出手段保護部 21 外形図 22 ガイド線 23 矢印 50 インクジェット式記録装置 51 キャリッジガイド軸 52 プラテン 53 搬送駆動ローラ 54 搬送従動ローラ 55 排紙駆動ローラ 56 排紙従動ローラ 57 給紙ローラ 58 給紙トレイ 61 キャリッジ 62 記録ヘッド 63 紙検出装置 541 搬送従動ローラホルダ 631 レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA04 EC67 FA10 FB01 HA12 HA27 2C059 DD03 DD30

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを有し主走査方向に往復動す
    るキャリッジと、被記録材を副走査方向に搬送する被記
    録材搬送手段と、薄板状の被記録材を装着した被記録材
    搬送用トレイを前記被記録材として搬送し、前記薄板状
    の被記録材の一面に前記記録ヘッドにて印刷を行う手段
    とを備えた記録装置の前記被記録材搬送用トレイであっ
    て、 前記記録ヘッドのヘッド面と、所定のセット位置にセッ
    トされた前記被記録材搬送用トレイの表面との間隔が既
    定の間隔未満となる時に、前記キャリッジの一部と当接
    することによって、前記記録ヘッドが前記被記録材搬送
    用トレイの上を走査することを防止可能な第1のストッ
    パー部を有している、ことを特徴とした被記録材搬送用
    トレイ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記被記録材搬送用
    トレイは、前記被記録材搬送用トレイを前記被記録材搬
    送手段の搬送路に、既定の向きと異なる向きで挿入した
    際に、前記記録ヘッドのヘッド面と前記被記録材搬送用
    トレイの表面との間隔に関係なく、前記キャリッジの一
    部と当接することによって、前記記録ヘッドが前記被記
    録材搬送用トレイの上を走査することを防止可能な第2
    のストッパー部が、前記被記録材搬送トレイを既定の向
    きで挿入し、前記薄板状の被記録材のラベル面に記録を
    実行する際に、前記キャリッジに当接しない領域に形成
    されている、ことを特徴とした被記録材搬送用トレイ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記記録装置
    は、前記記録ヘッドによる記録実行領域の前記副走査方
    向上流側に配設され、前記被記録材搬送手段を構成する
    搬送従動ローラと、前記記録実行領域の前記副走査方向
    下流側に配設され、前記被記録材の排出手段を構成する
    排紙従動ローラとを備え、前記第1のストッパー部は、
    前記被記録材搬送用トレイが前記被記録材搬送手段によ
    って搬送される際に、前記搬送従動ローラ及び前記排紙
    従動ローラに接触しない位置に配置されている、ことを
    特徴とした被記録材搬送用トレイ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記第1のストッパー部は、前記副走査方向の長さが、
    前記搬送従動ローラと前記排紙従動ローラとの間隔より
    も長い、ことを特徴とした被記録材搬送用トレイ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、
    前記記録装置は、前記被記録材搬送手段により搬送され
    る前記被記録材を検知する被記録材検知手段を備え、前
    記被記録材搬送用トレイは、前記被記録材検知手段によ
    り検知されない素材で形成されているとともに、前記被
    記録材検知手段により検知可能な被検知部を片面側に有
    している、ことを特徴とした被記録材搬送用トレイ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記被記録材搬送用トレイは、前記薄板状の被記録材を
    装着した際に、該薄板状の被記録材の印刷面が、該薄板
    状の被記録材装着側の平面と略同一の平面に配置される
    如く、前記薄板状の被記録材を装着可能な装着溝を有し
    ており、該装着溝には、該装着溝より小さい大きさの前
    記薄板状の被記録材の取り外し孔を有する形状である、
    ことを特徴とした被記録材搬送用トレイ。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6のいずれか1項において、
    前記被記録材搬送用トレイを、前記被記録材搬送手段の
    被記録材搬送路の所定の位置に手動でセットする際は、
    該被記録材搬送用トレイに表示されている前記記録装置
    の構成要素の外形図に基づいて、該被記録材搬送用トレ
    イのセット位置を合わせる、ことを特徴とした被記録材
    搬送用トレイ。
  8. 【請求項8】 請求項2〜7のいずれか1項において、
    前記記録装置は、立位姿勢への自己復帰習性が付与さ
    れ、かつ前記副走査方向にのみ回動し得る如く前記搬送
    路内に突出する状態で枢支されたレバーを有する前記被
    記録材の始端を検出可能な被記録材始端検出手段を備
    え、前記被記録材搬送用トレイは、該被記録材搬送用ト
    レイを前記被記録材搬送手段の搬送路に、前記薄板状の
    被記録材装着面と反対側の面が前記記録ヘッドと対向す
    る如く挿入した後、該被記録材搬送用トレイを前記搬送
    路から、前記レバーを回動可能方向と逆方向に回動する
    ことなく引き抜くことが可能な形状を成す被記録材始端
    検出手段保護部を有する、ことを特徴とした被記録材搬
    送用トレイ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の被
    記録材搬送用トレイを前記被記録材として搬送し、該被
    記録材搬送用トレイに装着された前記薄板状の被記録材
    の一面に印刷可能な構成を有するインクジェット式記録
    装置。
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