JP2002355434A - パチンコ玉搬送路を備えるパチンコ玉貯留タンク - Google Patents

パチンコ玉搬送路を備えるパチンコ玉貯留タンク

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JP2002355434A
JP2002355434A JP2001167849A JP2001167849A JP2002355434A JP 2002355434 A JP2002355434 A JP 2002355434A JP 2001167849 A JP2001167849 A JP 2001167849A JP 2001167849 A JP2001167849 A JP 2001167849A JP 2002355434 A JP2002355434 A JP 2002355434A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ玉搬送構造が単純化された貯留タン
クを提供する。 【解決手段】 パチンコ島(1)内に設置されるパチン
コ玉を貯留するためのパチンコ玉貯留タンク(21)
を、外部から供給される貯留パチンコ玉以外のパチンコ
玉を転動搬送するための第1の傾斜搬送路(27)を内
部空間内に設ける。第1の傾斜搬送路をパチンコ玉貯留
タンクの内部空間に設けたので、その位置を高くするこ
とができる。高くなった結果、揚送装置等を用いてパチ
ンコ玉を揚送しなくても転動による搬送が可能になるの
で、搬送構造が単純化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技場
においてパチンコ玉を貯留するためのパチンコ玉貯留タ
ンク(以下、適宜「貯留タンク」と略称する)に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図10乃至12に示す符号101は、複
数のパチンコ機103,...が集合してなるパチンコ
島を示している。各パチンコ機103から排出された遊
技済みパチンコ玉は、後述する傾斜搬送路123a,1
23bを介してパチンコ玉研磨装置105に搬送される
ようになっている。搬送されたパチンコ玉は、パチンコ
玉研磨装置105により揚送され、補給樋107,10
7によって各パチンコ機103に補給されるようになっ
ている。他方、揚送されたパチンコ玉が補給量を上回っ
た場合の余剰パチンコ玉は、上部タンク109に送られ
るようになっている。さらに、この上部タンク109が
オーバーフローした場合は、そのオーバーフローしたパ
チンコ玉をフロー玉通路111,111内で落下させ、
分配樋113a,113bによって、パチンコ島101
内に設けられた貯留タンク115a,115bに分配し
て各々貯留させるようになっている。
【0003】この貯留タンク115aは、パチンコ玉研
磨装置105に向かって下り傾斜の底板121aと、こ
の底板121aの下面に設けられた遊技済みパチンコ玉
を搬送するための傾斜搬送路123aと、を備えてい
る。傾斜搬送路123aは、傾斜搬送路123b及び投
入樋127を介してパチンコ玉研磨装置105に連結さ
れている。傾斜搬送路123aが傾斜しているので、そ
の排出口124aが傾斜搬送路123bの投入口122
bより下方に位置することになる。そこで、傾斜搬送路
123aの排出口124aから排出される遊技済みパチ
ンコ玉を傾斜搬送路123bの投入口122bの高さま
で揚送するために揚送装置117が設けられている。符
号119は、貯留タンク115内に貯留されている貯留
パチンコ玉を放出するときに、その放出数を調整するた
めの玉数調整弁を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、揚送
装置117は遊技済みパチンコ玉を揚送するためのもの
であり、遊技済みパチンコ玉はパチンコ機が稼働してい
る間は常に排出され続けている。したがって、揚送装置
117は、排出され続ける遊技済みパチンコ玉を揚送す
るために常にこれを稼働させておく必要があった。他
方、揚送装置117は、この遊技済みパチンコ玉ととも
に貯留タンク115から放出される貯留パチンコ玉を併
せて揚送する役割も果たしている。すなわち、この貯留
パチンコ玉の放出は玉数調整弁119の開放により行わ
れるようになっており、放出された貯留パチンコ玉は稼
働中の揚送装置117に供給され、そこで遊技済みパチ
ンコ玉と合流し併せて揚送されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、揚送装
置117を常時稼働させておくためには、上述したよう
に玉数調整弁119を設ける必要があるため、その分だ
け搬送構造の部品点数が多くなってしまう。本発明が解
決しようとする課題は、遊技済みパチンコ玉等を搬送す
るための搬送構造をできるだけ単純化することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、次項以下に示すように構成されてい
る。なお、何れかの請求項の発明の説明において行う用
語の定義等は、その性質上可能な範囲において他の請求
項における発明の説明にも適用されるものとする。
【0007】(請求項1に記載した発明の特徴)請求項
1に記載した発明に係る貯留タンク(以下、「請求項1
の貯留タンク」という)は、パチンコ島内に設置される
パチンコ玉を貯留するためのタンクである。請求項1の
貯留タンクの特徴は、前記内部空間内に第1の傾斜搬送
路を設けてあり、前記第1の傾斜搬送路を、貯留パチン
コ玉とは別途に外部から供給されるパチンコ玉(たとえ
ば、パチンコ機から排出される遊技済みパチンコ玉)を
外部へ転動搬送可能に構成してある。すなわち、第1の
傾斜搬送路は、貯留パチンコ玉とは別個に供給されるパ
チンコ玉を貯留パチンコ玉と混在させることなく外部へ
搬送できるように構成してある。
【0008】(請求項1に記載した発明の作用効果)請
求項1の貯留タンクによれば、パチンコ玉を貯留すると
ともに、外部から供給されるこの貯留パチンコ玉以外の
パチンコ玉を転動搬送することができる。転動搬送は、
第1の傾斜搬送路内をパチンコ玉が転動することにより
行われる。第1の傾斜搬送路を貯留タンクの内部空間内
に設けてあるので、その底板下面に設ける場合に比べて
高い位置からパチンコ玉を転動させることができる。こ
れにより、揚送装置等を用いなくても済むので、その
分、搬送構造の部品点数を少なくすることができる。
【0009】(請求項2に記載した発明の特徴)請求項
2に記載した発明に係る貯留タンク(以下、「請求項2
の貯留タンク」という)は、請求項1の貯留タンクの構
成に限定が加わり、前記第1の傾斜搬送路が、底板部と
当該底板部の両端から起立する側壁部と、当該両側壁部
の上端に開閉自在に設けられた蓋部と、を含むことを特
徴とする。
【0010】(請求項2に記載した発明の作用効果)請
求項2の貯留タンクによれば、請求項1の貯留タンクの
作用効果に加え、蓋部を開放することにより、第1の傾
斜搬送路の上部が開口する。上部開口により搬送路内部
の清掃を簡単に行うことができる。すなわち、上部開口
により、そこから清掃を行う者が手や清掃用具等を入れ
ることができるため、簡単に清掃することができる。
【0011】(請求項3に記載した発明の特徴)請求項
3に記載した発明に係る貯留タンク(以下、「請求項3
の貯留タンク」という)は、請求項2の貯留タンクの構
成に限定が加わり、外部から貯留用パチンコ玉の供給を
受けるための第2の傾斜搬送路を内部空間内に備えてい
る。前記第2の傾斜搬送路を、パチンコ玉を転動可能に
形成した前記第1の傾斜搬送路の蓋部により構成してあ
る。
【0012】(請求項3に記載した発明の作用効果)請
求項3の貯留タンクによれば、請求項2の貯留タンクの
作用効果に加え、第1の傾斜搬送路の蓋部が第2の傾斜
搬送路の機能を兼用しているので、兼用させた分、部品
点数を少なくすることができる。すなわち、第1の傾斜
搬送路の蓋部又は第2の傾斜搬送路の底板部の何れかを
省略したのと同じ効果を得ることができる。
【0013】(請求項4に記載した発明の特徴)請求項
4に記載した発明に係る貯留タンク(以下、「請求項4
の貯留タンク」という)は、請求項1乃至3の何れかの
貯留タンクの構成に限定が加わったものである。すなわ
ち、請求項4の貯留タンクは、前記パチンコ島内に設置
された他の貯留タンクに隣接して設置してあり、前記他
の貯留タンクが備えるパチンコ玉搬送路の投入口にパチ
ンコ玉を転動投入できる位置に前記第1の傾斜搬送路の
排出口を配してある。パチンコ島の長さによっては、さ
らに別の貯留タンクに隣接させる場合もあるし、隣接さ
せないで請求項4の貯留タンクしか設置しない場合もあ
る。
【0014】(請求項4に記載した発明の作用効果)請
求項4の貯留タンクによれば、請求項1乃至3の何れか
の貯留タンクの作用効果に加え、他の貯留タンクに隣接
させた場合に、第1の傾斜搬送路から排出されるパチン
コ玉を、他の貯留タンクの傾斜搬送路に直接転動投入す
ることができる。したがって、第1の傾斜搬送路の排出
口から排出されたパチンコ玉を、傾斜搬送路の投入口の
高さまで揚送する必要がない。したがって、揚送するた
めの揚送装置を設ける必要がない。
【0015】(請求項5に記載した発明の特徴)請求項
5に記載した発明に係る貯留タンク(以下、「請求項5
貯留タンク」という)は、請求項4の貯留タンクの構成
に限定が加わり、前記貯留タンクの下部には貯留パチン
コ玉を放出するための放出口を開放状態で設けてあり、
前記放出口から放出される貯留パチンコ玉を、前記パチ
ンコ玉搬送路の投入口まで揚送するための揚送装置を設
けてあり、前記揚送装置を稼働したときのみ前記放出口
から貯留パチンコ玉が放出されるように構成してある。
【0016】(請求項5に記載した発明の作用効果)請
求項5の貯留タンクによれば、請求項4の貯留タンクの
作用効果に加え、揚送装置の稼働不稼動により貯留タン
クから放出される貯留パチンコ玉の放出数を調整するこ
とができる。すなわち、放出口は常時開放状態になって
いるため、貯留パチンコを放出可能な状態になってい
る。この放出は、稼働していない揚送装置によって妨げ
られており、稼動により始めて貯留パチンコ玉が放出さ
れるようになっている。したがって、貯留パチンコ玉を
放出する必要があるときだけ揚送装置を稼働させればよ
く、常に稼働させておく必要がない。また、常時稼働さ
せておく場合に必要なパチンコ玉数調整機構(調整弁)
等を設ける必要がなくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】各図を参照しながら、本発明の実
施の形態(以下、「本実施形態」という)について説明
する。図1は、パチンコ島の内部を示す概略正面図であ
る。図2は、パチンコ島の内部を示す概略平面図であ
る。図3は、貯留タンクの斜視図である。図4は、図3
に示す貯留タンクのA−A断面図である。図5は、図3
に示す貯留タンクのB−B断面図である。図6は、第1
の傾斜搬送路の拡大斜視図である。図7は、貯留タンク
同士の連結状況を示す概略断面図である。図8は、図4
に示す断面図の変形例である。図9は、図5に示す断面
図の変形例である。なお、各図において黒く塗りつぶし
て示すパチンコ玉は遊技済みパチンコ玉を、白抜きで示
すパチンコ玉は研磨済みパチンコ玉を、それぞれ示して
いる。
【0018】(パチンコ島の全体構造)図1を参照しな
がら、パチンコ島の全体構造について説明する。符号1
は、複数のパチンコ機3,...が集合してなるパチン
コ島を示している。各パチンコ機3から排出された遊技
済みパチンコ玉は、後述するように、パチンコ玉研磨装
置5により揚送され、研磨済みパチンコ玉として補給樋
7,7により各パチンコ機3に補給されるようになって
いる。他方、揚送されたパチンコ玉が補給量を上回った
場合の余剰研磨済みパチンコ玉は、上部タンク9に送ら
れるようになっている。さらに、この上部タンク9がオ
ーバーフローした場合は、そのオーバーフローしたパチ
ンコ玉をフロー玉通路11,11内で落下させ、後述す
る分配樋31によって、パチンコ島1内に設置された貯
留タンク21,51に分配して各々貯留させるようにな
っている。符号17は、貯留タンク21から放出される
パチンコ玉を揚送するための揚送装置を示している
【0019】図4及び5に示すように、パチンコ機
3,...の裏側には、パチンコ機3,...から排出
される遊技済みパチンコ玉を回収して案内皿33上に落
下させるための回収樋29を設けてある。落下した遊技
済みパチンコ玉は、案内皿33に案内されて後述する第
1の傾斜搬送路27内に投入されるようにしてある。
【0020】(貯留タンクの構造)図3乃至7に基づ
き、貯留タンクについて説明する。貯留タンク21は、
パチンコ島1の長さ方向に長い箱状のタンクであり、長
辺側壁22,22と短辺側壁23,23と底板24とに
より囲まれる内部空間26を備えている。短辺側壁2
3,23間には、分配樋(第2の傾斜搬送路)31を設
けるための凹部23a,24bを形成してある(図3参
照)。凹部23aは凹部23bより浅く形成してあり、
これにより、分配樋31がパチンコ島1の端方向に(図
3の左から右方向に)下り傾斜するようにしてある。分
配樋31は、両長辺側壁22,22間に固定した支持ア
ーム32,..により下方から支持されている(図5参
照)。分配樋31の上面は、ほぼ平面となっており、図
外のフロー玉通路11,11から供給された研磨済みパ
チンコ玉を下り方向へ転動させるとともに、パチンコ玉
同士の接触等により側端方向に移動した研磨済みパチン
コ玉を落下させるようになっている。この落下により、
オーバーフローした研磨済みパチンコ玉を、貯留タンク
21内への分配が行われるようになっている。
【0021】図3に示す符号27は、貯留タンク21の
内部空間内に設けた第1の傾斜搬送路を示している(後
述)。また、符号33は、第1の傾斜搬送路27内に遊
技済みパチンコ玉を案内するための案内皿を示してい
る。底板24は、貯留パチンコ玉をパチンコ玉研磨装置
5方向に下り傾斜しており、短辺側壁23aに貫通され
た放出口23dから貯留パチンコを放出可能に構成して
ある。
【0022】(第1の傾斜搬送路の構造)引き続き図3
乃至7を参照しながら、第1の傾斜搬送路の構成につい
て説明する。第1の傾斜搬送路27は、底板部27a
と、この底板部27aの両端から起立する側壁部27
b,27bと、これら両側壁部27b,27bの上端に
開閉自在に設けられた蓋部27d,27dと、を備えて
いる(図6参照)。蓋部27dは、両側壁部27b,2
7bの上端に嵌合可能な形状に構成してあり、これを手
で持ち上げるだけで搬送路内部を簡単に露出させられる
ようになっている。第1の傾斜搬送路27は、貯留タン
ク21内部の両短辺側壁23,23間に架け渡してあ
り、その一端は短辺側壁23に形成した投入口26に、
他端は他の短辺側壁23に形成した排出口28に、それ
ぞれ連通させてある。第1の傾斜搬送路27内には、後
述するように案内皿33によって案内される研磨済みパ
チンコ玉が投入されるようになっている(図3参照)。
【0023】貯留タンク21が隣接する貯留タンク41
には、上述した貯留タンク21とほぼ同じ構造に構成し
てあり、異なるのは、傾斜搬送路45を底板43の下面
に設けてある点である(図7参照)。そのように構成し
たので、第1の傾斜搬送路27の排出口28は、傾斜搬
送路45の投入口44より上方に位置させることができ
る。第1の傾斜搬送路の排出口28と傾斜搬送路45の
投入口44とは、連結樋35により連結してあり、これ
により、前者に投入された遊技済みパチンコ玉を傾斜搬
送路45に直接投入できるように構成してある。すなわ
ち、第1の傾斜搬送路27内に投入された遊技済みパチ
ンコ玉は、連結樋35と傾斜搬送路45を介するだけで
(揚送装置を介さずに)、図外にあるパチンコ玉研磨装
置5に搬送することができる。
【0024】(本実施形態の作用効果)図1、4及び7
を参照しながら、本実施形態の作用効果について説明す
る。パチンコ機3,...から排出された遊技済みパチ
ンコ玉は、回収樋29を通って案内皿33上に落下す
る。落下した遊技済みパチンコ玉は、貯留タンク21の
投入口26から第1の傾斜搬送路27内に案内される。
第1の傾斜搬送路27内を転動した遊技済みパチンコ玉
は、排出口28から外部へ排出され、さらに連結樋35
上を転動して貯留タンク41の傾斜搬送路45に直接投
入される。傾斜搬送路45から排出された遊技済みパチ
ンコ玉は、投入樋37を経てパチンコ玉研磨装置5に投
入される(図1参照)。投入された遊技済みパチンコ玉
は、研磨されつつ揚送され、パチンコ玉研磨装置5の上
部から補給樋7,7を介して各パチンコ機3,...に
補給される。
【0025】一方、揚送された研磨済みパチンコ玉が補
給量を上回った場合の余った研磨済みパチンコ玉は、上
部タンク9に送られる。さらなる揚送によりこの上部タ
ンク9がオーバーフローした場合は、そのオーバーフロ
ーした研磨済みパチンコ玉はフロー玉通路11,11内
を落下する。落下した研磨済みパチンコ玉は、分配樋3
1によって、パチンコ島1内に設置された貯留タンク2
1,41に分配され各々貯留される。
【0026】他方、遊技済みパチンコ玉の排出数が十分
でないため、各パチンコ機3,...に研磨済みパチン
コ玉を補給できない場合は、貯留タンク21内に貯留し
てある研磨済みパチンコ玉を放出して補給を援護する。
すなわち、貯留タンク21の放出口23dは開放状態に
なっており、かつ、底板24が放出方向に下り傾斜して
いるので、いつでも放出可能な状態にある。それを停止
中の揚送装置17が塞き止めるように阻止し、その稼動
により研磨済みパチンコ玉を貯留タンク21から放出す
る。すなわち、揚送装置17の停止と稼動との切替のみ
により研磨済みパチンコ玉の放出数を調整することがで
きる。この研磨済みパチンコ玉の放出は、貯留タンク4
1においては、玉数調整弁47の開閉により行われるよ
うになっている。
【0027】放出され揚送装置17により揚送された研
磨済みパチンコ玉は、貯留タンク41の傾斜搬送路45
内に投入され、第1の傾斜搬送路27により搬送されて
きた遊技済みパチンコ玉とともに傾斜搬送路45内で搬
送されパチンコ玉研磨装置5に投入される。そこで、遊
技済みパチンコ玉は研磨され、研磨済みパチンコ玉は再
研磨され、同時に揚送され、補給樋7,7によって各パ
チンコ機3,...に補給される。これにより、各パチ
ンコ機3,...に十分な研磨済みパチンコ玉が供給さ
れる。
【0028】以上のとおり、本実施形態では、揚送装置
17を常に稼動させておく必要がない。汚れが付着した
遊技済みパチンコ玉が揚送装置17内を通過しないの
で、揚送装置17内に付着する汚れを極めて少なくする
ことができる。このため、揚送装置17の清掃が、頻度
的も程度的にも簡単である。さらに、停止状態と稼動状
態との切り替えにより、研磨済みパチンコ玉の放出数を
調整することができる。したがって、放出数調整用の機
構を設ける必要がなくなり、その分、部品点数を少なく
することができる。以上のとおり、本実施形態の貯留タ
ンクによれば、パチンコ玉を搬送するための搬送構造を
単純化することができる。
【0029】(本実施形態の変形例)図8及び9を参照
しながら、貯留タンク21の変形例(以下、適宜「本変
形例」という)について説明する。本変形例が本実施形
態と異なるのは、後者が備えている蓋部27dを省略
し、この蓋部27dの働きを分配樋に兼ね備えさせてい
る点である。すなわち、貯留タンク51の内部に設けた
第1の傾斜搬送路53は、本実施形態の第1の傾斜搬送
路27と同様に、底板部53aと、この底板部53aの
両端から起立する両側壁部53b,53bを備えてお
り、この両側壁部53b,53bの上端には、蓋部(第
2の傾斜搬送路)55を着脱自在に設けてある。
【0030】蓋部55の上面は、前述した分配樋31の
上面と同様に、パチンコ玉を転動可能とするためにほぼ
平面となっており、第1の傾斜搬送路53とは反対方向
に傾斜している。蓋部55上面の働きは、図5に示す本
実施形態における分配樋31の働きと同じである。両側
壁部53b,53bは、図8に示すように、投入口52
から排出口54に向かって、その高さ寸法が大きくなる
ように形成してある。これは、蓋部55の上面に傾斜を
持たせるためである。
【0031】本実施形態と比べた本変形例の利点は、ま
ず、前述したように蓋部と分配樋とを兼ね備えさせ一方
を省略することにより部品点数をより少なくすることが
できることにある。また、両側壁部53b,53bを上
述したように形成したことにより、本実施形態で採用し
た支持アーム32,...(図5参照)を省略すること
ができることも、部品点数を少なくする上で利点とな
る。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、パチンコ玉を搬送する
ための搬送構造を部品点数の減少により単純化すること
ができる。したがって、搬送構造の清掃を容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ島の内部を示す概略正面図であ
る。
【図2】 パチンコ島の内部を示す概略平面図であ
る。
【図3】 貯留タンクの斜視図である。
【図4】 図3に示す貯留タンクのA−A断面図であ
る。
【図5】 図3に示す貯留タンクのB−B断面図であ
る。
【図6】 第1の傾斜搬送路の拡大斜視図である。
【図7】 貯留タンク同士の連結状況を示す概略断面
図である。
【図8】 図4に示す断面図の変形例である。
【図9】 図5に示す断面図の変形例である。
【図10】 従来のパチンコ島内部を示す概略正面図で
ある。
【図11】 従来のパチンコ島内部を示す概略平面図で
ある。
【図12】 図11のC−C断面図である。
【符号の説明】 1 パチンコ島 31 分配
樋 3 パチンコ機 33 案内
皿 5 パチンコ玉研磨装置 35 連結
樋 7 補給樋 37 投入
樋 9 上部タンク 41 貯留
タンク 11 フロー玉通路 43 底
板 13 分配樋 45 傾
斜搬送路 21 貯留タンク 47 玉
数調整弁 22 長辺側壁 51 貯
留タンク 23 短辺側壁凹部 53 第
一傾斜搬送路 24 底板 55 蓋
部(第2傾斜搬送路) 26 内部室内 27 第一傾斜搬送路 27a 底板部 27b 側壁部 27d 蓋部 29 回収樋
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月29日(2001.11.
29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】上述したように、揚送装置117は遊技済
みパチンコ玉を揚送するためのものであり、遊技済みパ
チンコ玉はパチンコ機が稼働している間は常に排出され
続けている。したがって、揚送装置117は、排出され
続ける遊技済みパチンコ玉を揚送するために常にこれを
稼働させておく必要があった。他方、揚送装置117
は、この遊技済みパチンコ玉とともに貯留タンク115
から放出される貯留パチンコ玉を併せて揚送する役割も
果たしている。すなわち、この貯留パチンコ玉の放出は
玉数調整弁119の開放により行われるようになってお
り、放出された貯留パチンコ玉は稼働中の揚送装置11
7に供給され、そこで遊技済みパチンコ玉と合流し併せ
て揚送されるようになっている。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ島内に設置されるパチンコ玉
    を、内部空間内に貯留するためのパチンコ玉貯留タンク
    であって、 前記内部空間内に第1の傾斜搬送路を設けてあり、 前記第1の傾斜搬送路を、貯留パチンコ玉とは別途に外
    部から供給されるパチンコ玉を外部へ転動搬送可能に構
    成してあることを特徴とするパチンコ玉貯留タンク。
  2. 【請求項2】 前記第1の傾斜搬送路が、底板部と当該
    底板部の両端から起立する側壁部と、当該両側壁部の上
    端に開閉自在に設けられた蓋部と、を含むことを特徴と
    する請求項1に記載したパチンコ玉貯留タンク。
  3. 【請求項3】 前記内部空間内に、外部から貯留用パチ
    ンコ玉の供給を受けるための第2の傾斜搬送路を設けて
    あり、 前記第2の傾斜搬送路を、パチンコ玉を転動可能に形成
    した前記第1の傾斜搬送路の蓋部により構成してあるこ
    とを特徴とする請求項2に記載したパチンコ玉貯留タン
    ク。
  4. 【請求項4】 前記パチンコ島内に設置された他のパチ
    ンコ玉貯留タンクに隣接して設置してあり、 前記他のパチンコ玉貯留タンクが備えるパチンコ玉搬送
    路の投入口にパチンコ玉を転動投入できる位置に前記第
    1の傾斜搬送路の排出口を配してあることを特徴とする
    請求項1乃至3の何れかに記載したパチンコ玉貯留タン
    ク。
  5. 【請求項5】 前記貯留タンクの下部には貯留パチンコ
    玉を放出するための放出口を開放状態で設けてあり、 前記放出口から放出される貯留パチンコ玉を、前記パチ
    ンコ玉搬送路の投入口まで揚送するための揚送装置を設
    けてあり、 前記揚送装置を稼働したときのみ前記放出口から貯留パ
    チンコ玉が放出されるように構成してあることを特徴と
    する請求項4に記載したパチンコ玉貯留タンク。
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