JP4509195B2 - 遊技球搬送装置 - Google Patents

遊技球搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4509195B2
JP4509195B2 JP2008039607A JP2008039607A JP4509195B2 JP 4509195 B2 JP4509195 B2 JP 4509195B2 JP 2008039607 A JP2008039607 A JP 2008039607A JP 2008039607 A JP2008039607 A JP 2008039607A JP 4509195 B2 JP4509195 B2 JP 4509195B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game ball
game balls
gaming machine
storage tank
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008039607A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008119545A (ja
Inventor
孝俊 武本
信幸 藤沢
俊幸 青木
秀典 表西
泰友 薩摩
健司 大久保
昌則 高見
信行 林
勇 川俣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ace Denken KK filed Critical Ace Denken KK
Priority to JP2008039607A priority Critical patent/JP4509195B2/ja
Publication of JP2008119545A publication Critical patent/JP2008119545A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4509195B2 publication Critical patent/JP4509195B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、複数の遊技機を並設して成る遊技機島に、各遊技機に補給するための遊技球を遊技機島上部に揚送する揚送装置が立設されており、前記各遊技機から排出されたアウト遊技球を前記揚送装置へ移動するための遊技球搬送装置に関する。
従来の遊技機島としては、遊技機島の各パチンコ機の球排出管を移送樋に臨ませ、移送樋に高所に達する揚送管を連結するとともに、移送樋及び揚送管の全長に亘り回転可能とした螺旋線輪を挿入し、パチンコ機の排出管から移送樋内に落ち込んだパチンコ球をモーターの回転により回転する螺旋線輪により移送樋に連通する揚送管へ移送するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、遊技機島下部に貯蔵タンクが設けられ、貯蔵タンクの中空部を通るようにV字シュートが配され、V字シュートはミニリフトに向かって傾斜し、パチンコ機のアウト遊技球が回収ホースによってV字シュートへ戻されるようにしたものもある。貯蔵タンクは断面形が矩形の箱体で、天井壁20Aの中央が長手方向に沿って開口している。この開口縁部から貯蔵タンクの内部に向かって隔壁がV字シュートの幅方向の両端を所定の間隔をおいて囲むように延出している。V字シュートとその両端の隔壁とにより中空部が形成されているものである(例えば、特許文献2参照。)。
特開昭51−74736号公報 特開平10−57584号公報
しかしながら、このような特許文献1に係る技術では、仮に、遊技機島下部に、遊技機島上部で溢れ出たパチンコ球を貯留するための下部貯留タンクを設けた場合に、その下部貯留タンクの上方に前記移送樋が配されていると、移送樋が障害物となって、移送樋の下方に位置する下部貯留タンクにパチンコ球を流し込み難くなり、下部貯留タンク内に移送樋に沿って実質的に貯留できない非貯留領域が生じて、貯蔵タンクの貯留領域を実質的に減少させることになるという問題点があった。
また、特許文献2に係る技術では、貯蔵タンク内の中空部は、V字シュートが占める空間ばかりでなく、V字シュートの上方空間である両端の隔壁の間の空間を含む領域であり、この領域は球を貯留できない非貯留領域であることから、貯蔵タンクの実質的な貯留領域が大幅に減少し、実質的な貯留領域を確保するために、貯蔵タンクを深底にしたり、貯蔵タンクを長手方向に伸長する必要があるから、貯蔵タンクを薄型や小型にする際に支障になるという問題点があった。さらに、玉計数機で計数された玉、すなわち、遊技者が使用した汚れた玉と補給樋に流れ込まなかった玉(既に研磨装置で磨かれた玉)を研磨装置へ送る前にミニリフトによって混合してしまい、研磨揚送の負荷が大きくなるという問題点があった。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、下部貯留タンクの下方に案内通路を配し、下部貯留タンクの貯留領域が実質的に減少しないようにして、下部貯留タンクを薄型や小型にすることができると共に、揚送装置が遊技球を研磨しながら揚送する研磨揚送装置である場合に、遊技者が使用した汚れたアウト遊技球を最優先して揚送装置に移送することによって、揚送装置を効率的に運転することができる遊技球搬送装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の項の発明に存する。
[1]複数の遊技機(20)を並設して成る遊技機島(10)内の遊技球の補給と回収を制御する制御手段(100)と、
前記遊技機島(10)内に複数の下部貯留タンク(70)を設けると共に、
前記遊技機島(10)の中央部に前記各遊技機(20)から排出されたアウト遊技球を前記遊技機島(10)上部の上部貯留タンク(31)に揚送する揚送装置(30)が立設され、
前記アウト遊技球を前記揚送装置(30)の導入口(30a)へ搬送する遊技球搬送装置(80)において、
前記下部貯留タンク(70)はその下部に開閉手段(90)を有すると共に、前記遊技機島(10)上部から溢れ出たオーバーフロー遊技球を貯留し、前記開閉手段(90)の下方に、前記アウト遊技球を最優先して前記揚送装置(30)へ略水平方向へ動力により強制的に搬送、または、前記制御手段(100)によって、前記複数の下部貯留タンク(70)のうちいずれか1つの下部貯留タンク内(70)の遊技球を、前記開閉手段(90)の開口から排出し、該排出された遊技球と前記アウト遊技球を混合して前記揚送装置(30)へ略水平方向へ動力により強制的に搬送する案内通路(83)を備え、
前記各遊技機(20)から排出されたアウト遊技球を前記案内通路(83)に導く流路管(27)を備え、該流路管(27)の一端側を前記各遊技機(20)から排出されたアウト遊技球を回収するアウト遊技球回収器(201)に連結し、前記流路管(27)の他端側を、前記下部貯留タンク(70)内を上下方向に貫通して前記案内通路(83)の両側壁(83b)に設けられたホルダー(83c)に連結し、
前記案内通路(83)の両側壁部(83b)の間に、前記流路管(27)の他端側から排出されたアウト遊技球が流れ込む流入ステージ(83d)が形成され、該流入ステージ(83d)の中央部に、両側の流路管(27)から流れ込んだアウト遊技球の互いの衝突を防止する仕切壁(83e)が設けられ、
前記アウト遊技球回収器(201)から排出されたアウト遊技球は、前記流路管(27)を通って前記流入ステージ(83d)の仕切壁(83e)に衝突しながら前記遊技球搬送装置(80)に流れ込み、前記下部貯留タンク(70)の開閉手段(90)が開放されて排出された遊技球は、前記案内通路(83)の両側壁部(83b)の間の隙間から前記遊技球搬送装置(80)に流れ込むことを特徴とする遊技機島(10)における遊技球搬送装置(80)。
次に、前記項に記載された発明の作用について説明する。
前記[1]に記載の遊技球搬送装置(80)によれば、遊技機島(10)上部から溢れ出した遊技球は遊技機島(10)下部に流れ、下部貯留タンク(70)に貯留される。また、各遊技機(20)から排出されたアウト遊技球は案内通路(83)に流れ込み、アウト遊技球は案内通路(83)によって、略水平方向へ動力により強制的に揚送装置(30)へ最優先して搬送される。また、制御手段(100)によって下部貯留タンク(70)のいずれか1つの貯留タンク内から開閉手段(90)の開口から排出された遊技球をアウト遊技球と混合して案内通路(83)によって、略水平方向へ動力により強制的に揚送装置(30)へ搬送される。下部貯留タンク(70)外側の下部に案内通路(83)を配したので、遊技機島(10)上部から溢れ出した遊技球は下部貯留タンク(70)の全領域に流れ込むようになる。
また、アウト遊技球を流すための流路管(27)は、各遊技機(20)側から排出されたアウト遊技球を回収するアウト遊技球回収器(201)に一端側が連結され、他端側は、下部貯留タンク(70)内を上下方向に貫通して案内通路(83)の両側壁部(83b)のホルダー(83c)に連結されている。
ここで案内通路(83)は、下部貯留タンク(70)の下部にある開閉手段(90)の下方、すなわち下部貯留タンク(70)外側の下方に配されているため、流路管(27)は下部貯留タンク(70)の内を上下方向に貫通して、案内通路(83)に連結されている。それによって、アウト遊技球の全部が直接漏れなく案内通路(83)に流れ込み、案内通路(83)によってアウト遊技球を最優先して揚送装置(30)に案内することができる。
案内通路(83)の両側壁部(83b)の間には、流路管(27)の他端側から排出されたアウト遊技球が流れ込む流入ステージ(83d)が形成され、該流入ステージ(83d)の中央部に、両側の流路管(27)から流れ込んだアウト遊技球の互いの衝突を防止する仕切壁(83e)が設けられている。それにより、前記アウト遊技球回収器(201)から排出されたアウト遊技球は、流路管(27)を通って流入ステージ(83d)の仕切壁(83e)に衝突しながら遊技球搬送装置(80)に流れ込むことになる。また、下部貯留タンク(70)の開閉手段(90)が開放されて排出された遊技球は、案内通路(83)の両側壁部(83b)の間の隙間から遊技球搬送装置(80)に流れ込むことになる。
本発明に係る遊技球搬送装置によれば、下部貯留タンクの下方に該下部貯留タンクとは別に、アウト遊技球を略水平方向へ動力により強制的に揚送装置へ最優先して搬送する案内通路を配したので、遊技機島上部から溢れ出した遊技球は、案内通路を障害物とすることなく、下部貯留タンクの全領域に流れ込むようになり、下部貯留タンクの貯留領域が実質的に減少しない。
さらに、案内通路は、下部貯留タンク内の遊技球とアウト遊技球を混合して搬送するので、案内通路を効率よく活用できるとともに、下部貯留タンク内の遊技球の研磨を効率よく行うことができる。
また、アウト遊技球を流すための流路管が各遊技機側からそれぞれ延ばされ、流路管は下部貯留タンク内を貫通して、案内通路の両側壁に設けられたホルダーに連結されているので、アウト遊技球の全部が漏れなく案内通路に流れ込むようになり、案内通路によってアウト遊技球を最優先して揚送装置に案内することができる。
さらに、案内通路の両側壁部の間には、流路管の他端側から排出されたアウト遊技球が流れ込む流入ステージが形成され、該流入ステージの中央部に、両側の流路管から流れ込んだアウト遊技球の互いの衝突を防止する仕切壁が設けられているから、アウト遊技球回収器から排出されたアウト遊技球は、流路管を通って流入ステージの仕切壁に衝突しながら遊技球搬送装置に流れ込むことになる。また、下部貯留タンクの開閉手段が開放されて排出された遊技球は、案内通路の両側壁部の間の隙間から遊技球搬送装置に流れ込むことになる。
以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。
図1〜図8は本発明の一実施の形態を示している。
図1および図2に示すように、本実施の形態に係る遊技機島10は、複数の遊技機20を並設して成り、各遊技機20を背中合わせに組み付ける島枠10aは、遊技場のフロア上に構築される。ここで遊技機20は、ハンドル20aの回転操作により遊技盤面上に遊技球(パチンコ球)を打ち出して入賞を楽しむパチンコ機である。また、隣接する遊技機20の間の隙間には、遊技媒体である遊技球を貸し出すための球貸機21が配設されている。
図1に示すように、島枠10aのうち遊技機島10下部は、フロア上に立設される筐体フレーム11によりフロア面との間に下部空間を空けて配設される箱状枠形に形成されており、その内部は多量の遊技球を貯留する下部貯留タンク70として構成されている。また、筐体フレーム11の途中には、略水平に延びる天板12が組み付けられており、天板12上に延びる各筐体フレーム11の上端間には、遊技機島10長手方向に互いに平行に延びる島木13が架設されている。
遊技機島10上部である島木13には、各遊技機20毎に対応して区分けされた幕板14が開閉可能に取り付けられている。この幕板14の正面側には、対応する遊技機20から収集される各種データの一部を表示できる機能を付加した多機能な呼出ランプ15が取り付けられており、幕板14の裏面側には、対応する遊技機20や球貸機21の各種動作や信号の送受信を検知したり監視するデータ収集装置16が取り付けられている。呼出ランプ15とデータ収集装置16とは、幕板14を間にして表裏に近接しており、幕板14の厚み程度の極めて短い配線により連結されている。
遊技機島10中部である天板12上に、遊技機20および球貸機21は並設される。また、前後2列に並ぶ遊技機20の背面間には、球貸機21に取り込まれた紙幣を島端まで遊技機島10長手方向に搬送する紙幣搬送装置22と、同じく球貸機21に取り込まれた硬貨を島端まで遊技機島10長手方向に搬送する硬貨搬送装置23とが、上下に離隔して並ぶように配設されている。また、遊技機島10の一端には、前記紙幣搬送装置22や硬貨搬送装置23により島端まで搬送された紙幣と硬貨を分別して収納する金庫24(図2参照)が設置されている。
図2に示すように、遊技機島10上部には、本発明の根幹を成す遊技球補給装置40と上部貯留タンク31が設置されている。後述するが上部貯留タンク31は、従来のものとは異なり小さい容量に形成されている。また、遊技機島10の他端には、景品球計数機25が設置されている。景品球計数機25は、その景品球投入口26から投入された遊技球を計数し、遊技場の管理コンピューターに計数結果を送信し、また計数結果を表示部に目視可能に表示したり、印刷したレシート等を払い出す装置である。
遊技機島10の中央部には、前述した遊技機島10下部の下部貯留タンク70から導かれた遊技球を研磨しながら遊技機島10上部の上部貯留タンク31に揚送するための研磨揚送装置(揚送装置)30が立設されている。研磨揚送装置30は、具体的には例えば、上下方向に延ばして掛け渡した無端環状の揚送ベルトと、その搬送面に対向して張設した研磨ベルトとを備え、両ベルト間に挟持した遊技球を揚送ベルトの回転駆動に伴い研磨しながら揚送する装置である。
研磨揚送装置30の下部には、下部貯留タンク70から供給される遊技球を受け入れる球導入口30aが設けられており、上部にある排出口(図示せず)は、上部貯留タンク31内に遊技球を排出する状態に設けられている。なお、本実施の形態における研磨揚送装置30は、研磨装置と揚送装置を兼用するように構成したものであるが、例えば、揚送装置とは別に遊技球を研磨する研磨装置を遊技機島10の適所に配設してもかまわない。
遊技球補給装置40は、前記研磨揚送装置30で揚送されて上部貯留タンク31に貯留された遊技球を、該遊技球補給装置40自体でも貯留するような状態で各遊技機20まで搬送して補給するための装置である。なお、遊技機20が有価価値カード専用のCR機であって、球貸機21がカードユニットである場合、遊技球補給装置40は各遊技機20にのみ遊技球を補給するが、遊技機20がCR機以外の機種であって、球貸機21から遊技球が貸し出される場合、各遊技機20のみならず各球貸機21にも遊技球を補給するように構成されることになる。本実施の形態では、前者の場合を例に説明する。
図1および図2に示すように、遊技球補給装置40は、遊技機島10上部で遊技球を貯留した状態で遊技機島10長手方向に搬送する搬送手段41を有する。搬送手段41は、前記研磨揚送装置30の上端部を起点として各遊技機20の上方に沿って延ばして設置した搬送路42内に、該搬送路42内で遊技球を多重に積層可能な状態で動力により搬送する駆動体であるコイルバネ45を設けて成る。
ここで1本ずつ組み合わされる搬送路42とコイルバネ45が1組の搬送ユニットを成し、遊技機島10上部において複数の搬送ユニットが横一列に隣接し合い平行に延びる状態に並設されている。本実施の形態では、遊技機島10のほぼ中央に立設された研磨揚送装置30を間にして、遊技機島10の両側にそれぞれ3組ずつの搬送ユニットが左右対称に延びるように配設されている。
すなわち、図3において、遊技機島10の研磨揚送装置30より左側には、互いに長さの異なる3組の搬送ユニット41a,41b,41cが横一列に並設され、遊技機島10の研磨揚送装置30より右側には、同様に3組の搬送ユニット40d,40e,40fが横一列に並設されている。さらに、各搬送ユニット41a〜41fに沿って、それぞれ搬送手段41により搬送された遊技球を受け入れて、各遊技機20に分配するための補給手段50が設けられている。以下、遊技機島10の左側半分を主に説明する。
搬送手段41は、搬送路42の全長に亘って、駆動体であるコイルバネ45を回転可能な状態に設けて成る。ここで搬送路42は、例えば、下側が円形で上側が平らに開口し、上側の開口部分を細幅状の透明の平板蓋で閉じるようなU字形断面としたり、あるいは円形断面の丸パイプから構成しても良い。何れの形状であっても、コイルバネ45を収める円形部分の寸法は、コイルバネ45の外径より若干大きめに設定して自由に回転できる形状とする。
コイルバネ45は、金属線材を螺旋状に曲げて形成したものであり、コイルバネ45の内径は、その内側に遊技球が多重に積層可能な大きさに設定されている(図1参照)。それにより、コイルバネ45の内側に導入された遊技球は、コイルバネ45の内周側からピッチ間の間隙に一部が入り込み、その上に多重に積層可能な状態で搬送路42に沿って搬送されるようになっている。
図2〜図4に示すように、搬送路42の始端側は、上部貯留タンク31の内部に連通して研磨揚送装置30の上端部に対向する位置に配設され、また、搬送路42の終端側は、島端側に向けて延ばされた所定の位置に配設されている。搬送路42の始端側は、上向きに開口した球入口部が開設され、搬送路42の終端側には、その下側が切り欠かれて球出口部が開設されている。
コイルバネ45の始端側は、前記搬送路42の始端側の内部で自由に回転可能に配されている。一方、コイルバネ45の終端側は、前記搬送路42の終端側よりも島端側に延出して、駆動モータ49に連結されている。駆動モータ49は、コイルバネ45をその始端側から終端側へ遊技球を搬送する方向に回転させる動力源である。
図2〜図4に示すように、搬送手段41を成す各搬送ユニット41a〜41cは、それぞれ全長が所定長さずつ異なる大きさに形成されており、各搬送ユニット41a〜41cは、各遊技機20を隣接し合う所定数ずつグループ化した補給単位毎にそれぞれ個別に対応するように設定されている。ここで異なる「大きさ」とは、全長(長さ)のみならず、断面積や全体の容積をも含む概念である。
すなわち、各搬送ユニット41a〜41cの始端側を、それぞれ前記研磨揚送装置30を起点として揃えて配置し、遊技機島10長手方向に所定長さおきに分散して配置される各搬送ユニット41a〜41cの終端側に、各終端側の下方付近にそれぞれ位置する前記各補給単位毎に対応して、各補給単位の遊技機20に遊技球を補給する補給手段50が設けられている。
詳しく言えば、図2において、遊技機島10の左側半分の遊技機島10上部に設置された3組のうち、全長が最も短い搬送ユニット41aとその終端側の補給手段50は、島片面側にて研磨揚送装置30から島端に向かって数えて4台目までで、前後2列で計8台の遊技機20をグループ化した第1補給単位に対応している。
また、3組のうち中間の長さの搬送ユニット41bとその終端側の補給手段50は、島片面側にて研磨揚送装置30から島端に向かって数えて5台目から8台目までで、前後2列で計8台の遊技機20をグループ化した第2補給単位に対応している。
さらに、3組のうち全長が最も長い搬送ユニット41cとその終端側の補給手段50は、島片面側にて研磨揚送装置30から島端に向かって数えて9台目から島端の12台目までで、前後2列で計8台の遊技機20をグループ化した第3補給単位に対応している。
補給手段50は、それぞれ対応する搬送手段41により搬送された遊技球を受け入れ一時貯留する貯留部51と、該貯留部51よりその下方付近に位置する各遊技機20に向かって傾斜して延び、前記貯留部51の遊技球を各遊技機20に補給する補給樋52とから成る。貯留部51は、前記搬送路42の終端側にある球出口部の真下に配置され、上面側が遊技球を受け入れ可能に開口した平箱状に形成されている。
貯留部51は、所定量の遊技球を一時貯留できる容量を有し、その底面部は、略中央を境にそれぞれ左右に向かってなだらかに下方に傾斜している。貯留部51の底面部の左右両端には、遊技機島10長手方向と平行な左右方向に向かいそれぞれ分岐して延びる一対の補給樋52,52の上流端が連通接続されている。一対の補給樋52,52は、それぞれ下方に傾斜して遊技球を流下させるようになっており、前記補給単位のうち半分(前後4台)の遊技機20に球を補給するように構成されている。
すなわち、各補給樋52の途中は、それぞれ遊技球が落下する分配経路を介して各遊技機20に接続されている。詳しくは、各補給樋52の途中箇所に、その真下に位置する遊技機20に対応した補給シュート53が設けられており、補給シュート53と遊技機20とは、落下する遊技球を導くジャバラ54で連通するように接続されている。遊技機20の背面側上部には、ジャバラ54の下端が接続された賞球タンク58が設けられている。
図2および図5に示すように、各補給樋52の上流端には、補給樋52に遊技球が所定量以上溜まった場合に検知信号を出力する検出手段として、補給球検出センサ55が設けられている。補給樋52では、その下流端から上流端にかけて遊技球が溜まってくるが、補給球検出センサ55が位置する上流側まで遊技球が溜まると、補給球検出センサ55から検知信号が出力されるようになっている。補給球検出センサ55は、例えば、被検知物たる遊技球との距離に応じて動作するフォトセンサ等の近接センサや、遊技球の接近を検知する磁気センサ等により構成され、補給樋52の底面下側にて遊技球とは直接は接触しないように配設されている。
詳しく言えば、補給球検出センサ55は、補給樋52の上流側を遊技球が流下する際に、断続的にONとなる一方、補給樋52が遊技球でいっぱいとなり、補給樋52の上流側まで遊技球が滞留したりすると継続してONとなり、かかるON状態が例えば2秒以上継続した際に、後述する制御手段100に対して補給樋52の球貯留量がいっぱいである旨の検知信号を出力するように設定されている。
ここで説明上の必要に応じて、前記各搬送ユニット41a〜41cを、それぞれ第1〜第3を付して互いに区別した上で、第1搬送ユニット41aの2つの補給球検出センサ55を、研磨揚送装置30に近い側から第1補給球検出センサ55a,55bとし、第2搬送ユニット41bの2つの補給球検出センサ55を、研磨揚送装置30に近い側から第2補給球検出センサ55c,55dとし、第3搬送ユニット41cの2つの補給球検出センサ55を、研磨揚送装置30に近い側から第3補給球検出センサ55e,55fとする。
なお、遊技機島10の研磨揚送装置30より右側半分についても、前記各搬送ユニット41d〜41fを、それぞれ第4〜第6を付して互いに区別した上で、前記同様な順番で補給球検出センサ55を、第4補給球検出センサ55g,55h、第5補給球検出センサ55i,55j、それに第6補給球検出センサ55k,55lとする。なお、これらのうち一部は図示省略する。
また、前記貯留部51には、前記補給樋52も含めて貯留部51が遊技球で満杯になった際に、該貯留部51から溢れ出る遊技球を遊技機島10下部にある下部貯留タンク70まで落下させるオーバーフロー管(経路)56の球入口(図示省略)が連通されている。
図1および図5に示すように、オーバーフロー管56は、背中合わせの遊技機20の間を通るように垂下され、下端口56bが、一対の天板12の間の隙間12aの上方位置、すなわち下部貯留タンク70の開口上面を臨むように配置されている。また、オーバーフロー管56の上端側には、該オーバーフロー管56に遊技球が所定量以上溜まった場合に検知信号を出力するオーバーフロー検出センサ(手段)57が設けられている。
オーバーフロー管56では、遊技球の排出先である下部貯留タンク70が球で満杯になると、その下端口56bから球入口にかけて遊技球が溜まってくるが、オーバーフロー検出センサ57が位置する上端側まで遊技球が溜まると、オーバーフロー検出センサ57から検知信号が出力されるようになっている。オーバーフロー検出センサ57は、前記補給球検出センサ55と同様に、例えば、被検知物たる遊技球との距離に応じて動作するフォトセンサ等の近接センサや、遊技球の接近を検知する磁気センサ等により構成され、オーバーフロー管56の外周外側にて遊技球とは直接は接触しないように配設されている。
詳しく言えば、オーバーフロー検出センサ57も、オーバーフロー管56の上端側を遊技球が落下する際に、断続的にONとなる一方、オーバーフロー管56が遊技球でいっぱいとなり、オーバーフロー管56の上端側まで遊技球が滞留したりすると継続してONとなり、かかるON状態が例えば2秒以上継続した際に、後述する制御手段100に対してオーバーフロー管56の球貯留量がいっぱいである旨の検知信号を出力するように設定されている。
また、上部貯留タンク31にも、該上部貯留タンク31内における球貯留量を段階的に検出する3つの上部貯留検出センサ(手段)33H,33M,33Lが上下に所定間隔おきに並ぶように設けられている。上部貯留検出センサ(手段)33H,33M,33Lは、前述した補給球検出センサ55やオーバーフロー検出センサ57と同様に、それぞれ被検知物たる遊技球との距離に応じて動作する近接スイッチや磁気センサ等により構成されている。
補給樋52では、その底面側から上面側にかけて遊技球が順次溜まってくるが、最も低い位置にある上部貯留検出センサ33Lまで遊技球が溜まると、この上部貯留検出センサ33Lから検知信号が出力され、中間位置にある上部貯留検出センサ33Mまで遊技球が溜まると、この上部貯留検出センサ33Mからも検知信号が出力され、最も高い位置にある上部貯留検出センサ33Hまで遊技球が溜まると、この上部貯留検出センサ33Hからも検知信号が出力されるようになっている。
このように各上部貯留検出センサ33H,33M,33Lのうち、何個が継続してON状態となり検知信号が出力されるかにより、上部貯留タンク31内の遊技球貯留量のレベルを知ることができる。上部貯留タンク31における遊技球の貯留量であるが、遊技機島10上部における遊技球は前記遊技球補給装置40によっても貯留された状態で搬送されるので、従来のように上部貯留タンク31に集中的に遊技球を貯める必要はなく、それだけ容量も小型化できるようになっている。
図5において、前述した遊技球補給装置40の各駆動モータ49、各補給球検出センサ55、各オーバーフロー検出センサ57、それに各上部貯留検出センサ33H,33M,33Lは、それぞれ信号線により制御手段100に接続されている。制御手段100は、遊技機島10における遊技球の補給・回収を集中的に管理するものであり、具体的にはインターフェース、CPU、RAM、ROM等により構成されたマイクロコンピューターから成る。
制御手段100は、各補給球検出センサ55、各オーバーフロー検出センサ57、各上部貯留検出センサ33H,33M,33Lからの検知信号に応じて、遊技球補給装置40における搬送手段41の駆動を制御するように設定されている。ここで搬送手段41は、各搬送ユニット41a,41b…毎に、それぞれに対応する補給手段50から検知信号や上部貯留タンク31からの検知信号に基づいて、それぞれ個別に駆動制御されるようになっている。
具体的には制御手段100は、各搬送ユニット41a,41b…毎に、補給球検出センサ55からの検知信号の入力がない場合に、当該搬送ユニット41a,41b…の駆動モータ49に給電してコイルバネ45を回転駆動させるように設定されている。ここで各搬送ユニット41a,41b…には、それぞれ2つずつ補給球検出センサ55があるが、制御手段100は、各搬送ユニット41a,41b…毎に、2つの補給球検出センサ55のうち少なくとも何れか一方からの検知信号の入力がない場合に、その駆動モータ49に給電してコイルバネ45を回転駆動させるようになっている。
また、制御手段100は、各搬送ユニット41a,41b…毎に、前記上部貯留検出センサ33のうち最上位にある上部貯留検出センサ33Hからの検知信号の入力があり、対応するオーバーフロー検出センサ57からの検知信号の入力がない場合に、その駆動モータ49に給電してコイルバネ45を回転駆動させ、上部貯留検出センサ33Hからの検知信号の入力がなくなった場合に、駆動モータ49への給電を停止してコイルバネ45を停止させるように設定されている。
さらにまた、遊技機島10下部には、図1および図2に示すように、前記下部貯留タンク70のほか、各遊技機20からアウト遊技球を研磨揚送装置30へ移動するための遊技球搬送装置80が配されている。遊技球搬送装置80は、下部貯留タンク70の下方に配され、各遊技機20から排出されたアウト遊技球を研磨揚送装置30へ最優先して案内するように配された案内通路83を備えている。遊技機20の下流部には、アウト遊技球を回収するためのアウト遊技球回収器201が設けられ、アウト遊技球回収器201の下流にはアウト遊技球を計数するためのアウト遊技球計数器202が配されている。
図1および図6に示すように、アウト遊技球計数器202には、遊技機20から排出されたアウト遊技球が流れる流路管27の一端側が連結されている。流路管27は密着コイルばね形状のジャバラ管である。流路管27の他端側は、一対の天板12の間の隙間12aおよび下部貯留タンク70内を通って遊技球搬送装置80の案内通路83に延ばされている。案内通路83は、その案内通路83に各流路管27の他端側がそれぞれ連結されることで、各流路管27を流れるアウト遊技球の全部が漏れなく案内通路83に流れ込むように形成されている。
案内通路83は略凹字状の溝断面形状に形成されていて、底部83aおよび両側壁部83bを有している。両側壁部83bにはホルダー部材83cが設けられ、ホルダー部材83cには、流路管27の他端側が嵌合した状態で固定されている。案内通路83の内部には、流路管27の他端側から排出されたアウト遊技球が流れ込む流入ステージ83dが形成されている。流入ステージ83dは、両側壁部83bの間に架設されるように配され、流入ステージ83dの中央部には、両側の流路管27から流れ込んだアウト遊技球の互いの衝突を防止する仕切壁83eが形成されている。また、案内通路83の両側壁部83bの間の隙間に下部貯留タンク70内の遊技球が開閉手段90を介して流れ込むように成っている。開閉手段90については後述する。
遊技球搬送装置80は、案内通路83内でアウト遊技球を動力により搬送する駆動体を備えている。駆動体は、案内通路83内のアウト遊技球を略水平方向へ強制的に搬送するものであり、複数のベルトコンベア81、82を備えている。すなわち、遊技客が使用したアウト遊技球を最優先して研磨揚送装置30へ移送するように成っている。また、遊技球搬送装置80は、制御手段100によって、下部貯留タンク70内の遊技球が開閉手段90を介して流れ込み、流れ込んだ遊技球が研磨揚送装置30へ移動するようにも構成されている。
図7および図8に示すように、各ベルトコンベア81、82は、その張り側が案内通路83の中を通る一方、その弛み側が案内通路83の外を通るようにして原動プーリ84と従動プーリ85とに巻き掛けられている。各ベルトコンベア81、82の張り側は案内通路83の底部83aに沿うようにして配策されている。また、各ベルトコンベア81、82の弛みをとるためのテンションプーリ86が備えられている。原動プーリ84と駆動モータ87の出力プーリ88とに伝達ベルト89が巻き掛けられている。また、従動プーリ85の回転軸85aは、原動プーリ84の回転軸との間の距離を調整するための位置調整手段85bを介して支持されている。
複数のベルトコンベア81、82は、複数列になるようにそれぞれ配されている。複数列のベルトコンベア81、82でアウト遊技球を移動する場合と、ベルトコンベア81、82の何れかの単数列で移動する場合とでは、アウト遊技球の移動速度が異なるように制御手段100によって制御される。また、複数のベルトコンベア81、82は、アウト遊技球および下部貯留タンク70内の遊技球を移動する場合には、高速で運転(駆動)され、アウト遊技球のみを移動する場合には、低速で運転されるように制御手段100によって制御される。
さらに、複数列のベルトコンベア81、82の何れか1つの列のベルトコンベアが破断したときに、破断したベルトコンベアにそのベルトコンベアに対し隣接する他の列のベルトコンベアを連結して運転(駆動)することで、破断したベルトコンベアを回収することができるように形成されている。
下部貯留タンク70は、遊技機島10の中央部に配された研磨揚送装置30を中心にして遊技機島10の左右両側に3つずつ連設されている。各下部貯留タンク70は、その底部71の中央へ向かって遊技球が流れるように形成されている。各下部貯留タンク70の底部71の中央部には、排出口72がそれぞれ開設され、各排出口72を開閉することで、下部貯留タンク70内から遊技球搬送装置80への遊技球の流れを制御するための開閉手段90がそれぞれ配されている。開閉手段90は、本体ケース91と、本体ケース91の内部に配されたシャッター部材92とを備えている。シャッター部材92は、シャッター部材92が本体ケース91の内部で所定の姿勢になることで、排出口72から本体ケース91の内部に入った遊技球を本体ケース91の外部へ排出したり、反対に、本体ケース91の内部に留まらせるように形成されている。
開閉手段90は、上部貯留タンク31内の遊技球が所定の貯留レベルより低くなると、6つの開閉手段90の中で開放動作の履歴の古いものから優先的に開放されるものであり、6つの下部貯留タンク70内の遊技球が下部貯留タンク70の間で偏りなく研磨揚送装置30で研磨されるようになり、遊技球が下部貯留タンク70内で長期間滞留しないようにし、下部貯留タンク70内における遊技球の錆の発生を防止することができるものである。
また、下部貯留タンク70は、リサイクル材である木質複合材により構成すると良い。かかる木質複合材の内部に中空部を設けると共に、遊技球が接する内壁面に数多の小孔を形成して多孔面とすれば、下部貯留タンク70の内部における音の共鳴を除去することができる。また、下部貯留タンク70を含む遊技機島10下部は、フロア面との間に下部空間を空けて配設されるから、遊技者が足を伸ばしてリラックスすることができる。さらに、遊技機島10下部の下面側に沿って、遊技機島10長手方向に並ぶように演出用の照明手段17が配設されている。
次に、研磨揚送装置30で研磨されつつ揚送された遊技球がどのように各遊技機に補給されるかについて説明する。図2に示す遊技機島10において、研磨揚送装置30で研磨されつつ揚送された遊技球は、この研磨揚送装置30を起点として遊技機島10上部の左右にそれぞれ延びる遊技球補給装置40により、遊技機島10長手方向に搬送されて各遊技機20に補給される。研磨揚送装置30から排出された球はそのまま上部貯留タンク31に導入される一方、遊技球補給装置40で、遊技機島10長手方向に亘って遊技球が貯留した状態で搬送される。
上部貯留タンク31内に始端側が連通している搬送手段41が稼動すると、上部貯留タンク31内の遊技球は搬送手段41の上流側から取り込まれて、動力により強制的に各遊技機20の上方に沿って遊技機島10長手方向に搬送される。ここで搬送手段41は、前述したように遊技機島10の左右両側にそれぞれ3組ずつ延びる搬送ユニット41a〜41fに分かれており、図3に示すように、各搬送ユニット41a,41b…は、それぞれ計8台の遊技機20をグループ化した補給単位に対応する。それにより、個々の遊技機20において実際必要な補給量に応じるように、遊技球を適切にきめ細かく各遊技機20まで迅速に搬送することが可能となる。
各搬送ユニット41a,41b…では、研磨揚送装置30を起点として各遊技機20の上方に沿って延びる搬送路42内に、遊技球を多重に積層可能な状態で回転駆動するコイルバネ45が内挿されており、駆動モータ49によるコイルバネ45の回転駆動により、遊技球は搬送路42内で多重に積層した状態のまま遊技機島10長手方向に搬送される。このように遊技球補給装置40では、遊技機島10長手方向に分散して貯留される遊技球がそのまま移動する。
各搬送ユニット41a,41b…において、遊技機島10長手方向に分散して配置される終端側まで遊技球が搬送されると、今度は補給手段50によって、ちょうど下方付近に位置する補給単位の各遊技機20に対して、動力を使うことなくスムーズに遊技球を分配して補給することができる。すなわち、コイルバネ45の回転駆動に伴い搬送路42の終端側まで移動した遊技球は、そのまま球出口部(図示省略)から落下して貯留部51に導入される。
貯留部51に一時貯留された遊技球は、底面部の傾斜により左右均等に振り分けられて、底面部の左右両端に連なり分岐して延びる一対の補給樋52,52に随時導入される。各補給樋52は、その下方に位置する前後4台の遊技機10の上方を通るように傾斜して延びており、補給樋52を流下する遊技球は、補給シュート53やジャバラ54を介して真下に並ぶ各遊技機20へ適宜補給される。それにより、遊技球を貯留した状態のまま動力で搬送した後、補給手段50により、そのまま続けて各遊技機20まで円滑に分配することができる。
補給手段50の貯留部51では、搬送された後の遊技球を各遊技機20に分配する前に所定量貯留できるので、大当たり発生により急に各遊技機20で遊技球が必要になった場合でも、搬送手段41による搬送を待たずして各遊技機20に迅速に遊技球を補給することが可能となる。ここで貯留部51の容量はさほど大きくする必要はなく、遊技球を流下させる一対の補給樋52,52に対して、即座にある程度まとめて遊技球を供給できる程度であれば足りる。
また、一対の補給樋52,52も含めて貯留部51が遊技球で満杯になった場合には、溢れ出る遊技球は貯留部51の底面部より上方に積み重なり、オーバーフロー管56の球入口(図示省略)にあるフランジを乗り越えるようにしてその内部へ落下し、このオーバーフロー管56を介して下部貯留タンク70まで円滑に還元される。
次に、遊技球がオーバーフロー管56を介して下部貯留タンク70にどのように還元されるかについて説明する。オーバーフロー管56を通った遊技球は、下部貯留タンク70の開口を通って下部貯留タンク70内に流れ込む。下部貯留タンク70の下方に案内通路83が配されているので、オーバーフロー管56を通った遊技球は、案内通路83を障害物とすることなく、下部貯留タンク70内に偏りなく流れ込む。下部貯留タンク70に遊技球を流し込み難く実質的に貯留できない非貯留領域が生じないので、下部貯留タンク70の貯留領域を実質的に減少させることがない。
次に、遊技機島10において、アウト遊技球および、下部貯留タンク70に還元された遊技球がどのように処理されるかについて説明する。遊技機島10の各遊技機20から排出されたアウト遊技球は、アウト遊技球回収器201からアウト遊技球計数器202に流れる。アウト遊技球計数器202で計数されたアウト遊技球は、流路管27を通って遊技球搬送装置80に流れ込む。流路管27が遊技球搬送装置80の案内通路83に連結されることで、流路管27を流れるアウト遊技球の全部が漏れなく遊技球搬送装置80の案内通路83に流れるようになる。
このとき、アウト遊技球は、案内通路83の側方から案内通路83内の流入ステージ83dに流れ込むので、アウト遊技球が案内通路83の流入ステージ83dに衝突するときに発生する音が低下する。流入ステージ83d上のアウト遊技球は、案内通路83の底部83aに沿って配策されたベルトコンベア81、82上に落下する。
開閉手段90が閉じ状態にあるとき、遊技球搬送装置80のベルトコンベア81、82は低速で運転されている。それにより、アウト遊技球を研磨揚送装置30に移送することができる。研磨揚送装置30でアウト遊技球は研磨されながら上部貯留タンク31に揚送される。上部貯留タンク31内の遊技球が所定の貯留レベルより低くなると、それを上部貯留検出センサ33Lが検知し、その検知信号に基づいて、6つの開閉手段90の中で開放履歴の古いものが開放される。開閉手段90が開放されると、ベルトコンベア81、82は低速から高速で運転される。開閉手段90が開放状態にあるため、下部貯留タンク70内の遊技球が遊技球搬送装置80の案内通路83に流れ込む。
アウト遊技球は、流路管27を通って遊技球搬送装置80の案内通路83に流れ込むようになっているので、アウト遊技球および下部貯留タンク70内の遊技球を滞留することなく、研磨揚送装置30に移送することができる。アウト遊技球および下部貯留タンク70内の遊技球は研磨揚送装置30により研磨されながら上部貯留タンク31に揚送される。上部貯留タンク31が所定の貯留レベルに達すると、上部貯留検出センサ33Hからの検知信号に基づいて、開閉手段90は閉じ動作し、ベルトコンベア81、82は高速から低速で運転され、アウト遊技球のみを研磨揚送装置30へ移送するようになる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は前述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
前記実施の形態においては、各遊技機20から延ばされた各流路管27が下部貯留タンク70の中を通って案内通路83に連結されたものを示したが、これに限らず、各流路管27が下部貯留タンク70の脇を通って案内通路83に連結されるものであってもよい。また、各流路管27が連結される案内通路83は、前記実施の形態のように、各流路管27が直接連結されるホルダー部材83cを含む通路であってもよく、各流路管27を臨むように形成された通路であってもよく、各流路管27がホルダー部材83cのような部材を介さずに直接連結される通路であってもよい。
本発明の一実施の形態に係る遊技球搬送装置を設置した遊技機島を示す縦断面図である。 本発明の一実施の形態に係る遊技球搬送装置を設置した遊技機島を一部破断して示す正面図である。 本発明の一実施の形態に係る遊技球補給装置を設置した遊技機島を一部破断して示す平面図である。 本発明の一実施の形態に係る遊技球補給装置を設置した遊技機島の片側半分を一部破断して拡大して示す平面図である。 本発明の一実施の形態に係る遊技球補給装置に設けた各種センサの配置を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る遊技球搬送装置を開閉手段の近傍位置で破断して示す横断面図である。 本発明の一実施の形態に係る遊技球搬送装置の中間部を省略して示した正面図である。 本発明の一実施の形態に係る遊技球搬送装置の中間部を省略して示した平面図である。
符号の説明
10…遊技機島
10a…島枠
11…筐体フレーム
12…天板
13…島木
14…幕板
15…呼出ランプ
16…データ収集装置
17…照明手段
20…遊技機
21…球貸機
22…紙幣搬送装置
23…硬貨搬送装置
24…金庫
25…景品球計数機
26…景品球投入口
27…流路管
30…研磨揚送装置
30a…球導入口
31…上部貯留タンク
33H…上部貯留検出センサ
33L…上部貯留検出センサ
33M…上部貯留検出センサ
35…傾斜部材
40…遊技球補給装置
41…搬送手段
42…搬送路
43…球入口部
44…球出口部
45…コイルバネ
46…ワイヤー
47…始端末ブラケット
48…終端末ブラケット
49…駆動モータ
50…補給手段
51…貯留部
52…補給樋
53…補給シュート
54…ジャバラ
55…補給球検出センサ
56…オーバーフロー管
57…オーバーフロー検出センサ
58…賞球タンク
70…下部貯留タンク
71…底部
72…排出口
80…遊技球搬送装置
81、82…ベルトコンベア
83…案内通路
83a…底部
83b…側壁部
83c…ホルダー部材
83d…流入ステージ
83e…仕切壁
84…原動プーリ
85…従動プーリ
85a…回転軸
85b…位置調整手段
86…テンションプーリ
87…駆動モータ
88…出力プーリ
89…伝達ベルト
90…開閉手段
91…本体ケース
92…シャッター部材
100…制御手段
181…ベルトコンベア
190…シャッター手段
201…アウト遊技球回収器
202…アウト遊技球計数器

Claims (1)

  1. 複数の遊技機を並設して成る遊技機島内の遊技球の補給と回収を制御する制御手段と、
    前記遊技機島内に複数の下部貯留タンクを設けると共に、
    前記遊技機島の中央部に前記各遊技機から排出されたアウト遊技球を前記遊技機島上部の上部貯留タンクに揚送する揚送装置が立設され、
    前記アウト遊技球を前記揚送装置の導入口へ搬送する遊技球搬送装置において、
    前記下部貯留タンクはその下部に開閉手段を有すると共に、前記遊技機島上部から溢れ出たオーバーフロー遊技球を貯留し、前記開閉手段の下方に、前記アウト遊技球を最優先して前記揚送装置に駆動体によって略水平方向へ動力により強制的に搬送、または、前記制御手段によって、前記複数の下部貯留タンクのうちいずれか1つの下部貯留タンク内の遊技球を、前記開閉手段の開口から排出し、該排出された遊技球と前記アウト遊技球を混合して前記揚送装置に駆動体によって略水平方向へ動力により強制的に搬送する案内通路を備え、
    前記各遊技機から排出されたアウト遊技球を前記案内通路に導く流路管を備え、該流路管の一端側を前記各遊技機から排出されたアウト遊技球を回収するアウト遊技球回収器に連結し、前記流路管の他端側を、前記下部貯留タンク内を上下方向に貫通して前記案内通路の両側壁に設けられたホルダーに連結し、
    前記案内通路の両側壁部の間に、前記流路管の他端側から排出されたアウト遊技球が流れ込む流入ステージが形成され、該流入ステージの中央部に、両側の流路管から流れ込んだアウト遊技球の互いの衝突を防止する仕切壁が設けられ、
    前記アウト遊技球回収器から排出されたアウト遊技球は、前記流路管を通って前記流入ステージの仕切壁に衝突しながら前記遊技球搬送装置に流れ込み、前記下部貯留タンクの開閉手段が開放されて排出された遊技球は、前記案内通路の両側壁部の間の隙間から前記遊技球搬送装置に流れ込むことを特徴とする遊技機島における遊技球搬送装置。
JP2008039607A 2008-02-21 2008-02-21 遊技球搬送装置 Expired - Fee Related JP4509195B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008039607A JP4509195B2 (ja) 2008-02-21 2008-02-21 遊技球搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008039607A JP4509195B2 (ja) 2008-02-21 2008-02-21 遊技球搬送装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003198275A Division JP4373725B2 (ja) 2003-07-17 2003-07-17 遊技機島における遊技球搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008119545A JP2008119545A (ja) 2008-05-29
JP4509195B2 true JP4509195B2 (ja) 2010-07-21

Family

ID=39504887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008039607A Expired - Fee Related JP4509195B2 (ja) 2008-02-21 2008-02-21 遊技球搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4509195B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002355434A (ja) * 2001-06-04 2002-12-10 Heiwa Corp パチンコ玉搬送路を備えるパチンコ玉貯留タンク

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1024164A (ja) * 1996-07-12 1998-01-27 Ace Denken:Kk 遊技機島
JPH11137830A (ja) * 1997-11-05 1999-05-25 Chukyo Yugi:Kk パチンコ遊技機設置島

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002355434A (ja) * 2001-06-04 2002-12-10 Heiwa Corp パチンコ玉搬送路を備えるパチンコ玉貯留タンク

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008119545A (ja) 2008-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4509194B2 (ja) 遊技球処理装置
JP4373725B2 (ja) 遊技機島における遊技球搬送装置
JP4509195B2 (ja) 遊技球搬送装置
JP4073834B2 (ja) 遊技機島における遊技球搬送装置
JP4365147B2 (ja) 遊技球補給装置
JP2005034250A (ja) 遊技球処理装置
JP4108556B2 (ja) 遊技球補給装置
JP4219759B2 (ja) 遊技機島
JP2005034251A (ja) 遊技球用の流路管の交換方法
JP4246003B2 (ja) 遊技機島
JP4108557B2 (ja) 遊技球補給装置
JP2005027791A (ja) 遊技球補給装置
JP4219758B2 (ja) 遊技機島
JP6012993B2 (ja) 遊技場のパチンコ球移動制御装置
JP2005296225A (ja) 遊技球分配装置
JP2005027795A (ja) 遊技球補給装置
JP2005329089A (ja) 遊技球処理装置
JP4864131B2 (ja) 遊技球補給装置
JP2005296226A (ja) 遊技球分配装置
JP4429242B2 (ja) 遊技球補給装置
JP4275571B2 (ja) 遊技球処理装置
JP4749487B2 (ja) 遊技球補給装置
JP2004236835A (ja) 弾球遊技機
JP6087496B2 (ja) 遊技機のメダル補給装置
JP2012115494A (ja) 遊技機のメダル補給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100426

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100427

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees