JP2002353309A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002353309A
JP2002353309A JP2001160443A JP2001160443A JP2002353309A JP 2002353309 A JP2002353309 A JP 2002353309A JP 2001160443 A JP2001160443 A JP 2001160443A JP 2001160443 A JP2001160443 A JP 2001160443A JP 2002353309 A JP2002353309 A JP 2002353309A
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forming
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wiring
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Atsunori Terasaki
敦則 寺▲崎▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】反射防止膜を有効に用い、ビア・ファースト方
式の長所を活かしたデュアル・ダマシン構造を実現する
半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】層間絶縁膜13上に、まずホール形成のた
めのレジスト(図示せず)をパターニングし、それに従
って層間絶縁膜132、ストッパ膜12、層間絶縁膜1
31を順にエッチングする。ストッパ膜11は最後に除
去するので残す。次に、ウェハ全体に反射防止膜14を
塗布する。ここでは粘性の相反する2種類の反射防止膜
141,142を準備する。反射防止膜141の塗布で
は、ホール形状HLの内部にはあまり入り込まないが、
ホール形状HLの周縁部での膜減りは非常に少ない。反
射防止膜142の塗布では、ホール形状HLの内部に多
く入り込み、厚く形成される。これにより、配線溝のエ
ッチング精度を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に係
り、特に高集積化、微細化に対応可能な低抵抗の半導体
集積回路を必要とする半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置において、ICの近年の小型
化、高集積化、高速動作に伴ない、アルミニウム配線材
料に代って低抵抗の銅配線材料が実用化されるようにな
ってきた。銅配線材料による加工の困難性は、配線材料
埋め込み及び化学的機械的研磨(CMP)技術を含むダ
マシン法などの技術によって解消されてきている。
【0003】例えば、リソグラフィ技術を用いて層間絶
縁膜を選択的に開口し、コンタクト領域を露出させる。
コンタクト領域と共に配線領域となる溝を形成してもよ
い。その後、コンタクト領域にTi/TiN積層、Ta
N、WNなどのバリアメタル層材料をスパッタ法により
被覆する。
【0004】次に、銅配線材料を埋め込む。これには、
Cuのシード層のスパッタ及び電解メッキ法によるCu
の堆積が一般的である。これにより、コンタクト領域及
び配線領域となる溝を含む領域上に銅配線材料が堆積さ
れる。その後、化学的機械的研磨(CMP)技術によ
り、コンタクト領域及び配線領域となる溝のみに銅配線
材料を埋め込んだ形に加工する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】コンタクト領域と共に
配線領域となる溝をも形成する技術はデュアル・ダマシ
ンと呼ばれており、微細化配線技術の有用な技術であ
る。デュアル・ダマシン技術にはSAC(Self Alignme
nt Contact)方式とビア・ファースト(Via-first)方
式とがある。
【0006】図6は、デュアル・ダマシン技術における
SAC方式を説明する断面図である。下層の導電領域
(拡散層や配線層)上部にストッパ膜61が形成され、
かつ層間絶縁膜63中にストッパ膜62を有する。スト
ッパ膜61,62は層間絶縁膜63とエッチング選択比
のある窒化膜等で構成される。ストッパ膜62には下層
の導電領域との接続予定領域上において予め開口部64
がパターニングされている。
【0007】層間絶縁膜63上に配線溝形成のためのレ
ジスト65をパターニングし、レジスト65に従って層
間絶縁膜63をエッチングする(破線参照)。ストッパ
膜62によって配線溝66の底部が形作られると共に、
開口部64に応じたホール形状HL1が形成される。
【0008】その後、ストッパ膜61の露出部が除去さ
れ、配線溝66及びビア・ホールVH1が形成される。
次に図示しないが、配線溝66及びビア・ホールVH1
内部にバリアメタル層(TaN等)をスパッタ法により
被覆し、次にCuのシード層をスパッタ形成し、電解め
っき法によりCuを堆積する。その後、化学的機械的研
磨(CMP)技術により、配線溝66及びビア・ホール
VH1内部のみに銅配線材料を埋め込んだ形に加工す
る。
【0009】図7は、上記構成に対応したSAC方式の
問題点を示す断面図である。予めストッパ膜62におけ
る開口部64のみが形成される。このため、レジスト6
5のパターニングで大きな位置合わせずれが生じた場
合、ホール形状HL1の寸法が小さくなり、ビア・ホー
ルVH1は配線抵抗の増大を招く。次に説明するビア・
ファースト(Via-first )方式は、この懸念を解消す
る。
【0010】図8は、デュアル・ダマシン技術における
ビア・ファースト方式を説明する断面図である。下層の
導電領域(拡散層や配線層)上部にストッパ膜81が形
成され、かつ層間絶縁膜83中にストッパ膜82を有す
る。ストッパ膜81,82は層間絶縁膜83とエッチン
グ選択比のある窒化膜等で構成される。
【0011】層間絶縁膜83上にまずホール形成のため
のレジスト(図示せず)をパターニングし、それに従っ
て層間絶縁膜83、ストッパ膜82、層間絶縁膜83を
順にエッチングし、ホール形状HL2を形成する(一点
鎖線参照)。ストッパ膜81は最後に除去するので残
す。
【0012】次に、層間絶縁膜83上に配線溝形成のた
めのレジスト85をパターニングし、レジスト85に従
って層間絶縁膜83をエッチングする(破線参照)。こ
れにより、ストッパ膜82によって配線溝86の底部が
形作られる。その後、ストッパ膜81の露出部が除去さ
れ、配線溝86及びビア・ホールVH2が形成される。
【0013】その後、図示しないが、配線溝86及びビ
ア・ホールVH2内部にバリアメタル層(TaN等)を
スパッタ法により被覆し、次にCuのシード層をスパッ
タ形成し、電解めっき法によりCuを堆積する。これに
より、配線溝86及びビア・ホールVH2内部に銅配線
材料が堆積される。その後、化学的機械的研磨(CM
P)技術により、配線溝86及びビア・ホールVH2内
部のみに銅配線材料を埋め込んだ形に加工する。
【0014】上記構成によれば、予めビア・ホールVH
2に関するホール形状HL2が先に形成される。このた
め、レジスト85のパターニングで大きな位置合わせず
れが生じたとしても、パターニング端部がホール形状H
L2上にある限り、ビア・ホールVH2の寸法に変化は
ない。
【0015】しかし、ビア・ファースト方式にも難点が
ある。予めビア・ホールVH2に関するホール形状HL
2を先に形成するので、その後の配線溝86形成に関す
るレジスト85の良好なパターニング形成が難しくなっ
たり、実際に仕上がる配線溝86の変形、ストッパ膜8
2の損壊などが問題になる。これにつき、以下に説明す
る。
【0016】図9(a),(b)は、ビア・ファースト
方式における配線溝形成の詳細を順に示す断面図であ
る。図9(a)に示すように、予めビア・ホールに関す
るホール形状(ストッパ膜81は抜かない)HL2が先
に形成される。その後、配線溝86形成のためのレジス
ト(図9(b)の85)をパターニングするが、その前
に反射防止膜84を塗布する工程が入る。
【0017】この場合の反射防止膜84は、レジスト8
5の成分に類似した有機系のものがスピンコートにより
塗布される。反射防止膜84は、レジスト85を良好な
形状とするため、また、配線溝86形成のエッチング時
においてストッパ膜81を保護するために、ホール形状
HL2内部にもある程度厚く形成されるような粘性のも
のが選ばれる。
【0018】仮に配線溝86形成のエッチング時にスト
ッパ膜81が抜けてしまうと、コンタクト領域表面が酸
化され高抵抗層が現出する。これを避けるために粘性の
低い反射防止膜84を塗布し、ホール形状HL2内部に
なるべく多く流れ込むようにし、厚く形成するのであ
る。
【0019】しかし、上記理由のため粘性の低い反射防
止膜84を用いると、表面張力が低いため、ホール形状
HL2の縁部において破線で囲むような膜減りする現象
が起きる。この反射防止膜84の膜厚不均一が、後の配
線溝形成の精度に影響してくる。
【0020】すなわち、図9(b)に示すように、レジ
スト85に従って反射防止膜84、層間絶縁膜83が連
続的にエッチングされるが、反射防止膜84の薄かった
領域はエッチングの進行が早い。破線に示すように、層
間絶縁膜83に対しある程度の選択比を持っているとし
ても先にストッパ膜82に到達する領域は配線溝86形
成のエッチング終了まで耐え切れない状態に陥る恐れが
ある。ストッパ膜82が損壊すると、正常な回路配線が
実現できなくなる。
【0021】本発明は上記のような事情を考慮してなさ
れたもので、反射防止膜を有効に用い、ビア・ファース
ト方式の長所を損なうことのない高信頼性のデュアル・
ダマシン構造を実現する半導体装置の製造方法を提供し
ようとするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は、半導体ウェハの集積回路におけるデュア
ル・ダマシン構造の配線形成に関し、前記ウェハの主面
に集積される回路素子に関係した少なくとも上部に第1
の保護膜を有する下層コンタクト領域上に、配線溝形成
用の第2の保護膜を中間に配した層間絶縁膜の構成があ
って、少なくとも前記層間絶縁膜を前記第2の保護膜の
貫通を伴なって選択的に除去し前記下層コンタクト領域
上の前記第1の保護膜を露出させるホール形状を形成す
る工程と、 少なくとも粘性の異なる有機系の反射防止
膜をウェハの主面に対し少なくとも各1回ずつ塗布する
工程と、 ウェハの主面にレジストを塗布し前記ホール
形状を含む上層の配線領域をパターニングする工程と、
前記レジストのパターンに従って前記第2の保護膜が
露出する配線溝を形成する工程と、 少なくとも前記第
1の保護膜を除去して前記下層コンタクト領域に繋がる
ビアホールを形成する工程と、 前記ビアホール及び配
線溝を同時に埋め込む金属を形成する工程と、を具備し
たことを特徴とする。
【0023】上記本発明に係る半導体装置の製造方法に
よれば、ウェハに塗布する反射防止膜が粘性の違いによ
りホール形状内に流れ込み易いもの、流れ込み難く、ホ
ール形状周縁で留まり易いものに分けられる。これら二
種類の反射防止膜を塗布することにより、総合的な反射
防止膜はホール形状内に厚く形成されると共にホール形
状周縁における膜減りはなくなる。
【0024】上述より、好ましくは、上記反射防止膜は
粘性の相反する2種類を準備し、ウェハの主面に交互に
複数回塗布することを特徴とする。複数回の塗布によ
り、総合的な反射防止膜は、ホール形状内に厚く形成さ
れると共にホール形状周縁とその他とで膜厚均一性は向
上する。
【0025】また、上記第1の保護膜及び第2の保護膜
は共に上記層間絶縁膜に対してエッチング選択比のとれ
る絶縁膜であることを特徴とする。すなわち、ホール形
状周縁における反射防止膜の膜厚均一性または第1の保
護膜に対する反射防止膜の保護機能はより良好なものと
なるが、上記選択比の関係が重要であることは相違な
い。
【0026】また、好ましくは、上記ビアホール及び配
線溝を同時に埋め込む金属を形成する工程はバリアメタ
ルを被覆する工程が前提になっていることを特徴とす
る。さらには、ビアホール及び配線溝を同時に埋め込む
金属を形成する工程はCuを主成分とする金属の埋め込
み形成であり、バリアメタルを被覆する工程が前提にな
っていることを特徴とする。
【0027】さらに特徴的には、上記ビアホール及び配
線溝を同時に埋め込む金属を形成する工程は、Cuに対
するバリアメタルをスパッタ法により被覆する工程と、
バリアメタル上にCu薄膜をスパッタ法により被覆する
工程と、Cu薄膜をシードとしてめっき法によりCuを
少なくとも前記ビアホール及び配線溝に埋め込む工程
と、前記ビアホール及び配線溝以外のCuを除去する工
程とを含むことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、それぞれ本発明の
一実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す
断面図であり、半導体ウェハの集積回路におけるデュア
ル・ダマシン構造の配線形成方法の要部を工程順に表し
ている。
【0029】図1に示すように、半導体ウェハの主面に
集積される回路素子に関係した下層の導電領域が形成さ
れている。下層の導電領域は拡散層や配線層が考えられ
るが、ここでは配線層とする。この下層の導電領域の上
に第1のストッパ膜11を有し、その上に配線溝形成用
の第2のストッパ膜12を中間に配した層間絶縁膜13
(131,132)の構成を形成する。
【0030】例えば、第1、第2のストッパ膜11,1
2は、層間絶縁膜13のSiO2膜に対してエッチング
選択比のとれるSi34膜とした。第1のストッパ膜1
1は50〜100nm程度、層間絶縁膜131は500
nm程度、第2のストッパ膜12は50〜100nm程
度、層間絶縁膜132は1000nm程度の厚さを有す
る。
【0031】層間絶縁膜13上に、まずホール形成のた
めのレジスト(図示せず)をパターニングし、それに従
って層間絶縁膜132、ストッパ膜12、層間絶縁膜1
31を順にエッチングする。上記各膜それぞれはエッチ
ングガスを例えば、C48系、CH22/O2系、C4
8系としたドライエッチングで達成する。ストッパ膜1
1は最後に除去するので残す。これにより、ビア径に応
じた微細なホール形状HLを形成する。なお、ストッパ
膜(Si34膜)12のエッチングガス系は、CH22
/O2系の他、CHF3/CF4/O2系、CHF3/O2
など様々ある。
【0032】次に、ウェハ全体に反射防止膜14(14
1,142)を塗布(スピンコート)する工程が入る。
反射防止膜14はレジストの成分に類似した有機系のも
のであり、この実施形態では、粘性の相反する2種類の
反射防止膜141,142を準備する。反射防止膜14
の粘性は、例えば溶媒の含有量を変えることによって変
化させることができる。
【0033】例えば、比較的流動性の低い反射防止膜1
41と比較的流動性の高い反射防止膜142を利用す
る。いずれの反射防止膜塗布時もウェハは160℃〜2
10℃程度に設定され、反射防止膜141の定着後に反
射防止膜142を塗布し定着させる。その他、互いに違
う物質の成分を含み粘性が相反するような反射防止膜1
41,142を準備してもよい。
【0034】すなわち、反射防止膜141の塗布では、
ホール形状HLの内部にはあまり入り込まないが、ホー
ル形状HLの周縁部での膜減りは非常に少ない。次の反
射防止膜142の塗布では、ホール形状HLの内部に多
く入り込み、厚く形成される。ホール形状HLの周縁部
では、すでに反射防止膜141の塗布で適度な膜厚を確
保しているので反射防止膜142の膜減りは影響しな
い。
【0035】次に、図2に示すように、上記のような反
射防止膜14が塗布されたウェハ上にレジスト15を塗
布し、ホール形状HLを含む上層の配線領域をパターニ
ングする。レジスト15は、ホール形状HL内に厚く形
成された反射防止膜14(主に142)によって、その
塗布形状に著しい沈み込みがなく、パターニング精度は
良好である。
【0036】その後、図3に示すように、レジスト15
のパターンをマスクにCF4/O2系のエッチングガスで
反射防止膜14を除去し、さらにC48系のエッチング
ガスにより層間絶縁膜132を選択的にエッチングす
る。これにより、ストッパ膜12によって配線溝16の
底部が形作られ所定範囲の線幅を有する配線溝16が形
成される。この間、ホール形状HL内に厚く形成された
反射防止膜14は全部無くならずに一部がストッパ膜1
1上を保護するように残留していてもよい。あるいは、
ホール形状HL内の反射防止膜14が全部無くなったと
してもストッパ膜11が抜けなければよい。
【0037】次に、図4に示すように、O2プラズマ技
術を用いてレジスト15を除去すると同時に残留した反
射防止膜14を除去する。次に、例えばCH22/O2
系のエッチングガスを利用してホール形状HL底部のス
トッパ膜11の露出部が除去され、配線溝16及びビア
・ホールVHが形成される。その後、配線溝16及びビ
ア・ホールVH内部にバリアメタル(TaN等)17を
スパッタ法により被覆し、次にCuのシード層をスパッ
タ形成し、電解めっき法によりCuを堆積する。これに
より、配線溝16及びビア・ホールVH内部に銅配線材
料18が堆積される。その後、化学的機械的研磨(CM
P)技術により、配線溝16及びビア・ホールVH内部
のみに銅配線材料18を埋め込んだ形に加工する。
【0038】上記実施形態の方法によれば、図1におい
て、ウェハに塗布する反射防止膜14は、粘性の違いに
よりホール形状HL内に流れ込み易いもの(142)、
流れ込み難く、ホール形状HL周縁で留まり易いもの
(141)として役割が分けられる。これら二種類の反
射防止膜142,141を塗布することにより、総合的
な反射防止膜14は、ホール形状HL内に厚く形成され
ると共にホール形状HL周縁における膜減りはなくな
る。この結果、ホール形状HL周縁とその他とで膜厚均
一性は向上し、配線溝16の形成に対しエッチング進行
の偏りを改善することができる。
【0039】図5は、本発明の半導体装置の製造方法に
係る図1の変形例を示す図1に対応した断面図である。
図1と同様の箇所には同一の符号を付す。粘性の相反す
る2種類の反射防止膜141,142を準備するのは同
じであるが、塗布する順序を逆にしている。このように
しても上記本発明の効果が同様に得られる。
【0040】この他、図示しないが、上記図1に対応す
る反射防止膜141,142を塗布する場合、交互に反
射防止膜141,142を多くの回数塗布するようにし
てもよい。これにより、総合的な反射防止膜14はホー
ル形状HL内に厚く形成されると共にホール形状HL周
縁とその他とでさらなる膜厚均一性の向上が期待でき
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ウ
ェハに塗布する反射防止膜に関し、少なくとも粘性を異
ならせた二種類を用いる。すなわち、ホール形状内に流
れ込み易い粘性の低い反射防止膜と、流れ込み難くホー
ル形状周縁で留まり易い粘性の高い反射防止膜をそれぞ
れ塗布することにより、総合的な反射防止膜はホール形
状内に厚く形成されると共にホール形状周縁における膜
減りはなくなる。従ってホール形状周縁とその他とで膜
厚均一性は向上し、配線溝の形成に対しエッチング進行
の偏りを改善することができる。この結果、反射防止膜
を有効に用い、ビア・ファースト方式の長所を損なうこ
とのない高信頼性のデュアル・ダマシン構造を実現する
半導体装置の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方
法を工程順に示す第1の断面図であり、半導体ウェハの
集積回路におけるデュアル・ダマシン構造の配線形成方
法の要部を表している。
【図2】図1に続く第2の断面図であり、半導体ウェハ
の集積回路におけるデュアル・ダマシン構造の配線形成
方法の要部を表している。
【図3】図2に続く第3の断面図であり、半導体ウェハ
の集積回路におけるデュアル・ダマシン構造の配線形成
方法の要部を表している。
【図4】図3に続く第4の断面図であり、半導体ウェハ
の集積回路におけるデュアル・ダマシン構造の配線形成
方法の要部を表している。
【図5】本発明の半導体装置の製造方法に係る図1の変
形例を示す図1に対応した断面図である。
【図6】デュアル・ダマシン技術におけるSAC方式を
説明する断面図である。
【図7】図6の構成に対応したSAC方式の問題点を示
す断面図である。
【図8】デュアル・ダマシン技術におけるビア・ファー
スト方式を説明する断面図である。
【図9】(a),(b)は、ビア・ファースト方式にお
ける配線溝形成の詳細を順に示す断面図である。
【符号の説明】
11,12,61,62,81,82…ストッパ膜 13(131,132),63,83…層間絶縁膜 14(141,142),84…反射防止膜 15,65,85…レジスト 16,66,86…配線溝 17…バリアメタル 18…銅配線材料 64…開口部 HL,HL1,HL2…ホール形状 VH,VH1,VH2…ビア・ホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F004 AA16 DA00 DA01 DA15 DA16 DA26 DB03 DB07 EA22 EA28 EB03 5F033 HH11 HH21 HH32 JJ11 JJ21 JJ32 MM02 MM12 MM13 NN06 NN07 PP15 PP27 PP33 QQ04 QQ09 QQ10 QQ11 QQ25 QQ48 QQ92 QQ96 RR04 RR06 SS21 TT02 XX01 XX15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハの集積回路におけるデュア
    ル・ダマシン構造の配線形成に関し、 前記ウェハの主面に集積される回路素子に関係した少な
    くとも上部に第1の保護膜を有する下層コンタクト領域
    上に、配線溝形成用の第2の保護膜を中間に配した層間
    絶縁膜の構成があって、 少なくとも前記層間絶縁膜を前記第2の保護膜の貫通を
    伴なって選択的に除去し前記下層コンタクト領域上の前
    記第1の保護膜を露出させるホール形状を形成する工程
    と、 少なくとも粘性の異なる有機系の反射防止膜をウェハの
    主面に対し少なくとも各1回ずつ塗布する工程と、 ウェハの主面にレジストを塗布し前記ホール形状を含む
    上層の配線領域をパターニングする工程と、 前記レジストのパターンに従って前記第2の保護膜が露
    出する配線溝を形成する工程と、 少なくとも前記第1の保護膜を除去して前記下層コンタ
    クト領域に繋がるビアホールを形成する工程と、 前記ビアホール及び配線溝を同時に埋め込む金属を形成
    する工程と、を具備したことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記反射防止膜は粘性の相反する2種類
    を準備し、ウェハの主面に交互に複数回塗布することを
    特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の保護膜及び第2の保護膜は共
    に前記層間絶縁膜に対してエッチング選択比のとれる絶
    縁膜であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ビアホール及び配線溝を同時に埋め
    込む金属を形成する工程はバリアメタルを被覆する工程
    が前提になっていることを特徴とする請求項1記載の半
    導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ビアホール及び配線溝を同時に埋め
    込む金属を形成する工程はCuを主成分とする金属の埋
    め込み形成であり、バリアメタルを被覆する工程が前提
    になっていることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ビアホール及び配線溝を同時に埋め
    込む金属を形成する工程は、Cuに対するバリアメタル
    をスパッタ法により被覆する工程と、バリアメタル上に
    Cu薄膜をスパッタ法により被覆する工程と、Cu薄膜
    をシードとしてめっき法によりCuを少なくとも前記ビ
    アホール及び配線溝に埋め込む工程と、前記ビアホール
    及び配線溝以外のCuを除去する工程とを含むことを特
    徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002373936A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Nec Corp デュアルダマシン法による配線形成方法
KR101113768B1 (ko) 2008-07-17 2012-02-27 주식회사 하이닉스반도체 듀얼 다마신 공정을 이용하는 반도체 소자의 제조 방법

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KR101113768B1 (ko) 2008-07-17 2012-02-27 주식회사 하이닉스반도체 듀얼 다마신 공정을 이용하는 반도체 소자의 제조 방법

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