JP2002352277A - キャンセル装置 - Google Patents

キャンセル装置

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JP2002352277A
JP2002352277A JP2002061291A JP2002061291A JP2002352277A JP 2002352277 A JP2002352277 A JP 2002352277A JP 2002061291 A JP2002061291 A JP 2002061291A JP 2002061291 A JP2002061291 A JP 2002061291A JP 2002352277 A JP2002352277 A JP 2002352277A
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勤 田代
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交通機関の端末操作者の負担を軽減する。ま
た、指定席券を有効に販売し、交通機関の収入を上げ、
指定席券を購入したいという交通機関利用者の要望に応
えること。 【解決手段】 回数券、現金、クレジットカードで指定
席券の購入・キャンセルをすることを可能とする。キャ
ンセルの場合、回数券なら新たな回数券を発券し、現金
なら返金し、クレジットカードなら返金分を乗客の口座
に振り込む。回数券で指定席券を購入する場合、使用不
可能期間テーブルを設定し、回数券が使用可能であるか
否かを装置に判断させる。指定席券を購入した乗客が、
所定の列車より早い列車に乗車したことを検知し、所定
の座席をキャンセルして、他の乗客に販売する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交通機関等の座席
のキャンセル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗車する列車が予め定められてなく、乗
車区間、クラス(グリーン車または普通車)だけが定め
られた指定席回数券を用いた指定席券発券装置の例は、
特公平4−37469で述べられている。本公知例で
は、発券についてのみ述べられてあり、キャンセルにつ
いては、述べられていない。キャンセルや座席指定を受
けたい列車を変更する場合は、窓口へ行かなければなら
なかった。
【0003】また、指定席回数券を使用することができ
ない期間があっても、装置がそれを検知することができ
ず、窓口の係員が乗客の希望する乗車日が、指定席回数
券の使用できる日であるか否かを、判断しなければなら
なかった。
【0004】また、座席指定を受けた所定の列車よりも
早い時刻の列車に乗車した場合、車内検札等で、車掌は
それを検知することはできるが、予約状況を管理するコ
ンピュータはその乗客が指定を受けた所定の列車の座席
をキャンセルすることはできず、空席のまま発車してい
た。そのため、その列車の座席指定を受けたくても満席
のため、遅い列車の指定席券を購入したり、自由席で立
ったまま乗車せざるをえない乗客がいた。また、鉄道会
社も販売できるはずの指定席券が販売できない、という
機会損失があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】キャンセルする客が窓
口に並ぶ必要がないことを目的とし、指定席回数券を用
いて発券された指定席券を、発券した装置でキャンセル
できるようにし、キャンセル後は、再び指定席券を購入
できるように指定席回数券を発行する。
【0006】また、係員の負荷軽減を目的として、該装
置が乗車日によって、該装置に回数券使用不可能期間を
記憶させ、乗客の希望する乗車日が、その期間内か否か
を装置が判断できるようにする。
【0007】また、指定席券を有効に販売することを目
的とし、車内で乗客が所有する指定席券を読み取り、所
定の列車よりも早い時刻に乗車していれば、所定の列車
の座席をキャンセルし、他の乗客からの座席指定を受け
付けることを可能にする。
【0008】
【課題を解決するための手段】回数券を用いた指定席券
発券装置に、乗客がキャンセルをしたい、という意志を
入力することが出来る手段と、発券した指定席券を入力
する手段と、該指定席券を読み取る手段と、現在時刻と
該指定席券の所定の列車の発車時刻を比較する手段と、
キャンセルがあったことを該装置に接続されたコンピュ
ータに報告する通信手段と、乗客が再び指定席券を購入
するために、回数券を蓄える手段と、発行する手段を持
たせる。
【0009】また、該装置に、回数券使用不可能期間を
記憶する手段と、乗客が希望する乗車日がこの期間内で
あるか否かを判断する手段と、この期間内であれば、回
数券はこの期間は使えない旨を該装置の操作者に知らせ
る表示手段と、回数券を返却する手段を設ける。
【0010】また、車内には、指定席券を読み取る手段
と、指定された所定の列車に乗っているかを判断する手
段と、所定の列車よりも早い時刻に乗車していれば、所
定の列車の座席の予約をキャンセルするための通信手段
を設置する。
【0011】回数券を用いた指定席券発券装置で、キャ
ンセルする場合、乗客はキャンセルという項目を、入力
手段から入力し、以前発券された指定席券を入力する。
該装置は、その指定席券の記憶部分を読み取り、現在時
刻より後に発車する列車であることを確認する。現在時
刻より後の列車であれば、キャンセルを認め、該装置が
接続されているコンピュータに報告し、座席を管理して
いるファイルにアクセスし、他の乗客からの予約を受け
付けられる状態にする。キャンセルが終了すれば、該装
置内部に蓄えた新規の回数券を乗客に発券する。
【0012】また、該装置で回数券を入力して、指定席
券を発券する場合、乗客が希望する乗車日が、該装置内
に記憶させた回数券使用不可能期間と比較し、この期間
内であるか否かを判断する手段によって判断し、使用可
能ならば予約を試み、使用不可能ならば、回数券はこの
期間は使えない旨を該装置の操作者に知らせる表示手段
によって表示し、指定席券の発券は行わず、返却手段に
よって回数券を返却する。
【0013】また、車内検札では、乗客の指定席券の記
憶部分を読み取り、所定の列車より、早い時刻の列車に
乗車している乗客を検知し、車内から座席予約を管理し
ているコンピュータへの通信手段を用いて、該乗客の所
定の座席をキャンセルするように報告する。該コンピュ
ータは、車内からの報告に基づいてキャンセルし、その
座席を他の乗客からの予約を受け付けられる状態にす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を説明す
る。図1に回数券を取り扱える装置を用いて、回数券に
よって発券された指定席券をキャンセルする方法の手順
を示す。以下、各ステップの説明を行う。 ステップ101:該装置は、操作者(切符を売る人また
は乗客)が命令を入力するのを待つ。 ステップ102:入力された命令が、キャンセルである
か否か、判断する。キャンセルであれば、ステップ10
4へ、そうでなければステップ103へ進む。この場
合、キャンセルでなければ、発券することだけを考え
る。 ステップ103:通常の発券処理(指定席券、乗車券
等)を行う。 ステップ104:キャンセルしたい指定席券を該装置に
挿入する。 ステップ105:該装置は、該指定席券の磁気部を読
み、乗車年月日、発車時刻を現在の日付、時刻と比較す
る。現在の日付より後、または現在の日付でも、発車時
刻が現在時刻よりも遅い列車の指定席券ならば、キャン
セル可能、と判断し、ステップ106へ進む。そうでな
ければ、キャンセルができないことを該装置の表示部に
表示し、入力された指定席券を返却し、ステップ101
へ進む。 ステップ106:キャンセルがあったことをホストコン
ピュータに報告し、座席の予約を管理しているホストコ
ンピュータのファイルを更新し、その座席を他の乗客が
予約できるようにする。 ステップ107:キャンセルをした乗客が、再び予約で
きるように、該装置は回数券を発券する。必要なら、手
数料を請求しても良い。 ステップ108:まだ、他の処理を受け付けるのであれ
ば、ステップ101へ進む。処理を終了し、該装置が、
もう入力を受け付けないのであれば、この処理フローを
終了する。
【0015】ここで、回数券を取り扱える装置とは、駅
員や旅行センタの係員が操作する装置や特公平4−37
469で述べられている乗客が操作する装置に、キャン
セル機能を設けた装置のことである。また、ステップ1
07で発券する回数券は、キャンセル対象の指定券とは
異なる新たな回数券が望ましい。また、該装置に入力さ
れた指定席券を再び予約できる状態にして、返却しても
良い。
【0016】第1の実施例は、回数券によって購入され
た指定席券をキャンセルする方法を述べた。第2の実施
例では、回数券、現金、各種クレジットカードによって
購入された指定席券をキャンセルする方法について述べ
る。図2にその処理フローを示し、以下に各ステップ
(ステップ201以降)の説明を行う。図中ステップ1
01からステップ105は図1のそれと等しい。 ステップ201:挿入された指定席券が回数券によって
購入された切符かどうか判断する。回数券によって購入
された切符であれば、図1のステップ105へ、そうで
なければ、ステップ202へ進む。 ステップ202:指定列車または座席の変更(これを乗
車変更と言う)であるかどうか、判断する。乗車変更で
あれば、図1の103へ進み、予約、発券の処理を行
う。乗車変更でなければ、ステップ203へ進み、キャ
ンセルの処理を行う。 ステップ203:挿入された切符が、現金によって購入
された切符か、クレジットカードによって購入された切
符であるかを判断する。現金によって購入された切符で
あれば、ステップ204へ進み、クレジットカードによ
って購入された切符であれば、ステップ205へ進む。 ステップ204:所定の手数料を引いて、返金する。 ステップ205:クレジットカードによる購入であるの
で、現金での返金は行わず、手数料を引いて返金分をホ
ストコンピュータに報告し、後日、乗客の口座に振り込
む。 ステップ206:まだ、他の処理を受け付けるのであれ
ば、図1のステップ101へ進む。処理を終了し、該装
置が、もう入力を受け付けないのであれば、この処理フ
ローを終了する。
【0017】以上をまとめると、回数券によって購入さ
れた指定席券をキャンセルする時は、新たな回数券(ま
たは再び指定席券を購入できる機能を持った同等のも
の)を発券し、現金によって購入したものであれば、手
数料を引いて、現金で返金し、クレジットカードで購入
したものであれば、手数料を引いて、返金分は後日乗客
の口座に振り込むようにする。
【0018】本実施例は指定席券のキャンセルを例に述
べたが、自由席券や航空券その他交通機関の切符や、定
員が限られている入場券にも活用できることは言うまで
もない。自由席券の場合で定員を無視して良い場合は、
図1ステップ106のキャンセル処理が省略できる。
【0019】また、キャンセルの処理もすべて自動化で
きるので、窓口の係員の負荷が軽減する。また、乗客が
操作する顧客操作型の端末でこれを実現すれば、キャン
セル・乗車変更する乗客は有人の窓口へ並ぶ必要が無
く、窓口が閉まっていても、キャンセル・乗車変更がで
きるし、窓口へ並ぶ人数が減るので、キャンセル・乗車
変更以外の乗客の待ち時間が減少する、という効果があ
る。
【0020】図3に指定席券を購入、キャンセルするこ
とができる装置の機能ブロック図を示す。表示部319
には、指定席券を購入するのか、キャンセルするのか等
の命令が表示され、この装置の操作者(駅員、旅行会社
の係員、乗客等)は、タッチパネル320を用いて、選
択する。どの命令が選択されたのかをCPU300は解
析する。
【0021】購入の場合、表示部319には、クレジッ
トカード(以下カード)、回数券、現金のどれで購入す
るか?というガイダンスを表示し、操作者はタッチパネ
ル320から購入方法を入力する。カードで購入する場
合、カード入力部302からカードを入力し、カード読
み取り部303はカードのID番号を読み取る。カード
の所有者(多くの場合は乗客)はタッチパネル320か
ら暗証番号を入力し、通信制御部301は、ホストコン
ピュータに問い合わせ、本人確認を行う。本人確認が終
わった後、または切符を発券した後に、カード出力部3
04からカードを返却する。この装置の操作者が、乗客
でなければ、暗証番号を入力する代わりに、伝票にサイ
ンをしてもらってもよい。
【0022】回数券で購入する場合、回数券入力部30
7から回数券を挿入し、種別・真偽判別部306が回数
券の磁気から、乗車区間、設備(普通、グリーン)、回
数券の有効期限等を読み取る。有効な回数券であれば、
タッチパネル320を用いて乗車日、列車名等を入力し
て、通信制御部301を介してホストコンピュータにア
クセスし、座席指定を受ける。座席が確定すれば、指定
席券スタッカ314に蓄積された指定席券に、印字部3
13で印字をして切符出力部310から出力する。一
方、投入された回数券は、回数券回収部309に回収す
る。この方法以外には、投入された回数券に直接印字し
て、出力するという方法でも良い。
【0023】現金で購入する場合、カードを入力する代
わりに、切符の発券の前に、入金部315から現金を投
入してもらい、金種・真偽判別部316で金種と本物で
あるかを判別し、おつりがある場合は、出金部318か
ら返金する。現金管理部317は売上げ金の合計、最初
におつりのために準備した現金の額、入力された金額、
出金した金額を管理する。切符の磁気部には、乗車日、
乗車区間、列車番号、座席番号等の他、発券日、発券端
末ID、何(カード、回数券、現金)によって購入され
たかを記憶させておく。
【0024】キャンセルの場合、切符を切符入力部30
5から挿入し、種別・真偽判別部306で、切符の磁気
部を読み、キャンセルできる切符であるかどうかCPU
300は判断する。これは、ステップ105で述べた。
キャンセル可能な切符であれば、ステップ104以下の
処理を実行する。キャンセルの処理が終われば、挿入さ
れた切符は、切符回収部308に回収する。回数券で購
入した切符の場合は、回収した回数券の代りに、回数券
スタッカ312に蓄積されている新しい回数券を回数券
出力部311から切符出力部310に発券する。メモリ
321は、ホストコンピュータと通信する時に、予約す
るための情報(乗車日、列車名、枚数等)を記憶するた
めに用いる。
【0025】指定席回数券を使って座席指定を受ける場
合、「繁忙期には回数券が使えない」という制限があっ
ても、従来の装置では、乗客の希望する乗車日(以下乗
車日)が、回数券の使用可能な時期であるか否かを判断
することができなかった。第3の実施例では、指定席券
を発券する場合、発券する装置が上記判断をする実現方
法を述べる。表1に回数券使用不可能期間テーブルを示
す。
【0026】
【表1】 この例では、4月28日から5月6日、7月21日から
8月20日、12月28日から1月6日の3期間は回数
券が使用できないことを示している。プログラム作成の
都合上、年末年始を分割して、記憶している。指定席券
を発券する装置にこのテーブルを記憶させ、乗車日がこ
の期間に入っていれば、回数券使用不可能、この期間に
入っていなければ使用可能、と判断する。また、表2の
ように1年間の日付と、その日が回数券使用可能か不可
能かを示すフラグを設けても良い。
【0027】
【表2】 この例では、フラグ0は使用可能、フラグ1は使用不可
能を示している。指定席券を発券する装置は、このテー
ブルを参照し、乗車日のフラグを見てその日が、回数券
使用可能か不可能を判断する。
【0028】本実施例に近い他の例として、定期券の自
動改札機がある。定期券に記憶させた使用開始日、使用
終了日を自動改札機で現在の日と比較している。この他
の例は、1期間だけの比較であり、「現在の日が使用開
始日より後(開始日を含む)」、「現在の日が使用終了
日より前(終了日を含む)」の2つだけを比較すればよ
く、単純な方法で実現できる。
【0029】これに対して、本発明は、回数券の有効期
限と現在の日を比較するところは、他の例と同じである
が、回数券の使用不可能期間は1年間に複数期間存在
し、乗車日がすべての期間内に入っているか否かを調査
しなければならず、図4に示したように複雑な処理が必
要になる。また、定期券の自動改札機の場合は、定期券
発行時に設定した使用開始日、使用終了日は変更される
ことはないが、本発明では回数券の使用不可能期間を変
更可能とする。さらに、自動改札機は、定期券その物の
有効・無効を判断することを目的としているが、本発明
の本実施例では、回数券その物の有効・無効を判断する
ことが目的ではなく、従来駅員が判断していた「乗車日
によって回数券が利用可能であるか否か」を装置に判断
させることを目的としている。
【0030】図4に表1を用いて、回数券使用可能か不
可能かを判断する方法を述べる。以下、各ステップの説
明を行う。なお、乗車日をfm月fd日とする。 ステップ401:制御変数iを初期化する。 ステップ402:制御変数iをインクリメントする。 ステップ403:使用不可能期間は4期間なので、すべ
てチェックしたかどうか確かめる。i=4以下ならステ
ップ404へ、i=5になれば乗車日はすべての回数券
使用不可能期間に入らなかったので、使用可能である、
と判断する。 ステップ404:fm月がsm(i)よりも小さいか否
か比較する。小さければこの期間(制御変数=iの時)
には入らないので、次の期間の調査をするためステップ
402へ進み、fm≧sm(i)ならばステップ405
へ進み、この期間内に入っているかどうか調べる。 ステップ405:fm=sm(i)ならば、その期間内
の可能性があるのでステップ407以降で詳細に調べ
る。fm>sm(i)ならばem(i)との大小関係を
調べるため、ステップ406へ進む。 ステップ406:fm≦em(i)ならば、ステップ4
08以降でさらに調べる。fm>em(i)ならば、こ
の期間より後なので、ステップ402へ進む。 ステップ407:fd<sd(i)ならば、この期間よ
り前なので、ステップ402へ進む。fd≧sd(i)
ならば、この期間に入っている可能性が有るので、ステ
ップ409へ進む。 ステップ408:fm<em(i)ならば、この期間に
入っているので、使用不可と判断する。fm≧em
(i)ならばステップ410で、日付けを調べる。 ステップ409:fm>em(i)ならば、この期間よ
り後なので、ステップ402へ進む。fm≦em(i)
ならば、ステップ411でさらに詳細に調べる。 ステップ410:fd≦ed(i)ならば、この期間に
入っているので、使用不可と判断する。fd>ed
(i)ならば、この期間より後なので、ステップ402
へ進む。 ステップ411:fm<em(i)ならば、この期間内
に入っているので、使用不可と判断する。fm=em
(i)ならば、ステップ412へ進み、日付けを調べ
る。 ステップ412:fd≦ed(i)ならば、この期間内
に入っているので、使用不可と判断する。そうでなけれ
ば、この期間より後なので、ステップ402へ進む。
【0031】表1、表2のテーブルは該装置でなく、該
装置が接続されているホストコンピュータに記憶させて
も良い。
【0032】回数券の使用不可能期間(使用禁止期間と
も言う)は、その年のカレンダーによって変更すること
もできる。例えば、表1では、「1月1日から1月6
日」と記したが、1月7日が日曜日の場合には、その期
間を「1月1日から1月7日」と変更できるようにす
る。その実現方式は、表1、表2のテーブルに変更があ
った場合は、該装置に該テーブルを記憶している場合
は、ホストコンピュータで新しいテーブルを作成し、装
置からのダウンロード要求を契機にしてダウンロードし
たり、装置に電源が入れられたら、ホストコンピュータ
から強制的に該テーブルをダウンロードすればよい。該
テーブルがホストコンピュータに存在する場合は、該装
置からアクセスを禁止した時間に、該テーブルをアップ
デートすれば良い。
【0033】自動改札機を用いて、定期券の有効期限を
読み取る例では、1度発行した定期券の有効期限を変更
できないので、有効期限を変更するためには、また別の
定期券を発行しなければならない。これに対して本実施
例では、自由に使用不可能期間を変更できるという効果
がある。
【0034】第4の実施例では、座席予約をキャンセル
した後、他の乗客が予約をできるようにする方法を述べ
る。
【0035】図5に列車ファイル、図6(a)、(b)
に座席管理ファイルの一例を示す。
【0036】図5はある列車の16号車の例である。座
席番号1Aから20Eまでの各座席の予約状況を、それ
ぞれpxxというポインタで図6(a)、(b)の座席
管理ファイルとリンクさせる。図6(a)、(b)は、
ある座席の管理ファイルの一例である。博多から東京ま
でどの区間が空席かを示している。図中、aからjまで
は、駅である。図中○の区間は空席、×の区間は予約済
み、であることを示している。−は始発駅(博多)を示
す。この例では、キャンセル前は、新大阪から名古屋ま
でが予約されていた。この乗客がキャンセルすると、図
3で述べた指定席券を発券する装置は、切符を読み列車
番号、座席番号を知り、図5の列車ファイルにアクセス
する。そこでポインタから図6(a)、(b)の座席管
理ファイルにアクセスし、乗車区間(新大阪−名古屋)
を×から〇に変更する。これで、この座席は博多から東
京まで、予約を受け付けることが可能となる。
【0037】第5の実施例では、指定席券を2度販売す
る方法を述べる。指定席券を持っている乗客が、予定よ
り早い列車に乗車した場合、それを検知して、該指定席
券を他の乗客に販売する。図7にそれを実現するための
ハードウェア構成図を示す。ホストコンピュータ70と
車両700内に設置した車上コンピュータ72が通信で
きるように接続する。その手段は、架線や架線に平行し
て張った専用回線701で駅サーバー71と車上コンピ
ュータ72を接続し、ホストコンピュータ70と駅サー
バー71は従来の通り接続する。車上コンピュータ72
の中には通信制御部73、CPU74、主メモリ75か
ら構成する。車上コンピュータ72に接続する機器は、
キーボード76、切符リーダ77、ディスプレイ78が
ある。これらは、すべて乗務員室に設置しても良いし、
キーボード76、切符リーダ77、ディスプレイ78は
一体化して、通信部(図示せず)を設けて、車掌用の端
末として車内で持ち運び可能で且つ車上コンピュータ7
2に接続できるものとしても良い。切符リーダ77で乗
車券や指定席券を読み取り、切符の正当性を自動的に検
証する。また、財団法人鉄道総合技術研究所の報告など
によると、車内の座席で切符を読み取り検札を省略でき
る例があるので、上記で述べた車掌用端末の代わりに、
これを用いても良い。
【0038】図8に、指定された列車よりも早い時刻の
列車に乗った乗客を検知し、その乗客が指定を受けてい
た座席を他の乗客に販売する処理方法を示す。ここでの
指定席券に関する規則は下記のようであると仮定する。 (1)指定された日の指定された列車の指定された座席
に座れる。 (2)指定された日なら、指定を受けていない列車に乗
れるが、自由席にしか乗車できない(全席指定席の列車
なら座れない)。 (3)指定された日以外は、乗車できない。
【0039】以下、各ステップの説明を行う。 ステップ801:車掌用端末または座席備付けの切符リ
ーダによって指定席券を読み、日付が本日の日付と一致
しているかを調べる。一致していれば、ステップ803
へ、一致していなければステップ802へ進む。 ステップ802:「この切符では乗車できません」とい
うメッセージ1を座席のディスプレイに示して乗客に知
らせたり、車掌室のディスプレイ78に表示して、車掌
に、違法乗車を教える。 ステップ803:指定された列車名種別、列車番号(列
車名+番号、ひかり100号など)とその列車の列車名
種別、列車番号が一致しているかどうか調べる。一致し
ていればステップ804へ、一致していなければステッ
プ806へ進む。 ステップ804:切符に記憶してある座席番号(車両番
号も含む)と、その乗客が着席している座席番号が一致
しているかどうか調べる。一致していれば、正常な乗車
とみなし、処理は終了する。一致していなければ、ステ
ップ805へ進む。 ステップ805:「座席が違います」というメッセージ
2を乗客や車掌室のディスプレイ78表示して、処理は
終了する。 ステップ806:指定された列車の乗車駅の発車時刻よ
り、現在乗車している列車の該乗車駅の発車時刻が早い
(以下、前乗りという)かどうか調べる。前乗りなら
ば、ステップ807へ進み、そうでなければステップ8
08へ進む。 ステップ807:乗客が指定を受けていた座席をキャン
セルする。詳細は図5、図6を用いて、説明をしたの
で、ここでは省略する。 ステップ808:乗り遅れた乗客であるので、その座席
が指定席であれば、「指定席には座れません。自由席に
移って下さい」や「所定の座席指定料金が必要です」と
いうメッセージ3を座席や車掌室のディスプレイに表示
する。
【0040】座席毎に上記のチェックを行うので、車掌
室では、車両毎全座席を1画面に表示し、正常な乗車、
上記メッセージ1、2、3をそれぞれに対応した色で表
示し、一目で違法な乗車を検知することが可能となる。
車掌の人員が少ない時は、緊急を要する違法乗車(例え
ばメッセージ1や自由席切符で指定席に着席している乗
客)から対応し、その座席へ行って追加料金を徴収す
る、等の効率的な運営が可能となる。
【0041】また、自動販売機や顧客操作型の端末で用
いられている接近センサを座席に設置すると、車掌室で
は、乗客が座っているのに切符がリーダに挿入されてい
ない、という状況を知ることができる。従って、切符を
持たずに乗車している乗客を、効率よく検知することが
可能となる。
【0042】切符リーダに挿入された指定席券は、一度
読み取れば、乗客がポケット等にしまっても、その指定
区間の間は記憶しておく。例えば、「東京から名古屋ま
で」の指定席券を切符リーダに一旦挿入すると、その座
席に座っている乗客は、名古屋までの指定席券を有して
いることを車上コンピュータ72に記憶させておく。名
古屋に到着すると、該情報をリセットし、新たな乗客の
切符の挿入を待つ。名古屋以西までの切符を有している
乗客の座席に対しては、名古屋ではリセットしない。列
車が発車すれば、全座席、または名古屋で乗車した可能
性のある座席に対して、図8の処理を行う。
【0043】図9に指定席券のフォーマットを示す。列
車名種別と列車番号を合わせて、列車番号として管理し
ても良い。また、ここでは、座席番号の中に、車両番号
と座席番号の両方を含んで記憶させる事にする。
【0044】前乗りかどうかを判断する方法を述べる。
表3に時刻表データベースを示す。
【0045】
【表3】 指定された列車の乗車駅の発車時刻より、現在乗車して
いる列車の該乗車駅の発車時刻が早ければ、前乗りであ
る。例えば、ひかり10号の博多から新大阪までの座席
指定を受けた乗客が、ひかり01号に乗車した場合、
(乗車日は指定日通り)ひかり10号の博多発車時刻6
時20分より、ひかり01号の博多発車時刻(6時00
分)は早いので、前乗りと判断する。比較する両者の時
刻は、その列車の始発駅の発車時刻ではない。例えば、
こだま01号の岡山から新大阪までの座席指定を受けた
乗客が、岡山からひかり01号に乗車した場合、こだま
01号の始発駅広島の発車時刻はひかり01号よりこだ
ま01号の方が早いが、岡山駅の発車時刻は、ひかり0
1号の方が早い。この場合、乗車駅(岡山)の発車時刻
を比較して、前乗りと判断する。
【0046】この実施例では、鉄道会社は同一の座席か
ら2回指定席料を徴収できる。また、座席指定を受けた
い、という乗客の要望が実現する可能性が、今よりも高
くなる。
【0047】第6の実施例では、座席の空席情報を知る
方法を述べる。図10にディスプレイの表示例を示す。
キーボード等の入力手段から乗車年月日、列車名種別、
列車番号、乗車区間、号車番号を入力すると、各座席の
情報を表示する。図中、〇は空席、×は空席でない、を
意味する。これを実現する端末を駅構内や旅行会社に設
置する場合は、予約を管理するホストコンピュータ70
と直接接続したり、駅サーバー71と接続すれば良い。
また、この端末を車中に設置することもできる。図7の
説明で述べたように、車上コンピュータ72の通信制御
部73から専用回線701、駅サーバー71を介して、
ホストコンピュータ70にアクセスする。ホストコンピ
ュータ70は、図5の列車ファイルから、各座席の座席
管理ファイルへのポインタを知り、図6の座席管理ファ
イルで、該当区間がすべて〇なら空席、1つでも×なら
空席でない、と判断する。該当列車の特定された号車の
すべての座席を調べたらその結果を、図10のように表
示する。この実施例では、乗客が好きな座席を選ぶこと
が出来るので、サービス向上になる。また、車内で最新
の予約状況を知ることができるので、車内で指定席券を
購入することが可能となる。その時は、ホストコンピュ
ータ70に報告するので、他の乗客にその座席を販売す
ることがない。本実施例は鉄道だけでなく、飛行機の座
席指定にも可能である。
【0048】なお、本発明は種々の形で実施できるが、
以下その例を示す。 (1)鉄道、飛行機等の交通機関の切符をキャンセルす
る場合、発券済みの切符を読み取り、キャンセル可能な
切符であるか否かを判断し、キャンセル可能な切符であ
れば、キャンセルをして、別の切符または回数券を発行
する予約またはキャンセル方法。 (2)鉄道、飛行機等の交通機関の切符をキャンセルす
る場合、発券済みの切符を読み取り、キャンセル可能な
切符であるか否かを判断し、キャンセル可能な切符であ
れば、キャンセルをして、手数料を引いて、返金する予
約またはキャンセル方法。 (3)鉄道、飛行機等の交通機関の回数券を用いて発券
した切符をキャンセルする場合、発券済みの切符を読み
取り、キャンセル可能な切符であるか否かを判断し、キ
ャンセル可能な切符であれば、キャンセルをして、再び
予約可能な回数券を発券する予約またはキャンセル方
法。 (4)鉄道、飛行機等の交通機関の切符をキャンセルす
る場合、発券済みの切符を読み取り、キャンセル可能な
切符であるか否かを判断し、キャンセル可能な切符であ
れば、キャンセルをして、該切符が回数券によって発券
した指定席券か、現金によって購入した指定席券である
かを判別し、前者の場合は指定席券を購入することがで
きる回数券を発券し、後者の場合は返金か別の予約をす
るかが選択可能である予約またはキャンセル方法。 (5)鉄道、飛行機等の交通機関の切符をキャンセルす
る場合、発券済みの切符を読み取り、キャンセル可能な
切符であるか否かを判断し、キャンセル可能な切符であ
れば、キャンセルをして、該切符が回数券によって発券
した指定席券か、現金またはクレジットカードによって
購入した指定席券であるかを判別し、前者の場合は指定
席券を購入することができる回数券を発券し、後者の
内、現金で購入の場合は、返金か別の予約をするかを選
択でき、クレジットカードで購入の場合は、後日カード
保有者の口座へ返金するか別の予約をするかが選択可能
である予約またはキャンセル方法。 (6)鉄道、飛行機等の交通機関の切符を回数券を入力
して発券する時、乗客が希望する乗車日が回数券の使用
可能期間であるか否かを判別し、使用可能であれば予約
を試み、使用不可能であれば、該乗車日には回数券が使
えないことを表示手段に示す予約またはキャンセル方
法。 (7)前記(6)において、使用可能期間であるか否か
を判別する方法は、発券装置に使用可能期間または使用
不可能期間を示すデータを記憶させ、乗車日がこの期間
の中に含まれるか否かを該装置内で判断する予約または
キャンセル方法。 (8)前記(6)において、使用可能期間であるか否か
を判別する方法は、発券装置と接続したコンピュータに
使用可能期間または使用不可能期間を示すデータを記憶
させ、乗車日がこの期間の中に含まれるか否かを該コン
ピュータ内で判断する予約またはキャンセル方法。 (9)前記(7)において、該装置に記憶させた使用可
能期間または使用不可能期間を示すデータに変更があっ
た場合、該装置と接続したコンピュータから書き替える
予約またはキャンセル方法。 (10)前記(6)において、使用可能期間であるか否
かを判別する方法は、該装置に1年間の日付とその日が
使用可能であるか否かを示すデータを記憶させ、乗客が
希望する乗車日が、使用可能であるか否かを該装置内で
判断する予約またはキャンセル方法。 (11)前記(6)において、使用可能期間であるか否
かを判別する方法は、該装置と接続したコンピュータ
に、1年間の日付とその日が使用可能であるか否かを示
すデータを記憶させ、乗客が希望する乗車日が、使用可
能であるか否かを該コンピュータ内で判断する予約また
はキャンセル方法。 (12)前記(10)において、該装置に記憶させた1
年間の日付とその日が使用可能であるか否かを示すデー
タに変更があった場合、該装置と接続したコンピュータ
から書き替える予約またはキャンセル方法。 (13)予約をキャンセルした後は、予約を管理してい
るファイルにアクセスし、予約状況をキャンセルして、
他の乗客が予約できるようにする前記(1)、(2)、
(3)、(4)、(5)、(6)のいずれかにおける、
予約またはキャンセル方法。 (14)列車の座席指定席券を有する乗客に対して、乗
客が所有する座席指定席券を車内検札または下車時に座
席指定席券を読み取る手段で読み取り、所定の列車より
も早い時刻の列車に乗車した場合それを検知し、該乗客
が予約していた列車の座席をキャンセルし、他の乗客が
予約できるようにする予約またはキャンセル方法。 (15)列車の座席で、乗客の乗車券、指定席券、左記
機能を果たす媒体、の少なくとも1つを読み取る方法に
おいて、座席にセンサを設けて乗客が着席しているか否
かを検知し、乗車券、指定席券の機能を果たす媒体、の
少なくとも1つを読み取っていないのに、着席している
乗客を見つける予約またはキャンセル方法。 (16)列車の座席で、乗客の乗車券、指定席券、左記
機能を果たす媒体、の少なくとも1つを読み取る方法に
おいて、座席にセンサを設けて乗客が着席しているか否
かを検知し、乗車券、指定席券の機能を果たす媒体、の
少なくとも1つを読み取っていないのに、着席している
乗客を検知し、乗車券、指定席券、左記機能を果たす媒
体、の少なくとも1つを読み取る手段に入力を要請する
メッセージを、座席に設置した表示装置に表示する予約
またはキャンセル方法。 (17)列車の座席で、乗客の乗車券、指定席券、左記
機能を果たす媒体、の少なくとも1つを読み取る方法に
おいて、所定の列車に乗っているか、所定の座席に着席
しているかを調べ、所定の乗車と異なる乗車をしている
乗客を検知し、異なる乗車の種類(乗車日が違う、列車
が違う、座席が違う等)が分かるように、座席で乗車
券、指定席券、左記機能を果たす媒体、の少なくとも1
つを読み取る手段と接続した管理用端末の表示装置に表
示する予約またはキャンセル方法。 (18)列車の座席で、乗客の乗車券、指定席券、左記
機能を果たす媒体、の少なくとも1つを読み取る方法に
おいて、読み取った情報は第1の停車駅に到着するまで
記憶しておき、第1の停車駅までで有効性がなくなる乗
車券、指定席券、左記機能を果たす媒体、の少なくとも
1つを読み取った座席に対しては、該情報をリセット
し、そうでない座席に対しては、記憶し続け、第1の停
車駅を出発後、その駅から乗車した可能性がある座席、
または全座席に対して、乗客の乗車券、指定席券、左記
機能を果たす媒体、の少なくとも1つを読み取り、以下
第2の停車駅から終着駅まで、前記処理を繰り返す予約
またはキャンセル方法。 (19)回数券、現金、カード(クレジットカード、プ
リペイドカード等の各種カード)の中の少なくとも2つ
以上が使用可能で、指定席券を発券する予約またはキャ
ンセル装置。 (20)回数券、現金、カード(クレジットカード、プ
リペイドカード等の各種カード)の中の少なくとも2つ
以上が使用可能で、指定席券を発券することができ、発
券した切符に対しては、キャンセルすることもできる予
約またはキャンセル装置。 (21)鉄道、飛行機等の交通機関の切符を発券する装
置において、発券済みの切符を該装置に入力してキャン
セル可能な切符であるか否かを判断し、キャンセル可能
な切符であれば、別の切符または回数券を発行する予約
またはキャンセル装置。 (22)鉄道、飛行機等の交通機関の切符を発券する装
置において、発券済みの切符を該装置で読み取り、キャ
ンセル可能な切符であるか否かを判断し、キャンセル可
能な切符であれば、キャンセルをし、手数料を引いて、
返金する予約またはキャンセル装置。 (23)鉄道、飛行機等の交通機関の回数券を入力し
て、予約を受付、発券する装置において、該切符を入力
してキャンセルをし、再び予約可能な回数券を発券する
予約またはキャンセル装置。 (24)鉄道、飛行機等の交通機関の切符を発券する装
置において、発券済みの切符を該装置に入力してキャン
セルする時に、該切符が回数券によって発券した指定席
券か、現金によって購入した指定席券であるかを判別
し、前者の場合は指定席券を購入することができる回数
券を発券し、後者の場合は返金か別の予約をするかを装
置の操作者に選択させる予約またはキャンセル装置。 (25)鉄道、飛行機等の交通機関の切符を発券する装
置において、発券済みの切符を該装置に入力してキャン
セルする時に、該切符が回数券によって発券した指定席
券か、現金またはクレジットカードによって購入した指
定席券であるかを判別し、前者の場合は指定席券を購入
することができる回数券を発券し、後者の内、現金で購
入の場合は、返金か別の予約をするかを装置の操作者に
選択させ、クレジットカードで購入の場合は、後日カー
ド保有者の口座へ返金するか別の予約をするかを装置の
操作者に選択させる予約またはキャンセル装置。 (26)所定の列車を特定する情報、乗車駅、下車駅を
入力すれば、1画面に複数座席を表示し、該座席ごとに
空席か否かを示す予約またはキャンセル装置。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、乗客側から見れば、座
席の予約またはキャンセルを乗客の操作で可能となるの
で、窓口に並ぶ必要がない、という効果がある。また、
交通機関側から見れば、窓口の数を減らしたり、窓口を
開けておく時間を短縮することが可能となり、人件費を
抑制できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】指定席付回数券で座席指定を受けた切符をキャ
ンセルする時の処理フローの例。
【図2】指定席付回数券で座席指定を受けた切符と、現
金、クレジットカードで購入した切符を、キャンセルす
る時の処理フローの例。
【図3】指定席付回数券を用いて、座席を予約またはキ
ャンセルし、現金、クレジットカードを用いて、切符を
販売、キャンセルすることもできる装置の機能ブロック
図。
【図4】回数券使用可能、不可能を判定する処理フロー
の例。
【図5】各座席の座席管理ファイルへのポインタを表す
列車ファイルの例。
【図6】乗車区間ごとに座席が空席か否かを示す座席管
理ファイルの例で(a)はキャンセル前、(b)はキャ
ンセル後の状態の例。
【図7】車上コンピュータとホストコンピュータのシス
テム構成の例。
【図8】前乗りか否かを示す処理フローの例。
【図9】指定席券の記憶フォーマットの例。
【図10】空席表示画面の例。
【符号の説明】
70・・・ホストコンピュータ、71・・・駅サーバ
ー、72・・・車上コンピュータ、73・・・通信制御
部、74・・・CPU、75・・・主メモリ、76・・
・キーボード、77・・・切符リーダ、78・・・ディ
スプレイ、700・・・車両、701・・・専用回線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 播本 寛 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 石橋 勝典 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 田代 勤 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既に発券された指定券の予約をキャンセル
    するキャンセル装置において、 キャンセル対象の指定券を挿入する挿入手段と、 該挿入手段に挿入された指定席券のキャンセルを入力す
    る入力手段と、 前記入力手段に、前記挿入手段に挿入された指定席券の
    キャンセルが入力された場合に、前記挿入手段に挿入さ
    れた指定席券をキャンセルすると共に、挿入された前記
    指定席券とは異なり且つ再度指定席の予約を行なうため
    の新たな回数券を発券する処理を行なう処理手段とを有
    することを特徴とするキャンセル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113379434A (zh) * 2020-02-25 2021-09-10 北京沃东天骏信息技术有限公司 一种优惠券的使用方法和装置

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