JP2018092388A - 生体認証乗車管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】バス、路面電車や鉄道等における事前購入乗車券類を対象として、発売の簡素化と、運賃精算と同時に本人確認を行うことができる生体認証を用いた乗車管理システムを提供する。【解決手段】判定サーバ3と生体認証を行う車両100の車載システム2は無線通信回線で接続されており、判定サーバ3がセンターサーバ4で管理されている生体情報に紐づく乗車券情報を運行系統毎に有効判定を行って車載システム2に連携する。これにより車載システム2に連携される情報は、車両100が運行する運行系統の区間内で有効となる生体情報に紐づく乗車券情報に限定されるため、車載システム2ではある程度にまで絞り込まれた顧客の生体認証を処理するだけでよく、迅速、確実に本人確認と実際の利用区間判定を同時に行うことができる。【選択図】図1
Description
本発明は、バス、路面電車や鉄道等に適した生体認証を用いた乗車管理システムに関するものである。
バス、路面電車や鉄道等では、運賃収受の方法として、車両等に運賃精算機器を搭載し、車両等を運転する乗務員が運賃収受、検札も行うワンマン運転に適した乗車管理システムが広く採用されている。
また、運賃支払い方法としてカード読み取り機に軽く触れるだけで済むICカードシステムが普及し、運賃支払い時間の短縮や運賃表を確認しなくても自動的に精算できるなどの利便性の向上が図られている。
一方、人間の身体的特徴や特性といった、生体情報を用いて行う個人認証方式である生体認証技術も様々な形で実用化が進んでおり、カード等を使用せずに生体認証で本人確認を行う様々なサービスが普及しつつある。
「生体認証導入・運用の手引き」 独立行政法人 情報処理推進機構 2013年1月
しかし、ICカードは従来の紙製乗車券と同様、不携帯や紛失、盗難のために運賃精算時に所持していない場合には別途運賃を支払わなければならず、利便性の高いICカードであっても利用時には常に携行を意識しなければならない心理的負担がある。
また、通学定期券や、高速バス等の座席指定券、外国人専用のフリー乗車券、高齢者割引パス等、券面記名人または乗車券購入者と、運賃を精算しようとする利用者が同一人物であることが必要な乗車券種があり、ICカード化しても運賃精算時に乗務員が氏名や身分証明書、添付写真を確認するために時間を要することがある。
また、既に実用化されている生体認証技術は、車両毎に生体認証を行う対象顧客が異なり、かつ車両の運行系統や顧客の利用区間で認証の可否が変化するバスや路面電車の車内での運賃、乗車券の精算にそのまま用いることができない。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、バス、路面電車や鉄道等における事前購入乗車券類を対象として、発売の簡素化と、運賃精算時に本人確認を同時に行うことができる生体認証を用いた乗車管理システムを提供する。
本発明は、バス、路面電車や鉄道等の複数の車両にそれぞれ搭載された車載システムと、
前記車載システムを搭載した車両等の外に設けられ、バス、路面電車や鉄道等の事業種別や運行地域、営業所等の任意のグループ毎に前記車載システムを管理することができる少なくとも一つの判定サーバと、
少なくとも一つの顧客の生体情報(指紋、静脈、虹彩、顔等の唯一性及び永続性のある人間の身体的特徴)を読み取り、顧客が購入した乗車券情報と顧客の特定に必要な個人情報(氏名、性別、生年月日、連絡先等)とを紐付け、顧客情報として登録するための生体認証登録端末と、
前記判定サーバと前記生体認証登録端末と全ての前記顧客情報とを管理する一つのセンターサーバと、
を有した生体認証乗車管理システムである。
前記車載システムを搭載した車両等の外に設けられ、バス、路面電車や鉄道等の事業種別や運行地域、営業所等の任意のグループ毎に前記車載システムを管理することができる少なくとも一つの判定サーバと、
少なくとも一つの顧客の生体情報(指紋、静脈、虹彩、顔等の唯一性及び永続性のある人間の身体的特徴)を読み取り、顧客が購入した乗車券情報と顧客の特定に必要な個人情報(氏名、性別、生年月日、連絡先等)とを紐付け、顧客情報として登録するための生体認証登録端末と、
前記判定サーバと前記生体認証登録端末と全ての前記顧客情報とを管理する一つのセンターサーバと、
を有した生体認証乗車管理システムである。
前記車載システムと前記判定サーバの情報連携手段を無線通信とする場合、
前記車載システムは、
(1)一つの前記判定サーバと無線通信する車載システム通信部と、
(2)乗車受付のための前記生体情報と運賃精算のための前記生体情報を読み取る生体情報読取機と、
(3)前記判定サーバから受信した有効顧客リストと乗車時に前記生体情報読取機で取得した顧客の乗車受付情報を記憶する車載システム記憶部と、
(4)乗務員が運行系統を設定する度に前記判定サーバより受信する前記有効顧客リストの中から、顧客の乗車受付情報に基づき実際に乗車している顧客を特定し、運賃精算時に本人確認とともに利用区間と乗車券有効区間の突合を行う車載システム制御部と、
をそれぞれ有し、
前記判定サーバが、
(1)複数の前記車載システムと無線通信する判定サーバ通信部と、
(2)管理下にある前記車載システムを運用する全ての運行系統に関する情報と前記センターサーバより受信した有効顧客情報とを記憶する記憶部と、
(3)前記車載システムで乗務員が運行系統を設定する度にその設定情報が連携され、設定した運行系統の運行区間と乗車券情報の有効区間が一部でも重なる顧客を前記有効顧客情報の中から抽出することにより前記有効顧客リストを生成し、前記車載システムに送信する制御部と、
をそれぞれ有し、
前記センターサーバが、
(1)インターネットを介して外部と通信できるセンターサーバ通信部と、
(2)前記生体認証登録端末を介して登録する全ての顧客情報を記憶する記憶部と、
(3)生体情報とともに利用日当日に有効な乗車券情報を全ての顧客情報の中から抽出することにより前記有効顧客情報を生成し、前記判定サーバに配信する制御部と、
を有する。
前記車載システムは、
(1)一つの前記判定サーバと無線通信する車載システム通信部と、
(2)乗車受付のための前記生体情報と運賃精算のための前記生体情報を読み取る生体情報読取機と、
(3)前記判定サーバから受信した有効顧客リストと乗車時に前記生体情報読取機で取得した顧客の乗車受付情報を記憶する車載システム記憶部と、
(4)乗務員が運行系統を設定する度に前記判定サーバより受信する前記有効顧客リストの中から、顧客の乗車受付情報に基づき実際に乗車している顧客を特定し、運賃精算時に本人確認とともに利用区間と乗車券有効区間の突合を行う車載システム制御部と、
をそれぞれ有し、
前記判定サーバが、
(1)複数の前記車載システムと無線通信する判定サーバ通信部と、
(2)管理下にある前記車載システムを運用する全ての運行系統に関する情報と前記センターサーバより受信した有効顧客情報とを記憶する記憶部と、
(3)前記車載システムで乗務員が運行系統を設定する度にその設定情報が連携され、設定した運行系統の運行区間と乗車券情報の有効区間が一部でも重なる顧客を前記有効顧客情報の中から抽出することにより前記有効顧客リストを生成し、前記車載システムに送信する制御部と、
をそれぞれ有し、
前記センターサーバが、
(1)インターネットを介して外部と通信できるセンターサーバ通信部と、
(2)前記生体認証登録端末を介して登録する全ての顧客情報を記憶する記憶部と、
(3)生体情報とともに利用日当日に有効な乗車券情報を全ての顧客情報の中から抽出することにより前記有効顧客情報を生成し、前記判定サーバに配信する制御部と、
を有する。
前記車載システムと前記判定サーバの情報連携手段を記憶媒体の受け渡しとする場合、
前記車載システムは、
(1)前記判定サーバからの情報を記憶媒体から読み取る車載システム記憶媒体読取部と、
(2)乗車受付のための前記生体情報と運賃精算のための前記生体情報を読み取る生体情報読取機と、
(3)前記判定サーバより配信された有効顧客リストと乗車受付時に取得した顧客の乗車受付情報を記憶する車載システム記憶部と、
(4)前記判定サーバより配信された1日分の様々な運行系統のうち、乗務員が設定した運行系統の前記有効顧客リストの中から、顧客の乗車受付情報に基づき実際に乗車している顧客を特定し、運賃精算時に本人確認とともに利用区間と乗車券有効区間の突合を行う車載システム制御部と、
をそれぞれ有し、
前記判定サーバは、
(1)複数の前記車載システムへ配信する情報を記憶媒体に書き込む判定サーバ記憶媒体書込部と、
(2)管理下にある前記車載システムを運用する全ての運行系統に関する情報と前記センターサーバより受信した有効顧客情報とを記憶する記憶部と、
(3)前記有効顧客情報の中から、判定サーバ毎に予め定められた抽出条件によって前記有効顧客リストを生成し、前記車載システムに配信する制御部と、
をそれぞれ有し、
前記センターサーバは、
(1)インターネットを介して外部と通信できるセンターサーバ通信部と、
(2)前記生体認証登録端末を介して登録する全ての顧客情報を記憶する記憶部と、
(3)生体情報とともに利用日当日に有効な乗車券情報を全ての顧客情報の中から抽出することにより前記有効顧客情報を生成し、前記判定サーバに配信する制御部と、
を有する。
前記車載システムは、
(1)前記判定サーバからの情報を記憶媒体から読み取る車載システム記憶媒体読取部と、
(2)乗車受付のための前記生体情報と運賃精算のための前記生体情報を読み取る生体情報読取機と、
(3)前記判定サーバより配信された有効顧客リストと乗車受付時に取得した顧客の乗車受付情報を記憶する車載システム記憶部と、
(4)前記判定サーバより配信された1日分の様々な運行系統のうち、乗務員が設定した運行系統の前記有効顧客リストの中から、顧客の乗車受付情報に基づき実際に乗車している顧客を特定し、運賃精算時に本人確認とともに利用区間と乗車券有効区間の突合を行う車載システム制御部と、
をそれぞれ有し、
前記判定サーバは、
(1)複数の前記車載システムへ配信する情報を記憶媒体に書き込む判定サーバ記憶媒体書込部と、
(2)管理下にある前記車載システムを運用する全ての運行系統に関する情報と前記センターサーバより受信した有効顧客情報とを記憶する記憶部と、
(3)前記有効顧客情報の中から、判定サーバ毎に予め定められた抽出条件によって前記有効顧客リストを生成し、前記車載システムに配信する制御部と、
をそれぞれ有し、
前記センターサーバは、
(1)インターネットを介して外部と通信できるセンターサーバ通信部と、
(2)前記生体認証登録端末を介して登録する全ての顧客情報を記憶する記憶部と、
(3)生体情報とともに利用日当日に有効な乗車券情報を全ての顧客情報の中から抽出することにより前記有効顧客情報を生成し、前記判定サーバに配信する制御部と、
を有する。
また、運賃額の一覧を表示するための運賃表示器と運賃を収受するための運賃箱と運賃精算内容を表示するための精算内容表示器と前記車載システムを接続することにより、前記車載システムによる運賃精算時の乗車券情報や判定結果等を精算内容表示器に顧客が選択した言語で表示することができるとともに、乗り越し等が発生した場合でも不足運賃の計算及び収受を行うことができる。
また、前記車載システムの生体認証方法の一つとして、トレードオフの関係にある生体認証速度と生体認証精度のバランスを考慮し、顧客一人に対して二つの生体情報を用いて、乗車受付時と運賃精算時で各々に適した異なる生体情報を読み取ることができる。
また、前記車載システムの生体認証方法の一つとして、一つの生体情報で運賃精算、本人確認を行うため、顧客一人に対して一つの生体情報を用いて、乗車受付時と運賃精算時の2回、同じ生体情報を読み取ることができる。この場合、例えば乗車受付時には生体認証速度を、運賃精算時には生体認証精度を優先する等、両者を異なる読み取り設定として対応することができる。
また、前記車載システムの生体認証方法の一つとして、高速バス等の座席指定券のように、ある程度対象顧客が限定される前記車載システムでは、顧客一人に対して二つの生体情報を用いて、乗車受付と運賃精算の各々異なる生体情報を一つの生体情報読取機により同時に1回で読み取ることができる。
また、前記センターサーバがインターネットを介して、前記生体認証登録端末と同等の機能を有する外部の情報端末と接続することにより、前記生体認証登録端末に加え前記情報端末でも前記顧客情報を登録できる。
また、前記センターサーバがインターネットを介して、外部の乗車券予約決済サービスと接続することにより、生体情報に紐づく全ての乗車券を対象にインターネットでの購入申し込みとともに、クレジット決済やコンビニエンスストアで決済ができるサービスを提供できる。
本発明により顧客は、紙製の乗車券やICカード等を所持しなくても指、手のひらや顔等の生体情報でバス等を利用できるようになり、乗車券紛失の心配が全く無くなる。
指、手のひらや顔等、誰もが持つ生体情報が世界共通の乗車券媒体となるので、例えば海外からの旅行者は、母国でインターネットを介して事前に生体情報に紐づくフリー乗車券を購入することで、旅行先の慣れない外国語での乗車券購入や発券手続きを省くとともに、運賃精算の際にも精算内容表示器に旅行者が選択した言語で内容等を表示するため、簡単にバス、路面電車や鉄道等を利用できるようになる。
学校に生体認証装置を備えた学生専用の情報端末を設置することにより、学校で通学区間の承認が完了している顧客は学生専用情報端末で通学定期券の購入手続きができるようになり、本人確認のためにわざわざ乗車券発売窓口まで来て通学証明書や学生証を提示して購入する手間を省くことができる。
以下本発明の一実施形態として、一定の路線網を持つバスを例に生体情報に紐づいた定期券、フリー乗車券、座席指定券の運用方について説明する。
「実施形態1」
まず、実施形態1について、全体のシステム構成を図1により説明する。
生体認証乗車管理システム1は、車両100に搭載された車載システム2と、バス営業所毎に設置され、複数の車載システム2と無線通信回線901によりデータ連携を行う判定サーバ3と、複数の判定サーバ3と生体認証登録端末5を管理し、インターネット902を介して外部の情報端末6や乗車券予約決済サービス7との連携が可能な一つのセンターサーバ4で構成されている。
「実施形態1」
まず、実施形態1について、全体のシステム構成を図1により説明する。
生体認証乗車管理システム1は、車両100に搭載された車載システム2と、バス営業所毎に設置され、複数の車載システム2と無線通信回線901によりデータ連携を行う判定サーバ3と、複数の判定サーバ3と生体認証登録端末5を管理し、インターネット902を介して外部の情報端末6や乗車券予約決済サービス7との連携が可能な一つのセンターサーバ4で構成されている。
車載システム2は、生体情報を読み取るための乗車受付用生体情報読取機24と運賃精算用生体情報読取機25、無線通信回線901により判定サーバ3と交信するための車載システム通信部21、本人確認、運賃精算に係る情報等を一時的に記憶する車載システム記憶部23、これらを制御する車載システム制御部22を備えている。
顧客が運賃を精算する際に、その内容を画面表示する精算内容表示器8、運賃を支払うための運賃箱9、停留所や運賃等を車内に表示する運賃表示器10を車載システム2と接続することにより、生体情報に紐づく乗車券情報を精算内容表示器8に表示させることや、運賃精算で発生した不足運賃を既存の精算方法で支払うことができる。
判定サーバ3は、無線通信回線901により車載システム2と交信するための判定サーバ通信部31、管理下にある車載システム2を運用する全ての運行系統に関する起点停留所、終点停留所、停車停留所、運行区間等の運行系統情報と、センターサーバ4から連携される情報を記憶する判定サーバ記憶部33、これらを制御する判定サーバ制御部32を備えている。
無線通信回線901は本発明によるサービスを行う事業者の事業環境により、携帯電話、無線LAN等、様々な無線通信規格を選択できる。
センターサーバ4は、インターネット902を介して外部と交信するためのセンターサーバ通信部41、全ての顧客の顧客情報を記憶するセンターサーバ記憶部43、これらを制御するセンターサーバ制御部42を備えている。
「本人確認で必要となる情報」
次に図2、図3により、バスを利用する顧客が運賃を精算する際に、本人確定と同時に生体情報に紐づく乗車券の有効判定を行うために必要な情報について説明する。
次に図2、図3により、バスを利用する顧客が運賃を精算する際に、本人確定と同時に生体情報に紐づく乗車券の有効判定を行うために必要な情報について説明する。
図2は、センターサーバ4より判定サーバ3に連携される有効顧客情報200と、有効顧客情報200から抽出、集約して、判定サーバ3より車載システム2に連携する有効顧客リスト210を示す。顧客500はバスを利用する人であり、あわせて生体情報としてその人が持つ指紋、静脈、虹彩、顔等の唯一性及び永続性のある人間の身体的特徴を含めて定義する。なお、有効顧客リスト210は有効顧客情報200の中から後述する判定条件により抽出したもので、図2では便宜上、有効顧客リスト連携欄のチェックボックスにチェックのついた有効顧客情報200を抽出、集約したものを有効顧客リスト210とする。
有効顧客情報200は、センターサーバ4にて管理されている全ての顧客情報(顧客の生体情報、乗車券情報、個人情報を紐付けたもの)の中から、車載システム2の運用当日に有効となる顧客500の乗車券情報を生体情報とともに抽出、集約したもので、乗車券の有効区間を示す区間301、有効期限201、乗車券の種類を示す券種202、乗車便や座席指定番号を示す座席番号203、大人と小児の別を示す大小別204、精算内容表示器8での表示言語を示す言語205で構成される。座席番号203は高速バス等の座席指定のある乗車券に限り記録される。また、言語205は本発明によるサービスを提供する事業者が複数の表示言語を用意することにより顧客がその中から任意の言語を選択できる。
なお、顧客情報のうち、顧客500の個人情報(氏名、性別、生年月日、連絡先等)については判定サーバ3に連携しない。
なお、顧客情報のうち、顧客500の個人情報(氏名、性別、生年月日、連絡先等)については判定サーバ3に連携しない。
図3は判定サーバ3の管理下にある複数の車載システム2を運用する全ての路線を示す路線300である。路線300は停留所A、B、C、D、E、F、G、HおよびIと、これを結ぶ区間301と、これらの中で起点停留所、終点停留所、途中に停車する停留所や経由する区間、運行距離、所要時間をあらかじめ定めて顧客の輸送を行う様々な運行系統からなるバス路線網で、運行系統の一つとして停留所Aを起点とし、B、Cを経由してDを終点とする運行系統400がある。
有効顧客リスト210は、判定サーバ3が図2に示す有効顧客情報200の中から、図3に示す路線300を運行する運行系統毎に有効となる顧客500の乗車券情報を生体情報とともに抽出、集約したものであり、車載システム2に連携されることで顧客が実際にバスを利用した際に本人確認を行うための判定元データとなる。
「精算対象顧客を全顧客の中から確定するまでの流れ」
次に図4により、全顧客からバスを利用する顧客1名を特定し本人確定と運賃精算を行うまでの流れを20XX年8月31日に運行系統400のバスを利用した顧客500aを例として説明する。
次に図4により、全顧客からバスを利用する顧客1名を特定し本人確定と運賃精算を行うまでの流れを20XX年8月31日に運行系統400のバスを利用した顧客500aを例として説明する。
ステップS01でセンターサーバ4は、20XX年8月31日の始発のバスが運行を開始する前に、センターサーバ4が管理している全顧客の顧客情報の中から20XX年8月31日に有効となる乗車券情報を条件に有効顧客情報200を生成し、複数の判定サーバ3に配信する。
即ち、ステップS01ではセンターサーバ4が、全顧客の顧客情報の中から判定サーバ3が管理する路線300内で20XX年8月31日に有効の乗車券を所持する顧客であることを条件として、顧客500a、b、c、d、e、f、g、h、i、jの生体情報、乗車券情報を抽出して有効顧客情報200を生成し、判定サーバ3へ連携する。
センターサーバ4で管理されている全ての顧客情報は、生体認証登録端末5やインターネット902を介して連携される情報端末6や乗車券予約決済サービス7により、随時追加、削除、更新されていくため、センターサーバ4はその変更内容を判定サーバ3に随時配信する。
ステップS02で車載システム2は、判定サーバ3で生成する有効顧客リスト210の判定条件を設定する。車載システム2を搭載している複数の車両100は1日で路線300内の様々な運行系統を運行する。運行する運行系統が変わると、これに伴い有効となる乗車券も変わることから、乗務員が運行系統を設定する度に有効顧客リストがリセットされ、車載システム2は新たに設定変更後の運行系統の有効顧客リストを記憶する。
車載システム2が運行系統400を運行する場合は、車載システム2は判定サーバ3に対して停留所AからB、Cを経由してDに至る区間301を判定条件とする運行系統400の有効顧客リスト210を要求する。なお、判定サーバ3はその管理下にある路線300を運行する全ての運行系統の運行区間301を判定条件として記憶しており、車載システム2はこれから運行しようとする運行系統を指定するだけで良い。
ステップS03では、判定サーバ3が車載システム2からの要求に基づき、判定サーバ3が管理する有効顧客情報200の中から、運行系統400が運行する区間301と乗車券の有効区間301が一部でも重なる乗車券情報を生体情報とともに抽出、集約した有効顧客リスト210を生成して車載システム2に連携する。連携された有効顧客リスト210は車載システム記憶部23に記憶される。これにより車載システム2にはあらかじめ運行系統400で有効となる乗車券情報の顧客500のみが連携されることになり、乗車券の有効区間内で利用する限りにおいては、運賃精算時には生体情報に基づく本人確認を行うだけで良い。
ここでステップS03での、有効顧客情報200の顧客500a、b、c、d、e、f、g、h、i、jから運行系統400のための有効顧客リスト210を生成するための具体的な抽出方法を図2並びに図3により説明する。
顧客500aの乗車券有効区間301はA−B−Cであり、運行系統400の運行区間301のA−B−C−Dが完全に内包しているため、有効顧客リスト210に含む。
顧客500bの乗車券有効区間301はA−Iを除く全線が有効のフリー乗車券であり、運行系統400の運行区間301のA−B−C−Dの全ての区間が利用できるため、有効顧客リスト210に含む。
顧客500cの乗車券有効区間301はA−B−Eであり、運行系統400の運行区間301のA−B−C−DのうちA−Bが重なっているため、有効顧客リスト210に含む。
顧客500dの乗車券有効区間301はF−C−Dであり、運行系統400の運行区間301のA−B−C−DのうちC−Dが重なっているため、有効顧客リスト210に含む。
顧客500eの乗車券有効区間301はE−F−Gであり、運行系統400の運行区間301のA−B−C−Dと重なる部分は無く、顧客500eが運行系統400を利用する場合には生体情報に紐づく乗車券を利用できないことから、有効顧客リスト210に含まない。
顧客500f及び顧客500gの乗車券有効区間301はA−Iであり、運行系統400の運行区間301のA−B−C−Dと重なる部分は無く、顧客500f及び顧客500gが運行系統400を利用する場合には生体情報に紐づく乗車券を利用できないことから、有効顧客リスト210に含まない。
顧客500hの乗車券有効区間301はB−C−Fであり、運行系統400の運行区間301のA−B−C−DのうちB−Cが重なっているため、有効顧客リスト210に含む。
顧客500iの乗車券有効区間301はH−C−F−Gであり、運行系統400の運行区間301のA−B−C−Dと重なる部分は無く、顧客500iが運行系統400を利用する場合には生体情報に紐づく乗車券を利用できないことから、有効顧客リスト210に含まない。
顧客500jの乗車券有効区間301はE−B−C−Hであり、運行系統400の運行区間301のA−B−C−DのうちB−Cが重なっているため、有効顧客リスト210に含む。
これらにより、運行系統400のための有効顧客リスト210は顧客500a、b、c、d、h、jで構成することが確定し、その有効顧客リスト210の顧客全てが運行系統400の起点から終点までのいずれかの区間301で有効となる乗車券情報を有する。
図4のステップS04並びにステップS05では、車載システム2により、顧客500aを特定し、本人確認と運賃精算を行うが、詳細は図5に示すフローチャート600により乗降時処理の流れを説明する。
「車載システムの乗降時処理の流れ」
図5において最初に車載システム2の乗車受付用生体情報読取機24により顧客500の生体情報を読み取る(S601)。これが車載システム2における乗降時処理の最初の処理である乗車受付のトリガーとなるもので、図4のステップS04に相当する。(後述する実施形態2においては図10のステップS04に相当する。)
図5において最初に車載システム2の乗車受付用生体情報読取機24により顧客500の生体情報を読み取る(S601)。これが車載システム2における乗降時処理の最初の処理である乗車受付のトリガーとなるもので、図4のステップS04に相当する。(後述する実施形態2においては図10のステップS04に相当する。)
読み取った生体情報は車載システム記憶部23に記憶された有効顧客リスト210にある生体情報と乗車受付した顧客500の生体情報を照合して合致する顧客を検索し、有効顧客リスト210のうち実際に乗車しようとしている顧客500だけに精算対象を絞り込む(S602)。
照合により本人確認ができた顧客500については、その顧客500の運賃精算用生体情報を読み出し(S603)、乗車を受け付けた停留所、乗車券の有効区間301を紐づけて車載システム記憶部23に乗車受付情報として一時的に保存する(S604)。
次に車載システム2の運賃精算用生体情報読取機25により、顧客500の運賃精算用生体情報を読み取る(S605)。これが車載システム2における運賃精算を行う本人確定処理のトリガーとなるもので、図4のステップS05に相当する。(後述する実施形態2においては図10のステップS05に相当する。)
読み取った生体情報は、S604にて乗車受付情報として車載システム記憶部23に一時保存された顧客500の運賃精算用生体情報と照合する(S606)。これがS602で絞り込まれた顧客の中から運賃精算を行う一人を特定するための最終判定となる。
運賃精算を行う対象顧客を特定後、その顧客の乗車受付情報として一時保存された乗車受付停留所と精算しようとする停留所より利用区間を確定させる(S607)。続いて乗車券の有効区間301が利用区間を内包しているかを判定(S608)、内包していれば精算完了とし、一時保存していた乗車受付情報を削除(S609)、内包していなければ不足運賃の精算を行って(S610)から、一時保存していた乗車受付情報を削除する。
また、S602やS606で生体情報が照合できなかった顧客については生体情報に紐づく乗車券情報がないものとして別途運賃精算を行う(S611)。
また、S602やS606で生体情報が照合できなかった顧客については生体情報に紐づく乗車券情報がないものとして別途運賃精算を行う(S611)。
「精算内容の表示」
図6は顧客が運賃精算を行う際に精算内容表示器8に表示される精算内容である。精算内容表示器8は車載システム2が顧客500の生体情報に基づき運賃精算を行った結果を顧客が生体情報登録時に選択した言語で表示することができる。精算内容は、図5のフローチャート600におけるS609、S610、S611のタイミングで表示される。
図6は顧客が運賃精算を行う際に精算内容表示器8に表示される精算内容である。精算内容表示器8は車載システム2が顧客500の生体情報に基づき運賃精算を行った結果を顧客が生体情報登録時に選択した言語で表示することができる。精算内容は、図5のフローチャート600におけるS609、S610、S611のタイミングで表示される。
表示内容は有効顧客リスト210の顧客500の生体情報に紐づく乗車券情報であり、券種に応じて乗車券が有効な区間301、有効期限201、券種202、座席番号203、大小別204を顧客が選択した言語205により各々表示する。
次に図6において精算内容表示器8に表示される表示内容について説明する。図6は、図2における有効顧客情報200の顧客500a、b、c、d、eが図3における路線300の運行系統400を停留所Aから乗車して停留所Cで降車した場合と、顧客500fが座席指定の高速バスを停留所Aから乗車して停留所Iで降車した場合の、各々の表示内容を示す。表示言語205は、顧客500fが英語を、その他の顧客が日本語を選択した場合である。
顧客500aは定期券有効区間内を利用した場合である。この場合は判定結果(精算完了を示す○を表示)とともに定期券の有効期限201aを大きく表示し、大人通勤定期券で有効区間301がA−Cであることを202a、204a、301aに示す配置で表示する。
顧客500bはフリー乗車券を利用した場合である。この場合は判定結果(精算完了を示す○を表示)とともにフリー乗車券の有効期限201bを大きく表示し、フリー乗車券の商品名等を202b、204b、301bに示す配置で表示する。
顧客500cは、実際の利用区間A−CのうちA−Bが定期券有効区間、B−Cが定期券有効区間外の場合である。この場合は定期券有効区間の乗り越しとなるため、判定結果(不足運賃の追加をもって精算完了を示す△を表示)とともに乗り越し精算額を大きく表示し、大人通勤定期券で有効区間301がA−Eであることを202c、204c、301cに示す配置で表示する。
顧客500dは、定期券有効区間301のF−C−Dのうち、C−D間が運行系統400の運行区間301と重なっているため、顧客500dが有効顧客リスト210に含まれているものの、実際は定期券の有効区間とは異なる区間(A−C)で利用した場合である。この場合は定期券の有効区間とは別の区間での利用であるものの、有効顧客リスト210の情報が活用できるため、判定結果(精算不可を示す×を表示)とともに区間外利用であることを大きく表示し、大人通勤定期券で有効区間301がF−Dであることを202d、204d、301dに示す配置で表示する。
顧客500eは、有効顧客リスト210に含まれていない顧客である。顧客500eは運行系統400のための有効顧客リスト210の生成の段階で省かれており、生体情報が照合できないことから、判定結果(精算不可を示す×を表示)を表示して判定すべき情報が無い旨を表示する。
顧客500fは、停留所A発停留所I行きの座席指定の高速バス第6便1号車において停留所Aから乗車し、停留所Iで降車した場合である。座席指定の乗車券においては、顧客がどの座席に着席すればよいかを示すため、座席番号203f(便、号車を含む)を大きく表示し、大人の座席指定乗車券で有効区間301がA−Iであることを202f、204f、301fに示す配置で表示する。なおこのケースは言語205の設定に基づき、英語で表示する。
「車載システムの配置」
図7で車両100における車載システム機器配置について説明する。バス、路面電車や鉄道等の事業種別の違いや、前乗り、後乗り、前払い、後払いといった乗降方式、運賃収受方式、扉の数の違いに応じて配置や数を変えることにより、同一の車載システムで柔軟に対応することができる。ここでは乗降方式の異なる3種類のバスを例として挙げる。
図7で車両100における車載システム機器配置について説明する。バス、路面電車や鉄道等の事業種別の違いや、前乗り、後乗り、前払い、後払いといった乗降方式、運賃収受方式、扉の数の違いに応じて配置や数を変えることにより、同一の車載システムで柔軟に対応することができる。ここでは乗降方式の異なる3種類のバスを例として挙げる。
図7の車両100は、各々図の左を前面とするバスであって、左側面にある扉を開けた状態を示す。このうち(X)の車両100xは後乗り前降りで出口、入口が明確に区分された少なくとも二つの扉を持つ運賃後払い方式のバスを、(Y)の車両100yは前乗り後降りで出口、入口が明確に区分された少なくとも二つの扉を持つ運賃前払い方式のバスを、(Z)の車両100zは前乗り前降りで運賃支払が前払い、後払い両用である少なくとも一つの扉を持つバスを示す。
図7の乗車受付用生体情報読取機24x、24y、24zの生体認証方式は例えば顔認証である。停留所側に向けて車両入口付近にカメラを設置して自動的に顧客の顔認証を行うことにより、顧客は入口扉を通過するだけで乗車受付を完了することができる。
図7の運賃精算用生体情報読取機25x、25y、25zの生体認証方式は例えば手のひら静脈認証である。この場合、「手のひらをかざす」という能動的な動作で、顧客が生体情報に紐づく乗車券で運賃を精算する意志を示すことができる。
「生体情報登録・乗車券購入の流れ」
図8により生体情報の登録と乗車券購入の流れを示す。生体情報の登録方法、乗車券の決済方法の違いにより、3つの形態(U)、(V)、(W)に大別される。
図8により生体情報の登録と乗車券購入の流れを示す。生体情報の登録方法、乗車券の決済方法の違いにより、3つの形態(U)、(V)、(W)に大別される。
図8の(U)は乗車券発売窓口51で生体情報登録と乗車券購入を行う場合である。その流れは、顧客500uが乗車券発売窓口51の係員に乗車券購入申し込みとともに乗車券代を支払い(U01)、乗車券発売窓口51の係員が生体認証登録端末5uを用いて顧客500uの個人情報とともに購入する乗車券情報、乗車受付用生体情報、運賃精算用生体情報をセンターサーバ4uに登録(U02)、生体認証登録端末5uがセンターサーバ4uの登録完了通知を受けて(U03)、乗車券発売窓口51の係員が乗車券の内容が記載された乗車券控を生体認証登録端末5uより発行し、顧客500uに渡して手続き完了となる(U04)。
図8の(V)は生体認証登録端末5と同等の機能を有し、インターネット902に接続する情報端末6vと乗車券予約決済サービス7vを用いて顧客500vが自ら生体情報登録と乗車券購入を行う場合である。その流れは、顧客500vが情報端末6vを用いてセンターサーバ4vに接続し、乗車券購入申し込みとともに個人情報、乗車受付用生体情報、運賃精算用生体情報と乗車券代を支払うためのクレジットカード情報をセンターサーバ4vに連携(V01)、センターサーバ4vが乗車券予約決済サービス7vにクレジットカードの決済に必要な請求情報を連携(V02)、乗車券予約決済サービス7vが定められたクレジットカード決済手順に従い乗車券代を引き落とし、運賃収納データをセンターサーバ4vに連携(V03)、センターサーバ4vが連携された生体情報を顧客500vの個人情報、購入した乗車券情報とともに登録し、登録完了通知を情報端末6vに送信して手続き完了となる(V04)。なお乗車券控は、情報端末6vに別途接続したプリンタからの印刷により発行可能である(V05)。
図8の(W)は(V)と同じインターネット902を介した生体情報の登録方法であるが、乗車券代の決済方法が異なる場合である。その流れは、顧客500wが情報端末6wを用いてセンターサーバ4wに接続し、乗車券購入申し込みとともに個人情報、乗車受付用生体情報、運賃精算用生体情報をセンターサーバ4wに連携(W01)、センターサーバ4wが乗車券予約決済サービス7wにコンビニエンスストア71で乗車券代を支払うために必要な請求情報を連携(W02)、乗車券予約決済サービス7wがコンビニエンスストア71で支払うために必要となる支払番号をセンターサーバ4wに通知(W03)、センターサーバ4wが情報端末6wに支払番号を通知(W04)、顧客500wは情報端末6wに通知された支払番号をもってコンビニエンスストア71へ行き、コンビニエンスストア71所定の手続きに従って支払番号に基づき乗車券代を支払い(W05)、コンビニエンスストア71が乗車券予約決済サービス7wへ支払番号と運賃収納データを連携、乗車券予約決済サービス7wが支払番号を照合(W06)、センターサーバ4wが乗車券予約決済サービス7wからの運賃収納データを受けて、W01で連携された顧客情報を登録し(W07)、乗車券予約決済サービス7wがコンビニエンスストア71へ支払完了を通知(W08)、コンビニエンスストア71より乗車券控を発行し、顧客500wに渡して手続き完了となる(W09)。
「実施形態2」
次に、実施形態2について、全体のシステム構成を図9により説明する。ここでは実施形態1とは異なる部分についてのみ説明し、その他の概念、形態、方法については、実施形態1の説明に記載のとおりである。
生体認証乗車管理システム1´は、車両100に搭載された車載システム2と、バス営業所毎に設置され、複数の車載システム2に記憶媒体903を介して情報の配信を行う判定サーバ3と、複数の判定サーバ3と生体認証登録端末5を管理し、インターネット902を介して外部の情報端末6や乗車券予約決済サービス7との連携が可能な一つのセンターサーバ4で構成されている。
次に、実施形態2について、全体のシステム構成を図9により説明する。ここでは実施形態1とは異なる部分についてのみ説明し、その他の概念、形態、方法については、実施形態1の説明に記載のとおりである。
生体認証乗車管理システム1´は、車両100に搭載された車載システム2と、バス営業所毎に設置され、複数の車載システム2に記憶媒体903を介して情報の配信を行う判定サーバ3と、複数の判定サーバ3と生体認証登録端末5を管理し、インターネット902を介して外部の情報端末6や乗車券予約決済サービス7との連携が可能な一つのセンターサーバ4で構成されている。
車載システム2は、生体情報を読み取るための乗車受付用生体情報読取機24と運賃精算用生体情報読取機25、判定サーバ3からの情報を記憶媒体903から読み取る車載システム記憶媒体読取部26、本人確認、運賃精算に係る情報等を一時的に記憶する車載システム記憶部23、これらを制御する車載システム制御部22を備えている。
判定サーバ3は、複数の車載システム2へ配信する情報を記憶媒体903に書き込む判定サーバ記憶媒体書込部34、管理下にある車載システム2を運用する全ての運行系統に関する起点停留所、終点停留所、停車停留所、運行区間等の全ての運行系統情報と、センターサーバ4から連携される情報を記憶する判定サーバ記憶部33、これらを制御する判定サーバ制御部32を備えている。
記憶媒体903は判定サーバ3から車載システム2へ配信する少なくとも1日分の情報が記憶できる容量を持ち、車載システム記憶媒体読取部26並びに判定サーバ記憶媒体書込部34に接続、挿入して用いられる、取り外しが可能で繰り返し使える記憶装置であり、例えばUSBメモリやSDメモリーカード等の補助記憶装置を指す。
次に図10により、全顧客からバスを利用する顧客1名を特定し本人確認と運賃精算を行うまでの流れを20XX年8月31日に運行系統400のバスを利用した場合を例として説明する。実施形態2において実施形態1と異なる部分は、ステップS02´とステップS03´である。
ステップS02´では、判定サーバ3が管理下にある路線300を運行する運行系統400を含む全ての運行系統毎に有効顧客リスト210を始発のバスが運行を開始するまでに自動的に生成、この中から運行する車両毎に、1日に運行する全ての運行系統の有効顧客リスト210を選択して記憶媒体903に保存することにより配信用記憶媒体を作成する。
ステップS03´では、運行車両毎に作成された配信用記憶媒体903を乗務員が各車両に運搬し、車載システム記憶媒体読取部26にセットすることで1日分の様々な運行系統のための有効顧客リスト210が配信され、車載システム記憶部23に記憶される。これにより車載システム2には、運行系統400を含む1日分の様々な運行系統で各々有効となる乗車券情報の顧客500のみが連携されることになり、顧客が有効区間内で利用する限りにおいては、運賃精算時には生体情報に基づく本人確認を行うだけで良い。
次に図11で車両100における車載システム機器配置について説明する。実施形態1との違いは、図7の(X)の車両100x、(Y)の車両100y、(Z)の車両100zにおける車載システム通信部21が、図11の(X´)の車両100x、(Y´)の車両100y、(Z´)の車両100zでは車載システム記憶媒体読取部26となっていることであり、その他の機器配置については実施形態1と同様である。
実施形態2は、記憶媒体903を介して1日分の情報をまとめて配信することから、記憶媒体903や車載システム記憶部23はそれらに対応できる記憶容量を備える必要があり、実施形態1と比較すると対応可能な事業規模に限度がある。
しかしながら、例えば、均一制運賃(運賃が運行系統や距離に関わらず定額)で、乗車券有効区間が全線有効となるために有効顧客リスト210が運行系統に関わらず常に同一となる場合や、運行系統や乗車券種が少ない場合、座席指定の高速バスでのみ運用するというように事業種別やエリアを限定する場合等、実施形態2でも充分なサービスを提供できる事業者は、実施形態2のほうが実施形態1で必要となる無線通信回線の通信コストが不要となる分だけ費用を削減することができる。
しかしながら、例えば、均一制運賃(運賃が運行系統や距離に関わらず定額)で、乗車券有効区間が全線有効となるために有効顧客リスト210が運行系統に関わらず常に同一となる場合や、運行系統や乗車券種が少ない場合、座席指定の高速バスでのみ運用するというように事業種別やエリアを限定する場合等、実施形態2でも充分なサービスを提供できる事業者は、実施形態2のほうが実施形態1で必要となる無線通信回線の通信コストが不要となる分だけ費用を削減することができる。
実施形態1と実施形態2は、判定サーバ3と車載システム2の情報連携手段の違いによるものであるが、これらは判定サーバ毎に変更が可能であり、一つのセンターサーバ4に実施形態1の判定サーバ3と実施形態2の判定サーバ3を併存させることができる。
「発明の効果」
従来のICカードは2枚重ねて使用できない場合があるため、顧客には複数のICカードを一つのパスケースに入れないように案内することが多い一方で、複雑な路線網を持つバス事業者等はバス定期券の実現のため、全国共通の交通系ICカードとは別に独自のバス専用ICカードシステムを導入して顧客に複数のICカードを使い分けてもらうケースが見受けられる。このことはICカードの利便性を損なう一因となってしまうが、本発明では誰もが持つ生体情報を乗車券として用いてICカードとは別のサービスを提供することで、1枚のICカードと生体情報に紐づく乗車券を顧客に大きな負担を強いることなく使い分けてもらうことができる。
従来のICカードは2枚重ねて使用できない場合があるため、顧客には複数のICカードを一つのパスケースに入れないように案内することが多い一方で、複雑な路線網を持つバス事業者等はバス定期券の実現のため、全国共通の交通系ICカードとは別に独自のバス専用ICカードシステムを導入して顧客に複数のICカードを使い分けてもらうケースが見受けられる。このことはICカードの利便性を損なう一因となってしまうが、本発明では誰もが持つ生体情報を乗車券として用いてICカードとは別のサービスを提供することで、1枚のICカードと生体情報に紐づく乗車券を顧客に大きな負担を強いることなく使い分けてもらうことができる。
これまでの磁気カードシステムやICカードシステムはカード媒体に乗車券情報を書き込み、車載機器でカードに書き込まれた情報を読み取り、有効判定を行って必要に応じて情報を書き換えるシステムをとってきた。しかしながら複雑な路線網を持つバス等の乗車券情報は多岐にわたり、特に定期券については情報量が多く、広域路線網を持つバス事業者等では全ての区間の定期券をカード化することは困難である場合が多い。本発明では運行系統毎に、その運行系統の起終点間で有効となる定期券を持つ顧客をあらかじめサーバ側で判定、抽出してから車両へ情報を連携するため、車載機器とカード媒体で行う定期券判定と比較して複雑な有効区間設定の自由度が高く、車載機器での判定項目が少ない。
本発明では、実施形態1と実施形態2の2種類のシステム構成を混在できることから、バス、路面電車や鉄道等の違いや事業者の規模に応じて、より経済的で効率的なシステム構成を選択することができ、複数の事業者、異なる事業種別でも一つの乗車管理システムによって柔軟に共通乗車サービスを提供できる。
「変形例」
図1の精算内容表示器8は顧客が運賃を精算する際にその内容を画面表示するための機器として設置しているが、画面表示に代えて音声により案内するための機器を設置してもよく、これを応用して目の不自由な顧客に対しては音声案内を設定する等、言語に加え画面表示と音声の切り替えについても顧客の個々のニーズに応じて実施してもよい。
図1の精算内容表示器8は顧客が運賃を精算する際にその内容を画面表示するための機器として設置しているが、画面表示に代えて音声により案内するための機器を設置してもよく、これを応用して目の不自由な顧客に対しては音声案内を設定する等、言語に加え画面表示と音声の切り替えについても顧客の個々のニーズに応じて実施してもよい。
図4並びに図10のステップS01でセンターサーバ4は、利用日に有効な乗車券情報であることのみを有効顧客情報200の抽出条件として設定し、同一の有効顧客情報200を複数の判定サーバ3に連携することとしているが、例えばバス、路面電車や鉄道等の違いのように、センターサーバ4が有効顧客情報200を生成する段階で選別、仕分けできる要素が含まれている場合には、センターサーバ4に、日付の要素に加えて事業種別や運行地域、営業所等毎に設置された判定サーバ3毎に異なる有効顧客情報200を生成、配信する機能を持たせてもよい。
図4のステップS03での、有効顧客情報200の顧客500a、b、c、d、e、f、g、h、i、jから運行系統400のための有効顧客リスト210を生成するための具体的な抽出方法として、本明細書では図3の路線300における停留所A、B、C、D、E、F、G、HおよびIと、これを結ぶ区間301を判定条件として抽出事例を挙げたが、路線300を運行地域や営業所、運行系統毎に集約して管理コードを定義し、停留所や区間の代わりに管理コードを判定条件として顧客リスト210を作成してもよい。
図4並びに図10のステップS04とステップS05で読み取る顧客500の乗車受付用生体情報と運賃精算用生体情報は、同一の生体認証方法を用い、顧客の登録する生体情報を1種類として顧客情報登録の手間を軽減してもよく、例えば図7の車両100xにおける車載システム機器配置において、乗車受付用生体情報読取機24xを運賃精算用生体情報読取機25xと同じ手のひら静脈認証とし、乗車受付用生体情報読取機24xは生体認証速度を優先するが、運賃精算用生体情報読取機25xは生体認証精度を優先した読み取り設定とする等の方法でもよい。
図7の(Z)の車両100z、並びに図11の(Z´)の車両100zのような車載システム機器配置においても、乗車受付用生体情報読取機24zを設置して乗車受付を行う構成としたが、座席指定制の高速バスのような乗車顧客が比較的少数で限定されるような車両である場合には、運賃精算用生体情報読取機25zが乗車受付用生体情報の読み取りも同時に行うことにより乗車受付用生体情報読取機24zを省略してもよく、例えば異なる生体情報である指紋と指静脈を同時に読み取ってもよい。
図7の(X)の車両100x、(Y)の車両100y、(Z)の車両100z、並びに図11の(X´)の車両100x、(Y´)の車両100y、(Z´)の車両100zにおける車載システム機器配置では乗車受付用生体情報読取機24x、24y、24zである顔認証用カメラを車両入口付近に設置する構成としたが、認証漏れを防止するために車両入口付近以外の車内にも複数の顔認証用カメラを設置してもよく、例えばドライブレコーダ用車内カメラと兼用する方法でもよい。
図7の(X)の車両100x、(Y)の車両100y、(Z)の車両100zでは車載システム通信部21、車載システム制御部22、及び車載システム記憶部23を独立して設置したが、これら車載システムを運賃箱9に内蔵することにより、生体認証対応運賃箱として機器設置スペースを節約してもよい。
図11の(X´)の車両100x、(Y´)の車両100y、(Z´)の車両100zでは、車載システム記憶媒体読取部26、車載システム制御部22、及び車載システム記憶部23を独立して設置したが、これら車載システムを運賃箱9に内蔵することにより、生体認証対応運賃箱として機器設置スペースを節約してもよい。この場合、記憶媒体903は運賃箱9に付属する現金を収納するための金庫とともに運搬できるように記憶媒体を金庫に内蔵した金庫メモリとする方法を併用しても良い。
図8の生体情報の登録と乗車券購入の流れにおいては、乗車券購入の度に生体情報を登録する方法としたが、例えば生体認証によるサービスを会員制とし、図8の流れで初回のみ乗車券情報とともに生体情報、個人情報の登録手続きを行って会員となり、それ以降は毎度の生体情報等の登録を省略し、乗車券情報のみを更新する方法でもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 生体認証乗車管理システム(実施形態1)
1´ 生体認証乗車管理システム(実施形態2)
2 車載システム
3 判定サーバ
4 センターサーバ
4u センターサーバ
4v センターサーバ
4w センターサーバ
5 生体認証登録端末
5u 生体認証登録端末
6 情報端末
6v 情報端末
6w 情報端末
7 乗車券予約決済サービス
7v 乗車券予約決済サービス
7w 乗車券予約決済サービス
8 精算内容表示器
9 運賃箱
10 運賃表示器
21 車載システム通信部
22 車載システム制御部
23 車載システム記憶部
24 乗車受付用生体情報読取機
24x 乗車受付用生体情報読取機
24y 乗車受付用生体情報読取機
24z 乗車受付用生体情報読取機
25 運賃精算用生体情報読取機
25x 運賃精算用生体情報読取機
25y 運賃精算用生体情報読取機
25z 運賃精算用生体情報読取機
26 車載システム記憶媒体読取部
31 判定サーバ通信部
32 判定サーバ制御部
33 判定サーバ記憶部
34 判定サーバ記憶媒体書込部
41 センターサーバ通信部
42 センターサーバ制御部
43 センターサーバ記憶部
51 乗車券発売窓口
71 コンビニエンスストア
100 車両
100x 車両
100y 車両
100z 車両
200 有効顧客情報
201 有効期限
201a 有効期限
201b 有効期限
202 券種
202a 券種
202b 券種
202c 券種
202d 券種
202f 券種
203 座席番号
203f 座席番号
204 大小別
204a 大小別
204b 大小別
204c 大小別
204d 大小別
204f 大小別
205 言語
210 有効顧客リスト
300 路線
301 区間
301a 区間
301b 区間
301c 区間
301d 区間
301f 区間
400 運行系統
500 顧客(生体情報を含む)
500a 顧客(生体情報を含む)
500b 顧客(生体情報を含む)
500c 顧客(生体情報を含む)
500d 顧客(生体情報を含む)
500e 顧客(生体情報を含む)
500f 顧客(生体情報を含む)
500g 顧客(生体情報を含む)
500h 顧客(生体情報を含む)
500i 顧客(生体情報を含む)
500j 顧客(生体情報を含む)
500u 顧客(生体情報を含む)
500v 顧客(生体情報を含む)
500w 顧客(生体情報を含む)
600 フローチャート
901 無線通信回線
902 インターネット
903 記憶媒体
1´ 生体認証乗車管理システム(実施形態2)
2 車載システム
3 判定サーバ
4 センターサーバ
4u センターサーバ
4v センターサーバ
4w センターサーバ
5 生体認証登録端末
5u 生体認証登録端末
6 情報端末
6v 情報端末
6w 情報端末
7 乗車券予約決済サービス
7v 乗車券予約決済サービス
7w 乗車券予約決済サービス
8 精算内容表示器
9 運賃箱
10 運賃表示器
21 車載システム通信部
22 車載システム制御部
23 車載システム記憶部
24 乗車受付用生体情報読取機
24x 乗車受付用生体情報読取機
24y 乗車受付用生体情報読取機
24z 乗車受付用生体情報読取機
25 運賃精算用生体情報読取機
25x 運賃精算用生体情報読取機
25y 運賃精算用生体情報読取機
25z 運賃精算用生体情報読取機
26 車載システム記憶媒体読取部
31 判定サーバ通信部
32 判定サーバ制御部
33 判定サーバ記憶部
34 判定サーバ記憶媒体書込部
41 センターサーバ通信部
42 センターサーバ制御部
43 センターサーバ記憶部
51 乗車券発売窓口
71 コンビニエンスストア
100 車両
100x 車両
100y 車両
100z 車両
200 有効顧客情報
201 有効期限
201a 有効期限
201b 有効期限
202 券種
202a 券種
202b 券種
202c 券種
202d 券種
202f 券種
203 座席番号
203f 座席番号
204 大小別
204a 大小別
204b 大小別
204c 大小別
204d 大小別
204f 大小別
205 言語
210 有効顧客リスト
300 路線
301 区間
301a 区間
301b 区間
301c 区間
301d 区間
301f 区間
400 運行系統
500 顧客(生体情報を含む)
500a 顧客(生体情報を含む)
500b 顧客(生体情報を含む)
500c 顧客(生体情報を含む)
500d 顧客(生体情報を含む)
500e 顧客(生体情報を含む)
500f 顧客(生体情報を含む)
500g 顧客(生体情報を含む)
500h 顧客(生体情報を含む)
500i 顧客(生体情報を含む)
500j 顧客(生体情報を含む)
500u 顧客(生体情報を含む)
500v 顧客(生体情報を含む)
500w 顧客(生体情報を含む)
600 フローチャート
901 無線通信回線
902 インターネット
903 記憶媒体
Claims (9)
- バス、路面電車や鉄道等の複数の車両にそれぞれ搭載された車載システムと、
前記車載システムを搭載した車両等の外に設けられ、バス、路面電車や鉄道等の事業種別や運行地域、営業所等の任意のグループ毎に前記車載システムを管理することができる少なくとも一つの判定サーバと、
少なくとも一つの顧客の指紋、静脈、虹彩、顔等の唯一性及び永続性のある人間の身体的特徴である生体情報を読み取り、顧客が購入した乗車券情報と顧客の特定に必要な個人情報とを紐付け、顧客情報として登録するための生体認証登録端末と、
前記判定サーバと前記生体認証登録端末と全ての前記顧客情報とを管理する一つのセンターサーバと、
を有し、前記センターサーバより前記判定サーバを経由して連携された生体情報と乗車券情報を用いて、前記車載システムが顧客の運賃精算時に本人確認を同時に行うことを特徴とする生体認証乗車管理システム。 - 前記車載システムが、
(1)一つの前記判定サーバと無線通信する車載システム通信部と、
(2)乗車受付のための前記生体情報と運賃精算のための前記生体情報を読み取る生体情報読取機と、
(3)前記判定サーバから受信した有効顧客リストと乗車時に前記生体情報読取機で取得した顧客の乗車受付情報を記憶する車載システム記憶部と、
(4)乗務員が運行系統を設定する度に前記判定サーバより受信する前記有効顧客リストの中から、顧客の乗車受付情報に基づき実際に乗車している顧客を特定し、運賃精算時に本人確認とともに利用区間と乗車券有効区間の突合を行う車載システム制御部と、
をそれぞれ有し、
前記判定サーバが、
(1)複数の前記車載システムと無線通信する判定サーバ通信部と、
(2)管理下にある前記車載システムを運用する全ての運行系統に関する情報と前記センターサーバより受信した有効顧客情報とを記憶する記憶部と、
(3)前記車載システムで乗務員が運行系統を設定する度にその設定情報が連携され、設定した運行系統の運行区間と乗車券情報の有効区間が一部でも重なる顧客を前記有効顧客情報の中から抽出することにより前記有効顧客リストを生成し、前記車載システムに送信する制御部と、
をそれぞれ有し、
前記センターサーバが、
(1)インターネットを介して外部と通信できるセンターサーバ通信部と、
(2)前記生体認証登録端末を介して登録する全ての顧客情報を記憶する記憶部と、
(3)生体情報とともに利用日当日に有効な乗車券情報を全ての顧客情報の中から抽出することにより前記有効顧客情報を生成し、前記判定サーバに配信する制御部と、
をそれぞれ有する請求項1に記載の生体認証乗車管理システム。 - 前記車載システムが、
(1)前記判定サーバからの情報を記憶媒体から読み取る車載システム記憶媒体読取部と、
(2)乗車受付のための前記生体情報と運賃精算のための前記生体情報を読み取る生体情報読取機と、
(3)前記判定サーバより配信された有効顧客リストと乗車時に前記生体情報読取機で取得した顧客の乗車受付情報を記憶する車載システム記憶部と、
(4)前記判定サーバより配信された1日分の運行系統のうち、乗務員が設定した運行系統の前記有効顧客リストの中から、顧客の乗車受付情報に基づき実際に乗車している顧客を特定し、運賃精算時に本人確認とともに利用区間と乗車券有効区間の突合を行う車載システム制御部と、
をそれぞれ有し、
前記判定サーバが、
(1)複数の前記車載システムへ配信する情報を記憶媒体に書き込む判定サーバ記憶媒体書込部と、
(2)管理下にある前記車載システムを運用する全ての運行系統に関する情報と前記センターサーバより受信した有効顧客情報とを記憶する記憶部と、
(3)前記有効顧客情報の中から、判定サーバ毎に予め定められた抽出条件によって前記有効顧客リストを生成し、前記車載システムに配信する制御部と、
をそれぞれ有し、
前記センターサーバが、
(1)インターネットを介して外部と通信できるセンターサーバ通信部と、
(2)前記生体認証登録端末を介して登録する全ての顧客情報を記憶する記憶部と、
(3)生体情報とともに利用日当日に有効な乗車券情報を全ての顧客情報の中から抽出することにより前記有効顧客情報を生成し、前記判定サーバに配信する制御部と、
をそれぞれ有する請求項1に記載の生体認証乗車管理システム。 - 運賃額の一覧を表示するための運賃表示器と運賃を収受するための運賃箱と運賃精算内容を表示するための精算内容表示器とを前記車載システムに接続し、前記車載システムによる運賃精算時の乗車券情報や判定結果等を精算内容表示器に顧客が選択した言語で表示することができるとともに、乗り越し等が発生した場合でも不足運賃の計算及び収受を行うことができる請求項1乃至3のいずれか一項に記載の生体認証乗車管理システム。
- 二つの生体認証方法を用いて、乗車受付時と運賃精算時に各々異なる生体情報を読み取る請求項1乃至4のいずれか一項に記載の生体認証乗車管理システム。
- 一つの生体認証方法を用いて、乗車受付時と運賃精算時の2回、同じ生体情報を読み取る請求項1乃至4のいずれか一項に記載の生体認証乗車管理システム。
- 二つの生体認証方法を用いて、乗車受付と運賃精算の各々異なる生体情報を一つの生体認証装置により同時に1回で読み取る請求項1乃至4のいずれか一項に記載の生体認証乗車管理システム。
- 前記センターサーバがインターネットを介して、前記生体認証登録端末と同等の機能を有する外部の情報端末と接続することにより、前記生体認証登録端末に加え前記情報端末でも前記顧客情報を登録できる請求項1乃至7のいずれか一項に記載の生体認証乗車管理システム。
- 前記センターサーバがインターネットを介して、外部の乗車券予約決済サービスと接続することにより、生体情報に紐づく全ての乗車券を対象にインターネットでの購入申し込みとともにクレジット決済やコンビニエンスストアで決済ができるサービスを提供できる請求項1乃至8のいずれか一項に記載の生体認証乗車管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016235578A JP2018092388A (ja) | 2016-12-05 | 2016-12-05 | 生体認証乗車管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016235578A JP2018092388A (ja) | 2016-12-05 | 2016-12-05 | 生体認証乗車管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018092388A true JP2018092388A (ja) | 2018-06-14 |
Family
ID=62566143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016235578A Pending JP2018092388A (ja) | 2016-12-05 | 2016-12-05 | 生体認証乗車管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018092388A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
2016
- 2016-12-05 JP JP2016235578A patent/JP2018092388A/ja active Pending
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