JP7448802B2 - チケット表示プログラムおよびチケット管理装置 - Google Patents
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Description
(第1実施形態)
[チケット管理システム]
図1に示すように、チケット管理システム1は、公共交通機関としてのバス2と、バス2の利用者である乗客3と、バス2の運転手である乗務員4と、乗客3に所持され、チケットデータをチケット画像21として表示する携帯端末10と、チケットデータを管理する管理サーバ40とを備えている。また、携帯端末10と管理サーバ40とは、ネットワーク5を介して接続されている。
チケット画像21は、携帯端末10にダウンロードされたチケットデータに定義された情報が表示されている。チケット画像21は、上部領域20aにおける上下方向の中央に配置される環状オブジェクト22と、環状オブジェクト22の内側に配置される第1オブジェクト23とを備える。さらに、チケット画像21は、環状オブジェクト22の外側に配置される第2オブジェクト24と、第3オブジェクト25とを備える。チケット画像21は、全体の背景色が例えば黒色である。また、チケット画像21に含まれるオブジェクトは、チケット画像21の背景色と異なる色であって、チケット画像21において鮮明に視認できる色を有しており、例えば白色である。
図4に示すように、携帯端末10は、上述した本体部11と、タッチパネル12と、操作部13とに加えて、さらに、制御部14と、メモリ部15と、日時管理部16と、通信部17とを備えている。制御部14は、一例として、CPUであり、携帯端末10の全体の動作を制御する。メモリ部15は、データ記憶部とメインメモリとを有している。データ記憶部は、不揮発性メモリであって、一例として、フラッシュメモリである。データ記憶部は、チケット表示プログラムやダウンロードされたチケットデータを記憶している。メインメモリは、一例として、RAMであり、携帯端末10のデータやプログラム等を一時的に記憶している。
図5に示すように、管理サーバ40は、制御部41と、メモリ部42と、データベース43とを備えている。制御部41は、一例として、CPUであり、管理サーバ40の全体の動作を制御する。メモリ部42は、ハードディスクドライブやソリッドステートドライブ等の記憶装置である。メモリ部42は、一例として、ユーザ識別データと関連付けられる前の状態のチケットデータなどを保存している。
図6に示すように、管理サーバ40におけるデータベース43には、チケットデータが各ユーザIDに関連付けられて保存されている。具体的に、データベース43は、チケットデータに定義された情報として、チケットデータの種類を管理している。チケットデータは、使用可能期間に応じた種類があり、例えば、1日乗車券や、時間単位の使用可能期間を有するチケットデータとして6時間券や、12時間券などがある。
次に、アプリ画面20におけるチケット一覧画像について説明する。
図7に示すように、チケット一覧画像27は、第3切替オブジェクト26cに対してタップ操作がされた場合に、アプリ画面20における上部領域20aに表示される。チケット一覧画像27は、ユーザである乗客3が購入したチケットデータの一覧が表示されており、タブオブジェクトと、チケットオブジェクト28を備えている。
〔チケット表示プログラムでの有効化から無効化までの手順〕
チケット表示プログラムにおいて、購入したチケットデータを有効化してから無効化されるまでの手順について説明する。先ず、その準備として、乗客3は、バス2の乗車前に、携帯端末10にチケット表示プログラムをインストールし、ユーザ登録をする。あわせて、決済方法を設定する。ついで、乗客3は、アプリ画面20における上部領域20aに、チケット購入画像(非図示)を表示させる。そして、乗客3は、携帯端末10に表示されたチケット購入画像において、検索条件を入力して所望のチケットデータを抽出し、管理サーバ40にチケットデータの料金の決済の要求を送信する。決済部44は、受信した要求に対して決済を行う。管理サーバ40の制御部41は、決済が完了したチケットデータを、ユーザIDと関連付けてデータベース43に保存し、また、当該チケットデータを携帯端末10に送信する。そして、携帯端末10では、決済が完了したチケットデータがダウンロードされ、メモリ部15に保存される。
(1-1)経時的に表示が変化する環状オブジェクト22の内側に第1オブジェクトが配置されることで、第1オブジェクト23を第2オブジェクト24よりも目に留まり易くし、第1オブジェクト23を目視確認し易くできる。したがって、チケット画像21に表示されたチケットの内容の視認性を向上できる。
(1-6)チケット画像21が表示されている間において、スワイプ操作、ピンチイン操作、およびピンチアウト操作による入力に対するチケット画像21の表示の変更を制限することで、ユーザの誤操作による画面の表示の変更を抑制できる。これにより、チケット画像21の目視確認を円滑に行うことができる。また、チケット画像21の表示の拡大、縮小が制限されているため、チケット画像21の内容の視認性をより向上できる。
(1-13)第2オブジェクト24に秒単位の現在時刻が表示されることで、チケット画像21のキャプチャによる偽造を防止することができる。また、第2オブジェクト24に表示された現在時刻と、例えばバス2に備え付けられた時計などの現在時刻とを比較することで、提示されたチケット画像21が正規のチケット画像21か否かを確認することができる。
・チケット管理システム1の公共交通機関としては、バスでなく電車であってもよい。
・日時データを24時間制から27時間制に換算するのではなく、午前零時以降であって、運行業務開始前の設定時刻、例えば午前3時に、使用可能期間または有効期限と、現在時刻との照合を行うようにしてもよい。この場合でも、チケットデータを、午前零時ではなく任意の時刻に無効化できる。
・制御部14におけるチケット画像21の色調を変更する要求の有無を判定する処理、および、色調を変更する処理は、省略されてもよい。すなわち、制御部14は、チケット画像21が表示されている間、チケット画像21の色調の変更を含む表示の変更を制限してもよい。
・移動オブジェクト22bは、軌道オブジェクト22a上を周回するように表示されなくてもよく、例えば、点滅するように表示されてもよい。
チケット管理システム1は、携帯端末10にインストールされたチケット表示プログラムを使用せず、ウェブサイトを介して、チケット画像21を携帯端末10に表示させてもよい。図9に示すように、ウェブサイトを介してチケットデータが有効化されてから無効化されるまでの手順は、ステップS31からステップS41で構成されている。すなわち、管理サーバ40は、チケット表示プログラムがインストールされており、当該プログラムに従ってチケットデータを管理する。制御部41は、携帯端末10のタッチパネル12にチケットデータを表示するための表示制御部として機能し、また、チケットデータの有効化処理を行う有効化処理部、および無効化処理を行う無効化処理部として機能する。
(2-1)ウェブサイトを介して携帯端末10にチケット画像21を表示する場合、チケットデータを有効化する際に携帯端末10がオンライン状態である必要があるが、携帯端末10にチケット表示プログラムがインストールされていない場合でも、チケット画像21を表示することができる。
・制御部41がチケット画像21の色調を変更する要求の有無を判定する処理、および、制御部41がチケット画像21の色調を変更する処理は、省略されてもよい。
図10に示すように、チケットデータは、時間単位の使用可能期間を有してもよい。この場合、チケット画像21において、第1中央オブジェクト23aには、残り使用時間が表示され、第1上方オブジェクト23cには、第1中央オブジェクト23aに表示されているデータが残り使用時間であることが表示されている。そして、第2上方オブジェクト24aには、チケットデータの種類として「12時間券」という文字が表示されている。
(3-1)チケット画像21において、第1オブジェクト23に残り使用時間を表示させることで、現在日時および終了日時から残り使用時間を算出する必要がなく、一目で残り使用時間を確認できる。
・第1オブジェクト23において、使用可能期間における終了日時と、残り使用時間とを、切り替えて表示してもよい。例えば、第1オブジェクト23にタップ操作入力が行われた際に、使用可能期間の終了日時と、残り使用時間とが、切り替えられてもよい。
図11に示すように、チケット画像21は、デイナンバーオブジェクト、およびデイカラーオブジェクトを備えてもよい。この場合、チケット画像21は、第2下方オブジェクト24bの左側側方にデイナンバーオブジェクト30を備えている。デイナンバーオブジェクト30に表示される文字列は、日によって異なる文字、数字、記号、またはそれらの組み合わせからランダムに選択され、ここでは「B2」という文字が表示されている。また、ここでは、環状オブジェクト22は、デイカラーオブジェクトであって、環状の図形が30度毎に分割された形状が複数の色によって表示されている。デイカラーオブジェクトでは、日によって、複数の色がランダムに変更されて表示される。
(4-1)チケット画像21がデイナンバーオブジェクトおよびデイカラーオブジェクトを備えることで、例えば、正規のチケット画像21と前日以前にキャプチャしたチケット画像21とを識別でき、チケット画像21の偽造を抑制できる。
・デイカラーオブジェクトとしての環状オブジェクト22は、例えば、1秒間に一度特定の色が点滅するように表示されてもよい。これにより、環状オブジェクト22が移動オブジェクト22bを備えていない場合でも、目視確認の際に連続して表示が変化するため、第1オブジェクトを第2オブジェクトよりも目に留まり易くでき、第1オブジェクトの視認性を向上できる。また、チケット画像21の偽造を防止も可能とする。
図12に示すように、チケットデータは、定期乗車券であってもよい。この場合、チケット画像21において、第1中央オブジェクト23aには、チケットデータの使用可能期間の終了日が表示されている。また、第1上方オブジェクト23cには、チケットデータの使用可能期間の開始日が表示されている。そして、第2上方オブジェクト24aには、チケットデータの種類として、「3か月定期券」という文字が表示されている。
(5-1)チケットデータが定期乗車券の場合、チケットデータの購入時に設定された使用可能期間内にのみチケット画像21を表示させることで、使用可能期間外における定期乗車券としてのチケットデータの不正使用を防止することができる。
・チケットデータが定期乗車券の場合、第1オブジェクト23、または第2オブジェクト24に、乗客3の氏名や、携帯端末10のカメラ機能により撮影された乗客3の顔写真が表示されるようにしてもよい。これにより、チケット画像21に表示された情報から乗客3の本人確認が可能となる。また、チケット画像21へのタップ操作等での入力により、これらの本人確認情報が表示されるように画像が切替えられてもよい。
10…携帯端末
11…本体部
12…タッチパネル
13…操作部
20…アプリ画面
20a…上部領域
20b…下部領域
21…チケット画像
22…環状オブジェクト
22a…軌道オブジェクト
22b…移動オブジェクト
23…第1オブジェクト
24…第2オブジェクト
25…第3オブジェクト
40…管理サーバ
Claims (9)
- チケットデータを用いたチケット画像の表示を携帯端末に実行させるチケット表示プログラムであって、
前記チケットデータは、乗車に関する第1データおよび第2データを含み、前記第1データは、前記チケットデータの使用可能期間を含むデータであり、前記第2データは、前記第1データ以外のデータであり、
前記チケット画像は、目視される時間の経過とともに連続して変化する環状オブジェクト、前記携帯端末での前記チケット画像としての使用が有効化されたチケットデータに含まれる前記第1データを前記環状オブジェクトの内側に表示する第1オブジェクト、および、前記携帯端末での前記チケット画像としての使用が有効化されたチケットデータに含まれる前記第2データを前記環状オブジェクトの外側に表示する第2オブジェクトを含む
チケット表示プログラム。 - 前記環状オブジェクトは、目視される時間の経過とともに周回軌道を連続して移動する移動オブジェクトを含む
請求項1に記載のチケット表示プログラム。 - 前記環状オブジェクトは、環状の軌道オブジェクトを備え、
前記移動オブジェクトが前記軌道オブジェクト上を目視時間の経過とともに連続して移動する前記チケット画像を前記携帯端末に表示させる
請求項2に記載のチケット表示プログラム。 - 前記携帯端末は、前記チケット画像を表示するタッチパネルを備え、
前記チケット画像を表示している前記タッチパネルでのタップ操作の入力によって当該チケット画像の色調を変化させる処理を前記携帯端末に実行させる
請求項1ないし3のうち何れか1項に記載のチケット表示プログラム。 - 前記タッチパネルでのスワイプ操作、ピンチイン操作、およびピンチアウト操作の少なくとも1つが画面操作であり、前記携帯端末が前記チケット画像を表示している期間の全体にわたり前記画面操作に従う表示の変更を前記携帯端末に停止させる
請求項4に記載のチケット表示プログラム。 - 前記チケットデータを管理するための日時データの日付を、午前零時以降であって始発前の設定時刻に、前記携帯端末に変更させる
請求項1ないし5のうち何れか1項に記載のチケット表示プログラム。 - 前記チケットデータは、前記携帯端末のメモリに記憶され、
前記携帯端末が無線通信ネットワークに接続された状態、および非接続の状態の何れにおいても、前記メモリに記憶されたチケットデータを前記携帯端末での使用が有効化された状態にする処理を前記携帯端末に実行させる
請求項1ないし6のうち何れか1項に記載のチケット表示プログラム。 - 前記第1データは、前記第2データより目視確認における優先度の高い情報である
請求項1ないし7のうち何れか1項に記載のチケット表示プログラム。 - チケットデータを用いたチケット画像を表示する携帯端末がネットワークを介してアクセスすると共に、前記チケットデータを管理するチケット管理装置であって、
ユーザが購入したチケットデータを、ユーザに割り振られたユーザ識別データに関連付けて管理するデータベースと、ユーザによって選択されたチケットデータを有効化する有効化処理部と、有効化されたチケットデータを用いて前記チケット画像の表示を前記携帯端末に表示させる表示制御部とを備え、
前記チケットデータは、乗車に関する第1データおよび第2データを含み、前記第1データは、前記チケットデータの使用可能期間を含むデータであり、前記第2データは、前記第1データ以外のデータであり、
前記チケット画像は、目視される時間の経過とともに連続して変化する環状オブジェクト、前記有効化されたチケットデータに含まれる前記第1データを前記環状オブジェクトの内側に表示する第1オブジェクト、および、前記有効化されたチケットデータに含まれる前記第2データを前記環状オブジェクトの外側に表示する第2オブジェクトを含む
チケット管理装置。
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