JP2004240782A - 定期乗車券販売・運用管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】定期乗車券を紛失した場合に鉄道会社等の交通機関の運営側にも利用者にも大きな負担をかけることなく、その再発行と駅等における定期乗車券の円滑な運用を可能にする定期乗車券販売・運用管理システムを実現する。
【解決手段】インターネット網101には、定期乗車券販売・運用管理システムを構成する鉄道会社サーバ102、自動発券機103、改札口104および利用者端末105が接続されている。定期乗車券の発行を望む利用者は、鉄道会社サーバ102にアクセスして乗車区間、利用期間等のデータを入力して識別番号を発行させる。自動発券機103でその定期乗車券を発行させると鉄道会社サーバ102は乗車区間のすべての改札口104に識別番号を送ってその識別番号の定期乗車券の利用を許可させる。定期乗車券が紛失した場合にはその識別番号が改札口104から削除され、その定期乗車券の利用ができなくなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鉄道等の交通機関で使用する定期乗車券の販売と定期乗車券の運用を管理する定期乗車券販売・運用管理システムに係わり、特にインターネット等の通信ネットワークを使用した定期乗車券販売・運用管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通勤あるいは通学等のために鉄道等の交通機関の特定区間を頻繁に使用する場合には、定期乗車券を購入して使用するのが経済的である。また乗車券をその都度購入して乗車するよりも手間がかからないという利点がある。そこで交通機関の利用者は定期乗車券を広く活用しており、鉄道事業者等の定期乗車券の発行者側ではこれを駅の改札口等で適切に管理することで業務の効率化と不正乗車の防止を図っている。
【0003】
ところで、定期乗車券は利用者が常に携行し、乗車の起点、乗り継ぎ点ならびに終点でこれを係員に見せたり、あるいは改札口等に設置されている確認用の装置で読み取らせて、正当な利用状態であることを確認させることで通行が許可されるようになっている。ここで正当な利用状態とは、たとえばその定期乗車券が指定された交通機関を利用できる有効期間内にあることや、購入時に指定した利用区間内での利用であることをいう。
【0004】
定期乗車券はある程度長期間使用されるものであるので、それ自体高価なものである場合が多い。また、たとえ老人等の無料の定期乗車券であっても、これを紛失した場合には個々に乗車券を買い求める必要があり、紛失による経済的な損失が大きい。しかしながら、従来では定期乗車券を紛失してもこれを再発行してもらうシステムが存在しなかった。これは、定期乗車券を再発行した場合に、紛失した定期乗車券を無断で取得した者が有効期間内にこれを使用することがあると、定期乗車券の発行者側が経済的な損失を被るからである。
【0005】
そこで、たとえば特許文献1では、定期乗車券の紛失を通常の物品の紛失と捉え、保険によって対処しようとする提案が行われている。この提案では、利用者が定期乗車券の購入時に再発行のための保険をかけることができるようになっている。保険をかけた場合には、利用者が紛失を届け出ると鉄道会社は保険料を基にして紛失定期乗車券と同じ内容の新たな定期乗車券を発行することができる。また、鉄道会社では定期乗車券ごとに自動改札機が判別する判別情報を使用するようにしており、紛失届けがあるとこの判別情報を通行不可情報に変更することで、定期乗車券を不正に取得した者がこれを使用できないようにしている。
【0006】
また、特許文献2でも、定期乗車券を紛失した場合に臨時の定期乗車券を発行し、先に発行した定期乗車券を使用できなくするようにした技術を開示している。この技術では、定期乗車券のRAM(ランダム・アクセス・メモリ)領域に定期券番号、氏名、乗車区間、有効期間を書き込んでこれを発行する。紛失した定期乗車券についてはその定期券番号をすべてナンバテーブルと呼ばれるテーブルに登録して、これをすべての改札口や精算機に通知する。そして、再発行する定期乗車券には新しい定期券番号を付す。改札口では定期乗車券がナンバテーブルに登録されている定期券番号でないことを確認し、更に有効期間と有効区間の双方をチェックして、これらが共に満たされるものであれば利用者の通過を許すようにしている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−334355号公報(第0006段落、第0007段落、第0010段落、第0011段落、図1)
【特許文献2】
特開2002−175501号公報(第0047段落〜第0049段落、図1、図16、図18)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明した従来技術のうち特許文献1で示した技術では、紛失した定期乗車券に対して保険をかけた利用者に対してはその保険料によって新しい定期乗車券が発行される。したがって、利用者は事前に保険料を支払わなければ定期乗車券を再発行してもらえない。定期乗車券は紛失のおそれがあるといっても、一般には頻繁に紛失するものではない。また、短期の定期乗車券では、たとえ保険料が数百円であっても購入費用に占める保険料は馬鹿にはならない。したがって、保険をかけない人も数多く存在するはずであり、このような者は紛失の届けを積極的に行うとは考えにくい。このため、定期乗車券の再発行の制度が運用されにくいだけでなく、紛失した定期乗車券の使用を禁止する効果もこれに伴って低くならざるを得ない。また、鉄道の混雑や改札システムの不備によって定期乗車券の紛失が発生する場合も多いので、利用者に保険料を全面的に負担させるべきかについても疑問がある。
【0009】
次に特許文献2ではそれぞれの改札口が利用者の通過の可否を判断する時点でその所持する定期乗車券がナンバテーブルに登録されているかどうかのチェックと、乗車区間と有効期間のチェックを行う必要がある。特に、紛失した定期乗車券が多くなったような場合には、その定期乗車券を利用できるすべての乗車区間の改札口に膨大な量のデータを格納したナンバテーブルが用意され、これを定期乗車券が利用されるたびに検索するという処理が必要となる。したがって、これら3つのチェックを頻繁かつ高速で行う必要があり、改札口を構成する装置の負担が大きくなるという問題があった。
【0010】
特許文献1の技術でも鉄道会社は通行不可情報に変更した判別情報を各改札口に予め送信しておいて、これらの通行不可情報をいちいちチェックする必要がある。もちろん、乗車区間と有効期間のチェックも必要である。したがって、特許文献2の技術と同様に改札口に大きな負担をかけることになった。
【0011】
そこで本発明の目的は、定期乗車券を紛失した場合に鉄道会社等の交通機関の運営側にも利用者にも大きな負担をかけることなく、その再発行と駅等における定期乗車券の円滑な運用を可能にする定期乗車券販売・運用管理システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、(イ)定期乗車券を個別に表わした識別番号を格納する識別番号格納手段と、この識別番号格納手段に格納する識別番号およびこれから削除する識別番号をそれぞれ通信ネットワークを介して受信する識別番号受信手段と、この識別番号受信手段が格納する識別番号を受信したときには識別番号格納手段にこの識別番号を格納する識別番号格納制御手段と、識別番号受信手段が削除する識別番号を受信したときには識別番号格納手段に格納されている同一の識別番号を削除する識別番号削除制御手段と、定期乗車券の所持者の通過を制御するゲートと、定期乗車券が所持者の通過の判別を行うために検出されたときその識別番号を読み取る識別番号読取手段と、この識別番号読取手段の読み取った識別番号が識別番号格納手段に格納されているときゲートを開き、格納されていないときこのゲートを閉じるゲート開閉制御手段とを備えた改札口と、(ロ)定期乗車券の購入を通信ネットワークを介して申し込む利用者端末と、(ハ)利用者端末から通信ネットワークを介して申し込まれた定期乗車券の発行を行う発券機と、(ニ)この利用者端末から通信ネットワークを介して定期乗車券の購入が申し込まれたとき定期乗車券別に識別番号を与える識別番号付与手段と、この識別番号付与手段の付与した識別番号と対応付けて定期乗車券の乗車区間および利用期間を表わしたデータを格納する利用者データベースと、発券機が定期乗車券を発行したときその利用開始時期に応じてその定期乗車券による乗車区間の改札口のすべてに対して通信ネットワークを介してその定期乗車券の識別番号を格納のために送信する格納時識別番号送信手段と、定期乗車券の利用を停止すべき所定の事由の発生に伴ってその定期乗車券による乗車区間の改札口のすべてに対して通信ネットワークを介して識別番号を削除のために送信する削除時識別番号送信手段とを備えた定期乗車券発行側管理装置とを定期乗車券販売・運用管理システムに具備させる。
【0013】
すなわち請求項1記載の発明では、定期乗車券販売・運用管理システムを改札口と、利用者端末と、発券機および定期乗車券発行側管理装置で構成しており、これらが通信ネットワークで通信できるようにしている。利用者は定期乗車券を購入するとき等に利用者端末を操作して必要な情報を入力するようになっている。定期乗車券発行側管理装置はたとえば鉄道会社のサーバとして構成されており、システムの運用の中心的な存在となっている。発券機は利用者端末の申し込みが所定の条件を満たすときに定期乗車券を発行するようになっている。発行された定期乗車券は改札口で使用される。定期乗車券発行側管理装置は発券機の発行した定期乗車券の乗車区間のそれぞれの改札口に対して利用者の通過を許可する定期乗車券の識別番号を送信し、その識別番号格納手段に格納させるようになっている。したがって、改札口では定期乗車券が使用されるたびにその識別番号が許可された識別番号であるかどうかを判別してそうである場合に利用者を通過させる制御を行えばよい。定期乗車券発行側管理装置は利用期間が切れたり定期乗車券自体の紛失の届があった等の理由で利用を停止すべきものとする定期乗車券の識別番号を改札口の識別番号格納手段から削除させるので、その後にその定期乗車券を使用しようとする者が現われても改札口はそのゲートを閉じてその者の通行を許可しないようにすることができる。
【0014】
このように請求項1記載の発明で、改札口はその識別番号格納手段に格納されている識別番号に応じてゲートの制御を行えばよく、それ以上の情報のチェックを必要としない。このため、改札口の負担を軽減することができる。
【0015】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の定期乗車券販売・運用管理システムで、利用者端末から定期乗車券の再発行が申し込まれたとき定期乗車券発行側管理装置の識別番号付与手段は再発行の対象となる元の定期乗車券に与えた識別番号とは異なる識別番号を再発行の定期乗車券に対して付与することを特徴としている。
【0016】
すなわち請求項2記載の発明では、再発行の対象となる元の定期乗車券に与えた識別番号とは異なる識別番号を再発行の定期乗車券に対して与えるので、元の識別番号を識別番号格納手段から削除させることで元の定期乗車券が不正に使用されることを防止することができる。
【0017】
請求項3記載の発明では、請求項1記載の定期乗車券販売・運用管理システムで、利用者端末は定期乗車券の購入申込の処理に対してパスワードを設定するパスワード設定手段を備え、発券機はパスワードおよび識別番号を入力する入力手段と、この入力手段によって入力されたパスワードと識別番号から特定される定期乗車券を発行する定期乗車券発券手段とを備えることを特徴としている。
【0018】
すなわち請求項3記載の発明では、定期乗車券発行側管理装置の与えた識別番号と利用者本人の選択したパスワードを用いて発券機で定期乗車券の購入を行うので、購入時のセキュリティを確保することができる。また、利用者端末の段階で定期乗車券の購入についての具体的なデータを入力すればよいので、発券機の効率的な活用を図ることができる。
【0019】
請求項4記載の発明では、請求項3記載の定期乗車券販売・運用管理システムで、定期乗車券発行側管理装置は、利用者端末から入力された識別番号および利用者のパスワードが、紛失したとされる定期乗車券の購入時のものと一致するか否かを判別する識別番号・パスワード判別手段と、この識別番号・パスワード判別手段が定期乗車券の購入時のものと一致すると判別したときに定期乗車券発券手段による定期乗車券の再発行を許可する再発行許可手段とを具備することを特徴としている。
【0020】
すなわち請求項4記載の発明では、定期乗車券の再発行に関するもので、紛失した定期乗車券の識別番号およびパスワードを再発行に際して入力させることで、定期乗車券を正当に使用している利用者の意に反して第三者がその定期乗車券を再発行しないようにしている。
【0021】
請求項5記載の発明では、請求項1記載の定期乗車券販売・運用管理システムで、発券機は、定期乗車券の購入を新規に申し込んだ者が利用者端末から入力した利用期間の開始日と発券によってその定期乗車券の利用を開始する日とを比較する比較手段と、この比較手段の比較結果から定期乗車券の利用を開始する日の方が入力した利用期間の開始日よりも遅い場合、利用期間の開始日を利用を開始する日まで繰り下げる利用期間調整手段を具備することを特徴としている。
【0022】
すなわち請求項5記載の発明では、利用者端末から定期乗車券の発行の申し込みを行った者が現実に病気等で入力した利用期間の開始日を過ぎてから発券機による定期乗車券の発行を行ったような場合を扱っている。このように申し込みから発券までの時間が長引いた場合にこれを原因として利用期間が短縮するのでは利用者端末の利用のメリットがない。そこで利用期間調整手段がこのような場合に利用期間の開始日を繰り下げる調整を行うようにしている。
【0023】
請求項6記載の発明では、請求項1記載の定期乗車券販売・運用管理システムで、前記した所定の事由は、定期乗車券に対する利用期間の終了あるいは定期乗車券の紛失の届けであり、通信ネットワークはインターネットであることを特徴としている。
【0024】
すなわち請求項6記載の発明では、定期乗車券の利用を改札口で制限する所定の事由が、定期乗車券に対する利用期間の終了あるいは定期乗車券の紛失の届け出である場合を一例として示している。定期乗車券の紛失の届け出があればその定期乗車券に対して再発行の要請があるか否かに係わらず、改札口がその定期乗車券の利用を禁止するようにすることができる。利用期間が終了した場合も同様である。また、改札口と、利用者端末と、発券機および定期乗車券発行側管理装置の間をインターネットで接続するようにすれば、比較的安価な運用費で定期乗車券販売・運用管理システムを運用することができる。もちろん、通信ネットワークの一部または全部は専用線等の他の手段を用いることも可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】
【0026】
【実施例】
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0027】
図1は本発明の一実施例における定期乗車券販売・運用管理システムの概要を表わしたものである。この定期乗車券販売・運用管理システム100は、鉄道に限らず各種の交通機関に適用することができるが、実施例ではある鉄道会社の発行する定期乗車券を扱うシステムを例にとって説明する。本実施例では、定期乗車券販売・運用管理システム100を運用するための各種通信にインターネット網101を使用するようになっている。インターネット網101には、鉄道会社の所有する鉄道会社サーバ102が接続されている。また、この鉄道会社はその路線の各駅や利用者が多く出入りするコンビニエンスストア等の場所に定期乗車券の発行を行うための自動発券機103を配置しており、これらの自動発券機103(図では1つのみを例示。)も図示しないモデム(変復調装置)等の通信装置を介してインターネット網101に接続されている。更に、この鉄道会社の各駅の改札口104(図では1つのみを例示。)も図示しないモデム等の通信装置を介してインターネット網101に接続されている。同様に定期乗車券を購入して利用する利用者のコンピュータあるいは携帯電話機等の無線端末からなる利用者端末105も図示しないモデム、通信カード等の通信装置を介してインターネット網101に接続されている。
【0028】
図2は、この定期乗車券販売・運用管理システムにおける利用者端末の構成の概要を表わしたものである。利用者端末105は、図1に示したインターネット網101と接続して通信を行うためのインターネット接続装置111と、各種情報を文字または記号の視覚的なデータ(以下、単に文字という。)を使用して利用者に提供するための文字表示装置112と、文字の入力を行うための文字入力装置113を備えている。そして、定期乗車券を発行させるため等の場合、利用者はこの利用者端末105を用いて鉄道会社に申し込むことができる。定期乗車券を紛失したときにも利用者端末105を用いて鉄道会社にこれを通告することができる。
【0029】
このような利用者端末105は、一般のパーソナルコンピュータとその周辺機器で構成することができる。利用者端末105は図示しないCPU(中央処理装置)と制御プログラムを格納した磁気ディスク等の記憶媒体と、作業用のメモリとしてのRAM(ランダム・アクセス・メモリ)を備えている。記憶媒体に格納された定期乗車券販売・運用管理用の制御プログラムをCPUが実行することで定期乗車券の発行等の手続きが可能になる。なお、制御プログラムはたとえば鉄道会社サーバに格納しておいて、各利用者端末105がこれを使って各種手続きを行えるようになっていてもよい。駅の新設や定期乗車券の価格の変更といったシステム運用に必要なデータの変更やプログラム自体の改定等があったとき、ウェブ上でプログラムを実行するようにしたり、最新版の制御プログラムに自動的に修正させるようにすることは有効である。
【0030】
図3は、鉄道会社サーバの構成の概要を表わしたものである。鉄道会社サーバ102は、図1に示したインターネット網101を介して自動発券機103や改札口104あるいは利用者端末105と情報の交換を行うためのインターネット接続装置121を備えている。また、定期乗車券の発行の際に識別情報(利用者ID番号)をそれぞれの定期乗車券ごとに独自の情報として発行する利用者ID番号発行装置122と、各利用者の各種データを格納する利用者データベース123と、鉄道会社側の路線等の各種データを格納する駅情報データベース124を備えている。このような鉄道会社サーバ102は、インターネット網101に接続される各種サーバと同様に図示しないCPUや制御プログラムを格納した記憶媒体等によって構成されている。
【0031】
図4は、この鉄道会社サーバに備えられている利用者データベースに格納される利用者データの内容を表わしたものである。利用者データ131は、各利用者を特定するための利用者ID番号132と、利用者の氏名データ(漢字、カナ)133と、性別134、生年月日135、住所136、定期乗車券の開始駅、終了駅、乗り継ぎ駅等の乗車区間データ137、乗車できる有効期間(利用期間)データ138、定期乗車券の代金の支払い状況を示すフラグ139、定期乗車券の利用開始を示すフラグ140、その利用停止を示すフラグ141、利用者がセキュリティのために決定したパスワード142ならびに利用者の電子メール(Eメール)アドレス143から構成されている。もちろん、更に追加されるデータ項目があってもよいし、システムによっては不要とするデータ項目があってもよい。
【0032】
これら利用者データ131の中で利用者ID番号132は鉄道会社サーバ102が自動的にかつ重複しない番号として設定する。利用者ID番号132は利用者データ131の入力が所定の条件を満たしたときに利用者の電子メールアドレス143に対して送られてくるもので、利用者はこれを用いて自動発券機103から定期乗車券を購入することができる。定期乗車券の購入の際に、利用者は現金やクレジットカード等のカードを使用して清算を行う。
【0033】
利用者データ131の一覧における利用者の氏名データ133から乗車区間データ137までの各種データおよびパスワード142ならびに電子メールアドレス143は利用者が利用者端末105から入力したもの、あるいは利用者が所定の定期乗車券購入申込書に記入したデータに基づいて入力したものがそのまま採用される。有効期間データ138は、利用者が購入時に申し出た利用開始日および利用する期間を基にして、鉄道会社サーバ102が期間の末尾の設定を行う。ただし利用者は利用開始日を購入時に特定しないことも可能であり、この場合には利用者が最初に定期乗車券を改札口104を通過させたとき利用開始日が特定する。この場合、定期乗車券には初期的に利用期間が印字されないことになるが、印字機構を備えた改札口であれば最初に利用したときに券面にこれを印字することができる。また、定期乗車券のデータを非接触で読み取る改札口を使用する場合には、利用者が券売機等の特別の装置にこれを後日挿入することで利用期間を印字させることも可能である。
【0034】
フラグ140は代金が支払われている利用者について信号“1”が設定され、支払われていないとき、すなわちその利用者が定期乗車券を購入していない状態で初期値としての信号“0”が設定されるようになっている。これらの設定は鉄道会社サーバ102が行う。同様に定期乗車券の利用開始を示すフラグ140と利用停止を示すフラグ141も鉄道会社サーバ102が運用の状態に応じて設定を変更する。このようにフラグの切り替えが行われるようになっているのは、利用者が利用者端末105から定期乗車券購入のためのデータを入力する日と、実際に自動発券機103に現金を投入し利用者ID番号132を入力して定期乗車券を受け取るまでに時間差があるからである。
【0035】
図5は、鉄道会社サーバ内の駅情報データベースの一部を表わしたものである。この駅情報データベース124には、利用者の指定した開始駅と終了駅から経路について特別の指定がない場合の乗降が可能な駅を経路駅として示したデータがデータベースの一部として格納されている。この鉄道会社がA駅、B駅、C駅、……とアルファベットの各文字の順に駅名が存在するものとすると、開始駅がA駅で終了駅がB駅の場合には、経路駅として乗降が可能な駅はA駅とB駅の2つの駅となる。開始駅がB駅で終了駅がA駅の場合にも経路駅はこれと同一となる。一方、開始駅がA駅で終了駅がC駅の場合には、経路駅として乗降が可能な駅はA駅、B駅、C駅の3つの駅となる。開始駅がC駅で終了駅がA駅の場合にも経路駅はこれと同一となる。以下同様である。
【0036】
この駅情報データベース124には、図示していないが利用者が特別に乗り継ぎの経路を選択した場合の乗降が可能な駅も経路駅のデータとして示されている。たとえば通常にA駅を開始駅としてF駅を終了駅とした場合には図5に示したようにA駅、B駅、C駅、D駅、E駅、F駅の6駅で利用者は乗降が可能である。しかしながら、定期乗車券を購入する利用者がB駅から他の路線に乗り換えてE駅まで行く他の鉄道会社の経路を特別に選択し、E駅からF駅までは再び元の路線を利用することにした場合には、乗降可能な駅が変わることになって、C駅とD駅は含まれなくなる。
【0037】
図6は、図1に示した改札口の電気的な構成の概要を表わしたものである。改札口104は、図1に示したインターネット網101と接続するインターネット接続装置151と、利用者ID番号132等の各種データを保管するデータ保管部152と、定期乗車券を読み取る定期乗車券読取装置153と、この定期乗車券読取装置153の読取結果に応じて利用者の通行を制御する図示しないゲートの開閉を制御する通行開閉部154を備えている。このような改札口104は、通常のパーソナルコンピュータと同様に図示しないCPUと制御プログラムを格納したROM(リード・オンリ・メモリ)等の記憶媒体と、作業用メモリとしてのRAMならびに前記したゲートを構成する電気部品とのインターフェイス回路等の電気的な構成とすることができる。
【0038】
図7は、図1に示した自動発券機の電気的な構成の概要を表わしたものである。自動発券機103は、図1に示したインターネット網101と接続するインターネット接続装置161と、各種情報を文字を使用して利用者に提供するための文字表示装置162と、文字の入力を行うための文字入力装置163と、図示しないプリンタや磁気記録装置等を備え定期乗車券を発券する定期乗車券発券装置164を備えている。このような自動発券機103は、通常のパーソナルコンピュータと同様に図示しないCPUと制御プログラムを格納したROM等の記憶媒体と、作業用メモリとしてのRAMと、インターフェイス回路とを備えており、発券を行う独立した装置としての定期乗車券発券装置164とインターフェイス回路を介して接続するようになっている。
【0039】
図8は、以上のような構成の定期乗車券販売・運用管理システムで利用者が定期乗車券を購入する際の利用者端末側の処理の流れの概要を表わしたものである。定期乗車券を購入しようとする利用者は、自宅等に存在する利用者端末105(図1)を用いてその申し込みを行う。申し込みは、利用者が利用者端末105をインターネット網101(図1)に接続し、所定のURL(Uniform ResourceLocator)を入力することで、鉄道会社サーバ102(図1)のホームページ(コンテンツ)にアクセスすることによって行われる(ステップS201)。利用者は、鉄道会社サーバ102のコンテンツにアクセスすると所定のメニュー画面から定期乗車券の購入のための「新規購入申込」を選択する(ステップS202:Y)。利用者が定期乗車券の購入等の他の処理を選択した場合には(ステップS202:N)、図示しない処理が行われる。一方、利用者が「新規購入申込」を選択した場合(ステップS202:Y)、利用者端末105は鉄道会社サーバ102と必要なデータの送受信を行い、受信したデータおよび入力したデータのうち表示に必要なものを文字表示装置112に表示することで(ステップS203)、処理を進行させる。
【0040】
図9は、利用者が「新規購入申込」を選択した際に表示される申込内容入力画面を示したものである。図2に示した文字表示装置112の表示画面171には、「申込内容入力画面」が表示される。利用者は図2に示した文字入力装置113を使用して定期乗車券を購入するために必要な情報を入力する。ここでは利用者が開始駅をA駅とし、終了駅をF駅としている。
【0041】
図10は、申込内容入力画面の続きを選択したときに表示される表示画面の一例を示したものである。表示画面171には、開始駅をA駅として終了駅をF駅とした場合の採りうる経路として第1の経路と第2の経路が示されている。これは、鉄道会社サーバ102(図3)の駅情報データベース124から得られる情報である。
【0042】
図11は、このようにして利用者が必要なデータの入力を終了させて申込内容を確認するための申込内容確認画面を表示させた状態を表わしている。表示画面171には、新たに運賃が表示される。利用者は経路を変更するときには「戻る」ボタンを図示しないカーソル等を操作することで選択すればよい。申し込みの中止も「申込中止」ボタンの操作で可能である。申込内容確認画面の確認が終了して定期乗車券の購入を申し込むときには「次へ」ボタンを押すことになる。「次へ」ボタンを押すと、以上で特定した申込内容に対して購入者としての利用者の情報を更に入力するための購入者情報入力画面に切り替わる。
【0043】
図12は、購入者情報入力画面の入力内容の一例を示したものである。表示画面171には図2に示した文字入力装置113を用いて購入者の各種情報が入力される。内容が入力されたら利用者は「次へ」ボタンを選択して、図示しない「申込内容最終画面」を表示画面171に表示させる。ここには申込内容と購入者情報が共に表示されるので、利用者は内容の最終確認を行うことができる。
【0044】
申込内容の確認がOK(肯定)であれば(図8ステップS204:Y)、図1に示した利用者端末105は鉄道会社サーバ102に対して確認OKを送信する(ステップS205)。この段階で確認OKを行うことなく申し込みを中止(終了)したり(ステップS206:Y)、図8では詳細に示してはいないが前の入力画面に戻って必要な修正を行うことができることはもちろんである(ステップS203)。
【0045】
図13は定期乗車券の購入時の鉄道会社サーバの処理の流れの概要を表わしたものである。図1および図3に示した鉄道会社サーバ102は利用者端末105から新規購入の申し込みがあると(ステップS221:Y)、利用者が図8のステップS205で申込内容の確認OKを送信してくるか(ステップS222:Y)、あるいは処理が中止(終了)させられることがないかぎり(ステップS223:N)、利用者端末105と定期乗車券の購入に必要なデータの通信を行う(ステップS224)。
【0046】
ステップS222で申込内容の確認OKを受信した場合には(Y)、定期乗車券についてのその申し込みに対して固有の利用者ID(Identification)番号を発行する(ステップS225)。そして利用者端末105からこれに対するパスワードが送信されてくるのを待機することになる(ステップS226)。
【0047】
図8に戻って説明を続ける。利用者端末105はステップS205で申込内容に対して確認OKを送信したら鉄道会社サーバ102から利用者ID番号132が送信されるのを待機している(ステップS207)。そして利用者ID番号132が送られてきたら(Y)、定期乗車券の申し込みをキャンセル(終了)させない限りパスワードの入力処理に進むことになる(ステップS208、S209、S210)。
【0048】
図14は、利用者端末の表示画面に表示されるパスワード設定画面の入力状態の一例を示したものである。表示画面171には、「パスワード設定画面」というタイトルが表示されており、その下には鉄道会社サーバ102から送られてきた利用者ID番号132が表示される。利用者はパスワードを入力することで(図8ステップS208:Y)、定期乗車券の購入の一連の処理を終了させる。入力されたパスワードは利用者端末105から鉄道会社サーバ102に送信されることになる(ステップS210)。
【0049】
なお、図14に示した表示画面171には、鉄道会社サーバ102が設定した利用者ID番号132と利用者が設定したパスワードが共に表示される。この2つの情報は後に説明するように定期乗車券を自動発券機103(図1)で発行させるときに必要である。そこで、この図14に示す画面には、この画面をプリントしたりメモにとって保管しておくことを勧める文章が表示されるようにしてもよい。
【0050】
図13に戻って説明を続ける。鉄道会社サーバ102は利用者端末105が定期乗車券の新規発行についての処理を途中で終了させることなくパスワードを送ってきたら(ステップS226:Y、S227:N)、図3に示した利用者データベース123に対してその利用者の新規申込に関するデータを登録する(ステップS228)。そして、利用者の電子メールのアドレス(図12参照)に対して申込内容を通知する(ステップS229)。鉄道会社サーバ102はこの通知の代わりに、あるいはこの電子メールによる通知と併せて、利用者端末105に登録完了とその内容を送信してもよい。なお、図14に示した表示画面171にその画面のプリントを指示する文章やメモにとる指示が表示された場合には、必ずしも鉄道会社サーバ102が利用者ID番号132やパスワードを記した電子メールを利用者に送信する必要はない。
【0051】
図15は、鉄道会社サーバが利用者端末に対して登録完了を示す通知を行う場合の一例を示したものである。表示画面171には、定期券の申し込みが完了したことと、利用者へ所定の内容の電子メールが送られたこと等の定型文が表示される。
【0052】
図16および図17は、自動発券機の発券処理の流れを示したものである。本実施例の自動発券機103(図1)は、たとえば利用者が近づくと図示しないセンサでこれを検出してこの発券のための処理を開始するようになっている。この処理では、図7に示した自動発券機の文字表示装置162が利用者に対して利用者ID番号132の入力を指示する(図16ステップS241)。利用者が文字入力装置163から利用者ID番号132を入力すると(ステップS242:Y)、自動発券機103は次にパスワードの入力を求める(ステップS243)。利用者がパスワードを入力すると(ステップS244:Y)、自動発券機103は図1に示したインターネット網101を用いて、これら入力された利用者ID番号132およびパスワードを鉄道会社サーバ102(図1)に確認のために送信する(ステップS245)。
【0053】
鉄道会社サーバ102からこれに対する返答があると(ステップS246:Y)、自動発券機103はこの返答内容を分析する。そして、まず利用者データベース123(図3)に同一の利用者ID番号132が登録されていないと判別した場合には(ステップS247:N)、ステップS241に戻って利用者ID番号132の再入力を求める。なお、この図16には示していないが利用者は文字入力装置113の図示しない中止キーあるいは終了キーを操作することで利用者ID番号132の入力を断念して発券処理を終了させることができる。
【0054】
一方、利用者データベース123に同一の利用者ID番号132が登録されていた場合(ステップS274:Y)、自動発券機103は次にその利用者ID番号132に対応するパスワードが利用者の入力したものと一致しているかどうかを判別する(ステップS248)。利用者ID番号132に対応するパスワードが利用者データベース123に登録されているものと一致していない場合には(N)、ステップS243に処理が戻り、自動発券機103はパスワードの入力を利用者に求める。ただし、図16では示していないが利用者は文字入力装置113の図示しない中止キーあるいは終了キーを操作することでパスワードの入力を断念して発券処理を終了させることができる。
【0055】
パスワードも一致していた場合(ステップS248:Y)、自動発券機103は発券日が利用期間や申し込みを行ったときからの経過時間との関係で条件を満たしている(OK)かどうかを判別する(図17ステップS249)。利用期間から経過しているような場合、あるいは図15で示したように、たとえ利用期間を満足したとしても定期乗車券の申し込みから3ヶ月を経過したような場合には(N)、動券売機の文字表示装置162(図7)に申し込みを再度行うように表示して(ステップS250)、発券を行うことなく処理を終了させる(エンド)。
【0056】
なお、システムによっては利用期間を経過している場合に利用者本人が利用期間の開始を変更することを了承する場合には定期乗車券の発行を行うことも可能である。たとえば、利用者が定期乗車券の発行の申し込み時に2月15日から利用を行う予定で利用期間の開始を2月15日と指定したとする。その後、病気になる等の理由で実際に自動発券機103に発券の手続きに行った日が利用開始予定の3日後の2月18日であったとする。このような場合に、自動発券機103が2月18日からの利用開始でよいかどうかを問い合わせ、利用者がこれを承諾した場合には再度の申し込みを行う必要なく、2月18日を利用開始日とした定期乗車券の発行の手続きを行うようにしてもよい。利用者本人が2月18日以降の他の日を指定することを許すようにしてもよい。
【0057】
ステップS249による発券日の条件も具備している場合(Y)、自動発券機103は定期乗車券の購入について利用者の負担が必要であるかどうかを例えば図示しないデータベースにアクセスしてチェックする(ステップS251)。たとえば国や地方公共団体等が支払いを免除していたりこれらの機関が本人に代わって負担するような場合で利用者本人に請求が行かないような場合(N)、自動発券機103はその定期乗車券発券装置164を制御して定期乗車券を発行する(ステップS252)。
【0058】
一方、ステップS251で定期乗車券の購入について利用者の負担があると判断された場合(Y)、文字表示装置162を通じて利用者に代金の精算が要求される(ステップS253)。図示しない音声出力装置を介して利用者にアナウンスすることも可能である。利用者は自動発券機103に現金を投入したり、クレジットカード等のカードを差し込んで精算を済ませることができる。精算が完了したら(ステップS254:Y)、ステップS252に進んで定期乗車券が発行されることになる。利用者は精算を行わず、定期乗車券の発行を中止することもできる(ステップS255:Y)。
【0059】
自動発券機103はステップS252で定期乗車券の発行を完了したら、その利用者ID番号132と共に、発券が行われたことを鉄道会社サーバ102に通知する(ステップS256)。利用期間に変更があった場合のように自動発券機103の段階で内容の一部が変更されるようなことがあった場合には、変更内容も同時に鉄道会社サーバ102に通知される。
【0060】
図18は、定期乗車券の発行が行われた場合の鉄道会社サーバの処理の様子を表わしたものである。図1および図3に示した鉄道会社サーバ102は自動発券機103からインターネット網101を介して定期乗車券の発行の通知を受信すると(ステップS271:Y)、発券に際して変更があったかどうかをこれを表わした制御情報から判別して(ステップS272)、変更があった場合には(N)、利用者データベース123における受信した定期乗車券の利用者ID番号132に対応する訂正箇所を訂正する(ステップS273)。たとえば利用期間を変更する等である。
【0061】
この訂正が行われた後、ならびにステップS272で訂正がないとされた場合(Y)、鉄道会社サーバ102は利用者データベース123における図4に示した定期乗車券の代金の支払い状況を示すフラグ139、定期乗車券の利用開始を示すフラグ140およびその利用停止を示すフラグ141をそれぞれ反転させる(ステップS274)。フラグ139については初期値が支払未了を示す信号状態“0”なのでこれを信号状態“1”に反転させる。フラグ140については利用開始していない状態“0”なのでこれを利用開始を示す信号状態“1”に反転させる。フラグ141については利用停止を示す信号状態“0”なのでこれを利用可能な信号状態“1”に反転させる。
【0062】
以上の処理が終了したら、鉄道会社サーバ102は利用者ID番号132に対応する開始駅と終了駅からなる乗車区間データ137を用いて駅情報データベース124(図3)から経路駅をすべて抽出する(図10参照)。そして、これら開始駅と終了駅を含んだ全経路駅の改札口104に対してインターネット網101を介して利用者ID番号132を登録用のデータとして転送する(ステップS276)。
【0063】
図19は改札口の処理の流れを示したものである。図1および図6に示した改札口104はインターネット網101を介して鉄道会社サーバ102から登録用のデータ(利用者ID番号132)が受信されるか(ステップS291)、削除用のデータ(利用者ID番号132)が受信されるか(ステップS292)か、あるいは定期乗車券が挿入あるいは検知されるか(ステップS293)を待機している。そして、登録用のデータが受信された場合には(ステップS291:Y)、図6に示したデータ保管部152へこの利用者ID番号132を登録する(ステップS294)。また、削除用のデータが受信されたときには(ステップS292:Y)、データ保管部152に存在するその利用者ID番号132を削除する(ステップS295)。このようにして改札口104のデータ保管部152には現時点で通行を許可する定期乗車券の利用者ID番号132のみが登録されることになる。
【0064】
このような改札口104に定期乗車券が挿入されたり、あるいは非接触型の定期乗車券が検知されると(ステップS293:Y)、その利用者ID番号132の読み取りが行われる(ステップS296)。読み取られた利用者ID番号132はデータ保管部152に送られて(ステップS297)、これと一致する利用者ID番号が検索される(ステップS298)。同一の利用者ID番号132が存在した場合(Y)、通行開閉部154はゲートを開いてその利用者の通行を許可する(ステップS299)。これに対して読み取ったデータが利用者ID番号自体を構成していない場合や同一の利用者ID番号がデータ保管部152に存在しなかったような場合(ステップS298:N)、通行開閉部154はゲートを閉じてその利用者の通行を禁止することになる(ステップS300)。
【0065】
次のこのような定期乗車券販売・運用管理システムで利用者が定期乗車券を紛失した場合を説明する。このシステムでは、定期乗車券を紛失した場合に定期乗車券の再発行を申し込むことで、所定の条件を満たせばその再発行を行わせることができる。再発行について利用者は利用者端末105で手続きを開始させることができる。
【0066】
図20は、利用者端末に表示された定期乗車券の再発行についての申し込みのページを表わしたものである。利用者は自宅や勤務先等のコンピュータあるいは携帯電話機等の無線端末からなる利用者端末105から図1に示した鉄道会社サーバ102にアクセスしてこのページを表示することができる。
【0067】
図21は、図8のステップS202以外の処理の1つとしての再発行の申し込みの処理の流れを表わしたものである。利用者が図20に示したページから「再発行申込」ボタンを選択して再発行の申し込みを行うと(ステップS311:Y)、図1に示した鉄道会社サーバ102と利用者端末105がインターネット網101を介して必要なデータの送受信を行い(ステップS312)、この結果として利用者本人を確認するための画面が利用者端末105に表示される(ステップS313)。
【0068】
図22は、利用者端末に表示された利用者本人を確認するための画面表示の一例を表わしたものである。表示画面171には、定期乗車券を紛失した本人を確認するために利用者ID番号とパスワードの入力欄が表示される。利用者がこれらの欄に入力して「再発行申込」ボタンを押すと(図21ステップS314:Y)、入力された利用者ID番号とパスワードからなる本人確認データが鉄道会社サーバ102に送信される(ステップS315)。
【0069】
図23は、利用者端末から鉄道会社サーバに対して定期乗車券の紛失時の本人確認データが送られてきたときの処理の流れを表わしたものである。鉄道会社サーバ102(図3)は利用者ID番号とパスワードからなる本人確認データが送られてきたら(ステップS331:Y)、利用者データベース123にこれらの対と一致する利用者ID番号とパスワードが登録されているかどうかを検索する(ステップS332)。利用者ID番号とパスワードが共に合致する場合には(ステップS333:Y)、利用者ID番号を再発行する(ステップS334)。そして、元の利用者ID番号をこの新たな利用者ID番号に置き換えて利用者データベース123を更新する(ステップS335)。この後、この新たな利用者ID番号を利用者端末105に送信する(ステップS336)。ステップS333で検索結果が一致しなかった場合には(N)、ステップS336の送信データの変わりに検索が不一致であったことを示すデータを送信する(ステップS337)。
【0070】
図21に戻って説明を続ける。ステップS315で利用者端末105は鉄道会社サーバ102に本人確認データを送信したら、鉄道会社サーバ102から利用者ID番号が送られてくるか、あるいは検索が不一致であったことを示すデータが送られてくるかを待機する(ステップS316)。そして、前者の利用者ID番号が送られてきた場合には再発行の申し込みの処理が受け入れられたので一連の処理を終了させる(エンド)。
【0071】
これに対して検索が不一致であったことを示すデータが送られてきた場合には(ステップS316:N)、ステップS313の処理に戻って利用者ID番号またはパスワードの再入力を促すことになる。この際、図22で示した表示画面171を表示してもよいし、「入力内容が間違っています」というような文字を新たに表示して利用者の注意を促してもよい。なお、図22に示した本人確認のための表示画面171で利用者は前に表示した画面に戻るようにボタン操作を行ったり(ステップS317)、再発行の申し込み自体を中止する(ステップS318)ことも可能である。前の表示画面に戻る選択を行った場合には(ステップS317:Y)、前に表示された画面が表示されることになる(ステップS319)。
【0072】
ところで、図23に示した鉄道会社サーバ102の処理では利用者ID番号のみが新たに発行され、利用者のパスワード自体は前のものと同じものとした。これとは異なり、利用者ID番号のみならずパスワードも新たに設定し直すようにすることも可能である。
【0073】
図24は、定期乗車券の再発行に伴ってパスワードも新たに設定し直す場合の利用者端末側の表示内容の一例を示したものである。定期乗車券の裏等にパスワードをメモしていたような場合には、パスワード自体も変更しておいた方が安全な場合がある。そこで、定期乗車券販売・運用管理システムによってはこのように新たなパスワードの設定モードを設けてもよい。利用者の利用者ID番号とパスワードが第三者の知るところになったような場合には、利用者が定期乗車券を正当に使用していてもその第三者が勝手に紛失届けを行って定期乗車券を再発行してもらうことが不可能とはいえない。そこでこのような恐れがある場合にはこの図24に準じた表示画面で現在のパスワードを変更できるようにすることも有効である。
【0074】
再び図23に戻って説明を続ける。鉄道会社サーバ102は新たな利用者ID番号を利用者端末105に送信したら、元の定期乗車券の不正使用を防止する措置をとる。すなわち、開始駅と終了駅を含んだ全経路駅の改札口104に対してインターネット網101を介して元の利用者ID番号132を削除用のデータとして転送する(ステップS338)。図19でも説明したように改札口104はこの削除用のデータを受信すると(ステップS292:Y)、データ保管部152に存在するその利用者ID番号132を削除する(ステップS295)。これにより、紛失されたその定期乗車券を使用しても改札口104を通過できなくなる(ステップS300)。
【0075】
定期乗車券の再発行を申し込んだ利用者は、その後、図16および図17で説明したように自動発券機103(図1)に出向いて定期乗車券の発行を行わせる。このとき入力する利用者ID番号は新たに発行された番号であることは当然である。ただし自動発券機103は図16のステップS246で鉄道会社サーバ102からの返答によって定期乗車券の再発行であることを知り、その制御を若干変更する。
【0076】
1番目の変更点は図17のステップS249の発券日の正当性についてである。再発行の場合には発券日が利用期間の初日よりも後の日であっても期間の末日よりも後でなければよい。したがって、利用期間を繰り下げるサービスは行わず利用期間の末日は延長されない。鉄道会社サーバ102側に残っている利用期間をそのまま用いることももちろん可能である。
【0077】
2番目の変更点は料金の精算である。鉄道会社によっては利用者負担なしとしてもよいし、ステップS253で再発行のための手数料を要求してもよい。手数料の代わりに利用期間をたとえば1日短くするように期間を短縮するようにしてもよい。再発行が頻繁に繰り返されるような場合、鉄道会社は手数料を割り増しにしたり、再発行を拒絶することができる。
【0078】
3番目の変更点はステップS252の定期乗車券の発行処理である。再発行の場合には券面に「再発行」であることを印字する。これは不正に再発行を行った定期乗車券を払い戻ししたりする者がいる場合に、注意を払ってこれに対応できるようにするためである。ただし、これら変更点の一部については省略も可能である。
【0079】
<発明のその他の変形可能性>
【0080】
以上説明した実施例では定期乗車券を紛失した利用者が利用者端末105から再発行の申し込みを行った時点で元の定期乗車券の使用ができないようにしたが、その後、紛失した定期乗車券が出てくる場合も多い。その利用者が再発行の申し込み後、自動発券機103で再発行を行うまでに紛失した定期乗車券を見つけた場合には、削除したデータを回復させる手続をとることにより、自動発券機103で再発行の手続きを行うことなく見つかった定期乗車券をそのまま使用することができる。再発行の申し込みをしたこと自体ではデータを削除しないようにすることもできる。この場合、自動発券機103は再発行の申し込み後、所定の日時が経過した時点で、その再発行手続自体を無効とする(図17ステップS249参照)。
【0081】
更に実施例では定期乗車券の紛失が発生した場合、利用者データベース131(図4)における利用者ID番号132やパスワード142で特定される一組のデータのうち修正するデータ以外はそのまま再発行用のデータに転用した。これとは別に紛失前の一組のデータをそっくり残しておき、紛失の際にはこの一組のデータをコピーしてもう一組のデータを作り、新利用者ID番号の組と元の利用者ID番号の組とでそれぞれフラグの管理を行うようにしてもよい。この際、それぞれのフラグの切り替えは定期乗車券の再発行の申し込みを行ったときや、現実に定期乗車券が再発行されたときとなる。
【0082】
また、実施例では鉄道会社の定期乗車券について説明したが、他の交通機関の定期乗車券や複数の交通機関を共通して使用する定期乗車券についても本発明を適用することができることは当然である。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、改札口はその識別番号格納手段に格納されている識別番号に応じて利用者の通過のためのゲートの制御を行えばよいので、比較的数量の多い改札口が定期乗車券のチェックのたびに定期乗車券発行側管理装置等の所定の装置と通信を行う必要がない。このため、改札口が混雑している場合でもその処理を円滑に行わせることができる。
【0084】
また請求項2記載の発明によれば、再発行の対象となる元の定期乗車券に与えた識別番号とは異なる識別番号を再発行の定期乗車券に対して与えるので、元の識別番号を識別番号格納手段から削除させることで元の定期乗車券を不正に使用することを防止することができる。
【0085】
更に請求項3記載の発明によれば、定期乗車券が識別番号およびパスワードといった2つの情報によって特定されるので、定期乗車券の再発行を行う場合にセキュリティを確保することができる。また、利用者は発券機に識別番号とパスワードを入力すればよく詳細なデータは利用者端末で入力するので、発券機の効率的な活用を図ることができるだけでなく利用者は定期乗車券の購入に際してインターネットの各種ホームページを参照したり予定表を参照する等によって経済的な経路選択や利用期間の設定が可能である。
【0086】
また請求項4記載の発明によれば、紛失した定期乗車券の識別番号およびパスワードを再発行に際して入力させることで、定期乗車券を正当に使用している利用者の意に反して第三者がその定期乗車券を再発行する危険を回避することができる。
【0087】
更に請求項5記載の発明によれば、利用者端末による定期乗車券の申し込みから発券までの時間が長引くような場合にも利用期間を繰り下げる調整を行うことで利用者の利益を確保することができる。
【0088】
また請求項6記載の発明では、インターネットで利用者端末と鉄道会社等の定期乗車券発行側管理装置とが接続されるので、鉄道会社等の交通機関の運営側は災害時の交通機関の状況や自社の責任による障害の発生時における定期乗車券の期間延長等の細かな対応を利用者に対して行うことができ、その企業イメージを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における定期乗車券販売・運用管理システムの概要を表わしたシステム構成図である。
【図2】本実施例の利用者端末の構成の概要を表わしたブロック図である。
【図3】本実施例の鉄道会社サーバの構成の概要を表わしたブロック図である。
【図4】本実施例で鉄道会社サーバ内の利用者データベースに格納される利用者データの内容を表わした説明図である。
【図5】本実施例で鉄道会社サーバ内の駅情報データベースの一部を表わした説明図である。
【図6】本実施例で改札口の電気的な構成の概要を表わしたブロック図である。
【図7】本実施例で自動発券機の電気的な構成の概要を表わしたブロック図である。
【図8】本実施例で利用者が定期乗車券を購入する際の利用者端末側の処理の流れの概要を表わした流れ図である。
【図9】本実施例で申込内容入力画面の内容を示した利用者端末の表示画面の平面である。
【図10】本実施例で購入者情報入力画面の続きを示した利用者端末の表示画面の平面図である。
【図11】本実施例で申込内容確認画面の一例を示した利用者端末の表示画面の平面図である。
【図12】本実施例で購入者情報入力画面の入力内容の一例を示した利用者端末の表示画面の平面図である。
【図13】本実施例で定期乗車券の購入時の鉄道会社サーバの処理の流れの概要を表わした流れ図である。
【図14】本実施例で利用者端末の表示画面に表示されるパスワード設定画面の入力状態の一例を示した利用者端末の表示画面の平面図である。
【図15】本実施例で鉄道会社サーバが利用者端末に対して登録完了を示す通知を行う場合の一例を示した利用者端末の表示画面の平面図である。
【図16】本実施例で自動発券機の発券処理の前半を示す流れ図である。
【図17】本実施例で自動発券機の発券処理の後半を示す流れ図である。
【図18】本実施例で定期乗車券の発券が行われた場合の鉄道会社サーバの処理の様子を表わした流れ図である。
【図19】本実施例で改札口の処理の流れを示した流れ図である。
【図20】本実施例で定期乗車券の再発行についての申し込みのページを表わした利用者端末の表示画面の平面図である。
【図21】本実施例で定期乗車券の再発行の申し込みの処理の流れを表わした流れ図である。
【図22】本実施例で利用者本人を確認するための画面表示の一例を表わした利用者端末の表示画面の平面図である。
【図23】本実施例で鉄道会社サーバに対して定期乗車券の紛失時の本人確認データが送られてきたときの処理の流れを表わした流れ図である。
【図24】定期乗車券の再発行に伴ってパスワードを新たに設定し直す場合の利用者端末側の表示内容の一例を示した平面図である。
【符号の説明】
101 インターネット網
102 鉄道会社サーバ(定期乗車券発行側管理装置)
103 自動発券機
104 改札口
105 利用者端末
111、121、151、161 インターネット接続装置
112、162 文字表示装置
113、163 文字入力装置
122 ID番号発行装置
123 利用者データベース
124 駅情報データベース
132 利用者ID番号
142 パスワード
152 データ保管部
153 定期乗車券読取装置
154 通行開閉部
164 定期乗車券発券装置
171 表示画面

Claims (6)

  1. 定期乗車券を個別に表わした識別番号を格納する識別番号格納手段と、この識別番号格納手段に格納する識別番号およびこれから削除する識別番号をそれぞれ通信ネットワークを介して受信する識別番号受信手段と、この識別番号受信手段が格納する識別番号を受信したときには前記識別番号格納手段にこの識別番号を格納する識別番号格納制御手段と、前記識別番号受信手段が削除する識別番号を受信したときには識別番号格納手段に格納されている同一の識別番号を削除する識別番号削除制御手段と、定期乗車券の所持者の通過を制御するゲートと、定期乗車券が前記所持者の通過の判別を行うために検出されたときその識別番号を読み取る識別番号読取手段と、この識別番号読取手段の読み取った識別番号が前記識別番号格納手段に格納されているとき前記ゲートを開き、格納されていないときこのゲートを閉じるゲート開閉制御手段とを備えた改札口と、
    定期乗車券の購入を前記通信ネットワークを介して申し込む利用者端末と、
    利用者端末から前記通信ネットワークを介して申し込まれた定期乗車券の発行を行う発券機と、
    この利用者端末から前記通信ネットワークを介して定期乗車券の購入が申し込まれたとき定期乗車券別に識別番号を与える識別番号付与手段と、この識別番号付与手段の付与した識別番号と対応付けて定期乗車券の乗車区間および利用期間を表わしたデータを格納する利用者データベースと、前記発券機が定期乗車券を発行したときその利用開始時期に応じてその定期乗車券による乗車区間の前記改札口のすべてに対して前記通信ネットワークを介してその定期乗車券の識別番号を格納のために送信する格納時識別番号送信手段と、前記定期乗車券の利用を停止すべき所定の事由の発生に伴ってその定期乗車券による乗車区間の前記改札口のすべてに対して前記通信ネットワークを介して前記識別番号を削除のために送信する削除時識別番号送信手段とを備えた定期乗車券発行側管理装置
    とを具備することを特徴とする定期乗車券販売・運用管理システム。
  2. 前記利用者端末から定期乗車券の再発行が申し込まれたとき前記定期乗車券発行側管理装置の前記識別番号付与手段は再発行の対象となる元の定期乗車券に与えた識別番号とは異なる識別番号を再発行の定期乗車券に対して付与することを特徴とする請求項1記載の定期乗車券販売・運用管理システム。
  3. 前記利用者端末は定期乗車券の購入申込の処理に対してパスワードを設定するパスワード設定手段を備え、前記発券機はパスワードおよび前記識別番号を入力する入力手段と、この入力手段によって入力されたパスワードと識別番号から特定される定期乗車券を発行する定期乗車券発券手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の定期乗車券販売・運用管理システム。
  4. 前記定期乗車券発行側管理装置は、前記利用者端末から入力された識別番号および利用者のパスワードが、紛失したとされる定期乗車券の購入時のものと一致するか否かを判別する識別番号・パスワード判別手段と、この識別番号・パスワード判別手段が定期乗車券の購入時のものと一致すると判別したときに前記定期乗車券発券手段による定期乗車券の再発行を許可する再発行許可手段とを具備することを特徴とする請求項3記載の定期乗車券販売・運用管理システム。
  5. 前記発券機は、定期乗車券の購入を新規に申し込んだ者が前記利用者端末から入力した利用期間の開始日と発券によってその定期乗車券の利用を開始する日とを比較する比較手段と、この比較手段の比較結果から定期乗車券の利用を開始する日の方が入力した利用期間の開始日よりも遅い場合、利用期間の開始日を利用を開始する日まで繰り下げる利用期間調整手段を具備することを特徴とする請求項1記載の定期乗車券販売・運用管理システム。
  6. 前記所定の事由は、定期乗車券に対する利用期間の終了あるいは定期乗車券の紛失の届けであり、前記通信ネットワークはインターネットであることを特徴とする請求項1記載の定期乗車券販売・運用管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006069700A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Mitsubishi Electric Corp エレベータ制御システム、連動装置、およびエレベータシステム
JP2007179448A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Omron Corp 改札システム、受付装置、および自動改札機
JP2008027081A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Fujitsu Ltd 有効期間管理装置および有効期間管理プログラム
JP2012238044A (ja) * 2011-05-09 2012-12-06 Toshiba Corp 駅務システム、自動改札機、及び自動券売機。

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