JP2001188826A - 契約処理装置及び契約証書発行システム - Google Patents

契約処理装置及び契約証書発行システム

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JP2001188826A
JP2001188826A JP37526699A JP37526699A JP2001188826A JP 2001188826 A JP2001188826 A JP 2001188826A JP 37526699 A JP37526699 A JP 37526699A JP 37526699 A JP37526699 A JP 37526699A JP 2001188826 A JP2001188826 A JP 2001188826A
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insurance
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English (en)
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Hajime Saito
一 斎藤
Masao Takeda
正夫 武田
Akira Tashiro
明 田代
Kazue Narumi
和重 鳴海
Junko Goto
純子 後藤
Takahiro Negishi
貴博 根岸
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AIU Insurance Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利用者の端末と通信し、取引の契約処理を行う
契約処理装置を提供する。 【解決手段】 利用者の端末と通信して、取引処理を
行う契約処理装置であって、前記端末から受信する取引
の申込データを入力する申込データ入力部210と、前
記申込データに基づいて、前記取引のリスクを判断する
リスク判断部220と、前記取引の前記リスクに基づい
て複数の取引候補を決定し、前記端末に送信して提示す
る取引提示部230と、前記端末が、前記取引提示部の
提示する前記取引候補の1つを選択した場合に、選択さ
れた前記取引候補に基づいて前記取引の契約を行い、契
約書を発行する契約証書発行部240とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取引処理を行う契
約処理装置に関する。特に本発明は、利用者の端末と通
信し、取引の契約処理を行う契約処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の保険契約は代理店の営業担当者が
印刷された申込書を持って顧客先に出向くかまたは申込
書を顧客に郵送し、顧客が申込書に記入、捺印した後、
申込書を代理店に返送することにより、申込手続きを行
っていた。記入された申込書からOCR処理または手入
力により、申込データを作成し、ホストコンピュータに
送信する。ホストコンピュータは、申込データの内容を
確認して、事務センターにおいて保険証券を発行し、顧
客または代理店に郵送する。
【0003】また、旅行保険の場合、航空会社や旅行代
理店で航空券やツアーの購入を行うと同時に、旅行保険
の契約申込を行うことが多い。航空会社や旅行代理店
は、航空券やツアーの購入のために、顧客の氏名や住所
などの顧客情報、また旅行先や旅行日程などのチケット
購入情報などを自社のコンピュータに入力することが多
い。顧客が航空券やツアーの購入と同時に、旅行保険の
申込をする場合、営業担当者は、顧客情報や旅行情報を
記入した用紙を元に、マニュアル作業で保険契約証を発
行していた。発行した保険契約証は顧客に手作業で郵送
され、契約データは保険会社の事務センターで手入力に
より作成され、バッチ処理でホストコンピューターにア
ップロードされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】印刷された申込書から
申込データを抽出して、ホストコンピュータに入力する
には手間と時間がかかるという問題があった。また、旅
行保険のように、他の商品の購入と同時に、保険契約を
行う場合、商品購入の際に、顧客や商品の情報を既にコ
ンピュータに入力しているにもかかわらず、保険申込の
際、再度顧客や商品に関する情報を入力する必要があ
り、手間と時間がかかるという問題があった。
【0005】そこで本発明は、上記の課題を解決するた
めに、利用者の端末と通信し、取引の契約処理を行う契
約処理システムを提供することを目的とする。この目的
は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合
わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有
利な具体例を規定する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の形態においては、利用者の端末と通
信して、取引処理を行う契約処理装置であって、端末か
ら受信する取引の申込データを入力する申込データ入力
部と、申込データに基づいて、取引のリスクを判断する
リスク判断部と、取引のリスクに基づいて複数の取引候
補を決定し、端末に送信して提示する取引提示部と、端
末が、取引提示部の提示する取引候補の1つを選択した
場合に、選択された取引候補に基づいて取引の契約を行
う取引契約部とを備えたことを特徴とする。
【0007】取引契約部は、取引が成立したことを証明
する契約証書を発行し、端末または端末の利用者に送信
してもよい。
【0008】申込データは、取引の内容及び取引の契約
者に関する情報を含み、リスク判断部は、取引内容及び
取引の契約者のリスク要因に基づいて、取引のリスクを
判断してもよい。端末の利用者による取引履歴を格納す
る利用者データベースをさらに備え、リスク判断部は、
申込データ及び取引履歴に基づいて、取引のリスクを判
断してもよい。取引提示部は、リスク判断部が判断する
取引のリスクに基づいて、料金が異なる取引候補を決定
してもよい。
【0009】取引は保険取引であり、申込データは、保
険の内容に関するデータ、保険の申込人に関するデー
タ、及び被保険者に関するデータを含み、リスク判断部
は、保険内容、保険の申込人、保険の被保険者のリスク
要因に基づいて、保険取引のリスクを判断してもよい。
【0010】取引提示部は、リスク判断部が判断する保
険取引のリスクに基づいて、保険種別、保険期間、保険
金及び補償内容の異なる取引候補を決定して提示しても
よい。リスク判断部は、保険が対象となる地域によって
異なるリスク要因を考慮して、保険取引のリスクを判断
してもよい。
【0011】保険種別は、生命保険または火災保険、自
動車保険、旅行保険を含む傷害保険、賠償責任保険を含
む損害保険の少なくとも1つを含み、リスク要因は、医
療費用、盗難被害、災害、賠償意識、交通事情等のリス
ク要因の地域格差に基づいて保険取引のリスクを判断し
てもよい。
【0012】リスク判断部は、保険の申込人及び被保険
者の年齢、性別、職業、病歴、保険金請求歴、及び保険
契約歴の少なくとも1つのリスク要因に基づいて、保険
取引のリスクを判断してもよい。
【0013】取引提示部は、保険の被保険者の人数によ
って、保険料の異なる取引候補を決定して提示してもよ
い。
【0014】保険契約の保険金受取人として被保険者の
法定相続人が含まれることを示す情報を設定する不正契
約防止部をさらに備えてもよい。
【0015】不正契約防止部は、保険の申込人と被保険
者とが同一でない場合に、保険契約の保険金受取人とし
て被保険者の法定相続人が含まれることを示す情報を設
定し、保険金受取人として被保険者の法定相続人が含ま
れることを端末の利用者に通知してもよい。
【0016】不正契約防止部は、保険の申込人と被保険
者の姓が一致しない場合に、申込人が被保険者の家族で
ない場合、申込ができないことを端末の利用者に警告
し、保険取引の契約を成立させないようにしてもよい。
【0017】保険取引は旅行保険取引であり、申込デー
タは、旅行期間、旅行地域、及び旅行目的を含み、リス
ク判断部は、旅行保険取引の申込者、被保険者、旅行期
間、旅行地域、及び旅行目的のリスク要因に基づいて、
旅行保険のリスクを判断してもよい。
【0018】本発明の第4の形態においては、公衆回線
に接続した端末の利用者が契約処理装置と通信して取引
を行い、公共の場所に設置された専用装置から取引の契
約証書の発行を受けることのできる契約証書発行システ
ムであって、利用者の端末と公衆回線を介して接続し、
端末に契約証書の識別番号を通知する契約処理装置と、
契約処理装置と専用回線を介して接続し、利用者が利用
できる公共の場所に設置された専用装置とを備え、専用
装置は、識別番号を通知された利用者に識別番号を含む
識別情報を入力させる識別情報入力部と、契約処理装置
から識別情報の照合の成否を受信する照合結果受信部
と、照合が成功した場合に、識別情報で識別される契約
証書の内容を受信する契約情報受信部と、契約証書の内
容を印刷する専用用紙を保管し、専用用紙を給紙する給
紙部と、契約証書の内容に基づいて給紙部が給紙する専
用用紙に契約証書の内容を印刷する印刷部とを備えた。
【0019】給紙部は鍵付きであり、第3者が専用用紙
を差し替えることができないようにしてもよい。
【0020】本発明の第3の形態においては、ネットワ
ークを介して端末の利用者に物品または証券等の商品を
販売する商品購入サーバと連携して、保険取引処理を行
う契約処理装置であって、商品購入サーバから商品に関
する情報を受信する購入情報入力部と、購入情報入力部
が受信した商品情報に基づいて、商品の購入に対する保
険取引の複数の取引候補を決定し、端末または商品購入
サーバに送信して提示する取引提示部と、端末または商
品購入サーバが、取引提示部の提示する取引候補の1つ
を選択した場合に、選択された取引候補に基づいて取引
の契約を行う取引契約部とを備えた。
【0021】商品情報に基づいて、商品に対する保険取
引のリスクを判断するリスク判断部をさらに備え、取引
提示部は、リスク判断部が判断する保険取引のリスクに
基づいて、保険取引の複数の取引候補を決定し、端末ま
たは商品購入サーバに送信して提示してもよい。
【0022】購入情報入力部は、商品購入サーバから商
品の購入者に関する情報をさらに受信し、リスク判断部
は、購入情報入力部が受信した商品情報及び購入者情報
に基づいて、商品に対する保険取引のリスクを判断して
もよい。
【0023】購入情報受信部は、商品購入サーバから商
品を販売する代理店の代理店識別情報を受信し、保険契
約が成立した場合に、代理店識別情報に基づいて、代理
店に手数料を支払う手段を有してもよい。
【0024】商品は航空券、宿泊券、または旅行ツアー
であり、保険は旅行保険であり、商品情報は旅行先、旅
行目的、旅行期間に関する情報であり、購入者情報は、
購入者の年齢、性別、職業、病歴、保険金請求歴、及び
保険契約歴の少なくとも1つであってもよい。
【0025】本発明の第4の形態においては、利用者の
端末と通信して、取引処理を行うコンピュータ用のプロ
グラムを格納した記録媒体であって、プログラムが、端
末から受信する取引の申込データを入力させる申込デー
タ入力モジュールと、申込データに基づいて、取引のリ
スクを判断させるリスク判断モジュールと、取引のリス
クに基づいて複数の取引候補を決定し、端末に送信して
提示させる取引提示モジュールと、端末が、取引提示部
の提示する取引候補の1つを選択した場合に、選択され
た取引候補に基づいて取引の契約を行わせる取引契約モ
ジュールとを備えた。
【0026】本発明の第5の形態においては、ネットワ
ークを介して端末の利用者に物品または証券等の商品を
販売する商品購入サーバと連携して、保険取引処理を行
うコンピュータ用のプログラムを格納した記録媒体であ
って、プログラムが、商品購入サーバから商品に関する
情報を受信させる購入情報入力モジュールと、購入情報
入力部が受信した商品情報に基づいて、商品の購入に対
する保険取引の複数の取引候補を決定し、端末または商
品購入サーバに送信して提示させる取引提示モジュール
と、端末または商品購入サーバが、取引提示部の提示す
る取引候補の1つを選択した場合に、選択された取引候
補に基づいて取引の契約を行わせる取引契約モジュール
とを備えた。
【0027】本発明の第6の形態においては、利用者の
端末と通信して、保険契約を行う保険契約方法であっ
て、端末から保険契約の申込データを受信し、申込デー
タに基づいて、保険契約のリスクを判断し、保険契約の
リスクに基づいて複数の契約候補を決定し、端末に送信
して提示し、端末が、契約候補の1つを選択した場合
に、選択された契約候補に基づいて保険契約を成立させ
ることを特徴とする。
【0028】本発明の第7の形態においては、ネットワ
ークを介して端末の利用者が購入する物品または証券等
の商品に対して、保険契約を行う保険契約方法であっ
て、商品に関する情報及び商品の購入者に関する情報を
受信し、商品情報及び購入者情報を用いて、商品に対す
る保険契約の複数の契約候補を提示し、購入者が、契約
候補の1つを選択した場合に、選択された契約候補に基
づいて保険契約を成立させることを特徴とする。
【0029】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0031】(実施形態1)本発明の第1の実施形態を
説明する。本実施形態の契約処理装置の一例としての保
険契約処理装置200は、保険契約の申込から保険証券
発行までの保険契約処理を効率的に行うことができる。
本実施形態の保険契約処理装置200は、火災保険、自
動車保険、旅行保険等を含む傷害保険傷害保険、賠償責
任保険等の損害保険、生命保険、簡易保険、共済保険等
の保険契約処理を行うことができる。以下では、旅行保
険を例に取り、旅行保険の申込から保険証券発行までの
契約処理を説明する。
【0032】図1は、本実施形態の保険契約処理装置を
含むシステムの全体図である。本システムは全体とし
て、顧客のユーザ端末10と、保険会社の保険契約処理
装置200と、クレジットカード会社のCAFIS10
0とが、通信ネットワークを介して接続された形態であ
る。ユーザ端末10は公衆網である通信ネットワーク3
0に接続する。保険契約処理装置200は、本実施形態
では保険申込サーバ40と、データサーバ50と、事務
センタコンピュータ60と、ホストコンピュータ70と
に機能を分けて実現される。
【0033】保険申込サーバ40は公衆網である通信ネ
ットワーク30に接続し、ユーザ端末10が通信ネット
ワーク30を介してアクセスすることのできるサーバで
ある。保険申込サーバ40は、ユーザ端末10がインタ
ーネット上でアクセスすることのできるWWW(World
Wide Web)のサーバであり、顧客がクレジットカード番
号のような個人情報を安全に送信することができるよう
に、SSL(SecuredSocket Layer)等のセキュリティ
の高い通信方式を用いて、ユーザ端末10との間でデー
タのやりとりをすることが好ましい。
【0034】データサーバ50は、顧客データベース5
2と契約データベース54にアクセスすることのできる
データベースインタフェースを備え、保険申込サーバ4
0から保険申込データを受け取り、顧客データベース5
2及び契約データベース54へ顧客情報や契約情報を登
録、更新することができる。データサーバ50は顧客デ
ータベース52と契約データベース54から顧客情報や
契約情報を抽出し、保険申込サーバ40に提供すること
もできる。データサーバ50はゲートウエイ80を介し
て、専用線でクレジットカード会社のカード与信会社サ
ーバ90にアクセスし、保険の申込者のカード番号、有
効期限等の照会を行う。カード与信会社サーバ90はC
AFIS100によって各社のクレジットカード会社の
システムと接続して、クレジットカード決済を行う。各
クレジットカード会社のシステムは、保険会社のホスト
コンピュータ70に決済データを送信し、入金処理を行
う。
【0035】データサーバ50はカード与信会社サーバ
90にクレジットカードの名義人のデータを送り、名義
人の照合結果を受け取るようにしてもよい。
【0036】事務センタコンピュータ60は、申込内容
が確認された保険契約の申込データ、クレジットカード
の決済情報をデータサーバ50から受け取り、ホストコ
ンピュータ70に計上データとして送信する。事務セン
タコンピュータ60はプリンタ62によって保険取引の
契約証64を発行する。発行された契約証64は顧客に
郵送される。また事務センタコンピュータ60は顧客か
らの問い合わせに対応するための処理を行うこともでき
る。
【0037】ホストコンピュータ70は事務センタコン
ピュータ60及びカード会社から送られる精算データと
計上データを処理し、保険料金支払のステートメント等
を発行する。
【0038】保険申込サーバ40、データサーバ50、
事務センタコンピュータ60、及びホストコンピュータ
70は、保険会社内のプライベートネットワークで接続
されており、保険申込サーバ40以外は公衆網からアク
セスすることができない。
【0039】図2は、保険契約処理装置200の機能構
成図である。保険契約処理装置200は、機能的に申込
データ入力部210と、不正契約防止部218と、リス
ク判断部220と、取引提示部230と、契約証書発行
部240と、決済処理部250と、通信インタフェース
260と、データベースインタフェース270とを有す
る。
【0040】通信インタフェース260は、ユーザ端末
10と通信ネットワーク30を介してデータ通信を行う
インタフェースである。データベースインタフェース2
70は、顧客データベース52と契約データベース54
に接続して、データベースを検索、更新するインタフェ
ースである。
【0041】申込データ入力部210は、顧客の保険申
込データを受け取る。告知事項、旅行先、旅行目的、旅
行期間、申込人情報、被保険者情報、クレジットカード
情報、代理店情報等が入力される。また、申込データ入
力部210は顧客データベース52から顧客情報を検索
して、顧客の保険契約履歴や登録情報を利用してもよ
い。
【0042】また、契約データベース54から契約情報
を検索して、顧客の過去の保険契約のデータを利用して
もよい。
【0043】不正契約防止部218は、申込人情報、被
保険者情報を確認し、申込人と被保険者の姓が一致しな
い場合、エラー処理を行い、申込人が被保険者の家族で
ない場合は保険の申込ができないことを警告する。ま
た、死亡保険金の受取人を被保険者の法定相続人に設定
することにより、被保険者もしくは被保険者の家族以外
の者が保険金の受取を目的とした犯罪を行うことがない
よう、不正契約の成立を防止する。
【0044】リスク判断部220は、保険契約のリスク
を判断し、保険取引の取引候補を作成する。リスク判断
部220は、申込データ入力部210が入力した申込デ
ータ、顧客データベース52から検索した顧客情報、契
約データベース54から検索した契約情報をもとに、保
険取引のリスクを判断し、複数の保険契約プランを候補
として作成する。保険契約プランは、保険種別、保険金
額、補償内容、保険料等が異なる。
【0045】取引提示部230は、リスク判断部220
がリスク要因を分析して作成した保険契約プランを顧客
に提示するため、ユーザ端末10に保険契約プランに関
する情報を送信する。ユーザ端末10の利用者は提示さ
れた保険契約プランの1つを選択し、選択した情報を取
引処理装置200に返信する。
【0046】契約証書発行部240は、ユーザ端末10
の利用者が選択した保険契約プランに基づいて、保険契
約を成立させ、契約データベース54に契約情報を登録
する。決済処理部250は、契約データベース54から
契約情報を読み込み、保険料金をクレジットカードで決
済するために、カード与信会社サーバ90にクレジット
カード情報と保険料金に関する情報を送信し、クレジッ
トカードの照合をした上で、決済を完結させる。契約証
書発行部240は、決済処理部250による決済が完結
した後、保険取引の契約証書をプリンタ62に印刷す
る。
【0047】保険契約処理装置200の機能構成要素で
ある申込データ入力部210、不正契約防止部218、
リスク判断部220、取引提示部230、契約証書発行
部240、決済処理部250、通信インタフェース26
0、及びデータベースインタフェース270は、一つの
装置内に実現されてもよく、複数の装置に分散させて実
現されてもよい。本実施形態では、通信インタフェース
260、申込データ入力部210、不正契約防止部21
8、リスク判断部220及び取引提示部230を、保険
申込サーバ40内に設け、データベースインタフェース
270をデータサーバ50内に設け、契約証書発行部2
40を事務センタコンピュータ60内に設け、決済処理
部250をデータサーバ50及びホストコンピュータ7
0に設けるが、機能構成要素を複数の装置に分散させる
形態はこれに限られるものではない。
【0048】図3は、顧客データベース52に格納され
る顧客情報の説明図である。顧客データベース52に
は、顧客毎に、名前、住所、性別、年齢、職業または職
種、パスポート番号、クレジットカード番号、病歴、保
険金請求歴、事故歴、喫煙有無、薬物等中毒有無、扶養
家族人数、他の保険契約、他社契約謝絶歴有無などの情
報が格納される。
【0049】図4は、契約データベース54に格納され
る契約情報の説明図である。契約データベース54に
は、保険契約毎に、申込人の氏名、住所などの情報、被
保険者の氏名、住所、生年月日、性別、パスポート番号
などの情報、クレジットカード名義、クレジットカード
番号、クレジットカード与信結果、保険契約種別、保険
金額、保険期間、保険料、告知内容、死亡保険金受取
人、代理店識別情報の一例としての代理店コード、申込
日、契約成立日、保険証券発行日などの情報が格納され
る。
【0050】旅行保険の補償内容は、基本契約として傷
害補償があり、特約として疾病治療費用特約、疾病死亡
特約、賠償責任特約、救援者費用特約、携行品特約、自
動車運転者賠償責任特約等がある。傷害補償は、旅行行
程中の偶然な事故による怪我を直接の原因とする死亡・
後遺障害、治療費用等を担保する。疾病治療費用特約
は、旅行行程中に発病した病気を原因とする治療費用等
を、疾病死亡特約は同じく旅行行程中に発病した病気を
原因として死亡した場合を担保する。賠償責任特約は、
旅行行程中に他人に怪我をさせたり、他人のものを壊し
て損害を与えたりすることで法律上の賠償責任を負った
場合の賠償金を担保する。救援者費用特約は、旅行行程
中に事故による怪我やその間に発病した病気で入院・死
亡した場合の移送費用や行方不明または遭難した場合に
おける救助活動、捜索活動にかかる費用を担保する。携
行品特約は、旅行行程中に携行品が盗難、破損した場合
の携行品の時価額を担保する。
【0051】次に、保険契約処理装置200が行う保険
契約処理の流れを説明する。図5は、保険の申込から保
険証券の発行までの処理のフローチャートである。申込
データ入力部210は、ユーザ端末10の利用者に告知
事項を入力させる画面をユーザ端末10に表示する(S
100)。ユーザ端末10の利用者は、旅行保険の申込
人または被保険者である。図8は、ユーザ端末10に表
示される告知事項入力画面の説明図である。被保険者の
病歴、保険金請求歴、他保険契約の有無、危険な職務の
遂行の有無、危険なスポーツ等の有無、国外からアクセ
スしていないこと、国外に在住していないことを確認す
る。ユーザ端末10の利用者は告知事項に「はい」また
は「いいえ」で答える。送信ボタンを押すと、告知事項
に対する利用者の回答データが取引処理装置200に送
信され、申込データ入力部210が回答データを受信す
る。
【0052】申込データ入力部210は告知事項に対す
る回答データに基づいて、保険申込が受理可能であるか
どうかを判定する(S102)。告知事項に対して1つ
でも「はい」があった場合、エラー処理を行い、ユーザ
端末10の利用者に電話、FAX等で保険会社に直接問
い合わせするように促す警告メッセージをユーザ端末1
0に送信する(S104)。告知事項に対する回答がす
べて「いいえ」の場合、ユーザ端末10の利用者に申込
データを入力させる画面をユーザ端末10に表示し、申
込データの入力処理を行う(S106)。
【0053】図6は、申込データの入力処理S106の
フローチャートである。図9は、ユーザ端末10に表示
される申込データの入力画面の説明図である。ユーザ端
末10の利用者は旅行先、旅行目的、旅行期間を入力す
る(S130)。旅行先は旅行国または旅行地域を入力
する。旅行目的は観光、留学、商用などを入力する。旅
行期間は、出発日と帰宅日を入力する。ユーザ端末10
の利用者は申込人情報を入力する(S132)。申込人
情報は申込人の氏名、住所、電話番号等である。次に被
保険者情報を入力する(S134)。被保険者情報は被
保険者の氏名、住所、生年月日等である。次にクレジッ
トカード情報を入力する(S136)。クレジットカー
ド情報はクレジットカード会社、クレジットカード番
号、有効期限等である。次に取扱代理店情報を入力する
(S138)。取扱代理店情報は代理店識別情報の一例
である代理店コード及び代理店名である。
【0054】図5に戻って、申込データ入力処理S10
6の後、セキュリティチェックの処理S107を行う。
図7は、セキュリティチェックの処理S107のフロー
チャートである。不正契約防止部218は申込人と被保
険者の姓が一致するかどうかを調べる(S142)。申
込人と被保険者の姓が一致しない場合、エラー処理を行
い、申込人が被保険者の家族でない場合は保険の申込が
できないことを警告するメッセージをユーザ端末10に
送信する(S144)。死亡保険金の受取人データを被
保険者の法定相続人を示す情報に設定する(S14
6)。これにより、被保険者の家族ではない者が保険金
の受取人になるような保険契約が成立する事故を未然に
防ぐ。
【0055】図5に戻って、セキュリティチェック処理
S107の後、リスク判断処理S108を行う。リスク
判断部220は、申込データ入力部210がユーザ端末
10の利用者に入力させた申込データに基づいて、保険
契約のリスク要因を分析し、保険契約の種別や特約の有
無、保険金額、保険料等を調整したプランを作成する。
【0056】図10は、リスク判断部220が用いるリ
スク要因分析テーブルである。リスク要因として、旅行
国によって異なる地域格差要因、たとえば医療費用の格
差、盗難被害の頻度や程度の格差、賠償責任意識の格
差、救援者費用の格差、交通事情の格差等がある。これ
らの地域格差要因によって、保険契約の提案プランを調
整する。たとえば、医療費用の格差の場合、傷害保険に
おいて、北米や欧州では高めの治療費用保険金を設定
し、アジアでは低めの治療費用保険金を設定する。盗難
被害の多い、フランスやイタリアを旅行する場合、携行
品保険の特約を付けて保険金を高めに設定する。賠償意
識の高いアメリカへの旅行の場合、賠償責任保険の保険
金を増額にする。また救援者費用に関しては、旅行国へ
の往復の航空運賃の違いによって、保険金を増減させ
る。またアメリカやカナダに旅行し、レンタカーを手配
した場合、自動車運転者賠償責任の特約を付帯させる。
【0057】図11は、リスク判断部220が用いる保
険料決定要因テーブルである。保険料決定要因として、
たとえば旅行国、旅行期間、旅行目的、及び旅行人数が
ある。リスク判断部220は、旅行国によって異なる保
険料を設定する。保険料は随時更新されており、最新の
情報がテーブルに格納される。また旅行期間が長くなる
ほと一日当たりの保険料が安くなるように割引率を設定
する。旅行目的に対しては、危険な職務の遂行の場合、
危険なスポーツを行う場合などに保険料を割増する。商
用、観光、留学などの旅行目的の違いよって保険料の増
減率を決めてもよい。旅行人数に対しては、被保険者人
数によって保険料を割引する。
【0058】図10及び図11の示したリスク要因分析
テーブル及び保険料決定要因テーブルは、契約データベ
ース54に格納されて、リスク判断部220に提供され
てもよい。
【0059】図5に戻って、リスク判断部220がリス
ク要因、保険料決定要因を分析した結果に基づいて、取
引提示部230は、保険種別、特約の有無、保険金、保
険料の異なる保険契約プランの候補を作成し、ユーザ端
末10に送信し、利用者に提示する(S110)。取引
提示部230は、保険期間が旅行期間に等しいか、旅行
期間よりも長くなるように保険期間を設定する。図12
は、ユーザ端末10に表示される保険契約プランの説明
図である。Aタイプ、Bタイプのフライトプラン、C、
D、Eタイプのエコノミープランが候補として挙げら
れ、それぞれの候補に対して、傷害保険、疾病保険、賠
償責任保険、救援者費用保険、携行品保険の保険金額が
異なる契約プランが提示される。また、各契約プランの
保険料は、旅行期間によって異なり、たとえば旅行期間
が長くなるほど一日当たりの保険料は安くなるように、
保険金額が低いほど保険料が安くなるように保険料率が
設定され、提示される。
【0060】ユーザ端末10の利用者は提示されたプラ
ンの1つを選択し、保険契約処理装置200に選択結果
を送信する(S112)。契約証書発行部240は、選
択結果に基づいて、保険料を決め、決済処理部250
に、保険料の決済を行わせる。決済処理部250はクレ
ジットカードの照会を行う(S113)。申込人の氏名
とクレジットカードの名義人が一致しない場合は、エラ
ーになり、クレジットカードの照合ができなかったた
め、保険契約が成立しない旨を警告するメッセージをユ
ーザ端末10に送信する。クレジットカードの照会が成
功した場合、契約証書発行部240は、選択された保険
契約プランに基づいて、契約証64をプリンタ62によ
り印刷し、ユーザ端末10の利用者に郵送する(S11
4)。
【0061】図13は契約証64の説明図である。フィ
ールド710には契約証書を識別する契約証番号、フィ
ールド712には契約日、フィールド714には被保険
者のパスポート番号、フィールド720には被保険者の
情報が記載される。フィールド730には保険契約内容
が保険金額とともに記載される。フィールド740には
保険契約者の情報が記載される。フィールド750には
旅行先、フィールド752には旅行目的、フィールド7
54には保険期間が記載される。フィールド756には
契約タイプ、フィールド758には保険料が記載され
る。フィールド760には死亡保険金の受取人が記載さ
れる。死亡保険金の受取人は被保険者の法定相続人であ
ることが記載される。被保険者の法定相続人以外の者が
死亡保険金を受け取る不正な保険契約の成立を防止する
ために不可欠な記載である。フィールド762には取扱
代理店を示すコードが記載される。
【0062】上記の説明では、申込人と被保険者の姓が
一致するかどうかを事前チェックし、申込人が被保険者
の家族ではない場合に、保険申込を成立させないように
したが、団体旅行の場合など、申込人と被保険者が家族
でない場合に、保険契約を行えるようにしてもよい。そ
の場合、申込人と被保険者の姓が一致しない場合でも、
申込処理を進めるが、死亡保険金の受取人は被保険者の
法定相続人に設定されるため、被保険者の家族ではない
者が保険金の受取人になるような保険契約が成立する事
故を未然に防ぐことができる。
【0063】また、上記の説明では、告知事項に対して
1つでも「はい」があると、保険申込を受理しないよう
にしたが、告知事項に基づいて保険契約のリスク要因を
分析し、保険料を割増したり、特約を付帯させるなどの
保険契約プランを提示するようにしてもよい。
【0064】また、利用者が代理店識別情報を入力した
場合、該当する代理店の営業成績を示す情報を更新する
ようにしてもよい。代理店識別情報の入力を必須とし、
代理店識別情報の入力がない場合に、保険契約の申込が
できないようにしてもよい。
【0065】また、上記の説明では、利用者が申込デー
タを入力してから、保険取引のリスクを判断し、保険取
引の候補を提示したが、始めに保険取引の候補を利用者
に提示し、利用者が保険取引の候補に対して必要なデー
タを入力してから、リスクを判断し、再度、利用者に合
った保険取引の候補を提示するようにしてもよい。
【0066】以上述べたように、本実施形態の保険取引
処理装置によれば、保険の申込人または被保険者が、公
衆網で保険会社の保険申込サーバにアクセスし、オンラ
インで保険の申込から契約までを行うことができ、効率
よく保険契約を行うことができる。特に旅行保険の場
合、旅行直前に保険を申し込むこともあり、公衆網でオ
ンライン契約を行うことにより、簡便かつ迅速に保険の
契約を行うことができる。
【0067】また、本実施形態の保険取引処理装置によ
れば、旅行先、旅行目的、旅行期間などの旅行に関する
情報、旅行地域による医療費用、盗難被害率等の地域格
差、病歴、年齢などの顧客に関する情報に基づいて、保
険契約に伴うリスク要因を分析して、顧客のニーズに応
じた保険契約プランの候補を作成して、顧客に提示する
ため、顧客は旅行に伴うリスクに見合った補償内容の保
険契約を選択することができる。また保険会社は保険契
約に伴うリスクに見合った保険料を設定することができ
る。
【0068】また、本実施形態の保険取引処理装置によ
れば、申込人と被保険者の姓が一致するかどうかを事前
チェックし、申込人が被保険者の家族ではない場合に、
保険申込を成立させないようにすることができ、家族以
外の者が無断で保険契約を結ぶ事故を未然に防ぐことが
できる。さらに死亡保険金の受取人データを被保険者の
法定相続人を示す情報に設定することにより、被保険者
の家族ではない者が保険金の受取人になるような保険契
約が成立する事故を未然に防ぐことができる。
【0069】(実施形態2)本発明の第2の実施形態を
説明する。図14は、本実施形態の保険契約処理装置を
含むシステムの全体図である。本実施形態の保険契約処
理装置は、顧客が申し込んだ旅行保険の契約証64を空
港、港、バスターミナル等で受け取ることができる点
が、第1の実施形態の保険契約処理装置とは異なる。ユ
ーザ端末10の利用者は、公衆網である通信ネットワー
ク30から保険申込サーバ40にアクセスして保険の申
込を行い、保険契約が成立した場合に、保険証券の識別
番号を通知される。保険証券の識別番号は通信ネットワ
ーク30を介してユーザ端末10に通知されてもよく、
電話、FAX等で顧客に通知されてもよい。顧客は旅行
日に空港や港に行き、空港、港、バスターミナル等に設
置されたセキュリティの高い端末装置の一例である自動
引受機300で契約証64の発行を受ける。自動引受機
300は保険会社の事務センタコンピュータ60と専用
線で接続されており、顧客の保険契約情報を受信するこ
とができる。
【0070】図15は、自動引受機300の機能構成図
である。自動引受機300は、識別情報入力部310
と、照合結果受信部320と、契約情報受信部330
と、契約証書印刷部340と、給紙部350とを有す
る。識別情報入力部310は、利用者に保険証券の識別
情報を入力させる。保険証券の識別情報は、保険申込の
際、ユーザ端末10の利用者に通知された保険証券の識
別番号、被保険者のパスワード番号、被保険者の氏名な
どの情報である。識別情報は専用線で事務センタコンピ
ュータ60に送信され、事務センタコンピュータ60は
識別情報を照合する。
【0071】照合結果受信部320は照合結果を事務セ
ンタコンピュータ60から受信する。照合結果が誤りで
ある場合、照合できないため、保険証券を発行できない
ことを利用者に警告し、保険会社に問い合わせるように
通知する。契約情報受信部330は、照合結果が正しい
場合に、事務センタコンピュータ60から送信される契
約情報を受信する。契約証書印刷部340は受信した契
約情報に基づいて、給紙部350から供給される用紙に
契約内容を印刷し、契約証64を発行する。給紙部35
0は契約証64を印刷する専用紙を保管しており、契約
証書印刷部340に専用紙を供給する。給紙部350は
鍵がつけられており、管理者以外の者が不正に専用紙を
補給することができないようにされる。そのため、自動
引受機300が専用紙に印刷する契約証64には保険会
社から郵送される保険証券と同等の信用をもたせること
ができる。専用紙は容易に偽造できないように、保険会
社のロゴや透かしなどが入ったものであることが好まし
い。
【0072】自動引受機300は、各国の主要な国際空
港に設置し、旅行者が出発国だけでなく、到着国や経由
国においても保険証券の発行が受けられるようにしても
よい。また自動引受機300は空港や港にある保険会社
のカウンター、アシスタントセンター等に設置してもよ
い。
【0073】本実施形態の保険契約処理装置によれば、
顧客は公衆網から保険会社の保険申込サーバに接続して
保険の申込を行い、保険会社の保険契約処理装置と専用
線により接続され、空港、港、バスターミナル等の公共
の場所に設置された端末装置や、空港や港にある保険会
社カウンターやアシスタントセンターに設置された端末
装置から保険証券の発行を受けることができる。旅行保
険の場合、旅行者は旅行に出かける前に保険証券を空港
で受け取ることができ、旅行直前に旅行保険を申し込ん
だ場合でも空港で迅速に保険証券を受けることができ
る。また、保険証券を発行する端末装置は、保険会社の
保険契約処理装置とセキュリティの高いネットワークで
接続され、保険証券は鍵のかかった給紙部に保管される
専用紙に印刷されるため、公共の場所に設置されていて
も高いセキュリティを確保することができる。
【0074】(実施形態3)本発明の第3の実施形態を
説明する。図16は、本実施形態の保険契約処理装置4
00を含むシステムの全体図である。本実施形態の保険
契約処理装置400を含むシステムでは、顧客が物品、
不動産、証券等の購入の際に、保険の申込を付帯させる
ことができる点が第1の実施形態の保険契約処理装置2
00とは異なる。第1の実施形態とは異なる構成と機能
について説明し、同一部分の説明を省略する。以下、顧
客が航空券、宿泊券または旅行ツアーを購入する場合
に旅行保険を付帯させて申し込む場合を説明する。顧客
はユーザ端末10から通信ネットワーク30を介して代
理店サーバ20に接続する。代理店サーバ20は、物
品、不動産、証券等の販売を行う商品購入サーバの一例
である。代理店サーバ20は、ユーザ端末10がインタ
ーネット上でアクセスすることのできるWWW(World
Wide Web)のサーバであり、顧客がクレジットカード番
号のような個人情報を安全に送信することができるよう
に、SSL(Secured Socket Layer)等のセキュリティ
の高い通信方式を用いて、ユーザ端末10との間でデー
タのやりとりをすることが好ましい。
【0075】ユーザ端末10の利用者は代理店サーバ2
0にアクセスして、旅行先、旅行目的、旅行日程、旅行
者の氏名や住所などの情報、クレジットカードの情報等
を入力して、航空券や旅行ツアーの申込を行う。航空券
や旅行ツアーの申込が終わると、代理店サーバ20は、
旅行保険の申込を案内する情報をユーザ端末10に表示
する。旅行保険の申込案内情報に保険申込サーバ40へ
のリンク情報を含ませる。ユーザ端末10の利用者は保
険申込サーバ40へのリンク情報に従って、たとえばリ
ンクをクリックすることにより、保険申込サーバ40に
自動接続して保険の申込を行う。
【0076】ユーザ端末10の利用者が代理店サーバ2
0に接続して入力した旅行先、旅行目的、旅行日程など
の商品情報と、購入者の氏名、住所、生年月日、クレジ
ットカード番号等の購入者情報は、通信ネットワーク3
0を介して保険申込サーバ40に送信され、引き継がれ
る。引き継がれるデータはクレジットカード番号等の個
人情報が含まれるため、代理店サーバ20と保険申込サ
ーバ40は、SSL(Secured Socket Layer)等のセキ
ュリティの高い通信方式を用いて、引き継がれるデータ
のやりとりをすることが好ましい。商品情報と購入者情
報が保険申込サーバ40に引き継がれるため、ユーザ端
末10の利用者は保険申込サーバ40にアクセスして保
険の申込を行う際、商品情報と購入者情報を再入力する
必要がない。また、保険申込サーバ40は引き継がれた
商品情報に基づいて、保険契約プランの候補を作成する
ことができる。
【0077】図17は、本実施形態の保険契約処理装置
400の機能構成図である。第1の実施形態とは、申込
データ入力部210が購入情報入力部212に置き換わ
る点が異なる。同一符号を付した構成要素については第
1の実施形態の取引処理装置200と同じであるから説
明を省略する。
【0078】購入情報入力部212は、代理店サーバ2
0から購入商品の情報、購入者の情報を通信ネットワー
ク30を介して受け取る。購入商品の情報を予め得てい
るため、旅行先、旅行目的、旅行日程などの商品情報
や、購入者の氏名、住所などの購入者情報を改めてユー
ザ端末10の利用者に入力させる必要はない。
【0079】また、商品情報と購入者情報に基づいて、
保険契約のリスク要因を分析することができ、利用者の
ニーズに合った保険契約プランを提示することができ
る。たとえば、代理店サーバ20から旅先でのレンタカ
ーの使用の有無などの旅行情報を受け取った場合、自動
車運転者賠償責任特約を付帯させたプランを作成するこ
とができる。
【0080】図18は、保険契約処理のフローチャート
である。購入情報入力部212は、代理店サーバ20か
ら購入商品情報及び購入者情報を受信して引き継ぐ(S
98)。図19は、利用者が代理店サーバ20で商品を
購入した場合にユーザ端末10に表示される商品購入情
報の説明図である。利用者は旅行ツアーを購入してお
り、フィールド850に購入者の氏名、フィールド85
2に購入者の生年月日、フィールド854に購入者のパ
スポート番号、フィールド802に旅行先、フィールド
804に旅行期間、フィールド806に旅行目的が記載
されている。また、フィールド808には利用者がエコ
ノミークラスの航空券を購入したこと、フィールド81
0にはレンタカーを申し込んだことが記載されている。
これらの購入商品情報及び購入者情報は、代理店サーバ
20から保険申込サーバ40へ送信され、引き継がれ
る。また画面には表示されていない情報、たとえばクレ
ジットカード情報や購入者の旅行ツアー購入履歴などが
代理店サーバ20から保険申込サーバ40に引き継がれ
てもよい。
【0081】旅行ツアーの購入とともに、旅行保険の契
約を促すメッセージを表示し、保険申込サーバ40への
リンク800を表示する。利用者はリンク800をクリ
ックすることにより、保険申込サーバ40に接続し、商
品購入情報と購入者情報が保険申込サーバ40に送信さ
れて引き継がれる。
【0082】図18に戻って説明する。保険申込サーバ
40は、引き継がれた商品購入情報と購入者情報に基づ
いて、標準的な保険契約プランを提示する(S99)。
次に、第1の実施形態と同様の告示事項入力処理(S1
00)を行う。購入情報入力部212は、引き継いだ申
込データをユーザ端末10に送信して表示させ、ユーザ
端末10の利用者に確認させるとともに、保険申込に必
要となる不足データを入力させる(S105)。以下の
処理フローは第1の実施形態と同じであるから説明を省
略する。図20は、取引提示部230がユーザ端末10
に提示する保険契約プランの説明図である。代理店サー
バ20から引き継いだ旅行先、旅行期間、旅行目的など
の商品情報からリスクを判断して作成した保険契約プラ
ンが挙げられる。アメリカへの旅行で、レンタカー使用
であるから、自動車運転者賠償責任が付帯し、賠償責任
の意識の高いアメリカであるため、賠償責任を増額した
プランが提示される。また旅行期間をカバーする保険期
間に対する保険料が提示される。
【0083】上記の説明では、契約証書発行部240
は、保険証券を保険会社の専用紙に印刷したが、顧客が
購入した航空券に保険契約証を印刷してもよい。
【0084】また、上記の説明では、顧客が旅行代理店
で航空券または旅行ツアーの購入をした場合に、旅行保
険を申し込むことができる保険契約処理システムを説明
したが、実施形態はこれに限られない。自動車販売店の
サーバで自動車を購入する申込を行う顧客が、自動車保
険を申し込む場合、不動産を購入し、借家人賠償、家財
などの火災保険を申し込む場合、自動車、家電製品、コ
ンピュータ機器等の購入に付随する修理保証または延長
修理保証契約の申込を行う場合、インターネットのオン
ライン販売サーバで高額な買い物をする場合に商品にか
ける盗難や破損に対する保険を申し込む場合、インター
ネットでレンタカーの申込をする場合の賠償責任等の対
人補償、対物補償、搭乗者補償、車両補償等の自動車保
険を申し込む場合、インターネットで各種金融商品の購
入をする場合に金融商品にかける保険を申し込む場合な
ど、物品、不動産、証券等の購入に伴って、各種保険を
付随させて申し込む場合に、本実施形態の保険契約処理
装置を用いて、物品、不動産、証券等の購入と保険申込
を連携させることができる。
【0085】以上述べたように、本実施形態の保険契約
処理装置によれば、顧客はオンラインショッピング等で
商品を購入した場合に、購入した商品に合った保険の申
込を行うことができる。商品情報と購入者情報が保険契
約処理装置に引き継がれるため、商品情報と購入者情報
を再入力する手間が省ける。また商品情報に基づいて、
購入した商品に合った保険契約プランが提示されるた
め、顧客は商品の購入の際、簡便かつ効率的に最適な保
険契約を行うことができる。
【0086】(実施形態4)本発明の第4の実施形態を
説明する。第1、第2、及び第3の実施形態の保険契約
処理装置は、汎用コンピュータで実現してもよい。図2
1は、汎用コンピュータ600のハードウエア構成を示
すブロック図である。図21において、コンピュータ6
00は、CPU602はROM604及びRAM606
に格納されたプログラムに基づいて動作する。入力装置
608により、コンピュータ600の利用者がデータや
コマンドを入力することができる。格納装置の一例とし
てのハードディスクドライブ610は、設定情報及びC
PU602が動作するプログラムを格納する。
【0087】フロッピーディスクドライブ614はフロ
ッピーディスク624からデータまたはプログラムを読
み取りCPU602に提供する。CD−ROMドライブ
616はCD−ROM626からデータまたはプログラ
ムを読み取りCPU602に提供する。通信インタフェ
ース618は、通信ネットワーク30に接続してデータ
を送受信する。データベースインタフェース612は、
各種データベース622と接続してデータベースにおけ
るデータを送受信する。さらに、コンピュータ600は
ディスプレイ628に接続するためのインタフェースを
備え、ディスプレイ628に情報を入力する画面などを
表示することができる。
【0088】CPU602が実行するソフトウエアは、
フロッピーディスク624またはCD−ROM626等
の記録媒体に格納されて利用者に提供される。記録媒体
に格納されたソフトウエアは圧縮されていても非圧縮で
あっても良い。ソフトウエアは記録媒体からハードディ
スクドライブ610にインストールされ、RAM606
に読み出されてCPU602により実行される。
【0089】記録媒体に格納されて提供されるソフトウ
エア、即ちハードデイスクドライブ610にインストー
ルされるソフトウェアは、機能構成として、申込データ
入力モジュール又は購入情報入力モジュールと、不正契
約防止部モジュールと、リスク判断部モジュールと、取
引提示モジュールと、契約証書発行モジュールと、決済
処理モジュールと、通信インタフェース260と、デー
タベースインタフェース270とを有する。前記各モジ
ュールがコンピュータ600に働きかけて、CPU60
2に行わせる処理は、それぞれ第1、第2及び第3の実
施形態の保険契約処理装置における、対応する部材の機
能及び動作と同一であるから、説明を省略する。
【0090】図21に示した、記録媒体の一例としての
フロッピーディスク624またはCD−ROM626に
は、本出願で説明した全ての実施形態に係る保険契約処
理装置の動作の一部または全ての機能を格納することが
できる。
【0091】これらのプログラムは記録媒体から直接R
AMに読み出されて実行されても、一旦ハードディスク
ドライブにインストールされた後にRAMに読み出され
て実行されても良い。更に、上記プログラムは単一の記
録媒体に格納されても複数の記録媒体に格納されても良
い。又、符号化した形態で格納されていても良い。
【0092】記録媒体としては、フロッピーディスク、
CD−ROMの他にも、DVD等の光学記録媒体、MD
等の磁気記録媒体、PD等の光磁気記録媒体、テープ媒
体、磁気記録媒体、ICカードやミニチュアーカードな
どの半導体メモリー等を用いることができる。又、専用
通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバ
システムに設けたハードディスクまたはRAM等の格納
装置を記録媒体として使用し、通信網を介してプログラ
ムを保険契約処理装置に提供しても良い。このような記
録媒体は、保険契約処理装置を製造するためのみに使用
されるものであり、そのような記録媒体の業としての製
造および販売等が本出願に基づく特許権の侵害を構成す
ることは明らかである。
【0093】以上、実施の形態を説明したが、本発明の
技術的な範囲はこれらの記載には限定されない。これら
の実施の形態に多様な変更または改良を加えうることは
当業者には理解されるところである。そのような変更例
を説明する。上記では、旅行保険契約を例にとって、本
発明の契約処理装置の一例として保険契約処理装置を説
明したが、契約処理装置は、他の各種保険の保険契約処
理にも用いることができる。また、保険契約処理に限ら
ず、物品、証券等の取引における契約処理に用いること
ができ、契約に伴うリスクを判断してユーザ端末の利用
者が申し込む契約を成立させ、契約に伴う処理を行うこ
とができる。また上記では支払方法として、クレジット
カード会社のネットワークと接続して、クレジットカー
ドによって支払う場合を説明したが、銀行、郵便局等の
ネットワークと接続し、キャッシュカードによる振替や
デビットカードによる支払を行うようにしてもよい。
【0094】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0095】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば商品の購入に伴う保険契約をい簡便かつ効率よく
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の保険契約処理装置を含むシステ
ムの全体図である。
【図2】 保険契約処理装置200の機能構成図であ
る。
【図3】 顧客データベース52に格納される顧客情報
の説明図である。
【図4】 契約データベース54に格納される契約情報
の説明図である。
【図5】 保険の申込から保険証券の発行までの処理の
フローチャートである。
【図6】 申込データの入力処理S106のフローチャ
ートである。
【図7】 セキュリティチェックの処理S107のフロ
ーチャートである。
【図8】 ユーザ端末10に表示される告知事項入力画
面の説明図である。
【図9】 ユーザ端末10に表示される申込データの入
力画面の説明図である。
【図10】 リスク判断部220が用いるリスク要因分
析テーブルである。
【図11】 リスク判断部220が用いる保険料決定要
因テーブルである。
【図12】 ユーザ端末10に表示される保険契約プラ
ンの説明図である。
【図13】 契約証64の説明図である。
【図14】 本実施形態の保険契約処理装置を含むシス
テムの全体図である。
【図15】 自動引受機300の機能構成図である。
【図16】 本実施形態の保険契約処理装置400を含
むシステムの全体図である。
【図17】 取引処理装置400の機能構成図である。
【図18】 保険契約処理のフローチャートである。
【図19】 利用者が代理店サーバ20で商品を購入し
た場合にユーザ端末10に表示される商品購入情報の説
明図である。
【図20】 取引提示部230がユーザ端末10に提示
する保険契約プランの説明図である。
【図21】 汎用コンピュータ600のハードウエア構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ユーザ端末 20 代理店サーバ 30 通信ネットワーク 40 保険申込サーバ 50 データサーバ 52 顧客データベース 54 契約データベース 60 事務センタコンピュータ 62 プリンタ 64 契約証 70 ホストコンピュータ 80 ゲートウエイ 90 カード与信会社サーバ 100 CAFIS 200、400 保険契約処理装置 210 申込データ入力部 212 購入情報入力部 218 不正契約防止部 220 リスク判断部 230 取引提示部 240 契約証書発行部 250 決済処理部 260 通信インタフェース 270 データベースインタフェース 300 自動引受機 310 識別情報入力部 320 照合結果受信部 330 契約情報受信部 340 契約証書印刷部 350 給紙部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 正夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユーインシュアランスカンパニー (エイアイユー保険会社)内 (72)発明者 田代 明 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユーインシュアランスカンパニー (エイアイユー保険会社)内 (72)発明者 鳴海 和重 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユーインシュアランスカンパニー (エイアイユー保険会社)内 (72)発明者 後藤 純子 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユーインシュアランスカンパニー (エイアイユー保険会社)内 (72)発明者 根岸 貴博 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユーインシュアランスカンパニー (エイアイユー保険会社)内 Fターム(参考) 5B049 AA01 AA04 BB00 CC00 DD01 GG02

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の端末と通信して、取引処理を行
    う契約処理装置であって、 前記端末から受信する取引の申込データを入力する申込
    データ入力部と、 前記申込データに基づいて、前記取引のリスクを判断す
    るリスク判断部と、 前記取引の前記リスクに基づいて複数の取引候補を決定
    し、前記端末に送信して提示する取引提示部と、 前記端末が、前記取引提示部の提示する前記取引候補の
    1つを選択した場合に、選択された前記取引候補に基づ
    いて前記取引の契約を行う取引契約部とを備えたことを
    特徴とする契約処理装置。
  2. 【請求項2】 前記取引契約部は、前記取引が成立した
    ことを証明する契約証書を発行し、前記端末または前記
    端末の利用者に送信することを特徴とする請求項1に記
    載の契約処理装置。
  3. 【請求項3】 前記申込データは、前記取引の内容及び
    前記取引の契約者に関する情報を含み、 前記リスク判断部は、前記取引内容及び前記取引の前記
    契約者のリスク要因に基づいて、前記取引の前記リスク
    を判断することを特徴とする請求項1に記載の契約処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記端末の利用者による取引履歴を格納
    する利用者データベースをさらに備え、 前記リスク判断部は、前記申込データ及び前記取引履歴
    に基づいて、前記取引のリスクを判断することを特徴と
    する請求項1に記載の契約処理装置。
  5. 【請求項5】 前記取引提示部は、前記リスク判断部が
    判断する前記取引の前記リスクに基づいて、料金が異な
    る前記取引候補を決定することを特徴とする請求項3ま
    たは4に記載の契約処理装置。
  6. 【請求項6】 前記取引は保険取引であり、前記申込デ
    ータは、保険の内容に関するデータ、保険の申込人に関
    するデータ、及び被保険者に関するデータを含み、 前記リスク判断部は、前記保険内容、前記保険の前記申
    込人、前記保険の前記被保険者のリスク要因に基づい
    て、前記保険取引のリスクを判断することを特徴とする
    請求項1に記載の契約処理装置。
  7. 【請求項7】 前記取引提示部は、前記リスク判断部が
    判断する前記保険取引の前記リスクに基づいて、保険種
    別、保険期間、保険金及び補償内容の異なる前記取引候
    補を決定して提示することを特徴とする請求項6に記載
    の契約処理装置。
  8. 【請求項8】 前記リスク判断部は、前記保険が対象と
    なる地域によって異なるリスク要因を考慮して、前記保
    険取引の前記リスクを判断することを特徴とする請求項
    7に記載の契約処理装置。
  9. 【請求項9】 前記保険種別は、生命保険または火災保
    険、自動車保険、旅行保険を含む傷害保険、賠償責任保
    険を含む損害保険の少なくとも1つを含み、前記リスク
    要因は、医療費用、盗難被害、災害、賠償意識、交通事
    情等のリスク要因の地域格差に基づいて前記保険取引の
    前記リスクを判断することを請求項8に記載の契約処理
    装置。
  10. 【請求項10】 前記リスク判断部は、前記保険の前記
    申込人及び前記被保険者の年齢、性別、職業、病歴、保
    険金請求歴、及び保険契約歴の少なくとも1つのリスク
    要因に基づいて、前記保険取引の前記リスクを判断する
    ことを特徴とする請求項7に記載の契約処理装置。
  11. 【請求項11】 前記取引提示部は、前記保険の前記被
    保険者の人数によって、保険料の異なる前記前記取引候
    補を決定して提示することを特徴とする請求項7に記載
    の契約処理装置。
  12. 【請求項12】 前記保険契約の保険金受取人として前
    記被保険者の法定相続人が含まれることを示す情報を設
    定する不正契約防止部をさらに備えたことを特徴とする
    請求項6に記載の契約処理装置。
  13. 【請求項13】 前記不正契約防止部は、前記保険の前
    記申込人と前記被保険者とが同一でない場合に、前記保
    険契約の保険金受取人として前記被保険者の法定相続人
    が含まれることを示す情報を設定し、前記保険金受取人
    として前記被保険者の前記法定相続人が含まれることを
    前記端末の前記利用者に通知することを特徴とする請求
    項12に記載の契約処理装置。
  14. 【請求項14】 前記不正契約防止部は、前記保険の前
    記申込人と前記被保険者の姓が一致しない場合に、前記
    申込人が前記被保険者の家族でないため申込ができない
    ことを前記端末の前記利用者に警告し、前記保険取引の
    前記契約を成立させないことを特徴とする請求項12に
    記載の契約処理装置。
  15. 【請求項15】 前記保険取引は旅行保険取引であり、
    前記申込データは、旅行期間、旅行地域、及び旅行目的
    を含み、 前記リスク判断部は、前記旅行保険取引の申込者、被保
    険者、前記旅行期間、前記旅行地域、及び前記旅行目的
    のリスク要因に基づいて、前記旅行保険のリスクを判断
    することを特徴とする請求項6に記載の契約処理装置。
  16. 【請求項16】 公衆回線に接続した端末の利用者が契
    約処理装置と通信して取引を行い、公共の場所に設置さ
    れた専用装置から取引の契約証書の発行を受けることの
    できる契約証書発行システムであって、 利用者の端末と公衆回線を介して接続し、前記端末に契
    約証書の識別番号を通知する契約処理装置と、 前記契約処理装置と専用回線を介して接続し、前記利用
    者が利用できる公共の場所に設置された専用装置とを備
    え、 前記専用装置は、 前記識別番号を通知された前記利用者に前記識別番号を
    含む識別情報を入力させる識別情報入力部と、 前記契約処理装置から前記識別情報の照合の成否を受信
    する照合結果受信部と、 前記照合が成功した場合に、前記識別情報で識別される
    前記契約証書の内容を受信する契約情報受信部と、 前記契約証書の内容を印刷する専用用紙を保管し、前記
    専用用紙を給紙する給紙部と、 前記契約証書の内容に基づいて前記給紙部が給紙する専
    用用紙に前記契約証書の内容を印刷する印刷部とを備え
    たことを特徴とする契約証書発行システム。
  17. 【請求項17】 前記給紙部は鍵付きであり、第3者が
    専用用紙を差し替えることができないようにしたことを
    特徴とする請求項16に記載の契約証書発行システム。
  18. 【請求項18】 ネットワークを介して端末の利用者に
    物品または証券等の商品を販売する商品購入サーバと連
    携して、保険取引処理を行う契約処理装置であって、 前記商品購入サーバから前記商品に関する情報を受信す
    る購入情報入力部と、 前記購入情報入力部が受信した前記商品情報に基づい
    て、前記商品の購入に対する保険取引の複数の取引候補
    を決定し、前記端末または前記商品購入サーバに送信し
    て提示する取引提示部と、 前記端末または前記商品購入サーバが、前記取引提示部
    の提示する前記取引候補の1つを選択した場合に、選択
    された前記取引候補に基づいて前記取引の契約を行う取
    引契約部とを備えたことを特徴とする契約処理装置。
  19. 【請求項19】 前記商品情報に基づいて、前記商品に
    対する前記保険取引のリスクを判断するリスク判断部を
    さらに備え、 前記取引提示部は、前記リスク判断部が判断する前記保
    険取引の前記リスクに基づいて、前記保険取引の前記複
    数の取引候補を決定し、前記端末または前記商品購入サ
    ーバに送信して提示することを特徴とする請求項18に
    記載の契約処理装置。
  20. 【請求項20】 前記購入情報入力部は、前記商品購入
    サーバから前記商品の購入者に関する情報をさらに受信
    し、 前記リスク判断部は、前記購入情報入力部が受信した前
    記商品情報及び前記購入者情報に基づいて、前記商品に
    対する前記保険取引の前記リスクを判断することを特徴
    とする請求項19に記載の契約処理装置。
  21. 【請求項21】 前記購入情報受信部は、前記商品購入
    サーバから商品を販売する代理店の代理店識別情報を受
    信し、 前記保険契約が成立した場合に、前記代理店識別情報に
    基づいて、前記代理店に手数料を支払う手段を有するこ
    とを特徴とする請求項18に記載の契約処理装置。
  22. 【請求項22】 前記商品は航空券、宿泊券、または旅
    行ツアーであり、前記保険は旅行保険であり、前記商品
    情報は旅行先、旅行目的、旅行期間に関する情報であ
    り、前記購入者情報は、前記購入者の年齢、性別、職
    業、病歴、保険金請求歴、及び保険契約歴の少なくとも
    1つであることを特徴とする請求項18に記載の契約処
    理装置。
  23. 【請求項23】 利用者の端末と通信して、取引処理を
    行うコンピュータ用のプログラムを格納した記録媒体で
    あって、前記プログラムが、 前記端末から受信する取引の申込データを入力させる申
    込データ入力モジュールと、 前記申込データに基づいて、前記取引のリスクを判断さ
    せるリスク判断モジュールと、 前記取引の前記リスクに基づいて複数の取引候補を決定
    し、前記端末に送信して提示させる取引提示モジュール
    と、 前記端末が、前記取引提示部の提示する前記取引候補の
    1つを選択した場合に、選択された前記取引候補に基づ
    いて前記取引の契約を行わせる取引契約モジュールとを
    備えたことを特徴とする記録媒体。
  24. 【請求項24】 ネットワークを介して端末の利用者に
    物品または証券等の商品を販売する商品購入サーバと連
    携して、保険取引処理を行うコンピュータ用のプログラ
    ムを格納した記録媒体であって、前記プログラムが、 前記商品購入サーバから前記商品に関する情報を受信さ
    せる購入情報入力モジュールと、 前記購入情報入力部が受信した前記商品情報に基づい
    て、前記商品の購入に対する保険取引の複数の取引候補
    を決定し、前記端末または前記商品購入サーバに送信し
    て提示させる取引提示モジュールと、 前記端末または前記商品購入サーバが、前記取引提示部
    の提示する前記取引候補の1つを選択した場合に、選択
    された前記取引候補に基づいて前記取引の契約を行わせ
    る取引契約モジュールとを備えたことを特徴とする記録
    媒体。
  25. 【請求項25】 利用者の端末と通信して、保険契約を
    行う保険契約方法であって、 前記端末から前記保険契約の申込データを受信し、 前記申込データに基づいて、前記保険契約のリスクを判
    断し、 前記保険契約の前記リスクに基づいて複数の契約候補を
    決定し、前記端末に送信して提示し、 前記端末が、前記契約候補の1つを選択した場合に、選
    択された前記契約候補に基づいて前記保険契約を成立さ
    せることを特徴とする保険契約処理方法。
  26. 【請求項26】 ネットワークを介して端末の利用者が
    購入する物品または証券等の商品に対して、保険契約を
    行う保険契約方法であって、 前記商品に関する情報及び前記商品の購入者に関する情
    報を受信し、 前記商品情報及び前記購入者情報を用いて、前記商品に
    対する保険契約の複数の契約候補を提示し、 前記購入者が、前記契約候補の1つを選択した場合に、
    選択された前記契約候補に基づいて前記保険契約を成立
    させることを特徴とする保険契約処理方法。
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