JPH10305680A - 電子定期券、改札ターミナル装置、電子定期券システム、電子定期券制御方法、及び制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

電子定期券、改札ターミナル装置、電子定期券システム、電子定期券制御方法、及び制御プログラムを記録した記録媒体

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JPH10305680A
JPH10305680A JP11978197A JP11978197A JPH10305680A JP H10305680 A JPH10305680 A JP H10305680A JP 11978197 A JP11978197 A JP 11978197A JP 11978197 A JP11978197 A JP 11978197A JP H10305680 A JPH10305680 A JP H10305680A
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JP
Japan
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data
commuter pass
electronic
period
ticket gate
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JP11978197A
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Inventor
Minoru Taki
実 田木
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利用者の負担が軽減されるように機能させるこ
とを可能にする。 【解決手段】メモリ22に記憶される定期券データ22
aには区間データ、有効期間データが含まれる。改札通
過時にCPU10は、メモリ22に記憶された定期券デ
ータを通信部12から送信させる。また、送信した定期
券データに対して、改札ターミナル装置から、有効期間
データが示す期間の満期までの日数が所定日数以内であ
ることを示す警告データが送信された場合に、この警告
データを通信部12によって受信する。CPU10は、
受信した警告データに応じて、有効期間データが示す期
間の満期までの日数が所定日数以内であることを、表示
部18によってメッセージを表示させるなどして利用者
に通知させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道等の交通機関
によって利用される定期券を電子化した電子定期券、電
子定期券に対する改札のゲートの開閉制御を行なう改札
ターミナル装置、電子定期券と改札ターミナル装置によ
って構成される電子定期券システム、電子定期券制御方
法、及び制御プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道等の交通機関によって通勤
や通学するために利用される定期券は、利用する区間や
有効期間を示すデータが磁気的に記録され、機械処理が
できるようになっている。改札を通過する際に定期券を
改札口に設置された機械に挿入することにより、区間や
有効期間のデータが読み取られ、区間、有効期間とも正
当であれば改札ゲートが開放されて改札を通過すること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように鉄道等の改
札等で用いられる従来の定期券は、区間、有効期間のデ
ータが機械によって自動的に読み取られ改札ゲートの制
御が行われるので、改札で検札を行なう側の負担が軽減
されるが、利用者側の負担は何等変わっていない。
【0004】例えば、定期の有効期間については、定期
に印刷された有効期間を表す文字によって確認し、有効
期間が経過していないか常に注意していなければならな
い。また、有効期間が満了する日に近付いた場合、継続
するために、利用者が定期券売り場や定期券売機に出向
いて、定期代の支払いなどの手続きをする必要があっ
た。
【0005】すなわち従来の定期券は、区間、有効期間
等のデータが記録され、改札を通過する際に確認するた
めに使用されているだけで、利用者の負担を軽減するた
めの機能等が何等設けられていなかった。
【0006】また、改札において定期券が挿入される機
械は、定期券に記憶されているデータを読み取って、デ
ータが正当か否かに応じて改札ゲートの開閉を制御する
だけであって、従来の定期券と同様にして、利用者の負
担を軽減するための機能等が何等設けられていなかっ
た。
【0007】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、利用者の負担が軽減されるように機能させ
ることが可能な電子定期券、改札ターミナル装置、電子
定期券システム、電子定期券制御方法、及び制御プログ
ラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、定期券データ
として、区間データ、有効期間データを記憶する定期券
データ記憶手段と、改札通過時に前記定期券データ記憶
手段に記憶された定期券データを送信する定期券データ
送信手段と、前記定期券データ送信手段によって送信し
た定期券データに対して前記有効期間データが示す期間
の満期までの日数が所定日数以内であることを示す警告
データが送信された場合に、この警告データを受信する
警告データ受信手段と、前記警告データ受信手段によっ
て受信した警告データに応じて、前記有効期間データが
示す期間の満期までの日数が所定日数以内であることを
通知する通知手段とを具備したことを特徴とする電子定
期券である。
【0009】これにより、電子定期券から改札を通過す
るために有効期間データを含む定期券データを送信する
ことで、有効期間データをもとに判別された満期までの
残り日数が所定日数以内である場合には警告データが受
信されるので、この警告データをもとにして、有効期間
の満期の近いことを示す通知が行われる。このため、利
用者が定期の有効期限を常に意識しながら使用する必要
がない。
【0010】また、前記定期券データ記憶手段に記憶さ
れ、前記定期券データ送信手段によって送信される定期
券データには、有効期間を延長することを示す継続期間
データを含み、さらに現金を電子的に代替させて精算す
ることができる電子マネーを管理するための電子取引デ
ータを記憶する電子取引データ記憶手段と、前記電子取
引データ記憶手段によって記憶された電子マネーを用い
て、前記継続期間データに応じて延長される有効期間に
要する料金を決済する電子決済手段と、前記定期券デー
タ送信手段によって送信された定期券データに対して、
前記継続期間データに応じた継続後の期間を示す継続デ
ータが送信された場合に、この継続データを受信する継
続データ受信手段と、前記継続データ受信手段によって
前記定期券データの有効期間データを更新する定期券デ
ータ更新手段とを具備したことを特徴とする電子定期券
である。
【0011】これにより、改札通過時に継続期間データ
を送信することで、定期券の有効期間を延長させること
ができ、またその自動継続に伴う料金の支払いを、電子
定期券が電子マネーを管理していることで、電子マネー
による自動支払いが実行される。
【0012】また現金を電子的に代替させて精算するこ
とができる電子マネーを管理するための電子取引データ
を記憶する電子取引データ記憶手段と、乗越しがあった
際には自動支払いを行なうことを示す乗越フラグを設定
する乗越フラグ設定手段と、改札を出る際に乗越しがあ
る場合には、前記電子取引データ記憶手段によって記憶
された電子マネーを用いて、乗越しに要する料金を決済
する電子決済手段とを具備したことを特徴とする電子定
期券である。
【0013】これにより、乗越しを行なう場合であって
も、電子マネーを管理している電子定期券を利用するこ
とで、乗越しに伴う料金の自動支払いを実行できる。ま
た、前記電子取引データ記憶手段には口座振替の対象と
なる口座の口座番号を示すデータを含み、さらに前記電
子決済手段による決済を前記電子マネーと前記口座振替
の何れかに選択する支払い方法選択手段を具備し、前記
電子決済手段は、前記支払い方法選択手段によって選択
された支払い方法によって決済を行なうことを特徴とす
る電子定期券である。
【0014】これにより、定期券の有効期間の延長や乗
越しの際の料金の支払いを行なう際に、電子定期券が管
理している電子マネーによる自動支払いだけでなく、口
座振替による自動支払いを選択して実行させることがで
きる。
【0015】また、入力されたパスワードをもとに正当
な利用者を確認する確認手段を具備し、前記電子決済手
段は、前記確認手段によって正当と判別できた場合に決
済を実行することを特徴とする電子定期券である。
【0016】これにより、定期券の有効期間の延長や乗
越しの際の料金の自動支払いを、正当な利用者が要求す
る場合のみ実行させることができる。また、乗越しをす
る場合に、乗越しの区間を示す乗越データを記録する乗
越記録手段と、前記乗越記録手段によって記録された乗
越データから、所定の乗越し区間が所定回数あるか判別
する判別手段と、前記判別手段による判別の結果、条件
に該当する場合に、回数券の購入を指示する購入指示手
段とを具備したことを特徴とする電子定期券である。
【0017】これにより、過去の乗越しの記録をもとに
して、特定の区間において頻繁に乗越しが行われている
か判別され、特定の区間で多くの乗越が行われており回
数券の利用が有効である場合には、電子定期券から回数
券の購入が指示されるので、利用者が過去の状況を把握
して判断する必要がが無い。
【0018】また、改札口において切符データの要求を
送信する要求送信手段と、前記要求送信手段によって送
信された要求に対する区間データと有効期間データとを
含む定期券データを受信する受信手段と、前記受信手段
によって受信された有効期間データから、前記有効期間
データが示す期間の満期までの日数が所定日数以内であ
るか否かを判別する期間判別手段と、前記期間判別手段
によって定期の有効期間の満期までの日数が所定日数以
内であると判別された場合に、警告データを送信する警
告データ送信手段と、前記受信手段によって受信された
定期券データをもとにして改札のゲートの開閉を制御す
るゲート制御手段とを具備したことを特徴とする改札タ
ーミナル装置である。
【0019】これにより、改札を通過するために電子定
期券から送信される定期券データの有効期間データにつ
いて、期間の満期までの日数が所定日数以内であるか否
かを判別し、残り日数が少ない場合には警告データを送
信することで、電子定期券側で利用者に対して有効期間
の残り日数が少ないことを通知させることができる。
【0020】また、前記受信手段によって受信された定
期券データに、有効期間を延長することを示す継続期間
データが含まれる場合に、継続期間データに応じた有効
期間を延長する新しい期間データを求める定期購入処理
手段と、前記定期購入処理手段によって求められた新し
い有効期間に要する料金を決済する電子決済手段と、前
記定期購入処理手段によって求められた新しい期間デー
タを含む継続データを送信する継続データ送信手段とを
具備したことを特徴とする改札ターミナル装置である。
【0021】これにより、電子定期券からの有効期間を
延長する継続の要求があった場合には、電子定期券との
間で自動的に電子的に料金の決済が行われ、電子定期券
の有効期間を変更させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
電子定期券システムの概略構成を示すブロック図であ
る。図1に示すように、電子定期券システムは、改札タ
ーミナル装置4と電子定期券8によって構成される。
【0023】改札ターミナル装置4は、例えば鉄道の駅
の改札に設置されるもので、改札を通過する人が保持す
る電子定期券8との間で通信を行ない、電子定期券8か
ら取得されるデータをもとに改札ゲートの開閉制御を行
なうと共に、電子定期券8を利用者の負担が軽減される
ように機能させるための処理を実行する。詳細について
は後述する。
【0024】電子定期券8は、本来の定期券の役割を果
たす機能の他に、利用者の負担を軽減するための機能が
設けられている。例えば、定期券の有効期間の満期が近
付いたことの通知、定期券の有効期間の自動継続の手続
き、自動継続のための料金の自動支払い、定期券を用い
た乗越し時の自動支払い、乗越しの区間や回数に基づく
購入すべき回数券の提示などがある。詳細については後
述する。
【0025】電子定期券8は、記憶装置、またはメモリ
22等の記憶媒体に記録されたプログラムによって動作
が制御されるコンピュータ(小型の電子機器)によって
実現される。ただし、本実施形態における電子定期券8
は、薄型で携帯が容易なカード型に構成されているもの
とする。
【0026】図2は電子定期券8の構成を示すブロック
図である。図2に示すように、電子定期券8は、CPU
10、通信部12、記憶装置14、キー入力部16、表
示部18、タブレット20、及びメモリ22によって構
成されている。
【0027】CPU10は、電子定期券8全体の制御を
司るもので、記憶装置14あるいはメモリ22に格納さ
れているプログラムによって動作が制御される。CPU
10は、制御プログラムに基づいて各部を制御すること
で、電子定期券8を機能させる。
【0028】通信部12は、電子定期券8が改札を通過
する際に、CPU10の制御の下で改札ターミナル装置
4との間で各種データを送受信する。記憶装置14は、
CPU10の動作を制御するための各種プログラムやデ
ータ等を格納する。
【0029】キー入力部16は、電子定期券8にもうけ
られている機能を利用する際のユーザからの指示等を入
力するためのもので、電子定期券8に設けられた複数の
キー(後述する)に対する入力操作を制御する。
【0030】表示部18は、電子定期券8が記憶してい
るデータの内容、例えば定期の種類、利用区間、有効期
間などや、電子定期券8に設けられている機能を利用す
る際のメッセージ等をディスプレイに表示させる。
【0031】タブレット20は、座標検出面上での指示
位置の座標を検出するためのもので、表示部18のディ
スプレイの表示面と一体的に構成され、ディスプレイに
表示された内容を直接的に指示することで対応する座標
データを入力する。
【0032】メモリ22は、CPU10の動作を制御す
るためのプログラムや各種データを記憶するためのもの
で、各種データには、定期券データ22a、電子取引デ
ータ22b、乗越データ22cが含まれる。定期券デー
タ22aは、本来の定期券の役割を果たす機能のための
データの他、利用者の負担を軽減するための機能用のデ
ータが含まれている。詳細については後述する。電子取
引データ22bは、自動継続のための料金の自動支払
い、及び定期券を用いた乗越し時の自動支払いを実行す
るために用いられるデータである。乗越データ22c
は、乗越しの区間や回数に基づく購入すべき回数券の提
示などを行なうためのデータである。
【0033】図3はメモリ22に格納される各種データ
のデータ構造の一例を示している。図3(a)は定期券
データ22aを示し、図3(b)は電子取引データ22
bを示し、図3(c)は乗越データ22cを示してい
る。
【0034】図3(a)に示すように、定期券データ2
2aには、定期券の発行元である例えば定期券が有効で
ある鉄道会社名を示す定期券種類データ30、定期券が
有効な区間を示す区間データ31、定期券が有効な有効
期間を示す期間データ32、乗越しする際には自動支払
いをすることを示すようにセットされる乗越しフラグ3
3、有効期間が満了する際には自動継続することを示す
ようにセットされる継続フラグ34、自動継続する際に
新たに継続すべき期間を示す継続期間フラグ35、自動
支払いを行なう際の支払い方法(電子マネー、口座振
替)を示す支払いモードデータ36が含まれている。
【0035】図3(b)に示すように、電子取引データ
22bには、現金を電子的に代替する電子マネーとして
電子定期券8が保持している金額を示す電子マネーデー
タ40、自動支払いを行なう際に引き落しの対象とする
銀行等の口座の口座番号を示す口座データ41、電子マ
ネーあるいは銀行座からの自動支払いが不正利用されな
いように利用者を確認する際に参照されるパスワード4
2が含まれている。
【0036】図3(c)に示すように、乗越データ22
cは、乗越しを行なった際の履歴を示すもので、各乗越
しごとに区間と日付を示すデータが対応付けられて格納
される。
【0037】図4は本実施形態における改札ターミナル
装置4の構成を示すブロック図である。図4に示すよう
に、改札ターミナル装置4は、CPU60、通信部6
2、記憶装置64、ネットワーク接続部66、ゲート制
御部68、メモリ70、及びデータベース72によって
構成されている。
【0038】CPU60は、改札ターミナル装置4全体
の制御を司るもので、記憶装置64あるいはメモリ70
に格納されているプログラムによって動作が制御され
る。CPU60は、制御プログラムに基づいて各部を制
御することで、改札ターミナル装置4を機能させる。
【0039】通信部62は、電子定期券8が改札を通過
する際に、CPU60の制御の下で電子定期券8との間
で各種データを送受信する。記憶装置64は、CPU6
0の動作を制御するための各種プログラムやデータ等を
格納する。
【0040】ネットワーク接続部66は、電子定期券8
によって定期の有効期間の自動継続や乗越し時の自動支
払いが行なわれる際の銀行等との通信を行なう。ゲート
制御部68は、電子定期券8から取得される定期券デー
タに含まれる定期種類データ30、区間データ31、期
間データ32をもとにして定期として正当であると判断
されたか否かによって、改札口の利用者が通過するゲー
トを開閉させる制御を行なう。
【0041】メモリ70は、CPU60の動作を制御す
るためのプログラムや各種データを記憶する。データベ
ース72は、電子定期券8が定期として正当であるかを
定期券データを元に判別するために参照される路線に関
するデータの他、改札を通過する電子定期券8に対する
処理を実行する際に参照される各種データが登録されて
いる。また、改札を通過する電子定期券8から取得され
る各種データを、利用者に関する統計データとして蓄積
するために利用してもよい。
【0042】図5(a)には電子定期券8の定期券画面
を表示している状態の外観構成を示している。図5
(a)に示すように、電子定期券8は、表示部18の制
御のもとで表示が行われる表示面80が設けられてお
り、定期券データ22a、電子取引データ22bとして
保存されているデータの内容や、各種設定用の画面が表
示される。
【0043】また、電子定期券8には、図5(a)に示
すように、機能キー82、駆動キー84が設けられてい
る。機能キー82は、電子定期券8に設けられた機能を
利用する際の各種設定を行なうことを指示するためのキ
ーである。機能キー82からの指示に応じて設定用の画
面、例えば図5(b)から図5(e)に示すような画面
が表示される。詳細については後述する。
【0044】駆動キー84は、電子定期券8に設けられ
た機能の起動を指示するためのキーである。次に、本実
施形態における電子定期券システムの動作について、フ
ローチャートを参照しながら説明する。
【0045】まず、電子定期券8において実行される一
般処理の動作について、図6に示すフローチャートを参
照しながら説明する。電子定期券8の一般処理では、改
札を通過するときに実行される機能についての各種設定
が行われる。
【0046】まず、電子定期券8に設けられた機能キー
82が押下されると(ステップA1)、CPU10は、
図5(b)に示すようなモード設定画面を表示部18に
よって表示させる(ステップA2)。モード設定画面に
は、図5(b)に示すように、設定対象とする「乗越」
「継続」の何れかを選択するための領域が設けられてい
る。
【0047】ここで、表示面80上の「継続」の領域が
触れられるなどしてタブレット20から「継続」の領域
に対応する座標データが入力されると(ステップA
3)、CPU10は、例えば図5(c)に示すような継
続期間設定用の画面を表示させ、継続期間の選択指示を
入力する(ステップA11)。継続期間設定画面には、
定期の有効期間を自動継続する際の継続期間を指定する
ための「1ヶ月」「3ヶ月」「6ヶ月」の領域が設けら
れている。
【0048】ここで、表示面80上の何れかの継続期間
を示す領域が選択されると、CPU10は、入力された
座標データをもとに選択された継続期間を示すデータを
求め、定期券データ22aの継続期間データ35として
メモリ22に格納しておく。
【0049】また、CPU10は、例えば図5(d)に
示すような支払いモード設定用の画面を表示させ、支払
い方法の選択指示を入力する(ステップA12)。支払
いモード設定画面には、支払い方法として「電子マネ
ー」「口座振替」の何れかを指定するための領域が設け
られている。
【0050】ここで、表示面80上の何れかの支払い方
法を示す領域が選択されると、CPU10は、選択され
た支払い方法を示すデータを、定期の有効期間を自動継
続する際の支払い方法を示す支払いモードデータ36と
して、メモリ22の定期券データ22aに格納してお
く。
【0051】また、CPU10は、例えば図5(e)に
示すようなパスワード入力用の画面を表示させ、パスワ
ードを入力する(ステップA13)。パスワード入力画
面には、パスワードを入力するためのソフトウェアキー
ボードが設けられている。ソフトウェアキーボードは、
キーボードと同様の配列による文字一覧が表示されたも
ので、表示面80の任意の文字の領域を押下することに
よりタブレット20から入力された座標データをもとに
文字を入力することができるものである。
【0052】ソフトウェアキーボードを用いてパスワー
ドが入力されると、CPU10は、メモリ22に電子取
引データ22bとして記憶されているパスワード42と
比較して、入力されたパスワードが正しいか否かを判別
する。
【0053】ここで、入力されたパスワードが電子取引
データ22bのパスワード42と同じであって正しい場
合には(ステップA14)、CPU10は、正当な利用
者であるものと判断して、定期券データ22aの継続フ
ラグ34をセットして(ステップA15)、定期の有効
期間を自動継続し、指定した支払い方法によって自動支
払いが行なわれるようにして処理を終了する。
【0054】一方、ステップA3において、表示面80
上の「乗越」の領域が触れられるなどしてタブレット2
0から「乗越」の領域に対応する座標データが入力され
ると、CPU10は、例えば図5(d)に示すような支
払いモード設定用の画面を表示させ、支払い方法の選択
指示を入力する(ステップA4)。支払いモード設定画
面には、支払い方法として「電子マネー」「口座振替」
の何れかを指定するための領域が設けられている。
【0055】ここで、表示面80上の何れかの支払い方
法を示す領域が選択されると、CPU10は、選択され
た支払い方法を示すデータを、乗越しを行なった際の支
払い方法を示す支払いモードデータ36として、メモリ
22の定期券データ22aに格納しておく。なお、支払
いモードデータ36は、自動継続用と乗越し用で別に設
定しておくものとする。これにより、自動継続を行なう
場合の支払い方法と、乗越しを行なう際の支払い方法と
を異なるようにすることができる。
【0056】また、CPU10は、例えば図5(e)に
示すような、ソフトウェアキーボードが設けられたパス
ワード入力用の画面を表示させ、パスワードを入力する
(ステップA5)。
【0057】ここで、入力されたパスワードがメモリ2
2の電子取引データ22bのパスワード42と同じであ
って正しい場合には、CPU10は、正当な利用者であ
るものと判断して、定期券データ22aの乗越フラグ3
3をセットして(ステップA7)、乗越しをした際には
指定した支払い方法によって自動支払いが行なわれるよ
うにする(ステップA7)。
【0058】さらに、CPU10は、メモリ22に格納
されている乗越データ22cをチェックする(ステップ
A8)。すなわち、乗越しの履歴として記憶されている
区間と日付のデータから、特定の期間内に同区間の乗越
しを、予め設定されている回数以上行なっているか否か
を判別する(ステップA9)。
【0059】ここで、同区間の乗越しを所定回数以上、
すなわち同じ乗越しを多く行なっていることが乗越しデ
ータ22cに記録されている場合には、CPU10は、
回数券購入のメッセージを表示部18によって表示させ
る(ステップA10)。すなわち、実際に乗越しを行な
った履歴をもとにして回数券を購入した方が経済的に有
効である場合には電子定期券8からメッセージが通知さ
れるので、電子定期券8の利用者が特別に乗越しの状況
を意識していなくても、回数券を購入すべきか否かを容
易に判断することができる。
【0060】次に、電子定期券8を持った利用者が改札
を入る際の電子定期券8と改札ターミナル装置4の処理
動作について説明する。図7は電子定期券8の改札通過
時の動作を示すフローチャート、図8は改札ターミナル
装置4の動作を示すフローチャートをそれぞれ示してい
る。
【0061】改札口において、改札ターミナル装置4
は、通信部62から、改札を通過する電子定期券8ある
いは電子切符に対する切符要求を送信している(ステッ
プC1)。なお、電子切符は、切符データとして日付、
区間等のデータを保持しており、通信部を介して改札タ
ーミナル装置4との間で通信を行なうことができるもの
である。ただし、本発明と直接関係しないので詳細な説
明は省略する。
【0062】一方、電子定期券8のCPU10は、通信
部12から改札ターミナル装置4からの切符要求を受信
すると(ステップB1)、メモリ22の定期券データ2
2aに継続フラグ34がセットされているか否かを判別
する(ステップB2)。
【0063】ここで、継続フラグ34がセットされてい
なかった場合には、CPU10は、通信部12から、定
期券データ22aの定期券種類データ30、区間データ
31、及び期間データ32を改札ターミナル装置4に送
信する(ステップB3)。
【0064】改札ターミナル装置4は、電子定期券8か
らの定期券データを通信部62によって受信すると(ス
テップC3)、定期券種類データ30、区間データ3
1、及び期間データ32のそれぞれが正当なデータであ
るか否かを判別する(ステップC4)。
【0065】全てのデータが正当なデータであった場
合、CPU10は、電子定期券8からの購入要求が受信
されなければ(継続フラグ34がセットされていない場
合)、受信した期間データ32をもとにして、定期の期
間の満了日が近いか、すなわち満了日までの日数が予め
設定されている日数(例えば7日)以下となっているか
否かを判別する(ステップC5)。
【0066】定期期間の満了日が近いものと判別された
場合、CPU10は、満了日が近い旨の警告データを電
子定期券8に送信する(ステップC7)。満了日が近く
ない場合には、警告データは送信しない。
【0067】また、CPU60は、受信した定期券デー
タが正当であったので、ゲート制御部68によって改札
のゲートを開けさせて、利用者が改札を通過できるよう
にする(ステップC8)。
【0068】一方、電子定期券8は、改札ターミナル装
置4へ送信した定期券データに対して、満了日が近い旨
の警告データを受信した場合には(ステップB4)、表
示部18によって満了日が近付いていることを通知する
メッセージを表示させるなどして警告する(ステップB
5)。
【0069】こうして、定期期間の満了が近付くと、自
動的に警告が通知されるので、利用者が常に定期の有効
期間を意識しながら利用する必要がないので、利用者に
対する負担を軽減させることができる。
【0070】ところで、電子定期券8に継続フラグ34
がセットされていた場合、CPU10は、通信部12か
ら、定期券データ22aの定期券種類データ30、区間
データ31、及び期間データ32を改札ターミナル装置
4に送信し(ステップB6)、また定期券データ22a
の継続期間データ35と共に購入要求を改札ターミナル
装置4に送信する(ステップB7)。
【0071】すなわち、電子定期券8において自動継続
するものとして継続フラグ34がセットされている場合
には、一緒に継続する期間が継続期間データ35として
指定されているので、このデータを改札ターミナル装置
4に送信して、定期券を継続購入することを要求する。
【0072】改札ターミナル装置4は、電子定期券8か
らの購入要求を受信すると(ステップC5)、定期購入
処理を実行して、データベース72に登録されているデ
ータをもとにして、継続期間データ35が示す期間で有
効期間を延長する新しい期間データを求め、またその料
金を決定する(ステップC11)。
【0073】次に、電子定期券8と改札ターミナル装置
4との間で、定期券の自動継続に伴う料金を支払うため
の電子決済を実行する(ステップB8,ステップC1
2)。電子定期券8は、定期券データ22aの支払いモ
ードデータ36に、電子マネーによる自動支払いを行な
うことが設定されている場合、改札ターミナル装置4か
ら要求される金額の電子マネーを改札ターミナル装置4
に送信する。また、電子定期券8は、口座振替による自
動支払いを行なうことが設定されている場合、改札ター
ミナル装置4から要求される金額に対して、口座データ
41を送信して口座からの引き落しを指示する。
【0074】こうして、電子定期券8において予め指定
しておいた支払い方法によって、自動的に支払いが行な
われるので、利用者が定期券売り場の窓口や自動定期券
売機へ行く必要がなくなり負担が大幅に軽減される。
【0075】改札ターミナル装置4は、電子決済が正常
に完了できた場合、新しい期間データ32の内容を含む
継続データを電子定期券8に送信する(ステップC1
3)。電子定期券8は、改札ターミナル装置4からの継
続データを受信すると(ステップB9)、新しい期間デ
ータ32の内容に定期券データ22aを更新する(ステ
ップB10)。また、CPU10は、継続フラグ34を
オフさせる。
【0076】なお、電子決済が正常に完了できなかった
場合、例えば自動支払いの方法として電子マネーによる
支払いが設定されているが電子マネーデータ40が示す
残金が改札ターミナル装置4から要求される金額に足り
ない場合や、口座データ41が示す口座番号が誤りであ
る場合などには、電子定期券8において警告メッセージ
を表示させ、自動継続を行なわないようにもできる。こ
の場合、継続フラグがセットされている状態はそのまま
として、次回に自動継続が行なわれるようにしておく。
【0077】なお、改札ターミナル装置4において、切
符要求送信(ステップC1)に対して、電子切符から送
信された切符データを受信した場合には(ステップC
2)、切符データが正当であるか否かを判別して(ステ
ップC9)、正当であればゲート制御部68によって改
札口のゲートを開けるように制御させる(ステップC
8)。また、切符データが正当でない場合には、改札口
に設けられた表示装置等によって警告を通知するか、電
子切符に表示装置等の出力装置が設けられていれば警告
データを送信して電子切符において警告を通知させるよ
うにする(ステップC10)。
【0078】次に、電子定期券8を持った利用者が改札
を出る際の電子定期券8と改札ターミナル装置4の処理
動作について説明する。図9は電子定期券8の改札通過
時の動作を示すフローチャート、図10は改札ターミナ
ル装置4の動作を示すフローチャートをそれぞれ示して
いる。
【0079】改札口において、改札ターミナル装置4
は、通信部62から、改札を通過する電子定期券8ある
いは電子切符に対する切符要求を送信している(ステッ
プE1)。
【0080】一方、電子定期券8のCPU10は、通信
部12から改札ターミナル装置4からの切符要求を受信
すると(ステップD1)、メモリ22の定期券データ2
2aに乗越フラグ33がセットされているか否かを判別
する(ステップD2)。
【0081】ここで、乗越フラグ33がセットされてい
なかった場合には、CPU10は、通信部12から、定
期券データ22aの定期券種類データ30、区間データ
31、及び期間データ32を改札ターミナル装置4に送
信する(ステップD9)。
【0082】改札ターミナル装置4は、電子定期券8か
らの定期券データのみ(精算要求を含まない)を通信部
62から受信すると(ステップE3)、定期券種類デー
タ30、区間データ31、及び期間データ32のそれぞ
れが正当なデータであるか否かを判別する(ステップE
4)。
【0083】全てのデータが正当であれば、CPU10
は、ゲート制御部68によって改札口のゲートを開ける
ように制御させる(ステップE10)。また、定期券デ
ータが正当でない場合には、改札口に設けられた表示装
置等によって警告を通知するか、電子定期券8に警告デ
ータを送信して電子定期券8において警告メッセージを
表示させるようにする(ステップE11)。
【0084】一方、電子定期券8は、改札ターミナル装
置4からの切符要求を受信した際に、乗越フラグ33が
セットされていた場合には、通信部12から、定期券デ
ータ22aの定期券種類データ30、区間データ31、
及び期間データ32と共に、精算要求を改札ターミナル
装置4に送信する(ステップD3)。
【0085】改札ターミナル装置4は、電子定期券8か
らの精算要求を受信すると、乗越精算処理を実行する
(ステップE6)。すなわち、CPU60は、受信した
定期券データ22aをもとに、データベース72に登録
されたデータを参照して乗越しの金額を求める。
【0086】改札ターミナル装置4は、乗越精算処理に
よって求めた乗越しの金額と乗越しの区間を示す精算デ
ータを電子定期券8に送信する(ステップE7)。電子
定期券8は、改札ターミナル装置4からの精算データを
受信すると(ステップD4)、精算データの乗越しの区
間を示すデータを、日付のデータと対応付けて乗越しデ
ータ22cとしてメモリ22に記憶させておく(ステッ
プD5)。乗越データ22cを記憶させておくことによ
り、電子定期券8の一般処理において回数券購入のメッ
セージを表示させるための処理を実行することができ
る。
【0087】次に、電子定期券8と改札ターミナル装置
4との間で乗越しの料金についての精算処理(電子決
済)を実行する。電子定期券8は、定期券データ22a
の支払いモードデータ36に、電子マネーによる自動支
払いを行なうことが設定されている場合(ステップD
6)、改札ターミナル装置4から要求される精算金額の
電子マネーを改札ターミナル装置4に送信する(ステッ
プD7)。また、電子定期券8は、口座振替による自動
支払いを行なうことが設定されている場合(ステップD
6)、改札ターミナル装置4から要求される金額に対し
て、口座データ41を送信して口座からの引き落しを指
示する(ステップD8)。
【0088】また、CPU60は、精算処理が正常に完
了すれば(ステップE9)、ゲート制御部68によって
改札のゲートを開けさせて、利用者が改札を通過できる
ようにする(ステップE10)。
【0089】なお、改札ターミナル装置4において、切
符要求送信(ステップE1)に対して、電子切符から送
信された切符データを受信した場合には(ステップE
2)、切符データが正当であるか否かを判別して(ステ
ップE4)、正当であればゲート制御部68によって改
札口のゲートを開けるように制御させる(ステップE1
0)。また、切符データが正当でない場合には、改札口
に設けられた表示装置等によって警告を通知するか、電
子切符に表示装置等の出力装置が設けられていれば警告
データを送信して電子切符において警告を通知させるよ
うにする(ステップE11)。
【0090】こうして、電子定期券8において乗越フラ
グ33がセットされていれば、予め指定しておいた支払
い方法によって、乗越しの際の精算が自動的に行なわれ
るので、利用者が窓口や精算機へ行って料金を支払う必
要がなくなり負担が大幅に軽減される。
【0091】このようにして、電子定期券8に一般的な
定期券としての機能の他に、過去の乗越しの履歴を元に
した回数券購入のメッセージを表示させたり、予め指定
しておいた料金の支払い方法で、定期の自動継続や乗越
しの精算を自動的に行なうことができるので、利用者に
対する負担を大幅に軽減させることができる。
【0092】なお、前述した実施形態では、鉄道を利用
する際の定期券を例にして説明しているが、バスなどの
他の交通機関で用いられる定期券に適用することもでき
るし、さらに各種施設において利用される有効期間や有
効回数が決められた入場券に適用することができる。
【0093】また、前述した実施形態における改札ター
ミナル装置4と電子定期券8における処理は、コンピュ
ータに実行させることができる制御プログラムとして、
例えば磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディ
スク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半
導体メモリなどの記録媒体に書き込まれて提供され、そ
の制御プログラムに従って制御されることで実現するこ
とができる。また、前述のような記録媒体に限らず、例
えば通信媒体により伝送することで各種装置に制御プロ
グラムを提供して実行させることも可能である。本実施
形態における電子定期券システムを実現する改札ターミ
ナル装置4及び電子定期券8は、記録媒体に記録された
制御プログラムを読み込み、この制御プログラムによっ
て動作が制御されることにより、上述した処理を実行す
る。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、電
子定期券に定期券の役割を果たす機能の他に、定期券の
有効期間の満期が近付いたことの通知、定期券の有効期
間の自動継続の手続き、自動継続のための料金の自動支
払い、定期券を用いた乗越し時の自動支払い、乗越しの
区間や回数に基づく購入すべき回数券の提示などを行な
う機能を設けることで、利用者の負担を軽減させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる電子定期券システム
の概略構成を示すブロック図。
【図2】本実施形態における電子定期券8の構成を示す
ブロック図。
【図3】本実施形態におけるメモリ22に格納される各
種データのデータ構造の一例を示す図。
【図4】本実施形態における改札ターミナル装置4の構
成を示すブロック図。
【図5】電子定期券8の外観構成と表示面80における
表示内容の一例を示す図。
【図6】電子定期券8において実行される一般処理の動
作を説明するためのフローチャート。
【図7】電子定期券8の改札通過時の動作を示すフロー
チャート。
【図8】改札ターミナル装置4の動作を示すフローチャ
ート。
【図9】電子定期券8の改札通過時の動作を示すフロー
チャート。
【図10】改札ターミナル装置4の動作を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
4…改札ターミナル装置 8…電子定期券 10,60…CPU 12,62…通信部 14,64…記憶装置 16…キー入力部 18…表示部 20…タブレット 22,70…メモリ 22a…定期券データ 22b…電子取引データ 22c…乗越データ 66…ネットワーク接続部 68…ゲート制御部 72…データベース

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定期券データとして、区間データ、有効
    期間データを記憶する定期券データ記憶手段と、 改札通過時に前記定期券データ記憶手段に記憶された定
    期券データを送信する定期券データ送信手段と、 前記定期券データ送信手段によって送信した定期券デー
    タに対して前記有効期間データが示す期間の満期までの
    日数が所定日数以内であることを示す警告データが送信
    された場合に、この警告データを受信する警告データ受
    信手段と、 前記警告データ受信手段によって受信した警告データに
    応じて、前記有効期間データが示す期間の満期までの日
    数が所定日数以内であることを通知する通知手段とを具
    備したことを特徴とする電子定期券。
  2. 【請求項2】 前記定期券データ記憶手段に記憶され、
    前記定期券データ送信手段によって送信される定期券デ
    ータには、有効期間を延長することを示す継続期間デー
    タを含み、さらに現金を電子的に代替させて精算するこ
    とができる電子マネーを管理するための電子取引データ
    を記憶する電子取引データ記憶手段と、 前記電子取引データ記憶手段によって記憶された電子マ
    ネーを用いて、前記継続期間データに応じて延長される
    有効期間に要する料金を決済する電子決済手段と、 前記定期券データ送信手段によって送信された定期券デ
    ータに対して、前記継続期間データに応じた継続後の期
    間を示す継続データが送信された場合に、この継続デー
    タを受信する継続データ受信手段と、 前記継続データ受信手段によって前記定期券データの有
    効期間データを更新する定期券データ更新手段とを具備
    したことを特徴とする請求項1記載の電子定期券。
  3. 【請求項3】 現金を電子的に代替させて精算すること
    ができる電子マネーを管理するための電子取引データを
    記憶する電子取引データ記憶手段と、 乗越しがあった際には自動支払いを行なうことを示す乗
    越フラグを設定する乗越フラグ設定手段と、 改札を出る際に乗越しがある場合には、前記電子取引デ
    ータ記憶手段によって記憶された電子マネーを用いて、
    乗越しに要する料金を決済する電子決済手段とを具備し
    たことを特徴とする請求項1記載の電子定期券。
  4. 【請求項4】 前記電子取引データ記憶手段には口座振
    替の対象となる口座の口座番号を示すデータを含み、さ
    らに前記電子決済手段による決済を前記電子マネーと前
    記口座振替の何れかに選択する支払い方法選択手段を具
    備し、 前記電子決済手段は、前記支払い方法選択手段によって
    選択された支払い方法によって決済を行なうことを特徴
    とする請求項2または請求項3記載の電子定期券。
  5. 【請求項5】 入力されたパスワードをもとに正当な利
    用者を確認する確認手段を具備し、 前記電子決済手段は、前記確認手段によって正当と判別
    できた場合に決済を実行することを特徴とする請求項4
    記載の電子定期券。
  6. 【請求項6】 乗越しをする場合に、乗越しの区間を示
    す乗越データを記録する乗越記録手段と、 前記乗越記録手段によって記録された乗越データから、
    所定の乗越し区間が所定回数あるか判別する判別手段
    と、 前記判別手段による判別の結果、条件に該当する場合
    に、回数券の購入を指示する購入指示手段とを具備した
    ことを特徴とする請求項3記載の電子定期券。
  7. 【請求項7】 改札口において切符データの要求を送信
    する要求送信手段と、 前記要求送信手段によって送信された要求に対する区間
    データと有効期間データとを含む定期券データを受信す
    る受信手段と、 前記受信手段によって受信された有効期間データから、
    前記有効期間データが示す期間の満期までの日数が所定
    日数以内であるか否かを判別する期間判別手段と、 前記期間判別手段によって定期の有効期間の満期までの
    日数が所定日数以内であると判別された場合に、警告デ
    ータを送信する警告データ送信手段と、 前記受信手段によって受信された定期券データをもとに
    して改札のゲートの開閉を制御するゲート制御手段とを
    具備したことを特徴とする改札ターミナル装置。
  8. 【請求項8】 前記受信手段によって受信された定期券
    データに、有効期間を延長することを示す継続期間デー
    タが含まれる場合に、継続期間データに応じた有効期間
    を延長する新しい期間データを求める定期購入処理手段
    と、 前記定期購入処理手段によって求められた新しい有効期
    間に要する料金を決済する電子決済手段と、 前記定期購入処理手段によって求められた新しい期間デ
    ータを含む継続データを送信する継続データ送信手段と
    を具備したことを特徴とする請求項7記載の改札ターミ
    ナル装置。
  9. 【請求項9】 改札に設けられた改札ターミナル装置
    と、改札のゲートの開閉制御のもとになるデータを保持
    する電子定期券とから構成される電子定期券システムで
    あって、 前記ターミナル装置は、 改札口において切符データの要求を送信する要求送信手
    段と、 前記要求送信手段によって送信された要求に対する区間
    データと有効期間データとを含む定期券データを受信す
    る受信手段と、 前記受信手段によって受信された有効期間データから、
    前記有効期間データが示す期間の満期までの日数が所定
    日数以内であるか否かを判別する期間判別手段と、 前記期間判別手段によって定期の有効期間の満期までの
    日数が所定日数以内であると判別された場合に、警告デ
    ータを送信する警告データ送信手段と、 前記受信手段によって受信された定期券データをもとに
    して改札のゲートの開閉を制御するゲート制御手段とを
    具備し、 前記電子定期券は、 定期券データとして、区間データ、有効期間データを記
    憶する定期券データ記憶手段と、 改札通過時に前記要求送信手段からの要求に対して、前
    記定期券データ記憶手段に記憶された定期券データを送
    信する定期券データ送信手段と、 前記定期券データ送信手段によって送信した定期券デー
    タに対して、前記警告データ送信手段から前記有効期間
    データが示す期間の満期までの日数が所定日数以内であ
    ることを示す警告データが送信された場合に、この警告
    データを受信する警告データ受信手段と、 前記警告データ受信手段によって受信した警告データに
    応じて、前記有効期間データが示す期間の満期までの日
    数が所定日数以内であることを通知する通知手段とを具
    備したことを特徴とする電子定期券システム。
  10. 【請求項10】 改札に設けられた改札ターミナル装置
    によって、電子定期券から取得されるデータをもとに改
    札のゲートの開閉制御を行なう電子定期券制御方法にお
    いて、 前記ターミナル装置は、 改札口において切符データの要求を送信し、 こ送信された要求に対して、電子定期券から送信される
    区間データと有効期間データとを含む定期券データを受
    信し、 この受信された定期券データに含まれる有効期間データ
    が示す期間の満期までの日数が所定日数以内であるか否
    かを判別し、 この判別によって定期の有効期間の満期までの日数が所
    定日数以内であると判別された場合に、前記電子定期券
    に対して警告データを送信し、 前記電子定期券は、 改札通過時に前記改札ターミナル装置からの切符データ
    の要求に対して、区間データと有効期間データとを含む
    定期券データを送信し、 この送信した定期券データに対して、前記ターミナル装
    置から前記有効期間データが示す期間の満期までの日数
    が所定日数以内であることを示す警告データが送信され
    た場合に、この警告データを受信し、 この受信した警告データに応じて、前記有効期間データ
    が示す期間の満期までの日数が所定日数以内であること
    を通知することを特徴とする電子定期制御方法。
  11. 【請求項11】 電子機器を電子定期券として機能させ
    るための制御プログラムであって、 定期券データとして、区間データ、有効期間データを記
    憶し、 この記憶された定期券データを改札通過時に送信し、 この送信した定期券データに対して前記有効期間データ
    が示す期間の満期までの日数が所定日数以内であること
    を示す警告データが送信された場合に、この警告データ
    を受信し、 この受信した警告データに応じて、前記有効期間データ
    が示す期間の満期までの日数が所定日数以内であること
    を通知するように電子機器を制御するための制御プログ
    ラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 改札ターミナル装置に電子定期券に対
    して改札のゲートの開閉制御させるための制御プログラ
    ムであって、 改札口において切符データの要求を送信し、 この送信した要求に対する前記電子定期券からの区間デ
    ータと有効期間データとを含む定期券データを受信し、 この受信した有効期間データから、前記有効期間データ
    が示す期間の満期までの日数が所定日数以内であるか否
    かを判別し、 この判別によって定期の有効期間の満期までの日数が所
    定日数以内であると判別された場合に、警告データを送
    信し、 受信された定期券データをもとにして改札のゲートの開
    閉を制御するように改札ターミナル装置を制御するため
    の制御プログラムを記録した記録媒体。
JP11978197A 1997-05-09 1997-05-09 電子定期券、改札ターミナル装置、電子定期券システム、電子定期券制御方法、及び制御プログラムを記録した記録媒体 Pending JPH10305680A (ja)

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