JP2002352089A - 無人取引システム - Google Patents

無人取引システム

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JP2002352089A JP2002118928A JP2002118928A JP2002352089A JP 2002352089 A JP2002352089 A JP 2002352089A JP 2002118928 A JP2002118928 A JP 2002118928A JP 2002118928 A JP2002118928 A JP 2002118928A JP 2002352089 A JP2002352089 A JP 2002352089A
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Tadanao Murayama
忠直 村山
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 顧客はセンサパネル21の上に帳票6を
おいて、ペン5を用いて所定の事項を記入する。この動
作がストローク検出部26により検出され、ストローク
データのみがセンタ端末装置に送信される。センタ側の
ディスプレイ31には予め保持する帳票のフォーマット
データに基づきフォーマットが表示され、この表示画面
上にストロークがリアルタイムで表示される。センタ側
のオペレータは記入誤りを見つけると、直ちに顧客にガ
イダンスする。 【効果】 顧客のペン入力によるストロークデータのみ
をセンタ側に送信すればよいので送信データ量は少な
い。また、顧客が記入を終る前に速やかにガイダンスが
されるので手続がスムーズになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客が顧客端末装
置を利用して契約申込書等を記入する場合に、遠隔地に
あるセンタ端末装置から適宜オペレータがガイダンスを
行いながら所定の取引を終了させるための無人取引シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】金融機関等においては、現金の入出金、
その他の処理を顧客の操作によって自動的に実行する装
置が広く普及している。ここで、顧客が所定の金融商品
を利用する場合には、契約申込書等の記入や提出といっ
た手続が必要になる。このような手続は、一般に金融機
関の窓口で直接案内係との対話によって処理される。こ
れに対して、顧客が記入した契約申込書等をイメージ読
み取り装置を用いて読み取って遠隔地のセンタに送り、
申込手続等を進める無人取引システムが登場した。この
システムでは、センタに送られたイメージをオペレータ
のディスプレイに表示して確認し、記入事項に誤りがな
ければ身分証明書等のイメージ等と共にファイルに保管
し、顧客端末装置側で契約書を発行する。申込書や顧客
が署名をした契約書は、顧客端末装置のポケット等に取
り込む。その写しが顧客に発行される。このようにし
て、顧客による申込手続等を簡便にし、更に窓口係の負
担を軽減するようなシステムが提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の無人取引システムには次のような解決すべき課
題があった。従来の無人取引システムでは、顧客が所定
の事項を記入した契約申込書等や身分証明書等のイメー
ジがセンタ側へ送られる。センタ側のオペレータはその
内容を確認し、誤りがあればマイク等を用いて顧客に対
し修正を促す。顧客はこのようなオペレータによるガイ
ダンスを受けて、修正後の契約申込書等を再びイメージ
読み取り装置によって読み取らせセンタに送る。このよ
うな手順を経て誤りのない契約申込書等が受け付けられ
る。
【0004】しかしながら、顧客がセンタのオペレータ
によるガイダンスを受けるためには、契約申込書へ所定
の事項を記入し終ってからイメージ読み取り装置を操作
し、そのイメージを送信しなければならない。このた
め、重大なミスがあれば最初から書き直さなければなら
ない。また、イメージの読み取り動作や送信動作等によ
って、顧客を長時間待たせることになる。更に、一部修
正作業等の後に、再び契約申込書のイメージを送信する
場合には、該当箇所のみ確認を受ければよいわけである
が、自動的に全体を読み取り送信するため処理時間もか
かり、読み取るべきイメージ量も多くなり、無駄が多
い。また、複雑な帳票を読み取って、いったんバッファ
メモリに格納し、これを送信するといった手順を踏むた
め、一時記憶のためのメモリ容量が大きくなるという問
題もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉本発明は、顧客に対し帳票に所定の事項を記
入させるための顧客端末装置と、この顧客端末装置と通
信網を介して接続されたセンタ端末装置とを備え、顧客
端末装置は、未記入の帳票が配置され、帳票に顧客によ
り所定の事項が記入される毎にそのストロークを検出す
る帳票記入部と、検出したストロークデータのみをセン
タ端末装置へ通信網を介して送信する通信制御部とを備
え、センタ端末装置は、帳票のフォーマットデータを予
め保持し、データに基づき帳票のフォーマットを表示
し、表示画面上に受信したストロークデータに基づいて
ストロークを重ねて表示するディスプレイを有すること
を特徴とする。
【0006】〈説明〉顧客端末装置において、帳票記入
部がストロークを検出すると、通信制御部はストローク
データのみを送信する。一方、センタ端末装置は、帳票
のフォーマットデータを予め保持している。従って、通
信網におけるデータの送受量を大幅に減少できる。スト
ロークとは、ペン等を用いて帳票に記入したときのペン
先の軌跡のことで、検出する方法や検出データの形式は
任意である。
【0007】センタ端末装置のディスプレイに表示され
た帳票のフォーマット画面上には、ストロークデータに
基づくストロークが該当箇所に重ねて表示される。これ
により、センタ端末装置側で、顧客の帳票記入動作を逐
次監視して、帳票の記入を全部終了する前にタイムリー
にガイダンスができる。ストロークの表示は、リアルタ
イムでも、ペンが帳票から離れる度に1ストロークずつ
まとめて表示するようにしてもよく、任意の方法が採用
できる。ガイダンスとは、顧客が所定の事項を記入する
際にその案内をして記入作業を補助する任意の行為をい
う。ガイダンス通知手段は、そのガイダンスを通知する
ための音声や映像その他の情報を伝達する任意の手段で
ある。
【0008】〈構成2〉構成1において、センタ端末装
置は、ストロークデータと帳票の種別を表示する情報の
みを格納する記憶部を更に有することを特徴とする。
【0009】〈説明〉帳票のイメージが定型のものであ
れば、予め用意した帳票のフォーマットにストロークイ
メージを重ねれば実際に必要事項を記入された帳票のイ
メージを再現できる。そこで、ストロークデータと帳票
の種別のみを記憶することで、記憶容量の減少を図るこ
とが可能である。
【0010】〈構成3〉構成1において、顧客が予め所
定の事項を記入済みの帳票を持参したとき、その旨を入
力するキーと、記入済みの帳票のイメージを読み取るイ
メージ読取部とを備えたことを特徴とする。
【0011】〈説明〉上記の各構成の方法を選択せず、
従来通りのイメージ読み取り処理を選択できるようにし
た。
【0012】〈構成4〉構成1において、センタ端末装
置は、顧客に対するガイダンスを入力するためのガイダ
ンス入力手段と、入力したガイダンスデータを通信網を
介して顧客端末装置へ送信する手段とを更に備え、顧客
端末装置は受信したガイダンスデータに基づいてガイダ
ンスを表示する表示部を更に備えることを特徴とする。
【0013】〈説明〉センタ端末装置側のディスプレイ
上で記入状況を監視し、誤り等があればガイダンスデー
タを入力して顧客端末装置へ送信する。顧客端末装置側
では表示部にガイダンスが表示されるので、顧客が迅速
に誤り訂正を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例〉 〈概要〉図1は、本発明による無人取引システムの主要
部説明図である。この図の説明をする前に、まずシステ
ム全体の構成を説明する。図2は、無人取引システム全
体の説明図である。図に示すように、顧客端末装置1は
通信網2を介してセンタ端末装置3と接続されている。
なお、このセンタ端末装置3はその他の各種の通信網2
を介して任意の複数の顧客端末装置1と接続されてい
る。こうして、顧客端末装置1を操作する顧客7は、セ
ンタ端末装置3を操作するオペレータ8から適宜ガイダ
ンスを受けながら契約申込書等の帳票の記入等を行う。
また、オペレータ8は、通信網2を通じて、複数の顧客
端末装置1に対するガイダンスができる。
【0015】図1に戻って、本発明ではこの場合に、顧
客端末装置1側に帳票6を乗せるセンサパネル21とス
トローク検出部26とを設ける。これらの部分を帳票記
入部20と呼ぶことにする。センサパネル21はペン5
を用いて帳票6に所定の事項を記入する場合に、その圧
力を検出してペン5のストロークを座標点列を含むデー
タとして取り込む装置である。なお、ここで、ペン5
は、帳票に実際に内容を書き込むために、ボールペン等
が採用され、タブレットは、このようなボールペン等に
より記入されたストロークが検出できるものであれば、
圧力を検出するものに限定されない。これは、一般にタ
ブレット等と呼ばれている。ストローク検出部26はこ
うして得られたデータを処理する部分で、このデータが
通信網2を介してセンタ端末装置3側に送信される。セ
ンタ端末装置3側では顧客がどの種類の帳票6に対し記
入を行っているかを認識しており、その帳票6のイメー
ジが予め用意され、ディスプレイ31に表示されてい
る。そして、顧客がペン5を操作して所定の事項を記入
すると、そのストロークイメージ46が帳票イメージ4
5に重ね合わされて表示される。従って、オペレータは
これを監視しながら顧客の記入事項に誤りがあれば直ち
にガイダンスを行うといった手順になる。
【0016】〈装置の構成〉図3には、顧客端末装置の
斜視図を示す。この装置は、顧客が無人の状態で操作す
るために設計されたものである。装置の本体キャビネッ
ト11の上側にはスピーカ12、人物カメラ13、近接
センサ14及び手元カメラ15が並べて配置されてい
る。スピーカ12は、一連の操作案内及びオペレータか
らのガイダンス等が顧客に聞こえるようにするためのも
のである。人物カメラ13は顧客の姿を映し撮るための
カメラで、その映像はセンタ端末装置に送られる。近接
センサ14は顧客が接近してきた場合に、自動的に取引
作業を開始させるものである。手元カメラ15は顧客が
契約申込書等の各種の帳票に記入したり、取引操作を行
う場合に、その手元を映し出す広角カメラである。その
映像もセンタ端末に送られる。
【0017】本体キャビネット11の正面部分には表示
部16、タッチパネル部17、ハンドセット18、マイ
ク19、カード発行口22、書類投入口23及び書類取
り出し口25が設けられている。表示部16は顧客に対
するガイダンスその他を表示するためのディスプレイで
ある。タッチパネル部17は表示部16に表示された仮
想キーを押すと、その圧力を検出して所定の処理を行う
ためのものである。ハンドセット18は、顧客がオペレ
ータの呼び出し等を行うために使用される電話機であ
る。マイク19は顧客の声を受け入れてセンタ端末装置
等に送るためのものである。
【0018】カード発行口22は、契約取引等が成立し
たとき、顧客に対してキャッシュカード等を発行するた
めのものである。書類投入口23は、契約申込書や契約
書等を受け入れて本体キャビネット11の図示しないポ
ケットに取り込むためのものである。書類取り出し口2
5は顧客に提供する契約書の写し等を印刷し排出する部
分である。机面には帳票記入部20が配置され、ここに
既に説明したセンサパネル21が設けられている。ま
た、その右側にイメージ読み取り部24が設けられてい
る。イメージ読み取り部24は、丁度コピー機のように
蓋を開けて免許証等の身分証明書を乗せ、そのイメージ
を読み取ってデータを保存し、あるいはセンタ端末装置
に送るための装置である。
【0019】図4には、顧客端末装置のブロック図を示
す。この装置は、制御部28により制御される。図3に
示したイメージ読み取り部24等によって読み取られた
イメージやその他の各種のデータは、記憶部29に記憶
される。この制御部28には、近接センサ14、表示部
16、タッチパネル部17、カード発行部22A、プリ
ンタ部25A、イメージ読み取り部24、スピーカ1
2、書類取込機構23A、ストローク検出部26等が接
続されている。カード発行部22Aは、必要事項を磁気
記録したカードを作成し、図3に示したカード発行口2
2から排出処理を行う部分である。プリンタ部25A
は、契約書等を印刷して図3に示した書類取り出し口2
5から排出する動作を行う部分である。その他の部分は
図3を用いて既に説明した通りである。なお、顧客を撮
影した映像や顧客の声等をセンタ端末装置に送るため
に、マルチメディア通信制御部27が設けられている。
ここには人物カメラ13、手元カメラ15及びマイク1
9等が接続されている。
【0020】図5には、センタ端末装置の正面図を示
す。オペレータの操作するセンタ端末装置にはこの図に
示すように、ディスプレイ31、キーボード32、マウ
ス33等を備えたワークステーションと、カメラ34、
ヘッドセット35、マルチメディア通信装置36、プリ
ンタ37等が設けられている。カメラ34はオペレータ
の顔を映し撮り、これを顧客端末装置に表示させるため
のものである。これによって、顧客とオペレータとは互
いに顔を見合わせながら、いわゆるテレビ電話形式で話
をすることができる。ヘッドセット35はレシーバ35
Bでオペレータが顧客の声を聞き、マイク35Aでオペ
レータの声を入力するためのものである。マルチメディ
ア通信装置36は、顧客端末装置に設けられたものと同
様、音声や画像を送受信するための装置である。プリン
タ37は、オペレータが必要とする事項を印刷出力する
ためのものである。
【0021】図6には、センタ端末装置のブロック図を
示す。この装置は、制御部38により制御され、定型フ
ォームの帳票のイメージ等のデータが記憶部39に格納
されている。この制御部38には、ディスプレイ31、
キーボード32、マウス33、プリンタ37及びマルチ
メディア通信装置36が接続されている。また、マルチ
メディア通信装置36には、カメラ34やヘッドセット
35が接続されている。記憶部39に格納された帳票の
イメージは、顧客がこれから必要事項を記入しようとす
る帳票と同一のイメージで、顧客の操作開始と同時にデ
ィスプレイ31に表示される。
【0022】このように、この具体例のシステムでは、
帳票のイメージ自体は定型フォームであるから顧客端末
装置からセンタ端末装置に送信する必要はない。顧客の
ペン入力によるストロークイメージのみがセンタ端末装
置に送信されればよい。これによって、図1に示すよう
にして顧客の入力操作を帳票イメージ45と重ね合わせ
てオペレータが監視することを可能にする。
【0023】〈手続の具体例〉図7に、申込手続のフロ
ーチャートを示す。この図は、顧客が契約申込等を行う
場合の手順を示している。まず、ステップS1におい
て、申込書を作成する。この作成の際の手順は、図8を
用いて後で説明する。この部分が本発明の特徴となる部
分である。申込書が完成すると、ステップS2におい
て、その申込書が顧客端末装置に投入される。図3に示
した本体キャビネット11の書類投入口23へこの申込
書が投入される。このとき、次のステップS3で、身分
証明書等のイメージ入力が行われる。これは免許証等を
図3に示したイメージ読み取り部24にセットすること
によって行われる。そのイメージはセンタ端末装置に送
信され保管される。ステップS4では、契約書が出力さ
れる。図3に示す書類取り出し口25からこの契約書が
排出される。ステップS5では、その契約書にサインを
行い、記入した契約書は書類投入口23から投入され
(ステップS6)、顧客端末装置に取り込まれる。ま
た、契約書の写しが書類取り出し口25から発行される
(ステップS7)。さらに、その後、カード発行口22
からキャッシュカードが発行される(ステップS8)。
【0024】図8には、ガイダンス手続フローチャート
を示す。図7に示した申込書の作成作業はこのようにし
て行われる。まず、ステップS1において、申込書を図
1や図3に示したセンサパネル21の上に乗せる。そし
て、ステップS2において、ペン5を用いて顧客は申込
書に所定の事項を記入する。なお、顧客の記入する帳票
の種別は、予め作業開始時にセンタ端末装置側に通知さ
れている。これによって、図1を用いて説明したよう
に、センタ端末装置側のディスプレイ31に帳票のイメ
ージと共に顧客のストロークイメージ46が表示され
る。オペレータはステップS3において、その入力状態
を逐次点検する。そして、もし記入誤りがあればステッ
プS4からステップS5に移り、オペレータのマイクや
その他の操作によるガイダンスが行われる。そして、誤
り等を修正し、申込書の記入が終了すると、ステップS
6からステップS7に進み、申込書の投入要求が図3に
示した表示部16に表示される。顧客はこれに対応し
て、ステップS7において、申込書を図3に示した書類
投入口23に投入する。これで申込書の記入と顧客端末
装置への取込みが終了する。
【0025】図9には、契約申込書のフォーム例説明図
を示す。金融機関との所定の取引契約は、例えばこの図
に示すような形式の申込書41によって行われる。記入
欄42には各種の事項を記入するスペースが設けられて
いる。ここに顧客がペンを用いて所定事項を記入する。
【0026】図10には、ガイダンス手続の具体例説明
図を示す。図のステップS1において、顧客が帳票に対
し氏名や住所を記入していると、センタ端末装置側のデ
ィスプレイには、図のステップS2に示すようにほぼ同
一のイメージが表示される。オペレータはこのイメージ
を逐次点検し(ステップS3)、誤りに気が付いた場
合、ステップS4においてガイダンスを入力する。この
ガイダンスは、例えばマウスやキーボードを用いてイメ
ージデータとして顧客端末装置に送られる。この場合
に、ステップS5に示すように、顧客端末装置の表示部
には、例えば名字のみが書き込まれている欄に「名前も
記入して下さい。」といった案内ができる。また、これ
と同時にスピーカ12を用いてステップS6に示すよう
に音声ガイダンスを流すこともできる。なお、ストロー
クイメージの転送は、リアルタイムでも1ストローク毎
でも適当な単位量毎でも構わない。
【0027】〈逐次ガイダンスの効果〉図8や図10に
示すような手続によって、顧客は容易に迷うことなく申
込書の記入を終えることができる。また、申込手続等に
必要な時間を短縮することができる。また、上記のよう
に、顧客がペン5を用いて必要事項を記入していると
き、逐次顧客の記入ミスを指摘することができるため、
記入されていない部分や訂正すべき部分を早く顧客に知
らせ、大きな訂正無しに速やかに帳票の記入が可能とな
る。
【0028】また、定型フォーマットのイメージは記憶
する必要がないため、センタ端末装置等の記憶部におけ
る記憶容量も少なくて済む。即ち、帳票全体のイメージ
データでなく、ストロークによる座標データと帳票の種
別のみを記憶すればよいため、データ量を十分に小さく
することができる。更に、センタ端末装置に送信する送
信データのデータ量が、帳票全体のイメージデータと比
較して十分に少なくなるため、送信時間も短くなり、送
信コストも低くできる。
【0029】なお、申込手続終了後に発行される契約書
には顧客が必要な署名をして、その後装置に取り込まれ
る。ところが、この契約書への署名も、顧客が署名場所
を誤ったり、記入すべき事項を誤ることがある。従っ
て、これについても図8に示したフローチャートと同一
の処理によって同様のガイダンスを行うことができる。
【0030】〈帳票記入部の構造〉以下、各種の構成の
帳票記入部の構造を紹介する。図11に、帳票記入部の
縦断面図(その1)を示す。図に、これまで説明した具
体例を実施するための基本的な帳票記入部の構成を示
す。本体キャビネット11の机面にセンサパネル21が
配置されており、その検出信号がストローク検出部26
に入力するように構成されている。センサパネル21の
上には申込書41が乗せられ、ペン5によって必要事項
が記入される。なお、本発明の場合、申込書41の帳票
イメージは定型フォーム化されており、センタ端末装置
側で用意された同一のイメージがディスプレイに自動的
に表示される。従って、ペン5を用いて必要事項が記入
されたとき、そのストロークイメージが帳票イメージ上
にぴったり重なるように、申込書41を乗せるセンサパ
ネル21の開口部は申込書41とほぼ同一サイズに設定
する。なお、センサパネル21は、従来よく知られてい
るタブレット等により構成され、上面に保護シールド2
1Aが配置され、下面に液晶タブレット21Bが配置さ
れたものである。
【0031】図12には、帳票記入部の縦断面図(その
2)を示す。本発明の処理を行う場合、顧客は予め顧客
端末装置の近辺に用意された契約申込書等を手にとって
センサパネル21の上に乗せなければならない。センサ
パネル21の上に乗せないで記入を開始した場合には、
本発明を有効に利用することができない。そこで、この
図に示すように、未記入の申込書41をストックしてお
き、自動的に申込書41がセンサパネル21の上に供給
される構成にした。ここには、図11に示した構造の他
に、申込書41を積み上げてストックするステージ55
と、申込書を1枚ずつ取り出してセンサパネル21の上
に乗せる用紙搬送制御部50とが設けられる。用紙搬送
制御部50は、フィードローラ51、搬送ローラ52、
リバースローラ54等を動作させて申込書41をセンサ
パネル21の上に送り出し、申込書の記入を終了する
と、取込みローラ53を駆動して記入済みの申込書41
を取り込むといった構成になっている。
【0032】〈帳票記入部(その2)の効果〉これによ
って、申込書41はセンサパネル21の上に自動的にし
かも正確に配置され、顧客のペン5による記入が開始さ
れるので、確実にペンストロークイメージ取込みによる
本発明のガイダンス処理を実行できる。また、記入終了
後の申込書41を自動的に取り込むことから、顧客の操
作ミスも防止され、顧客が誤って申込書41を持ち帰る
といったこともない。また、申込書41を正確にセンサ
パネル21の上にセットできるため、センタ端末装置の
ディスプレイに表示された帳票イメージの上にペン5を
用いて入力されたストロークイメージが正確に表示され
る。即ち、ずれ等が生じることがない。
【0033】〈帳票記入部(その3)〉図13に、帳票
記入部の縦断面図(その3)を示す。この具体例では、
ステージ55の上に白紙の用紙をストックしておく。そ
して、センサパネル21に向かって送り出される用紙の
上に印字ヘッド63を用いて申込書等のイメージを印刷
する構成となっている。このために、印字ヘッド63の
他に印刷制御部60及び帳票フォーマット記憶部61が
設けられる。用紙搬送制御部50は、図12に示したも
のと同様の機能を持つ。このような構成にすると、まず
顧客が申込を開始する際には、印刷制御部60が帳票フ
ォーマット記憶部61を検索して選択された申込書のイ
メージを用紙上に印刷する。こうして、顧客はセンサパ
ネル21の上に送り出された申込書に必要事項を記入す
る。
【0034】そして、この記入が無事に終了すると、印
刷制御部60は帳票フォーマット記憶部61から契約書
のイメージを読み出して用紙上に印刷する。そして、契
約書が今度はセンサパネル21の上に送り出される。顧
客はその契約書の所定箇所に署名を行う。この場合に
も、先に説明した通り、オペレータがペン5のストロー
クを監視してガイダンスを行うことができる。申込書も
契約書も取込みローラ53によって顧客端末装置内に取
り込まれる。このような構成にすることによって、顧客
が契約書についても誤って持ち帰るといった問題がなく
なる。なお、顧客が持ち帰るべき契約書は、図3に示し
た書類取り出し口25から取り出される。
【0035】〈帳票記入部(その3)の効果〉白紙に対
し印字ヘッド63を用いて必要なイメージを印刷するた
め、数種類の書類を用いた取引等においては、誤りなく
該当する書類をセンサパネル21の上に送り出すことが
可能になる。また、新たな帳票イメージへの対応や帳票
の管理等も容易になる。更に、顧客端末装置の近くに別
途書類を保管し、顧客に提供するようにすれば、その書
類の補充等の管理が必要となるが、この場合にはステー
ジ55に収納する用紙の管理のみを行えばよいため、管
理が容易になるという効果もある。
【0036】〈帳票記入部(その4)〉図14には、帳
票記入部の縦断面図(その4)を示す。この例では、帳
票が連続用紙70とされている。これは予めサプライロ
ーラ71に巻き込まれており、巻き取りローラ72に巻
き取られる構成となっている。印刷制御部60や印字ヘ
ッド63等の構成は、図13に示したものと同様であ
る。このような構成にした場合に、サプライローラ71
に巻き込まれた用紙は、やはり白紙のものが好ましい。
この白紙の用紙に印字ヘッド63を用いて必要なイメー
ジを印刷する。そして、その用紙に対する記入が終了す
ると、巻き取りローラ72の側に巻き取られる。
【0037】〈帳票記入部(その4)の効果〉図13等
を用いて説明した単票を用いた場合に比べて搬送中のジ
ャム等を確実に防止できる。しかも、帳票が個々に取り
出せないため、確実に取込みを行うことができる。ま
た、帳票の位置決め精度も高まり、一層オペレータの監
視作業が容易になる。
【0038】〈帳票記入部(その5)〉図15には、帳
票記入部の縦断面図(その5)を示す。この例は、図1
4の例において使用された印刷制御部60を省いたもの
である。この場合、即ち、連続用紙70には予め必要な
帳票のイメージが印刷されている。
【0039】図16には、この連続帳票の例説明図を示
す。連続用紙70には、例えば必要な帳票のイメージが
取引手続順に交互に印刷されている。即ち、図に示すよ
うに、申込書、契約書、…というように2種類の帳票を
使用するとすれば、この帳票が記入順に順番に印刷され
ている。
【0040】〈帳票記入部(その5)の効果〉顧客が必
要な帳票が必要な順番にセンサパネル21の上に取り出
されることになる。
【0041】〈その他〉図17には、記入済み帳票の処
理動作フローチャートを示す。上記のような本発明を実
施しようとする場合には、顧客は顧客端末装置の設置さ
れた場所で帳票を記入することが前提となっている。し
かしながら、顧客が予め提供された契約申込書等に必要
事項を記入して持参することもある。このような場合に
は、本発明は実施されず、従来通りその帳票のイメージ
を読み取ってセンタ端末装置に送信し、ガイダンスを行
うことになる。このフローチャートはそのような場合の
選択が可能な構成を説明している。
【0042】まず、ステップS1において、顧客端末装
置の表示部に作業選択表示が行われる。ここで、契約申
込の作業が選択されると、ステップS2において、契約
申込書等の帳票が既に記入済みかどうかの問合せが行わ
れる。そして、記入済みキーが押し下げられると、ステ
ップS3からステップS4に移り、顧客に対し申込書の
イメージ読み取りを行う案内を表示する。これも顧客端
末装置の表示部に表示される。これに従って、顧客は図
3に示したイメージ読み取り部24に記入済みの契約申
込書等をセットし、読み取り操作を行う。
【0043】一方、初めから契約申込書への記入を行う
場合には、ステップS3からステップS5に移り、これ
まで説明した通りのガイダンス付き申込手続が実行され
る。このようにして、記入済みかどうかを問う作業手順
の選択手段を設ければ、顧客が実際に顧客端末装置の部
分で契約申込書等を記入する操作を行わない場合にも対
応することができる。本発明によって、顧客の帳票記入
作業を容易にし、オペレータが的確なガイダンスを行う
のは、所定の取引申込や契約手続等をより短時間に終了
させ、顧客サービスを向上させるとともに、顧客端末装
置の専有時間を短くする効果がある。従って、顧客が予
め帳票に必要事項を記入して持参するような場合には、
その記入が正しければ全体の処理は短時間で終了する。
そのときは、図3に示したタッチパネル部17を押して
イメージ読み取りを要求する。続いて、記入済みの帳票
をイメージ読み取り部24に挿入して従来通りの処理を
進める。なお、もし書き直し等が必要になる場合には、
これまで説明したような本発明の処理を行えばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無人取引システムの主要部説明図
である。
【図2】無人取引システム全体の説明図である。
【図3】顧客端末装置の斜視図である。
【図4】顧客端末装置のブロック図である。
【図5】センタ端末装置の正面図である。
【図6】センタ端末装置のブロック図である。
【図7】申込手続のフローチャートである。
【図8】ガイダンス手続フローチャートである。
【図9】契約申込書のフォーム例説明図である。
【図10】ガイダンス手続の具体例説明図である。
【図11】帳票記入部の縦断面図(その1)である。
【図12】帳票記入部の縦断面図(その2)である。
【図13】帳票記入部の縦断面図(その3)である。
【図14】帳票記入部の縦断面図(その4)である。
【図15】帳票記入部の縦断面図(その5)である。
【図16】連続帳票の例説明図である。
【図17】記入済み帳票の処理動作フローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 顧客端末装置 2 通信網 3 センタ端末装置 5 ペン 6 帳票 9 ガイダンス通知手段 12 スピーカ 20 帳票パネル 21 センサパネル 26 ストローク検出部 31 ディスプレイ 35A マイク 45 帳票イメージ 46 ストロークイメージ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客に対し帳票に所定の事項を記入させ
    るための顧客端末装置と、 この顧客端末装置と通信網を介して接続されたセンタ端
    末装置とを備え、 前記顧客端末装置は、 未記入の帳票が配置され、該帳票に前記顧客により所定
    の事項が記入される毎にそのストロークを検出する帳票
    記入部と、 該検出したストロークデータのみを前記センタ端末装置
    へ前記通信網を介して送信する通信制御部とを備え、 前記センタ端末装置は、 前記帳票のフォーマットデータを予め保持し、該データ
    に基づき該帳票のフォーマットを表示し、該表示画面上
    に受信した前記ストロークデータに基づいて前記ストロ
    ークを重ねて表示するディスプレイを有することを特徴
    とする無人取引システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記センタ端末装置は、ストロークデータと前記帳票の
    種別を表示する情報のみを格納する記憶部を更に有する
    ことを特徴とする無人取引システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 顧客が予め所定の事項を記入済みの帳票を持参したと
    き、その旨を入力するキーと、記入済みの帳票のイメー
    ジを読み取るイメージ読取部とを備えたことを特徴とす
    る無人取引システム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記センタ端末装置は、前記顧客に対するガイダンスを
    入力するためのガイダンス入力手段と、入力したガイダ
    ンスデータを前記通信網を介して前記顧客端末装置へ送
    信する手段とを更に備え、 前記顧客端末装置は受信したガイダンスデータに基づい
    て前記ガイダンスを表示する表示部を更に備えることを
    特徴とする無人取引システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013134728A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Ricoh Co Ltd 手書き文字入力装置並びにこれを構成する遠隔装置及び電子情報端末
JP2016045555A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 株式会社日立システムズ 接客管理システム、顧客端末、サーバー装置、接客管理方法、及び接客方法

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