JP2002350799A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法

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JP2002350799A
JP2002350799A JP2001152192A JP2001152192A JP2002350799A JP 2002350799 A JP2002350799 A JP 2002350799A JP 2001152192 A JP2001152192 A JP 2001152192A JP 2001152192 A JP2001152192 A JP 2001152192A JP 2002350799 A JP2002350799 A JP 2002350799A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
display device
laser beam
manufacturing
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JP2001152192A
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English (en)
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Kenichiro Yamamoto
賢一郎 山本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザー光のエネルギーとレーザー光の照射
する領域を制御するスリットのサイズを調整したレーザ
ーリペア加工により、液晶セルの明点欠陥、線欠陥を低
減した液晶表示装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 樹脂材料からなるブラックマトリクスを
含むカラーフィルターを備えた液晶表示装置の製造方法
であって、セル状態でのレーザーリペア加工時における
レーザー光のエネルギーを3.5〜4.3mJの範囲に
設定したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置の製造
方法、特に、透明画素電極と薄膜トランジスタを2次元
的に配置した基板よりなるマトリクス型の液晶表示装置
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶を用いた表示装置は各方面に
広く使用されている。特に薄膜トランジスタ(以下TF
Tという)を用いた液晶表示装置に関する技術の進歩に
は著しいものがある。
【0003】以下、図面を参照しながら、従来の液晶表
示装置の製造方法について説明する。図4は従来の液晶
表示装置の製造方法を適用し得る一般的な液晶表示装置
に用いられる液晶表示パネルの構成を示す断面図、図5
は図4に示す液晶表示装置に用いられるカラーフィルタ
ー基板の要部拡大断面図、図6は従来の液晶表示装置の
製造方法を適用した一般的な液晶表示装置における電極
間ショートの説明図である。
【0004】図4において、41は映像信号を書き込む
ためのTFTを用いたマトリクス型のアレイ基板、42
は液晶の動作を制御するための基準電圧を与える対向電
極(カラーフィルター)基板、43はアレイ基板の画素
電極と対向電極間の電界により光を偏光させる液晶、4
4は一方向の光のみを通過させる偏光板であり、全体と
して液晶セル45を構成している。
【0005】ここで、カラーフィルター基板42のパタ
ーンの詳細について説明する。図5はこのカラーフィル
ター基板42のパターンを拡大して示しており、図中、
51は光をアレイ基板に通さないように配置した樹脂材
料からなるBM(ブラックマトリクス)部、52は、後
述の着色層膜部54の着色色層の段差を平坦化させ、さ
らに絶縁のために配置しているオーバーコート部、53
はカラーフィルター基板42の透明電極部、54は着色
層膜部を示す。
【0006】この液晶セル45の表示画像に部分的に高
輝度になる明点欠陥がある場合、レーザーリペア加工に
よって欠陥部分をレスキューし、正常画素化もしくは暗
点欠陥にして画像上、明点欠陥にならないようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では、BM部51からなるカラーフィルターを
用いた液晶セル45ではレーザーリペア加工時、レーザ
ー光にてBM部51の膜残り部を分離もしくは溶着した
場合、図6に示すようにBM部51がレーザー光の照射
により加熱されて膨潤し、そのためカラーフィルター基
板42の透明電極部53が起伏し、アレイ基板41の透
明画素電極61とショートする電極間ショートが起こ
り、これが明点欠陥もしくは線欠陥になるという問題点
があった。
【0008】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
のであり、レーザー光のエネルギーとレーザー光の照射
する領域を制御するスリットのサイズを調整したレーザ
ーリペア加工により、液晶セルの明点欠陥、線欠陥を低
減した液晶表示装置の製造方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置の
製造方法は、樹脂材料からなるブラックマトリクスを含
むカラーフィルターを備えた液晶表示装置の製造方法で
あって、セル状態でのレーザーリペア加工時におけるレ
ーザー光のエネルギーを3.5〜4.3mJの範囲に設
定したものである。
【0010】この発明によれば、レーザーリペア加工時
のレーザー光のエネルギーとレーザー光の照射領域を制
御するスリットサイズを調整することにより、液晶セル
の明点欠陥、線欠陥を低減することが可能となり、材料
や工数も抑制することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。なお、前記従来の
ものと同一の部分については同一符号を用いるものとす
る。
【0012】(実施の形態1)図1は本発明の液晶表示
装置の製造方法の実施の形態1におけるレーザー光のエ
ネルギーと欠陥の発生率との相関を示すグラフである。
【0013】本実施の形態において対象とする液晶セル
は図4および図5に示した一般的な液晶セル45を対象
とし、その明点欠陥、線欠陥を低減しうる製造方法を提
供するものである。
【0014】図1に示すように、レーザー光のエネルギ
ーと欠陥の発生率との間には相関があり、レーザーリペ
ア加工によるレスキュー時において、レーザー光の照射
領域を制御するスリットのサイズを長辺12μm、短辺
2.8μmに固定した状態でレーザー光を照射した場
合、レーザー光のエネルギーが3.5mJ以下ではレー
ザー光のエネルギー不足により欠陥の修理が不十分とな
って、欠陥の発生率が高くなり、また、レーザー光のエ
ネルギーが4.3mJ以上では、レーザー光の照射によ
るエネルギーが高いため、カラーフィルターの発熱によ
る膨潤により、カラーフィルター側の透明電極部53の
起伏が発生しやすくなって、欠陥の発生率が高くなる。
【0015】これから明らかなように、レーザー光の照
射するエネルギーを3.5〜4.3mJにすることによ
り、レーザーリペア加工によるカラーフィルターのBM
部51の膨潤による透明電極部53の起伏を減少させ、
これと対向する透明画素電極61とのショートを防ぎ、
液晶シェルの明点欠陥、線欠陥を減少させることができ
る。
【0016】以上のように、本実施の形態によれば、レ
ーザー光のエネルギーと欠陥の発生率との相関の解明に
より、これに対応したレーザーリペア加工を行うこと
で、欠陥の発生を減少させることが可能となり、材料や
工数も抑制した液晶表示装置を容易に製造することがで
きる。
【0017】(実施の形態2)図2は本発明の液晶表示
装置の製造方法の実施の形態2におけるレーザー光の照
射領域を制御するスリットの長辺サイズと欠陥の発生率
との相関を示すグラフ、図3は同上スリットの短辺サイ
ズと欠陥の発生率との相関を示すグラフである。
【0018】図2において、レーザー光の照射領域を制
御するスリットの短辺サイズを3.0μmに固定し、レ
ーザー光のエネルギーを、3.5,4.0,4.3mJ
に規定した場合、長辺サイズ13.0μm以上ではレー
ザーリペア加工時のカラーフィルターのBM部51の膨
潤による透明電極部53の起伏が起こりやすくなり、欠
陥の発生率が10%以上になる。しかし、長辺サイズ1
3.0μm以下ではレーザーリペア加工によるカラーフ
ィルターのBM部51の膨潤による透明電極部53の起
伏を防止し、欠陥の発生率を10%以下に低減すること
が可能となる。また、図3において、レーザー光の照射
領域を制御するスリットの長辺サイズ12.0μmに固
定し、短辺方向22を2.0μm〜3.0μmにした
時、明点欠陥、線欠陥の発生率は3%〜5%になる。
【0019】したがって、図2および図3に示す条件に
より、レーザーリペア加工を行えば、カラーフィルター
のBM部51の起伏を減少させ、対向するアレイ基板4
1の透明画素電極61とのショートを防ぎ、前記実施の
形態1と同様、明点欠陥、線欠陥の発生を低減すること
ができる。
【0020】以上のように、本実施の形態によれば、レ
ーザー光のエネルギーおよびレーザー光の照射領域を制
御するスリットのサイズと欠陥の発生率との相関の解明
により、これに対応したレーザーリペア加工を行うこと
で、欠陥の発生を減少させることが可能となり、材料や
工数も抑制した液晶表示装置を容易に製造することがで
きる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、レーザー
リペア加工時のレーザー光のエネルギーとレーザー光の
照射領域を制御するスリットのスリットサイズとの相関
に基づく調整により、明点欠陥、線欠陥の発生を防ぎ、
しいては材料や製造工数も抑制した液晶表示装置を製造
することができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の製造方法の実施の形態
1におけるレーザー光のエネルギーと欠陥の発生率との
相関を示すグラフ
【図2】本発明の液晶表示装置の製造方法の実施の形態
2におけるレーザー光の照射領域を制御するスリットの
長辺サイズと欠陥の発生率との相関を示すグラフ
【図3】図2に示すスリットの短辺サイズと欠陥の発生
率との相関を示すグラフ
【図4】従来の液晶表示装置の製造方法を適用し得る一
般的な液晶表示装置に用いられる液晶表示パネルの構成
を示す断面図
【図5】図4に示す液晶表示装置に用いられるカラーフ
ィルター基板の要部拡大断面図
【図6】従来の液晶表示装置の製造方法を適用した一般
的な液晶表示装置における電極間ショートの説明図
【符号の説明】
41 アレイ基板 42 対向電極(カラーフィルター) 43 液晶 44 偏光板 45 液晶セル 51 樹脂状ブラックマトリクス 52 オーバーコート 53 カラーフィルター基板の透明電極部 54 着色層膜部 61 アレイ基板の透明画素電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂材料からなるブラックマトリクスを
    含むカラーフィルターを備えた液晶表示装置の製造方法
    であって、セル状態でのレーザーリペア加工時における
    レーザー光のエネルギーを3.5〜4.3mJの範囲に
    設定したことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 レーザー光の照射領域を制御するスリッ
    トを有し、そのスリットの長辺サイズを13.0μm、
    短辺サイズを3.0μm以下に設定したことを特徴とす
    る請求項1記載の液晶表示装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004099866A1 (ja) * 2003-05-09 2004-11-18 Olympus Corporation 欠陥修正装置及びその欠陥修正方法
CN100395586C (zh) * 2003-05-09 2008-06-18 奥林巴斯株式会社 缺陷修正装置及其缺陷修正方法
CN100437224C (zh) * 2005-10-21 2008-11-26 财团法人金属工业研究发展中心 修补平板显示器亮点区域的系统和方法

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