JP2002349060A - スリーブ型枠およびこれを用いた設備配管用開口の構築方法 - Google Patents

スリーブ型枠およびこれを用いた設備配管用開口の構築方法

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重行 和光
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美恵 高橋
Kazuki Matsuoka
和樹 松岡
Nobuyuki Karan
伸幸 加覧
Yuko Takeuchi
優子 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伸縮可能でかつ転用することができるスリー
ブ型枠およびこれを用いた設備配管用開口の構築方法を
提供することである。 【解決手段】 スリーブ型枠1は、上蓋2を備えた外筒
3に、底板4を備えた内筒5が回転自在に差し込まれ、
内筒外面の突起6が外筒内面のレベル調整溝7に挿入さ
れ、該レベル調整溝7が縦溝8と、この縦溝8の両側に
交互に設けた横溝9とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスリーブ型枠および
これを用いた設備配管用開口の構築方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】コンクリート床に形成される設備配管用
の開口は、図7の(1)に示すように、上下をガムテー
プ28で塞いだ紙製の筒体29をスラブ型枠30に設置
して形成されている。そして、同図の(2)に示すよう
に、前記筒体29によって形成された設備配管用の開口
31の上面には蓋32が設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の設備配
管用の開口は紙製の筒体を使用しているため、以下の問
題があった。 筒体が廃材になる。 筒体はコンクリートが付着しているためリサイクル
ができない。 筒体は長いものから床の厚さに応じて切断されるた
め、その形成に手間がかかる。 開口を塞ぐ蓋が床面からでっぱているため危険であ
った。
【0004】本発明はこれらの問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、伸縮可能でかつ転用することが
できるスリーブ型枠およびこれを用いた設備配管用開口
の構築方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、請求項1の発明のスリーブ型枠が、上蓋を
備えた外筒に、底板を備えた内筒が回転自在に差し込ま
れ、内筒外面の突起が外筒内面のレベル調整溝に挿入さ
れ、該レベル調整溝が縦溝と、この縦溝の両側に交互に
設けた横溝とからなることを特徴とし、また請求項2の
発明のスリーブ型枠が、請求項1において、外筒の下部
にはシール材が設けられていることを特徴とし、また請
求項3の発明のスリーブ型枠が、請求項1において、内
筒の底板に固定ボルトが取り付けられ、該固定ボルトの
下部の固定板が納まるような凹部が底板に設けられたこ
とを特徴とし、また請求項4の発明の設備配管用開口の
構築方法が、請求項1のスリーブ型枠の外筒を内筒から
引き抜いて固定ボルトでスラブ型枠に固定し、この固定
ボルトで固定された内筒に外筒を被せて所定の長さに調
整した後、前記スラブ型枠内にコンクリートを打設する
ことを特徴とする。
【0006】スリーブ型枠を転用することができるの
で、脱型後に廃材とならない。スリーブ型枠の長さを床
の厚さに応じて調整することができる。開口を塞ぐ蓋の
上面と床面とを面一にすることができる。一つのスリー
ブ型枠により、厚さの異なるスラブに応じた設備配管用
開口を簡単に構築することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスリーブ型枠およ
びこれを用いた設備配管用開口の構築方法の実施の形態
を図面に基づいて説明するが、各実施の形態において同
じ構成は同じ符号を付して説明し、異なった構成にのみ
異なる符号を付して説明する。
【0008】図1は、第1の実施の形態のスリーブ型枠
1を示したものである。このスリーブ型枠1は上蓋2を
備えた円形の外筒3に、底板4を備えた内筒5が回転自
在に差し込まれて構成され、内筒外面の突起6が外筒内
面のレベル調整溝7に挿入されて内筒5が伸び縮みでき
るようになっている。前記レベル調整溝7は内筒5の下
端まで伸びた縦溝8と、この縦溝8の両側に交互に設け
た横溝9とからなり、図2に示すように、突起6が縦溝
8にあるときは内筒5がスライドできるが、突起6が横
溝9にあるときはスライドできない。また外筒3の下部
にゴム片などのシール材10が設けられるとともに、上
蓋2の縁には鍔11が設けられている。前記シール材1
0は内筒5との間にゴムシールを詰め込むようにしても
よい。また内筒5の底板4に内側に引っ込んだ凹部12
が設けられ、この上面には取付孔13が開口されてい
る。
【0009】図3は第2の実施の形態のスリーブ型枠1
4を示したものである。このスリーブ型枠14は、内筒
の底板4における凹部12に固定ボルト15が取り付け
られたものであり、これ以外は前記スリーブ型枠1と同
じ構成である。この固定ボルト15は固定板16により
スリーブ型枠14を固定するものである。
【0010】次に、第2の実施の形態のスリーブ型枠1
4を使用した設備配管用の開口の構築方法について説明
する。まず、図4に示すように、外筒3を内筒4から引
き抜き、該内筒4から取り外した固定ボルト15を釘1
7でスラブ型枠18に固定する。そして、内筒4を、取
付孔13に固定ボルト15を挿入するように設置してナ
ット20で固定すると、固定板16が凹部12内に納ま
った状態となる。次に、外筒3を、突起6が縦溝8に入
るように内筒4に被せ、所定の長さに調整した後に回転
させて、突起6を縦溝から横溝9に入れる。このように
スリーブ型枠14を設置した後、スラブ型枠18にコン
クリート20を打設する。
【0011】次に、図5に示すように、上記のコンクリ
ート20が硬化した後に、スリーブ型枠14を脱型する
と、上面に差込溝22を備えた設備配管用の開口21が
形成される。そして、この差込溝22に差し込まれる鍔
片23を備えた蓋24を開口21の上面に設置すると、
前記蓋24の上面と床面とが面一になる。次に、開口2
1に排水管25などを配管し、この排水管25と開口2
1との隙間に断熱材26を充填するとともに、上部にモ
ルタル27を充填する。
【0012】
【発明の効果】スリーブ型枠を転用することができるの
で、その脱型後でも廃材とならない。
【0013】スリーブ型枠の長さを床の厚さに応じて調
整することができる。
【0014】開口を塞ぐ蓋の上面を床面と面一にするこ
とができる。
【0015】一つのスリーブ型枠により、厚さの異なる
スラブに応じた設備配管用開口を簡単に構築することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)は第1の実施の形態のスリーブ型枠の断
面図、(2)は(1)のA−A線断面図である。
【図2】伸び縮みした第1の実施の形態のスリーブ型枠
の断面図である。
【図3】第2の実施の形態のスリーブ型枠の断面図であ
る。
【図4】(1)は第2の実施の形態のスリーブ型枠をス
ラブ型枠に設置した断面図、(2)は(1)のB−B線
断面図である。
【図5】スリーブ型枠を脱型して開口を形成した断面図
である。
【図6】開口に排水管を配管した断面図である。
【図7】(1)および(2)は従来の設備配管用の開口
の構築方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1、14 スリーブ型枠 2 上蓋 3 外筒 4 底板 5 内筒 6 突起 7 レベル調整溝 8 縦溝 9 横溝 10 シール材 11 鍔 12 凹部 13 取付孔 15 固定ボルト 16 固定板 17 釘 18、30 スラブ型枠 20 コンクリート 21、31 開口 22 差込溝 23 鍔片 24、32 蓋 25 排水管 26 断熱材 27 モルタル 28 ガムテープ 29 筒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 美恵 東京都中央区京橋1−7−1 戸田建設株 式会社東京支店内 (72)発明者 松岡 和樹 東京都中央区京橋1−7−1 戸田建設株 式会社東京支店内 (72)発明者 加覧 伸幸 東京都中央区京橋1−7−1 戸田建設株 式会社東京支店内 (72)発明者 竹内 優子 東京都中央区京橋1−7−1 戸田建設株 式会社東京支店内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上蓋を備えた外筒に、底板を備えた内筒
    が回転自在に差し込まれ、内筒外面の突起が外筒内面の
    レベル調整溝に挿入され、該レベル調整溝が内筒下端ま
    で伸びた縦溝と、この縦溝の両側に交互に設けた横溝と
    からなることを特徴とするスリーブ型枠。
  2. 【請求項2】 外筒の下部にはシール材が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のスリーブ型枠。
  3. 【請求項3】 内筒の底板に固定ボルトが取り付けら
    れ、該固定ボルトの下部の固定板が納まるような凹部が
    底板に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のス
    リーブ型枠。
  4. 【請求項4】 請求項1のスリーブ型枠の外筒を内筒か
    ら引き抜いて固定ボルトでスラブ型枠に固定し、この固
    定ボルトで固定された内筒に外筒を被せて所定の長さに
    調整した後、前記スラブ型枠内にコンクリートを打設す
    ることを特徴とする設備配管用開口の構築方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200471957Y1 (ko) * 2013-05-10 2014-03-25 주식회사 조아세이프 시공이 용이한 낙하방지망 설치 브래킷
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