JP2002348911A - 作業機のサイドカバー開閉構造 - Google Patents

作業機のサイドカバー開閉構造

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JP2002348911A JP2001157097A JP2001157097A JP2002348911A JP 2002348911 A JP2002348911 A JP 2002348911A JP 2001157097 A JP2001157097 A JP 2001157097A JP 2001157097 A JP2001157097 A JP 2001157097A JP 2002348911 A JP2002348911 A JP 2002348911A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機のサイドカバー開閉構造に関し、上記
作業機の外周辺の側面の開口に開閉可能なサイドカバー
を設け、上記サイドカバーを上記上部旋回体の外側面に
沿って開閉するようにして狭所作業を可能にする。 【解決手段】 下部走行体1上に回転可能に搭載される
上部旋回体2の外側に設けられるサイドカバー10を有
する作業機において、上部旋回体2の開口の上部及び下
部のそれぞれ内側に、前レバー17及び後レバー18の
各々の一端を上部旋回体2に枢支ピン15,16により
支持し、他端をサイドカバー10に枢支ピン19,20
により支持させ、サイドカバー10の開閉時にサイドカ
バー10が上部旋回体2の外側面2Fに沿って前後方向
へ移動できるようにし、狭所での作業を可能に構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機の側方に設
けられる開口を開閉するサイドカバーの開閉構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】作業機である、例えば建設機械の油圧シ
ショベルは、図5,図6に示したように上部旋回体2と
下部走行体1と作業装置8とから構成されている。上記
の上部旋回体2には作業機のオペレータ室用のキャブ3
が設けられ、更に上部旋回体2のフレーム上には、エン
ジン,油圧ポンプ,冷却装置,バッテイリやコントロー
ルバルブ,燃料タンク,作動油タンク等が収納される収
納部2aが設けられている。
【0003】上記の上部旋回体2の収納部2aを構成す
る上部旋回体2の車幅方向の外側面には、点検整備や物
入れ用の適宜開口11が設けられており、上記の開口1
1を開閉するためのサイドカバー10を有している。上
記のサイドカバー10は把手用のサイドカバーハンドル
5が設けられ、開口11に蝶着しているヒンジ部材6を
介して観音開きに開閉可能に上記の開口11に取付けら
れている。
【0004】そして、上部旋回体2はカウンタウエイト
7,上部旋回体2のフロント部に装着されている作業ア
タッチメント8が設けられている。又、図6は、図5に
示したようにサイドカバー10を開放した状態を示す要
部平面図であり、油圧ショベルの車幅寸法W,上部旋回
体2の旋回中心O,上部旋回体2(作業アタッチメント
8は除く)の最大旋回半径R等を示している。
【0005】一般に建設機械の作業機である油圧ショベ
ルでは、トンネル内や住宅地での作業は、周辺に立設
物,壁,樹木等の障害物あり、狭所作業となることが多
く、特に小旋回式油圧ショベルでは、 図5及び図6に
示すように上記狭所作業に対応するためにキャブ3及び
カウンタウエイト7が設定された旋回半径Rの円内に配
設され、車幅寸法Wから外側に突出しないようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のサイドカバー開閉構造は、図5、図6に示したよう
に、サイドカバー10がヒンジ部材6にて上記の開口1
1に蝶着されているので、サイドカバー10を観音開き
に開く時きには、サイドカバー10の開放軌跡が最大旋
回半径Rの円内より外側に大幅に突出してしまうことに
なり、一般の或いは大型の油圧ショベルは勿論である
が、特に小旋回式の油圧ショベルのメリットが損なわ
れ、狭所作業時にサイドカバー10の開放ができないの
で、点検整備や物の出入れができなくなる不具合があっ
た。
【0007】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、作業機の外周側面に開口を設け、上記開口に
設けられた開閉可能なサイドカバーを上記外周側面に沿
って開閉移動できるようにして狭所作業ができる作業機
のサイドカバー開閉構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の作業機のサイドカバー開閉構造は、下部走行
体上に上部旋回体を搭載し、上記上部旋回体にサイドカ
バーを有する作業機において、上記上部旋回体の開口の
上部及び下部のそれぞれ内側に、前レバー及び後レバー
の基端部を設計仕様により設定される支点間距離の位置
に回動自在に枢支し、上記の前レバーと後レバーの枢支
位置及び長さは平面視で上部側と下部側とが一致するよ
うに設定し、上記の前レバー及び後レバーのそれぞれ先
端部を上記サイドカバーの内面側に回動自在に枢支し、
上記サイドカバー開放時に上記サイドカバーが上記上部
旋回体の外側面に沿って前後方向へ開閉移動するように
構成されていることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の本発明の作業機のサイドカ
バー開閉構造は、請求項1記載の構成において、上記の
前レバー及び後レバーの長さは略同一長さに構成する
か、上記の前レバーの長さは後レバーの長さより短くな
るように構成されていることを特徴している。請求項3
記載の本発明の作業機のサイドカバー開閉構造は、請求
項1又は2記載の構成において、上記上部旋回体の回動
中心から上記上部旋回体の外周側面までの半径よりも大
きい上記上部旋回体の複数本の回動軌跡と交差する回転
軌跡ができるように上記の前レバー及び後レバーの基端
部を設計仕様により設定される支点間距離の位置で回動
自在に上記上部旋回体の開口の上部及び下部のそれぞれ
内側に枢支し、上記サイドカバーの開放時に上記サイド
カバーが上記上部旋回体の外側面に沿って前後方向へ移
動するように構成されていることを特徴としている。
【0010】請求項4記載の本発明の作業機のサイドカ
バー開閉構造は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の
構成において、上記の前レバー及び後レバーの上記基端
部が上記上部旋回体側に取付けられる支点位置は上記レ
バーの長さが長い程上記上部旋回体の開口に設けられる
上記サイドカバーより上記旋回体の車幅方向の中心側に
離れる部位に設けられ、上記レバーの長さが短い程上記
長さの長いレバーに比較して上記上記旋回体の開口に近
い部位に設けられていることを特徴としている。
【0011】請求項5記載の本発明の作業機のサイドカ
バー開閉構造は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の
構成において、上記サイドカバーの回動軌跡が上記上部
旋回体の最大旋回半径の略円内にあるように構成されて
いることを特徴としている。請求項6記載の本発明の作
業機のサイドカバー開閉構造では、請求項5記載の構成
において、上記上部旋回体に設けられる上記サイドカバ
ーが取付けられる上記開口は上記最大旋回半径の外側面
より車幅方向に切欠いた部位に設けられていることを特
徴としている。
【0012】請求項7記載の本発明の作業機のサイドカ
バー開閉構造は、請求項2又は3記載の構成において、
上記前レバーの基端部が上記上部旋回体側に回転自在に
取付けられる支点と上記後レバーの基端部が上記上部旋
回体側に回転自在に取付けられる支点との間の支点間距
離を、上記前レバーの上記サイドカバー側に回動自在に
取付けられる枢支部の支点と上記後レバーの上記サイド
カバー側に回動自在に取付けられる枢支部の支点との間
の支点間距離より小さくなるように構成されていること
を特徴としている。
【0013】請求項8記載の本発明の作業機のサイドカ
バー開閉構造は、請求項2又は3記載の構成において、
閉時のサイドカバーと上記上部旋回体の最大旋回半径よ
りも大きい上記サイドカバーの最大回動軌跡との範囲で
上記サイドカバーを上記上部旋回体の外側面に沿って開
閉移動することができるように構成されていることを特
徴としている。
【0014】請求項9記載の本発明の作業機のサイドカ
バー開閉構造は、請求項2又は3記載の構成において、
上記上部旋回体の上記最大旋回半径ライン上に設けたサ
イドカバーと上記上部旋回体の最大旋回半径よりも大き
い上記サイドカバーの最大回動軌跡との範囲で上記サイ
ドカバーを上記上部旋回体の外側面に沿って前後方向へ
開閉移動することができるように構成されていることを
特徴としている。
【0015】請求項10記載の本発明の作業機のサイド
カバー開閉構造は、請求項7記載の構成において、上記
の前レバー及び後レバ−と、上記の両基端部の支点と、
上記の両枢支部の支点と、上記サイドカバーとから、上
記両レバーの長さが略同一の長さを有し平行四辺形状リ
ンクが構成されるようにしたことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明するが、従来技術と実質的に同一部位を
示すものには同一符号を付して説明する。図1は本発明
の作業機のサイドカバー開閉構造を油圧ショベルに適用
した場合の油圧ショベルの主要部を示す概略斜視図、図
2は図1の矢視2A−2A線に沿う断面を示す概略説明
図、図3は図2におけるサイドカバーの開閉状態を示す
主要部の概略拡大平面図、図4は図3の4A−4A線に
沿う矢視を示す概略説明図である。
【0017】次に、本発明のサイドカバー開閉構造を図
1〜図4について説明するが、本発明における前レバー
17,後レバー18のそれぞれ枢支位置及び長さは、上
部側と下部側が平面視で同一であるので、本実施形態で
は上部側について説明する。図1に示したように、作業
機である、例えば建設機械の油圧シショベルは、上部旋
回体2と下部走行体1と作業装置8とから構成されてい
る。
【0018】上記の上部旋回体2には作業機のオペレー
タ室用のキャブ3が設けられ、更に上部旋回体2のフレ
ーム上には、エンジンE,油圧ポンプ,冷却装置R,バ
ッテイリやコントロールバルブ,燃料タンク,作動油タ
ンク等が収納される上部が上下方向に開閉可能なカバー
2Cを有する収納部2aが設けられている。上記の上部
旋回体2の収納部2aを構成する上部旋回体2の車幅方
向の外側面には、点検整備や物入れ用の適宜開口11が
設けられており、上記の開口11を開閉するためのサイ
ドカバー10を有している。
【0019】又、図2〜図4に示したように開口11の
上部の内側に設けている支点ピン15,16に枢支され
ると共に、それぞれ上部の前レバー17,後レバー18
の先端部をサイドカバー10の内側にそれぞれ上部の枢
支ピン19,20に枢支されるように構成されている。
又、図3に示したように上部旋回体2の開口11の上部
及び下部のそれぞれ内側に、長さが相異なる長さがam
mである前レバー17と長さがbmmである後レバー1
8のそれぞれ基端部15と16間の支点間距離がS1で
ある位置に回動自在に枢支し、且つその2本の上記前後
のレバー17と18の枢支位置15,16及び長さは平
面視でその配設位置が上部側と下側部とが一致するよう
に設けられ、前レバー17及び後レバー18のそれぞれ
先端部をサイドカバー10の内側に回動自在に枢支ピン
19,20にて枢支されている。
【0020】又、枢支ピン19,20は上部旋回体2の
外周側面の形状によりサイドカバー10の内側の部位に
取付けられるものである。そして、本実施形態ではサイ
ドカバー10の開放時にサイドカバー10が上部旋回体
2の外側面2Fに沿って前方へ移動するように構成され
ているが,これはこれに限られるものではなく、開方向
を逆方向にして後方へ移動するようにしてもよい。
【0021】本発明の一実施形態は上記のように構成さ
れているので、図2,図3に示したように閉じられてい
るサイドカバー10を開く時には、図1〜図3に示した
サイドカバーハンドル5に手を掛けて、先ずサイドカバ
ー10を外側に向けて引出し、図2に示すように上部旋
回体2の平面視円弧状の外側面2Fの最大旋回半径Rと
サイドカバー10が閉時の外側面との間には間隔L1が
存在するので、この間隔L1の略範囲でサイドカバー1
0を前方へ移動させながら開くことができる。
【0022】この場合に、前レバー17の長さ(a)を
後レバー18の長さ(b)より大寸に、又基端部15と
16との間の支点間距離S1を枢支ピン19と20間と
の支点間距離S2より若干小寸に設定しているので、サ
イドカバー10を上部旋回体2の円弧状外側面に沿っ
て、前方位置へ開放することができる。又、本実施形態
では、上部旋回体2の車幅方向の左右両側面に設けられ
るサイドカバー10の取付けるための開口11を上部旋
回体2の最大旋回半径Rより略内側でサイドカバー10
が開閉回動ができるように、上部旋回体2の上記左右両
側を、図2に示す長さ略L1分だけ車幅を減寸した(切
欠いた)部位に設けられている。
【0023】従って、上記のサイドカバー10を回動す
るとサイドカバー10を最大旋回半径Rの外側に突出す
る部位をできるだけ少なくして、開閉操作をすることが
できる。又、図2に示したように、閉時のサイドカバー
10と上記上部旋回体2の最大旋回半径Rよりも大きい
サイドカバー10の最大回動軌跡との範囲L2でサイド
カバー10を車両の前後方向へ開閉移動できるようにし
ても、上記従来技術のヒンジ式開閉構造よりも狭所作業
を行なうことができる。
【0024】尚、上記実施形態では、サイドカバー10
が取付けられる開口11を上部旋回体2の上記左右の外
側面より上記略L1分だけ上記減寸した上部旋回体2の
上記車幅の部位にサイドカバー10を設けた場合を説明
したが、上記略L1を減寸しないで、上部旋回体2の上
記最大旋回半径ライン上に設けたサイドカバー10と上
部旋回体2の最大旋回半径よりも大きいサイドカバー1
0の最大回動軌跡との範囲で上記サイドカバー10を車
両の前後方向へ開閉移動できるようにしても上部旋回体
2の外側面2Fに沿って開閉することができるので、上
記従来技術のヒンジ式開閉構造よりも狭所作業を行なう
ことができる。
【0025】又、上記実施形態おいて、上記の両レバー
の長さが略同一の平行四辺形状リンク機構に構成しても
上記と略同様な作用効果を奏することができる。この上
記の両レバーの長さが略同一の場合には、平行四辺形状
リンク機構の構成により安定した上記開閉を行なうこと
ができる。又、上記の前レバーの長さaは後レバーの長
さbより短く構成することにより、上記上部旋回体の外
形形状に合わせて上記開閉構造を設定することができ
る。
【0026】従って、上記両レバー17,18の長さ
a,b及び上記両レバーの枢支位置や上記両レバー1
7,18の支点間距離S1,S2は、上部旋回体2の外
周側面の形状や上部旋回体2の最大旋回半径等により設
定すればよく、上記開閉構造の設計時に自由度がある。
又、本発明の作業機のサイドカバー開閉構造はサイドカ
バー17,18を案内,支持等を行なうガイドレール,
ローラを併用するようにすれば、更に安定した上記開閉
移動を行なうことができる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の作業機のサイドカバー開閉構造によれば、下部走
行体上に上部旋回体を搭載し、上記上部旋回体にサイド
カバーを有する作業機において、上記上部旋回体の開口
の上部及び下部のそれぞれ内側に、前レバー及び後レバ
ーの基端部を設計仕様により設定される支点間距離の位
置に回動自在に枢支し、上記の前レバーと後レバーの枢
支位置及び長さは平面視で上部側と下部側とが一致する
ように設定し、上記の前レバー及び後レバーのそれぞれ
先端部を上記サイドカバーの内面側に回動自在に枢支
し、上記サイドカバー開放時に上記サイドカバーが上記
上部旋回体の外側面に沿って前後方向へ移動するように
構成されているので、上記サイドカバーを開くときに
は、サイドカバーを外側へ向けて引出しながら、上部旋
回体の外側面に沿って前後方向の位置へ上記上部旋回体
の最大旋回半径を大幅に超えることなく開閉することが
できる。
【0028】即ち、上記作業機が狭所作業を行なってい
る場合でも上記サイドカバーを上記上部旋回体の外側面
に沿って車両の前後方向へ開閉移動することができるの
で、支障なく点検整備のメンテナンスや物品の出入れ等
を容易に行なうことができる。又、本発明の作業機のサ
イドカバー開閉構造では、その構成部品点数が少なく、
組立が簡単であるから、製作費が廉価である。
【0029】又、サイドカバー開閉構造が砂ぼこりやゴ
ミ等の悪影響を受けないのでメンテナンスの面で有利で
ある。請求項2記載の本発明の作業機のサイドカバー開
閉構造によれば、請求項1記載の構成において、上記の
前レバー及び後レバーの長さは略同一長さに構成する
か、上記の前レバーの長さは後レバーの長さより短くな
るように構成されているので、請求項1記載の効果に加
え、上記の両レバーの長さが略同一の場合には平行四辺
形状リンクになり安定した上記開閉を行なうことができ
ると共に、上記の前レバーの長さは後レバーの長さより
短く構成することにより、上記上部旋回体の外形形状に
合わせて上記開閉構造を設定することができる等、上記
開閉構造の設計時に自由度がある。
【0030】請求項3記載の本発明の作業機のサイドカ
バー開閉構造によれば、請求項1又は2記載の構成にお
いて、上記上部旋回体の回動中心から上記上部旋回体の
外周側面までの半径よりも大きい上記上部旋回体の複数
本の回動軌跡と交差する回転軌跡ができるように上記の
前レバー及び後レバーの基端部を設計仕様により設定さ
れる支点間距離の位置で回動自在に上記上部旋回体の開
口の上部及び下部のそれぞれ内側に枢支し、上記サイド
カバーの開放時に上記サイドカバーが上記上部旋回体の
外側面に沿って前後方向へ移動するように構成されてい
るので、請求項1又2の効果に加え、上記サイドカバー
の回動軌跡に合わせて上記両レバーの回動軌跡を決定す
ればよく、設計が容易になる。
【0031】請求項4記載の本発明の作業機のサイドカ
バー開閉構造によれば、請求項1〜3のいずれか1項に
記載の構成において、上記の前レバー及び後レバーの上
記基端部が上記上部旋回体側に取付けられる支点位置は
上記レバーの長さが長い程上記上部旋回体の開口に設け
られる上記サイドカバーより上記旋回体の車幅方向の中
心側に離れる部位に設けられ、上記レバーの長さが短い
程上記長さの長いレバーに比較して上記上記旋回体の開
口に近い部位に設けられているので、請求項1〜3のい
ずれかの効果に加え、上記サイドカバーの回動軌跡に合
わせて上記両レバーの回動軌跡を決定すればよく、設計
が容易になる。
【0032】請求項5記載の本発明の作業機のサイドカ
バー開閉構造によれば、請求項1〜4のいずれか1項に
記載の構成において、上記サイドカバーの回動軌跡が上
記上部旋回体の最大旋回半径の略円内にあるように構成
されているので、請求項1〜4のいずれかの効果に加
え、請求項1〜4のいずれかの効果に加え、上記サイド
カバーを開くときは、上記サイドカバーの開放軌跡が上
記最大旋回半径Rの円内より外側に突出する部位をでき
るだけ少なく、上記作業機が狭所作業を行なっている場
合でも上記サイドガバーを最大旋回半径の円内で開放し
て、支障なく点検整備のメンテナンスや物品の出し入れ
等を容易に行なうことができる。
【0033】請求項6記載の本発明の作業機のサイドカ
バー開閉構造では、請求項5記載の構成において、上記
上部旋回体に設けられる上記サイドカバーが取付けられ
る上記開口は上記最大旋回半径の外側面より車幅方向に
切欠いた部位に設けられているので、請求項5の効果に
加え、上記サイドカバーを開くときには、上記サイドカ
バーの開放軌跡が上記最大旋回半径Rの円内より外側に
突出する部位をできるだけ少なく、上記作業機が狭所作
業を行なっている場合でもサイドカバーを上記最大旋回
半径Rの円内で開放して、支障なく点検整備のメンテナ
ンスや物品の出入れ等を容易に行なうことができる。
【0034】請求項7記載の本発明の作業機のサイドカ
バー開閉構造によれば、請求項2又は3記載の構成にお
いて、上記前レバーの基端部が上記上部旋回体側に回転
自在に取付けられる支点と上記後レバーの基端部が上記
上部旋回体側に回転自在に取付けられる支点との間の支
点間距離を、上記前レバーの上記サイドカバー側に回動
自在に取付けられる枢支部の支点と上記後レバーの上記
サイドカバー側に回動自在に取付けられる枢支部の支点
との間の支点間距離より小さくなるように構成されてい
るので、請求項2又は3の効果に加え、上記サイドカバ
ーを上記上部旋回体の円弧状外側面に沿って車両の前後
方向の位置に移動して開閉することができる。
【0035】請求項8記載の本発明の作業機のサイドカ
バー開閉構造によれば、請求項2又は3記載の構成にお
いて、閉時のサイドカバーと上記上部旋回体の最大旋回
半径よりも大きい上記サイドカバーの最大回動軌跡との
範囲で上記サイドカバーを上記上部旋回体の外側面に沿
って開閉移動することができるように構成されているの
で、請求項2又は3の効果に加え、上記のサイドカバー
を回動すると上記サイドカバーを最大旋回半径Rの外側
に突出する部位をできるだけ少なく、車両の前後方向へ
開閉移動できるようにしても、上記従来技術のヒンジ式
開閉構造よりも狭所作業を行なうことができる。
【0036】請求項9記載の本発明の作業機のサイドカ
バー開閉構造によれば、請求項2又は3記載の構成にお
いて、上記上部旋回体の上記最大旋回半径ライン上に設
けたサイドカバーと上記上部旋回体の最大旋回半径より
も大きい上記サイドカバーの最大回動軌跡との範囲で上
記サイドカバーを上記上部旋回体の外側面に沿って前後
方向へ開閉移動することができるように構成されている
ので、請求項2又は3の効果に加え、上記サイドカバー
が取付けられる開口を上記上部旋回体の上記左右の外側
面の車巾を減少しないで、上記上部旋回体の上記最大旋
回半径ライン上に設けた上記サイドカバーと上記上部旋
回体の最大旋回半径よりも大きい上記サイドカバーの最
大回動軌跡との範囲で上記サイドカバーを前後方向へ開
閉移動できるようにしても上記上部旋回体の外側面に沿
って開閉することができ、上記従来技術のヒンジ式開閉
構造よりも狭所作業を行なうことができる。
【0037】請求項10記載の本発明の作業機のサイド
カバー開閉構造によれば、請求項7記載の構成におい
て、上記の前レバー及び後レバ−と、上記の両基端部の
支点と、上記の両枢支部の支点と、上記サイドカバーと
から、上記両レバーの長さが略同一の長さを有し平行四
辺形状状リンクが構成されているので、請求項7の効果
に加え、上記平行四辺形状リンクにより安定した上記車
両の前後方向への開閉移動を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業機のサイドカバー開閉構造を油圧
ショベルに適用しあた油圧ショベルの概要部斜視図であ
る。
【図2】図1の矢視2A−2A線に沿う断面を示す概略
説明図である。
【図3】図2におけるサイドカバー10の開閉状態を示
す概略拡大要部平面図である。
【図4】図3の4A−4A線に沿う矢視を示す概略説明
図である。
【図5】従来技術のサイドカバー開閉構造概を有する油
圧ショベルの側面図である。
【図6】図5におけるサイドカバーを開放した状態を示
す概略平面図である。
【符号の説明】
1 作業機のブーム 2 作業機のアーム 2a 収納部 2C カバー 2F 外側面 5 サイドカバーハンドル 6 ヒンジ部材 8 アタッチメント 10 サイドカバー 11 開口 15,16 枢支ピン 17 前レバー 18 後レバー 19,20 枢支ピン a 前レバーの長さ b 後レバーの長さ O 上部旋回体の旋回中心 E エンジン L1 閉時のサイドカバーと最大旋回半径との
間の間隔 L2 閉時のサイドカバーと最大旋回半径より
大きい位置との間の間隔 S1 枢支ピン17,18の枢支点の支点間距
離 S2 枢支ピン19,20の枢支点の支点間距
離 RO 冷却装置 W 油圧ショベルの車幅

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体上に上部旋回体を搭載し、上
    記上部旋回体にサイドカバーを有する作業機において、
    上記上部旋回体の開口の上部及び下部のそれぞれ内側
    に、前レバー及び後レバーの基端部を設計仕様により設
    定される支点間距離の位置に回動自在に枢支し、上記の
    前レバーと後レバーの枢支位置及び長さは平面視で上部
    側と下部側とが一致するように設定し、上記の前レバー
    及び後レバーのそれぞれ先端部を上記サイドカバーの内
    面側に回動自在に枢支し、上記サイドカバー開放時に上
    記サイドカバーが上記上部旋回体の外側面に沿って前後
    方向へ移動するように構成されていることを特徴とす
    る、作業機のサイドカバー開閉構造。
  2. 【請求項2】 上記の前レバー及び後レバーの長さは略
    同一長さに構成するか、上記の前レバーの長さは後レバ
    ーの長さより短くなるように構成されていることを特徴
    とする、請求項1記載の作業機のサイドカバー開閉構
    造。
  3. 【請求項3】 上記上部旋回体の回動中心から上記上部
    旋回体の外周側面までの半径よりも大きい上記上部旋回
    体の複数本の回動軌跡と交差する回転軌跡ができるよう
    に上記の前レバー及び後レバーの基端部を設計仕様によ
    り設定される支点間距離の位置で回動自在に上記上部旋
    回体の開口の上部及び下部のそれぞれ内側に枢支し、上
    記サイドカバーの開放時に上記サイドカバーが上記上部
    旋回体の外側面に沿って前後方へ移動するように構成さ
    れていることを特徴とする、請求項1又は2記載の作業
    機のサイドカバー開閉構造。
  4. 【請求項4】 上記の前レバー及び後レバーの上記基端
    部が上記上部旋回体側に取付けられる支点位置は上記レ
    バーの長さが長い程上記上部旋回体の開口に設けられる
    上記サイドカバーより上記旋回体の車幅方向の中心側に
    離れる部位に設けられ、上記レバーの長さが短い程上記
    長さの長いレバーに比較して上記上部旋回体の開口に近
    い部位に設けられていることを特徴とする、請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の作業機のサイドカバー開閉構
    造。
  5. 【請求項5】 上記サイドカバーの回動軌跡が上記上部
    旋回体の最大旋回半径の略円内にあるように構成されて
    いることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の作業機のサイドカバー開閉構造。
  6. 【請求項6】 上記上部旋回体に設けられる上記サイド
    カバーが取付けられる上記開口は上記最大旋回半径の外
    側面より車幅方向に切欠いた部位に設けられていること
    を特徴とする、請求項5記載の作業機のサイドカバー開
    閉構造。
  7. 【請求項7】 上記前レバーの基端部が上記上部旋回体
    側に回転自在に取付けられる支点と上記後レバーの基端
    部が上記上部旋回体側に回転自在に取付けられる支点と
    の間の支点間距離を、上記前レバーの上記サイドカバー
    側に回動自在に取付けられる枢支部の支点と上記後レバ
    ーの上記サイドカバー側に回動自在に取付けられる枢支
    部の支点との間の支点間距離より小さくなるように構成
    されていることを特徴とする、請求項2又は3記載の作
    業機のサイドカバー開閉構造。
  8. 【請求項8】 閉時のサイドカバーと上記上部旋回体の
    最大旋回半径よりも大きい上記サイドカバーの最大回動
    軌跡との範囲で上記サイドカバーを上記上部旋回体の外
    側面に沿って開閉移動することができるように構成され
    ていることを特徴とする、請求項2又は3記載の作業機
    のサイドカバー開閉構造。
  9. 【請求項9】 上記上部旋回体の上記最大旋回半径ライ
    ン上に設けたサイドカバーと上記上部旋回体の最大旋回
    半径よりも大きい上記サイドカバーの最大回動軌跡との
    範囲で上記サイドカバーを上記上部旋回体の外側面に沿
    って前後方向へ開閉移動することができるように構成さ
    れていることを特徴とする、請求項2又は3記載の作業
    機のサイドカバー開閉構造。
  10. 【請求項10】 上記の前レバー及び後レバ−と、上記
    の両基端部の支点と、上記の両枢支部の支点と、上記サ
    イドカバーとから、上記両レバーの長さが略同一の長さ
    を有する平行四辺形状リンクが構成されていることを特
    徴とする、請求項7記載の作業機のサイドカバー開閉構
    造。
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