JP2002348789A - ロープ - Google Patents

ロープ

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JP2002348789A
JP2002348789A JP2001154320A JP2001154320A JP2002348789A JP 2002348789 A JP2002348789 A JP 2002348789A JP 2001154320 A JP2001154320 A JP 2001154320A JP 2001154320 A JP2001154320 A JP 2001154320A JP 2002348789 A JP2002348789 A JP 2002348789A
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    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/02Ropes built-up from fibrous or filamentary material, e.g. of vegetable origin, of animal origin, regenerated cellulose, plastics
    • D07B1/025Ropes built-up from fibrous or filamentary material, e.g. of vegetable origin, of animal origin, regenerated cellulose, plastics comprising high modulus, or high tenacity, polymer filaments or fibres, e.g. liquid-crystal polymers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2201/00Ropes or cables
    • D07B2201/20Rope or cable components
    • D07B2201/2001Wires or filaments
    • D07B2201/2009Wires or filaments characterised by the materials used

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  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 繰り返し単位の90質量%以上が式
(1)で示す1−オキソトリメチレンであり、結晶化度
が50%以上、かつ、結晶配向度が90%以上であるポ
リケトン繊維を50質量%以上含むことを特徴とするロ
ープ。 【効果】 本発明のロープは、優れた強度特性を有する
ためにロープの軽量化やより高強度が要求される分野で
使用が可能である。また、高い融点を有し、湿熱による
物性低下がないため、水中及び高温、高湿の環境下でも
使用が可能である。さらに、樹脂加工性にも優れ、ロー
プの耐候性を向上できる。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械的特性に優れると
共に耐水性、耐熱性、耐湿熱特性及び耐摩耗性に優れ
る、ポリケトン繊維を用いたロープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロープ用の繊維として、麻等の天
然繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、塩化ビニ
リデン繊維、塩化ビニル繊維、ポリプロピレン繊維等の
合成繊維が用いられてきた。ロープに用いられる繊維に
は、使用時に負荷が掛かった際にも破断しないだけの強
度が必要とされるが、これらの汎用繊維は強度が十分で
はなく、結果として、繊度の大きい繊維を用い、ロープ
の径を太くすることにより強力を持たせてきていた。
【0003】しかし、径の大きなロープでは、ロープの
質量が重くなり、取り扱い性、耐久性が悪くなる、ロー
プが剛直となり取り扱い性、操作性が悪くなる、などの
問題があった。また、鋼線を用いると強度が高くなるた
めにロープの径を小さくすることができるものの、ロー
プ質量が重くなる、耐水性が悪く錆が生じる、という問
題があった。したがって、高強度で細い繊度の繊維から
なり、軽量で、柔軟で、取り扱い性に優れたロープが要
求されている。
【0004】これらの要求を受けて、近年、超高分子量
ポリエチレン繊維、ポリビニルアルコール繊維、アラミ
ド繊維を用いたロープが提案されている(特開昭62−
149992号公報、特開昭62−57993号公報
等)。しかしながら、ポリエチレン繊維は融点が低く、
ロープと金属、ロープとロープ間の摩擦による発熱によ
って繊維が融着したり、染色が困難であるという問題が
ある。ポリビニルアルコール繊維は耐水性、特に耐湿熱
性が悪く、水を含んだ状態で日光等によって加熱される
と強度が著しく低下するという問題がある。アラミド繊
維は強度には優れるものの、耐摩耗性が悪く表面が容易
に毛羽立ち、ロープ表面に樹脂を塗工して改質する際に
は樹脂との接着性が悪いという問題がある。
【0005】以上のように、これまでのロープにおい
て、機械的特性に優れ、耐熱性、耐湿熱性、耐摩耗性、
樹脂接着性の全ての面で優れたロープは知られていな
い。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上
記の問題点を解決し、機械的特性、耐熱性、耐湿熱性に
優れたロープを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、繰り返し単位
の90質量%以上が式(1)に示す1−オキソトリメチ
レンであり、結晶化度が50%以上、かつ、結晶配向度
が90%以上であるポリケトン繊維を50質量%以上含
むことを特徴とするロープである。
【0008】
【化2】
【0009】本発明のロープを構成する繊維の少なくと
も一部、あるいは全部に用いられるポリケトン繊維を構
成するポリマーは、オレフィンと一酸化炭素が共重合し
たポリケトンであり、具体的には、エチレンと一酸化炭
素が結合した1−オキソトリメチレン繰り返し単位が9
0質量%以上からなるポリケトンである。繰り返し単位
中の1−オキソトリメチレンの割合は、多ければ多いほ
ど高融点、高力学物性をもった繊維が得られるため、9
5質量%以上であることが好ましく、より好ましくは9
7質量%以上、最も好ましくは100質量%である。必
要に応じて、プロペン、ヘキセン等の、エチレン以外の
オレフィンやメチルメタクリレート、アリルスルホン酸
ナトリウム等の不飽和炭化水素を有する化合物を共重合
してもよい。
【0010】本発明のロープは、50質量%以上がポリ
ケトン繊維で構成されている。ポリケトン繊維の割合が
50質量%未満であると、高強度、高耐熱性、高耐水
性、高耐湿熱性の全てを兼ね備えたロープを得ることが
できない。ロープ中のポリケトン繊維の割合が多いほど
力学特性・熱特性に優れるロープが得られるため、好ま
しくは60質量%以上、より好ましくは80質量%以
上、最も好ましくは90質量%以上がポリケトン繊維で
構成されている。
【0011】本発明のロープの強度は、好ましくは0.
5GPa以上、より好ましくは0.8GPa、最も好ま
しくは1GPa以上である。ロープ強度が高いほど、使
用するロープの量を低減できて、細径化、軽量化が可能
となる。本発明のロープの破断エネルギーは、好ましく
は2.5GPa・%以上、より好ましくは4GPa・%
以上、最も好ましくは6GPa・%以上である。ロープ
の破断エネルギーは、高いほど高負荷下にあっても破断
が起こらず、安定な使用が可能となる。
【0012】本発明において、ポリケトン繊維の融点
は、高いほど耐熱性に優れるため、好ましくは240℃
以上、より好ましくは250℃以上、最も好ましくは2
60℃以上である。ポリケトン繊維の耐湿熱特性として
は、120℃、100%湿度下で30分の過酷な湿熱処
理を行っても十分な強度を維持することが望ましく、湿
熱処理前後の繊維の強度保持率としては、好ましくは8
0%以上、より好ましくは90%以上である。
【0013】本発明のロープに用いられるポリケトン繊
維は、細繊度であっても必要、かつ、十分な強力を発現
するために、結晶化度は50%以上、かつ、結晶配向度
は90%以上であることが必要である。結晶化度は結晶
構造の量比を表す構造パラメーターであり、この値が高
いほどポリケトン繊維は高強度、高寸法安定性、高耐熱
性、高耐薬品性になる。結晶化度は、好ましくは55%
以上、より好ましくは60%以上である。
【0014】結晶配向度は、繊維中の分子鎖が繊維軸方
向に配列する規則性の度合いを表す構造パラメーターで
あり、結晶配向度は、好ましくは95%以上、より好ま
しくは97%以上である。ロープを構成するポリケトン
繊維の強度は、高いほど高強度のロープが得られるた
め、好ましくは10cN/dtex以上、より好ましく
は13cN/dtex以上、最も好ましくは15cN/
dtex以上である。
【0015】ポリケトン繊維の弾性率も高いほど力学的
寸法安定性に優れるロープが得られるため、好ましくは
200cN/dtex以上、より好ましくは300cN
/dtex以上、最も好ましくは400cN/dtex
以上である。本発明のロープに用いるポリケトン繊維の
繊度やフィラメント数には特に制限はないが、強度の観
点からは単糸繊度は0.5〜5dtexが好ましい。必
要に応じて、単糸繊度は10dtex以上であってもよ
い。また、長繊維であっても短繊維であってもよく、繊
維の断面形態も丸断面であっても楕円、三角、アルファ
ベット型等の異形断面であってもよい。
【0016】本発明のロープ及びロープに用いるポリケ
トン繊維は、平滑性向上、耐摩耗性向上、耐候性向上、
熱安定性向上、機能性付与、形態保持等の目的で油剤、
平滑剤、顔料、樹脂、隠蔽剤、艶消し剤、熱安定剤、難
燃剤、可塑剤、防炎剤、防腐剤、抗菌剤、防汚剤等のポ
リケトン繊維以外の成分を含有していてもよい。特に、
ポリケトン繊維を撚糸してロープとする際には、繊維に
油剤を付与すると、繊維/繊維間の摩擦による毛羽や糸
切れが大幅に抑制できるため非常に効果的である。本発
明に使用できる油剤の種類は特に制限はなく、例えば、
特願2000−19995号に記載の油剤を使用するこ
とができる。繊維/繊維間の摩耗抑制の観点からは分子
量が200〜10000が好ましく、エーテル基及び/
又はエステル基を有する化合物を10〜99質量%の範
囲で含有する油剤が好適に用いられる。油剤の付着量
は、ポリケトン繊維に対して0.1〜10質量%が好ま
しい範囲である。
【0017】ロープを屋外で長期間使用する際には、ポ
リケトン繊維内部に紫外線吸収剤及び/又はヒンダード
アミン系光安定剤を配合すること、及び、繊維あるいは
ロープに樹脂を被覆することが有効である。本発明のロ
ープに含まれるポリケトン繊維に配合可能な紫外線吸収
剤としては、特に制限はなく、例えば、ベンゾフェノン
系化合物やベンゾトリアゾール系化合物、トリアジン系
化合物、修酸アニリド系化合物、シアノアクリレート系
化合物パラアミノ安息香酸、サリチル酸系化合物、桂皮
酸系化合物等の従来公知の化合物を使用することができ
る。これら紫外線吸収剤の量はポリケトン繊維に対し
て、0.01〜3質量%が好適である。
【0018】ヒンダードアミン系光安定剤は、例えば、
アデカスタブ(登録商標)LA−77(旭電化(株)社
製)、Tinuvin(登録商標)144(チバスペシ
ャリティケミカルス(株)社製)等、従来公知の安定剤
が使用可能である。ヒンダードアミン系光安定剤の量は
ポリケトン繊維に対して0.01〜3質量%が好まし
い。紫外線吸収剤及びヒンダードアミン系光安定剤は併
用して添加することがより好適であり、この場合、両者
の合計でポリケトン繊維に対して0.02〜5質量%と
することが好ましい。
【0019】ロープあるいはポリケトン繊維に被覆する
樹脂の組成は特に制限はなく、ポリエステル樹脂、アク
リル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ABS樹脂、ビニルエ
ステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂等の従来
公知の樹脂を用いることができる。これら樹脂は必要に
応じて複数種類混合して、あるいは、複数種類の樹脂を
積層して被覆して用いてもよい。
【0020】特に、これらロープを被覆する樹脂に紫外
線遮蔽剤(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、
酸化セリウム等)を配合したものは、ロープの耐光性が
向上し、さらに長期間での屋外使用が可能となり好まし
い。これらロープに塗布する樹脂の量は、ポリケトン繊
維に対して0.5〜20質量%が好ましく、より好まし
くは2〜10質量%である。ロープに紫外線遮蔽性の高
い有機・無機の塗料を塗布することもロープの耐久性向
上に効果的であり、金属塗料が特に効果的である。
【0021】本発明のロープの構造としては、撚り合わ
せロープ(三つ打ち、四つ打ち、六つ打ち、バラ打
ち)、網索ロープ、延縄等が挙げられる。撚り合わせて
ロープとする際には、ポリケトン繊維間の平滑性向上の
ために上述の油剤が付与されたロープが特に好ましい。
撚り合わせる際のポリケトン繊維の撚糸数は、撚糸数が
少ないほど高強力のロープが得られ、撚糸数が多いほど
耐疲労性に優れるロープが得られるので、用途に応じて
随時設定することが必要である。
【0022】本発明のロープには、目的に応じてポリケ
トン繊維以外の繊維素材を混用することができる。混用
可能な繊維については特に制限はなく、ポリアミド繊
維、ポリエステル繊維、液晶ポリエステル繊維、ポリオ
レフィン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリ塩化ビ
ニリデン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリベンザゾール
繊維、アラミド繊維、羊毛、ポリアクリロニトリル繊
維、セルロース繊維、炭素繊維、セラミックス繊維、金
属繊維などの従来公知の繊維を使用することができ、必
要に応じて、これらの繊維の中から複数種類の繊維を複
合して用いてもよい。
【0023】本発明のロープに用いられる繊維材料は、
無撚糸であっても、仮撚り、嵩高加工、捲縮加工、捲回
加工などの加工を施した加工糸を用いてもよい。複数種
の繊維を混用する場合、その方法についても特に制限は
なく、異なる種類の繊維を用いたり、必要に応じて、複
数種の繊維を仮撚りなどの加工を施して混繊糸とした
り、また、同一種の繊維であっても熱的・機械的特性の
異なる繊維、あるいは繊度やフィラメント数の異なる繊
維、又は長繊維のフィラメントと短繊維の紡績糸などを
複合して用いてもよい。
【0024】本発明のロープは、リフト用ロープ、牽引
ロープ、気球、荷役用ロープ、登山ロープ、アンカー、
船舶繋留ロープ、曳航ロープ、支柱線などの多岐の用途
分野に用いることができる。
【0025】ポリケトン繊維は紫外線吸収剤やヒンダー
ドアミン系光安定剤の使用、樹脂や塗料の被覆等の耐候
性対策、防腐剤や抗菌剤等の生物分解対策を行わない場
合、屋外に放置しておくと太陽光及び微生物により分解
される特性を有している。この特性は、焼却や埋め立て
等の特別な廃棄処分を行わずとも比較的短時間のうちに
地球環境に戻すことが可能であることを意味し、地球温
暖化やダイオキシン問題、埋め立て地問題等の現代の環
境問題に対しても有用な特性である。この特性は、ポリ
ケトン繊維により構成される繊維製品全てに備わった特
性であり、本発明のロープにおいても、合成繊維や合成
樹脂を含まないロープであれば太陽光の当たる屋外(好
ましくは土壌上)にそのまま廃棄することができる。
【0026】この場合、対環境性の観点から、ポリケト
ン繊維中に含まれる触媒金属(PdやNi)の量を好ま
しくは100ppm以下、より好ましくは10pm以下
にする。ハロゲン化亜鉛溶液を溶剤とする湿式紡糸法に
よりポリケトン繊維を製造する場合、ポリケトン繊維中
に残存する金属(Zn)の量を好ましくは100ppm
以下、より好ましくは10pm以下にする。本発明のロ
ープ及びロープに用いるポリケトン繊維の製造法につい
ては特に制限はなく、従来公知の方法により製造するこ
とができる。繰り返し単位中の1−オキソトリメチレン
の割合が95質量%以上のポリケトンを用いる場合に
は、湿式紡糸法によりポリケトン繊維を製造するのが好
ましい。
【0027】濃厚金属塩溶液を溶剤とする湿式紡糸法を
例にポリケトン繊維の製造法、及びポリケトン繊維を用
いた本発明のロープの製造法を以下に説明する。ポリケ
トン繊維の製造に用いるポリケトンの極限粘度は3〜2
0が好ましい。溶剤はハロゲン化亜鉛単独あるいはハロ
ゲン化亜鉛とその他の塩との複合塩の溶液が用いられ
る。ポリケトンを濃度0.005〜70質量%になるよ
うに溶剤に溶解し、ポリケトンドープを準備する。
【0028】このドープを紡糸口金から吐出して、凝固
浴中で吐出されたドープを繊維状に凝固させる。吐出時
のドープ温度は50〜150℃、凝固浴の温度は、−1
00℃〜100℃の範囲が一般的である。凝固浴の組成
はどのようなものであってもよいが、水溶液が好まし
い。凝固浴を出た凝固糸は、水もしくは硫酸、塩酸、リ
ン酸等の酸性水溶液により、凝固糸中に残存する金属の
残量が、好ましくは10000ppm以下、より好まし
くは1000ppm以下、さらに好ましくは100pp
m以下、最も好ましくは0ppmになるまで繰り返し洗
浄することが好ましい。
【0029】こうして凝固された実質的に金属塩を含ま
ない繊維を乾燥することにより、ポリケトン未延伸糸が
得られる。乾燥温度は好ましくは100℃〜260℃で
ある。このようにして得られた未延伸糸を引き続き熱延
伸を行うが、本発明のロープに使用可能な結晶化度50
%以上、かつ、結晶配向度90%以上の結晶構造を有す
るポリケトン繊維を得るには、延伸条件の選定が重要で
ある。
【0030】具体的には、(ポリケトン繊維の融点−5
0℃)〜(ポリケトン繊維の融点)の温度で、得られた
未延伸糸を好ましくは5倍以上、より好ましくは10倍
以上、最も好ましくは15倍以上の倍率の延伸を行うこ
とが重要である。延伸は1段延伸であっても多段延伸で
あってもよく、多段延伸を行う場合には延伸温度を徐々
に高くしていくことが好ましい。このようにして得られ
た複数本のポリケトン繊維に撚りを加えてロープとす
る。撚り数、撚り構造は用途、目的に応じて適宜選定さ
れる。一般的には、複数本のポリケトン繊維を引き揃え
てストランドとした後に下撚りを行って下撚り糸とし、
複数本の下撚り糸を撚り合わせて下撚りとは逆方向に上
撚りを加えてロープとする。この際、ロープに加える撚
り数としては3〜1000回/mとすることが好適であ
る。用途によっては、得られたロープを更に複数本合わ
せて下撚り/上撚りを加えたロープとしてもよい。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明を、実施例により具体的に
説明するが、それらは本発明の範囲を限定するものでは
ない。本発明に用いられる各測定値の測定方法は次の通
りである。 (1)極限粘度 極限粘度[η]は次の定義式に基づいて求められる値で
ある。 式中のt及びTは、純度98%以上のヘキサフルオロイ
ソプロパノール及びヘキサフルオロイソプロパノールに
溶解したポリケトンの希釈溶液の25℃での粘度管の流
過時間である。Cは上記100ml中のグラム単位によ
る溶質質量値である。 (2)繊維中のパラジウム、亜鉛含有量 高周波プラズマ発光分光分析により、公知の方法を用い
て測定する。
【0032】(3)繊維の強度、弾性率 JIS−L−1013に基づいて測定する。弾性率は伸
度0.1%における荷重と伸度0.2%における荷重か
ら算出した初期弾性率の値である。
【0033】(4)結晶化度 示差熱測定装置Pyris1(商標;パーキンエルマー
社製)を用いて下記条件で測定を行う。サンプルは糸長
を5mmに切断した短繊維を用いる。 サンプル質量: 1mg 測定温度 : 30℃→300℃ 昇温速度 : 20℃/分 雰囲気 : 窒素、流量=200mL/分 得られる吸発熱曲線において200〜300℃の範囲に
観測される最大の吸熱ピークの面積から計算される熱量
ΔH(J/g)より結晶化度を下記式により算出する。 結晶化度 = ΔH/225 × 100 (%)
【0034】(5)結晶配向度 株式会社リガク社製イメージングプレートX線回折装
置、RINT(登録商標)2000を用いて下記の条件
で繊維の回折像を取り込む、 X線源 : CuKα線 出力 : 40KV 152mA カメラ長 : 94.5mm 測定時間 : 3分 得られた画像の2θ=21°付近に観察される(11
0)面を円周方向にスキャンして得られる強度分布の半
値幅Hから結晶配向度を下記式により算出する。 結晶配向度=[(180−H)/180]×100(%)
【0035】(6)融点 (4)で得られる吸発熱曲線の200〜300℃の範囲
に観測される最大の吸熱ピークのピークトップ温度を融
点とする。 (7)ロープ径、ロープ断面積 光学顕微鏡を用いて10本のロープの直径を測定し、そ
の平均をロープ径D(mm)とし、ロープ断面積はπD
2/4(mm2)として計算する。 (8)ロープ強度、破断エネルギー ロープの荷重−伸び曲線を測定し、最大点荷重をロープ
断面積で除してロープ強度(GPa)を求め、荷重−伸
び曲線の面積とロープ断面積から破断エネルギー(GP
a・%)を求める。
【0036】(9)湿熱強度保持率 湿度100%、温度120℃のオートクレーブ中にロー
プを投入し30分間処理する。処理後の強度を(2)の
方法に準じて測定し、処理前のロープ強度をT、処理後
のロープ強度をTsとして、下式より湿熱強度保持率R
sを求める。 Rs = [Ts/T] × 100 (%)
【0037】(10)樹脂付着率 ロープ1mを105℃で5時間加熱した後に絶乾質量W
1(g)を計量する。次いで、ロープを1mm長に細断
して、ヘキサフルオロイソプロパノールにて攪拌下で6
0℃、2時間溶解する。溶解後ろ過し、得られた残さを
105℃で5時間加熱処理した後に質量W2(g)を精
秤し、下式から樹脂付着率を求める。 樹脂付着率 = [W2/W1]×100 (%)
【0038】
【実施例1】エチレンと一酸化炭素が完全交互共重合し
た極限粘度5.9、Pd含有量=30ppmのポリケト
ンを、塩化カルシウム40質量%/塩化亜鉛22質量%
を含有する水溶液に添加し、ポリマー濃度7質量%のド
ープを得た。得られたドープを80℃に加温し、−2℃
の水からなる凝固浴に押し出し凝固糸条とした。このポ
リケトン凝固糸を濃度2質量%の塩酸水溶液で洗浄、さ
らに水で仕上げ洗浄した。得られた凝固糸を簡易脱水し
た後、熱安定剤、光安定剤を含浸せしめ、引き続き22
5℃で1分間の定長乾燥を行い未延伸糸を得た。用いた
安定剤を表1に示す。
【0039】この未延伸糸を、225℃で1段目(7
倍)の延伸を行った後に、引き続き240℃で2段目
(1.8倍)、さらに258℃で3段目(1.33倍)
の延伸を行った。次いで、仕上げ剤を付与し1670d
tex/1000フィラメントのポリケトン繊維を得
た。仕上げ剤は以下の組成のものを用いた。オレイン酸
ラウリルエステル/ビスオキシエチルビスフェノールA
/ポリエーテル(プロピレンオキシド/エチレンオキシ
ド=35/65:分子量20000)/ポリエチレンオ
キシド10モル付加オレイルエーテル/ポリエチレンオ
キシド10モル付加ひまし油エーテル/ステアリルスル
ホン酸ナトリウム/ジオクチルリン酸ナトリウム=30
/30/10/5/23/1/1(質量%比)。
【0040】仕上げ剤の付与率は3質量%(対ポリケト
ン繊維)であった。このポリケトン繊維は、結晶化度が
70%、結晶配向度が98.5%であり、発達した結晶
構造を有していた。繊維の引っ張り強度は16.8cN
/dtex、弾性率は432cN/dtexであり、極
めて優れた力学特性を有するものであった。このポリケ
トン繊維10本を合糸してストランドとして、リング撚
糸機(カジ鉄工社製)を用い、Z方向に77回/mの下
撚りし、さらにこの撚糸ストランド3本を合糸してS方
向に45回/mの上撚りをして2.9mm径のロープを
得た。本実施例に用いたポリケトン繊維の特性を、以下
に記載する実施例2〜4及び比較例1、2に用いた繊維
の特性と併せて表2にまとめて示す。得られたロープの
特性を実施例2〜4及び比較例1、2の結果と併せて表
3に示す。
【0041】
【実施例2】実施例1で用いたポリケトン繊維3本を合
糸してストランドとし、リング撚糸機(カジ鉄工社製)
を用い、Z方向に90回/mの下撚りし、さらにこの撚
糸ストランド3本を合糸してS方向に69回/mの上撚
りをしてロープストランドとし、さらにこのロープスト
ランドをZ方向に14回/mの下撚りし、さらにこの撚
糸ストランド3本を合糸してS方向に16回/mの上撚
りをして径11.5mmのロープとした。
【0042】
【実施例3】実施例1で調製したロープにジアリルフタ
レート樹脂(ダイソーダップ(登録商標)、ダイソー
(株)社製)を塗布した。樹脂付着率は7.3%であっ
た。接着性は良好で、ロープの曲げ及び圧縮に対して樹
脂の剥離はなかった。
【0043】
【実施例4】実施例1で調製したロープに平均粒径0.
25μmの酸化チタン微粒子を20質量%含有するジア
リルフタレート樹脂(ダイソーダップ(登録商標)、ダ
イソー(株)社製)を塗布した。樹脂付着率は15.5
%であった。接着性は良好でロープの曲げ及び圧縮に対
して樹脂の剥離はなかった。このロープをフェードメー
ター(カーボンアーク灯、60℃)で240時間照射後
の強度は0.87GPaであり、実用上十分な強度を有
していた。
【0044】
【比較例1】公知の溶融紡糸法により製造したナイロン
66繊維(1500dtex/250フィラメント)を
用いて、実施例1と同様にしてナイロン66繊維のみか
らなるロープを作製した。このロープの強度はポリケト
ン繊維のそれに比べて大きく劣っており、特に湿熱処理
によって強度が大幅に低下した。
【0045】
【比較例2】重合度7000のポリビニルアルコールを
濃度7質量%となるようジメチルスルホキシドに溶解
し、冷メタノールを凝固浴として常法に従い紡糸、乾
燥、延伸を行い、繊度355dtex/250fの延伸
糸を得た。この繊維50本を合糸してストランドとし
て、実施例1と同じ条件で下撚り、上撚りを加えロープ
を得た。ロープの機械的特性はポリケトン繊維を用いた
ものと同等であったが、湿熱処理により強度が大きく低
下した。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【発明の効果】本発明のロープは、優れた強度特性を有
するためにロープの軽量化やより高強度が要求される用
途分野での使用が可能である。また、高い融点を有して
おり高温環境での使用が可能である。さらに、湿熱によ
る物性低下がなく、水中及び高湿環境での使用が可能で
ある。樹脂との接着性も良好で樹脂加工も容易であり、
ロープに樹脂加工を施すことによってより耐候性の優れ
たロープが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B153 AA08 AA14 AA45 BB01 BB20 CC12 CC31 CC80 GG01 GG08 GG40 4L035 BB06 BB10 BB15 BB66 BB69 BB89 BB94 CC20 EE08 EE20 FF01 HH10 JJ14 JJ16 JJ19 KK06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰り返し単位の90質量%以上が式
    (1)に示す1−オキソトリメチレンであり、結晶化度
    が50%以上、かつ、結晶配向度が90%以上であるポ
    リケトン繊維を50質量%以上含むことを特徴とするロ
    ープ。 【化1】
  2. 【請求項2】 繰り返し単位の100質量%が1−オキ
    ソトリメチレンであり、結晶化度が60%以上、かつ、
    結晶配向度が95%以上のポリケトン繊維を50質量%
    以上含むことを特徴とする請求項1記載のロープ。
  3. 【請求項3】 ロープの強度が0.8GPa以上、か
    つ、破断エネルギーが4GPa・%以上であることを特
    徴とする請求項1又は2記載のロープ。
  4. 【請求項4】 ポリケトン繊維の強度が10cN/dt
    ex以上、弾性率が200cN/dtex以上、かつ、
    ロープ中のポリケトン繊維の割合が80質量%以上であ
    ることを特徴とする項1〜3のいずれか1項に記載のロ
    ープ。
  5. 【請求項5】 ポリケトン繊維は、ポリケトン繊維に対
    して、合計で0.02〜5質量%の紫外線吸収剤及びヒ
    ンダードアミン系光安定剤を含有することを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のロープ。
  6. 【請求項6】 ポリケトン繊維に対して0.1〜10質
    量%の油剤がポリケトン繊維に付着していることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のロープ。
  7. 【請求項7】 ロープが樹脂加工されていることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のロープ。
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