JP2002348526A - 塗料組成物及び塗膜形成方法 - Google Patents

塗料組成物及び塗膜形成方法

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JP2002348526A
JP2002348526A JP2001158905A JP2001158905A JP2002348526A JP 2002348526 A JP2002348526 A JP 2002348526A JP 2001158905 A JP2001158905 A JP 2001158905A JP 2001158905 A JP2001158905 A JP 2001158905A JP 2002348526 A JP2002348526 A JP 2002348526A
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Japan
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coating composition
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acrylic resin
acrylate
unsaturated monomer
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JP2001158905A
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Toshiaki Nagano
利昭 長野
Atsuya Kato
敦也 加藤
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相溶性、塗料安定性、塗膜物性が良好なプラ
スチック用の塗料組成物を開発すること。 【解決手段】 触媒的連鎖移動剤である金属錯体、又は
付加開裂型連鎖移動剤、及び必要に応じてラジカル重合
開始剤の存在下で、メタクリル酸、メタクリル酸エステ
ルのいずれかから選ばれる少なくとも1種類の共重合性
不飽和モノマー(a)、及び共重合性不飽和モノマー
(b)を共重合反応してマクロモノマーを製造し、次に
該マクロモノマーと共重合性不飽和モノマー(c)とを
共重合反応して得られるアクリル樹脂、及び塩素化ポリ
オレフィン樹脂の混合物、及び/又は反応物を含有する
ことを特徴とする塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、バンパー等のポ
リオレフィン基材に対して優れた付着性を有し、塗膜物
性に優れた安定性良好な塗料組成物及び塗膜形成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】 自動車車体の外板部の
バンパー、フェンダー、ラジエータグリルなどには、金
属に代わって軽量でかつ成形性が優れたポリオレフィン
が使用されており、美粧性や耐久性などを向上させるた
めにプラスチック用の上塗り塗料塗装されている。
【0003】しかしポリオレフィンの表面は非極性であ
り、塗膜との接着性が十分でないことから、塗料組成物
中に塩素化ポリオレフィン(以下、CPOと省略する場
合がある。)を配合している。
【0004】また、該塗料組成物中には、顔料、分散用
樹脂、セルロースアセテートブチレート、その他の添加
剤が、塗膜の発色性や顔料の分散安定性、塗装作業性の
向上の為に配合されている。塩素化ポリオレフィンは極
性が低いが、一方、分散用樹脂として用いられるポリエ
ステル、セルロースアセテートブチレート等は極性が高
く、この極性の違いから相溶性が不十分となることから
塗料組成物の安定性や付着性が問題点としてあった。
【0005】上記問題点を改良するために、塩素化ポリ
オレフィンとの相溶性樹脂としてランダム共重合法によ
り製造したアクリル樹脂や、ポリエステル樹脂などが塗
料組成物に配合されることがあるが、問題点の解消には
不十分であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明者らは、上記問
題点を解決すべく鋭意検討した結果、塩素化ポリオレフ
ィンを含有する塗料組成物の相溶性樹脂として、触媒的
連鎖移動剤である金属錯体、又は付加開裂型連鎖移動
剤、及び必要に応じてラジカル共重合開始剤の存在下で
得られたアクリル樹脂、好ましくはブロック共重合体の
アクリル樹脂、又はグラフト共重合体のアクリル樹脂を
塗料組成物中に配合することにより、塗料安定性、及び
塗膜物性が向上することを見出し本発明を完成するに至
った。
【0007】即ち、本発明は 1.触媒的連鎖移動剤である金属錯体、又は付加開裂型
連鎖移動剤、及び必要に応じてラジカル重合開始剤の存
在下で、メタクリル酸、メタクリル酸エステルのいずれ
かから選ばれる少なくとも1種類の共重合性不飽和モノ
マー(a)、及び共重合性不飽和モノマー(b)を共重
合反応してマクロモノマーを製造し、次に該マクロモノ
マーと共重合性不飽和モノマー(c)とを共重合反応し
て得られるアクリル樹脂、及び塩素化ポリオレフィン樹
脂の混合物、及び/又は反応物を含有することを特徴と
する塗料組成物、 2.アクリル樹脂が 、ブロック共重合体樹脂である請
求項1に記載の塗料組成物、 3.アクリル樹脂が、グラフト共重合体樹脂である請求
項1に記載の塗料組成物、 4.さらにポリエステルを含有することを特徴とする請
求項1乃至3のいずれか1項に記載の塗料組成物、 5.さらにポリイソシアネート化合物を含有することを
特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の塗料
組成物、 6.さらに顔料、及び分散用樹脂を含有する請求項1乃
至5のいずれか1項に記載の塗料組成物、 7.さらにセルロースアセテートブチレートを含有する
請求項1乃至6のいずれか1項に記載の塗料組成物、 8.請求項1乃至7のいずれか1項に記載の塗料組成物
を塗装してなる未硬化の塗膜上に、ポリイソシアネート
化合物を含有する上塗り塗料を塗装し、ついで両塗膜を
同時に硬化させることを特徴とする塗膜形成方法、に関
する。
【0008】
【発明の実施の形態】 以下に、本発明の塗料組成物、
及び塗膜形成方法について順に説明する。
【0009】アクリル樹脂:アクリル樹脂は、触媒的連
鎖移動剤である金属錯体、又は付加開裂型連鎖移動剤、
及び必要に応じてラジカル重合開始剤の存在下で、メタ
クリル酸、メタクリル酸エステルのいずれかから選ばれ
る少なくとも1種類の共重合性不飽和モノマー(a)、
及び共重合性不飽和モノマー(b)を共重合反応してマ
クロモノマーを製造し、次に該マクロモノマーと共重合
性不飽和モノマー(c)とを共重合反応して得られるこ
とを特徴としている。
【0010】マクロモノマーを触媒的連鎖移動剤の存在
下で共重合反応を行う場合には、触媒的連鎖移動重合
( Catalytic Chain Transfer Polymerization CCT
P法、以下「CCTP法」と省略する場合がある。)に
よって共重合反応が行われる。
【0011】CCTP法については、例えば、特公平6
−23209号公報、特公平7−35411号公報、特
表平9−501457号公報、特表2000−5148
45号公報、特表平11−504056号公報などに記
載されており、本発明におけるマクロモノマーの製造
は、これらの従来から既知の「CCTP法」を用いて得
ることができる。
【0012】他に、付加開裂型連鎖移動剤、及び必要に
応じてラジカル共重合開始剤の存在下で行う製造に関し
ては、ブロックポリマーを含む低分子量のポリマーの製
造に関する発明(特表平11−513429号公報参
照)、またビニルモノマー、ビニル末端化合物によるブ
ロックポリマーなどの合成法に関する発明(特表平10
−508885号公報参照)などが挙げられる。
【0013】本発明では、プラスチックに塗られる塗料
組成物における塩素化ポリオレフィンが低極性のために
塗料中で他の樹脂との相溶性が悪かったり、塗料安定性
の向上に触媒的連鎖移動重合剤である金属錯体、付加開
裂型連鎖移動剤及び必要に応じてラジカル共重合開始剤
の存在下で合成されたアクリル樹脂、好ましくはブロッ
ク共重合体やグラフト共重合体のアクリル樹脂を用いる
ことにより、問題点を改善できたことは発明者らが鋭意
検討し見出したことである。
【0014】ここでCCTP法は、有機溶剤中では溶液
重合法などの重合法で、共重合性不飽和モノマーを、触
媒的連鎖移動剤である金属錯体、及びラジカル重合開始
剤の存在下で行うことができる。
【0015】上記重合反応に際して使用される金属錯体
としては、例えば、コバルト錯体、鉄錯体、ニッケル錯
体、ルテニウム錯体、ロジウム錯体、パラジウム錯体、
レニウム錯体、イリジウム錯体などが挙げられ、これら
のうちコバルト錯体が触媒的連鎖移動剤として効率良く
作用するので好ましい。
【0016】このようなコバルト錯体としては、例え
ば、特公平6−23209号公報、特公平7−3541
1号公報、USP4526945、USP469405
4、USP4837326、USP4886861、U
SP5324879、WO95/17435、特表平9
−510499号公報などに記載された公知のものを使
用することができる。
【0017】具体例としては、ビス(ボロンジフルオロ
ジオキシイミノシクロヘキサン)Co、ビス(1,2-ジ
オキシイミノエタン)Co(II)、ビス(ボロンジフル
オロジメチルグリオキシメイト)Co(II)、ビス(ボ
ロンジフルオロジフェニルグリオキシメイト)Co(I
I)、ビシナルイミノヒドロキシイミノ化合物のコバル
ト(II)キレート、ジアザジヒドロキシイミノジアルキ
ルデカジエンのコバルト(II)キレート、ジアザジヒド
ロキシイミノジアルキルデカジエンのコバルト(II)キ
レート、ジアザジヒドロキシイミノジアルキルウンデカ
ジエンのコバルト(II)キレート、テトラアザテトラア
ルキルシクロテトラデカテトラエンのコバルト(II)キ
レート、テトラアザテトラアルキルシクロテトラドデカ
テトラエンのコバルト(II)キレート、N,N'−ビス
(サリチリデン)エチレンジアミンのコバルト(II)キ
レート、ジアルキルジアザジオキソジアルキルドデカジ
エンのコバルト(II)キレート、ジアルキルジアザジオ
キソジアルキルトリデカジエンのコバルト(II)キレー
ト、コバルト(II)ポルフィリン錯体などを挙げること
ができる。
【0018】これらのうち特に容易に入手可能なビス
(ボロンジフルオロジメチルグリオキシメイト)Co(I
I)、ビス(ボロンジフルオロジフェニルグリオキシメ
イト)Co(II)などを好適に用いることができる。他
に、特公平8−19172号公報に記載されている、金
属に直接ラジカル開裂が可能な基が結合した金属錯体も
前記金属錯体として使用できる。
【0019】金属としては、コバルト、レニウム及びイ
リジウムなどが挙げられ、ラジカル開裂が可能な基とし
ては、例えば、アルキル基、アリール基、複素環式基な
どが挙げられる。上記金属に直接ラジカル開裂が可能な
基が結合した金属錯体を使用する系では、ラジカル重合
開始剤を併用しなくてもよい。
【0020】上記、触媒的連鎖移動剤である金属錯体の
使用量は、特に限定されるものではないが、通常、メタ
クリル酸、メタクリル酸エステルから選ばれる少なくと
も1種の共重合性不飽和モノマー(a)と、共重合性不
飽和モノマー(b)の合計量100重量部に基いて、通
常1×10−6〜1重量部、好ましくは1×10−4
0.5重量部の範囲内にあることが適している。
【0021】また金属錯体の反応性の調整や溶解性をよ
くするために、既知の配位化合物を必要に応じて配合す
ることもできる。かかる配位化合物としては、例えばト
リフェニルホスフィン、トリブチルホスフィンのような
リン化合物:ピリジン、トリブチルアミンのようなアミ
ン化合物などを挙げることができる。
【0022】CCTP法で使用する重合開始剤として
は、例えば、シクロヘキサノンパーオキサイド、3,
3,5−トリメチルシクロヘキサノンパーオキサイド、
メチルシクロヘキサノンパーオキサイド等のケトンパー
オキサイド類;1,1−ビス(tert−ブチルパーオキ
シ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1
−ビス(tert−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、n
−ブチル−4,4−ビス(tert−ブチルパーオキシ)バ
レレート等のパーオキシケタール類;クメンハイドロパ
ーオキサイド、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジ
ハイドロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイド
類;
【0023】3−ビス(tert−ブチルパーオキシ−m−
イソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジイソプロピ
ルベンゼンパーオキサイド、tert−ブチルクミルパーオ
キサイド等のジアルキルパーオキサイド類;デカノイル
パーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ベンゾイ
ルパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオ
キサイド等のジアシルパーオキサイド類;ビス(tert−
ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート等の
パーオキシカーボネート類;
【0024】tert−ブチルパーオキシベンゾエート、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキ
シ)ヘキサン等のパーオキシエステル類等の有機過酸化
物系重合開始剤並びに2,2´−アゾビスイソブチロニ
トリル、1,1−アゾビス(シクロヘキサン−1−カル
ボニトリル)、アゾクメン2,2'−アゾビスメチルバ
レロニトリル、4,4'−アゾビス(4−シアノ吉草
酸)等のアゾ系重合開始剤を挙げることができる。
【0025】これらのラジカル重合開始剤の使用量は、
特に限定されるものではないが、通常、共重合性不飽和
モノマーの合計量100重量部に基いて、0.1〜15
重量部、特に0.3〜8重量部の範囲内であることが望
ましい。
【0026】マクロモノマーは、付加開裂型連鎖移動剤
を用いて製造することもできる。付加開裂型連鎖移動剤
を用いる場合には、ラジカル的付加開裂型連鎖移動重合
によって共重合反応が行われる。付加開裂型連鎖移動剤
としては、例えば、2,4−ジフェニル−4−メチル−
1−ペンテン(「α−メチルスチレンダイマー」と略称
される場合もある。)などを挙げることができる。
【0027】付加開裂型連鎖移動剤の配合量は、特に限
定されるものではないが、共重合性モノマーの合計量1
00重量部に基いて、1〜50重量部、好ましくは5〜
30重量部の範囲内であることが適当である。
【0028】付加開裂型連鎖移動重合を行う場合には、
共重合性不飽和モノマーを、付加開裂型連鎖移動剤、及
びラジカル重合開始剤の存在下で、有機溶剤中での溶液
重合法で、触媒的連鎖移動重合させることができる。上
記ラジカル重合開始剤としては、CCTP法で用いうる
重合開始剤として例示したものを同様に使用することが
できる。
【0029】マクロモノマーの製造における共重合性不
飽和モノマー組成としては、メタクリル酸、メタクリル
酸エステルから選ばれる少なくとも1種の共重合性モノ
マー(a)及び共重合性不飽和モノマー(b)を必須成
分するものである。
【0030】上記、メタクリル酸エステルの具体例とし
ては、例えば、メチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピルメ
タクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチル
メタクリレート、tert−ブチルメタクリレート、2−エ
チルヘキシルメタクリレート、n−オクチルメタクリレ
ート、ラウリルメタクリレート、ステアリルメタクリレ
ート、シクロヘキシルメタクリレート、イソボルニルメ
タクリレート、トリデシルメタクリレート等のC〜C
24又は環状アルキルのメタクリレートモノマー;2−
ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピル
メタクリレート、2,3−ジヒドロキシブチルメタクリ
レート、4−ヒドロキシブチルメタクリレートなどのヒ
ドロキシアルキルメタクリレート、及びポリエチレング
リコールモノメタクリレート等の多価アルコールとメタ
クリル酸とのモノエステル化物、上記多価アルコールと
メタクリル酸とのモノエステル化物にε−カプロラクト
ンを開環重合した化合物などの水酸基含有重合性不飽和
モノマー;。
【0031】N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、
N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリレートなどの
アミノアルキルメタクリレート;3−エチル−3−メタ
クリロイルオキシメチルオキセタン、3−メチル−3−
メタクリロイルオキシメチルオキセタン、3−ブチル−
3−メタクリロイルオキシメチルオキセタンなどのオキ
セタン環含有メタクリレートなどを挙げることができ
る。これらの重合性不飽和モノマーは、1種で、又は2
種以上を組合せて使用することができる。
【0032】共重合性不飽和モノマー(b)としては、
スチレン、メチルアクリレート、エチルアクリレート、
n−ブチルアクリレート、 iso−ブチルアクリレート、
tert−ブチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリ
レート、ステアリルアクリレートなどのアクリル酸のC
1 〜C24のアルキル、又はシクロアルキルエステル;。
【0033】ビニルトルエン、α−メチルスチレン、プ
ロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、(メタ)アクリロニト
リル、ビニルプロピオネート、(メタ)アクリルアミ
ド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、ベオバ
モノマー(シェル化学製品)など;グリシジル(メタ)
アクリレート、ビニルシクロヘキセンモノエポキシド、
N−グリシジルアクリルアミド、アリルグリシジルエー
テルなどのグリシジル基含有共重合性不飽和モノマー等
が挙げられる。
【0034】他にアミノ基含有共重合性モノマー、水酸
基含有共重合性不飽和モノマー等があり、アミノ基含有
共重合性不飽和モノマーとしては、例えば、アミノエチ
ルアクリレート、N−tert−ブチルアミノエチルアクリ
レート、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、
N,N−ジエチルアミノエチルアクリレート、N,N−
ジプロピルアミノエチルアクリレート、N,N−ジブチ
ルアミノエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノ
プロピルアクリレート、N,N−ジメチルアミノブチル
アクリレートなどのアミノアルキルアクリル酸エステ
ル;N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルア
ミド、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリル
アミド、N,N−ジプロピルアミノエチル(メタ)アク
リルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)
アクリルアミドなどのアミノアルキルアクリルアミド、
又はメタクリルアミド類が挙げられる。
【0035】水酸基含有共重合性不飽和モノマーとして
は、例えば、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキ
シプロピルアクリレートなどのアクリル酸のC1 〜C8
のヒドロキシアルキルエステルが使用できる。
【0036】マクロモノマーを得るための重合方法とし
ては、前記したように有機溶剤中での溶液重合法を挙げ
ることができる。溶液方法としては、例えば、メタクリ
ル酸、スチレメタクリル酸エステルから選ばれる少なく
とも1種の共重合性不飽和モノマー(a)、共重合性不
飽和モノマー(b)を、触媒的連鎖移動剤である金属錯
体、又は付加開裂型連鎖移動剤、必要に応じてラジカル
重合開始剤を、有機溶媒に溶解もしくは分散して、通
常、80℃〜200℃程度の温度で、通常1〜10時間
程度撹拌しながら加熱して共重合させる方法を挙げるこ
とができる。
【0037】重合反応に用いる有機溶媒としては、例え
ば、ヘプタン、トルエン、キシレン、オクタン、ミネラ
ルスピリット等の炭化水素系溶剤;酢酸エチル、酢酸n
−ブチル、酢酸イソブチル、エチレングリコールモノメ
チルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブ
チルエーテルアセテート等のエステル系溶剤;メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケ
トン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤;メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、
sec−ブタノール、イソブタノール等のアルコール系溶
剤;n−ブチルエーテジオキサン、エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル等のエーテル系溶剤;コスモ石油社製のスワゾー
ル310、スワゾール1000、スワゾール1500等
の芳香族石油系溶剤等を挙げることができる。
【0038】これらの有機溶剤は1種で又は2種以上を
組合せて使用することができる。共重合時において、上
記有機溶剤は、共重合不飽和モノマー成分の合計量に対
して、通常、400重量部以下となる範囲で使用され
る。
【0039】上記共重合反応において、重合成分や重合
開始剤の添加方法は特に制約されるものではないが、重
合開始剤は重合初期に一括仕込みするよりも重合初期か
ら重合後期にわたって数回に分けて分割滴下すること
が、重合反応における温度制御、ゲル化物のような不良
な架橋物の生成の抑制、などの点から好適である。
【0040】このようにして得られるマクロモノマー
は、その分子の片末端に少なくとも1個の重合性不飽和
結合、好ましくは1個の重合性不飽和結合を有してい
る。マクロモノマーは、樹脂酸価が 100mgKOH/g
以下、好ましくは20 mgKOH/g以下の範囲、重量
平均分子量 500〜100000、特に1000 〜10000の範囲内に
あることが好ましい。
【0041】次に、上記により製造したマクロモノマー
に、さらに共重合性不飽和モノマー(c)を配合して重
合反応を行うことによりアクリル樹脂を得ることができ
る。上記、重合反応のラジカル発生剤としては有機過酸
化物系が好ましく、例えば、過酸化ベンゾイル、t−ブ
チルハイドロパーオキサイド、t−ブチルハイドロパー
オキサイド、クミルパーオキサイド、クメンハイドロパ
ーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオ
キサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエ−ト、ラウリ
ルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、t−ブチ
ルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート等が挙げられ
る。
【0042】また重合反応は有機溶剤中で、水酸基を有
していないものが好ましく、例えば、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸ブチル等の酢酸
エステル類;エチレングリコールジメチルエーテル類;
エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、エチレングリコールモノメチ
ルアセテート、プロピレングリコールモノメチルアセテ
ート、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類;トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤が挙げられ
る。
【0043】共重合性不飽和モノマー(c)は、上記に
挙げた共重合性不飽和モノマー(a)、及び共重合性不
飽和モノマー(b)を用いることができ、例えば、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、2,3−ジヒドロキシブ
チル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート及びポリエチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート等の多価アルコールとアクリル酸又は
メタクリル酸とのモノエステル化物;上記多価アルコー
ルとアクリル酸又はメタクリル酸とのモノエステル化物
にε-カプロラクトンを開環重合した化合物、例えば、
「プラクセルFA−1」、「プラクセルFA−2」、
「プラクセルFA−3」、「プラクセルFA−4」、
「プラクセルFA−5」、「プラクセルFM−1」、
「プラクセルFM−2」、「プラクセルFM−3」、
「プラクセルFM−4」、「プラクセルFM−5」(以
上、いずれもダイセル化学(株)製、商品名)等の商品
名で表される。
【0044】ビニルトルエン、スチレン、α−メチルス
チレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、酢酸
ビニル、ベオバモノマー(シェル化学社製);メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メ
タ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、
イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、
n−オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)
アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、
イソボルニル(メタ)アクリレート、トリデシル(メ
タ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等
のC1〜C24アルキル(メタ)アクリレート;アクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸などの
カルボキシル基含有重合性不飽和モノマー;グリシジル
(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシ
ルメチル(メタ)アクリレートなどのエポキシ基含有重
合性不飽和モノマー;N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリレートなどのアミノアルキル(メタ)
アクリレート;アクリルアミド、メタアクリルアミド、
N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミ
ド、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルア
ミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリ
ルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロ
ールアクリルアミドメチルエーテル、N−メチロールア
クリルアミドブチルエーテルなどの(メタ)アクリルア
ミド又はその誘導体;2−(2'−ヒドロキシ−5'−メ
タクリロイルオキシエチルフェニル)−2H−ベンゾト
リアゾール、4−(メタ)アクリロイルオキシ−1,
2,2,6,6−ペンタメチルピペリジンなどの紫外線
吸収性もしくは紫外線安定性重合性不飽和モノマーなど
が挙げられる。これらは1種で、又は2種以上を組合せ
て使用することができる。
【0045】ここで、「(メタ)アクリレート」は、
「アクリレート又はメタアクリレート」を意味するもの
とする。ここで、一例であるが、アクリル樹脂のブロッ
ク共重合体やグラフト共重合体のアクリル樹脂において
低極性部/高極性部というブロックで考えることもで
き、該アクリル樹脂の低極性部(SP値が7〜8.5が
好ましい)に1分子あたり0.3〜10個の水酸基(O
H−)を導入し、高極性部(SP値が9.5〜11が好
ましい)における水酸基(OH−)と分極化を図ったブ
ロック共重合体やグラフト共重合体のアクリル樹脂も製
造できる。
【0046】本発明のアクリル樹脂の特数としては、樹
脂酸価が20〜450mgKOH/g、好ましくは25
〜200mgKOH/gの範囲、重量平均分子量2,0
00〜100,000、特に3,000〜50,000
の範囲内にあることが好ましい。
【0047】塩素化ポリオレフィン: 本発明における
塩素化ポリオレフィンは、ポリオレフィンの塩素化物で
あって、その塩素化率は50重量%以下、好ましくは1
0〜45重量%、特に15〜30重量%が適している。
【0048】塩素化するポリオレフィンとしては、エチ
レン、プロピレン、ブテン、メチルブテンから選ばれた
1種もしくは2種以上の重合体、さらにこれらのオレフ
ィン類と酢酸ビニル、ブタジエン、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル、無水マレイン酸などとのラ
ジカル共重合体が挙げられる。
【0049】従来から、自動車外板や外装部品、例えば
自動車バンパー等に、ポリオレフィン樹脂成形体が多く
使用されており、この樹脂の表面は塗膜との付着性が十
分でないために、付着性を向上させる為に塗料中に塩素
化ポリオレフィンが配合される。従来から既知の、塩素
化ポリオレフィンを用いることができる。
【0050】このうち、特に、塩素化ポリエチレン、塩
素化ポリプロピレン、塩素化エチレン−プロピレン共重
合体、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体などが好適
である。
【0051】また、塩素化ポリオレフィンに重合性モノ
マーをグラフト重合させたものも含まれる。これらの重
合性モノマーとして、(メタ)アクリル酸のアルキルエ
ステル、(メタ)アクリル酸のアルコキシアルキル、グ
リシジル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)ア
クリレートとモノカルボン酸との付加物、ヒドロキシア
ルキル(メタ)アクリレート、アクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸及びフマル酸などが挙げられる。
【0052】これらの単量体の使用量は、塩素化ポリオ
レフィンとの合計量に基づいて90〜10重量%、特に
80〜30重量%が好ましい。また、塩素化ポリオレフ
ィンは、その分子中に水酸基やカルボキシル基などの官
能基を有してもさしつかえなく、重量平均分子量は、1
000〜100000、特に3000〜40000の範
囲内が適している。
【0053】本塗料組成物におけるアクリル樹脂と塩素
化ポリオレフィンの配合比率は、両成分の固形分合計に
もとづいて、アクリル樹脂は10〜90重量%、好まし
くは30〜80重量%の範囲、塩素化ポリオレフィン
は、90〜10重量%、好ましくは20〜70重量%の
範囲が、素材のポリオレフィンとの付着性や塗料安定性
の面から好ましい。
【0054】ここで例えば、無水マレイン酸を塩素化ポ
リオレフィンに導入することで、マレイン化塩素化ポリ
オレフィンを合成し、素材であるポリオレフィン樹脂成
形体との付着性を向上することもできる。
【0055】他に、塩素化ポリオレフィンは、塗料作成
時の攪拌や塗膜形成時にアクリル樹脂と反応してアクリ
ル樹脂変性の塩素化ポリオレフィンを形成することもあ
り、例えば、塩素化ポリオレフィンが酸無水(無水マレ
イン酸など)基を有する場合、水酸基を有するアクリル
樹脂が反応したアクリル樹脂変性の塩素化ポリオレフィ
ンを生成することもできる。
【0056】さらに本塗料組成物は、必要に応じて以下
のようなポリエステルやポリイソシアネート化合物など
の樹脂や顔料、添加剤などを配合することができる。ポ
リエステル: ポリエステルは、通常、多塩基酸と多価
アルコールとのエステル化反応によって得ることができ
る。多塩基酸は1分子中に2個以上のカルボキシル基を
有する化合物(無水物を含む)で、多価アルコールは1
分子中に2個以上の水酸基を有する化合物であって、通
常のものが使用できる。さらに一塩基酸、高級脂肪酸、
油成分などで変性したものも含まれる。ポリエステルへ
の水酸基の導入は、2価アルコールと共に3価アルコー
ルを併用することによって行うことができる。また、こ
のポリエステルには、水酸基と共にカルボキシル基を併
存してもよい。重量平均分子量は1,000〜100,
000、好ましくは1,500〜70,000の範囲が
適している。
【0057】ポリイソシアネート化合物: ポリイソシ
アネート化合物としては、未反応のイソシアネート基を
有するポリイソシアネート化合物、又はポリイソシアネ
ート化合物のイソシアネート基をブロック剤でブロック
したブロック化ポリイソシアネート化合物が挙げられ
る。
【0058】このポリイソシアネート化合物としては、
例えば、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソ
シアネート、フェニレンジイソシアネート、ビス(イソ
シアネートメチル)シクロヘキサン、テトラメチレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、メ
チレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート
などの芳香族、脂肪族又は脂環族のポリイソシアネート
化合物、これらのイソシアネート化合物の過剰量にエチ
レングリコール、プロピレングリコール、トリメチロー
ルプロパン、ヘキサントリオール、ヒマシ油などを反応
させて得られる末端イソシアネート含有化合物を挙げる
ことができる。
【0059】一方、ブロック剤はポリイソシアネート化
合物のイソシアネート基に付加してブロックするもので
あり、そして付加によって生成するブロックポリイソシ
アネート化合物は常温において安定で、かつ約100〜
200℃に加熱した際、ブロック剤を解離して遊離のイ
ソシアネート基を再生することが望ましい。
【0060】このような要件を満たすブロック剤として
は、例えば、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクタム
などのラクタム系化合物;メチルエチルケトオキシム、
シクロヘキサノンオキシムなどのオキシム系化合物;フ
ェノール、パラ−t−ブチルフェノール、クレゾールな
どのフェノール系化合物;n−ブタノール、2−エチル
ヘキサノールなどの脂肪族アルコール類;フェニルカル
ビノール、メチルフェニルカルビノールなどの芳香族ア
ルキルアルコール類;エチレングリコールモノブチルエ
ーテルなどのエーテルアルコール系化合物等を挙げるこ
とができる。
【0061】顔料: 顔料は、 酸化チタン、カーボン
ブラック、黄鉛、黄土、黄色酸化鉄、ハンザエロー、ピ
グメントエロー、クロムオレンジ、クロムバーミリオ
ン、パーマネントオレンジ、アンバー、パーマネントレ
ッド、ブリリアントカーミン、ファストバイオレット、
メチルバイオレットレーキ、群青、紺青、コバルトブル
ー、フタロシアニンブルー、ピグメントグリーン、ナフ
トールグリーンなどの着色顔料、アルミニウム、酸化ア
ルミニウム、蒸着アルミニウム、酸化鉄で被覆された雲
母フレークなどの光輝性顔料も挙げられるが、これらの
みに限定されず、これらは1種、もしくは2種以上が使
用できる。
【0062】分散用樹脂: 分散用樹脂は、顔料及びそ
の他の添加を分散して顔料分散ペーストの作成に用いる
ものであって、通常、水酸基を有するポリエステル、及
び/又はアクリル樹脂等が好ましい。ポリエステルは、
上記に挙げたポリエステルと同様の樹脂が使用できる。
さらに、一塩基酸、高級脂肪酸、油成分等で変性したも
のも含まれる。
【0063】このような多塩基酸としては、例えば、ア
ジピン酸、(無水)フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、イソフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジメチル、
ヘキサヒドロ(無水)フタル酸、テトラヒドロ(無水)
フタル酸等、多価アルコールとしては、例えば(ポリ)
エチレングリコール、(ポリ)プロピレングリコール、
ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,6
−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール、ジメチルプロピオン酸等、必要に応じて安息香酸
等のモノカルボン酸、(無水)トリメリット酸等の3価
以上のカルボン酸、トリメチロールエタン、トリメチロ
ールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリットール等
の3価以上の多価アルコールが挙げられる。
【0064】また、アクリル樹脂は、従来からある、水
酸基含有共重合性共重合性不飽和モノマー、及びこれと
共重合可能なその他の共重合性不飽和モノマーを構成成
分とする水酸基含有共重合体樹脂である。
【0065】水酸基含有共重合性不飽和モノマー、及び
共重合可能なその他の共重合性不飽和モノマーとして
は、上記の挙げた共重合性不飽和モノマー(c)と同様
のものが使用できる。
【0066】上記、アクリル樹脂の重量平均分子量は、
通常、10,000〜100,000程度、特に15,
000〜50,000程度の範囲内が好ましい。また、
水酸基量は、水酸基価で15〜150mgKOH/g、
特に20〜120mgKOH/gの範囲内が好ましい。
【0067】セルロースアセテートブチレート: 本発
明に使用のセルロースアセテートブチレートは、ASTM−
D1343−54T( Formul A)に記載された粘度測定法によ
り測定した粘度が、一般に0.005〜5秒、好ましく
は0.005〜1秒の範囲に入るものである。
【0068】具体的には、米国イーストマンコダック社
の製品、例えば、商品名で、「CAB-171-2」、「CAB-381
-0.5」、「CAB-381-2」、「CAB-531-2」、「CAB-551-0.
2」、「CAB-551-0.01」等の等級のものが使用できる。
これらの中でも相溶性、及び粘度等の観点から、「CAB-
381-0.5」、「CAB-551-0.2」、「CAB-551-0.01」等が好
適である。
【0069】また、本発明の塗料組成物として、硬化剤
としてポリイソシアネート化合物を配合しない塗料組成
物を用いることができ、該塗料組成物を塗装して塗膜を
形成した後、ポリイソシアネート化合物を硬化剤として
含有する上塗り塗料をさらに塗り重ね、同時に2層から
なる塗膜を焼き付け硬化する方法に用いることができ
る。
【0070】詳しくは、下層の塗料組成物の硬化乾燥
は、上層に塗られた上塗り塗料のポリイソシアネート化
合物が浸透することによって行うことができる。本発明
の塗料組成物は、ポリプロピレンなどのプラスチック部
材のプライマー、又は顔料や分散用樹脂などを含有し、
着色ベース塗料としても使用できる。
【0071】この際の塗装方法としては、公知の塗装方
法の中から適宜選択して使用することができるが、通常
はエアスプレー、エアレススプレー、静電塗装などで行
う。組成物には必要に応じてエポキシ樹脂等、タレ止め
剤、はじき防止剤等、通常の塗料で用いられている化合
物を添加することも可能である。
【0072】このようにして得られる塗料組成物は、塩
化ポリオレフィンとの相溶性、塗料安定性、塗膜物性が
良好である。用途としては特に限定はされないが、強い
て挙げれば自動車のバンパー等のプラスチック部品の下
塗り剤、及び塗料やチッピングプライマー、金属の腐食
防止塗料等が挙げられる。
【0073】
【発明の効果】 アクリル樹脂、塩素化ポリオレフィン
を含有する塗料組成物において、アクリル樹脂が、触媒
的連鎖移動剤である金属錯体、又は付加開裂型連鎖移動
剤、及び必要に応じてラジカル共重合開始剤の存在下で
得られたアクリル樹脂、好ましくは、ブロック共重合体
のアクリル樹脂、又はグラフト共重合体のアクリル樹脂
を配合することにより、塩化ポリオレフィンの低極性に
よる塗料安定性が低下する問題点を改良でき、さらにそ
のことによって塗膜物性も向上した。
【0074】塗料安定性が向上した理由として、アクリ
ル樹脂がブロック共重合体のアクリル樹脂、又はグラフ
ト共重合体のアクリル樹脂が、従来のラジカル共重合の
アクリル樹脂に比べ、塩素化ポリオレフィン(CPO)
に対して立体反発層を形成し易く、凝集を防ぐことから
相溶性も向上し、塗料安定性や塗膜物性が向上したもの
と考えられる。
【0075】例えば、ブロック共重合体やグラフト共重
合体のアクリル樹脂を低極性部/高極性部というブロッ
クで考えた場合、その一例として、該アクリル樹脂にお
ける低極性部(SP値が7〜8.5が好ましい)に1分
子あたり0.3〜10個の水酸基(OH−)を導入し、
かつ塩素化ポリオレフィンが酸無水(無水マレイン酸な
ど)基を有する場合、酸無水基が水酸基を有するアクリ
ル樹脂と反応したアクリル樹脂変性の塩素化ポリオレフ
ィン(CPO)を容易に製造できる。
【0076】また、該アクリル樹脂における高極性部
(SP値が9.5〜11が好ましい)における水酸基
(OH−)は、顔料、ポリエステルなどの分散用樹脂と
の相溶性に優れることから、ブロック共重合体やグラフ
ト共重合体のアクリル樹脂を配合することは塗料の安定
性や塗膜物性向上に寄与するなどの効果も得られる。
【0077】
【実施例】 以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明
をより具体的に説明する。なお、以下、「部」及び
「%」はいずれも重量基準によるものとする。
【0078】アクリル樹脂No.1の製造例 グラフト共重合体キシレン100部を反応釜に仕込み、
窒素ガス下で110℃に加熱攪拌し、下記のモノマー、
金属錯体、重合開始剤の混合物を2時間にわたって滴下
して重量平均分子量2000 のマクロモノマーNo.
1を製造した。 メチルメタアクリレート 20部 スチレン 20部 シクロヘキシルメタアクリレート 10部 ヒ゛ス(ホ゛ロンシ゛フルオロシ゛メチルク゛リオキメイト)Co(II) 0.01部 アゾビスイソブチロニトリル 1.0部 滴下終了後、窒素雰囲気下で110℃にて1時間熟成
し、さらに以下のモノマー、及び重合開始剤の混合物を
2時間にわたって滴下し、酸価30、重量平均分子量3
000のアクリル樹脂No.1を得た。 2−エチルヘキシルアクリレート 35.2部 プラクセルFM−3(注1) 5部 ヒドロキシエチルアクリレート 9.8部 アゾビスイソブチロニトリル 1.0部 (注1)プラクセルFM−3(ダイセル化学株式会社
製、商品名、カプロラクトン変性(メタ)アクリル酸2
−ヒドロキシエチル類)。
【0079】アクリル樹脂No.2の製造例 キシレン100部を反応釜に仕込み、窒素ガス下で11
0℃に加熱攪拌し、モノマー、金属錯体、重合開始剤の
混合物を2時間かけて滴下し重量平均分子量2000の
マクロモノマーNo.2を製造した。 メチルメタクリレート 20部 スチレン 20部 シクロヘキシルメタアクリレート 10部 ヒ゛ス(ホ゛ロンシ゛フルオロシ゛メチルク゛リオキメイト)Co(II) 0.01部 アゾビスイソブチロニトリル 1.0部 滴下終了後、窒素雰囲気下で110℃にて1時間熟成
し、さらに以下のモノマー、及び重合開始剤の混合物を
2時間にわたって滴下し、酸価28、重量平均分子量3
000のアクリル樹脂No.2を得た。 2エチルヘキシルメタクリレート 35.2部 プラクセルFM3 5部 ヒドロキシエチルアクリレート 9.8部 アゾビスイソブチロニトリル 1.0部。
【0080】アクリル樹脂No.3の製造例 キシレン100部を反応釜に100部、2,4-ジフェニル
-4-メチル-1-ペンテン(MSD)を20部仕込み、窒素
ガス下で160℃に加熱攪拌し、以下のモノマー、重合
触媒、重合開始剤の混合物を3時間かけて滴下し、重量
平均分子量 2000のマクロマーNo.3を得た。 メチルメタアクリレート 40部 シクロヘキシルメタクリレート 10部 次に、30分攪拌の後、キシレン100部を加え30分
かけてフラスコ内の温度を115℃に冷却し、さらに以
下のモノマー、重合開始剤の混合物を2時間にわたって
滴下し、酸価25、重量平均分子量3500のアクリル
樹脂No.3を得た。 イソボロニルアクリレート 35.2部 プラクセルFM3 5部 ヒドロキシエチルメタクリレート 9.8部 アゾビスイソブチロニトリル 1.0部。
【0081】アクリル樹脂No.4の製造例 キシレンを反応釜に100部、2,4−ジフェニル-4-メ
チル-1-ペンテン(MSD)を20部仕込み、窒素ガス
下で160℃に加熱攪拌しながら、以下のモノマー、重
合触媒、重合開始剤の混合物を3時間かけて滴下し、重
量平均分子量2000のマクロマーNo.4を得た。 メチルメタアクリレート 40部 シクロヘキシルメタクリレート 10部 次に、30分攪拌の後、キシレン100部を加え30分
かけてフラスコ内の温度を115℃に冷却し、以下のモ
ノマー、重合開始剤の混合物を2時間にわたって滴下
し、酸価25、重量平均分子量3500のアクリル樹脂
No.4を得た。 イソボロニルメタクリレート 35.2部 プラクセルFM3 5部 ヒドロキシエチルメタクリレート 9.8部 アゾビスイソブチロニトリル 1.0部。 アクリル樹脂No.5の製造例 キシレン100部を反応釜に仕込み、窒素ガス下で11
0℃に加熱攪拌し、モノマー、重合開始剤の混合物を2
時間かけて滴下した後、酸価25、重量平均分子量40
00のアクリル樹脂No.5を得た。 メチルメタアクリレート 20部 スチレン 20部 シクロヘキシルメタクリレート 10部 イソボロニルアクリレート 35.2部 プラクセルFM3 5部 ヒドロキシエチルアクリレート 9.8部 アゾビスイソブチロニトリル 1.0部。
【0082】アクリル樹脂No.6の製造例 キシレン100部を反応釜に仕込み、窒素ガス下で11
0℃に加熱攪拌し、モノマー、重合開始剤の混合物を2
時間かけて滴下した後、酸価28、重量平均分子量40
00のアクリル樹脂No.6を得た。 メチルメタアクリレート 40部 シクロヘキシルメタクリレート 10部 2エチルヘキシルアクリレート 35.2部 プラクセルFM3 5部 ヒドロキシエチルアクリレート 9.8部 アゾビスイソブチロニトリル 1.0部。
【0083】ポリエステルの製造例 攪拌機、温度計、精留塔、窒素導入管、還流冷却器など
を備えた反応槽に、イソフタル酸17部、ヘキサヒドロ
フタル酸14部、アジピン酸5.7部、ネオペンチルグ
リコール8部、1,6−ヘキサンジオール18部、トリ
メチロールプロパン13.5部を仕込み窒素ガス導入下
で加熱攪拌して、160℃に達してから3時間かけて2
30℃まで昇温した。その後、同温度で10時間保持し
反応させた後、140℃まで冷却しキシレンを40部を
加えて、固形分60%のポリエステルを得た。
【0084】上塗り塗料(I)の製造例 攪拌機、温度計、精留塔、窒素導入管、還流冷却器など
を備えた反応槽に、以下のモノマー、及び重合開始剤を
混合して、130℃、6時間反応し、重量平均分子量4
000の上塗り塗料用のアクリル樹脂No.7を得た。 スチレン 20部 n−ブチルアクリレート 59部 ヒドロキシエチルメタアクリレート 20部 アクリル酸 1部 キシレン 40部 次に、上塗り塗料用のアクリル樹脂No.7を100部
(固形分量として)、ポリイソシアネート化合物として
ヘキサメチレンジイソシアヌレート 25部(固形分量
として)を混合し、混合溶剤で希釈した後、上塗り塗料
(I)を得た。
【0085】実施例1 上記、製造例で得られたアクリル樹脂 No.1を30
部(固形分として)、塩素化ポリオレフィン1(注2)
30部(固形分として)、ポリエステル 30部(固形
分として)ヘキサメチレンジイソシアヌレート25部
(固形分として)を混合溶剤に希釈分散し、固形分40
%の塗料組成物No.1を得た。
【0086】(注2)塩素化ポリオレフィン1:塩素化
度24%、ポリプロピレン/ポリエチレン=97/3、
酸価 17、重量分子量70000 (注3)塩素化ポリオレフィン2:塩素化度35%、ポ
リプロピレン/ポリエチレン=80/20、酸価 2
0、重量分子量65000。
【0087】実施例2〜6 表1のような配合内容で、固形分40%の塗料組成物N
o.2〜6を得た。
【0088】実施例7 アクリル樹脂No.1を40部(固形分)、塩素化ポリ
オレフィン 40部(固形分)、ポリエステル 10部
(固形分)を混合した後、混合溶剤に希釈分散し、硬化
剤を含有しない塗料組成物No.7を得た。
【0089】比較例1 アクリル樹脂No.5 30部(固形分)、塩素化ポリ
オレフィン 30部(固形分)、ポリエステル 30部
(固形分)、ヘキサメチレンジイソシアヌレート25部
(固形分)を混合溶剤に希釈分散し、塗料組成物No.
8を得た。
【0090】比較例2〜4 表1のような配合内容で塗料組成物No.9〜No.1
1を得た。
【0091】比較例5 アクリル樹脂No.5を40部(固形分)、塩素化ポリ
オレフィン40部(固形分)、ポリエステル10部(固
形分)、を混合した後、混合溶剤に希釈分散し、硬化剤
を含有しない塗料組成物No.12を得た。
【0092】塗料組成物No.1〜No.12の配合内
容を表1に示す。
【0093】
【表1】
【0094】(注4)アルミペースト7680NS(東洋ア
ルミニウム株式会社製、商品名、固形分65%) (注5)CAB−551−0.2(イーストマン・コダック株式
会社製、商品名、セルロースアセテートブチレート)。
【0095】塗装試験1 ポリプロピレン板(脱脂処理済み)に、塗料組成物N
o.1〜No.6、及び塗料組成物No.8〜No.1
1を膜厚が15μmになるようにスプレー塗装を行い、
ついで80℃−30分間乾燥硬化させて各試験塗板を得
た。各試験塗板について、下記性能試験を行なった結果
を表2に示す。
【0096】塗装試験2 ポリプロピレン板(脱脂処理済み)に、塗料組成物N
o.7、塗料組成物No.12を膜厚が15μmになる
ようにスプレー塗装を行った。
【0097】次いで未硬化のまま、上記製造例で得られ
た上塗り塗料(I)を30μm塗装して両塗膜を80℃
−30分間乾燥硬化させた後、各試験塗板を得た。各試
験塗板について、下記性能試験を行なった結果を表2に
示す。
【0098】
【表2】 (注5)相溶性:各塗料組成物No.1〜No.12の
樹脂成分のみを混合してガラス板に乾燥膜厚が30μm
となるように塗布し、10分間室内に放置した後、80
℃で30分間加熱乾燥して、塗膜の透明性を観察した。 ○:異常なし、△:やや白濁、×:白濁。
【0099】(注6)貯蔵安定性:各塗料組成物No.
1〜No.12を30℃で10日間貯蔵後の塗料組成物
の分離・沈降・増粘の有無を調べた ◎:分離・沈降・増粘なし ○:分離・沈降・増粘が見られるが、手攪拌でもとに戻
り問題なし △:分離・沈降・増粘あり、再分散にモーターによる攪
拌が1時間以上必要 ×:分離・沈降・増粘あり、再分散がモーターによる攪
拌でも不可能。
【0100】(注7)付着性1:塗膜面に素地に達する
ようにカッターで切り込み線を入れ、大きさ1mm×1
mmのマス目を100個作り、その表面に粘着セロハン
テープを貼着し、20℃においてそれを急激に剥離した
後のマス目の残存塗膜数を調べた ○:100個残存、 △:99〜95個残存 ×:94個以下残存。
【0101】(注8)付着性2:塗膜面に素地に達する
ようにカッターで切り込み線を入れ、大きさ2mm×2
mmのマス目を100個作り、その表面に粘着セロハン
テープを貼着し、20℃においてそれを急激に剥離した
後のマス目の残存塗膜数を調べた ○:100個残存、 △:99〜95個残存(層間剥離も含む) ×:94個以下残存を示す。
【0102】(注9)低温屈曲性:塗装した試験板を−
20℃の雰囲気で4時間放置してから、直径20mmの
鉄棒にはさんで180℃に折り曲げ、屈曲部の塗膜を観
察した ○:全く変化がないもの △:微小なワレが発生したもの ×:顕著なワレが発生したもの
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 151/00 C09D 151/00 153/00 153/00 155/00 155/00 167/00 167/00 175/04 175/04 Fターム(参考) 4D075 AE12 BB26Z CA03 CA04 CA13 CA33 DA06 DA23 DB36 DC13 EA07 EA41 EB07 EB12 EB14 EB19 EB20 EB22 EB35 EB38 EC11 4J038 BA092 CB172 CG031 CG141 CP061 CQ001 DD002 DG262 KA08 KA09 PA07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒的連鎖移動剤である金属錯体、又は
    付加開裂型連鎖移動剤、及び必要に応じてラジカル重合
    開始剤の存在下で、メタクリル酸、メタクリル酸エステ
    ルのいずれかから選ばれる少なくとも1種類の共重合性
    不飽和モノマー(a)、及び共重合性不飽和モノマー
    (b)を共重合反応してマクロモノマーを製造し、次に
    該マクロモノマーと共重合性不飽和モノマー(c)とを
    共重合反応して得られるアクリル樹脂、及び塩素化ポリ
    オレフィン樹脂の混合物、及び/又は反応物を含有する
    ことを特徴とする塗料組成物。
  2. 【請求項2】 アクリル樹脂が 、ブロック共重合体樹
    脂である請求項1に記載の塗料組成物。
  3. 【請求項3】 アクリル樹脂が、グラフト共重合体樹脂
    である請求項1に記載の塗料組成物。
  4. 【請求項4】 さらにポリエステルを含有することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の塗料組
    成物。
  5. 【請求項5】 さらにポリイソシアネート化合物を含有
    することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に
    記載の塗料組成物。
  6. 【請求項6】 さらに顔料、及び分散用樹脂を含有する
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の塗料組成物。
  7. 【請求項7】 さらにセルロースアセテートブチレート
    を含有する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の塗料
    組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    塗料組成物を塗装してなる未硬化の塗膜上に、ポリイソ
    シアネート化合物を含有する上塗り塗料を塗装し、つい
    で両塗膜を同時に硬化させることを特徴とする塗膜形成
    方法。
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