JPS63137969A - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

Info

Publication number
JPS63137969A
JPS63137969A JP28324286A JP28324286A JPS63137969A JP S63137969 A JPS63137969 A JP S63137969A JP 28324286 A JP28324286 A JP 28324286A JP 28324286 A JP28324286 A JP 28324286A JP S63137969 A JPS63137969 A JP S63137969A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
coating
resin
cellulose derivative
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28324286A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0699665B2 (ja
Inventor
Yutaka Enokida
豊 榎田
Yoshiro Matsubara
松原 義朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority to JP28324286A priority Critical patent/JPH0699665B2/ja
Publication of JPS63137969A publication Critical patent/JPS63137969A/ja
Publication of JPH0699665B2 publication Critical patent/JPH0699665B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は塗膜外観および塗膜性能に優れた塗料組成物、
特に2コート1ベーク塗装系のベースコート用に適した
塗料組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
優れた塗膜外観および塗膜性能を与える塗料組成物とし
て、2コート1ベーク塗装系のものが自動車等の上塗塗
装に広く採用されている。
2コート1ベーク塗装には、ベースコート用塗料にアル
ミニウム粉等の金属粉を含んだメタリック塗料を用いる
メタリック塗装と、金属粉等を含まずに着色顔料とバイ
ンダーからなるソリッドカラー塗料を用いるソリッドカ
ラー塗装がある。メタリック塗装においては、ベースコ
ート用塗料中に含まれる金属粉の塗膜中での配列、およ
びベースコート用塗料を塗布した後、焼付けることなく
クリヤーコート用塗料を塗布した時のベースコートとク
リヤーコートの2層形成性(ベースコートとクリヤーコ
ートの界面で相溶することなく2層を形成する状態)が
塗膜外観に大きな影響を与える。ソリッドカラー塗装に
おいても、ベースコートとクリヤーコートの2層形成性
が塗膜外観に大きな影響を与える。
」二記の金属粉の配列およびベースコートとクリヤーコ
ートの2層形成性を制御する方法として、従来はベース
コート用塗料の塗布後、クリヤーコート用塗料を塗布す
る前にベースコート塗膜の粘度を急上昇させて金属粉の
動きを妨げたり、クリヤ用塗料1〜用塗料が塗布された
時に相溶しにくくするために比較的高分子量の樹脂をビ
ヒクルとして用いたり、あるいは揮発性の高い溶剤をベ
ースコ−1・用塗料に用いる方法が行われている。
しかし、これらの方法では、ベース用塗料〜用塗料の塗
布後の粘度上昇がそれほど大きくないため金属粉が動い
たり、ベースコートおよびクリヤーコートが相溶したり
して優れた塗膜□外観を得るのが困難であった。
この欠点を補うべく、ベースコート用塗料にセルロース
誘導体をブレンドする方法が知られている。セルロース
誘導体をブレンドした塗料は塗布後の粘度上昇が大きく
、金属粉の配列およびベースコー1〜とクリヤーコート
の2層形成性に有利である。しかしながらセルロース誘
導体は一般にブレンドされるべきアクリル樹脂またはア
ミノ樹脂と相溶性が悪く、そのため塗料あるいは塗膜が
白濁したり、貯蔵中に分離しやすい等の欠点を持ってい
る。
このような欠点を補う方法として、アクリル樹脂とセル
ロース誘導体をグラフ1〜重合した樹脂をビヒクルとし
て用いることが提案されている(例えば特公昭60−2
3792号、特開昭60−252664号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらのグラフト重合樹脂は、アクリル
樹脂あるいはアミノ樹脂との相溶性は改善されるが、塗
膜外観はわずかに改良されるにすぎず、耐ガソリン性も
劣るという問題点があった。
これらのグラフト重合樹脂がアクリル樹脂あるいはアミ
ノ樹脂との相溶性において改善されるにもかかわらず、
塗膜外観に顕著な効果が現われないとともに、耐ガソリ
ン性に劣る原因としては、セルロース誘導体とアクリル
樹脂のグラフト重合の際、セルロース誘導体溶液中でア
クリルモノマーを反応させるため、セルロース誘導体と
グラフト重合しない低分子量のアクリル樹脂が生成し、
この低分子量アクリル樹脂が存在するため、ベースコー
ト用塗料の塗布後、クリヤーコート用塗料を塗布した際
にベースコートとクリヤーコートの一部が相溶して光沢
低下、金属粉の移動によるメタルのムラ等の塗膜外観の
低下を生じるものと考えられる。
セルロース誘導体溶液中でアクリルモノマーを反応させ
ると、低分子量のアクリル樹脂が生成する原因としては
、重合を開始した低分子量アクリル樹脂のラジカルがセ
ルロース誘導体に移動し、低分子量のまま重合を停止し
てしまうためではないかと推定される。
本発明は、低分子量のアクリル樹脂の生成なしにセルロ
ース誘導体をアクリル樹脂で変性したビヒクルを用いる
ことにより、優れた塗膜外観および塗膜性能を有する塗
料組成物を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、セルロース誘導体5〜70重量%、樹脂水酸
基価10−150mgKOH/gで重量平均分子量80
00〜80000の水酸基含有アクリル樹脂29〜94
重量%、およびポリカルボン酸化合物または酸無水物1
〜10重量%を反応させて得られるアクリル変性セルロ
ース誘導体と、架橋剤とをビヒクル成分として含有する
ことを特徴とする塗料組成物である。
本発明で用いるセルロース誘導体としては、セルロース
アセテ−1〜ブチレート、セルロースアセテート、セル
ロースアセテートプロピオネート等のセルロースエステ
ルがあげられる。溶解性および粘度等の観点からセルロ
ースアセテートブチレートが好ましく、特にアセチル化
度が1〜34重量%、ブチリル化度が16〜60重量%
、ASTM−D−1343154に記載された測定法に
よる粘度が0.005〜5秒、好ましくは0.01〜2
秒の範囲に入るものがより有効である。このようなセル
ロースアセテートブチレートの具体的な例としては、イ
ーストマン・ケミカル・プロダクト社製のCAB−55
1−0,01、CAB−551−0,2、CAB−53
1−1、CAB−500−1、CAD−381−0,1
、CAB−381−0,5、CAB−381−2(いず
れも商品名)等がある。
次に上記のセルロース誘導体と反応させる水酸基含有ア
クリル樹脂は、重合可能なエチレン性不飽和結合および
水酸基を有する噴量体と、これらと重合可能なその他の
エチレン性不飽和結合を有する単量体の1種またはそれ
以上とを常法により重合させて得られるものである。
上記のエチレン性不飽和結合および水酸基を有する単量
体としては、2−ヒドロキシエチルアクリレ−1〜、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、ヒドロキシピロピルメタクリレート等
のアクリル酸またはメタクリル酸の炭素原子数2〜24
個のヒドロキシアルキルエステルなどがある。またこれ
らと重合可能な他の単量体としては、メチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチ
ルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチ
ルメタクリレート、i−ブチルアクリレート、i−ブチ
ルメタクリレート、tert−ブチルアクリレート、t
ert−ブチルメタクリレート、シクロへキシルアクリ
レート、シクロへキシルメタクリレ−1〜、2−エチル
へキシルアクリレート、2−エチルへキシルメタクリレ
ート、ラウリルアクリレート、ラウリルメタクリレート
、ステアリルアクリレート、ステアリルメタクリレート
等のアクリル酸またはメタクリル酸の炭素原子数1〜2
4個のアルキルまたはシクロアルキルエステル;アクリ
ル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸等のエチ
レン性不飽和結合を有するカルボン酸;スチレン、ビニ
ルトルエン、α−メチルスチレン等のスチレン系単量体
;あるいはアクリロニトリル、メタクリロニトリルなど
がある。
水酸基含有アクリル樹脂としては、樹脂水酸基価が10
〜150mgKOH/gであり、重量平均分子量が80
00〜80000、好ましくは10000−80000
(7)ものが適している。樹脂水酸基価が10mgKO
H/g未満では、反応性が低いため得られるアクリル変
性セルロース誘導体は変性量が低くアクリル樹脂、アミ
ノ樹脂との相溶性が不十分である。また樹脂水酸基価が
150mgKOH/gを越えると、アクリル樹脂の溶解
性が低下し、反応生成物が不溶化して使用し難くなる。
重量平均分子量が8000未満では、得られたアクリル
変性セルロース誘導体中に低分子量のアクリル樹脂が含
まれるため、ベースコート用塗料に用いるとクリヤーコ
ートを塗布した際にベースコー1〜とクリヤーコートの
一部が相溶して光沢低下および金属粉の移動によるメタ
ルのムラ等の塗膜外観の低下を生じる。重量平均分子量
が80000を越えても、塗膜外観および塗膜性能に著
しい効果は認められず、取扱いが困難になる。したがっ
て、あえて重量平均分子量が80000を越したものを
用いる必要性はない。
次にセルロース誘導体およびアクリル樹脂と反応させる
ポリカルボン酸化合物または酸無水物としては、コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸、−8= セバシン酸、ドデカンニ酸、マレイン酸、フマル酸、メ
サコン酸、シトラコン酸、イタコン酸、フタル酸、イソ
フタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリッ
ト酸、ヘキサヒドロフタル酸等のポリカルボン酸化合物
;無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水
トリメリソ1〜酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサ
ヒドロ無水フタル酸等の酸無水物があげられ、これらの
1種または2種以上を混合して用いることができる。
これらのセルロース誘導体、水酸基含有アクリル樹脂、
およびポリカルボン酸化合物または酸無水物の反応比率
は、セルロース誘導体、水酸基含有アクリル樹脂、およ
びポリカルボン酸化合物または酸無水物の総量に対しセ
ルロース誘導体が5〜70重量%、水酸基含有アクリル
樹脂が29〜94重量%、ポリカルボン酸化合物または
酸無水物が1〜10重景%重量囲であり、この範囲で混
合して反応させる。セルロース誘導体が5重量%未満で
かつ水酸基含有アクリル樹脂が94重量%を越える範囲
では、ベースコート用塗料に用いても塗膜外観および塗
膜性能に顕著な効果は見られない。またセルロース誘導
体が70重量%を越えかつ水酸基含有アクリル樹脂が2
9重量%未満では、セルロース誘導体のアクリル変性量
が少なくてアクリル樹脂あるいはアミノ樹脂との相溶性
が悪くなり、優れた塗膜外観、塗膜性能を得にくくなる
・。ポリカルボン酸化合物または酸無水物が1重量%未
満では、セルロース誘導体のアクリル変性が十分行えず
、アクリル樹脂あるいはアミノ樹脂との相溶性が悪くな
って、優れた塗膜外観および塗膜性能を得にくくなる。
またポリカルボン酸化合物または酸無水物が10重量%
を越える範囲では、反応物の溶解性が低下し、優れた塗
膜外観および塗膜性能を得にくくなる。
セルロース誘導体と水酸基含有アクリル樹脂およびポリ
カルボン酸化合物または酸無水物との反応は、エステル
化反応触媒存在下で溶液中で行うことができる。
用いられるエステル化反応触媒としては、ジブチルスズ
オキシド、ジオクチルスズオキシド、ジプチルスズジラ
ウレート、ジオクチルスズジラウレート、ナトリウムメ
チラート、ナトリウムエチラート、オクチル酸亜鉛、酢
酸カルシウム、酸化アンチモン、テトライソプロピルチ
タネート、テトラブチルチタネート等があげられる。反
応溶剤としては、ベンゼン、トルエン、キシレンおよび
沸点150〜200°Cの芳香族系溶剤、例えばエクソ
ン社製のツルペッツ100、ツルペッツ150(以上商
品名)、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
、メチルアミルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン、イソホロン等のケトン系溶剤などの溶剤の1
種または2種以上を用いることができる。
エステル化反応の反応温度は100〜180℃の範囲が
好ましい。
このようにして得られたアクリル変性セルロース誘導体
は、架橋剤と組合せて塗料組成物、特に2コート1ベー
ク塗装系のベースコート用ビヒクルとして使用すること
ができる。本発明においては、上記アクリル変性セルロ
ース誘導体と架橋剤のほかに、さらにビヒクル成分とし
てアクリル樹脂、ポリエステル樹脂等の他の塗膜形成樹
脂を加えて使用することができる。ここで使用する架橋
剤としては、メチル化メラミン松脂、ブチル化メラミン
樹脂等のアミノ樹脂のほが、ポリイソシアネート化合物
、ブロックイソシアネート化合物等があげられる。この
場合の架橋剤を除いたビヒクル成分と架橋剤の比率は、
固形分重量に基いて架橋剤を除いたビヒクル成分/架橋
剤の比が60/40〜90/10の範囲に入るように組
合わせるのが好ましい。
本発明の塗料組成物は、上記アクリル変性セルロース誘
導体と架橋剤、およびアクリル樹脂、ポリエステル樹脂
等のビヒクル成分以外に、各種溶剤、メタリック顔料、
着色顔料、染料、充填剤、ならびに例えばモダフロー(
商品名、米国モノサンド社製レベリング剤)等の表面調
整剤なども配合することができる。メタリック顔料とし
ては、アルミニウム粉、銅粉、ブロンズ粉等の金属粉や
2酸化チタンコーテイング雲母、雲母状酸化鉄、硫化ニ
ッケル粉末、硫化コバルト粉末、硫化マンガン粉末、窒
化チタニウム粉末等があげられ、着色顔料、染料として
は、例えば通常塗料用として知られている金属酸化物、
金属水酸化物、金属粉、金属硫化物、硫酸塩、炭酸塩、
クロム酸鉛等の塩類、カーボンブラック、有機顔料およ
び有機染料等がある。
本発明の塗料組成物は2コート1ベーク塗装系のベース
コート用として適しているが、他の塗料組成物としても
使用できる。
本発明の塗料組成物は、エアスプレー塗装、静電エアス
プレー塗装、静電霧化塗装等の常法により塗装される。
本発明の塗料組成物をベースコート用塗料として用いる
ときは、上記のように塗装した後、焼付することなくそ
の上からクリヤーコート用塗料が塗装される。
ここで使用されるクリヤーコート用塗料は、熱硬化性ア
クリル樹脂系のものが好ましく、従来公知の官能性アク
リル系共重合物と架橋剤との併用系の塗料の中から、メ
タリックベース塗膜との層間密着性がよく、かつ良好な
耐候性を有するものを適宜選択して使用することができ
る。中でも単量体組成中に水酸基を有する単量体を含む
アクリル系樹脂と、ブチル化メラミン材脂やメチル化メ
ラミン樹脂のようなアミノ樹脂系架橋剤との併用系の透
明塗料が好適である。このほか塗装系の要求性能に応じ
てアミノ−アルキド樹脂を主成分とする塗料のような他
の熱硬化性樹脂系の上塗りクリヤーコート用塗料を用い
ることも可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、アクリル変性セルロース誘導体をビヒ
クル成分として含有するため、優れた塗膜外観および塗
膜性能が得られ、特に2コート1ベーク塗装系のベース
コート用塗料として用いることにより、従来にない優れ
た塗膜外観および塗膜性能を有する塗膜を得ることがで
き、自動車等の上塗り用として特に有用である。
〔実施例〕
以下実施例、比較例、製造例により本発明を説明する。
各例中、部および%は重量部および重量%を示す。
A、水酸基含有アクリル樹脂溶液の製造製造例A1 攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素ガス導入装置および
滴下ロートを備えた反応器にキシレン49.7部を仕込
み、窒素ガスを導入しながら加熱攪拌し、140℃にな
ったところで下記に示す重量体成分と重合開始剤の混合
液50.3部を140℃−窓下で、滴下ロートより等速
滴下した。
スチレン                5.0部メ
タクリル酸メチル          25.8部アク
リル酸n−ブチル         12.8部メタク
リル酸2−ヒドロキシエチル   6.4部合計   
    50.3部 滴下後、2時間140℃に保持した後、冷却して内容物
を取り出した。得られた水酸基含有アクリル樹脂溶液A
1は不揮発分50.0%、粘度v−WでGPC法(測定
装置として東洋曹達工業(株)製HLC−802A (
商品名)を用いた、ポリスチレン換Wによる重量平均分
子量測定法)による重量平均分子量は3.8 X 10
4であった。
製造例A2〜A15 製造例A1と同様の方法により、第1表に示す配合で水
酸基含有アクリル樹脂溶液A2〜A15を得た。得られ
た樹脂溶液A2〜A15の特性値を樹脂溶液A1ととも
に第1表に示す。
B、アクリル変性セルロース誘導体溶液の製造製造例B
1 水酸基含有アクリル樹脂溶液A122.5部、CAB−
531−1(前出セルロースアセテートブチレート)1
2.5部、ツルペッツ100(前出芳香族石油系溶剤)
12.5部を攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管
およびディーンスタークトラップを備えた反応器に仕込
み、窒素ガス雰囲気下に加熱攪拌してCAB−531−
1(前出)が溶解したのを確認したのち、アジピン酸1
.3部、ジブチルスズオキシド0.1部を加え、150
〜155℃の温度条件下で窒素ガスを導入しながら5時
間加熱攪拌して反応を行った。反応終了後キシレン28
部、n−ブチルアルコール7.8部、酢酸エチル15.
3部を加えて希釈し、放冷後内容物を取り出した。得ら
れた樹脂溶液B1は不揮発分24.8%、粘度R−8で
あった。
製造例82〜B21 前述の製造例B1と同様の方法により第2表に示す配合
でアクリル変性セルロース誘導体溶液B2〜B21を得
た。得られた樹脂溶液82〜B21の特性値を樹脂溶液
B1とともに第2表に示す。
C9比較樹脂液の製造 比較製造例C1 攪拌機を備えた混合器にCAB−531−1(前出) 
1.2.5部、キシレン37.5部、酢酸n−ブチル2
5部を仕込み、攪拌、溶解させたのち、水酸基含有アク
リル樹脂溶液A4を25部加え、室温で15分間混合し
た。
得られた樹脂溶液C1は不揮発分25.1%、粘度Rで
あった。
比較製造例C2 攪拌機、温度計、還流冷却管、窒素ガス導入管および滴
下ロートを備えた反応器に、CAB−531−1(前出
) 12.5部、ツルペッツ100(前出) 12.5
部、キシレン16.4部を仕込み、窒素ガス雰囲気下に
加熱攪拌してCAB−531−1(前出)が溶解し、温
度140℃になったところで、水酸基含有アクリル樹脂
溶液A4配合の甲、量体成分と重合開始剤の混合液12
.5部を140℃一定下で滴下ロートから2時間で等速
滴下した。滴下終了30分後、ターシャリ−ブチルパー
オキシベンゾエート0.1部、キシレン2.4部の混合
液を滴下した。その後90分間140℃に保持し、キシ
レン20.5部、n−ブチルアルコール7.8部、酢酸
エチル15.3部を加えた後冷却し、内容物を取り出し
た。得られた樹脂溶液C2は不揮発分24.7%、粘度
R−8であった。
比較製造例C3 比較製造例C2と同様の反応器にCAB−531−1(
前出)16部、キシレン19部を仕込み、徐々に昇温し
てCAB−531−1(前出)が溶解したのを確認した
後、マレイン酸モノブチル4部、ジブチルスズオキシド
0.04部、キシレン1部を滴下ロートより仕込み、1
45〜150℃の温度条件下で窒素ガスを吹き込みなが
ら7時間加熱攪拌して反応を行った。反応終了後、トル
エン50部、メチルイソブチルケトン9.96部を加え
て希釈し、冷却後内容物を取り出した。
このCAB樹脂溶液41.7部、トルエン4.2部、メ
チルイソブチルケトン4.2部を比較製造例C2と同様
の反応器に仕込み、窒素ガスを導入しながら下記に示す
噴量体成分と重合開始剤の混合液を105℃一定下で滴
下ロートより3時間で等速滴下した。滴下終了後、ター
シャリ−ブチルパーオキシ2エチルヘキサノエイト0.
2部、トルエン7.6部の混合液を60分間で等速滴下
した。滴下終了後90分間105℃に保持し、冷却後内
容物を取り出した。
得られた樹脂溶液C3は不揮発分50.5%、粘度2□
−72であった。
スチレン                4.2部メ
タクリル酸メチル          20.3部メタ
クリル酸n−ブチル        10.8部メタク
リル酸2−ヒドロキシエチル   5.3部アクリル酸
               1.2部合計    
   42.1部 比較製造例C4〜C10 第3表に示す配合にてアクリル変性セルロース誘導体溶
液の製造例B1と同様の方法で樹脂溶液04〜C10を
調製した。得られた樹脂溶液04〜CIOの特性値を第
3表に示す。
D、クリヤーコート用アクリル樹脂溶液の製造攪拌機、
温度計、還流冷却器、窒素導入管および滴下ロートを備
えた反応器に、ツルペッツ100(前出)30部、n−
ブチルアルコール6部を仕込み、窒素ガス雰囲気下で加
熱し、140°Cになったところで下記に示すqt量体
成分と重合開始剤の混合液を140°C−水下で滴下ロ
ートより2時間で等速滴下した。
スチレン               18.0部メ
タクリル酸n−ブチル        11.8部メタ
クリル酸ラウリル         18.5部メタク
リル酸2−ヒドロキシエチル   9.7部メタクリル
酸             2.0部ターシャリ−ブ
チルパーオキシベンゾ エート                  1.7部
合 言t                61 、7
部滴下終了30分後、ターシャリ−ブチルパーオキシベ
ンゾニーhO,3部、ツルペッツ100(前出)2部の
混合液を滴下し、140℃でさらに90分間加熱攪拌し
た。反応終了後、冷却し内容物を取り出した。
得られた樹脂溶液りは不揮発分60.5%、粘度V−W
であった。
E、ベースコート用アクリル樹脂溶液の製造攪拌機、温
度計、還流冷却器、窒素ガス導入管および滴下ロー1〜
を備えた反応器にキシレン49.6部を仕込み、窒素ガ
スを導入しながら加熱攪拌し、140℃になったところ
で下記に示す単量体成分と重合開始剤の混合液を140
℃−水下で、滴下ロートより2時間で等速滴下した。
スチレン                5.0部メ
タクリル酸メチル          22.3部アク
リル酸n−ブチル         15.6部メタク
リル酸2−ヒドロキシエチル   6.4部アクリル酸
               0.8部ターシャリー
プチルパーオキシベンゾ 二−ト                 0.3部合
計       50.4部 滴下後140℃で2時間攪拌した。反応終了後冷却し内
容物を取り出した。得られた樹脂溶液Eは不揮発分50
.5%、粘度W−Xであった。
実施例1 a、 メタリックベース塗料の調製 アクリル変性セルロース誘導体溶液B1とベースツー1
〜用アクリル樹脂溶液Eを用い、第4表に示す配合にて
実施例1のメタリックベース塗料1を調製した。
b、 クリヤー塗料の調製 クリヤーコート用アクリル樹脂溶液りを用い、下記の配
合にてクリヤー塗料を調製した。
クリヤーコート用アクリル樹脂溶液D   69.9部
ニーパン166−60(前出)           
30.0部モダフロー(前出)0.1部 合計       100.0部 C0塗膜の形成 リン酸亜鉛処理を施した厚さ0.8mmのダル鋼板に、
カチオン電着塗料(商品名アクアNα4200、日本油
脂(株)製)を乾燥塗膜厚約20μmとなるように電着
塗装し、175℃で25分間焼付け、さらに中塗塗料(
商品名エピコNα]、500CPシーラー、日本油脂(
株)製)を乾燥塗膜厚約40μmとなるようにエアース
プレー塗装し、140℃で30分間焼付けた試験板上に
、トルエン:ソルベッソ100二n−ブチルアルコ−ル フォードカップ#4で14秒(20°C)になるように
粘度調整した上記aのメタリックベース塗料1をインタ
ーバル1分30秒、2ステージで乾燥塗膜厚約15μm
になるように塗装した。塗装は静電塗装機Auto R
EA (日本ランズバーグ社製、商品名)により霧化圧
2 、 8kg/ dで行なった。塗装中のブースの雰
囲気は温度25℃、湿度75%に保った。3分間セツテ
ィングしたのちツルペッツ100(前出):ツルペッツ
150(前出)を2:1の割合で混合した溶剤でフォー
ドカップ#4で30秒(20°C)になるように粘度調
整した上記すのクリヤー塗料を上記aのメタリックベー
ス塗料1と同じ条件で乾燥塗膜厚約35μmになるよう
に塗装し、10分間のセツティングののち140℃で3
0分間焼付けた。得られた塗膜の性能を第4表に示す。
実施例2〜23 第4表に示すそれぞれの配合により実施例1−aと同様
にして、実施例2〜21のメタリックベース塗料2〜2
1および実施例22. 23のソリッドカラーベース塗
料22. 23を調製し、実施例1−cと全く同様にし
て実施例2〜23の塗膜を形成した。
得られた塗膜の性能を第4表に示す。
−29= (注1)ベースコート用アクリル樹脂溶液E(注2)三
井東圧化学(株)製、メラミン樹脂、不揮発分60%、
商品名 (注3)東洋アルミニウム(株)製、アルミニウム顔料
、商品名 (注4)ノボパームレッドF−3RK−70(/\キス
ト社製、モノアゾ系顔料、商品名) 12.9部、ベー
スコート用アクリル樹脂溶液E 64.3部、キシレン
11.4部、酢酸エチレングリコールモノエチルエーテ
ル11.4部をアトライターに仕込み、24時間分散し
たペースト。
(注5)シアニンブルー4940(大日精化工業(株)
製、シアニンブルー系顔料、商品名) 12.9部をノ
ボパームレットF−3RK−70の替りに用いた以外は
注4と同様の組成、条件で作られたペースト。
(注6)モノサント社製、レベリング剤、商品名(注7
)「(アクリル変性セルロース誘導体+アクリル捌脂)
」で、「固形分重量に基いて架橋剤を除いたビヒクル成
分」を意味する。
(注8)目視によるメタリック感。評価は以下の通り。
◎:非常に優れる 0:優れる △:やや劣る ×:劣る (注9)目視による平滑性。評価は注8と同じ。
(注10)目視によるメタルムラ。評価は注8と同じ。
(注目) JIS K 54006.760度鏡面光沢
度による。
(注12) JIS K 54006.760度鏡面光
沢度に準じる。
(注13)出光ハイオクタンガソリン浸漬20°C24
時間。評価は以下の通り。
0:異常なし Δ:チヂミ発生 ×:チヂミ変色発生 比較例1〜8 比較製造例の樹脂溶液を用い、第5表に示す配合により
実施例1−aと同様にして比較例1〜8の比較例メタリ
ックベース塗料1〜8を調製し、実施例1−cと全く同
様にして比較例1〜8の塗膜を形成した。
得られた塗膜の性能を第5表に示す。
第4表の結果より、各実施例の塗料組成物はメタリック
感が良く、平滑性があり、光沢も良く、メタルムラがな
くて塗膜外観に優れ、耐ガソリン性等の塗膜性能も優れ
ている。これに対し、第5表に示すように、セルロース
誘導体を変性せずに用いた比較例1、セルロース誘導体
存在下でアクリル単量体を反応させて変性した比較例2
(特公昭60−23792号に相当)および比較例3(
特開昭60−252664号に相当)、変性するセルロ
ース誘導体が70重量%を越え、水酸基含有アクリル樹
脂が29重量%未満の比較例4、変性するセルロース誘
導体が5重量%未満、水酸基含有アクリル樹脂が94重
量%を越える比較例5、反応させるポリカルボン酸化合
物が1重量%未満の比較例6、反応する水酸基含有アク
リル樹脂の重量平均分子量が8000未満の比較例7な
らびに樹脂水酸基価が10mgKOH/g未満の比較例
8はいずれもメタリック感、平滑性が悪く、メタルムラ
があって塗膜外観が悪く、耐ガソリン性等の塗膜性能も
劣る。また反応させるポリカルボン酸化合物が10重量
%を越える比較製造例C7および反応させる水酸基含有
アクリル樹脂の樹脂水酸基価が150mgKOH/gを
越える比較製造例CIOは反応中不溶となり使用できな
い。
以上の結果より、本発明の塗料組成物により優れた外観
および塗膜性能が得られることがわかる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セルロース誘導体5〜70重量%、樹脂水酸基価
    10〜150mgKOH/gで重量平均分子量8000
    〜80000の水酸基含有アクリル樹脂29〜94重量
    %、およびポリカルボン酸化合物または酸無水物1〜1
    0重量%を反応させて得られるアクリル変性セルロース
    誘導体と、架橋剤とをビヒクル成分として含有すること
    を特徴とする塗料組成物。
  2. (2)ビヒクル成分がさらに他の塗膜形成樹脂を含有す
    る特許請求の範囲第1項記載の塗料組成物。
  3. (3)架橋剤を除いたビヒクル成分/架橋剤の比が、6
    0/40〜90/10の範囲である特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の塗料組成物。
  4. (4)架橋剤がメチル化メラミン樹脂、ブチル化メラミ
    ン樹脂、ポリイソシアネート化合物、またはブロックイ
    ソシアネート化合物である特許請求の範囲第1項ないし
    第3項のいずれかに記載の塗料組成物。
JP28324286A 1986-11-28 1986-11-28 塗料組成物 Expired - Lifetime JPH0699665B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28324286A JPH0699665B2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28 塗料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28324286A JPH0699665B2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28 塗料組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63137969A true JPS63137969A (ja) 1988-06-09
JPH0699665B2 JPH0699665B2 (ja) 1994-12-07

Family

ID=17662929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28324286A Expired - Lifetime JPH0699665B2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28 塗料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0699665B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6169150B1 (en) 1998-12-02 2001-01-02 Ppg Industries Ohio, Inc. Coating compositions with dicarboxylic half ester containing polymers and polyanhydride curing agents
JP2004123990A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Sakata Corp 収縮ラベル用印刷物の製造方法および収縮ラベル用印刷物
JP2004175858A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Sakata Corp シュリンク包装用印刷インキ組成物、シュリンク包装用印刷物の製造方法およびシュリンク包装用印刷物
JP2005075992A (ja) * 2003-09-02 2005-03-24 Toagosei Co Ltd 塗料用組成物
KR100762381B1 (ko) * 2001-12-29 2007-10-04 주식회사 케이씨씨 도료용 열경화성 아크릴 수지 조성물 및 이의 용도
WO2010038643A1 (ja) * 2008-10-01 2010-04-08 Dic株式会社 プライマー及び該プライマーからなる樹脂塗膜を有する積層体

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5182740B2 (ja) * 2007-05-02 2013-04-17 日産自動車株式会社 金属感塗料組成物及びこれを用いた積層塗膜の形成方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6169150B1 (en) 1998-12-02 2001-01-02 Ppg Industries Ohio, Inc. Coating compositions with dicarboxylic half ester containing polymers and polyanhydride curing agents
KR100762381B1 (ko) * 2001-12-29 2007-10-04 주식회사 케이씨씨 도료용 열경화성 아크릴 수지 조성물 및 이의 용도
JP2004123990A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Sakata Corp 収縮ラベル用印刷物の製造方法および収縮ラベル用印刷物
JP2004175858A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Sakata Corp シュリンク包装用印刷インキ組成物、シュリンク包装用印刷物の製造方法およびシュリンク包装用印刷物
JP2005075992A (ja) * 2003-09-02 2005-03-24 Toagosei Co Ltd 塗料用組成物
WO2010038643A1 (ja) * 2008-10-01 2010-04-08 Dic株式会社 プライマー及び該プライマーからなる樹脂塗膜を有する積層体
JP4645777B2 (ja) * 2008-10-01 2011-03-09 Dic株式会社 プライマー及び該プライマーからなる樹脂塗膜を有する積層体
CN102137903A (zh) * 2008-10-01 2011-07-27 Dic株式会社 底漆以及具有由该底漆形成的树脂涂膜的层叠体
US8440749B2 (en) 2008-10-01 2013-05-14 Dic Corporation Primer and laminate including resin coating film containing the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0699665B2 (ja) 1994-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3498971B2 (ja) 艶消し被覆を製造するための粉末熱硬化性組成物
JP4316090B2 (ja) 塗膜形成方法
JP3831266B2 (ja) 塗膜形成方法
US20090087675A1 (en) Effect Pigment-Containing, Water-Borne Base Coating Compositions
JP2774985B2 (ja) 粉体塗料用樹脂組成物
JP5074022B2 (ja) ベース塗料組成物およびこれを含む塗料組成物
JP3282182B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂成形品の塗装方法
JP4139267B2 (ja) 塗膜形成方法
JP2849296B2 (ja) 雲母質顔料組成物、雲母質顔料含有水性塗料組成物ならびにその製法
JPH10338719A (ja) フィルム形成性親水性樹脂および塗料組成物
JPS63137969A (ja) 塗料組成物
JP2005139336A (ja) 2液型塗料組成物、塗装仕上げ方法及び塗装物品
JP2816617B2 (ja) 塗料用樹脂組成物
JP2005290344A (ja) 二液型熱硬化性樹脂組成物、塗膜形成方法および被塗物
JPH10140073A (ja) 塗料用樹脂組成物
JPS63137967A (ja) 塗料組成物
JP2004043524A (ja) 水性中塗り塗料組成物及び複層塗膜の形成方法
JPS63278973A (ja) 塗料用樹脂組成物
JPS61157384A (ja) 自動車車体の塗装方法
JP3048019B2 (ja) 塗料用樹脂組成物
JP4646545B2 (ja) 二液型熱硬化性樹脂組成物、塗膜形成方法および被塗物
JPH04371265A (ja) 熱硬化被覆組成物
WO2024135492A1 (ja) プラスチック用プライマー
WO2024135491A1 (ja) プラスチック用プライマー
JPS6346113B2 (ja)