JP2002346767A - 長さ方向に外径の異なる棒状材及びその製造方法 - Google Patents

長さ方向に外径の異なる棒状材及びその製造方法

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JP2002346767A JP2001148646A JP2001148646A JP2002346767A JP 2002346767 A JP2002346767 A JP 2002346767A JP 2001148646 A JP2001148646 A JP 2001148646A JP 2001148646 A JP2001148646 A JP 2001148646A JP 2002346767 A JP2002346767 A JP 2002346767A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた強度的信頼性を有する、長さ方向に外
径の異なる棒状材、及びこれを簡単に製造可能な棒状材
の製造方法を提供すること。 【解決手段】 棒状材A1は、所定長さを有する複数個の
筒状構成片10、20、30が長さ方向に一列に並んだ状態で
継ぎ合わされてなるものである。隣接する2個の第1及
び第2構成片10、20において、第1構成片10の端部の外
径は第2構成片20の端部の外径よりも大寸である。且
つ、第1構成片10の端部と第2構成片20の端部とが両構
成片の外周面に段差を生じる態様で突き合わされてい
る。そして、この突合せ状態で、突合せ部3が摩擦撹拌
接合によって接合されることにより(接合部W)、突合
せ部3の外周面がテーパ面状に形成されるとともに、第
1構成片10と第2構成片20とが一体化されて継ぎ合わさ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、長さ方向に外径
の異なる棒状材及びその製造方法に関し、詳述すれば、
例えば、支柱等のポールとしてあるいは流体輸送用の管
として好適に用いられる、長さ方向に外径の異なる金属
製棒状材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、長さ方向に外径の異なる支柱等
のポールは、次のように製造されている。すなわち、所
定長さを有し且つ外径の異なる複数個の構成片を準備
し、これらを一列に並べるとともに、互いに隣接する構
成片の端部同士を溶融溶接(MIG溶接、TIG溶接、
レーザビーム溶接等)によって接合して両者を継ぎ合わ
せることにより、製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の製造方法では、接合手段として溶融溶接が採用され
ているので、溶接肉盛り部の表面が凹凸に形成されてし
まい外観体裁が低下するという難点があった。この難点
を解消するため、従来、溶接肉盛り部に対して切削加工
等の仕上げ加工を施す必要があり、このため製造コスト
が高く付いていた。更には、溶融溶接によれば、溶接部
やその近傍において疲労強度が低下するという難点があ
った。
【0004】この発明は、上述した技術背景に鑑みてな
されたもので、その目的は、優れた疲労強度等の強度的
信頼性を有するとともに良好な外観体裁を有する、長さ
方向に外径の異なる棒状材、及びこれを簡単に製造可能
な棒状材の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係る棒状材は、所定長さを有する
複数個の構成片が長さ方向に一列に並んだ状態で継ぎ合
わされてなる、長さ方向に外径の異なる棒状材であっ
て、隣接する2個の第1及び第2構成片において、第1
構成片の端部の外径は第2構成片の端部の外径よりも大
寸であり、且つ、第1構成片の端部と第2構成片の端部
とが両構成片の外周面に段差を生じる態様で突き合わさ
れた状態で、該突合せ部が摩擦撹拌接合によって接合さ
れることにより、突合せ部の外周面がテーパ面状に形成
されていることを特徴としている。
【0006】この請求項1の発明では、隣接する2個の
第1及び第2構成片において、第1構成片の端部の外径
が第2構成片の端部の外径よりも大寸であることによ
り、棒状材に外径の異なる部位が形成されるようにな
る。
【0007】また、第1構成片の端部と第2構成片の端
部とが両構成片の外周面に段差を生じる態様で突き合わ
された状態で、該突合せ部をもし仮に溶融溶接によって
接合したとすると、接合された突合せ部に応力集中が生
じるという不具合が発生する。これに対して、この請求
項1の発明では、接合手段として摩擦撹拌接合を採用し
ている。この摩擦撹拌接合によって突合せ部を接合する
ことにより、突合せ部の外周面がテーパ面状に形成され
るようになる。このため、接合された突合せ部に生じる
ことのある応力集中を緩和し得るようになって、棒状材
の強度的信頼性が向上するようになる。さらに、上述し
たように突合せ部の外周面がテーパ面状に形成されるこ
とから、段差が目立ち難くなり、この結果、全体の外観
体裁が良好になる。
【0008】また、摩擦撹拌接合は、接合部の表面を滑
らかに形成することが可能であることから、摩擦撹拌接
合によって突合せ部を接合することにより、必ずしも接
合部に対して仕上げ加工を行う必要がなくなるか、ある
いは仕上げ加工が軽度ですむようになる。
【0009】また、摩擦撹拌接合は、固相接合の範疇に
入り、接合に伴う熱歪み等の変形が極めて小さく、更に
は、接合材料の結晶を微細化し得て疲労強度を向上させ
得るようになるという利点を有していることから、この
摩擦撹拌接合によって突合せ部が接合されることによ
り、接合に伴う変形が防止又は抑制されるとともに、疲
労強度が向上するようになる。この結果、棒状材の強度
的信頼性が更に向上するようになる。
【0010】請求項2の発明に係る棒状材は、所定長さ
を有する複数個の構成片が長さ方向に一列に並んだ状態
で継ぎ合わされてなる、長さ方向に外径の異なる棒状材
であって、隣接する2個の第1及び第2構成片におい
て、第1構成片の端部の外径は第2構成片の端部の外径
よりも大寸であり、且つ、第1構成片の端部の端面に形
成された凹部内に第2構成片の端部が嵌合された状態
で、第1構成片の端部が第2構成片に摩擦撹拌接合によ
って接合されることにより、第1構成片の端部の外周面
がテーパ面状に形成されていることを特徴としている。
【0011】この請求項2の発明は、上記請求項1の発
明と同様の作用を奏し得る。更には、第1構成片の端部
の端面に形成された凹部内に、第2構成片の端部が嵌合
されることにより、これら両構成片が互いに強固に連結
されるようになり、この結果、棒状材の機械的強度が向
上するようになる。
【0012】請求項3の発明に係る棒状材の製造方法
は、所定長さを有する複数個の構成片が長さ方向に一列
に並んだ状態で継ぎ合わされてなる、長さ方向に外径の
異なる棒状材の製造方法であって、隣接する2個の構成
片として、端部の外径が大寸の第1構成片と、端部の外
径が小寸の第2構成片とを準備するとともに、径大の回
転子と、該回転子の端面に突出して設けられた径小のプ
ローブとを有する摩擦撹拌接合用の接合工具を準備し、
第1構成片の端部と第2構成片の端部とを両構成片の外
周面に段差を生じる態様で突き合わせ、接合工具の回転
軸線を第2構成片側に両構成片に対して相対的に傾斜さ
せるとともに、突合せ部中に接合工具の回転しているプ
ローブを埋入し、且つ、接合工具の回転している回転子
の端面を第1構成片の端部の角部に押し付けた状態で、
プローブを突合せ部に沿って両構成片に対して相対的に
移動させることにより、突合せ部を接合することを特徴
としている。
【0013】この請求項3の発明は、上記請求項1の発
明に係る棒状材を簡単に製造できるようになる。
【0014】すなわち、第1構成片の端部と第2構成片
の端部とを、両構成片の外周面に段差を生じる態様で突
き合わせるとともに、該突合せ部を接合することによ
り、第1構成片と第2構成片とが継ぎ合わされ、この結
果、長さ方向に外径の異なる棒状材が製造されるように
なる。
【0015】また、第1構成片の端部と第2構成片の端
部とが両構成片の外周面に段差を生じる態様で突き合わ
された状態で、該突合せ部をもし仮に溶融溶接によって
接合したとすると、接合された突合せ部に応力集中が生
じるという不具合が発生する。これに対して、この請求
項3の発明では、接合手段として摩擦撹拌接合を採用し
ている。そして、摩擦撹拌接合用の接合工具の回転軸
線、回転子及びプローブを所定の状態に配置して、プロ
ーブを突合せ部に沿って両構成片に対して相対的に移動
させることにより、該突合せ部がその外周面がテーパ面
状に形成されるように接合されるようになる。この結
果、接合された突合せ部に生じることのある応力集中が
緩和されるようになり、もって棒状材の強度的信頼性が
向上するようになる。さらに、上述したように突合せ部
の外周面がテーパ面状に形成されることから、段差が目
立ち難くなり、この結果、全体の外観体裁が良好にな
る。
【0016】また、摩擦撹拌接合は、接合部の表面を滑
らかに形成することが可能であることから、摩擦撹拌接
合によって突合せ部を接合することにより、必ずしも接
合部に対して仕上げ加工を行う必要がなくなるか、ある
いは仕上げ加工が軽度で済むようになる。
【0017】また、摩擦撹拌接合は、固相接合の範疇に
入り、接合に伴う熱歪み等の変形が極めて小さく、更に
は、接合材料の結晶を微細化し得て疲労強度を向上させ
得るようになるという利点を有していることから、この
摩擦撹拌接合によって突合せ部を接合することにより、
接合に伴う変形が防止又は抑制されるとともに、疲労強
度が向上するようになる。この結果、棒状材の強度的信
頼性が更に向上するようになる。
【0018】請求項4の発明に係る棒状材の製造方法
は、所定長さを有する複数個の構成片が長さ方向に一列
に並んだ状態で継ぎ合わされてなる、長さ方向に外径の
異なる棒状材の製造方法であって、隣接する2個の構成
片として、端部の外径が大寸の第1構成片と、端部の外
径が小寸の第2構成片とを準備するとともに、径大の回
転子と、該回転子の端面に突出して設けられた径小のプ
ローブとを有する摩擦撹拌接合用の接合工具を準備し、
第1構成片の端部の端面に形成された凹部内に、第2構
成片の端部を嵌合させることにより、両構成片の外周面
に段差を生じさせ、接合工具の回転軸線を第2構成片側
に両構成片に対して相対的に傾斜させるとともに、嵌合
部中に接合工具の回転しているプローブを埋入し、且
つ、接合工具の回転している回転子の端面を第1構成片
の端部の角部に押し付けた状態で、プローブを嵌合部に
沿って両構成片に対して相対的に移動させることによ
り、第1構成片の端部を第2構成片に接合することを特
徴としている。
【0019】この請求項4の発明は、上記請求項3の発
明と同様の作用を奏し得る。更には、第1構成片の端部
の端面に形成された凹部内に第2構成片の端部が嵌合さ
れることにより、これら両構成片が互いに強固に連結さ
れるようになり、この結果、製造される棒状材の機械的
強度が向上するようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。
【0021】図1〜図3は、この発明(請求項1、3)
の第1実施形態を示している。図1(イ)において、
(A1)はこの第1実施形態に係る棒状材である。
【0022】この棒状材(A1)は、長さ方向に貫通した
中空部(2)を有する横断面円形状の棒状中空材からな
る。そして、この棒状材(A1)が所定長さに3個に分割
構成されるとともに、これら3個の構成片(10)(20)
(30)が長さ方向に一列に並んだ状態で継ぎ合わされて
製造されている。これら3個の構成片(10)(20)(3
0)は、いずれも、所定長さを有する円筒状のものであ
って、アルミニウム又はその合金製であり、例えばA6
061製のものである。これら3個の構成片(10)(2
0)(30)を説明の便宜上、基端から先端に向かって順
に、第1構成片(10)、第2構成片(20)及び第3構成
片(30)とする。
【0023】図2(イ)及び(ロ)に示すように、第1
構成片(10)は長さ方向に均一な内径及び外径を有する
ものである。また同じく、第2構成片(20)は長さ方向
に均一な内径及び外径を有しており、また第3構成片
(30)も長さ方向に均一な内径及び外径を有している。
更に、第1構成片(10)の端部の外径は第2構成片(2
0)の端部の外径よりも大寸であり、また第2構成片(2
0)の端部の外径は第3構成片(30)の端部の外径より
も大寸である。更に、これら第1〜第3構成片(10)
(20)(30)の内径は互いに同寸に設定されている。ま
た、第1構成片(10)の肉厚は第2構成片(20)の肉厚
よりも厚く形成されており、更に第2構成片(20)の肉
厚は第3構成片(30)の肉厚よりも厚くに形成されてい
る。
【0024】そして、この棒状材(A1)では、図1及び
図2に示すように、第1構成片(10)の端部と第2構成
片(20)の端部とが同軸上に突き合わされており(3は
突合せ部)、このため、この突合せ状態において、第1
構成片(10)の内周面と第2構成片(20)の内周面とは
面一に連なっており、且つ、両構成片(10)(20)の外
周面に両者の外径寸法差に対応した段差を生じている。
(5)は段部を示しており、(5a)はこの段部(5)の
すみ部を示している。そして、この突合せ部(3)が摩
擦撹拌接合により周方向に全周に亘って接合されること
により(Wは接合部)、第1構成片(10)と第1構成片
(20)とが一体化されて継ぎ合わされている。
【0025】これと同じく、第2構成片(20)の端部と
第3構成片(30)の端部とが同軸上に突き合わされてお
り(3は突合せ部)、このため、両構成片(20)(30)
の突合せ状態において、第2構成片(20)の内周面と第
3構成片(30)の内周面とは面一に連なっており、且
つ、両構成片(20)(30)の外周面に両者の外径寸法差
に対応した段差を生じている。そして、この突合せ部
(3)が摩擦撹拌接合によって周方向に全周に亘って接
合されることにより(Wは接合部)、第2構成片(20)
と第3構成片(30)とが一体化されて継ぎ合わされてい
る。
【0026】次に、第1構成片(10)の端部と第2構成
片(20)の端部との突合せ部(3)を接合した摩擦撹拌
接合の接合方法について、図3(イ)及び(ロ)を参照
して説明する。
【0027】同図において、(40)は摩擦撹拌接合用の
接合工具である、この接合工具(40)は、径大の円柱状
回転子(41)と、該回転子(41)の端面(41a)の回転
中心部に回転軸線(P)上に沿って突出して一体に設け
られた径小のピン状プローブ(42)と、を有している。
回転子(41)及びプローブ(42)はともに、両構成片
(10)(20)よりも硬質で且つ接合時に発生する摩擦熱
に耐え得る耐熱材料から形成されている。また、プロー
ブ(42)の外周面には、摩擦熱にて軟化した両構成片
(10)(20)の肉を撹拌するための撹拌用凸部(図示せ
ず)が形成されている。
【0028】さらに、円柱状の中子(7)が中空部
(2)内に第1構成片(10)と第2構成片(20)とに跨
って嵌入されている。
【0029】上記接合工具(40)を用い、回転子(41)
及びプローブ(42)を回転軸線(P)を中心に回転させ
る。そして、接合工具(40)の回転子(41)の回転軸線
(P)を、突合せ状に配置された両構成片(10)(20)
のうち第2構成片(20)側に該両構成片(10)(20)に
対して相対的に傾斜させる。そして、この傾斜状態で、
回転しているプローブ(42)を両構成片(10)(20)の
突合せ部(3)中に外周面側から埋入し、更に、回転し
ている回転子(41)の端面(41a)を、突合せ部(3)
から外周面側に突出している第1構成片(10)の端部の
角部(10a)に押し付ける。そして、この状態のまま
で、プローブ(42)を突合せ部(3)に沿って周方向に
移動させて両構成片(10)(20)の周囲を一回りさせ
る。
【0030】なお、この発明では、突合せ部(3)中に
埋入されたプローブ(42)を移動させるのではなく、該
プローブ(42)の位置を固定しておき、突合せ部(3)
がプローブ(42)を順次通過するように両構成片(10)
(20)をその軸線を中心に一回転させても良い。また、
プローブ(42)を突合せ部(3)中に埋入した後で、接
合工具(40)の回転軸線(P)を第2構成片(20)側に
傾斜させても良い。また、この傾斜状態は、接合工具
(40)を動かすことにより実現しても良いし、両構成片
(10)(20)を動かすことにより実現しても良い。
【0031】このプローブ(42)の移動に伴い、突合せ
部(3)がプローブ埋入位置にてプローブ(42)により
順次接合されていく。
【0032】すなわち、プローブ(42)の回転により発
生する摩擦熱と、回転子(41)の端面(41a)と第1構
成片(10)の端部の角部(10a)との摺動に伴い発生す
る摩擦熱とによって、両構成片(10)(20)がプローブ
埋入位置近傍において軟化するとともに、第1構成片
(10)の角部(10a)が回転子(41)の端面(41a)から
の押付け力を受けてその外周面がテーパ面になるように
塑性変形されて当該角部(10a)の肉が段部(5)のす
み部(5a)内に充填される。
【0033】このように第1構成片(10)の角部(10
a)が塑性変形されてその肉が段部(5)のすみ部(5
a)内に充填されながら、摩擦熱にて軟化した両構成片
(10)(20)の肉が、プローブ(42)の回転力を受けて
撹拌混合されるとともにプローブ(42)の進行圧を受け
てプローブ(42)の通過溝を埋めるように塑性流動した
のち、摩擦熱を急速に失って冷却固化される。この現象
がプローブ(42)の移動に伴ってプローブ埋入位置にて
順次繰り返されていき、最終的に突合せ部(5)が全周
に亘って接合され、もって両構成片(10)(20)が一体
化されて継ぎ合わされる。
【0034】第2構成片(20)の端部と第3構成片(3
0)の端部との突合せ部(5)についても、上記した摩
擦撹拌接合と同じ接合方法で接合され、重複する説明を
省略する。
【0035】而して、こうして得られた棒状材(A1)に
おいて、第1構成片(10)と第2構成片(20)との突合
せ部(3)並びに第2構成片(20)と第3構成片(30)
との突合せ部(3)は、いずれも、摩擦撹拌接合によっ
て接合されたものなので、接合に伴う熱歪み等の変形が
殆ど発生しておらず、且つ疲労強度が向上している。そ
の上、第1構成片(10)と第2構成片(20)との突合せ
部(3)において、擦撹拌接合の際に第1構成片(10)
の端部の角部(10a)が塑性変形されることで当該角部
(10a)の肉が段部(5)のすみ部(5a)内に充填され
ており、このため、接合された突合せ部(3)の外周面
が第1構成片(10)の外周面と第2構成片(20)の外周
面とに跨ったテーパ面状に形成されている。同じく、第
2構成片(20)と第3構成片(30)との突合せ部(3)
の外周面もこれと同様に形成されている。したがって、
こうして製造された棒状材(A1)は、接合された突合せ
部(3)に生じることのある応力集中を緩和できるもの
となっており、すなわち極めて高い強度的信頼性を有す
るものとなっている。
【0036】その上、上述したように、接合された突合
せ部(3)の外周面がテーパ面状に形成されていること
から、こうして製造された棒状材(A1)は、段差が目立
ち難くなっており、全体の外観体裁が良好である。
【0037】さらに、接合工具(40)の回転子(41)の
端面(41a)が第1構成片(10)の端部の角部(10a)に
押し付けられることにより、接合部(W)の表面が滑ら
かに形成されるようになるから、この接合部(W)に対
して大掛かりな仕上げ加工を施す必要がなく、簡単な仕
上げ加工を施すだけで良いか、あるいは全く仕上げ加工
を施す必要がなくなり、この結果、製造作業能率が向上
して製造コストが引き下げられるようになる。
【0038】しかも、摩擦撹拌接合の際には、中空部
(2)内に中子(7)が隣接する2個の構成片に跨って
嵌入されているため、突合せ部(5)はこの中子(7)
によって内周面から受けられた状態になっており、この
ため、極めて良好な接合部(W)が形成されている。更
には、プローブ(42)の埋入に伴う構成片の周壁部の凹
みや、回転子(41)の端面(41a)からの押付け圧によ
る構成片の周壁部の凹みについてもその発生が防止され
ている。
【0039】さらに、こうして製造された棒状材(A1)
は、基端から先端に進むにつれて肉厚が段階的に薄肉に
形成されているから、該棒状材(A1)を例えば支柱等の
ポールとして用いる場合には、安定良くポールを立設す
ることができる。
【0040】その上、こうして製造された棒状材(A1)
は、隣接する2個の構成片の内周面同士が面一に連なっ
ているものであるから、該棒状材(A1)を例えば水道管
やガス管等の流体輸送用管として用いる場合であって
も、流体が中空部(2)内をスムーズに流通し得るもの
となっている。
【0041】図4〜図6はこの発明(請求項2、4)の
第2実施形態を示している。図4(イ)及び(ロ)にお
いて、(A2)はこの第2実施形態に係る棒状材である。
なお、図4〜図6には、上記第1実施形態の棒状材(A
1)に対応する要素に同一符号が付されており、以下、
この棒状材(A2)の構成を、上記第1実施形態の棒状材
(A1)の構成と相異する点を中心に説明する。
【0042】この第2実施形態の棒状材(A2)におい
て、該棒状材(A2)を構成する3個の構成片(10)(2
0)(30)の肉厚は互いに同寸に設定されている。さら
に、第1構成片(10)の端部の外径は第2構成片(20)
の端部の外径よりも大寸であり、また第2構成片(20)
の端部の外径は第3構成片(30)の端部の外径よりも大
寸である。また、第1構成片(10)の端部の内径は第2
構成片(20)の端部の内径よりも大寸であり、また第2
構成片(20)の端部の内径は第3構成片(30)の端部の
内径よりも大寸である。
【0043】そして、この棒状材(A2)では、図4及び
図5に示すように、第1構成片(10)の端部の端面に形
成された凹部としての、該第1構成片(10)の端部の開
口部内に、第2構成片(20)の端部が同軸上に略ぴった
り嵌合されており(4は嵌合部)、このため、この嵌合
状態において、両構成片(10)(20)の外周面には両者
の外径寸法差に対応した段差を生じている。(5)は段
部を示しており、(5a)はこの段部(5)のすみ部を示
している。そして、この嵌合部(4)において第1構成
片(10)の端部が第2構成片(20)に摩擦撹拌接合によ
って周方向に全周に亘って接合されており、これによ
り、第1構成片(10)と第2構成片(20)とが一体化さ
れて継ぎ合わされている。
【0044】これと同じく、第2構成片(20)の端部の
端面に形成された凹部としての、該第2構成片(20)の
端部の開口部内に、第3構成片(30)の端部が同軸上に
略ぴったり嵌合されており、このため、この嵌合状態に
おいて、両構成片(20)(30)の外周面には両者の外径
寸法差に対応した段差を生じている。そして、この嵌合
部(4)において第2構成片(20)の端部が第3構成片
(30)に摩擦撹拌接合によって周方向に全周に亘って接
合されており、これにより、第2構成片(20)と第3構
成片(30)とが一体化されて継ぎ合わされいる。
【0045】次に、第1構成片(10)の端部を第2構成
片(20)に接合した摩擦撹拌接合の接合方法について、
図6(イ)及び(ロ)を参照して説明する。
【0046】上記第1実施形態で示された接合工具(4
0)を用い、回転子(41)及びプローブ(42)を回転軸
線(P)を中心に回転させる。そして、接合工具(40)
の回転子(41)の回転軸線(P)を、両構成片(10)
(20)のうち第2構成片(20)側に該両構成片(10)
(20)に対して相対的に傾斜させる。そして、この傾斜
状態で、回転しているプローブ(42)を、互いに嵌合さ
れた両構成片(10)(20)の嵌合部(4)中に埋入し、
更に、回転している回転子(41)の端面(41a)を、突
合せ部(3)から外周面側に突出している第1構成片
(10)の端部の角部(10a)に押し付ける。そして、こ
の状態のままで、プローブ(42)を嵌合部(4)に沿っ
て周方向に移動させて両構成片(10)(20)の周囲を一
回りさせる。
【0047】このプローブ(42)の移動に伴い、第1構
成片(10)の端部が第2構成片(20)にプローブ埋入位
置にてプローブ(42)により順次接合されていく。
【0048】すなわち、プローブ(42)の回転により発
生する摩擦熱と、回転子(41)の端面(41a)と第1構
成片(10)の端部の角部(10a)との摺動に伴い発生す
る摩擦熱とによって、両構成片(10)(20)がプローブ
埋入位置近傍において軟化するとともに、第1構成片
(10)の角部(10a)が回転子(41)の端面(41a)から
の押付け力を受けてその外周面がテーパ面になるように
塑性変形されて当該角部(10a)の肉が段部(5)のす
み部(5a)内に充填される。
【0049】このように第1構成片(10)の角部(10
a)が塑性変形されてその肉が段部(5)のすみ部(5
a)内に充填されながら、摩擦熱にて軟化した両構成片
(10)(20)の肉が、プローブ(42)の回転力を受けて
撹拌混合されるとともにプローブ(42)の進行圧を受け
てプローブ(42)の通過溝を埋めるように塑性流動した
のち、摩擦熱を急速に失って冷却固化される。この現象
がプローブ(42)の移動に伴ってプローブ埋入位置にて
順次繰り返されていき、最終的に第1構成片(10)の端
部が第2構成片(20)に全周に亘って接合され、もって
両構成片(10)(20)が一体化されて継ぎ合わされる。
【0050】また、第2構成片(20)の端部が第3構成
片(30)に、上記した摩擦撹拌接合と同じ接合方法で接
合され、重複する説明を省略する。
【0051】而して、こうして得られた棒状材(A2)に
おいて、第1構成片(10)の端部が第2構成片(20)に
摩擦撹拌接合によって接合されるとともに、第2構成片
(20)の端部が第3構成片(30)に同じく摩擦撹拌接合
によって接合されたものなので、接合に伴う熱歪み等の
変形が殆ど発生しておらず、且つ疲労強度が向上してい
る。その上、第1構成片(10)と第2構成片(20)との
嵌合部(4)において、摩擦撹拌接合の際に第1構成片
(10)の端部の角部(10a)が塑性変形されることで当
該角(10a)の肉が段部(5)のすみ部(5a)内に充填
されており、このため、接合された当該端部の外周面が
第1構成片(10)の外周面と第2構成片(20)の外周面
とに跨ったテーパ面状に形成されている。同じく、第2
構成片(20)と第3構成片(30)との嵌合部(4)にお
いてもこれと同様に形成されている。したがって、この
うして製造された棒状材(A2)は、接合された嵌合部
(4)に生じることのある応力集中を緩和し得るものと
なっており、すなわち極めて高い強度的信頼性を有して
いる。
【0052】その上、上述したように、接合された第1
構成片(10)の端部の外周面がテーパ面状に形成されて
いることから、こうして製造された棒状材(A2)は、段
差が目立ち難くなっており、全体の外観体裁が良好であ
る。
【0053】さらに、接合部(W)の表面が滑らかに形
成されるから、この接合部(W)に対して大掛かりな仕
上げ加工を施す必要がなく、簡単な仕上げ加工を施すだ
けで良いか、あるいは全く仕上げ加工を施す必要がなく
なるため、製造作業能率が向上して製造コストが引き下
げられるようになる。
【0054】加えて、第1構成片(10)と第2構成片
(20)との嵌合部(4)並びに第2構成片(20)と第3
構成片(30)との嵌合部(4)は、いずれも、2重壁に
形成されているため、極めて高い機械的強度を有してい
る。
【0055】以上、この発明の実施形態について説明し
たが、この発明は上記実施形態に限定されるものではな
く、様々に設定変更可能である。
【0056】例えば、上記第1及び第2実施形態の棒状
材(A1)(A2)は、いずれも横断面円形状のものである
が、この発明に係る棒状材は、この他に、横断面四角形
状等の多角形状のものであっても良い。
【0057】また、上記第1及び第2実施形態の棒状材
(A1)(A2)は、いずれも中空のものであるが、この発
明に係る棒状材は、この他に、中実のものであっても良
い。
【0058】
【発明の効果】上述の次第で、請求項1の発明によれ
ば、第1構成片の端部と第2構成片の端部とが両構成片
の外周面に段差を生じる態様で突き合わされた状態で、
該突合せ部が摩擦撹拌接合によって接合されることによ
り、突合せ部の外周面がテーパ面状に形成されているか
ら、突合せ部において生じることのある応力集中を緩和
できるようになるし、段差が目立ち難くなって全体の外
観体裁が向上するようになり、このため、優れた強度的
信頼性を有するとともに優れた外観体裁を有する棒状材
を提供することができる。
【0059】その上、摩擦撹拌接合によって突合せ部が
接合されるから、接合に伴う熱歪み等の変形を防止する
ことができるし、疲労強度を向上させることができる。
更には、必ずしも接合部に対して仕上げ加工を施す必要
がなくなるか、あるいは仕上げ加工が軽度ですむように
なり、このため、製造作業能率が向上して製造コストを
引き下げることができる。
【0060】請求項2の発明は、上記請求項1の発明と
同様の効果を奏し得る。更には、この請求項2の発明に
よれば、第1構成片の端部の端面に形成された凹部内に
第2構成片の端部が嵌合されることにより、これら両構
成片が互いに強固に連結されるようなるため、優れた機
械的強度を有する棒状材を提供することができる。
【0061】請求項3の発明は、上記請求項1の発明に
係る棒状材を簡単に製造できるようになる。
【0062】請求項4の発明は、上記請求項2の発明に
係る棒状材を簡単に製造できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る棒状材を示す図
で、(イ)は斜視図、(ロ)は縦断面図である。
【図2】同棒状材を接合前の状態で示す図で、(イ)は
斜視図、(ロ)は縦断面図である。
【図3】同棒状材を接合途中の状態で示す図で、(イ)
は斜視図、(ロ)は(イ)中のIII−III線断面図であ
る。
【図4】この発明の第2実施形態に係る棒状材を示す図
で、(イ)は斜視図、(ロ)は縦断面図である。
【図5】同棒状材を接合前の状態で示す図で、(イ)は
斜視図、(ロ)は縦断面図である。
【図6】同棒状材を接合途中の状態で示す図で、(イ)
は斜視図、(ロ)は(イ)中のVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
A1、A2…棒状材 3…突合せ部 4…嵌合部 5…段部 5a…すみ部 10…第1構成片 20…第2構成片 30…第3構成片 40…摩擦撹拌接合用の接合工具 41…回転子 42…プローブ P…回転軸線 W…接合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さを有する複数個の構成片(10、
    20、30)が長さ方向に一列に並んだ状態で継ぎ合わされ
    てなる、長さ方向に外径の異なる棒状材(A1)であっ
    て、 隣接する2個の第1及び第2構成片(10、20)におい
    て、第1構成片(10)の端部の外径は第2構成片(20)
    の端部の外径よりも大寸であり、且つ、第1構成片(1
    0)の端部と第2構成片(20)の端部とが両構成片の外
    周面に段差を生じる態様で突き合わされた状態で、該突
    合せ部(3)が摩擦撹拌接合によって接合されることに
    より、突合せ部の外周面がテーパ面状に形成されている
    ことを特徴とする、長さ方向に外径の異なる棒状材。
  2. 【請求項2】 所定長さを有する複数個の構成片(10、
    20、30)が長さ方向に一列に並んだ状態で継ぎ合わされ
    てなる、長さ方向に外径の異なる棒状材(A2)であっ
    て、 隣接する2個の第1及び第2構成片(10、20)におい
    て、第1構成片(10)の端部の外径は第2構成片(20)
    の端部の外径よりも大寸であり、且つ、第1構成片(1
    0)の端部の端面に形成された凹部内に第2構成片(2
    0)の端部が嵌合された状態で、第1構成片(10)の端
    部が第2構成片(20)に摩擦撹拌接合によって接合され
    ることにより、第1構成片(10)の端部の外周面がテー
    パ面状に形成されていることを特徴とする、長さ方向に
    外径の異なる棒状材。
  3. 【請求項3】 所定長さを有する複数個の構成片(10、
    20、30)が長さ方向に一列に並んだ状態で継ぎ合わされ
    てなる、長さ方向に外径の異なる棒状材(A1)の製造方
    法であって、 隣接する2個の構成片(10、20)として、端部の外径が
    大寸の第1構成片(10)と、端部の外径が小寸の第2構
    成片(20)とを準備するとともに、 径大の回転子(41)と、該回転子の端面(41a)に突出
    して設けられた径小のプローブ(42)とを有する摩擦撹
    拌接合用の接合工具(40)を準備し、 第1構成片(10)の端部と第2構成片(20)の端部とを
    両構成片の外周面に段差を生じる態様で突き合わせ、 接合工具の回転軸線(P)を第2構成片(20)側に両構
    成片に対して相対的に傾斜させるとともに、突合せ部
    (3)中に接合工具の回転しているプローブ(42)を埋
    入し、且つ、接合工具の回転している回転子の端面(41
    a)を第1構成片(10)の端部の角部(10a)に押し付け
    た状態で、 プローブ(42)を突合せ部(3)に沿って両構成片に対
    して相対的に移動させることにより、突合せ部(3)を
    接合することを特徴とする、長さ方向に外径の異なる棒
    状材の製造方法。
  4. 【請求項4】 所定長さを有する複数個の構成片(10、
    20、30)が長さ方向に一列に並んだ状態で継ぎ合わされ
    てなる、長さ方向に外径の異なる棒状材(A2)の製造方
    法であって、 隣接する2個の構成片(10、20)として、端部の外径が
    大寸の第1構成片(10)と、端部の外径が小寸の第2構
    成片(20)とを準備するとともに、 径大の回転子(41)と、該回転子の端面(41a)に突出
    して設けられた径小のプローブ(42)とを有する摩擦撹
    拌接合用の接合工具(40)を準備し、 第1構成片(10)の端部の端面に形成された凹部内に第
    2構成片(20)の端部を嵌合させることにより、両構成
    片の外周面に段差を生じさせ、 接合工具の回転軸線(P)を第2構成片(20)側に両構
    成片に対して相対的に傾斜させるとともに、嵌合部
    (4)中に接合工具の回転しているプローブ(42)を埋
    入し、且つ、接合工具の回転している回転子の端面(41
    a)を第1構成片(10)の端部の角部(10a)に押し付け
    た状態で、 プローブ(42)を嵌合部(4)に沿って両構成片に対し
    て相対的に移動させることにより、第1構成片(10)の
    端部を第2構成片(20)に接合することを特徴とする、
    長さ方向に外径の異なる棒状材の製造方法。
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