JPH10249551A - 摩擦攪拌接合用治具及びそれを用いた摩擦攪拌接合方法 - Google Patents

摩擦攪拌接合用治具及びそれを用いた摩擦攪拌接合方法

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JPH10249551A
JPH10249551A JP5149797A JP5149797A JPH10249551A JP H10249551 A JPH10249551 A JP H10249551A JP 5149797 A JP5149797 A JP 5149797A JP 5149797 A JP5149797 A JP 5149797A JP H10249551 A JPH10249551 A JP H10249551A
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
    • B23K20/122Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding
    • B23K20/1245Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding characterised by the apparatus
    • B23K20/1255Tools therefor, e.g. characterised by the shape of the probe

Abstract

(57)【要約】 【課題】 欠陥のない、優れた特性を有する接合部を安
定して与え得る摩擦攪拌接合用治具を提供すること。 【解決手段】 軸心回りに回転せしめられるロッド状治
具本体16の先端に、被接合部位に差し込まれるピン1
4を同心的に設けてなる摩擦攪拌接合用治具20におい
て、かかるピン14の外周面に、ピン軸方向の少なくと
も一部の長さに亘って、少なくとも一つの凸条乃至は凹
溝22を螺旋状に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、摩擦攪拌接合用治具及びそれを
用いた摩擦攪拌接合方法に係り、特に、健全な接合部を
有利に形成することの出来る摩擦攪拌接合用治具と、そ
のような治具を用いて摩擦攪拌接合することにより、欠
陥のない、優れた接合部を有する構造物を製造する方法
に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、アルミニウム若しくはその合金
からなるアルミニウム材料の如き金属材料の複数を突き
合わせ、その突き合わせ部位を接合することによって、
複雑な或いは大型の構造物が製造されてきており、例え
ば、TIG、MIG等のアーク溶接手法を用いて、目的
とする金属材料の接合が行なわれている。
【0003】しかしながら、そのようなTIG、MIG
等によるアーク溶接にあっては、金属材料自体の熱膨張
係数が大きいことから、大きな歪みが発生し、それが溶
接物体(構造物)に内在することとなるのであり、ま
た、その溶融物が大気中の酸素と反応して生じる酸化皮
膜が溶接部に悪影響をもたらすようになるところから、
シールドガスとしての不活性ガスの使用が不可欠とされ
ているのである。このため、その溶接現場では、実際
に、歪みや酸化皮膜の発生を防止し、或いはそれを除去
するために、不活性ガスを用いると共に、多大な工数と
熟練技能が必要とされているのである。
【0004】また、かかる従来のイナートガスを用いた
アーク溶接手法に代わる、金属材料の他の接合方法とし
ては、摩擦圧接法、レーザー溶接法、機械的接合法、接
着法等があるが、その施工性や信頼性の面から、或いは
装置コストが高い等の理由から、それらが適用され得る
分野が制限されているのが現状である。中でも、摩擦圧
接法は、古くから利用されている技術であって、接合す
る材料を相対的に高速回転させて、擦り合わせ、発生す
る摩擦熱で接合部が融点に達した時点で、押し付けて、
回転を止める方法であり、バットのグリップの接合等に
おいて実用化されている。しかしながら、そのような摩
擦圧接法も、材料の形状が丸棒やパイプに限られてお
り、板状の金属材料の突き合わせ端部同士の接合には、
利用され難いものであった。
【0005】ところで、最近、上述の摩擦圧接法と同様
に、摩擦熱を利用して板を突き合わせ接合する方法が、
米国特許第5460317号明細書や、特表平7−50
5090号公報等において明らかにされている。即ち、
図1に示される如く、接合されるべき2枚の板材2a、
2bよりも硬い材質のピン4と、それを先端中心部に設
けてなるロッド状の治具本体6とからなる回転治具を用
い、この回転治具、具体的には治具本体6を高速回転せ
しめつつ、その先端のピン4を2枚の板材2a、2bの
突き合わせ部8部位に差し込み、そして相対的に、該突
き合わせ部8に沿って移動せしめることにより、それら
回転せしめられるピン4や治具本体6と板材2a、2b
との間に摩擦熱を発生せしめ、そしてその摩擦熱にて、
突き合わせ部8の周辺部位を塑性加工可能な状態と為
し、更にピン4の高速回転による攪拌作用にて、板材2
a、2bの突き合わせ部位8の組織を入り交わらせ、以
て溶融せしめることなく、2枚の板材2a、2bを接合
せしめる、所謂摩擦攪拌接合(Fricton Stir Welding)
なる方法である。
【0006】このような摩擦攪拌接合手法によれば、従
来の溶接手法とは異なり、溶加材やシールドガス、開先
加工が不要となるのであり、また酸化膜の除去も不要で
あると共に、溶融接合ではなく、固相接合と考えられる
ものであるところから、入熱が非常に少なく、これによ
って接合部、更にはその周りの組織変化が少なく、低歪
みである特徴を有し、このため、歪みの修正作業も必要
でない等の利点を有している。
【0007】しかしながら、この摩擦攪拌接合手法にあ
っては、安定した継手特性が得られず、実用化には殆ど
至っていないのが、現状である。例えば、接合されるべ
き材料の寸法精度や、その拘束状態にバラツキがある場
合、更にはピンの移動速度が速すぎたりすると、突き合
わされる材料の突き合わせ部位における接合面に凹凸が
生じたり、ルート部にトンネル状の融合不良が発生した
り、また接合部の底部に欠陥が惹起される等して、静的
及び疲労強度に少なからぬ影響をもたらし、健全な接合
部の形成を困難にしているのである。加えて、高速回転
せしめられている回転治具の進行方向の後方側に形成さ
れる接合部の表面、換言すれば突き合わせ接合面には、
回転治具の高速回転に伴うところの窪みが形成され、そ
して、その窪みの左右にバリが突出して形成され、それ
によって、接合強度が低下したり、外観が悪化したりす
る等の問題もあった。
【0008】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、かかる事情を背
景にして為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、欠陥のない、優れた特性を有する接合部を安定
して与え得る摩擦攪拌接合用治具を提供することにあ
り、また他の課題とするところは、そのような治具を用
いて、優れた接合部を形成し得る摩擦攪拌接合方法を提
供することにある。
【0009】
【解決手段】そして、本発明は、そのような課題を解決
するために、軸心回りに回転せしめられるロッド状の治
具本体の先端に、被接合部位に差し込まれるピンを同心
的に設けてなる摩擦攪拌接合用治具において、かかるピ
ンの外周面に、ピン軸方向の少なくとも一部の長さに亘
って、少なくとも一つの凸条乃至は凹溝を螺旋状に設け
たことを特徴とする摩擦攪拌接合用治具を、その要旨と
するものである。
【0010】すなわち、このような本発明に従う摩擦攪
拌接合用治具にあっては、被接合部位に差し込まれるピ
ンの外周面に、所定の凸条乃至は凹溝が、螺旋状に設け
られているところから、そのようなピンが、軸回りに高
速回転せしめられて、被接合部位に差し込まれると、そ
の攪拌作用にて、かかる凸条乃至は凹溝の周りの材料の
塑性流動が効果的に為され、以て被接合部位の表面付近
よりも、その内部における塑性流動を大きくすることが
出来ることにより、被接合部位における材料組織を均一
に入り交じらわせ、安定して均質な接合組織と為し得る
のであり、また表面の酸化皮膜が内部に巻き込まれて
も、そのような効果的な塑性流動により、酸化皮膜は効
果的に微細に分断され、それに基づくところの影響も、
有利に回避乃至緩和され得ることとなるのである。
【0011】なお、かくの如き本発明に従う摩擦攪拌接
合用治具においては、有利には、前記凸条乃至は凹溝
が、3°〜75°の範囲内のリード角をもって設けられ
たり、或いはかかる凸条乃至は凹溝のピン軸方向の長
さ:Lsと、前記ピンの軸方向長さ:Lpとが、次式:
0.1≦Ls/Lp≦1.0を満足するように構成さ
れ、これによって、より一層優れた接合特性を備えた接
合部を形成することが可能となる。
【0012】また、本発明に従う摩擦攪拌接合用治具の
好ましい態様の一つによれば、前記凸条乃至は凹溝は、
少なくとも、前記ピンの軸方向における先端側の1/2
部分の領域に設けられるように構成される。このよう
に、凸条乃至は凹溝が、少なくとも、ピンの先端側の部
位に設けられていることによって、ピンの先端部周辺の
塑性流動を有利に高め、以て接合部の底部、換言すれば
ピンの差し込まれる側とは反対側の接合部位における接
合不良等の欠陥の発生を効果的に阻止乃至は抑制せしめ
得るのである。
【0013】さらに、かかる本発明に従う摩擦攪拌接合
用治具の好ましい態様の他の一つによれば、前記ピン
は、その先端部において膨径部とされ、且つ少なくとも
該膨径部を含むピン外周面に、前記凸条乃至は凹溝が設
けられており、これによって、ピン先端部周辺における
材料の塑性流動がより効果的と為され得、欠陥発生の阻
止に大きく寄与せしめられることとなる。
【0014】更にまた、本発明にあっては、前記ロッド
状治具本体の先端が凹面とされ、該凹面の中心部位に、
前記ピンが立設せしめられる構成が、有利に採用される
ものであり、そしてそのような凹面にて形成される凹所
内に、かかるピンの高速回転にて塑性流動せしめられる
材料を潜り込ませることにより、ピン差し込み側の突き
合わせ接合面に生じるバリの発生が、効果的に阻止せし
められ得ることとなるのである。
【0015】なお、そのようなロッド状の治具本体の先
端の凹面にて形成される凹所の容積(但し、該凹所内に
おける前記ピンの占有容積部分を除く):Bは、前記ピ
ンの該凹所から外方に突出した部分の容積:Aとの比
(B/A)において、その値が1.3以下となるよう
に、構成されていることが望ましく、これによって、上
記せる如きバリ発生の阻止効果がより一層有利に達成さ
れるのである。
【0016】そして、本発明は、上述のような摩擦攪拌
接合用治具を用いた摩擦攪拌接合方法をも対象とするも
のであって、その要旨とするところは、軸心回りに回転
せしめられるロッド状の治具本体と、該治具本体の先端
に同心的に設けられたピンとを備え、且つ該ピンの外周
面に、ピン軸方向の少なくとも一部の長さに亘って、少
なくとも一つの凸条乃至は凹溝を螺旋状に設けてなる摩
擦攪拌接合用治具を用い、かかるピンを、その外周面に
設けられた前記凸条乃至は凹溝の螺旋のピン先端側への
進行方向とは逆となる方向に、前記治具本体と共に一体
的に回転させつつ、被接合部位に差し込み、相対的に移
動せしめることにより、該被接合部位を摩擦攪拌接合す
ることを特徴とする摩擦攪拌接合方法にある。
【0017】このような本発明に従う摩擦攪拌接合方法
によれば、高速回転せしめられるピンの外周面に設けた
凸条乃至は凹溝の作用にて、被接合部位における材料の
塑性流動がピンの先端側に向けられ、そしてピン先端部
周辺の塑性流動が効果的に高められ得て、均質な接合組
織が安定して形成され、以て欠陥のない、優れた接合部
が実現され得るのであり、またピン差し込み側の表面へ
の塑性流動が抑制されることによって、かかる表面にお
けるバリの発生も、効果的に抑制され得ることとなるの
である。
【0018】
【発明の実施の形態】ところで、摩擦攪拌接合は、例え
ば、図2に示される如く、接合せしめられるべき2つの
板状の金属材料12a、12bを突き合わせた状態にお
いて拘束し、それらの被接合部位たる突き合わせ部18
に対して、回転治具20を構成するロッド状の治具本体
16の先端部に同心的に設けられたピン14を、高速回
転せしめつつ差し込み(突き刺し)、そして突き合わせ
部18に沿って(図2において紙面に垂直な方向に)相
対的に移動せしめることにより、そのようなピン14、
更には治具本体16の下部、所謂肩部(ショルダー部)
との接触面において摩擦熱を発生させ、以てその周囲を
可塑化せしめ、更に、ピン14の高速回転に伴う攪拌作
用にて、板状の金属材料12a、12bの突き合わせ部
18の組織を入り交り合わせ、以て接合部を形成するも
のである。このため、回転治具20におけるピン14や
治具本体16の下部は、板状の金属材料12a、12b
に高速回転下に接触せしめられても、殆ど損耗すること
のない材質からなる非消費型の部材とされているのであ
り、また、そのような回転治具20の高速回転は、公知
の各種の回転駆動装置を用いて実現されることとなる。
【0019】本発明は、このような回転治具20におい
て、ロッド状の治具本体16の先端に同心的に設けられ
るピン14の外周面に、ピン軸方向の少なくとも一部の
長さに亘って、少なくとも一つの凸条乃至は凹溝を螺旋
状に設けたことを特徴とするものであって、その一例
が、図3に示されている。
【0020】すなわち、かかる図3に示される例にあっ
ては、ピン14の外周面に、ピン14の先端から基部側
に(図において下から上に)向かって、3本の凹溝22
が、120°の位相差をもって螺旋状に設けられている
のである。
【0021】そして、このようなピン14の外周面に設
けられた螺旋状の凹溝22は、ピン14が板状の金属材
料12a、12bの被接合部位たる突き合わせ部18に
高速回転せしめられつつ差し込まれた状態下において
は、その攪拌作用によって、発生した摩擦熱による材料
の可塑化流動を効果的に高め得るものであり、これによ
って、そのような凹溝22の設けられたピン14の周り
の塑性流動が効果的に高められることになり、以て接合
されるべき2つの板状の金属材料12a、12bの突き
合わせ部18における組織の混合が有効に為され、容易
に均質な組織とされることにより、そのような突き合わ
せ部18に形成される接合部に欠陥が発生することが有
利に回避され得ることとなるのであって、強度等の接合
特性も著しく高められ得ることとなるのである。
【0022】また、かくの如きピン14の周りの、材料
の塑性流動の向上効果は、前述の如く、凹溝22を設け
るばかりでなく、図4に示されるように、ピン14の外
周面に適数条の凸条24を螺旋状に設けることによって
も、同様に達成することが出来るのである。
【0023】なお、これらピン14の外周面に螺旋状に
設けられる、凹溝22や凸条24の数としては、目的と
する塑性流動の向上効果に応じて適宜に決定されること
となるが、一般に、1〜4本(条)程度において設けら
れるものであり、またそれら凹溝22や凸条24の螺旋
の角度:θとしては、3°〜75°の範囲内のリード
角、即ち、ピン14の軸心に垂直な面に対して為す角度
において設定されることとなる。けだし、そのような凹
溝22や凸条24のリード角(θ)が3°未満となる
と、それら凹溝22や凸条24による攪拌効果が充分で
なくなり、接合部に欠陥が発生する恐れがあるからであ
り、また75°を越えるようになっても、有効な攪拌効
果を期待することが困難となるのであり、加えて表面付
近での攪拌が強くなり過ぎて、表面の酸化皮膜の巻き込
み等による欠陥の発生の問題を惹起するようになるから
である。
【0024】また、かかる凹溝22や凸条24は、ピン
14の外周面において、ピン軸方向の一部の長さ若しく
は全長に亘って、連続的に若しくは断続的に、螺旋状に
設けられることとなるが、そのピン軸方向の長さ:Ls
と、ピン14の軸方向における長さ:Lpとが、式:
0.1≦Ls/Lp≦1.0、好ましくは0.3≦Ls
/Lp≦0.7を満足するように構成されていることが
望ましいのである。このLs/Lpの値が0.1よりも
小さくなると、凹溝22や凸条24による攪拌効果が充
分でなく、接合部に欠陥が発生する恐れがあるからであ
る。
【0025】さらに、このような凹溝22や凸条24
は、少なくとも、ピン14の軸方向における先端側の1
/2部分〔図3や図4の(a)において、ピン14の下
半分〕の領域の外周面に設けられていることが望まし
く、これによって、ピン14の先端側、換言すればピン
14の差し込み側とは反対側の接合部位となる底部側に
おける塑性流動を効果的に行なわしめ、以て惹起され易
い、底部における融合不良等の欠陥の発生を効果的に阻
止することが出来るのである。
【0026】更にまた、かかるピン14の外周面に形成
される螺旋状の凹溝22や凸条24のサイズ、例えば深
さや高さ、幅等は、高速回転によっても、破損等の問題
が惹起されないように、適宜に選定されることとなる
が、凹溝22の深さ:Hや溝入口の幅:Wは、それぞ
れ、0.05r≦H≦0.5r、0.05r≦W≦r
(但し、r:ピン14の半径)なる条件を満足するよう
に選定されることが望ましい。また、凸条24にあって
も、その高さ:hや裾幅:wは、それぞれ、0.05r
≦h≦0.5r、0.05r≦w≦rなる条件を満足す
るように選定されることが望ましいのである。
【0027】ところで、本発明において、ピン14の長
さ:Lpやピン先端の直径:d、更には治具本体16の
肩部(ショルダー部)の直径:Dは、接合せしめられる
べき板状の金属材料12a、12bの板厚:tに応じ
て、完全溶け込みの接合部が形成されるように適宜に選
定されることとなるが、一般に、ピン長さ:Lpは、
0.7t〜0.95tの範囲内において選定されること
となる。かかるLpが0.7tよりも小さくなると、接
合不良が惹起され易くなるのであり、また0.95tよ
りも大きくなると、高速回転に際しての負荷が大きくな
る。また、ピン径:dは、一般に、0.5t〜2.5t
の範囲内において選択され、余りにも小さなピン径:d
の採用は、ピン14が折損する危険があり、また2.5
tよりも大きくなると、負荷が大となる問題がある。更
に、ショルダー部径:Dは、好ましくは2.5t〜8t
の範囲内であり、且つDは、2dよりも大であることが
望ましい。このDが、2.5tよりも小さい場合には、
バリの発生が大となるのであり、また8tよりも大きく
なると、摩擦による負荷が大となる問題がある。
【0028】また、本発明に従う摩擦攪拌接合用治具に
あっては、図5に示されるように、ピン14の先端部
を、その基部よりも大径の膨径部26として構成し、更
に該膨径部26を少なくとも含むピン外周面に、凹溝2
2(または凸条24)を螺旋状に設けてなる構成も、有
利に採用されることとなる。このような膨径部26が、
板状の金属材料12a、12bの、被接合部位たる突き
合わせ部18に差し込まれ、高速回転せしめられること
によって、接合部の内部、特にその底部周辺領域におけ
る塑性流動を、表面付近よりも、より一層効果的に高め
得て、底部における融合不良等の欠陥の発生を有利に阻
止せしめ得るのである。
【0029】さらに、本発明に従う摩擦攪拌接合用治具
にあっては、図6に示される如く、ロッド状の治具本体
16の先端が凹面28とされ、そして、該凹面28の中
心部位にピン14が立設せしめられる構成が、有利に採
用されることとなる。なお、ここでは、そのような凹面
28は、球面の一部をもって構成されており、軸方向の
断面において全体として円弧形状を呈している。
【0030】このような凹面28にて、治具本体16の
先端部には、図6からも明らかな如く、所定深さの凹所
30が形成されることとなるのであり、そしてこの凹所
30内に、ピン14の高速回転に基づくところの摩擦熱
にて、被接合材料を可塑化せしめ、更にピン14の高速
回転に伴う攪拌作用にて、可塑化された材料を潜り込ま
せることにより、ピン14の差し込み側の接合部位表面
に生じるバリを、効果的に抑制せしめ得るのである。
【0031】なお、かかる凹面28にて形成される凹所
30の容積(但し、該凹所30内におけるピン14の占
有容積部分を除く。図6において、点が点在された部
分):Bが大き過ぎると、そこに潜り込む材料の量が多
くなり過ぎるために、接合部における材料が不足し、欠
陥が惹起され易くなるところから、かかる容積:Bとピ
ン14の凹所30から外方に突出した部分の容積(図6
において、クロスハッチングした部分):Aとの比(B
/A)が、1.3以下となるように構成することが望ま
しい。
【0032】そして、本発明にあっては、かくの如き構
成の摩擦攪拌接合用治具(回転治具20)を用いて、目
的とする板状の金属材料12a、12bの接合を行なう
ものであるが、その摩擦攪拌接合操作に際しては、ピン
14を、その外周面に設けられた凹溝22乃至は凸条2
4の螺旋のピン先端側への進行方向とは逆となる方向
に、換言すれば図3(a)や図4(a)に示される如き
螺旋の方向(右回り)において、ピン14が左回りとな
る方向に、治具本体16と共に一体的に高速回転せしめ
つつ、それら板状の金属材料12a、12bの被接合部
位たる突き合わせ部18に対して差し込み、そして相対
的に移動せしめることによって、かかる突き合わせ部1
8に沿って接合部が形成され、目的とする摩擦攪拌接合
が行なわれるのである。
【0033】特に、このように、ピン14の高速回転の
方向を、凹溝22や凸条24の螺旋の進行方向とは逆方
向、換言すれば逆ネジ方向に行なわしめることにより、
ピン14の周りの材料の塑性流動をピン先端側に指向さ
せることが出来るのであり、これによって、ピン14の
先端部周辺の塑性流動を表面付近よりも効果的に大なら
しめ、以て欠陥の発生し易い接合部の底部における接合
を安定して且つ確実に行なわしめ、健全な接合部を有利
に形成し得るのである。
【0034】なお、以上の説明においては、接合される
べき2つの金属材料12a、12bとして、その突き合
わせ接合される板状部分のみが例示されているが、それ
ら金属材料の他の部分は、よく知られているように各種
の形状において構成され得るものであり、単なる全体が
板状形状を呈するものの他、リブや脚部が立設せしめら
れたり、箱型形状と為されたりしたもの等の接合にも、
本発明が適用され得るものであることは、言うまでもな
いところである。そして、そのような金属材料12a、
12bの接合されるべき板状部分の厚さは、一般に0.
5〜15mm程度とされるのである。また、接合される
べき材料(12a、12b)の材質としても、摩擦攪拌
接合の適用され得る、公知の材質の何れもが、採用され
得るものであるが、一般に金属材料、中でもアルミニウ
ム若しくはアルミニウム合金からなるアルミニウム材料
の接合に、本発明に従う摩擦攪拌接合用治具や、それを
用いた摩擦攪拌接合方法が、有利に採用されることとな
る。
【0035】
【実施例】以下に、本発明の実施例を示し、本発明を更
に具体的に明らかにすることとするが、本発明が、その
ような実施例の記載によって、何等の制約をも受けるも
のでないことは、言うまでもないところである。また、
本発明には、以下の実施例の他にも、更には上記した具
体的構成以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにお
いて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改
良等を加え得るものであることが、理解されるべきであ
る。
【0036】先ず、板厚(t)が4mmである、幅:5
00mm、長さ:5000mmのアルミニウム押出形材
(6N01−T5形材)を準備した。次いで、そのよう
な押出形材の2つを、幅方向に突き合わせ、図2に示さ
れる如き形態において、図3に示される如き凹溝22を
外周面に設けた各種の回転治具20を用いて、それを高
速回転させつつ、ピン14をそれらの突き合わせ部(1
8)に差し込み、そして該突き合わせ部に沿って移動せ
しめることにより、摩擦攪拌接合を行なった。なお、何
れの回転治具20においても、ピン14の長さ:Lp=
3.7mm、ピン14先端径:d=4.0mm、ショル
ダー部径:D=20mmとすると共に、回転数:150
0rpm、接合(移動)速度:500mm/分の摩擦攪
拌接合条件を採用した。
【0037】かくして得られた、それぞれの回転治具に
対応するアルミニウム押出形材の、各種接合材における
接合部の引張試験を行ない、それぞれの引張強さを測定
すると共に、JIS−Z−3124に準拠して曲げ試験
を行ない、その試験後の各接合部の欠陥率、即ち、試験
本数中の割れ発生本数の百分率を求め、それらの結果
を、下記表1に併せ示した。また、比較のために、ピン
14の外周面に凹溝22を設けていない回転治具を用い
て摩擦攪拌接合せしめてなる接合材についても、その接
合部の引張強さ及び欠陥率を求め、比較例として、下記
表1に示すと共に、更に、通常のMIG溶接して得られ
た接合材の接合部における引張強さと欠陥率の結果も、
下記表1に示した。
【0038】
【表1】 註)実施例8においては、回転治具のピン先端部が膨径部とされている。
【0039】かかる表1の結果から明らかな如く、溶接
前のアルミニウム押出形材の引張強さが250MPaで
あることを考えると、本発明に従って、ピン14の外周
面に凹溝22を設けてなる回転治具を用いて、摩擦攪拌
接合して得られた実施例1〜7に係る接合材にあって
は、何れも、その引張強度が高く、また接合部の欠陥率
においても優れていることが認められるのに対して、凹
溝22を設けていない回転治具を用いた比較例の場合
や、MIG溶接にて得られた接合材にあっては、引張強
度が低く、更に比較例の接合材にあっては、接合部の欠
陥率も高く、健全な接合部を安定して得ることが出来な
いことは、明らかである。
【0040】また、図4に示される如き、螺旋状の凸条
24をピン14の外周面に設けてなる回転治具20を用
いて、上記と同様にして、アルミニウム押出形材の突き
合わせ接合を摩擦攪拌接合操作にて行ない、得られた各
種の接合材について、上記と同様に評価して、その結果
を、下記表2に併せ示した。
【0041】
【表2】
【0042】かかる表2の結果から明らかなように、回
転治具のピン14の外周面に、螺旋状の凸条24を設け
ることによっても、接合部の引張強度は著しく高めら
れ、また、接合部の欠陥率においても、優れた結果を示
している。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に従う摩擦攪拌接合用治具によれば、欠陥のない、優れ
た継手特性を有する接合部を、安定して得ることが出来
るのであり、また、そのような治具を用いた、本発明に
従う摩擦攪拌接合方法の採用によって、ピンの先端部周
辺の塑性流動を、表面付近よりも、より一層効果的に高
めて、接合部の底部における欠陥の発生をより一層有利
に抑制せしめ得たのであり、そこに、本発明の大きな技
術的意義が存するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の摩擦攪拌接合方法を示す説明図である。
【図2】摩擦攪拌接合操作における接合材料と回転治具
との配置関係を示す説明図である。
【図3】本発明に従う摩擦攪拌接合用治具の一例を示す
説明図であって、(a)は、そのような治具の主要部の
正面説明図であり、また(b)は、(a)におけるX−
X断面拡大説明図であり、更に(c)は、(a)におけ
るY−Y断面拡大部分説明図である。
【図4】本発明に従う摩擦攪拌接合用治具の他の例を示
す説明図であって、(a)は、そのような治具の主要部
の正面説明図であり、また(b)は、(a)におけるZ
−Z断面拡大説明図であり、更に(c)は、(a)にお
ける凸条の横断面拡大部分説明図〔図3における(c)
に相当する図〕である。
【図5】本発明に従う摩擦攪拌接合用治具の更に異なる
他の例を示す主要部の正面説明図である。
【図6】本発明に従う摩擦攪拌接合用治具の別の例を示
す、主要部の軸心を通る縦断面説明図である。
【符号の説明】
2a、2b 板材 4、14 ピン 6、16 治具本体 8、18 突き合わ
せ部 12a、12b 金属材料 20 回転治
具 22 凹溝 24 凸条 26 膨径部 28 凹面 30 凹所

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心回りに回転せしめられるロッド状の
    治具本体の先端に、被接合部位に差し込まれるピンを同
    心的に設けてなる摩擦攪拌接合用治具において、かかる
    ピンの外周面に、ピン軸方向の少なくとも一部の長さに
    亘って、少なくとも一つの凸条乃至は凹溝を螺旋状に設
    けたことを特徴とする摩擦攪拌接合用治具。
  2. 【請求項2】 前記凸条乃至は凹溝が、3°〜75°の
    範囲内のリード角をもって設けられている請求項1に記
    載の摩擦攪拌接合用治具。
  3. 【請求項3】 前記凸条乃至は凹溝のピン軸方向の長
    さ:Lsと、前記ピンの軸方向長さ:Lpとが、下式: 0.1≦Ls/Lp≦1.0 を満足するように構成してなる請求項1または請求項2
    に記載の摩擦攪拌接合用治具。
  4. 【請求項4】 前記凸条乃至は凹溝が、少なくとも、前
    記ピンの軸方向における先端側の1/2部分の領域に設
    けられている請求項1乃至請求項3の何れかに記載の摩
    擦攪拌接合用治具。
  5. 【請求項5】 前記ピンが、その先端部において膨径部
    とされ、且つ少なくとも該膨径部を含むピン外周面に、
    前記凸条乃至は凹溝が設けられている請求項1乃至請求
    項4の何れかに記載の摩擦攪拌接合用治具。
  6. 【請求項6】 前記ロッド状治具本体の先端が凹面とさ
    れ、該凹面の中心部位に、前記ピンが立設せしめられて
    いる請求項1乃至請求項5の何れかに記載の摩擦攪拌接
    合用治具。
  7. 【請求項7】 前記ロッド状治具本体の先端の凹面にて
    形成される凹所の容積(但し、該凹所内における前記ピ
    ンの占有容積部分を除く):Bと、前記ピンの該凹所か
    ら外方に突出した部分の容積:Aとの比(B/A)が、
    1.3以下となるように構成されている請求項6に記載
    の摩擦攪拌接合用治具。
  8. 【請求項8】 軸心回りに回転せしめられるロッド状の
    治具本体と、該治具本体の先端に同心的に設けられたピ
    ンとを備え、且つ該ピンの外周面に、ピン軸方向の少な
    くとも一部の長さに亘って、少なくとも一つの凸条乃至
    は凹溝を螺旋状に設けてなる摩擦攪拌接合用治具を用
    い、かかるピンを、その外周面に設けられた前記凸条乃
    至は凹溝の螺旋のピン先端側への進行方向とは逆となる
    方向に、前記治具本体と共に一体的に回転させつつ、被
    接合部位に差し込み、相対的に移動せしめることによ
    り、該被接合部位を摩擦攪拌接合することを特徴とする
    摩擦攪拌接合方法。
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