JP2002346687A - 鍛造・圧造用パンチ - Google Patents

鍛造・圧造用パンチ

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JP2002346687A
JP2002346687A JP2001150734A JP2001150734A JP2002346687A JP 2002346687 A JP2002346687 A JP 2002346687A JP 2001150734 A JP2001150734 A JP 2001150734A JP 2001150734 A JP2001150734 A JP 2001150734A JP 2002346687 A JP2002346687 A JP 2002346687A
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Kenichi Akamatsu
憲一 赤松
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AKAMATSU FORSYS Inc
Original Assignee
AKAMATSU FORSYS Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンチの先端部のみを超硬合金で形成する。 【解決する手段】 超硬合金製のパンチ先端部材2の基
端面20に、切削可能な材料で形成され軸心にネジ穴41を
開設した連結用部材4が圧入、ロウ付け等によってパン
チ先端部材2と軸心を揃えて固定され、筒状胴部3の貫
通孔31にボルト5を挿入してネジ穴41に締め付けて、パ
ンチ先端部材2と胴部3を連結固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、先端部のみを超硬合金
で形成した鍛造・圧造用パンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】鍛造・
圧造用工具の代表であるダイスとパンチの内、ダイスは
パンチに較べて大型化するため、型部分のみ超硬合金製
とし、これをダイケースで包む構成が採られている。こ
れに対してパンチは、型穴を含むダイス全体と比較する
と形状が単純であり、又、小型で済むため全体を超硬合
金で形成することが多い。しかし、パンチ全体を高価な
超硬合金で形成することは製造コストの引き下げの大き
なネックとなっている。
【0003】そこで、出願人は図8に示す如く、パンチ
(1)を超硬合金製の先端部材(2)と切削加工可能な材質
の筒状胴部(3)とに分割し、該筒状胴部の貫通孔(31)に
挿通したをボルト(5)を、パンチ先端部材(2)のネジ孔
(23)に螺合してパンチ先端部材(2)と胴部(3)を連結固
定することを試みた。
【0004】ところが、超硬合金製のパンチ先端部材
(2)にネジ穴加工するには、雄ネジ状に形成した電極
を、パンチ先端部材(2)の軸心上を該パンチ先端部材
(2)の基端に対してネジのリードに対応して僅かづつ前
進させつつ回転させながら放電加工せねばならず、加工
に長時間を要し、電極の製作や放電加工設備も必要で、
コスト高を招来する。又、パンチ先端部材(2)の母材に
コバルトが含まれていれば、上記放電加工により、コバ
ルトが溶出して母材が脆弱化し、圧造時のパンチ先端部
材(2)に作用する加圧力により、ネジ部分を起点として
割れが発生し、実用に耐えないことが解った。本発明
は、上記問題を解決できる鍛造・圧造用パンチを明らか
にするものである。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明の鍛造・圧造用パンチ
は、パンチ先端部材(2)と、該パンチ先端部(2)に圧
入、ロウ付け等によって固定された連結用部材(4)と、
該連結用部材にネジ締結により接続された胴部(3)とに
よって構成されている。
【0006】
【作用及び効果】連結用部材(4)がロウ付け、圧入等に
よってパンチ先端部材(2)の基端面に接続してパンチ先
端部材(2)と一体化しているから、胴部(3)を連結部材
(4)にネジ締結すれば、パンチ先端部材(4)と胴部(3)
が連結固定されてパンチが完成する。高価な超硬合金で
形成するのはパンチ先端部材(2)のみで可いから、材料
面から鍛造・圧造用パンチ(1)の製造コストを低減でき
る。
【0007】加工性に難のある超硬合金製のパンチ先端
部材(2)に直接にネジ穴加工する必要はなく、雄ネジ形
状の電極を用いての放電加工の手間と時間を省略でき
る。又、連結用部材(4)は、超硬合金より軟質な別金属
材料によって製られるから、切削によるネジ穴加工が可
能であり、放電加工によるネジ穴形成よりも遙かに能率
的に加工できる。この様に、加工性に難のある超硬合金
製パンチ先端部材(2)に直接にネジ穴加工すること避け
て、予め切削によってネジ加工を施した連結用部材(4)
を、ロウ付け、圧入等によりパンチ先端部材(2)に固定
したため、加工面からも鍛造・圧造用パンチ(1)の製造
コストを低減できる。
【0008】又、超硬合金製のパンチ先端部材(2)に放
電加工によってネジ穴を形成した場合の様に、コバルト
溶出による母材の脆弱化を来すことはない。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に示す如く、本発明の鍛造・
圧造用パンチ(1)は、パンチ先端部材(2)、筒状胴部
(3)及び該筒状胴部(3)にパンチ先端部材(2)を連結固
定するための六角穴付きボルト(5)とによって構成され
る。以下の説明で、先端側とはパンチ(1)と対を成すダ
イス(6)側であり、基端側とはその逆側である。
【0010】パンチ先端部材(2)は超硬合金にて形成さ
れ、実施例のパンチ先端部材(2)は一般的なパンチと同
様にして、先端面は緩やかな傾斜の円錐面(22)であり、
パンチ先端部材(2)の基端側は少し大径に形成されてい
る。
【0011】パンチ先端部材(2)の基端面中央に丸穴(2
1)が開設され、該丸穴(21)に円柱状の連結用部材(4)が
圧入固定される。該連結用部材(4)の基端側には、軸心
がパンチ先端部材(2)の軸心に一致しているネジ穴(41)
を開設している。連結用部材(4)は、ダイス鋼、ハイス
鋼等、切削が可能且つ焼入れにより必要硬度を得られる
金属にて形成され、ネジ穴(41)は焼入れ前に切削にて形
成されている。
【0012】筒状胴部(3)は、連結用部材(4)と同様の
金属で形成されて焼き入れがなされている。筒状胴部
(3)は、パンチ先端部材(2)の基端側と同じ太さであっ
て、胴部(3)の基端部は少し拡大している。胴部(3)の
軸心の貫通孔(31)は、ボルト(5)の軸部が密にスライド
可能に嵌まる大きさであり、該貫通孔(31)の基端部は、
ボルト(5)の頭部(51)が沈み込む座繰り穴(32)となって
いる。
【0013】然して、筒状胴部(3)にボルト(5)を挿通
し、パンチ先端部材(2)の基端に圧入した連結用部材
(4)のネジ穴(41)に螺合して、パンチ先端部材(2)と胴
部(3)を連結固定すればパンチ(1)が完成する。
【0014】上記パンチ(1)において、高価な超硬合金
で形成するのはパンチ先端部材(2)のみで可いから、材
料面から鍛造・圧造用パンチの製造コストを低減でき
る。
【0015】加工性に難のある超硬合金製のパンチ先端
部材(2)に直接にネジ穴加工する必要はなく、連結用部
材(4)を圧入ができる単純な穴(21)を形成すれば可い。
この穴(21)は、パンチ先端部材(2)を焼結して形成する
際に同時に形成でき、雄ネジ形状の電極を用いての放電
加工によるネジ孔形成ための手間と時間を省略できる。
【0016】又、連結用部材(4)への切削によるネジ穴
加工は、放電加工によるネジ穴形成よりも遙かに能率的
に加工でき、放電加工設備も不要である。この様に、加
工性に難のある超硬合金製のパンチ先端部材(2)に直接
にネジ穴加工すること避けて、切削によってネジ穴加工
を施した連結用部材(4)を、ロウ付け、圧入等によりパ
ンチ先端部材(2)に固定したため、加工面からも鍛造・
圧造用パンチ(1)の製造コストを低減できる。
【0017】又、超硬合金製パンチ先端部材への放電加
工によるネジ穴形成の様に、コバルト溶出による母材の
脆弱化を来すことはない。更に、ボルト頭(51)は胴部
(3)の座繰り穴(32)に沈み込んで、ボルト頭(51)に圧造
時の加圧力が作用することはないため、ボルト頭(51)が
潰れることはない。
【0018】図3は、パンチ先端部材(2)と連結用部材
(4)をロー付けした第2実施例を示している。パンチ先
端部材(2)の基端面(20)は、中心側が凹む様に傾斜した
円錐面(20a)に形成されている。連結用部材(4)は、パ
ンチ先端部材(2)の基端外周に連続する太さに形成され
ている。連結用部材(4)の先端面(40)は、パンチ先端部
材(2)の基端面に対応して中央部が膨らむ様に傾斜した
円錐面(40a)に形成されている。パンチ先端部材(2)の
基端面(20)と、連結用部材(4)の先端面(40)をロー付け
する。接合すべき面は凹と凸の円錐面(20a)(40a)である
から自動的に両者の芯は一致する。
【0019】図4は、パンチ先端部材(2)と連結用部材
(4)を、圧入とロー付けを併用して接続した第3実施例
を示している。パンチ先端部材(2)の基端面(20)の中央
には穴(21)が開設され、連結用部材(4)の先端面中央に
は該穴(21)に圧入可能に凸部(42)が形成されている。連
結用部材(4)の凸部(42)をパンチ先端部材(2)の穴(21)
に圧入すると共に、両者の当接面をロー付けする。
【0020】図5は、筒状胴部(3)の基端面からボルト
頭(51)を臨出させ、パンチ(1)の荷重を受けるバック部
材(7)にボルト頭(51)を逃がす穴(71)を開設した第4実
施例を示している。
【0021】図6は、パンチ先端部材(2)の基端と、胴
部(3)の先端に互いに嵌合して、両者の軸芯を一致させ
る凸部(23)と凹部(33)を形成した第5実施例を示してい
る。図6ではパンチ先端部材(2)に凸部(23)、胴部(3)
に凹部(33)を形成したが、パンチ先端部材(2)に凹部、
胴部(3)に凸部を形成しても可いの勿論である。
【0022】図7は、胴部(3)は筒状ではなく軸状であ
り、先端にネジ軸(34)を一体に突設しており、該ネジ軸
(34)を連結用部材(4)のネジ穴(41)に螺合する。胴部
(3)にネジ穴、連結部材(4)に該ネジ穴に螺合するネジ
軸を一体に突設しても可い。図7の実施例において、図
4、図5、図6の連結用部材を実施できるのは勿論であ
る。
【0023】本発明は上記実施例に限定されることはな
く、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のパンチの断面図である。
【図2】第1実施例のパンチ先端部材の断面図である。
【図3】第2実施例のパンチ先端部材の断面図である。
【図4】第3実施例のパンチ先端部材の断面図である。
【図5】第4実施例の胴部とボルトの関係を示す断面図
である。
【図6】パンチ先端部材と胴部に芯合わせのための凸部
と凹部を形成した第5実施例の断面図である。
【図7】胴部に一体にネジ軸を突設した第6実施例の断
面図である。
【図8】本発明に先だって出願人が試作したパンチの分
解断面図である。
【符号の説明】
(1) パンチ (2) パンチ先端部材 (3) 筒状胴部 (4) 連結用部材 (41) ネジ穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチ先端部材(2)と、該パンチ先端部
    (2)に圧入、ロウ付け等によって固定された連結用部材
    (4)と、該連結用部材にネジ締結により接続された胴部
    (3)とによって構成される鍛造・圧造用パンチ。
  2. 【請求項2】 胴部(3)は筒状に形成され該筒状胴部に
    挿通したボルト(5)を連結用部材(4)に開設したネジ穴
    (41)に螺合している請求項1に記載の鍛造・圧造用パン
    チ。
  3. 【請求項3】 胴部(3)或いは連結用部材(4)の何れか
    一方に一体にネジ軸(34)を突設し、他方に該ネジ軸(34)
    に螺合するネジ穴(41)が開設されている請求項1に記載
    の鍛造・圧造用パンチ。
  4. 【請求項4】 胴部(3)の貫通孔(31)の基端部はボルト
    頭(51)が沈み込む座繰り穴(32)となっている請求項2に
    記載の鍛造・圧造用パンチ。
  5. 【請求項5】 パンチ先端部材(2)の基端面(20)は中心
    側が凹む様に傾斜した円錐面(20a)に形成され、連結用
    部材(4)の先端面(40)は該円錐面に対応して中心側が膨
    らむ様に傾斜した円錐面(40a)に形成されており、円錐
    面(20a)(40a)どうしがロー付けされている請求項2乃至
    4の何れかに記載の鍛造・圧造用パンチ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102764842A (zh) * 2012-08-07 2012-11-07 苏州宝强精密螺丝有限公司 一种螺丝模具初冲
JP2016120499A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 住友電工焼結合金株式会社 粉末成形用金型とその金型の製造方法

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Effective date: 20030114