JP2003301827A - 鋼板用ドリルねじ - Google Patents
鋼板用ドリルねじInfo
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- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 claims abstract description 21
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 11
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 16
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 7
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B25/00—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws
- F16B25/10—Screws performing an additional function to thread-forming, e.g. drill screws or self-piercing screws
- F16B25/103—Screws performing an additional function to thread-forming, e.g. drill screws or self-piercing screws by means of a drilling screw-point, i.e. with a cutting and material removing action
-
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- F16B13/00—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
- F16B13/002—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose self-cutting
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- F16B25/001—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws characterised by the material of the body into which the screw is screwed
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- F16B25/00—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws
- F16B25/0036—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws characterised by geometric details of the screw
- F16B25/0084—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws characterised by geometric details of the screw characterised by geometric details of the tip
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16B25/0036—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws characterised by geometric details of the screw
- F16B25/0094—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws characterised by geometric details of the screw the screw being assembled or manufactured from several components, e.g. a tip out of a first material welded to shaft of a second material
Abstract
(57)【要約】
【課題】 穿孔部材での穿孔と同時にねじ立てが行える
ようにし、ねじ立て時の抵抗発生を低減することで、軽
い力で円滑にねじ込めることができる鋼板用ドリルねじ
を提供する。 【解決手段】 外周にねじ山2を形成した軸部3の一端
に頭部4を設けてドリルねじ本体6を形成し、このドリ
ルねじ本体6の上記軸部3の先端に硬質の材料で形成さ
れた板状の穿孔部材7を突設した鋼板用ドリルねじ1に
おいて、上記穿孔部材7の板状部8は、その横幅が軸部
3に設けたねじ山2の谷径と外径の範囲に納まる幅を有
し、この板状部8の両側縁に、穿孔の内周にねじ山を進
入させるためのねじ立てを行うタップ13が設けられて
いる。
ようにし、ねじ立て時の抵抗発生を低減することで、軽
い力で円滑にねじ込めることができる鋼板用ドリルねじ
を提供する。 【解決手段】 外周にねじ山2を形成した軸部3の一端
に頭部4を設けてドリルねじ本体6を形成し、このドリ
ルねじ本体6の上記軸部3の先端に硬質の材料で形成さ
れた板状の穿孔部材7を突設した鋼板用ドリルねじ1に
おいて、上記穿孔部材7の板状部8は、その横幅が軸部
3に設けたねじ山2の谷径と外径の範囲に納まる幅を有
し、この板状部8の両側縁に、穿孔の内周にねじ山を進
入させるためのねじ立てを行うタップ13が設けられて
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋼板製部材に対
して被取付け物を締結するために用いる鋼板用ドリルね
じ、更に詳しくは、自から鋼板製部材を穿孔してねじ立
てを行いながらねじ込むことができる自穿孔タッピング
ドリルねじに関する。
して被取付け物を締結するために用いる鋼板用ドリルね
じ、更に詳しくは、自から鋼板製部材を穿孔してねじ立
てを行いながらねじ込むことができる自穿孔タッピング
ドリルねじに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような自穿孔タッピングド
リルねじとしては、例えば、特開昭58−187610
号で提案されているように、外周にねじ山を形成した軸
部の一端に頭部を設け、上記軸部の他端側に硬質の材料
で形成された板状の穿孔部材を突設したものが提案され
ている。
リルねじとしては、例えば、特開昭58−187610
号で提案されているように、外周にねじ山を形成した軸
部の一端に頭部を設け、上記軸部の他端側に硬質の材料
で形成された板状の穿孔部材を突設したものが提案され
ている。
【0003】このドリルねじは、被取付け物の下孔に挿
通したドリルねじを回転させることにより、鋼板製部材
に対して穿孔部材が穿孔し、続いてこの穿孔に軸部が、
外周のねじ山で穿孔の内周にねじ立てを行ないながら進
入し、ドリルねじの締め付け完了で頭部が被取付け物を
押圧して固定することになる。
通したドリルねじを回転させることにより、鋼板製部材
に対して穿孔部材が穿孔し、続いてこの穿孔に軸部が、
外周のねじ山で穿孔の内周にねじ立てを行ないながら進
入し、ドリルねじの締め付け完了で頭部が被取付け物を
押圧して固定することになる。
【0004】このようなドリルねじによる締結作業にお
いては、作業性の向上や省労力化のために、鋼板製部材
に対するねじ込み時に、できるだけ抵抗の発生が少な
く、軽い力で円滑にねじ込めることが要求される。
いては、作業性の向上や省労力化のために、鋼板製部材
に対するねじ込み時に、できるだけ抵抗の発生が少な
く、軽い力で円滑にねじ込めることが要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のドリルねじは、先ず、鋼板製部材に対して穿孔
部材がねじ山の谷径に見合う直径の穿孔を行い、次に、
この穿孔に軸部が進入するとき、ねじ立てを軸部のねじ
山によって行うようになっているため、穿孔に対するね
じ山でのねじ立て時に大きな抵抗が発生し、ドリルねじ
による締結作業に大きな力が必要になる。
な従来のドリルねじは、先ず、鋼板製部材に対して穿孔
部材がねじ山の谷径に見合う直径の穿孔を行い、次に、
この穿孔に軸部が進入するとき、ねじ立てを軸部のねじ
山によって行うようになっているため、穿孔に対するね
じ山でのねじ立て時に大きな抵抗が発生し、ドリルねじ
による締結作業に大きな力が必要になる。
【0006】また、穿孔部材は硬質になっているので鋼
板製部材への穿孔は支障なく行えるが、ドリルねじの軸
部は穿孔部材よりも材質的に柔らかい場合、鋼板製部材
の穿孔に対するねじ山でのねじ立て時にねじ山が破損
し、ねじ立て時の抵抗増大につながるという問題があ
り、ドリルねじを形成するための材質に制約がある。
板製部材への穿孔は支障なく行えるが、ドリルねじの軸
部は穿孔部材よりも材質的に柔らかい場合、鋼板製部材
の穿孔に対するねじ山でのねじ立て時にねじ山が破損
し、ねじ立て時の抵抗増大につながるという問題があ
り、ドリルねじを形成するための材質に制約がある。
【0007】そこで、この発明の課題は、穿孔部材での
穿孔と同時にねじ立てが行えるようにし、ねじ立て時の
抵抗発生を低減することで、軽い力で円滑にねじ込むこ
とができる鋼板用ドリルねじを提供することにある。
穿孔と同時にねじ立てが行えるようにし、ねじ立て時の
抵抗発生を低減することで、軽い力で円滑にねじ込むこ
とができる鋼板用ドリルねじを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、外周にねじ山を形成した軸部の
一端に頭部を設け、上記軸部の他端側に硬質の材料で形
成された板状の穿孔部材を突設した鋼板用ドリルねじに
おいて、上記穿孔部材は、板状部の横幅が軸部に設けた
ねじ山の谷径と外径の範囲に納まる幅を有し、その先端
刃先が軸部の端部から突出するように固定され、上記板
状部の両側縁に、穿孔の内周にねじ山を進入させるため
のねじ立てを行うタップを設けた構成を採用したもので
ある。
するため、この発明は、外周にねじ山を形成した軸部の
一端に頭部を設け、上記軸部の他端側に硬質の材料で形
成された板状の穿孔部材を突設した鋼板用ドリルねじに
おいて、上記穿孔部材は、板状部の横幅が軸部に設けた
ねじ山の谷径と外径の範囲に納まる幅を有し、その先端
刃先が軸部の端部から突出するように固定され、上記板
状部の両側縁に、穿孔の内周にねじ山を進入させるため
のねじ立てを行うタップを設けた構成を採用したもので
ある。
【0009】上記穿孔部材における板状部の両側縁に設
けたタップは、ねじ山のピッチと等しく、かつ、ねじ山
の螺旋に対して連続するような配置になっている構造と
したり、このタップを、穿孔部材における板状部の両側
縁を幅方向から加圧するプレス成形によって形成するこ
とができる。
けたタップは、ねじ山のピッチと等しく、かつ、ねじ山
の螺旋に対して連続するような配置になっている構造と
したり、このタップを、穿孔部材における板状部の両側
縁を幅方向から加圧するプレス成形によって形成するこ
とができる。
【0010】また、穿孔部材は、上記軸部の端部に設け
たスロット内に板状部の上部を差し込み、その上下軸心
を軸部の軸心と一致させた状態で軸部と溶接により固定
し、この状態でタップとねじ山の外径は略等しくなって
いる。
たスロット内に板状部の上部を差し込み、その上下軸心
を軸部の軸心と一致させた状態で軸部と溶接により固定
し、この状態でタップとねじ山の外径は略等しくなって
いる。
【0011】更に、穿孔部材は、板状部の先端に細幅の
先鋭突部を設け、その段差部及び先鋭突部の先端とにそ
れぞれ刃先を設けた二段刃に形成することができる。
先鋭突部を設け、その段差部及び先鋭突部の先端とにそ
れぞれ刃先を設けた二段刃に形成することができる。
【0012】この鋼板用ドリルねじは、穿孔部材で鋼板
製部材に対して穿孔するとき、両側に設けたタップが、
穿孔の内周にねじ立てを行うので、穿孔への軸部の進入
時にそのねじ山はねじ溝へ螺入することになり、軸部を
大きな抵抗なくねじ込めることになる。
製部材に対して穿孔するとき、両側に設けたタップが、
穿孔の内周にねじ立てを行うので、穿孔への軸部の進入
時にそのねじ山はねじ溝へ螺入することになり、軸部を
大きな抵抗なくねじ込めることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
示例と共に説明する。
【0014】図示のように、この発明の鋼板用ドリルね
じ1は、外周にねじ山2を形成した軸部3の一端に頭部
4を設け、上記軸部3の先端側に適宜の長さで、ねじ山
2の谷径と略等しい外径の無ねじ部5を設けてドリルね
じ本体6を形成し、上記無ねじ部5に板状の穿孔部材7
を軸方向前方へ突出するよう固定した構造になってい
る。
じ1は、外周にねじ山2を形成した軸部3の一端に頭部
4を設け、上記軸部3の先端側に適宜の長さで、ねじ山
2の谷径と略等しい外径の無ねじ部5を設けてドリルね
じ本体6を形成し、上記無ねじ部5に板状の穿孔部材7
を軸方向前方へ突出するよう固定した構造になってい
る。
【0015】上記穿孔部材7は、超鋼のような硬質の板
材を用い、板状部8の横幅が軸部3に設けたねじ山2の
谷径D1 と外径D2 の範囲に納まる幅を有し、図示の場
合、板状部8の先端に細幅の先鋭突部9を設け、その段
差部及び先鋭突部の先端とにそれぞれ刃先10と11を
設けた二段刃に形成され、板状部8の上部を軸部3の端
部に設けたスロット12内に差し込み、その上下中心を
軸部の軸心と一致させた状態で軸部3へ溶接により固定
し、板状部8の一部と刃先10と11が軸部3の先端か
ら突出するようになっている。
材を用い、板状部8の横幅が軸部3に設けたねじ山2の
谷径D1 と外径D2 の範囲に納まる幅を有し、図示の場
合、板状部8の先端に細幅の先鋭突部9を設け、その段
差部及び先鋭突部の先端とにそれぞれ刃先10と11を
設けた二段刃に形成され、板状部8の上部を軸部3の端
部に設けたスロット12内に差し込み、その上下中心を
軸部の軸心と一致させた状態で軸部3へ溶接により固定
し、板状部8の一部と刃先10と11が軸部3の先端か
ら突出するようになっている。
【0016】この穿孔部材7における板状部8の両側縁
に、穿孔の内周にねじ山を進入させるためのねじ立てを
行うタップ13が設けられている。上記タップ13は、
ねじ山2のピッチと等しく、かつ、ねじ山2の螺旋に対
して連続するような配置になっていると共に、タップ1
3の外径D3 とねじ山2の外径D2 は略等しくなってい
る。
に、穿孔の内周にねじ山を進入させるためのねじ立てを
行うタップ13が設けられている。上記タップ13は、
ねじ山2のピッチと等しく、かつ、ねじ山2の螺旋に対
して連続するような配置になっていると共に、タップ1
3の外径D3 とねじ山2の外径D2 は略等しくなってい
る。
【0017】図3は、穿孔部材7における板状部8の両
側縁にタップ13を形成する加工方法の一例を示し、板
状部8の横幅が仕上がり幅よりも少し広くなるように製
作した素材の穿孔部材7と、ドリルねじ本体6における
無ねじ部5と等しい外径を有し、先端に板状部8の上部
を差し込むスロット14を設けたダミー軸15と、対向
面にタップ形成用の凹部が加工され、穿孔部材7の板状
部8を両側からプレス成形する一対の金型(図示省略)
とを用意する。
側縁にタップ13を形成する加工方法の一例を示し、板
状部8の横幅が仕上がり幅よりも少し広くなるように製
作した素材の穿孔部材7と、ドリルねじ本体6における
無ねじ部5と等しい外径を有し、先端に板状部8の上部
を差し込むスロット14を設けたダミー軸15と、対向
面にタップ形成用の凹部が加工され、穿孔部材7の板状
部8を両側からプレス成形する一対の金型(図示省略)
とを用意する。
【0018】図3(A)のように、ダミー軸15のスロ
ット14に穿孔部材7の板状部8を差し込み、ダミー軸
15で穿孔部材7を保持した状態で一対の金型を接近さ
せ、板状部8を両側から加圧してプレスすることによ
り、板状部8の両側縁を塑性変形させることで、金型の
タップ形成用の凹部により、ドリルねじ本体6における
ねじ山2と傾斜や断面形状が等しいタップ13を加工す
る。
ット14に穿孔部材7の板状部8を差し込み、ダミー軸
15で穿孔部材7を保持した状態で一対の金型を接近さ
せ、板状部8を両側から加圧してプレスすることによ
り、板状部8の両側縁を塑性変形させることで、金型の
タップ形成用の凹部により、ドリルねじ本体6における
ねじ山2と傾斜や断面形状が等しいタップ13を加工す
る。
【0019】このようにして、両側にタップ13が加工
された穿孔部材7をダミー軸15から取り外し、この穿
孔部材7をドリルねじ本体6における無ねじ部5に溶接
固定する。
された穿孔部材7をダミー軸15から取り外し、この穿
孔部材7をドリルねじ本体6における無ねじ部5に溶接
固定する。
【0020】なお、穿孔部材7は、図示のような二段刃
に限定されるものではなく、先端が鋭利なV字状の一段
刃であってもよく、また、穿孔部材7に対するタップ1
3の加工は、穿孔部材7をプレスで打ち抜く時に、板状
部8の両側縁にタップ13を一体に打ち抜き加工するよ
うにしてもよい。
に限定されるものではなく、先端が鋭利なV字状の一段
刃であってもよく、また、穿孔部材7に対するタップ1
3の加工は、穿孔部材7をプレスで打ち抜く時に、板状
部8の両側縁にタップ13を一体に打ち抜き加工するよ
うにしてもよい。
【0021】この発明のドリルねじは上記のような構成
であり、次に、鋼板製部材に被取付け物を締結するため
の使用方法を説明する。
であり、次に、鋼板製部材に被取付け物を締結するため
の使用方法を説明する。
【0022】図1(B)のように、被取付け物Aの下孔
Bに挿通したドリルねじ1の穿孔部材7の刃先10を鋼
板製部材Cに当接させた状態で、ドリルねじ1を押し込
むようにして回転させると、穿孔部材7の刃先10が鋼
板製部材Cに軸部3の谷径より少し大径でねじ山3の外
径よりも少し小径となる孔を穿孔し、この時、板状部7
の両側縁に設けたタップ13が穿孔の内周にねじ溝を形
成するねじ立てを行なう。
Bに挿通したドリルねじ1の穿孔部材7の刃先10を鋼
板製部材Cに当接させた状態で、ドリルねじ1を押し込
むようにして回転させると、穿孔部材7の刃先10が鋼
板製部材Cに軸部3の谷径より少し大径でねじ山3の外
径よりも少し小径となる孔を穿孔し、この時、板状部7
の両側縁に設けたタップ13が穿孔の内周にねじ溝を形
成するねじ立てを行なう。
【0023】穿孔部材7が穿孔を貫通すると、この穿孔
に軸部3が進入し、そのねじ山2が穿孔の内周に形成さ
れたねじ溝に螺入することになり、これによって、ドリ
ルねじ1を円滑にねじ込むことができ、ドリルねじ1の
締め付け完了で頭部4が被取付け物Aを押圧して固定す
ることになる。
に軸部3が進入し、そのねじ山2が穿孔の内周に形成さ
れたねじ溝に螺入することになり、これによって、ドリ
ルねじ1を円滑にねじ込むことができ、ドリルねじ1の
締め付け完了で頭部4が被取付け物Aを押圧して固定す
ることになる。
【0024】このようなドリルねじ1による締結作業に
おいて、鋼板製部材Cに対する穿孔工程時に、穿孔の内
周に板状部8のタップ13でねじ溝を形成するので、ド
リルねじ本体6のねじ山2はタッピングをする必要がな
く、このため、ドリルねじ本体6を軽い力でスムーズに
ねじ込むことができ、ねじ込み作業の能率向上と省労力
化が可能になる。
おいて、鋼板製部材Cに対する穿孔工程時に、穿孔の内
周に板状部8のタップ13でねじ溝を形成するので、ド
リルねじ本体6のねじ山2はタッピングをする必要がな
く、このため、ドリルねじ本体6を軽い力でスムーズに
ねじ込むことができ、ねじ込み作業の能率向上と省労力
化が可能になる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、軸部
の先端に板状の穿孔部材を突設した鋼板用ドリルねじに
おいて、上記穿孔部材の両側縁に、穿孔の内周にねじ山
を進入させるためのねじ立てを行うタップを設けたの
で、穿孔部材での穿孔と同時にねじ立てが行えることに
なり、ドリルねじ本体のねじ山はタッピングをする必要
がなく、このため、ドリルねじ本体を軽い力で円滑にね
じ込めることができ、ねじ込み作業の能率向上と省労力
化が図れる。
の先端に板状の穿孔部材を突設した鋼板用ドリルねじに
おいて、上記穿孔部材の両側縁に、穿孔の内周にねじ山
を進入させるためのねじ立てを行うタップを設けたの
で、穿孔部材での穿孔と同時にねじ立てが行えることに
なり、ドリルねじ本体のねじ山はタッピングをする必要
がなく、このため、ドリルねじ本体を軽い力で円滑にね
じ込めることができ、ねじ込み作業の能率向上と省労力
化が図れる。
【0026】また、ドリルねじ本体のねじ山はタッピン
グをする必要がないので、強度の要求が低減し、ドリル
ねじ本体は材料的に自由となる。
グをする必要がないので、強度の要求が低減し、ドリル
ねじ本体は材料的に自由となる。
【図1】(A)はこの発明に係る鋼板用ドリルねじを示
す正面図、(B)は同鋼板用ドリルねじを用いた締結状
態を示す立て断面図
す正面図、(B)は同鋼板用ドリルねじを用いた締結状
態を示す立て断面図
【図2】(A)は鋼板用ドリルねじの穿孔部材を突設し
た部分を拡大した側面図、(B)は同底面図
た部分を拡大した側面図、(B)は同底面図
【図3】穿孔部材に対するタップを加工する工程を示
し、(A)は穿孔部材の素材とダミー軸の分解斜視図、
(B)は穿孔部材の素材とダミー軸の組み合わせを示す
斜視図、(C)は穿孔部材にタップを加工した状態を示
す斜視図
し、(A)は穿孔部材の素材とダミー軸の分解斜視図、
(B)は穿孔部材の素材とダミー軸の組み合わせを示す
斜視図、(C)は穿孔部材にタップを加工した状態を示
す斜視図
1 鋼板用ドリルねじ
2 ねじ山
3 軸部
4 頭部
5 無ねじ部
6 ドリルねじ本体
7 穿孔部材
8 板状部
9 先鋭突部
10 刃先
11 刃先
12 スロット
13 タップ
Claims (3)
- 【請求項1】 外周にねじ山を形成した軸部の一端に頭
部を設け、上記軸部の他端側に硬質の材料で形成された
板状の穿孔部材を突設した鋼板用ドリルねじにおいて、
上記穿孔部材は、板状部の横幅が軸部に設けたねじ山の
谷径と外径の範囲に納まる幅を有し、その先端刃先が軸
部の端部から突出するように固定され、上記板状部の両
側縁に、穿孔の内周にねじ山を進入させるためのねじ立
てを行うタップを設けたことを特徴とする鋼板用ドリル
ねじ。 - 【請求項2】 上記穿孔部材における板状部の両側縁に
設けたタップが、ねじ山のピッチと等しく、かつ、ねじ
山の螺旋に対して連続するような配置になっていること
を特徴とする請求項1に記載の鋼板用ドリルねじ。 - 【請求項3】 上記穿孔部材における板状部の両側縁に
設けたタップが、穿孔部材の両側縁を幅方向から金型で
加圧するプレス成形によって形成されていることを特徴
とする請求項1又は2に記載の鋼板用ドリルねじ。
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