JP2002345389A - 蕎麦の製麺装置 - Google Patents
蕎麦の製麺装置Info
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Abstract
を使用した蕎麦生地を麺線に加工する製麺装置を提供す
ること。 【解決手段】 後部の周壁に混練された蕎麦生地を入れ
る開口をあけた筒体2と、この筒体2の先端に設けた多
数の穴31を有するノズル板3と、筒体2の中に挿通され
て蕎麦生地をノズル板3へ押し進めるスクリュー1とを
備えた製麺装置であって、スクリュー1は、略円錐形の
心棒11に形成された螺旋状のスクリューであって、心棒
11の外径が大きくなるのに応じてスクリューのピッチを
小さくしたものである。
Description
し、特に、蕎麦粉を使用して小麦粉などのつなぎを使用
しないで製麺する装置に関する。
有量が少なくて粘りがないので、つなぎとしてグルテン
を多く含有する小麦粉を20%程度添加して蕎麦の麺線
に加工している。このような蕎麦は、「2−8蕎麦」と
呼ばれ、廉価な従来の製麺装置によって製造可能であ
る。
の他に3−7、同割(蕎麦粉と小麦粉が同量)があり、
つなぎとして小麦粉以外の材料(ヤマノイモ、鶏卵、鯛
のすり身など)を用いる製法が実施されている。
ると、蕎麦の風味、舌触り、のどごしの鮮やかさなどの
食感が損なわれるので、つなぎを混入しないことが望ま
しい。
て、つなぎを混入しない蕎麦粉を混練して蕎麦生地を作
り、大きい圧力をかけて無理にノズルから押出して製麺
すると、麺線が短く千切れて食感が日本蕎麦とかけ離れ
たものとなる。
全く使用しない蕎麦粉100%の蕎麦は、機械によって
麺線に加工することが困難であるから、人手によって、
練り上げ、延ばし、切り分けの各工程を経て作られてい
た。しかし、この人手による製麺工程のうち、練り上げ
工程は、200〜260回にわたって手で揉まなければ
ならず、所要時間は約40分であり、延ばし工程、切り
分け工程の何れの工程も熟練および労力を要する作業で
あり、1日に製麺し得る量には限度があり、多量生産に
は適さなかった。
解決するために考えられたもので、蕎麦の風味、舌触
り、のどごしの鮮やかさなどの食感を損なうことのない
蕎麦粉100%の蕎麦を製造する製麺装置を提供するこ
とを目的としている。
置は、後部の周壁に混練された蕎麦生地を入れる開口を
あけた筒体と、この筒体の先端に設けた多数の穴を有す
るノズル板と、上記筒体の中に挿通されて蕎麦生地をノ
ズル板へ押し進めるスクリューとを備えた製麺装置であ
って、上記スクリューは、略円錐形の心棒に形成された
螺旋状のスクリューであって、上記心棒の外径が大きく
なるのに応じてスクリューのピッチを小さくしたもので
ある。
の実施形態を図面に基づいて説明する。
装置は、図1の斜視図およびモータ・カバー7を外した
状態の図2の断面図に示すように、スクリュー1を回転
自在に挿通した筒体2と、この筒体2の後部の周壁にあ
けらた穴を経て、予め混練された蕎麦生地を筒体内に投
入するホッパー4と、筒体2の先端部に設けられた多数
の穴31をあけたノズル板3と、スクリュー1を駆動する
減速機14を備えたモータ13とを備えている。
の断面図および図3の斜視図に示すように、略円錐形の
心棒11に形成されたものであって、螺旋状のスクリュー
1のピッチは、心棒11の外径が大きくなるのに応じて小
さくなるように形成されている。
1のピッチが大きい部分を後部としてホッパー4に臨ま
せ、心棒11の径が大きくてスクリュー1のピッチが小さ
い部分を先端部として多数の穴31をあけたノズル板3に
臨ませるように筒体2内に挿通されている。
2面に切欠12を形成し、減速機14の出力軸16の先端に
は、スクリュー1の心棒11の後端が噛み合う凹部15が形
成されている。
れており、この螺子にねじ込まれるリング状のキャップ
32により、多数の穴31をあけたノズル板3を保持してい
る。
あけられ、この丸穴または角穴に短い筒部21が結合さ
れ、この筒部21の上端面にホッパー結合用フランジ22が
形成されている。
ホッパー4は、下端部に結合用フランジ45が形成された
倒立円錐台形の漏斗42と、この漏斗42の中で回転するテ
ーパー付きスクリュー41と、このテーパー付きスクリュ
ー41を駆動する減速機44を備えたモータ43とにより構成
されており、結合用フランジ45を介して筒体2の後部上
に結合されている。
1の実施形態の動作について説明する。
ち蕎麦と略同じ加水率(重量比で蕎麦粉1:水0.4)
で、つなぎを混入しない蕎麦粉を練って予め蕎麦生地を
作っておく。
ー4のテーパー付きスクリュー41を回転させながら、漏
斗42の中に適当な大きさの塊に丸めた蕎麦生地を投入す
ると、筒体2の後部へ蕎麦生地を押し込むことができ
る。
筒体内のスクリュー1によって混練されながらノズル板
3に向かって押し進められる。
は、円錐形の心棒11に形成され、スクリューのピッチ
は、心棒11の外径が大きくなるのに応じて小さくなるよ
うに形成されているので、ノズル板3に近づくほど流路
が狭くなって蕎麦生地の混練が進み、かつ圧力および温
度が上昇して、ノズル板3の穴から麺線となって押し出
される。
に置いて、横向きに押し出されてくる麺線を下から手の
平で支えながら麺線同士が引っ付かないように打粉を振
りかける。そして、押し出された麺線が1食分の長さに
達すると、ノズル板3の表面において麺線を手で切り取
ってトレイに並べ、茹でる準備をするのである。
の先端部に螺子にねじ込まれているリング状のキャップ
32およびノズル板3を外して、筒体2から螺旋状のスク
リュー1を引き出して掃除を行い、さらに、筒部21のホ
ッパー結合用フランジ22からホッパー4を外して掃除を
行ったのち、元どおり組み立てればよいのである。
ては、予め混練された蕎麦生地を筒体2内に押し込むた
めにテーパー付きスクリュー41を有するホッパー4を使
用しているが、第2の実施形態においては、図4の断面
図に示すように、手押しポンプ5を使用する。その他の
構成および動作は第1の実施形態と同じである。
体2のホッパー結合用フランジ22と結合するフランジ55
が端面に形成されたシリンダー52と、このシリンダー52
内で上下に動くピストン51と、このピストン51を駆動す
るピストン・ロッド56と、このピストン・ロッド56を動
かす梃子棒6とにより構成されている。
投入するための投入口53があけられており、この投入口
53には投入を容易ならしめるための漏斗54が設けられて
いる。
手で押し下げる力点Pと、ピストン・ロッド56の先端に
回動自在に結合された荷重点(中間部)Wと、揺動する
棒61の先端に揺動自在に結合された支点Fとを有する棒
であって、支点Fの反対側の離れた位置には、スプリン
グ62が結合されて、スプリング62の弾力によって力点P
および荷重点Wを引き上げるように付勢されている。
51を駆動するピストン・ロッド56が垂直に上下動して梃
子棒6の荷重点Wが横方向に揺動できないので、梃子棒
6の支点Fを固定することなく、揺動する棒61によって
支点Fを揺動可能としたものである。
2の実施形態の動作について説明する。
漏斗54を介してシリンダー52の投入口53へ適当な大きさ
の塊に丸めた蕎麦生地を投入して、スプリング62の弾力
に抗して梃子棒6の力点Pを押し下げると、ピストン51
によって筒体2の後部へ蕎麦生地を押し込むことができ
る。押し込まれた蕎麦生地は、筒体内のスクリュー1に
よって混練されながらノズル板3の穴31から押し出され
る。
の下面の全面に蕎麦生地が付着しており、ピストン51の
上面は大気圧で押されているので、スプリング62の弾力
が作用してもピストン51およびピストン・ロッド56は上
昇しない。
ピストン51の下面の蕎麦生地が引き込まれて、ピストン
51の下面に空洞が形成されて空気が流入すると、スプリ
ングの弾力によって、ピストン51は投入口53の上まで引
き上げられる。
で上昇すると、次の丸めた蕎麦生地を投入して、梃子棒
6を押し下げればよいのである。このように、ピストン
51の上昇により蕎麦生地を補充するタイミングが分かる
ので、蕎麦生地を途切れさせることなく連続して製麺作
業を行うことができる。
かなように、この発明の製麺装置によると、略円錐形の
心棒11を有し、螺旋状のスクリューのピッチが、心棒11
の外径が大きくなるのに応じて小さくなるように形成し
たスクリューを使用することにより、麺線が短く千切れ
てことがなく、茹で上げたときに、人手によって作られ
た蕎麦粉100%の蕎麦と対比して、風味、舌触り、の
どごしの鮮やかさなどの何れの点においても遜色のない
蕎麦を得ることができる。
ち蕎麦と略同じ加水率で、つなぎを使用しない蕎麦生地
であっても、千切れない麺線に加工できるので、労力お
よび熟練を要することなく、蕎麦粉100%の蕎麦を多
量生産することができるという効果を奏することができ
る。
視図、
視図、
面図、
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 後部の周壁に蕎麦生地を入れる開口をあ
けた筒体と、該筒体の先端に設けた多数の穴を有するノ
ズル板と、上記筒体の中に挿通されて蕎麦生地をノズル
板へ押し進めるスクリューとを備えた製麺装置におい
て、 上記スクリューは、略円錐形の心棒に形成された螺旋状
のスクリューであって、上記心棒の外径が大きくなるの
に応じてスクリューのピッチを小さくしたものであるこ
とを特徴とする蕎麦の製麺装置。 - 【請求項2】 筒体の後部の周壁にあけた開口に、蕎麦
生地を押し込むテーパー付きスクリューを有するホッパ
ーを設けたことを特徴とする請求項1に記載の蕎麦の製
麺装置。 - 【請求項3】 筒体の後部の周壁にあけた開口に、蕎麦
生地を押し込むシリンダーおよびピストンよりなる手押
しポンプを設けたことを特徴とする請求項1に記載の蕎
麦の製麺装置。 - 【請求項4】 手押しポンプは、手で押し下げる力点
と、ピストン・ロッドの先端が結合された荷重点と、揺
動する棒の先端が揺動自在に結合された支点とを有する
梃子棒を備え、ピストン・ロッドが垂直に上下動して梃
子棒の荷重点が横方向に揺動しないことを特徴とする請
求項3に記載の蕎麦の製麺装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001156186A JP3748392B2 (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 蕎麦の製麺装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001156186A JP3748392B2 (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 蕎麦の製麺装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002345389A true JP2002345389A (ja) | 2002-12-03 |
JP3748392B2 JP3748392B2 (ja) | 2006-02-22 |
Family
ID=19000229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001156186A Expired - Fee Related JP3748392B2 (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 蕎麦の製麺装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3748392B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL2015428A (en) * | 2015-09-11 | 2015-10-26 | Kaak Groep B V | Dough handling apparatus. |
CN110150349A (zh) * | 2019-06-13 | 2019-08-23 | 董凯锋 | 一种面制食品挤压成型设备 |
-
2001
- 2001-05-24 JP JP2001156186A patent/JP3748392B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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NL2015428A (en) * | 2015-09-11 | 2015-10-26 | Kaak Groep B V | Dough handling apparatus. |
EP3150071A2 (en) | 2015-09-11 | 2017-04-05 | Kaak Groep B.V. | Dough handling apparatus |
EP3150071A3 (en) * | 2015-09-11 | 2017-07-05 | Kaak Groep B.V. | Dough handling apparatus |
CN110150349A (zh) * | 2019-06-13 | 2019-08-23 | 董凯锋 | 一种面制食品挤压成型设备 |
CN110150349B (zh) * | 2019-06-13 | 2021-04-09 | 武义宝昌电器有限公司 | 一种面制食品挤压成型设备 |
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