JP2005087186A - 混捏食品の製造方法、撹拌用具および混捏食品 - Google Patents

混捏食品の製造方法、撹拌用具および混捏食品 Download PDF

Info

Publication number
JP2005087186A
JP2005087186A JP2003361236A JP2003361236A JP2005087186A JP 2005087186 A JP2005087186 A JP 2005087186A JP 2003361236 A JP2003361236 A JP 2003361236A JP 2003361236 A JP2003361236 A JP 2003361236A JP 2005087186 A JP2005087186 A JP 2005087186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stirring
liquid
mixture
food
holding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003361236A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Horikane
彰 堀金
Masaaki Horiguchi
雅昭 堀口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsukuba Food Science Inc
National Food Research Institute
Original Assignee
Tsukuba Food Science Inc
National Food Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsukuba Food Science Inc, National Food Research Institute filed Critical Tsukuba Food Science Inc
Priority to JP2003361236A priority Critical patent/JP2005087186A/ja
Publication of JP2005087186A publication Critical patent/JP2005087186A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Noodles (AREA)
  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Abstract

【課題】 簡単な器具と操作により、ソバ粉などの粉末状穀物の加液物を混和する際、長時間の操作による生地の乾燥や手への付着を防止し、粉体に液が均一に分散した混和物を簡便に短時間で調製し、香り、風味、食感などが優れる混捏食品を得ることができる混捏食品の製造方法、撹拌用具および混捏食品を提供する。
【解決手段】 応力を加えるための保持部材2と、保持部材2にばね7により弾性的に支持される複数の撹拌棒3を有する撹拌用具1を用いて、容器内において粉体の加液物を撹拌して、粉体に液が均一に分散した混和物を形成し、混和物を混捏して粘性を有する混捏食品を製造する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、そば、うどん、生パスタなど、食品原料の粉体の加液物を混捏した混捏食品の製造方法、撹拌用具および混捏食品に関するものである。
そば、うどん、生パスタなどの混捏食品は、そば粉、小麦粉等の原料粉体に、調味料その他の副素材のほか、水、卵、オリーブオイル等の液状の副素材を加えた加液物(混合物)を混和および混捏し、得られる混捏物を圧延し、さらに線状その他の形状に切断し、混捏食品として製造している。そばの場合、そばの実を粉砕し、水等の液状物を添加した加液物を混捏し、圧延、切断を行って製麺している。これらは一連の工程として、同一の場所で短時間に行うことにより、優れた香り、風味、食感のそばの麺線が得られるが、特に加液物の調製および混捏工程が重要である。そば粉は澱粉を主体としていて、小麦粉のようにグルテンをほとんど含まないため、製麺した時の繋がりが悪く、麺線が切れやすい。
そばの麺線の繋がりを良くする方法として、ツナギとして小麦粉などの副素材を添加することが行われている。小麦粉を添加するとグルテンなどにより、麺線の繋がりが良くなって麺線が切れなくなるが、風味や食感が損なわれてしまう。そばの麺線の繋がりを良くする他の方法として、湯を加えて混捏することにより、澱粉をα化して繋がりを良くすることができるが、香りがなくなり、糊化したゲル状物質の形成により麺の風味が損なわれる。また、麺帯の表面が平滑になるため、ゆで麺の喉ごしなどの食感が低下してしまう。
香り、風味、食感などが優れたそばとして、十割そば、八割そば等のツナギの少ないそばがある。十割そばは、ツナギとして小麦粉などの副素材を添加することなく、そば粉と水だけで製麺したそばである。また八割そばは、通常のそば職人によるそばで、ツナギとして小麦粉などの添加量が少なく、そば粉が八割のそばである。このようなそばは、いずれも手打ちであって、製法には熟練が求められている。
生パスタ、中華そばなどの場合、麺の風味、歯切れの良さ、独特の喉ごしなどの食感が求められるが、小麦粉に液状物を加える加液物の調製および混捏が適正でないと、過度のグルテン形成や澱粉のα化などにより、風味が損なわれ、麺帯の物理特性が変化するため、歯切れの良さなどの独特の食感が低下する。
このような混捏食品の製造において、原料粉体に液状の副素材を加えた加液物を混和する際、水回し等の加液を伴う混和により、粉体に液が均一に分散した混和物を形成し、この混和物を混捏して混捏食品を得ている。この場合混捏物の繋がりを良くするためには、水回し等の加液による混和は短時間で効率よく行い、乾燥を防止しながら混和して均一な混和物を形成する必要があるが、手作業でこれを行うのは困難である。例えば手打ち麺製造工程においては、穀類粉体に加水して麺を製造する際に水回しが行われているが、長時間の操作による生地の乾燥や手への付着により、品質の低下した「そぼろ」が形成され、作業性も低下する。特に十割ソバは、水回し工程に熟練が必要であり、簡便で作業性が高い混和技術が求められるが、手作業では困難である。
本発明の課題は、簡単な器具と操作により、ソバ粉などの粉末状穀物の加液物を混和する際、長時間の操作による生地の乾燥や手への付着を防止し、粉体に液が均一に分散した混和物を簡便に短時間で調製し、香り、風味、食感などが優れる混捏食品を得ることができる混捏食品の製造方法、撹拌用具および混捏食品を提供することである。
本発明は次の混捏食品の製造方法、撹拌用具および混捏食品である。
(1) 粉体の加液物を混捏して混捏食品を製造する方法であって、
応力を加えるための保持部材と、保持部材に弾性的に支持される複数の撹拌棒を有する撹拌用具を用いて、容器内において粉体の加液物を撹拌して、粉体に液が均一に分散した混和物を形成する工程、および
混和物を混捏して混捏食品を得る工程
を含む混捏食品の製造方法。
(2) 撹拌用具は、複数の撹拌棒がばねにより保持部材に弾性的に支持され、過度の負荷が生じる場合は、撹拌部の一部が後退または変形して粉体の加液物を混和する上記(1)記載の方法。
(3) 撹拌用具は、撹拌棒の間隔が粉末状穀物と水分が不均一に分散して形成されるそぼろの直径より大きく、そぼろが撹拌棒間をすり抜けるように粉体の加液物を混和する上記(1)または(2)記載の方法。
(4) 粉体の加液物を混捏して混捏食品を製造する際、容器内において粉体の加液物を撹拌して、粉体に液が均一に分散した混和物を形成するための撹拌用具であって、
応力を加えるための保持部材と、
保持部材に弾性的に支持される複数の撹拌棒と
を有する撹拌用具。
(5) 複数の撹拌棒がばねにより保持部材に弾性的に支持された上記(4)記載の撹拌用具。
(6) 撹拌棒の間隔が、粉末状穀物と水分が不均一に分散して形成されるそぼろの直径より大きく、そぼろが撹拌棒間をすり抜けるようにされた上記(4)または(5)記載の撹拌用具。
(7) 上記(1)または(3のいずれかに記載の方法によって製造された混捏食品。
(8) 上記(7)記載の混捏食品を含む加工食品。
本発明において、混捏食品とは、そば粉、小麦粉等の原料粉体に、調味料その他の副素材のほか、水、卵、オリーブオイル等の液状の副素材を加えた加液物(混合物)を混和および混捏し、得られる混捏物を圧延し、さらに線状その他の形状に切断して製造される食品であり、香り、風味などが優れ、手打ちの食感が要求されるそば、生パスタ、中華そばなどが挙げられる。
本発明において、加液物を構成する粉体は、このような混捏製品の原料となる粉体であり、そば、生パスタ、中華そば等の混捏食品の原料粉体などが挙げられる。混和および混捏の対象となる加液物は、このような原料粉体の加液物であり、原料粉体に水、卵、その他の溶液、ならびに油などの液状物を加えることにより得られる。
本発明の混捏製品の製造方法は、粉体の加液物を混和および混捏して混捏食品を製造する方法であって、応力を加えるための保持部材と、保持部材に弾性的に支持される複数の撹拌棒を有する撹拌用具を用いて、容器内において粉体の加液物を撹拌して、粉体に液が均一に分散した混和物を形成する混和工程、および混和物を混捏して混捏食品を得る混捏工程を含む。
通常の混捏食品の製造においては、原料粉体に液状の副素材を加えた加液物を混和する際、水回し等の加液を伴う混和により、粉体に液が均一に分散した混和物を手作業で形成するためには、一方または両方の手の指を熊手のように立てて、加液物(混合物)の攪拌を行っているが、手の指への加液物の付着などにより作業性が低下する。このような作業を箸、スプーン等の手近かの道具で行っても、うまく力が掛からなかったり、容器を傷つけたりして効率的でない。
本発明では、このような攪拌を、攪拌時の手の指と同様の構成と性能を有する撹拌用具を用いて行うことにより、容器を傷つけたりすることなく効率的に混和を行おうとするものである。本発明の攪拌用具は、粉体の加液物を混和および混捏して混捏食品を製造する際、容器内において粉体の加液物を撹拌して、粉体に液が均一に分散した混和物を形成するための撹拌用具であって、応力を加えるための保持部材と、保持部材に弾性的に支持される複数の撹拌棒とを有する撹拌用具である。撹拌用具の保持部材および撹拌棒の材質は加液物や混和物が付着しにくく、剛性を有するものが好ましく、ステンレス鋼、その他の金属、硬質プラスチックなどからなるものが使用できる。
保持部材は手で保持して応力を加えるための部材であり、手で保持するのに適した取っ手または柄のような保持部、および複数の撹拌棒を支持する支持部を有する構造のものが好ましい。複数の撹拌棒は、保持部材に弾性的に支持されるもので、支持部の片側、好ましくは保持部の反対側に複数の撹拌棒が平行、放射状またはこれらに近い形状に突出しているのが好ましい。複数の撹拌棒は、過度の負荷が生じる場合は、撹拌棒の一部が後退または変形保持部材に弾性的に支持される。この場合、複数の撹拌棒は、各撹拌棒がそれぞれ、ばねにより保持部材に弾性的に支持されるのが好ましい。各撹拌棒の間隔は、粉体と液の分散により形成される塊の直径より大きく、塊が撹拌棒間をすり抜けるようにされるのが好ましい。このような撹拌棒間の間隔は、3〜7cm、好ましくは4〜5cm程度である。
このような撹拌用具により粉体の加液物を混和して混和物を形成するには、容器内に粉体の加液物を入れて上記の撹拌用具により撹拌して、粉体に液が均一に分散した混和物を形成する。この場合、撹拌用具の保持部材の保持部を手で持って保持し、撹拌棒を加液物の中に入れて縦、横、斜め方向など、任意の方向に移動させて撹拌を行う。撹拌の進行によって粉体への液の浸透が進み、粉体成分の変化による粘性の上昇が部分的に起こり、「そぼろ」といわれる小さな塊が多数分散的に形成される。さらに撹拌が進行すると、次第に塊が集合して、全体が粘性を有する混和物が形成される。
撹拌の際、過度の負荷が生じる場合は、撹拌棒が保持部材に弾性的に支持されているため、撹拌棒の一部が後退または変形して負荷を逃がし、容器を傷つけたりすることなく、効率的に撹拌を行うことができる。また撹拌用具の保持部材および撹拌棒の材質として、加液物や混和物が付着しにくい材質を選ぶことにより、加液物や混和物が付着を防止して作業性を高くすることができる。
こうして撹拌の継続により、次第に粉体と液の混和が進行して、全体が粘性を有する混和物が形成される。こうして形成される混和物は、混捏工程において混捏して混捏食品が得られる。
粉体の加液物の混捏物は、粉体の加液物を押圧部材により、受け部材との間で押圧して混捏することにより得られる。押圧部材による押圧に伴って、押圧部材と受け部材間の混捏物を受け部材の他の部分に移動させ、押圧部材が受け部材に接触する前に、受け部材との間に間隔を保って押圧部材の押圧を停止し、その後受け部材の他の部分に移動した混捏物を押圧部材により同様に押圧し、上記の押圧を反復的に行って粉体の加液物を混捏することにより、混捏食品に適した混捏物を得ることができる。
そば粉はグルテンを形成する成分を含まないため、混捏によりグルテンは形成しないので、小麦粉製品のような繋ぎが得られない。手打ちの十割そばで麺が切れない程度の繋ぎが得られるのは、水溶性のアルブミンやグロブリンの弱い架橋、澱粉の水素結合により、分子間の弱い結合が得られるためと推測される。そば粉に水などの液状物を加えて得られる加液物に押圧を繰り返していくと、澱粉の分子間結合の生成により加液物の粘度が高まり、繋ぎが得られるようになる。しかし回転式の混捏装置のように、強いせん断力がかかると、いったん形成された分子間結合が切断される。
このため強いせん断力がかからないように、加液物を押圧部材により受け部材との間で押圧することにより、分子間結合の生成を促す。このとき押圧に伴って押出される押圧部材と受け部材間の混捏物を受け部材の他の部分に移動させ、また押圧部材が受け部材に接触する前に、受け部材との間に間隔を保って押圧部材の押圧を停止させることにより、強いせん断力がかかることを防止できるため、いったん形成された結合が切断されるのを防止できる。
上記の混捏において、粘度が最大値を示した状態でさらに強い押圧を繰り返すと、分子間結合が切れて粘度が低下し、良好な食感などを有するそば等の混捏物が得られなくなる。そこで粘度が最大値を示した段階で強い押圧を止め、後は形状の調整程度の押圧にとどめるのが好ましい。特に香り、風味、食感などが優れた混捏製品を得るためには、加液物の混捏は、押圧部材による各回の押圧力を低圧力から高圧力に変化させ、最高圧力に達した後低圧力に変化させて混捏するのが好ましい。
上記の混捏に使用される混捏装置は、粉体の加液物を受け部材との間で押圧して混捏する押圧部材と、押圧部材で押圧された加液物を押圧に伴って、受け部材の他の部分に移動させる移動空間と、押圧部材が受け部材に接触する前に、受け部材との間に間隔を保って押圧部材の押圧を停止する機構と、受け部材の他の部分に移動した混捏物を押圧部材により同様に押圧する機構と、上記の押圧を反復的に行う機構とを含む装置が使用でき、このような装置を用いて前記のように混捏を行うことにより、混捏食品が得られる。
混捏装置は、混捏により粘度が最大値を示した段階で強い押圧を止め、後は形状の調整程度の押圧にとどめる制御装置を含むのが好ましい。特に各回の押圧力を低圧力から高圧力に変化させ、最高圧力に達した後、低圧力に変化させて混捏する制御装置を含むのが好ましい。このような制御装置で制御することにより、適度の粘弾性を有する混捏食品が得られる。
以上のとおり、本発明によれば、簡単な器具と操作により、ソバ粉などの粉末状穀物の加液物を混和する際、長時間の操作による生地の乾燥や手への付着を防止し、粉体に液が均一に分散した混和物を簡便に短時間で調製し、香り、風味、食感などが優れる混捏食品を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
図1は実施形態による撹拌用具を示し、(a)は斜視図、(b)は(c)のA−A断面図、(c)は平面図、図2は混和方法を示す断面図である。
図1において、撹拌用具1は、応力を加えるための保持部材2と、保持部材2に弾性的に支持される複数の撹拌棒3とを有する。保持部材2は、手で保持するのに適した取っ手または柄のような円筒状の保持部4、および撹拌棒3を弾性的に支持する円盤状の支持部5を有する。支持部5は、保持部4と反対側の面の周辺部に開口するスライド孔6を有する。スライド孔6にばね7を介して挿入された撹拌棒3は支持部5を通してねじ8がねじ付けられ、ばね7により支持部5に弾性的に支持されている。
混和方法は図2に示すように、容器9内に粉体の加液物11を入れ、撹拌用具1の保持部4を手で持って保持し、撹拌棒3を加液物11の中に入れて縦、横、斜め方向など、任意の方向に移動させて撹拌を行う。撹拌の際、過度の負荷が生じる場合は、撹拌棒3が保持部材2の支持部5に、ばね7により弾性的に支持されているため、撹拌棒3の一部が後退して負荷を逃がし、容器9の内面に漆塗り面10がある場合でも、容器9を傷つけたりすることなく、効率的に撹拌を行うことができる。各撹拌棒3の間隔は、粉体と液の分散により形成される加液物11の塊の直径より大きい、3〜7cm、好ましくは4〜5cm程度とすることにより、塊が撹拌棒3間をすり抜けることができ、過度の負荷と付着が生じることが少ない。
図3は他の実施形態による撹拌用具を用いる混和方法を示し、(a)は(b)のB−B断面図、(b)は撹拌用具の平面図である。この実施形態では、撹拌用具1のスライド孔6は支持部5の下側に開口するように形成され、スライド孔6の上側にばね7を介して撹拌棒3が挿入され、キャップ15で支持部5に保持されている。混和方法は図2と同様であり、撹拌の際、過度の負荷が生じる場合は、撹拌棒3が保持部材2の支持部5に、ばね7により弾性的に支持されているため、撹拌棒3の一部が後退して負荷を逃がす。
図4は別の実施形態による撹拌用具を用いる混和方法を示し、(a)は(b)のC−C断面図、(b)は撹拌用具の平面図である。この実施形態では、撹拌用具1のスライド孔6は支持部5の下側に開口するように形成されている。撹拌棒3は支持部3aと撹拌部3bからなり、支持部3aがスライド孔6に挿入されてねじ12により固着され、その下端部に撹拌部3bがばね7により弾性的に支持され、ばね7の周囲が軟質チューブ13で覆われている。混和方法は図2とほぼ同様であるが、撹拌の際、過度の負荷が生じる場合は、撹拌棒3の支持部3aに撹拌部3bがばね7により弾性的に支持されているため、一部の撹拌棒3の撹拌部3bが後退および傾いてして負荷を逃がす。
図5は図1ないし図4の撹拌用具1で撹拌した加液物11の混捏に適した混捏装置の正面図である。混捏装置20は、伸べ台21上に保護シート22を介して、取付装置23および固着具24により着脱可能に取り付けられる支持ばね25の先端にレバー26が固着具27により取り付けられており、レバー26には取付部材28および変角可能な玉継手29を介して押圧部材30が伸べ台21に向けて前進、後退するように取り付けられている。31は支持台である。
図5の混捏装置20では、混捏物(加液物)32を乾燥防止シート33に収容して伸べ台21上の保護シート22上に置いてレバー26を押し下げると、押圧部材28が下降して加液混捏物32を押圧する。押圧部材30による押圧に伴って混捏物32が伸べ台21の他の部分に移動するので、乾燥防止シート33を引張って別の部分を押圧位置に移動させる。そして押圧部材30を下降させることにより同様に押圧する。上記の押圧を反復的に行って加液物を混捏して、混捏物32を含む混捏食品、またはこの混捏食品を含む加工食品を製造する。
実施形態による撹拌用具を示し、(a)は斜視図、(b)は(c)のA−A断面図、(c)は平面図である。 混和方法を示す断面図である。 他の実施形態による撹拌用具を用いる混和方法を示し、(a)は(b)のB−B断面図、(b)は撹拌用具の平面図である。 別の実施形態による撹拌用具を用いる混和方法を示し、(a)は(b)のC−C断面図、(b)は撹拌用具の平面図である。 混捏装置の正面図である。
符号の説明
1 撹拌用具
2 保持部材
3 撹拌棒
3a 支持部
3b 撹拌部
4 保持部
5 支持部
6 スライド孔
7 ばね
8、12 ねじ
9 容器
10 漆塗り面
11 加液物
13 軟質チューブ
15 キャップ
20 混捏装置
21 伸べ台
22 保護シート
23 取付装置
24、27 固着具
25 支持ばね
26 レバー
28 取付部材
29 玉継手
30 押圧部材
31 支持台
32 混捏物(加液物)
33 乾燥防止シート

Claims (8)

  1. 粉体の加液物を混和および混捏して混捏食品を製造する方法であって、
    応力を加えるための保持部材と、保持部材に弾性的に支持される複数の撹拌棒を有する撹拌用具を用いて、容器内において粉体の加液物を撹拌して、粉体に液が均一に分散した混和物を形成する混和工程、および
    混和物を混捏して粘性を有する混捏食品を得る混捏工程
    を含む混捏食品の製造方法。
  2. 撹拌用具は、複数の撹拌棒がばねにより保持部材に弾性的に支持され、過度の負荷が生じる場合は、撹拌部の一部が後退または変形して粉体の加液物を混和する請求項1記載の方法。
  3. 撹拌用具は、撹拌棒の間隔が粉体と液の分散により形成される塊の直径より大きく、塊が撹拌棒間をすり抜けるように粉体の加液物を混和する請求項1または2記載の方法。
  4. 粉体の加液物を混和および混捏して混捏食品を製造する際、容器内において粉体の加液物を撹拌して、粉体に液が均一に分散した混和物を形成するための撹拌用具であって、
    応力を加えるための保持部材と、
    保持部材に弾性的に支持される複数の撹拌棒と
    を有する撹拌用具。
  5. 複数の撹拌棒がばねにより保持部材に弾性的に支持された請求項4記載の撹拌用具。
  6. 撹拌棒の間隔が、粉体と液の分散により形成される塊の直径より大きく、塊が撹拌棒間をすり抜けるようにされた請求項4または5記載の撹拌用具。
  7. 請求項1ないし3のいずれかに記載の方法によって製造された混捏食品。
  8. 請求項7記載の混捏食品を含む加工食品。
JP2003361236A 2003-09-12 2003-09-12 混捏食品の製造方法、撹拌用具および混捏食品 Pending JP2005087186A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003361236A JP2005087186A (ja) 2003-09-12 2003-09-12 混捏食品の製造方法、撹拌用具および混捏食品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003361236A JP2005087186A (ja) 2003-09-12 2003-09-12 混捏食品の製造方法、撹拌用具および混捏食品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005087186A true JP2005087186A (ja) 2005-04-07

Family

ID=34463467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003361236A Pending JP2005087186A (ja) 2003-09-12 2003-09-12 混捏食品の製造方法、撹拌用具および混捏食品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005087186A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011526524A (ja) * 2008-07-01 2011-10-13 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 攪拌器及び攪拌器を備えた混合装置
KR20180135193A (ko) * 2017-06-12 2018-12-20 주식회사농심 유탕면 제조용 돌출면선 감소장치
CN110839669A (zh) * 2019-11-27 2020-02-28 湖南省爱尚乐心食品有限公司 一种和面升降搅拌机构

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011526524A (ja) * 2008-07-01 2011-10-13 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 攪拌器及び攪拌器を備えた混合装置
KR20180135193A (ko) * 2017-06-12 2018-12-20 주식회사농심 유탕면 제조용 돌출면선 감소장치
KR101991828B1 (ko) 2017-06-12 2019-09-30 주식회사농심 유탕면 제조용 돌출면선 감소장치
CN110839669A (zh) * 2019-11-27 2020-02-28 湖南省爱尚乐心食品有限公司 一种和面升降搅拌机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1853501A (zh) 快餐面类及其制造方法
EP2612559A1 (en) Instant dried noodles and process for producing the same
JP2007215401A (ja) うるち米を主原料とする加工食品を製造するためのプレミックス粉
JP2005218409A (ja) ドウ組成物
CH684775A5 (fr) Pâtes de riz.
Tunç et al. Improving rheological and baking properties of gluten-free breads using defatted hazelnut flour with various gums
JP2005087186A (ja) 混捏食品の製造方法、撹拌用具および混捏食品
WO2001047379A1 (fr) Procede et dispositif de fabrication d'un produit alimentaire a texture interne alveolee - application au pain sans gluten
JP4626767B2 (ja) 改質澱粉およびそれを原料とする麺類
JP4492255B2 (ja) 大豆蛋白含有菓子
JP6784501B2 (ja) 焼成食品生地および焼成食品生地の製造方法、並びに焼成食品および焼成食品の製造方法
JP2013066462A (ja) 麺スナック菓子の製造方法、麺スナック菓子
JP4666993B2 (ja) 低炭水化物麺
JP6126452B2 (ja) 冷凍ドーナツ生地および該冷凍ドーナツ生地を用いたドーナツ
JP2017055672A (ja) 餃子の皮の製造方法
JP2003052341A (ja) たこ焼きミックス
JP4246255B1 (ja) 大豆発酵食品およびその製造方法
JP2009060848A (ja) ドーナツ様食品の製造法
JP2020031575A (ja) パン様食品、その製造方法およびパン様食品生地
JP6386249B2 (ja) 麺類の製造方法
JP2018019637A (ja) ドーナツ用ミックス及びドーナツの製造方法
KR102481392B1 (ko) 만두피 반죽 제조용 조성물 및 이의 용도
JP2019017307A (ja) シュー生地用ミックス、シュー生地、及びシュー皮の製造方法
JP2004248567A (ja) 菓子の製造方法並びに菓子用プレミックス
JP2019058135A (ja) 生地食品用品質改良剤及び生地食品用ミックス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060801

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060920

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20061011

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080311