JP2002344512A - デジタル通信システム用受信装置、そのためのコンピュータプログラム及びそれを記録した記録媒体 - Google Patents

デジタル通信システム用受信装置、そのためのコンピュータプログラム及びそれを記録した記録媒体

Info

Publication number
JP2002344512A
JP2002344512A JP2001144610A JP2001144610A JP2002344512A JP 2002344512 A JP2002344512 A JP 2002344512A JP 2001144610 A JP2001144610 A JP 2001144610A JP 2001144610 A JP2001144610 A JP 2001144610A JP 2002344512 A JP2002344512 A JP 2002344512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
error
digital data
data
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001144610A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4145023B2 (ja
Inventor
Susumu Yoshikawa
進 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Corp
Original Assignee
Toa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toa Corp filed Critical Toa Corp
Priority to JP2001144610A priority Critical patent/JP4145023B2/ja
Publication of JP2002344512A publication Critical patent/JP2002344512A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4145023B2 publication Critical patent/JP4145023B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Receiver Circuits (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤り訂正不可能なデータを含むパケットを受
信したときにもノイズを発生しないデジタル受信装置を
提供すること。 【解決手段】 アナログ信号をデジタル化してパケット
によって順に伝送するデジタル通信システムにおける受
信装置1は、データ処理部12と誤まり検出部13を備
える。誤り検出部13は、パケット内のデータに誤りが
あるか否かを検出する。データ処理部12は、誤り検出
部13がパケット内のデータに誤りを検出しないときに
は、該パケットのデータを再生するとともに、誤り検出
部13が、或る時点のパケットが誤りを持つデータを含
む不要パケットであることを検出したとき、不要パケッ
トの直前に受信したパケットのデータがゼロクロスした
時点から不要パケットの直後に受信したパケットのデー
タがゼロクロスする時点までの期間、ゼロのレベルのデ
ータを再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音声信号等の原
アナログ信号をデジタル形式で伝送するためのデジタル
通信システムに最適な受信装置、そのためのコンピュー
タプログラム及びそれを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】音声等のアナログ信号をデジタル形式で
伝送する場合、通信路でデータに誤りが発生することが
あり、こうしたデータを受信して再生した際には、耳障
りなノイズが出力されてしまう。これを防止するため、
従来から、受信側に誤り訂正や誤り検出の機能を持たせ
るようにしているが、訂正可能なレベル以上の誤りが生
じたときには、依然としてノイズが出力されてしまうと
いう問題があった。こうした問題は高度の誤り訂正技術
を採用することで改善可能であるが、そのためには、誤
り訂正のためのデータを付加しなければならないのでデ
ータ量が増大し、それに伴なう複雑な処理を必要とする
という問題が生じる。
【0003】一方、デジタル通信においては、データを
所定の単位のパケットに分割して伝送するパケット通信
システムが一般に用いられている。このシステムにおい
ては、基本的に、パケット単位でデータを処理するた
め、同じ宛先アドレスを有するパケットを順に受信して
配列し、元のデジタル・データを再生する処理を行った
後、該データをアナログ形式に変換して再生することが
必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、こうした
課題を解決するために提案されたものであり、この発明
は、誤り訂正不可能なデジタルデータを含むパケットを
受信したときにもノイズを発生しない受信装置と、その
ためのコンピュータプログラム及び記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、アナログ信号をデジタル化し
たデジタルデータをパケットによって順に伝送するデジ
タル通信システムにおける受信装置であって、前記パケ
ットに含まれるデジタルデータに誤りがあるか否かを検
出する誤り検出手段と、前記誤り検出手段が前記パケッ
トに含まれるデジタルデータに誤りを検出しないときに
は、該パケットに含まれるデジタルデータをアナログ変
換するとともに、前記誤り検出手段が、或る時点の前記
パケットが誤りを持つデジタルデータを含む不要パケッ
トであることを検出したときには、前記不要パケットの
直前に受信したパケットのデジタルデータがゼロクロス
した時点から前記不要パケットの直後に受信したパケッ
トのデジタルデータがゼロクロスする時点までの期間、
レベルがゼロのデジタルデータをアナログ変換するデー
タ変換手段と、を具備することを特徴とする受信装置、
を提供する。
【0006】また、上記の目的を達成するため、請求項
2の発明は、アナログ信号をデジタル化したデジタルデ
ータをパケットによって順に伝送するデジタル通信シス
テムにおける受信装置であって、前記パケットに含まれ
るデジタルデータに誤りがあるか否かを検出する誤り検
出手段と、順に受信される前記パケットに含まれるデジ
タルデータをアナログ信号に変換するデータ変換手段で
あって、前記誤り検出手段が、或る時点の前記パケット
が誤りを持つデジタルデータを含む不要パケットである
ことを検出したときには、前記アナログ信号のレベル
を、前記不要パケットの直前に受信したパケットのデジ
タルデータがゼロクロスした時点から前記不要パケット
の直後に受信したパケットのデジタルデータがゼロクロ
スする時点までの期間、レベルをゼロとするデータ変換
手段と、を具備することを特徴とする受信装置、を提供
する。
【0007】請求項3の発明は、前記誤り検出手段に、
前記パケットが訂正可能な誤りを持つデジタルデータを
含むことを検出したとき当該デジタルデータに誤り訂正
処理を行う手段を設けるようにしたものである。
【0008】請求項4の発明は、請求項1〜3の発明の
いずれかにおける受信装置において、前記デジタル通信
システムが、リアルタイム処理を必要とする通信形態を
含むことを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、アナログ信号をデジタ
ル化したデジタルデータをパケットによって順に伝送す
るデジタル通信システムにおける受信装置に用いるコン
ピュータを、前記パケットに含まれるデジタルデータに
誤りあるか否かを検出する誤り検出手段、及び、前記誤
り検出手段が前記パケットに含まれるデジタルデータに
誤りを検出しないときには、該パケットに含まれるデジ
タルデータをアナログ変換するとともに、前記誤り検出
手段が、或る時点の前記パケットが誤りを持つデジタル
データを含む不要パケットであることを検出したときに
は、前記不要パケットの直前に受信したパケットのデジ
タルデータがゼロクロスした時点から前記不要パケット
の直後に受信したパケットのデジタルデータがゼロクロ
スする時点までの期間、レベルがゼロのデジタルデータ
をアナログ変換するデータ変換手段、として機能させる
ことを特徴とするプログラム、を提供する。
【0010】同様に、請求項6の発明は、アナログ信号
をデジタル化したデジタルデータをパケットによって順
に伝送するデジタル通信システムにおける受信装置であ
って、前記パケットに含まれるデジタルデータに誤りが
あるか否かを検出する誤り検出手段、及び、順に受信さ
れる前記パケットに含まれるデジタルデータをアナログ
信号に変換するデータ変換手段であって、前記誤り検出
手段が、或る時点の前記パケットが誤りを持つデジタル
データを含む不要パケットであることを検出したときに
は、前記アナログ信号のレベルを、前記不要パケットの
直前に受信したパケットのデジタルデータがゼロクロス
した時点から前記不要パケットの直後に受信したパケッ
トのデジタルデータがゼロクロスする時点までの期間、
レベルをゼロとするデータ変換手段、して機能させるこ
とを特徴とするプログラム、を提供する。
【0011】請求項7の発明は、請求項5又は6の発明
におけるプログラムにおいて、前記デジタル通信システ
ムが、リアルタイム処理を必要とする通信形態を含むこ
とを特徴とする。
【0012】請求項8の発明は、請求項5〜7の発明の
いずれかにおけるプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るデジタル通
信用受信装置の一つの実施の形態の構成と動作を説明す
る。図1は、この発明に係るデジタル通信用受信装置の
一つの実施の形態の基本的構成を示す図である。同図に
おいて、送信側はアナログ音声信号をデジタル化し、そ
のデジタル信号をパケットにして順に受信側に送信す
る。こうして送信側から無線又は有線で伝送されて来る
パケットを受信する受信装置1は受信部11、データ処
理部12、誤り検出部13、メモリ14及びデジタル/
アナログ(D/A)変換部15とを備える。以下、この
受信装置1の動作の概要を説明する。
【0014】受信部11は、当該受信装置1のアドレス
をヘッダー部分に含むパケットを伝送路(図示せず)か
ら取り出し、取り出したパケットを正しい順番に配列し
たパケット列を再生して出力する。受信部11で再生さ
れたパケット列はデータ処理部12及び誤り検出部13
へ送られる。そこで、データ処理部12は受け取ったパ
ケット列からデジタル・データを作成し、必要に応じて
誤り訂正を行ってから、その出力をD/A変換部15に
書き込む。また、誤り検出部13は、受信部11から出
力されるパケット列のうちの各パケットのデータに誤り
が存在するか否かを判定し、その判定結果をデジタル処
理部12へ通知する。
【0015】メモリ14は、受信部11から1つのパケ
ットを受け取り、該パケットを2パケット長に相当する
時間だけ記憶した後にデータ処理部12へ読み出すよう
動作する。データ処理部12から出力されたデジタル・
データはD/A変換部15によってアナログ信号へ変換
されて受信装置1の出力として外部へ提供される。
【0016】こうした構成により、図1の受信装置1
は、受信したパケットが誤りを含んでいないと誤り検出
部13が検出したときには、受信したパケットのデータ
をアナログ信号へ変換して再生し、受信したパケットが
誤りを含んでいることを誤り検出部13が検出したとき
には、誤りを含むパケットのデジタルデータと該パケッ
トの前後に受信されたパケットの一部分のデジタルデー
タとを、ゼロレベルなどの所定の一定の低レベルのアナ
ログ信号で再生する。これにより、誤りを含んだデジタ
ルデータが再生されるのを防止することができ、ノイズ
の発生が防止される。
【0017】以下、図2及び図3を用いて、受信装置1
の動作を、或る時点に受信されたパケットが2パケット
時間後にアナログ信号として再生される場合について詳
細に説明する。なお、ここでは、k番目のパケットをパ
ケット(k)と記すことにする。まず、送信側では、図
2の(イ)に示すアナログ波形の音声信号がデジタル化
される。ここで、原音を縦線で区切った部分A、B及び
Cをアナログ/デジタル変換したデータが送信側からそ
れぞれパケット(n)、パケット(n+1)、パケット
(n+2)によって受信装置1へ順に送信されて来たと
する。
【0018】或る時点tにおいてパケット(n)が受信
部11によって受信されパケット(n)に誤りのないこ
とが誤り検出部13によって確認され、パケット(n)
がメモリ14に記憶されているとする。そこで、その時
点tから1パケット時間だけ後の時点t+1に、ステッ
プ21において、受信部11がパケット(n+1)を受
信すると、該パケットはデータ処理部12及び誤り検出
部13に送られ、誤り検出部13はステップ22におい
てパケット(n+1)のデータに誤りが含まれているか
否かを検査する。検査の結果、誤り検出部13がパケッ
ト(n+1)に誤りが含まれていないと判定したとき、
その判定結果がデータ処理部12へ通知される。これを
受けて、データ処理部12はメモリ13からパケット
(n)のデータを読み出してD/A変換部15に書き込
むとともにメモリ14にパケット(n+1)のデータを
記憶させる(ステップ23)。
【0019】次いで、時点t+1よりも1パケット時間
だけ後の時点t+2に、受信部11がパケット(n+
2)を受信する(ステップ24)と、誤り検出部13は
パケット(n+2)のデータに誤りがないかどうか判定
し、当該データに誤りがないと判定したとき、その判定
結果をデータ処理部12へ通知する。これを受けて、デ
ータ処理部12はメモリ14からパケット(n+1)の
データを読み出してD/A変換部15へ書き込むととも
にパケット(n+2)のデータをメモリ14に書き込む
(ステップ25)。これと並行して、D/A変換部15
はパケット(n)のデータをアナログ信号に変換して再
生する。
【0020】その後、時点t+2よりも1パケット時間
だけ後の時点t+3に受信部11はステップ26におい
てパケット(n+3)を受信し、以後、同様に、受信さ
れるパケットのデータに訂正不能な誤りがないときに
は、時間的に1パケット時間だけ前のパケットのデータ
がメモリ14から読み出されてD/A変換部15に書き
込まれ、その1パケット時間後にアナログ音声信号とし
て再生される。
【0021】しかし、ステップ22において、パケット
(n+1)のデータに誤りがあると判定したとき、ステ
ップ27において誤り検出部13はパケット(n+1)
のデータが正しいデータに再生可能か否か、つまり、誤
り訂正可能かどうかを判定する。ステップ27における
判定の結果、誤り検出部13が誤り訂正が可能であると
判定したとき、ステップ28においてデータ処理部12
はパケット(n+1)のデータの誤りを訂正する。そこ
で、データ処理部12はステップ23においてメモリ1
4からパケット(n)を読み出してD/A変換部15に
書き込むとともに、誤り訂正されたパケット(n+1)
をメモリ14に書き込む。以後、上で説明したように、
ステップ24、25、26が実行される。
【0022】一方、時点t+1に受信したパケット(n
+1)のデータが誤り訂正不可能なものであると誤り検
出部13がステップ27において判定したとき、ステッ
プ29においてデータ処理部12はメモリ14からパケ
ット(n)のデータを読み出す。この読み出し期間中
に、データ処理部12は、パケット(n)のデータに所
定回数目の(図2では1回目の)立上り方向の(即ち、
中間レベルよりも低いレベルから高いレベルへ移行する
際の)ゼロクロスが生じたか否かを監視し、こうしたゼ
ロクロスが生じたことを検出すると、その検出時点以後
のパケット(n)のレベルをゼロに変換するように、パ
ケット(n)のデータを加工する。
【0023】なお、音声通信の場合、音声周波数が例え
ば100Hzであるとすると、10ミリ秒(=1/10
0)の期間に2回、ゼロクロスが生じる。したがって、
この発明においては、再生帯域の下限の周波数において
1個のパケットに1回又はそれ以上の回数だけゼロクロ
スが生じるように、パケットのサイズを適切に設定する
ことが必要である。
【0024】ステップ29において説明したようにして
生成されたパケット(n)のデータは、ステップ30に
おいて、D/A変換部15に書き込まれるとともにパケ
ット(n+1)のデータがメモリ14に記憶される。そ
の結果、受信部11がパケット(n+2)を受信してい
る期間に、D/A変換部15からは、図2の(ロ)に
A’で示すような、パケット(n)の立上り方向のゼロ
クロス時点以降はゼロレベルになるアナログ波形が出力
される。
【0025】その後、時点t+2に、受信部11がステ
ップ31においてパケット(n+2)を受信し、誤り検
出部13がパケット(n+2)のデータには誤りがない
と判定したとき、ステップ32においてデータ処理部1
2はメモリ14からパケット(n+1)のデータを読み
出す。この読み出しの際、データ処理部12はパケット
(n+1)の全部のデータのレベルをゼロに変換し、こ
れをD/A変換部15に書き込む。これと並行してメモ
リ14にはパケット(n+2)のデータが記憶される。
こうしたステップ32におけるパケット(n+1)に対
する操作の結果、D/A変換部15からは、図2の
(ロ)のB’で示すような、レベルがゼロの出力が生成
される。
【0026】次の時点t+3に受信部11がステップ3
3においてパケット(n+3)を受信し、誤り検出部1
3がパケット(n+3)のデータには誤りがないと判定
したとき、ステップ34においてデータ処理部12はメ
モリ14からパケット(n+2)のデータを読み出す。
この読み出しの際、データ処理部12はパケット(n+
2)のデータを、読み出したパケット(n+2)のデー
タが所定回数目(図2では1回目)の立上り方向のゼロ
クロスを検出するまで、レベルがゼロであるよう生成
し、こうして生成されたパケット(n+2)のデータを
ステップ35においてD/A変換部15に書き込む。こ
れと並行して、パケット(n+3)のデータがメモリ1
4に記憶される。
【0027】ステップ34におけるパケット(n+2)
のデータに対する操作の結果、D/A変換部15から
は、図2の(ロ)にC’で示すアナログ波形が出力され
る。この場合、データ処理部12は、誤りを含むパケッ
ト(n+1)の直前のパケット(n)の立上り方向のゼ
ロクロスを検出したことに対応して、パケット(n+
1)の直後のパケット(n+2)のデータについても、
立上り方向のゼロクロスを生じた時点を検出する。これ
により、最終的に受信装置1から出力される音声が一層
自然に聞こえるようになる。
【0028】以上の処理を実現するため、データ処理部
12は、メモリ14から読み出されたデータを可変利得
回路(図示せず)を介してD/A変換部15へ書き込む
よう構成される。この可変利得回路のゲインは、誤り検
出部13の判定結果に応じて制御される。即ち、ステッ
プ29においては、可変利得回路のゲインは立上り方向
のゼロクロスが検出された後はゼロとされ、ステップ3
2においてパケット(n+1)のデータをメモリ14か
ら読み出している期間は、可変利得回路のゲインはゼロ
に保持され、ステップ34においては、可変利得回路の
ゲインは立上り方向のゼロクロスが検出されるまでゼロ
に保持される。これにより、メモリ14から読み出され
るパケットのデータレベルが特定の期間のみゼロとされ
るので、D/A変換部15の出力として、図2の(ロ)
に示すようなアナログ波形A’、B’及びC’を得るこ
とができる。
【0029】以上説明した動作を行うデータ処理部12
及び誤り検出部13は、慣用されているマイクロコンピ
ュータを適切にプログラミングすることにより容易に実
現することができ、格別のハードウェアを用意する必要
はない。
【0030】以上、この発明に係るデジタル音声通信用
の一つの実施の形態を説明したが、この発明はこうした
実施の形態に限定されるものではない。例えば、これま
での説明では、データ処理部12は誤り検出部13によ
る判定結果を受けて、メモリ14から読み出されたデジ
タルデータのレベルを変更するため、可変利得回路を有
するものとしたが、こうしたデジタル領域でのゲインコ
ントロールに代えて、誤り検出部13の判定結果に応じ
て、D/A変換部15から出力されたアナログ信号のレ
ベルを変えるよう制御するようにしてもよい。
【0031】また、上記の実施の形態においては、パケ
ットのデータに訂正不可能な誤りが含まれているとき、
当該パケットのデータのレベルをゼロにしたが、受信装
置から耳障りなノイズが再生されない限り、ゼロレベル
に代えて他の任意の低レベルを採用してもよい。
【0032】更に、この発明は、音声伝送や動画伝送の
ような、滞りなくデータの送受信を行うことを必要とす
る通信形態、すなわち、リアルタイム処理が必要な通信
形態に適用するのに好適である。その中でも、無線通信
など、伝送中に誤りの起こり易い通信形態に適用するの
に好適である。
【0033】加えて、上記の実施の形態においては、図
3のステップ28に示すように、パケットのデータに含
まれる誤りが訂正可能であれば、誤り訂正を行うものと
したが、これに代えて、誤り検出部13が誤り検出のみ
を行い、誤り訂正を行わない構成とすることにより、受
信装置のコストを低減することができる。
【0034】
【発明の効果】以上、この発明に係るデジタル通信用受
信装置の一つの実施の形態を説明したところから理解さ
れるように、この発明は、(1)ハードウェアの追加が
不要で、ソフトウェア処理も単純であるため、安価に実
現することができる、(2)通信経路の状態が悪く、連
続してパケットが誤り訂正不能な状態となったとして
も、受信装置は無音状態を続けるだけであり、耳障りな
ノイズを発生することがない、(3)リアルタイム処理
を必要とする通信、特に、無線通信など、伝送中に誤り
が起こり易い通信形態に好適である、等の格別の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るデジタル音声通信システム用受
信装置の一つの実施の形態を概略的に示す図である。
【図2】図1のシステムにおける、誤まりを含むパケッ
トの前後のパケットの処理を説明するための図である。
【図3】図1のシステムにおける、誤まりを含むパケッ
トの前後のパケットの処理手順を示すフロー図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C026 DA04 DA21 5C061 BB03 CC03 5K014 AA01 EA00 GA01 HA05 5K030 GA11 GA18 HA08 HB01 JA05 JT01 KA19 LA01 LA06 MA04 MB04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号をデジタル化したデジタル
    データをパケットによって順に伝送するデジタル通信シ
    ステムにおける受信装置であって、 前記パケットに含まれるデジタルデータに誤りがあるか
    否かを検出する誤り検出手段と、 前記誤り検出手段が前記パケットに含まれるデジタルデ
    ータに誤りを検出しないときには、該パケットに含まれ
    るデジタルデータをアナログ変換するとともに、前記誤
    り検出手段が、或る時点の前記パケットが誤りを持つデ
    ジタルデータを含む不要パケットであることを検出した
    ときには、前記不要パケットの直前に受信したパケット
    のデジタルデータがゼロクロスした時点から前記不要パ
    ケットの直後に受信したパケットのデジタルデータがゼ
    ロクロスする時点までの期間、レベルがゼロのデジタル
    データをアナログ変換するデータ変換手段と、を具備す
    ることを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 アナログ信号をデジタル化したデジタル
    データをパケットによって順に伝送するデジタル通信シ
    ステムにおける受信装置であって、 前記パケットに含まれるデジタルデータに誤りがあるか
    否かを検出する誤り検出手段と、 順に受信される前記パケットに含まれるデジタルデータ
    をアナログ信号に変換するデータ変換手段であって、前
    記誤り検出手段が、或る時点の前記パケットが誤りを持
    つデジタルデータを含む不要パケットであることを検出
    したときには、前記アナログ信号のレベルを、前記不要
    パケットの直前に受信したパケットのデジタルデータが
    ゼロクロスした時点から前記不要パケットの直後に受信
    したパケットのデジタルデータがゼロクロスする時点ま
    での期間、レベルをゼロとするデータ変換手段と、を具
    備することを特徴とする受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の受信装置であっ
    て、 前記誤り検出手段が、前記パケットが訂正可能な誤りを
    持つデジタルデータを含むことを検出したとき当該デジ
    タルデータに誤り訂正処理を行う手段を備えることを特
    徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 前記デジタル通信システムが、リアルタ
    イム処理を必要とする通信形態を含むことを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれか一つに記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 アナログ信号をデジタル化したデジタル
    データをパケットによって順に伝送するデジタル通信シ
    ステムにおける受信装置に用いるコンピュータを、 前記パケットに含まれるデジタルデータに誤りがあるか
    否かを検出する誤り検出手段、及び、 前記誤り検出手段が前記パケットに含まれるデジタルデ
    ータに誤りを検出しないときには、該パケットに含まれ
    るデジタルデータをアナログ変換するとともに、前記誤
    り検出手段が、或る時点の前記パケットが誤りを持つデ
    ジタルデータを含む不要パケットであることを検出した
    ときには、前記不要パケットの直前に受信したパケット
    のデジタルデータがゼロクロスした時点から前記不要パ
    ケットの直後に受信したパケットのデジタルデータがゼ
    ロクロスする時点までの期間、レベルがゼロのデジタル
    データをアナログ変換するデータ変換手段、として機能
    させることを特徴とするプログラム。
  6. 【請求項6】 アナログ信号をデジタル化したデジタル
    データをパケットによって順に伝送するデジタル通信シ
    ステムにおける受信装置であって、 前記パケットに含まれるデジタルデータに誤りがあるか
    否かを検出する誤り検出手段、及び、 順に受信される前記パケットに含まれるデジタルデータ
    をアナログ信号に変換するデータ変換手段であって、前
    記誤り検出手段が、或る時点の前記パケットが誤りを持
    つデジタルデータを含む不要パケットであることを検出
    したときには、前記アナログ信号のレベルを、前記不要
    パケットの直前に受信したパケットのデジタルデータが
    ゼロクロスした時点から前記不要パケットの直後に受信
    したパケットのデジタルデータがゼロクロスする時点ま
    での期間、レベルをゼロとするデータ変換手段、として
    機能させることを特徴とするプログラム。
  7. 【請求項7】 前記デジタル通信システムが、リアルタ
    イム処理を必要とする通信形態を含むことを特徴とす
    る、請求項5又は6に記載のプログラム。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれか一つに記載され
    たプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
JP2001144610A 2001-05-15 2001-05-15 デジタル通信システム用受信装置、そのためのコンピュータプログラム及びそれを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP4145023B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001144610A JP4145023B2 (ja) 2001-05-15 2001-05-15 デジタル通信システム用受信装置、そのためのコンピュータプログラム及びそれを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001144610A JP4145023B2 (ja) 2001-05-15 2001-05-15 デジタル通信システム用受信装置、そのためのコンピュータプログラム及びそれを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002344512A true JP2002344512A (ja) 2002-11-29
JP4145023B2 JP4145023B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=18990529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001144610A Expired - Fee Related JP4145023B2 (ja) 2001-05-15 2001-05-15 デジタル通信システム用受信装置、そのためのコンピュータプログラム及びそれを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4145023B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP4145023B2 (ja) 2008-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910002980B1 (ko) 이득 제어 장치
US7711444B2 (en) Audio input/output control apparatus and audio input/output control method
JPS5938912A (ja) Pcmオ−デイオエラ−補正回路
US5757825A (en) Digital signal processing for controlling error correction based on the state of the control bit
JP3552667B2 (ja) 通信システム及び通信プログラムを記録した記録媒体
JPH05344101A (ja) データ再生装置
JP4145023B2 (ja) デジタル通信システム用受信装置、そのためのコンピュータプログラム及びそれを記録した記録媒体
JP2004221951A (ja) 伝送データのジッター補正方法
JP2002344431A (ja) デジタル通信システム用受信装置、そのためのコンピュータプログラム及びそれを記録した記録媒体
JP4191868B2 (ja) 再生装置および再生方法
JP2002344513A (ja) デジタル通信システム用受信装置、そのためのコンピュータプログラム及びそれを記録した記録媒体
JP4778872B2 (ja) 楽音出力装置
JP2002297193A (ja) デジタルオーディオデータ出力装置
JP2906619B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2007006155A (ja) 電力線通信システム、電力線通信用のデータ送信装置及びデータ受信装置、電力線通信方法並びに電力線通信システムの制御プログラム
JP3252681B2 (ja) ディジタルデータ出力装置
JP2007036759A (ja) ワイヤレスオーディオ伝送システム、ワイヤレスオーディオ受信装置およびワイヤレスオーディオ送信装置
JPH01311643A (ja) デジタル信号の時間軸補正回路
JP2003348023A (ja) パケット通信におけるノイズ低減の方法および装置
JP3067309B2 (ja) 雑音除去装置
JP3318784B2 (ja) データ記録装置及び記録再生装置
JPH08116314A (ja) 音声信号復号装置
JPS63307500A (ja) 録音編集合成装置
JP2778274B2 (ja) 静止画像伝送方式
JPH08190767A (ja) 再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4145023

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140627

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees